セキュア トーンの概要
セキュア トーン機能では、暗号化されているコールの場合にセキュア通知トーンを再生するように電話を設定できます。 このトーンは、コールが保護されており、機密情報が交換可能であることを示します。 2 秒間のトーンでは、長いビープ音が 3 回鳴ります。 コールが保護されている場合、着信側が応答するとすぐに保護対象の電話でトーンの再生が始まります。
コールが保護されていない場合、システムは、保護対象の電話で非セキュア通知トーンを再生します。非セキュア通知トーンでは、短いビープ音が 6 回鳴ります。
(注) |
保護対象の電話機の発信者にのみ、セキュア通知トーンと非セキュア通知トーンが聞こえます。 保護されていない電話機の発信者には、これらのトーンは聞こえません。 |
- クラスタ間の IP-to-IP コール
- クラスタ間の保護されたコール
- 保護された MGCP E1 PRI ゲートウェイ経由の IP と時分割多重化(TDM)コール
(注) |
ビデオ コールの場合、ユーザには、最初にコールの音声部分に対するセキュア通知トーンが聞こえ、次に非セキュア メディア全体に対する非セキュア通知トーンが聞こえます。 |
Cisco Unified IP Phone に表示されるロック アイコンは、メディアが暗号化されていることを示しますが、その電話が保護対象デバイスとして設定されていることを意味するわけではありません。 ただし、保護された発信にはロック アイコンが表示されている必要があります。
保護対象デバイスのゲートウェイ
Cisco Unified Communications Manager では、サポートされている Cisco Unified IP 電話 と MGCP E1 PRI ゲートウェイだけを保護対象デバイスとして設定できます。
Cisco Unified Communications Manager は、システムがコールの保護ステータスを判別すると、セキュア通知トーンと非セキュア通知トーンを再生するように MGCP Cisco IOS ゲートウェイに指示することもできます。
保護対象デバイスでは次の機能が提供されます。
- SCCP または SIP を実行する電話機を保護対象デバイスとして設定できます。
- 保護対象デバイスは接続先が暗号化されていてもいなくても、保護されていないデバイスに発信できます。 このような場合、コールは保護されていないものとして指定され、システムはコールに関係している電話機で非セキュア通知トーンを再生します。
- 保護されている電話機が保護されている他の電話機に発信し、メディアが暗号化されていない場合、システムはコールに関係している電話機で非セキュア通知トーンを再生します。