CDR Analysis and Reporting 設定の概要
次の図は、Cisco CDR Analysis and Reporting の初期システム設定を示しています。
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次の図は、Cisco CDR Analysis and Reporting の初期システム設定を示しています。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 |
次の機能をアクティブにします。
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ステップ 2 |
CDR Repository Manager のディスク使用率およびファイル保存のパラメータを設定します。 |
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ステップ 3 |
アプリケーション課金サーバに CDR レコードを送信する場合は、この手順を使用します。最大 3 台の課金サーバを設定できます。 |
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ステップ 4 |
CDR のオプションの企業レベル パラメータを設定します。 |
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ステップ 5 |
CDR が生成されるようにするには、[CDR有効フラグ(CDR Enabled Flag)] を True に設定する必要があります。また、CDR のオプションのサービス パラメータを設定します。 |
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ステップ 6 |
CAR 管理者、マネージャ、およびユーザを生成します。 |
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ステップ 7 |
Cisco CDR Analysis and Reporting ツールにログオンします。 |
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ステップ 8 |
適用するシステム パラメータを設定します。 |
展開に適用する CAR システム パラメータを設定します。ほとんどの展開では、デフォルト値で問題ありません。 |
ステップ 9 |
CAR が CDR をロードする際のロード スケジューラを設定します。 |
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ステップ 10 |
次のレポートのスケジュールを設定します。 |
日次、週次、月次レポートのスケジュールを設定します。 |
ステップ 11 |
CDR ファイルを自動的に消去させる場合のルールを設定します。 |
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ステップ 12 |
イベント ログの生成を設定します。 |
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ステップ 13 |
CAR 評価エンジンを設定します。次を適用するパラメータを設定します。 |
コール コストの基本レートを設定します。時刻および音声品質を要因として適用することで、コストをさらに適正化できます。 |
ステップ 14 |
ジッター、遅延、および損失パケットの許容範囲を設定します。 |
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ステップ 15 |
自動生成するレポートのルールを設定します。 |
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ステップ 16 |
料金限度通知と QoS 通知に関する電子メールアラートをオンにします。 |
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ステップ 17 |
ユーザの 1 日の使用料金が上限を超えたとき、また QoS が指定の限度を下回ったときに通知されるように設定します。 |
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ステップ 18 |
ロケールのインストール |
これはオプションです。ユーザがローカライズ済みのユーザ レポートやマネージャ レポートを利用することを希望している場合は、必要なロケールをインストールします。詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。 |
ステップ 19 |
DRS バックアップの実行 |
データベースと事前に生成されたレポートを含め、CAR をバックアップします。バックアップの実行方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。 |
ユーザ レポート
システム レポート
デバイス レポート
Cisco CDR Analysis and Reporting(CAR)では、次のネットワーク サービスも使用されます。これらはすべてデフォルトで実行されています。Cisco Unified Serviceability の [ツール(Tools)] - [ネットワークサービス(Network Services)] ウィンドウで、これらのサービスが実行されていることを確認できます。
Cisco CDR Repository Manager
Cisco CDR Agent
Cisco CAR Scheduler
Cisco SOAP - CallRecord Service
Cisco CAR DB
ステップ 1 |
を選択します。 |
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ステップ 2 |
[サーバ(Server)] ドロップダウン リスト ボックスからパブリッシャ ノードを選択し、[移動(Go)] をクリックします。 選択したサーバのサービス名、サービス タイプ、およびサービスのアクティベーション ステータスがウィンドウに表示されます。 |
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ステップ 3 |
次の CDR サービスの隣にあるチェックボックスをオンにします。 |
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ステップ 4 |
必要な変更を完了したら、[保存(Save)] をクリックします。
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CDR Repository Manager のディスク使用率およびファイル保存の設定を行うには、次の手順を使用します。フィールドの説明については、オンライン ヘルプを参照してください。
ステップ 1 |
を選択します。 |
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ステップ 2 |
変更する CDR Manager 一般パラメータ値をクリックします。 |
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ステップ 3 |
新しいパラメータ設定を入力します。 |
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ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。
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CDR の送信先となるアプリケーション課金サーバを導入するには、次の手順を使用します。最大 3 台の課金サーバを設定できます。
暗号サポート
Unified Communications Manager 11.5 の場合、Unified Communications Manager は SFTP 接続用に次の CBC および CRT 暗号を通知します。
aes128-cbc
3des-cbc
aes128-ctr
aes192-ctr
aes256-ctr
(注) |
バックアップ SFTP サーバが Unified Communications Manager と通信するためにこれらの暗号のいずれかをサポートしていることを確認してください。 |
Unified Communications Manager 12.0 リリース以降では、CBC 暗号はサポートされていません。Unified Communications Manager は、次の CTR 暗号のみをサポートおよびアドバタイズします。
aes256-ctr
aes128-ctr
aes192-ctr
(注) |
バックアップ SFTP サーバが Unified Communications Manager との通信のためにこれらの CTR 暗号のいずれかをサポートしていることを確認します。 |
ステップ 1 |
の順に選択します。 [CDRの管理設定(CDR Management Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 |
次のいずれかの作業を実行します。
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ステップ 3 |
アプリケーション課金サーバのパラメータ設定を入力します。 |
ステップ 4 |
[追加(Add)] または [更新(Update)] をクリックします。 |
SFTP を使用した課金サーバを展開しており、Unified Communications Manager と課金サーバの両方でデフォルト以外の暗号を使用している場合、Unified Communications Manager サーバを再起動した際、または Cisco CallManager サービスを再起動した際に、接続の問題が発生する可能性があります。その際には、課金サーバは認証されず、接続が切断されます。
再起動後には、Unified Communications Manager はデフォルトの暗号のみをアドバタイズし、インストールした新しい暗号はアドバタイズしません。そのため、デフォルト以外の暗号を使用している場合は、認証の問題が発生します。上記の問題が起こった場合は、新しいキーを生成し、接続をいかの手順でリセットします。
ステップ 1 |
を選択します。 [CDRの管理設定(CDR Management Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 |
[課金アプリケーションサーバパラメータ(Billing Application Server Parameters)] で、課金サーバを検索します。 |
ステップ 3 |
[リセット(Reset)] をクリックして、課金サーバに対する新しいキーを生成します。 |
ステップ 1 |
Cisco Unified CM の管理から、 を選択します。 |
ステップ 2 |
[CDRパラメータ(CDR Parameters)] で、次のパラメータの値を設定します。フィールドの詳細については、GUI でパラメータ名をクリックしてください。
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ステップ 3 |
[CCM Webサービスパラメータ(CDR Web Service Parameters)] で、次のパラメータの値を設定します。
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ステップ 4 |
[保存(Save)] をクリックします。 |
ステップ 1 |
Cisco Unified CM の管理から、 の順に選択します。 |
ステップ 2 |
