802.11a 無線を介してクライアント トラフィックを受け入れるようメッシュ アクセス ポイントでバックホールを設定できます。この機能は、コントローラの GUI の Backhaul Client Access（[Monitor] > [Wireless]）で識別できます。この機能が無効な場合、バックホール トラフィックは 802.11a または 802.11a/n 無線を介してのみ伝送され、クライアント アソシエーションは 802.11b/g または 802.11b/g/n 無線を介してのみ許可されます。設定の詳細については、159 ページの「拡張機能の設定」の項を参照してください。

（注）	リリース 8.2 以降では、2.4 GHz でもバックホールがサポートされます。

1562 は、8.4 リリースでメッシュをサポートしました。1542 AP（1542D および 1542I）モデルは、8.5 リリースでメッシュをサポートしました。Flex Mesh はプラットフォームに依存しない機能であり、1542 に基づいて設計された Flex Mesh は 1562 にも適用できるため、これらすべての AP は Flex Mesh をサポートできます。

Flex Mesh 機能は、リリース 8.8 以前でも IOS ベースのメッシュ AP でサポートされていますが、リリース 8.8 では、この機能が COS ベースのメッシュ AP で公式サポートされ、リリース 8.8 以降で TAC のサポート対象になりました。また、IPv6 も COS ベースのメッシュ AP でサポートされるようになりました。

1542 には、2 つの新しい SKU が開発されています。8.5 でリリースされた AP1540 シリーズは、ほとんどの技術要件を満たしていますが、外部アンテナはありません。AP1542E2 および AP1542E4 は 1541D/I AP のハードウェア異型です。1542E2 はデュアル バンド モード AP で、2.4 GHz（802.11b/g/n、20 MHz）と 5 GHz（802.11a/n/acW2、20/40/80 MHz）のデュアル無線、デュアルバンドです。1542E4 はシングル バンド モード AP で、2.4 G をサポートするアンテナ A と B、5 G をサポートするアンテナ C と D を備えています。これら AP は、少なくとも 2 TX & 2 RX チェーン、2 つの空間ストリームをサポートします。AP は、TX あたり、最小 22 dBm（2.4 GHz）および 24 dBm（5 GHz）の伝導送信送出電力をサポートすることが求められています。この新しいプラットフォーム用の新しい基本 PID の追加とパワー テーブルの変更は、AP と WLC の両方で実行されます。外部アンテナを備えた -D（INDIA）のパワー テーブルが新しくなっています。

上記の HW の変更により、SW にも変更が必要です。AP は、フレキシブル アンテナ ポート設定をサポートする必要があります。アンテナがサポートするモードをシングル バンドまたはデュアル バンドのいずれかにユーザが設定できるように SW が変更されています。シングル バンドまたはデュアル バンド モードは、ソフトウェアで設定できます。これは、1532 AP の設定と同様です。ユーザは、WLC CLI または GUI を使用して、アンテナ バンド モードを設定できます。

Flex Mesh COS AP は、接続モードまたはスタンドアロン モードで実行できます。FlexConnect のスタンドアロン モードには、メッシュ ネットワークのスタンドアロン機能を継承するために変更が行われます。また、本ガイドのこのセクションの下で説明する「放棄」モードと呼ばれる別のモードもあります。

COS Flex Mesh AP（ルート AP または子のメッシュ AP）は、WLC にアクセスして接続し、WLC とキープアライブ メッセージを定期的に交換できる場合、接続モードであると見なされます。このモードでは、Flex Mesh AP はローカルおよび中央でスイッチされる WLAN をサポートできます。これによって、通常のクライアントと子のメッシュ AP に接続を許可します。

COS Flex Mesh AP は、コントローラへの接続が失われてもローカル ゲートウェイにアクセスできる場合は、スタンドアロン モードにあると見なされます。このモードの COS Flex+Mesh AP は、中央でスイッチされるすべての WLAN を無効にし、ローカルにスイッチされた WLAN を起動および実行された状態に維持します。また、認証サーバがローカル ネットワークで到達可能である限り、ローカル認証を使用して、新しいクライアントがローカルにスイッチされた WLAN に接続するのを許可します。子のメッシュ AP は、このモードでの接続を許可されません。

COS Flex+Mesh AP は、ゲートウェイ IP にアクセスできなくなり、ローカル ネットワークに接続していない状態になると、放棄モードになります。考えられるシナリオは次のとおりです。

