Cisco Unified Communications Manager の古いバージョンでのヘッドセットの管理
Cisco Unified Communications Manager のバージョンが 12.5(1)SU1 より前である場合は、Cisco ヘッドセット 700 シリーズ をオンプレミスの電話機で使用するようにリモートで設定できます。
Cisco Unified Communication Manager バージョン 10.5(2)、11.0(1)、11.5(1)、12.0(1)、および 12.5(1) のリモート ヘッドセット設定では、Cisco ソフトウェア ダウンロード Web サイトからファイルをダウンロードし、そのファイルを編集してから Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバにアップロードする必要があります。ファイルは、JavaScript Object Notification(JSON)ファイルです。更新されたヘッドセットの設定は、TFTP サーバでのトラフィックのバックログを防ぐために、10 ~ 30 分の時間枠でエンタープライズ ヘッドセットに適用されます。
(注) |
Cisco Unified Communications Manager Administration バージョン 11.5(1)SU7 を使用して、ヘッドセットを管理および設定できます。 |
JSON ファイルを使用する際は、次の点に注意してください。
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コードにブラケットまたは角カッコがない場合、設定は適用されません。JSON フォーマッタなどのオンライン ツールを使用して、フォーマットを確認します。
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UpdatedTime の設定を現在のエポック時間に設定するか、または設定が適用されません。または、updatedTime の値を + 1 で引き上げて、以前のバージョンよりも大きくします。
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パラメータ名を変更すると設定は適用されませんので、変更しないでください。
TFTP サービスの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager and IM and Presence Service アドミニストレーション ガイド』の「デバイス ファームウェアの管理」の章を参照してください。
defaultheadsetconfig.json ファイルを適用する前に、電話機を最新のファームウェア リリースにアップグレードします。次の表では、JSON ファイルを使用して調整できるデフォルト設定について説明します。
パラメータ |
範囲 |
デフォルト |
注意 |
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アップグレード ソース(Upgrade Source) |
0(UCM とクラウド) - 1(UCM のみ) |
0 |
ダウンロード ソースが制限されます。 |
側音(Sidetone) |
0(オフ)~ 4(適応) |
0 |
ヘッドセットから聞こえるユーザ自身の声の音量を制御します。0 に設定すると、側音はオフになります。3 に設定すると、ユーザのヘッドセット マイクから大きなフィードバックがあります。4 に設定すると、側音の適応機能がオンになります。Adaptive 側音がアクティブな場合、ヘッドセットはユーザが話している音量に基づいて側音レベルを自動的に調整します。 |
アクティブ ノイズ キャンセレーション(Active Noise Cancellation) |
0(オフ)~ 6(適応) |
5 |
ヘッドセットのノイズ キャンセレーションの程度を制御します。0 を設定すると、ノイズ キャンセレーションはオフになります。5 を設定すると、ノイズ キャンセレーションがかなり強くなります。6 を設定すると、ノイズ キャンセレーションの適応機能がオンになります。ノイズ キャンセレーションがアクティブな場合は、ヘッドセットは周囲の環境に基づいてノイズ キャンセレーションを自動で調整します。 |