[サーバ(Server)] ドロップダウンから、Unified Communications Manager ノードを選択します。 |
ステップ 3 |
[サービス(Service)] ドロップダウンから、[Cisco CallManager] を選択します。 |
ステップ 4 |
[詳細設定(Advanced)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
[システム(System)] で、次のパラメータの値を設定します。
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ステップ 6 |
[クラスタ全体のパラメータ(システム - 全般)(Clusterwide Parameters (Device - General))] の下で、次のオプションのパラメータを設定します。
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ステップ 7 |
[クラスタ全体のパラメータ(デバイス - 電話機)(Clusterwide Parameters (Device - Phone))] で、 追加する着信番号のプレフィックス(国内番号プレフィックスや加入者番号プレフィックスなど)を CDR レコードにシステムによって追加されるようにする場合は、Add Incoming Number Prefix to CDR を True に設定します。デフォルト設定は False です。 |
パラメータが False に設定されている場合、CDR には、番号のタイプが国内番号または加入者番号の場合にコールに追加されるプレフィックスが含まれます。
このパラメータが True に設定されている場合、次のタイプの番号で、発信者番号に追加されるプレフィックスが CDR に含まれます。
国内番号
国際番号(接続先がゲートウェイでない場合のみ)
加入者番号
不明な番号(接続先がゲートウェイでない場合のみ)
コールのインバウンド側 |
コールのアウトバウンド側 |
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---|---|---|
国内番号プレフィックス |
1214 |
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国際番号プレフィックス |
011 |
|
加入者番号プレフィックス |
214 |
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不明番号プレフィックス |
972 |
どのユーザでも CAR 管理者になることができます(アプリケーション ユーザを含む)。ただし、CAR ツールへのアクセスを提供するアクセス制御グループ ([標準のCAR管理ユーザ(Standard CAR Admin Users)] や[標準CCMスーパーユーザ(Standard CCM Super Users)] など)にエンドユーザを追加する必要があります。CAR 管理者として識別されたエンド ユーザは、CAR システムを完全に制御できます。管理者はシステムとレポートに関連するすべてのパラメータを変更できます。CAR 管理者として識別されていないエンド ユーザは、指定された CAR レポートにのみアクセスできます。
(注) |
定義済みのデフォルト グループではなく、カスタマイズしたアクセス制御グループを作成する場合は、カスタマイズしたグループに [標準管理Rep Tool管理(Standard Admin Rep Tool Admin)] ロールを含める必要があります。ユーザ アクセスの設定方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。 |
ヒント |
CAR を使用するには、Unified Communications Manager データベースに CAR 管理者が 1 人以上存在するようにしてください。 |
CAR にログインするには、管理特権を持つ CAR ユーザを CAR に少なくとも 1 名設定しておく必要があります。CAR 管理者、マネージャ、およびユーザを設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
Cisco Unified CM の管理で、 を選択して、エンド ユーザを追加します。このタスクの実行方法の詳細については、『Cisco Unified Communications Manager アドミニストレーション ガイド』を参照してください。マネージャを作成する場合は、[マネージャのユーザID(Manager User ID)] フィールドに必ず値を入力してください。
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ステップ 2 |
を選択します。 |
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ステップ 3 |
[検索(Find)] をクリックして、アクセス制御グループのリストを表示します。 |
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ステップ 4 |
CAR アクセスを提供するアクセス制御グループを選択します。例:[標準のCAR管理ユーザ(Standard CAR Admin Users)] または [標準CCMスーパーユーザ(Standard CCM Super Users)]。 |
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ステップ 5 |
[グループにエンドユーザを追加(Add End Users to Group)] をクリックします。 |
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ステップ 6 |
グループに追加するユーザのチェックボックス(複数可)をオンにし、[選択項目の追加(Add Selected)] をクリックします。 [グループ内のユーザ(Users in Group)] グループ ボックスにユーザが表示されます。
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(注) |
CAR 管理者として行動するアプリケーション ユーザは、すべてのレポート(個人用課金レポートを除く)を設定できます。CAR 管理者として行動するアプリケーション ユーザは、エンド ユーザ(CCM ユーザ)のウィンドウにアクセスできません。アプリケーション ユーザのメール ID は存在しないため、CAR 通知はアプリケーション ユーザには送信されません。 |
CDR Analysis and Reporting では、すべてのシステム パラメータがデフォルト値に設定されます。CAR のレコードを生成する前に、いくつかのシステム パラメータをカスタマイズすることを推奨します。すべてのシステム パラメータにはデフォルト値が用意されているため、カスタマイズは推奨されますが必須ではありません。
(注) |
次のシステム パラメータは、CAR のサービス パラメータを指しています。これらは、前項で説明した Unified Communications Manager のエンタープライズ パラメータおよびサービス パラメータとは別の異なるパラメータであることに注意してください。 |
CAR では、次のパラメータを設定できます。
メール サーバ基準:CAR は、この情報を使用して電子メール サーバに正常に接続し、アラートおよびレポートを電子メールで送信します。アラートやレポートを電子メールで送信しない場合は、この情報を指定する必要はありません。
ダイヤル プラン:CAR のデフォルト ダイヤル プランには、北米番号計画(NANP)が指定されています。レポートのコール分類を正しくするため、ダイヤル プランが適切に設定されていることを確認してください。Cisco Unified CM Administrationが提供するデフォルトの NANP を変更した場合、または NANP の外にいる場合は、Unified Communications Manager のダイヤル プランに従いダイヤル プランを設定してください。
ゲートウェイ:ゲートウェイ レポートを利用するには、CAR でゲートウェイを設定する必要があります。これは、Cisco IP テレフォニー システム内のすべての既存のゲートウェイを設置した後、およびシステムにゲートウェイを追加したときに行う必要があります。システムによりゲートウェイが削除された場合、CAR はゲートウェイの最新のリストを取得し、削除されたゲートウェイに対して CAR において指定されているすべての設定が削除されます。CAR は、市外局番情報を使用して、コールがローカルか長距離かを判断します。CAR で使用状況レポートを生成できるようにするには、各ゲートウェイのポート数の情報を指定する必要があります。
システム プリファレンス:Company Name パラメータに関する CAR のシステム プリファレンスを設定できます。
CAR の Web インターフェイスにログインできるのは、CAR 管理者と通常のエンド ユーザだけです。ユーザは、CAR 管理者になるために、標準の CAR 管理者グループのメンバである必要はありません。「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールがユーザ ID に関連付けられているユーザは、CAR 管理者として CAR にアクセスできます。ユーザ ID とロールの関連付けは、目的のロールが関連付けられているユーザ グループにユーザを追加することにより行います。「Standard CAR Admin Group」と「Standard CCM Super Users」は、それらに関連付けられた「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールを持つ 2 つのグループを構成します。インストール時には、デフォルトのアプリケーション ユーザが作成されます。このユーザは「Standard CCM Super Users」グループのメンバであり、CAR 管理者として CAR にログインできますが、アプリケーション ユーザとしてのみログインできます。このユーザは、個人用課金レポートにはアクセスできません。
CAR では、カスタムの CAR 管理者グループがサポートされています。「Standard CAR Admin Group」ロールが関連付けられているカスタム グループを使用すると、CAR の Web インターフェイスへのログイン時に CAR 管理者として見なされるユーザを追加できます。""
CAR 管理者ではないエンド ユーザが CAR にログインできるのは、エンド ユーザに "Standard CCM End Users" ロールが関連付けられている場合のみです。このようなユーザ ID とロールの関連付けを行うには、「Standard CCM End Users」グループ、または指定したロールが関連付けられている他のグループに、目的のエンド ユーザを追加します。""「Standard CCM End Users」グループに関連付けられていないエンド ユーザは、CAR の Web インターフェイスにログインできません。""
「Standard CCM End Users」または「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールがないエンド ユーザは、CAR にログインできません。""""このユーザが CAR へのログインを試みると、403 エラーが生成され、エラー メッセージが表示されていないログイン ウィンドウに戻ります。また、アプリケーションへのアクセスを試みたユーザのユーザ名が、CAR Web サービスのトレースに記録されます。
CAR ではユーザ パスワードの有効期限が切れた場合、[パスワードの変更(Change Password)] ウィンドウからパスワードを簡単に変更できます。パスワードの期限が切れているユーザが CAR にログインしようとすると、IMS_Error_Code 5、6、または 8 が表示されます。上記のいずれかのエラー コードを受信した場合、CAR は ccmadmin の ChangePasswordFilter を使用して、ユーザを change-password.jsp にリダイレクトします。