• AP がいずれの有線またはワイヤレスのアップリンクにも接続されていない。

• ワイヤレス アップリンクは確立されているが、認証されていない。

• アップリンクは確立および認証されており、IP アドレスは設定されているがゲートウェイ IP は設定されていない。

• アップリンクは確立および認証されており、IP アドレスとゲートウェイ IP も設定されているが、1 分以上たってもゲートウェイに到達できない。

子のメッシュ AP とクライアントのどちらも、このモードでの接続は許可されません。ローカルおよび中央でスイッチされる WLAN は無効になります。AP はこのモードでもアップリングをスキャニングする可能性があり、この間にビーコンは送信されません。

（注）	Flex Mesh COS AP では、放棄モードで再起動タイマーが有効になるため、スタンドアロン モードと接続モードのいずれにも移行しなければ、AP は 40 分後に再起動します。

• Flex Mesh モードの COS AP は常に放棄モードで起動します。このモードでは、アップリンク（有線または無線）をスキャンする必要があります。

• 初期段階またはゲートウェイ ローミングのシナリオ時のいずれかで新しいアップリンクが選択されると、認証に合格することが期待されるため、CAPWAP 接続を 2 分以内に確立する必要があり、そうでない場合、選択した親はブラックリストに記載されます。この機能は、通常の Mesh モード COS AP と同じです。

• Flex Mesh AP に有効な CAPWAP 接続があり、CAPWAP 接続が失われると、スタンドアロン モードに移行し、ゲートウェイが到達可能である限りスタンドアロン モードのままになります。Flex Mesh AP は、最後に成功した CAPWAP 接続に使用した IP モード（IPV6 または IPV4）およびその IP モードの GW の到達可能性を追跡します。

• スタンドアロン モードの Flex Mesh AP では、Mesh コントロールがタイマー（20 秒）を開始し、GW IP（IPV4 または IPV6）の ARP エントリを定期的に更新するほか、GW の到達可能性ステータスを Path Control Protocol（パス制御プロトコル）に問い合わせます。PCP は、対象の AP から得られたゲートウェイの到達可能性ステータスを保持しますが、これは PCP メッセージ経由でルート AP によって報告されたステータス、または対象 AP がルート AP 自身の場合はゲートウェイ IP アドレスの ARP ルックアップを実行して報告されたステータスです。GW が 1 分以上到達不能の場合、Flex Mesh AP は親をブラック リストに記載し、放棄モードに移行して新しいアップリンクを再スキャンします。

• 放棄モードを終了するには、AP は WLC に接続し、接続モードに移行する必要があります。放棄モードからスタンドアロン モードへの直接の移行はサポートされていません。今後の設計上の機能強化で検討する必要があります。

• Flex AP はスタンドアロン モードの場合、同じ親を継続し、より適切なネイバー（それが優先される親であっても）を検出することも、ローミングすることもありません。これは、セキュリティが新しい親に引き継がれることやローミングの成功が保証されていないことが理由です。セキュリティに失敗すると、候補の親が不必要にブラックリストに記載される可能性があります。スタンドアロンのローミングは、今後の設計の機能強化でスタンドアロン時のセキュリティがメッシュ AP でサポートされるようになってから検討する方がよいでしょう。

• BGN タイマーは、スタンドアロン モードでは停止します。したがって、子のメッシュ AP がスタンドアロン モードの状態で、異なる BGN の親に接続し、その後またスタンドアロン モードに戻る場合は、BGN タイマーが停止するため、子のメッシュ AP は 15 分後（BGN タイマーの有効期限）に再スキャン モードになりません。

• スタンドアロン モードでは再起動タイマーが停止するため、AP は CAPWAP 接続がない場合、40 分後に再起動しません。

• スタンドアロン モードから接続モードに戻った後は、最適なネイバー選択タイマーと BGN タイマーが再起動するため、子のメッシュ AP は最適なネイバーにローミングできます。

このモードでは、SSID が常にブロードキャストされます（永続的な SSID）。さらに、リブート後、この特殊な永続モードを有効にすると、Flex Mesh RAP はゲートウェイが到達不能の場合でも、SSID のブロードキャストを開始できる必要があります。

• ローカルにスイッチされた WLAN は config.flex ファイルに保存され、FlexConnect AP はスタンドアロン モードである限り、ローカルの WLAN SSID をブロードキャストします。

• 起動時、FlexConnect AP はゲートウェイがプロビジョニングされている場合、ローカルにスイッチされた WLAN のブロードキャストのみを開始します。

• COS FlexConnect AP は、ゲートウェイ情報がある時点で削除されると、スタンドアロン モードから移行し、ローカルにスイッチされた SSID のブロードキャストを停止し、ゲートウェイが再度プロビジョニングされるのを待機します。

