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Cisco Unified Communications Manager 対応の会議ブリッジは、アドホック会議とミートミー音声会議の両方に対応するように設計されたソフトウェアまたはハードウェアのアプリケーションです。その他の会議ブリッジ タイプがビデオ会議を含む他のタイプの電話会議をサポートします。各会議ブリッジは複数のマルチパーティ会議を同時にホストできます。ハードウェアとソフトウェアの両方の会議ブリッジを同時にアクティブにできます。ソフトウェアとハードウェアの会議ブリッジはストリーム数とサポートするコーデックのタイプが異なります。新しいサーバを追加すると、システムは自動的にソフトウェア会議ブリッジを追加します。
(注) | Cisco Unified Communications Manager サーバが作成されると、会議ブリッジ ソフトウェアも自動的に作成されるため、作成できません。Cisco Unified Communications Manager の管理ページに会議ブリッジ ソフトウェアを追加できません。 |
Cisco Unified Communications Manager の管理では、次の会議ブリッジ タイプを使用できます。
Cisco Unified Communications Manager のコール保持機能は、Cisco Unified Communications Manager で障害が発生した場合やデバイスとコールをセットアップした Cisco Unified Communications Manager 間の通信で障害が発生した場合にアクティブ コールが中断されないことを保証します。
Cisco Unified Communications Manager は広範な Cisco Unified Communications デバイスでのコール保持を完全にサポートします。このサポートには、Cisco Unified IP Phone、および Foreign Exchange Office(FXO)(非ループ開始トランク)と Foreign Exchange Station(FXS)インターフェイスをサポートする Media Gateway Control Protocol(MGCP)ゲートウェイ、それよりも規模は小さくなりますが、会議ブリッジ、MTP、およびトランスコーディング リソース デバイス間のコール保持が含まれます。
高度なサービス パラメータ Allow Peer to Preserve H.323 Calls を True に設定することにより、H.323 コール保持を有効にします。
次のデバイスおよびアプリケーションはコール保持をサポートします。両端が次のデバイスのいずれかを経由して接続している場合、Cisco Unified Communications Manager はコール保持を維持します。
SIP トランク
ソフトウェア会議ブリッジ
ソフトウェア MTP
ハードウェア会議ブリッジ(Cisco Catalyst 6000 8 Port Voice E1/T1 and Services Module、Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module)
トランスコーダ(Cisco Catalyst 6000 8 Port Voice E1/T1 and Services Module、Cisco Catalyst 4000 Access Gateway Module)
非 IOS MGCP ゲートウェイ(Catalyst 6000 24 Port FXS Analog Interface Module、Cisco DT24+、Cisco DE30+、Cisco VG200)
Cisco IOS H.323 ゲートウェイ(Cisco 2800 シリーズ、Cisco 3800 シリーズなど)
Cisco IOS MGCP ゲートウェイ(Cisco VG200、Catalyst 4000 Access Gateway Module、Cisco 2620、Cisco 3620、Cisco 3640、Cisco 3660、Cisco 3810)
Cisco VG248 Analog Phone ゲートウェイ
次のデバイスおよびアプリケーションはコール保持をサポートしません。
次の表で、さまざまなシナリオでのコール保持の処理方法について説明します。
シナリオ |
コール保持の処理 |
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Cisco Unified Communications Manager の障害によって、その Cisco Unified Communications Manager を介して設定されたすべてのコールの呼処理機能が失われます。 Cisco Unified Communications Manager は、エンド ユーザが受話器を置くまで、またはメディア接続が解放されたことをデバイスが判別するまで、影響を受けるアクティブ コールを保持します。ユーザは、この障害の結果として保持されるコールの呼処理機能を呼び出すことはできません。 |
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デバイスとそれを制御する Cisco Unified Communications Manager 間の通信に障害が発生すると、デバイスは障害を認識し、アクティブな接続を維持します。Cisco Unified Communications Manager は通信障害を認識し、通信が失われたデバイスのコールに関連付けられている呼処理エンティティを消去します。 Cisco Unified Communications Manager は影響を受けるコールに関連付けられている動作中のデバイスの制御を引き続き維持します。Cisco Unified Communications Manager は、エンド ユーザが受話器を置くまで、またはメディア接続が解放されたことをデバイスが判別するまで、影響を受けるアクティブ コールを保持します。ユーザは、この障害の結果として保持されるコールの呼処理機能を呼び出すことはできません。
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デバイスの障害 (電話、ゲートウェイ、会議ブリッジ、トランスコーダ、MTP) |
デバイスに障害が発生した場合、デバイスを介して存在している接続は、ストリーミング メディアを停止します。アクティブな Cisco Unified Communications Manager はデバイスの障害を認識し、障害が発生したデバイスのコールに関連付けられている呼処理エンティティを消去します。 Cisco Unified Communications Manager は影響を受けるコールに関連付けられている動作中のデバイスの制御を維持します。Cisco Unified Communications Manager は、存続しているエンド ユーザが受話器を置くまで、またはメディア接続が解放されたことを動作中のデバイスが判別するまで、動作中のデバイスに関連付けられたアクティブな接続(コール)を保持します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | 会議ブリッジの設定 |
アドホックおよびミートミー音声会議を使用できるように、ハードウェアまたはソフトウェアの会議ブリッジを設定します。 |
ステップ 2 | 会議ブリッジのサービス パラメータの設定 |
ネットワークに、 Cisco IOS 会議ブリッジと Cisco IOS 拡張会議ブリッジがいずれも存在する場合は、次の手順を実行します。 |
アドホックおよびミートミー音声会議を許可するように、ハードウェアまたはソフトウェア会議ブリッジを設定する必要があります。
ネットワークに Cisco IOS 会議ブリッジおよび Cisco IOS の拡張会議ブリッジが含まれる場合、会議ブリッジのサービス パラメータの設定を実行します。
ネットワークに Cisco IOS Conference Bridge と Cisco IOS Enhanced Conference Bridge の両方が含まれる場合は、次の手順を実行します。