(注) |
データベース スロットルでは、同時ユーザ数を 100 に制限します。この制限のために、IMS はログイン速度が約 112 ミリ秒の 100 人のユーザしかサポートしていません。 |
ユーザ パスワードをリセットしている間にエラーが発生した場合は、[パスワードの変更(Change-Password)] ウィンドウに次のメッセージが表示されます。"「ユーザのパスワードの変更中にシステムエラーが発生しました。システム管理者にお問い合わせください。(System error while changing password for user. Please contact system administrator.)」"
CAR 管理者のステータスは「Standard Admin Rep Tool Admin」ロールが関連付けられた任意のユーザに拡張されますが、CAR の通知、アラート、および事前生成レポートは、「Standard CAR Admin Group」グループのメンバに対してのみ送信されます。すべての CAR 管理者に送信されるわけではありません。""""
CAR にログインするには、次の手順を実行します。
次の作業を実行します。
CAR にログインする前に、Cisco CAR Web サービスと Cisco CAR Scheduler サービスが最初のサーバ上で稼働していることを確認します。これらのサービスをアクティブにすると、[CDR Analysis and Reporting] オプションが [Cisco Unified Serviceability] の [ツール(Tools)] メニューに表示されます。サービスをアクティブにする方法については、CAR のアクティブ化を参照してください。
CAR ユーザの生成の説明に従って、CAR 管理者、マネージャ、およびユーザを設定します。
ステップ 1 |
CAR にログインするには、次のいずれかの作業を実行します。
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ステップ 2 |
CAR のログイン ウィンドウが表示されたら、[ユーザ名(User Name)] フィールドにユーザ ID を入力します。 |
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ステップ 3 |
[パスワード(Password)] フィールドにパスワードを入力します。[ログイン(Login)] をクリックします。 CAR のウィンドウが表示されます。 ユーザ ID またはパスワードが無効な場合は、次の表に記載されている Identity Management System(IMS)メッセージのいずれかが CAR に表示されます。
CAR にログインすると、次の警告メッセージ(ある場合)がダッシュボードに表示されます。
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この項では、CAR からログアウトする方法について説明します。
ステップ 1 |
CAR のウィンドウで、[ログアウト(Logout)] を選択します。 |
ステップ 2 |
プロンプト メッセージ"「セキュリティ上の理由から、ログアウト時にブラウザ ウィンドウを閉じることをお勧めします。ブラウザのウィンドウを閉じますか?"(For security reasons, it is advisable to close the browser window on Logout. Do you want to close the browser window?)」が表示されます。CAR のウィンドウ(ブラウザ)を閉じるには、[OK] をクリックします。[キャンセル(Cancel)] をクリックすると、CAR のログイン ウィンドウが表示されます。 |
デフォルト値を使用しない場合、レポートを生成する前に、いくつかのシステム パラメータをカスタマイズする必要があります。この項では、CAR に影響を及ぼすシステム パラメータについて説明します。すべてのシステム パラメータにはデフォルト値が用意されているため、カスタマイズは推奨されますが必須ではありません。次のパラメータをカスタマイズできます。
メール サーバ(Mail server)
ダイヤルプラン(Dial Plan)
ゲートウェイ(Gateway)
トランク(Trunk)
会社名(Company Name)
電子メール アラートとレポートを電子メールで送信するには、メール サーバの設定情報を指定する必要があります。CAR は、設定情報を使用して電子メール サーバに正常に接続します。
この項では、電子メール サーバ情報を指定する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [メール パラメータ(Mail Parameters)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[メール ID(Mail ID)] フィールドには、電子メールが送信されるときに [開始(From)] フィールドで使用される電子メール ID だけを入力します(たとえば、smith1@abc.com の場合、[メール ID(Mail ID)] フィールドには smith1 と入力します)。
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ステップ 3 |
[メール サーバ名(Mail Server Name)] フィールドには、電子メール システムが実行されているサーバのドメイン名を入力します(つまり、前述の例では、abc.com と入力します)。 |
||
ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。 |
CAR のデフォルト ダイヤル プランには、北米番号計画(NANP)が指定されています。ダイヤル プランを適切に設定し、コールの分類がレポートに正しく表示されるようにしてください。
(注) |
Cisco Unified CM の管理で提供されているデフォルトの NANP を変更した場合、または NANP の外にいる場合は、Unified Communications Manager のダイヤル プランに従い CAR のダイヤル プランを設定してください。ダイヤル プランを設定するには、少なくとも 1 つの条件が存在する必要があります。 ダイヤル プランの詳細については、『Cisco Unified Communications Manager オンライン ヘルプ』および『Cisco Unified Communications Manager システム ガイド』を参照してください。 |
ダイヤル プランを設定するには、発信コール分類のパラメータを定義します。コールの分類には、[国際(International)]、[ローカル(Local)]、[長距離(Long Distance)]、[オン ネット(On Net)] などがあります。たとえば、ユーザのエリア内の市内電話番号の長さが 6 桁の場合、ダイヤル プランには、次のような行を指定します。
条件 |
桁数 |
パターン |
コール タイプ |
= |
6 |
! |
ローカル(Local) |
この項では、CAR ダイヤル プラン設定を更新する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [ダイヤル プランの設定(Dial Plan Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[フリー ダイヤル番号(Toll Free Numbers)] フィールドに、料金なしで発信できるダイヤル プランの番号を入力します。 |
||
ステップ 3 |
次のフィールドを使用して、テーブル内の値を更新します。 |
||
ステップ 4 |
行を追加する場合は、下に行を追加する行のチェックボックスをオンにし、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。選択した行の上に行が追加されます。行を削除する場合は、削除する行のチェックボックスをオンにし、[行の削除(Delete Rows)] リンクをクリックします。
|
||
ステップ 5 |
[更新(Update)]をクリックします。 |
CAR でデフォルトのダイヤル プランを変更した場合、北米番号計画(NANP)に基づくデフォルト値を復元できます。
次の表に、NANP のデフォルト値を示します。
行 |
条件 |
桁数 |
パターン |
コール タイプ |
---|---|---|---|---|
1 |
= |
5 |
! |
オンネット(OnNet) |
2 |
= |
7 |
! |
ローカル(Local) |
3 |
= |
10 |
T! |
その他(Others) |
4 |
= |
10 |
G! |
ローカル(Local) |
5 |
= |
10 |
K! |
ローカル(Local) |
6 |
= |
10 |
! |
長距離(Long Distance) |
7 |
= |
11 |
T! |
その他(Others) |
8 |
= |
11 |
XG! |
ローカル(Local) |
9 |
= |
11 |
XK! |
ローカル(Local) |
10 |
= |
11 |
! |
長距離(Long Distance) |
11 |
> |
3 |
011! |
国際(International) |
表のデフォルト値について次で説明します。
行 1:ダイヤルされた桁数が 5 に等しく、パターンが ! (1 桁より長い。ここでは 5 桁)の場合、このコールは「オンネット(On Net)」として分類されます。
行 2:ダイヤルされた桁数が 7 に等しく、パターンが ! (1 桁より長い。ここでは 7 桁)の場合、このコールは「ローカル(Local)」として分類されます。
行 3:ダイヤルされた桁数が 10 に等しく、パターンが T ! (1 桁より長い。この場合は無料通話番号コードで始まる 10 桁の数字)の場合、コールは「その他(Others)」として分類されます。
行 4:ダイヤルされた桁数が 10 に等しく、パターンが G ! (1 桁より長い。この場合はゲートウェイ コードで始まる 10 桁の数字)の場合、コールは「ローカル(Local)」として分類されます。
行 5:ダイヤルされた桁数が 10 に等しく、パターンが K ! (1 桁より長い。この場合はトランク コードで始まる 10 桁の数字)の場合、コールは「ローカル(Local)」として分類されます。
行 6:ダイヤルされた桁数が 10 に等しく、パターンが ! (1 桁より長い。ここでは 10 桁の数字)の場合、コールは「長距離(Long Distance)」として分類されます。
行 7:ダイヤルされた桁数が 11 に等しく、パターンが T ! (1 桁より長い。この場合は無料通話番号コードで始まる 11 桁の数字)の場合、コールは「その他(Others)」として分類されます。
行 8:ダイヤルされた桁数が 11 に等しく、パターンが XG ! (1 桁より長い。この場合は 1 桁の数字で始まり、その後にゲートウェイ コードが続く 11 桁の数字)の場合、コールは「ローカル(Local)」として分類されます。
行 9:ダイヤルされた桁数が 11 に等しく、パターンが XK ! (1 桁より長い。この場合は 1 桁の数字で始まり、その後にトランク コードが続く 11 桁の数字)の場合、コールは「ローカル(Local)」として分類されます。
行 10:ダイヤルされた桁数が 11 に等しく、パターンが ! (1 桁より長い。ここでは 11 桁の数字)の場合、コールは「長距離(Long Distance)」として分類されます。
行 11:ダイヤルされる桁数が 3 よりも大きく、011 で始まる場合、コールは [国際(International)] に分類されます。