• ゲートウェイがプロビジョニングされると、FlexConnect AP は再度スタンドアロン モードに移行し、ローカルにスイッチされた SSID のブロードキャストを再度開始します。

• 有効なゲートウェイがない場合、ローカル ネットワークに到達できずクライアントに接続する理由がないため、FlexConnect AP は最終的に SSID のブロードキャストを停止します。

既存の FlexConnect AP モードには、リブート時に WLAN 設定を保持したり、ローカル SSID のブロードキャストを開始できるようにしたりするための設計が含まれています。ただし、Flex RAP については、以下で説明するように NBN 導入に関する特別なスタンドアロン モード要件があります。

• Flex RAP は、ゲートウェイに到達できない場合も、直接スタンドアロン モードで起動し、SSID のブロードキャストを開始できること。

• Flex RAP は、最初に到達可能だったゲートウェイがある時点で到達不能になった場合、スタンドアロン モードを継続し、SSID をブロードキャストし続ける。

• Flex RAP は、実際のクライアントをサポートできない場合でも、AP が起動して実行中かどうかをオペレータが確認できるように SSID をブロードキャストする必要がある。

• Flex RAP は、WLAN 設定をダウンロードして config.flex に保存するために、少なくとも一度はコントローラに接続します。この WLAN は、ローカルにスイッチされた WLAN です。

• 設定は、config.flex ファイルに保存されるとリブートしても残るため、設定が消去されない限り、AP が WLC に再度接続する必要はありません。

• RAP で有線リンクを維持するために必要な新しい設定がサポートされています。この設定は、メッシュ設定ファイル、つまり「strict_wired_uplink」に保存されます。

• 次の条件が true の場合、Flex Mesh AP は、ゲートウェイに到達できない場合でも、フレックス設定ファイルに保存されているローカル WLAN をブロードキャストします。

  • AP が Flex Mesh Root AP である

  • AP の strict_wired_uplink が true に設定されている

• Flex Mesh AP を strict wired AP として設定するための新しい AP CLI コマンドがサポートされる予定です。

  # CAPWAP ap mesh strict-wired-uplink <true/false>

• 新しい設定パラメータの「strict_wired_uplink」は、ストレージ ディレクトリの config.mesh ファイルに保存されるため、リブートに関係なく永続的になります。このパラメータのデフォルト値は false になります。

• strict_wired_uplink 設定は、AP が Flex-Mesh Root AP として設定されている場合のみ有効です。その他のすべての AP モードおよびメッシュ AP ロールでは、strict_wired_uplink を設定しても有効になりません。

• strict_wired_uplink が Flex Mesh Root AP に対して true の場合：

  • メッシュの再起動時に、有線アップリンクが直ちに選択される。

  • 有線アップリンクがブラックリストに記載されることがない。

  • CAPWAP 稼動タイマーが実行されない。

  • Mesh Reboot タイマーが実行されない。

  • 有線の隣接関係の探索は、インターフェイスがダウンしていても常に true を返す。

  • ワイヤレス バックホールをアップリンクとして選択することはできない。

  • ワイヤレス バックホールをダウンリンクとして使用し、メッシュの子ノードへの接続を提供できる。

• ゲートウェイの設定チェックによる問題を避けるためには、スタティック IP およびゲートウェイを Flex RAP に設定する必要があります（単なるダミーの IP またはゲートウェイであっても）。

  • スタティック IP とゲートウェイの設定により、Flex RAP はローカル ネットワークへの接続がない場合（つまり、IP とゲートウェイをプロビジョニングする DHCP サーバがない）でも、リブート後にスタンドアロン モードに移行できます。Flex RAP は、ネットワークへの接続が何もない場合であっても、ローカルにスイッチされた SSID をブロードキャストし続けます。

  • IP とゲートウェイが有効でない場合、AP が DHCP サーバに接続されると、DHCP IP がスタティック IP 設定を上書きし、DHCP IP とゲートウェイ設定が使われます。

• 「永続的な SSID」機能を有効/無効にするシンプルな WLC CLI を提供する予定です。WLC と AP は、この設定を有効にするために通信が必要です。

• AP の「show mesh config」も、この機能の現在のステータスを表示します。

最適な環境でテストするために、永続的な SSID が設定されている、または放棄モードの RAP と通常の RAP モードの RAP を 1 つずつ用意します。クライアントを両方の RAP に接続し、RAP とコントローラの接続が失われたときの動作を確認します。