いずれの条件も満たさない場合、コールは [その他(Others)] に分類されます。この項では、CAR で NANP ダイヤル プランの値を復元する方法について説明します。
(注) |
「!!」、「GG」、「KK」、「TT」、「GK」、「KG」などの文字の組み合わせは、ダイヤル プランの設定では使用できません。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [ダイヤル プランの設定(Dial Plan Configuration)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 |
[デフォルトの復元(Restore Defaults)] をクリックします。 復元は、午前 0 時に有効になります。変更をただちに有効にする場合は、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。 |
ヒント |
既存の Unified Communications Manager システム ゲートウェイ用のゲートウェイを CAR で設定します。Cisco Unified CM の管理にゲートウェイを追加したら、CAR で新しいゲートウェイを設定します。ゲートウェイが Unified Communications Manager システムから削除された場合、CAR からゲートウェイ(および指定したすべてのコンフィギュレーション設定)が自動的に削除されます。 |
CAR は、市外局番情報を使用して、コールがローカルか長距離かを判断します。CAR で使用状況レポートを生成できるようにするには、各ゲートウェイのポート数の情報を指定する必要があります。
(注) |
「G」は、ダイヤル プランの設定で使用されるゲートウェイ市外局番のワイルドカードとして機能します。"" |
この項では、CAR でゲートウェイを設定する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [ゲートウェイの設定(Gateway Configuration)] ウィンドウが表示されます。
|
||
ステップ 2 |
次のいずれかの作業を実行します。 |
||
ステップ 3 |
最大ポート数(Max No. of Ports)] フィールドに、設定する各ゲートウェイのポート数を入力します。最大ポート数の範囲は、1 ~ 999 です。
|
||
ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。 設定済みの任意またはすべてのゲートウェイで、CAR のレポートを実行できます。 |
ヒント |
既存の Unified Communications Manager システム トランク用のトランクを CAR で設定します。Cisco Unified CM の管理にトランクを追加したら、CAR で新しいトランクを設定します。トランクが Unified Communications Manager システムから削除された場合、CAR からトランク(および指定したすべてのコンフィギュレーション設定)が自動的に削除されます。 |
CAR は、市外局番情報を使用して、コールがローカルか長距離かを判断します。CAR で使用状況レポートを作成できるように、各トランクにポートの数の情報を指定する必要があります。
この項では、CAR でのトランクの設定方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [トランクの設定(Trunk Configuration)] ウィンドウが表示されます。
|
||
ステップ 2 |
次のいずれかの作業を実行します。 |
||
ステップ 3 |
[最大ポート数(Max No. of Ports)] フィールドに、設定する各トランクのポートの数を入力します。最大ポート数の範囲は、1 ~ 999 です。
|
||
ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。 設定したトランクのいずれかまたはすべてについて、CAR でレポートを実行できます。 |
CAR には、デフォルトのシステム設定があります。ただし、システム パラメータの値を指定して、システムをカスタマイズすることができます。
この項では、システム設定の値を指定する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [システム設定(System Preferences)] ウィンドウが表示されます。使用可能なシステム パラメータのリストが、[パラメータ名(Parameter Name)] リストに表示されます。 |
||||
ステップ 2 |
[パラメータ値(Parameter Value)] フィールドに、次の表で説明されているパラメータの適切な値を入力します。
|
||||
ステップ 3 |
[更新(Update)]をクリックします。 |
CDR データは、デフォルトで、1 日に 24 時間、1 週間に 7 日間、継続的にロードされ、CDR レコードだけがロードされます。
(注) |
デフォルトのバッチ サイズは、600 の CDR レコードまたは CMR レコードに等しいサイズです。各 CDR バッチ間のデフォルトのスリープ時間は、各 CMR バッチで 2500 および 3000 ms に等しい時間です。ただし、tbl_system_preferences テーブル「LOADER_BATCH」カラムからのバッチ サイズを、50 ~ 2000 の任意の値に設定できます。"" |
この項では、ロード スケジュールのカスタマイズ方法、カスタマイズされている場合にデフォルトのロード スケジュールに戻す方法、および、CDR のロードを無効にする方法について説明します。
システムをインストールまたはアップグレードをインストールするときには、CDR のロードを無効にします。CDR のロードが無効に設定されているときには、CDR データはアップデートされません。可能な限り早く、CDR のロードを再度有効にしてください。CAR ツールは、Unified Communications Manager の CDR 生成には影響を与えません。
ヒント |
CAR データを手作業で削除し、CDR でデータベースをリロードする場合。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [CDRロード(CDR Load)] ウィンドウが表示されます。 |
||||||||
ステップ 2 |
次のいずれかのオプションを選択します。 |
||||||||
ステップ 3 |
[CDRおよび CMR のロード(Load CDR & CMR)] 領域で、次の表の説明に従って、フィールドに入力します。
無制約なロードの場合、ユーザは、CDR データが継続的にロードされる時間を設定できます。CDR データは、指定されている接続時間の間には自動的にロードされません。[CDRおよび CMR のロード(Load CDR and CMR)] 領域設定で指定された接続時間の間にロードが開始する場合にのみ、CDR データのロードは、指定された接続時間、無制限にロードされます。CDR データのロードが無制限なロード間隔に開始される場合、ロードは、無制限なロード間隔の終了時刻に加え、[CDRおよび CMR のロード(Load CDR and CMR)] 領域で設定されている接続時間フィールドにある時間の長さまで、続行されるか、または、処理する新しいファイルがなくなるまで続行されます。 無制限なロードは、スケジュール済みロードに設定された値よりも優先されます。CDR データを無制限にロードしたくない場合は、[開始(From)] と [終了(To)] の値を [00:00] に設定します。 |
||||||||
ステップ 4 |
[CDRの無制約ロード(Uninhibited Loading of CDR)] 領域で、次の表の説明に従って、フィールドに入力します。
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||||||||
ステップ 5 |
[更新(Update)] をクリックします。 CAR により、指定した時刻、間隔、接続時間に基づいて、CDR データがロードされます。変更内容は、午前 0 時に有効になります。CAR Scheduler サービスを一旦停止し再起動すると、変更内容をすぐに有効にできます。
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Daily Report Scheduler により、CAR の日報の時刻と接続時間がスケジュールされます。
[自動作成/警告(Automatic Generation/Alert)] オプションを使用して、生成されるレポートを指定します。
この項では、自動日報の時刻と接続時間をスケジュールする方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [日次スケジューラ(Daily Scheduler)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[時間(Time)] ドロップダウン リスト ボックスから、日報を生成する時刻と分を選択します。 時刻は 24 時間制で表します。0 は午前 0 時、1 ~ 11 は午前、12 ~23 は午後(午後 1 ~ 11 時)になります。 |
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ステップ 3 |
[期間(Life)] ドロップダウン リスト ボックスから、0 から 12 日の範囲でレポートの残存所要期間を選択します。
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ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。 [自動作成/警告オプション(Automatic Generation/Alert Option)] のレポート生成間隔が [日次(Daily)] のレポートでは、毎日指定した時間での自動生成が有効で、指定した日数の後に削除されます。 変更内容は、午前 0 時に有効になります。CAR Scheduler サービスを一旦停止し再起動すると、変更内容をすぐに有効にできます。
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Weekly Report Scheduler により、自動週報の曜日、時刻、接続時間がスケジュールされます。
生成されるレポートを指定するには、[自動作成/警告オプション(Automatic Generation/Alert Option)] を使用します。
この項では、自動週報の曜日、時刻、接続時間をスケジュールする方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [週次スケジューラ(Weekly Scheduler)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[曜日(Day of Week)] ドロップダウン リスト ボックスから、レポートを生成する曜日を選択します。 |
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ステップ 3 |
[時間(Time)] ドロップダウン リスト ボックスから、レポートを生成する時刻と分を選択します。 時刻は 24 時間制で表します。0 は午前 0 時、1 ~ 11 は午前、12 ~23 は午後(午後 1 ~ 11 時)になります。 |
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ステップ 4 |
[期間(Life)] ドロップダウン リスト ボックスから、00 から 12 週の範囲でレポートの残存所要期間を選択します。選択したオプションにより、レポートが削除されるまでにレポートがディスクに残っている週数が示されます。