• 永続モードが有効な RAP に接続されているクライアントは SSID の送信が継続されるため、RAP への接続を維持します。

• 通常モードの RAP に接続されているクライアントは、SSID の送信が停止されるため接続を失います。

シスコの一部のお客様は、Flex+Mesh（ローカル スイッチングを使用）ツリーによって、非常に大規模な地理的領域に Cisco Wi-Fi メッシュ ソリューションを導入することを計画しています。中央集中型の WLC への有線バックホールを持つ RAP（ルート アクセス ポイント）は、ワイヤレス クライアントに対応するメッシュ ツリーを形成します。合法的傍受の機能は、管理者が集中型モニタリング システム（CMS）を設定した場合に行われる、携帯電話、固定電話、およびワイヤレス インターネット トラフィックの合法的傍受とモニタリングのプロセスです。

Flex+Mesh モードのセットアップにはメッシュ ネットワークが存在し、LI の一部として各フローのクライアント フロー情報をエクスポートできます。

RAP は NAT/PAT および LI レコードの生成を実行し、WLC 経由で LI サーバに送信します。NAT/PAT ですべてのフローのレコードが作成されます。この時点で、RAP はそのフローの Syslog レコードを作成します。RAP は、これらの Syslog パケットを CAPWAP-DATA を介して WLC に送信します。

（注）	RAP を経由しないメッシュ ツリー内のすべてのピア ツー ピア クライアント トラフィック（MAP のみがローカルに処理する）は、LI サーバへの報告対象とは見なされません。

WLC は自身の MAC および IP を含む Syslog パケットを更新し、ネットワーク内の Syslog サーバに Syslog パケットを転送します。これらのパケットは暗号化されません。

一般的なワークフローは次のとおりです。

1. 管理者は、Syslog サーバの設定を行う必要があります。

   IPv4 または IPv6 のいずれかのみがサポートされます。

   IPv6 を設定する場合は、WLC が IPv6 対応である必要があります。

   既存の「config ap syslog global」コマンドが機能します。

2. LI は、グローバルにのみ有効または無効になります。

   これに関する前提条件は、Syslog サーバの設定になります。

3. AP は、RAP で WLC から受信した syslog サーバの設定（IP アドレスおよび有効/無効）を保存します。

4. IPv4 パケットに対して NAT/PAT 交換が実行されます（内部 DHCP の場合）。

   IPv6 パケットおよび IPv4 パケットについては次のとおりです（外部 DHCP の場合）。

   1. パケットの送信元/宛先 IP/ポートに基づいてフローを特定します。

   2. FlowTable エントリにフローを保存します。

5. LI レポータ要素が以下を実行します。

   1. NAT 要素または FlowTable 要素によってプッシュされた新しいフロー レコードを受信および保存します。

   2. 定期的なタイマー（通常は 1 分）を実行します。

   3. このタイマーが期限切れになると、テーブル内のすべてのフロー レコードがフラッシュされ、v4 と v6 の両方のフローを含む syslog レコードに変換されます。次のセクションで syslog 形式が指定されます。

6. フロー作成の開始時にのみ、そのレコードが送信されます。その後、他のフロー レコードが送信されることはありません。

7. AP が syslog パケットを形成します。

8. WLC は、LI パケットかどうかを特定します。

   内容を更新します。

   IP：Dst IP：LI IP（v4 または v6）

   Source IP：Mgmt IP

   Dst Mac：GW Mac

   Source Mac：Mgmt Mac

   UDP Source Port：514

   UDP Dest Port：514

9. WLC は、内部 IP パケットに基づいて Mgmt IP を更新します。

   IPv4 の場合は、Mgmt IP が更新されます。

   IPv6 の場合は、Mgmt IPv6 が更新されます。

10. WLC は レコードを保存しません。

11. AP からの着信メッセージに関する統計情報は記録されます。

    統計情報は、WLC から syslog サーバへの送信メッセージについても記録されます。

    また、パケットが廃棄された場合はその他の統計情報も記録されます。

12. show コマンドを実行すると、常にログが表示されます。

その後、syslog レコードは WLC から受信した設定に基づいて、AP から LI サーバへの UDP/IP ヘッダー内にカプセル化されます。

syslog レコードの形式は次のとおりです。

“syslog header+’:’+ LI Header +’:’+ LI Record 1+’|’+ LI Record 2 +’|’+….”

syslog ヘッダー

• Facility：Syslog ファシリティ コード。

• Severity：Syslog 重大度。

• Timestamp：AP が Syslog メッセージを送信した時刻。これは、可読日付形式（mmm dd yyyy hh:mm:ss）で送信されます。

• Hostname：AP の名前（RAP 名）

• Tag：Tag フィールドはペイロードで送信されるメッセージのタイプを示す文字列です（AP_LI_V4_FLOW/ AP_LI_V6_FLOW）。

LI ヘッダー：

“VVTTTTTTTTMMMMMMMMMMMM”

• VV：バージョン（現在は常に「01」です）

• TTTTTTTT：このロギングが作成された秒単位の時間（16 進数値）

• MMMMMMMMMMMM：AP の MAC アドレス（RAP の MAC アドレス）

LI レコード（IPv4）：

“MMMMMMMMMMMM AAAAA’A’A’A’BBBBCCCCCCCCCC’C’C’C’C’C’C’C’DDDDDDDDTTTTTTTTHHHHHHHH”

• MMMMMMMMMMMM：クライアントの MAC アドレス（6 バイト）

• AAAA：16 進数（2 バイト）の送信元ポート

• A’A’A’A’：16 進数（2 バイト）の NAT 送信元ポート（上記の非 NAT の場合と同じです）

• BBBB：16 進数（2 バイト）の宛先ポート

• CCCCCCCC：16 進数（4 バイト）の送信元 IP アドレス

• C’C’C’C’C’C’C’C’：16 進数（4 バイト）の NAT 送信元 IP アドレス（上記の非 NAT の場合と同じです）

• DDDDDDDD：16 進数（4 バイト）の宛先 IP アドレス

• TTTTTTTT：フローが作成された秒単位の時間（4 バイト）

• HHHHHHHH：16 進数（4 バイトまたは 16 バイト）の RAP IP

LI レコード（IPv6）（NAT IP およびポートは含まれません）：

“MMMMMMMMMMMM AAAABBBB CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDTTTTTTTTHHHHHHHH”

• F：IPv4 の場合は 0、IPv6 の場合は 1

• MMMMMMMMMMMM：クライアントの MAC アドレス（6 バイト）

• AAAA：16 進数（2 バイト）の送信元ポート

• BBBB：16 進数（2 バイト）の宛先ポート

• CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC：16 進数（16 バイト）の送信元 IPv6 アドレス

• DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD：16 進数（16 バイト）の宛先 IPv6 アドレス

• TTTTTTTT：フローが作成された秒単位の時間（4 バイト）

• HHHHHHHH：16 進数（4 バイトまたは 16 バイト）の RAP IP

LI の有効化および無効化のための新しいコマンドが追加されます。

(Cisco Controller) >config flexconnect lawful-interception ?
disable        Disable Lawful-Interception.
enable         Enable Lawful-Interception.
syslog         Configure Lawful-Interception syslog.
timer          Configure Lawful-Interception timer value. Timer is periodic interval [60sec - 600sec] 

前提条件：Ap Syslog を使用するには、設定する必要があります。

1. 既存のコマンドを変更して、LI 変更を反映します。

   # config ap syslog host global <ipv4/ipv6>

   前提条件：IPv6 を設定するには、IPv6 が有効になっていて、IPv6 アドレスで管理が設定されているかどうかを確認する必要があります。

2. 統計情報を表示する新しい show コマンドがあります。

   (Cisco Controller) >show flexconnect lawful-interception ?
   summary        Display Lawful-Interception summary.
   Example of the LI show command on the controller:
   (Cisco Controller) >show flexconnect lawful-interception sum
   Lawful Interception Status: Disabled
   Lawful Interception Timer: 60       
   Lawful Interception IPv4 Addr: 192.201.1.1
   Lawful Interception IPv6 Addr: Not Configured
   

（注）	AP に設定されている LI サーバの IP とステータスを表示する show コマンドが追加されます。

AP 上の show LI コマンドの例。

AP-2802#show lawful-intercept 
Enable: false
Interval(sec): 60
AP IPv4 Address: 1.5.39.108
AP IPv6 Address: ::
Max records: 15
syslog src ip: 192.201.1.2
syslog src ipv6: ::syslog 
src mac: 00:01:02:03:04:09
extlog server ip: 0.0.0.0
extlog server ipv6: ::
extlog server mac: 00:8E:73:56:24:C7
ap name: AP-2802

(WLC)config wlan apgroup custom-web global enable/disable <apgroup_name>

(WLC)config wlan apgroup custom-web ext-webauth-url add <ext-webauth-url> <apgroup_name>

 (WLC)config wlan apgroup custom-web ext-webauth-url delete <apgroup_name>

設定されているリダイレクト URL が既存の show ダンプに表示されます。

(WLC)show wlan apgroups