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ステップ 5 |
[更新(Update)] をクリックします。 [自動作成/警告オプション(Automatic Generation/Alert Option)] のレポート生成間隔が [週次(Weekly)] のレポートでは、毎週指定した時間での自動生成が有効で、指定した週数の後に削除されます。 変更内容は、午前 0 時に有効になります。変更をただちに有効にする場合は、[コントロールセンタの機能サービス(Control Center - Feature Services)] ウィンドウで CAR Scheduler サービスを停止し、再起動します。
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Monthly Report Scheduler により、CAR の月次報告の日付、時刻、接続時間がスケジュールされます。
生成されるレポートを指定するには、[自動作成/警告オプション(Automatic Generation/Alert Option)] を使用します。
この項では、自動月次報告の日付、時刻、接続時間をスケジュールする方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [月次スケジューラ(Monthly Scheduler)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[月次請求書の作成(Monthly Bill Generation)] 行の [日付(Day of Month)] ドロップダウン リスト ボックスから、レポートを生成する月の日付を選択します。 値を指定された月に存在しない日(29、30、または 31 など)に設定した場合、レポートは、その月の最終日に生成されます。 |
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ステップ 3 |
[月次請求書の作成(Monthly Bill Generation)] 行の [時間(Time)] ドロップダウン リスト ボックスから、レポートを生成する時刻と分を選択します。 時刻は 24 時間制で表します。0 は午前 0 時、1 ~ 11 は午前、12 ~23 は午後(午後 1 ~ 11 時)になります。 |
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ステップ 4 |
[月次請求書の作成(Monthly Bill Generation)] 行の [期間(Life)] ドロップダウン リスト ボックスから、00 から 12 月の範囲でレポートの残存所要期間を選択します。選択したオプションにより、レポートが削除されるまでにレポートがディスクに残っている月数が示されます。
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ステップ 5 |
[その他の月次レポート(Other Monthly Reports)] 行の [日付(Day of Month)] ドロップダウン リスト ボックスから、レポートを生成する月の日付を選択します。 この値を指定された月に存在しない日(29、30、または 31 など)に設定した場合、レポートは、その月の最終日に生成されます。 |
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ステップ 6 |
[その他の月次レポート(Other Monthly Reports)] 行の [時間(Time)] ドロップダウン リスト ボックスから、レポートを生成する時刻と分を選択します。 時刻は 24 時間制で表します。0 は午前 0 時、1 ~ 11 は午前、12 ~23 は午後(午後 1 ~ 11 時)になります。 |
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ステップ 7 |
[その他の月次レポート(Other Monthly Reports)] 行の [期間(Life)] ドロップダウン リスト ボックスから、00 から 12 月の範囲でレポートの残存期間を選択します。選択したオプションにより、レポートが削除されるまでにレポートがディスクに残っている月数が示されます。
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ステップ 8 |
[更新(Update)] をクリックします。 [自動作成/警告オプション(Automatic Generation/Alert Option)] のレポート生成間隔が [月次(Monthly)] のレポートでは、毎月指定した時間での自動生成が有効で、指定した月数の後に削除されます。 変更内容は、午前 0 時に有効になります。変更をただちに有効にする場合は、[コントロールセンタの機能サービス(Control Center - Feature Services)] ウィンドウで CAR Scheduler サービスを停止し、再起動します。
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Unified Communications Manager のこのリリースでは、CAR Scheduler の CAR アラーム カタログ(CARAlarmCatalog.xml)が導入されました。
次の表に、このカタログのアラーム/アラートを表示します。
これらのアラームを設定するには、
に進みます。
名前 |
重大度 |
説明 |
---|---|---|
CARSchedulerJobFailed |
ERROR_ALARM |
CAR でスケジュールされている重大なジョブが失敗しました。重大な CDR Scheduler ジョブおよびタスクが失敗したときにアラートが送信されます(たとえば、DailyCdrLoad、PopulateSchedules など)。 |
CARSchedulerJobError |
ERROR_ALARM |
CAR でスケジュールされているジョブが失敗しました。その他のすべての重大ではない CAR Scheduler ジョブおよびタスクにアラートが送信されます(たとえば、日報、週報、月次報告、QoSNotification、ChargeLimitNotification など)。 |
BadCDRFileFound |
ERROR_ALARM |
CAR データベースへの CDR のロード中に、誤りのある CDR フラット ファイルまたは CMR フラット ファイルが見つかりました。CDR Loader では、誤りがあるか、または破損している CDR フラット ファイルや CMR フラット ファイルを検出でき、指定されたエラーが記録されます。失敗原因の情報(誤りのあるレコードに指定された原因)および失敗の要約(ファイルにある合計レコードに対する、誤りのあるレコードのトラック数)が示されます。 |
CARIDSEngineDebug |
DEBUG_ALARM |
CAR IDS データベース エンジンからのデバッグ イベントが示されます。このアラームは、CAR IDS データベース エンジンからの低レベル デバッグ情報を提供します。システム管理者は、このアラームを無視できます。 |
CARIDSEngineInformation |
INFORMATION_ALARM |
エラーは発生しませんでしたが、CAR IDS データベース エンジンで一部の規定イベントが完了しませんでした。 |
CARIDSEngineCritical |
CRITICAL_ALARM |
このアラームによってデータが損なわれたりシステムが使用できなくなることはありませんが、CAR DB 管理者による監視が必要です。 |
CARIDSEngineFailure |
ERROR_ALARM |
緊急状態とエラー状態が組み合わせられたアラームです。このアラームは、予期されていない事態が発生して、データまたはデータへのアクセスに支障が出たり、CAR IDS に失敗する可能性があることを示します。 |
これらのアラームおよび推奨処置の詳細については、
でアラーム定義を参照してください。ユーザは、CAR データベースのサイズが最大レコード数の割合(%)を超えると通知されるよう、CAR を設定できます。メッセージおよびレコードの最大数を設定し、アラートの割合(%)を指定することができます。
また、[データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] ウィンドウで設定した下限値と上限値の間に CAR データベース サイズを維持するよう、システムを設定できます。データベース サイズが下限値に達すると、CAR からユーザにアラートが送信されます。データベース サイズが上限値に達すると、システムにより、削除経過時間に基づいてレコードが削除され、電子メールが送信されます。
CAR システム データベースを設定するには、
に進みます。この項では、選択したレコードを CAR データベースから手作業で削除する方法、および、すべての CAR データを削除し、新しい CDR データをリロードする方法について説明します。ダイヤル プランの更新、ユーザとデバイスとの関連付けの変更、コール レートの変更などの後に、データベースをリロードしてコールを分類し直す必要が生じることがあります。
手作業でデータを消去する前に、CDR Loader を無効にします。
手作業での消去処理中に CAR Web Service が停止されると、CDR の手作業での消去は停止されます。CAR Web Service が再起動するまで、手作業での消去を再度開始することはできません。その場合、手動消去プロセスを再度開始する必要があります。
CAR Web Service を意図的に停止するには、次の 2 つの方法があります。
CAR Web Service を [Serviceability サービスの開始(Serviceability Service Activation)] ウィンドウで無効にします(
Serviceability コントロール センターの [機能サービス(Feature Services)] ウィンドウで CAR Web Service を停止します(
CAR Web Service または CAR Scheduler のいずれかが再起動されるまで、CDR Loader を再度開始することはできません。
CAR データベースの手作業での消去が処理中か、または、CDR レコードがリロード中には、CAR 管理者は CAR レポートを生成できなくなります。これらの処理中に次のレポートを実行しようとした場合、次のエラーメッセージが表示されます。
10023:手動消去/リロードが進行中です。(10023: Manual Purge/Reload is in process.)手動消去/リロードが終了したら、レポートを実行してください。(Please run the reports once the Manual Purge/Reload is over.)
手作業での消去または CDR のリロードのいずれかが発生すると、[消去(Purge)] ボタンおよび [すべての呼詳細レコードのリロード(Reload All Call Detail Records)] ボタンが無効にされ、[手動消去(Manual Purge)] ウィンドウに次のアラート メッセージが表示されます。
手動消去/リロードはまだ実行中です。(Manual Purge/Reload is still running.)ユーザは手動消去/リロードの別のインスタンスを実行することはできません。(User will not be allowed to run another instance of Manual Purge/Reload.)したがって、[消去(Purge)]と[すべての呼詳細レコードのリロード(Reload All Call Detail Records)]の両方のボタンは無効になっています。(So, both Purge and Reload All Call Detail Records buttons are disabled.)
ステップ 1 |
を選択します。 [データベースの手動消去(Manual Database Purge)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
次のいずれかのアクションを選択します。 |
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ステップ 3 |
[テーブルの選択(Select Table)] フィールドで、消去するデータベースのテーブルを選択します。 手作業での消去が許可されているテーブル、テーブルの合計レコード数、およびテーブルにある最も新しいレコードと最も古いレコードを参照する場合は、[テーブル情報(Table Information)] をクリックします。 [テーブル情報(Table Information)] ウィンドウが表示されます。次の情報とともにテーブルが表示されます。
[データベースの手動消去(Manual Database Purge)] ウィンドウに戻る場合は、[閉じる(Close)] をクリックします。 |
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ステップ 4 |
[レコードの削除(Delete records)] フィールドで、次のオプション ボタンの 1 つをクリックすることによって、消去されるレコードを決める日付を選択します。
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ステップ 5 |
削除する CAR レコードの日付範囲を選択します。 |
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ステップ 6 |
[消去(Purge)] をクリックすると、指定した日付よりも古いか、指定した日付間のすべてのレコードが削除されます。 指定したレコードを永久に削除しようとしていることを示すプロンプトが表示されます。 |
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ステップ 7 |
レコードを消去する場合は、[OK] をクリックします。[キャンセル(Cancel)] をクリックすると、消去操作が強制終了されます。 [OK] をクリックした場合、選択したテーブルからレコードが消去されます。レコードが正常に削除されると、テーブルから削除されたレコード数を示すステータス メッセージが表示されます。 |
この項では、CAR データベースの自動消去をスケジュールし、無効にする方法について説明します。システムでは、デフォルトで、自動データベース消去が有効に設定されています。
ステップ 1 |
を選択します。 [データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] ウィンドウが表示されます。ウィンドウの上部に、使用されている CAR データベース領域の容量が % 単位で表示されます。使用可能な最大の CAR データベース領域が MB 単位で表示されます。 |
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ステップ 2 |
[最低水準値(Low Water Mark)] ドロップダウン リスト ボックスから、システムで CAR データに使用する最大の CAR データベースサイズの、最小の割合(%)を選択します。デフォルト値では、80 % が指定されます。
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ステップ 3 |
[最高水準値(High Water Mark)] ドロップダウン リスト ボックスから、システムで CAR データに使用する最大の CAR データベースサイズの、最大の割合(%)を選択します。デフォルト値では、90 % が指定されます。 |
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ステップ 4 |
[コール詳細レコードの最大保存期間(Max Age of Call Detail Records)] フィールドに、CAR データベースで CDR を保持する最大日数を入力します。1 ~ 180 の範囲内の数を入力してください。デフォルト値では、60 日が指定されます。 CAR により、指定した日数よりも古いすべての CDR が削除されます。
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ステップ 5 |
[更新(Update)] をクリックします。 変更内容は、午前 0 時に有効になります。変更をただちに有効にする場合は、Cisco CAR Scheduler サービスを再起動します。
課金テーブル内に多数の CDR があり、パーティションを削除してもレコード数が 2M または HWM 制限を下回らない場合、CAR はデータベースに少なくとも 2 日間のデータを保存します。 データベースのレコード数が 2M または HWM 制限に達した場合
レコードの削除後もレコード数が 2M または HWM 制限を下回らない場合、CAR は少なくとも 2 日間レコードを保持し、CAR Loader を停止します。また、CAR は CAR 管理者に手動消去を続行するように電子メール通知を送信します。 アップグレード後に、[データベースの自動消去の設定(Configure Automatic Database Purge)] > MAX DATABASE AGE パラメータは次のいずれかに変更されます。
|
CAR では、さまざまなアクティビティのステータスを追跡するためにユーザが使用できるログが用意されています。イベント ログでは、自動的に生成されるレポート、CDR のロード、レポートの削除、データベースの消去など、CAR Scheduler によってトリガーされるイベントが追跡されます。
イベント ログでは、CAR Scheduler が制御するアクティビティのステータスについてのレポートが提供されます。イベント ログ レポートには、タスクが開始したか、正常に完了したか、処理中であるかが、示されます。
この項では、イベント ログ レポートを生成する方法について説明します。イベント ログには、日ごと、週ごと、または月ごとにスケジュールされたタスクまたはレポートのリストが含まれます。
Unified Communications Manager のこのリリースでは、新機能として、タスク モニタおよびデータベース メンテナンスが導入されています。
TaskMonitor では、その他のジョブのステータスが監視され、必要に応じて、IDS コマンド "onmode –F" を使用して Informix Dynamic Server(IDS)メモリがクリーンアップされます。DatabaseMaintenance では、IDS 推奨の最適化データベース管理 "update statistics" 手順が実行されます。
タスク モニタは、Scheduler が開始した約 1 分後と、Scheduler が毎日午前 0 時(00:00)にスケジュールを再生成した約 1 分後に、開始されます。タスク モニタは、定期的に(5 分ごとに)tbl_event_log からすべてのジョブの 1 日のステータスを監視します。ただし、PopulateSchedules、TaskMonitor、DatabaseMaintenance、および DailyCdrLoad は監視しません。
前のタスクが実行中であるためにスケジュールにあるタスクが開始されない場合、次のような追跡メッセージが表示されることがあります。
2008-02-14 08:00:04, 602 WARN [main]サービス。(2008-02-14 08:00:04, 602 WARN [main] services.)スケジューラ:runTasks():ジョブ[DailyCdrLoad]スレッドはビジーなので、本日のスケジュールから削除され、開始されません。(Scheduler - runTasks(): Job [DailyCdrLoad] thread is busy, hence it will be removed from today’s schedule and not be started!”)
Scheduler により、10 秒間定期的にスリープする猶予期間が与えられ、次に、タスク スレッドが完了したかがチェックされます。Scheduler は、合計で最大 2 分間、スリープします。2 分間待った後でも、タスク スレッドが完了していない場合、次のタスクが現在のスケジュールから削除され、次にスケジュールされた時間まで実行されません。
次の表に、タスク/レポートのリストおよびそのスケジュール頻度を示します。
タスク |
スケジュール頻度 |
---|---|
CDR ロード |
日次 |
タスク モニタ1 |
日次 |
データベース メンテナンス 2 |
日次 |
QoS 通知 |
日次 |
料金限度通知 |
日次 |
データベース警告 |
日次 |
レポートの削除 |
日次 |
データベースの消去 |
日次 |
トラフィックの要約 - 時間 |
日次 |
上位 N 件の料金 |
日次 |
上位 N 件の接続時間 |
日次 |
上位 N 件のコール数 |
日次 |
会議 - 詳細 |
日次 |
トラフィックの要約 - 曜日 |
週次 |
会議ブリッジの使用状況 - 曜日 |
週次 |
ボイス メッセージングの使用状況 - 曜日 |
週次 |
ルート パターン/ハント パイロットの使用状況 - 曜日 |
週次 |
ルート/ハントリストの使用状況 - 曜日 |
週次 |
ルート グループの使用状況 - 曜日 |
週次 |
ゲートウェイの使用状況 - 曜日 |
週次 |
回線グループの使用状況 - 曜日 |
週次 |
QoS の要約 |
月次 |
ゲートウェイの要約 |
月次 |
トラフィックの要約 - 日付 |
月次 |
システム概要 |
月次 |
部門課金の要約 |
月次 |
個人課金の要約 |
月次 |
上位 N 件の料金 |
月次 |
上位 N 件の接続時間 |
月次 |
上位 N 件のコール数 |
月次 |
会議 - 要約 |
月次 |
ステップ 1 |
を選択します。 [イベントログ(Event Log)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
毎日実行されるジョブを選択する場合は、[日次(Daily)] オプション ボタンをクリックします。毎週実行されるジョブを選択する場合は、[週次(Weekly)] オプション ボタンをクリックします。毎月実行されるジョブを選択する場合は、[月次(Monthly)] オプション ボタンをクリックします。 |
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ステップ 3 |
[ジョブのリスト(List of Jobs)] 領域で、情報が必要なタスクを選択します。 |
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ステップ 4 |
選択したタスクを [選択されたジョブ(Selected Jobs)] 領域に追加する場合は、右矢印アイコンをクリックします。 |
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ステップ 5 |
[選択されたジョブ(Selected Jobs)] 領域からタスクを削除する場合は、削除するタスクを選択し、左矢印アイコンをクリックします。 |
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ステップ 6 |
頻度が異なるタスクを追加する場合は、前の手順を繰り返して行ってください。たとえば、毎日実行されるレポートと、毎月または毎週実行されるタスクが含まれるレポートについて、作業を行うことができます。 |
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ステップ 7 |
ステータスを選択し、レポートに含めます。次の表に示すように、少なくとも 1 つのステータスを選択する必要があります。
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ステップ 8 |
[開始(From)] と [終了(To)] の値を選択して、日付範囲を選択します。 |
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ステップ 9 |
イベント ログ レポートを生成する場合は、[OK] をクリックします。 |
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ステップ 10 |
画面でログを右クリックし、[印刷(Print)] を選択して、印刷を行います。
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パラメータ |
説明 |
---|---|
シリアル番号(Sl No) |
シリアル番号 |
ジョブ(Jobs) |
タスクの名前 |
開始時刻(Start Time) |
タスクの開始時刻 |
終了時間(End Time) |
タスクの終了時刻 |
ステータス(Status) |
失敗、処理中、完了 |
日付(Date) |
タスクがスケジュールされている日付 |
CAR を使用してレポートの生成を開始する前に、評価エンジン、QoS 値、自動レポート生成、通知の制限などの項目を設定する必要があります。
CAR を使用すると、時間の経過に伴って加算されていくコールのコストに対して、基本的な料金レートを設定できます。時刻および音声品質のファクタを適用することで、コストをさらに適正化できます。通常、この機能は加入者にサービス料金を請求することが必要になるサービス プロバイダーが使用します。組織によっては、アカウンティングや予算編成の目的でこの情報を使用し、組織内のユーザと部門の課金コストを決定することもできます。
これらの評価パラメータを使用するレポートとしては、個人用課金情報、部門用課金情報、課金情報別の上位 N 件、接続時間別の上位 N 件、コール数別の上位 N 件があります。
(注) |
料金ベースやブロックのデフォルト値を変更しない場合は、ブロックあたりのデフォルト基本料金が 0 になるため、コストは常に 0 のままになります。 |
コールの料金は、コールの基本料金、時刻に応じた乗数、および音声品質に応じた乗数を乗算したもので構成されます。コールの基本料金は、
ウィンドウで設定できます。次のリストを参照してください。基本料金 = コスト(装置の数)。[ブロックの数(Number of Blocks)] セクションで指定した接続時間ブロックに適用されます。
ブロックの数 = コールの接続時間の合計数(秒単位)。基本料金の適用対象になります。
時刻に応じた乗数は、
ウィンドウで設定できます。この設定の基準になるのは、コールの接続時刻です。音声品質に応じた乗数は、
ウィンドウで設定できます。CAR は QoS レポートを生成します。これらのレポートで提示されるデータを格付けするために、CAR では、音声品質について設定した事前定義の値を使用します。ジッター、遅延、および損失パケットについて、最高、高、中、低に該当する値の範囲を指定できます。
CAR は、スケジュールに基づいて自動的にレポートを生成します。レポート生成には、日次、週次、月次の要約レポート、QoS レポート、トラフィック レポート、デバイスやルート プランの使用状況レポートなど、定期的に確認する必要のあるレポートを含めることができます。
QoS および 1 日あたりの料金については、限度を指定できます。これにより、これらの限度を超えた場合、管理者に電子メールでアラートが送信されます。このアラートは、Cisco Unified CM の管理で CAR 管理者として指定されたすべてのユーザに送信されます。
コールの基本レート、接続時間、時刻、および音声品質の評価パラメータを定義するには、CAR 評価エンジンを使用します。
(注) |
コールの評価パラメータは、CAR のロード中に使用されます。CAR データベース内の古い CDR レコードに対して、これらのパラメータの新しい値を使用する場合は、すべての CDR を CAR データベースにリロードする必要があります。 |
コールのコストの基準を設定するには、すべてのコールについて基本レートを指定する必要があります。たとえば、現在のサービス プロバイダーが 1 分につき 6 セントのレートで 10 秒ごとに細分化して課金(細分課金)している場合は、すべてのコールに課金される基本レートを、10 秒につき 1 セントとして設定します。
この項では、基本料金と接続時間の値を設定する方法について説明します。
(注) |
デフォルトの基本料金値を使用する場合は、レポートにコストが提示されません。システムにはデフォルト値が設定されていますが、このデフォルトのままにした場合、評価エンジンはディセーブルのままになり、コストを提示しません。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [通話時間(Call Duration)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[終了(秒)(To (seconds))] フィールドに、基本料金の適用対象となる秒数を入力します。たとえば、6 秒ごとに課金される場合は、このフィールドに 6 を入力します。コールの実際の接続時間にかかわらず、分単位の単純レートで課金される場合は、このフィールドに 60 を入力して、料金が分単位の接続時間に基づいて計算されるようにします。 |
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ステップ 3 |
[基本料金/ブロック(Base Charge/Block)] フィールドに、[終了(秒)(To (seconds))] フィールドに表示されている秒数に対する基本コストを入力します。たとえば、1 分あたり 6 セントの料金を 6 秒ごとに細分化して課金(細分課金)される場合は、このフィールドに 0.006 を入力します。分単位の接続時間に対して 1 分間につき 7 セントの料金を課金される場合(細分課金なし)は、このフィールドに 0.07 を入力します。 上記の例では、6 秒ごとに課金されていてコストが 6 秒ごとに 0.006 である場合、7 秒間のコールのコストは 0.012 になります。根拠:6 秒ごとに 0.006 のコストがかかり、0 ~ 6 秒までのブロックが 2 個発生しています。 同様に、分単位の接続時間に対して課金され、コストが 1 分間につき 7 セントである場合、3 分間のコールには 21 セントのコストがかかります。根拠:60 秒ごとに 7 セントのコストがかかり、1 分間のブロックが 3 個発生しています。 |
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ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。
|
コールのコストをさらに細かく定義するには、特定の時刻に応じた乗数を指定します。たとえば、昼間のコールに対して加入者に割増料金を課金する場合は、[通話時間(Call Duration)] ウィンドウで指定した 1 ブロックあたりの基本料金に対して、乗数を適用できます。
この項では、コールのコストが増加する特定の時刻を設定する方法について説明します。
(注) |
時刻によるコール コストの増加を避ける場合は、デフォルト値を使用できます。デフォルトの乗数は 1 になっているため、時刻によるコール コストの増加は発生しません。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [時刻(Time of Day)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
行を追加するには、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。 システムは、00:00:00 ~ 23:59:59 の行を追加します。 |
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ステップ 3 |
行をさらに追加するには、新しい行を追加する場所の下にある行のチェックボックスをオンにし、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。
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||
ステップ 4 |
[開始(From)] と [終了(To)] の時刻範囲に、時、分、秒を 24 時間制で入力します。デフォルトの時刻範囲は、24 時間(00:00:00 ~ 23:59:59)です。1 つの時刻範囲(午前 8 時~午後 5 時)を設定するには、3 つの時刻範囲(最初は 00:00:00 ~ 07:59:59、2 番目は 08:00:00 ~ 16:59:59、3 番目は 17:00:00 ~ 23:59:59)を設定する必要があります。
|
||
ステップ 5 |
[乗数(Multiplication Factor)] を入力します。この値は、指定した時刻範囲にコールが発生した場合に、1 ブロックあたりの基本料金に掛ける数値を指定するものです。たとえば、午前 8 時 ~ 午後 5 時に発信されたコールに対して 2 倍の割増料金を課金する場合、乗数は 2.00 になります。乗数が 1.00 である場合は、コールのコストに影響しません。 |
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ステップ 6 |
時刻および乗数を追加するには、[更新(Update)] ボタンをクリックします。
|
コールのコストをさらに細かく定義するには、コールの音声品質に応じた乗数を指定します。たとえば、最高の音声品質のコールを確保するために、加入者が割増料金を支払う場合は、[通話時間(Call Duration)] ウィンドウで指定した 1 ブロックあたりの基本料金に対して、音声品質に応じたさまざまな乗数を適用できます。1.00 以外の乗数を使用すると、さまざまな音声品質のコールを区別する場合にも役立ちます。
この項では、特定の音声品質のコールに対して追加コストを課金する場合に、コール コストを設定する方法について説明します。
(注) |
音声品質によるコール コストの増加を避ける場合は、デフォルト値を使用できます。デフォルトの乗数は 1.00 になっているため、音声品質によるコール コストの増加は発生しません。 |
ステップ 1 |
を選択します。 [音質(Voice Quality)] ウィンドウが表示されます。 |
||
ステップ 2 |
[Multiplication Factor] フィールドに、指定した音声品質カテゴリのコールが発生した場合に 1 ブロックあたりの基本料金に掛ける数値を入力します。[QoS 値の定義(Define QoS values)] セクションでは、音声品質カテゴリ(最高、高、中、および低)が定義されています。 例 音声品質(最高):ファクタ 1.2 音声品質(高):ファクタ 1.0 音声品質(中):ファクタ 1.0 音声品質(低):ファクタ 0.8 最高品質のコールには、高品質または中品質のコールの 1.2 倍の料金が課金されます。低品質のコールには、高品質または中品質のコールの 0.8 倍の料金が課金されます。
|
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ステップ 3 |
[更新(Update)] をクリックします。
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QoS 値は、最高、高、中、および低の各基準に基づいて、損失パケット、ジッター、および遅延について設定します。
コールが 4 つの音声品質カテゴリに設定されたどの基準も満たさない場合、そのコールは NA(該当なし)に分類されます。同様に、CMR データを生成するようにシステムが設定されていない場合(または、CMR が不良の場合)、CMR は NA(該当なし)に分類されます。
パラメータの値を無視するには、NA と入力します。たとえば、ジッターなどの QoS パラメータには NA が使用され、QoS は最高として定義されます。つまり、QoS は、遅延および損失パケットの値にのみ依存します。3 つのパラメータの値を、すべて NA にすることはできません。Infinity は、それぞれのパラメータの最大値を表します。ジッターの値が 500 ~ Infinity である場合は低と見なす、というルールを指定すると、ジッターが 500 を超えるコールは低として分類されます。
(注) |
「NA」および「Infinity」という分類では、大文字と小文字が区別されることに注意してください。"""" |
この項では、QoS の値を定義する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [QoS の定義(Define Quality of Service)] ウィンドウが表示されます。次の表に、QoS のデフォルト値を示します。
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||||||||
ステップ 2 |
行を追加するには、新しい行を追加する行の上にあるチェックボックスをオンにし、[行の追加(Add Rows)] リンクをクリックします。 チェックボックスをオンにした行の上に新しい行が追加され、チェックボックスはオフになります。 これらの行は、QoS レポートで状態を最高、高、中、低に格付けするときに、CAR で使用される値を表します。設定する値ごとに、上限値と下限値を [開始(From)] カラムと [終了(To)] カラムに入力します。
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||||||||
ステップ 3 |
設定した値ごとに、[QoS(Quality of Service)] を選択します。 |
||||||||
ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。
|
はじめる前に
CAR を使用してレポートの生成を開始する前に、システムを設定する必要があります。
次の表に、自動生成をイネーブルまたはディセーブルにするレポートのリスト、レポート生成間隔、およびレポートの受信者を示します。
レポート名 |
レポート生成間隔 |
受信者 |
||
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部門課金の要約 |
月次 |
|
||
ゲートウェイの要約 |
月次 |
|
||
個人課金 |
月次 |
|
||
個人課金の要約 |
月次 |
|
||
会議要約 |
月次 |
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会議詳細 |
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QoS の要約 |
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システム概要 |
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上位 N 件の料金 |
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上位 N 件の料金 |
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上位 N 件の接続時間 |
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上位 N 件の接続時間 |
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上位 N 件のコール数 |
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上位 N 件のコール数 |
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トラフィックの要約 - 日付 |
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トラフィックの要約 - 曜日 |
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トラフィックの要約 - 時間 |
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会議ブリッジの使用状況 - 曜日 |
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ボイス メッセージングの使用状況 - 曜日 |
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ルート パターン/ハント パイロットの使用状況 - 曜日 |
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ルート/ハント リストの使用状況 - 曜日 |
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ルート グループの使用状況 - 曜日 |
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回線グループの使用状況 - 曜日 |
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ゲートウェイの使用状況 - 曜日 |
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(注) |
ゲートウェイ、ルート グループ、ルート リスト、およびルート パターンが多数ある大規模な構成では、すべての使用状況レポート(ゲートウェイ使用状況、回線グループ使用状況、ルート グループ使用状況、ルート リスト使用状況、およびルート パターン使用状況)をイネーブルにすると、システムの CPU 使用率が上昇し、レポートの生成時間が長くなります。また、システムのパフォーマンスにも影響します。自動生成は、ゲートウェイ使用状況についてのみイネーブルにすることを推奨します。これは、通常、大規模なシステムでもゲートウェイの数は少ないためです。どの使用状況レポートも、5 個以下のゲートウェイ、ルート グループ、ルート リスト、またはルート グループを選択して、すべてオンデマンドで生成できます。 |
レポートを自動生成するプロセスは、次の 2 つの手順で構成されます。
まず、生成するレポートをイネーブルにします(デフォルトでイネーブルになっていない場合)。
次に、レポートを生成する日時をスケジュールします(CAR には、デフォルトのスケジュールが用意されています。デフォルトのスケジュールをそのまま使用できる場合は、自動的に生成するレポートをイネーブルにするだけで済みます)。
CAR は、さまざまなイベントについて電子メール アラートを提供します。システムで電子メール アラートをイネーブルにするプロセスは、2 つの手順で構成されます。
まず、電子メール アラートをイネーブルにします。デフォルトでは、すべてではなく一部のレポートでイネーブルになっています。
次に、アラート基準を満たしたときに送信される電子メールを設定します。
この項では、1 つまたはすべてのレポートの自動生成をイネーブルまたはディセーブルにする方法について説明します。また、レポート パラメータをカスタマイズしてメール送信オプションを有効にすると、レポートが作成されたときに電子メールで送信されるようにすることもできます。レポートをメールで送信されるようにする場合、CAR は、CAR 管理者のメール ID と [メール パラメータ(Mail Parameters)] ウィンドウで設定されたメール ドメインを使用して電子メール アドレスを生成します。つまり、CAR は、<CAR 管理者のメール ID> @ <[メールパラメータ(Mail Parameters)] ウィンドウで設定されたドメイン>を使用します。
Unified Communications Manager を新しくインストールした際には、必ず最初に E メール アラートとレポートの自動生成を有効にする必要があります。すべてのレポートおよびアラートのデフォルトのステータスは「無効(Disabled)」です。
Unified Communications Manager リリース 5.x からそれ以降のリリースへのすべての Unified Communications Manager アップグレードでは、CAR Scheduler サービスがアクティブな場合にのみ、tbl_pregenmail_option テーブルのデータが移行されます。
それ以外のバージョンの Unified Communications Manager にアップグレードする場合は、システム リソースを節約するために、アップグレードの処理中はすべてのレポートおよびアラートを無効にしてください。アップグレード完了後には、レポートおよびアラートをイネーブルにすることを忘れないでください。
デフォルトでイネーブルになるレポートについては、レポート生成スケジュールで説明しています。
ステップ 1 |
を選択します。 [レポートの自動作成/警告オプション(Automatic Report Generation/Alert Option)] ウィンドウが表示されます。 |
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ステップ 2 |
[レポート[レポートの作成間隔](Reports [Report Generation Interval])] ボックスで、システム スケジューラで定義したスケジュールに基づいて自動生成するレポートを選択します。CDR ロード スケジュールの設定を参照してください。 |
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ステップ 3 |
[ステータス(Status)] フィールドで、[有効(Enabled)] または [無効(Disabled)] を選択します。 |
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ステップ 4 |
レポートをカスタマイズする、または生成されたレポートが電子メールで送信されるようにするには、[パラメータのカスタマイズ(Customize Parameters)] ボタンをクリックします。 [パラメータのカスタマイズ(Customize Parameters)] ウィンドウが表示されます。
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ステップ 5 |
メールで送信するレポートのタイプに応じて、[CSV] オプション ボタンまたは [PDF] オプション ボタンを選択します。 |
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ステップ 6 |
レポートがすべての CAR 管理者に電子メールで送信されるようにするには、[メール送信オプション(Mailing Option)] チェックボックスをオンにします。 |
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ステップ 7 |
指定した値を保存するには、[更新(Update)] をクリックします。 [パラメータのカスタマイズ(Customize Parameters)] ウィンドウが閉じます。 |
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ステップ 8 |
他のレポートをイネーブルにする、またはカスタマイズするには、前の手順を繰り返して行ってください。 |
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ステップ 9 |
[更新(Update)] をクリックします。 変更内容は、午前 0 時に有効になります。CAR Scheduler サービスを一旦停止し再起動すると、変更内容をすぐに有効にできます。 |
2 種類の電子メールによるアラートを使用できます。これらのアラートは、次のとおりです。
料金限度通知
QoS 通知
これらのアラートを設定する方法については、通知限度の設定を参照してください。
この項では、これらのアラートをイネーブルにして、ユーザにメールで送信する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [レポートの自動作成/警告(Automatic Report Generation/Alert)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 |
[メールによる警告(Alerts by Mail)] ボックスで、イネーブルまたはディセーブルにするアラートを選択します。 |
ステップ 3 |
[ステータス(Status)] フィールドで、[有効(Enabled)] または [無効(Disabled)] を選択します。 |
ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。 |
ステップ 5 |
メールによるアラートをイネーブルまたはディセーブルにするには、前の手順を繰り返して行ってください。 変更内容は、午前 0 時に有効になります。CAR Scheduler サービスを一旦停止し再起動すると、変更内容をすぐに有効にできます。 |
はじめる前に
CAR を使用してレポートの生成を開始する前に、システムを設定する必要があります。
この項では、QoS および 1 日あたりの料金の通知限度を指定する方法について説明します。
ステップ 1 |
を選択します。 [通知の限度の設定(Set Limits for Notification)] ウィンドウが表示されます。 |
ステップ 2 |
[日次 QoS パラメータ(Daily QoS Parameters)] 領域に、最高品質コールと低品質コールのしきい値を入力します。 しきい値は、すべてのコールにおける割合(%)の形で適用されます。このしきい値を超えると、管理者に電子メール アラートが送信されます。最高品質コールのデフォルトは、20 % 未満です。これは、最高品質コールが 1 日あたりのすべてのコールの 20 % 未満であった場合、アラートが送信されることを意味します。低品質コールのデフォルトは、30 % 超過です。これは、低品質コールが 1 日あたりのすべてのコールの 30 % を超えた場合、アラートが送信されることを意味します。このアラートを QoS 通知と呼びます。 |
ステップ 3 |
[1 日あたりの料金の限度(Daily Charge Limit)] 領域に、(ドル、フラン、ポンドなどの)通貨を単位とする数値を入力します。システム内のいずれかのユーザの料金がこの値を超えた場合は、管理者に電子メール アラートが送信されます。このアラートを、料金限度通知と呼びます。 |
ステップ 4 |
[更新(Update)] をクリックします。 変更内容は、ただちに有効になります。新しい値は、次回にアラートが送信されるときに使用されます。 |