Cisco Unity Connection 8.x のユーザ アカウントについて
Cisco Unity Connection のユーザには次の 2 種類があります。
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割り当てられたサービス クラスに応じて、ボイス メッセージを送受信する必要のあるユーザと、パーソナル着信転送ルールや Connection Web Inbox(Connection 8.5 以降)または Messaging Inbox(Connection 8.0)などのその他の Connection 機能を使用可能なユーザ。 ボイス メールボックスありでセットアップされたユーザ アカウントは、内線番号が割り振られ、ボイスメールがライセンスされたユーザとしてカウントされます。 |
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ボイス メッセージを送受信する必要はないが、システムを管理する必要のあるユーザ。アカウントを事前定義の役割のいずれかに割り当てることによって、管理者が実行可能なタスクを決定します。 ボイス メールボックスなしでセットアップされたアカウントは、内線番号が割り振られず、ボイスメールがライセンスされたユーザとしてカウントされません。 |
Cisco Unity Connection のデフォルト ユーザ アカウント
Cisco Unity Connection では、システムのセットアップで使用される次の 4 つのデフォルト ユーザ アカウントが作成されます。これらのアカウントは、ユーザ ライセンス カウントに含まれません。
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管理者ユーザ アカウントは、最上位の管理特権(システム管理者の役割)を付与され、Cisco Unity Connection Administration のアクセスに使用されます。このアカウントのエイリアスとパスワードはインストール中に指定されます。このアカウントは、ボイス メールボックスがないユーザとして設定されます。
注意 デフォルトの管理者アカウントは削除できます。ただし、このアカウントを削除する前に、システム管理者の役割が 1 人以上の他のユーザに割り当てられていることを確認してください。
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オペレータユーザ アカウントは、オペレータ コール ハンドラのメッセージ受信者です。オペレータに対するコールが無応答の場合、発信者はオペレータ コール ハンドラの着信転送設定に応じて、メッセージを残すことができます。オペレータ ユーザ アカウントのメールボックスを監視する人物を割り当てるか、メッセージを別のユーザまたは同報リストに送信するようにオペレータ コール ハンドラを再設定することを推奨します。 このアカウントは削除できません。 |
[配信できないメッセージ(Undeliverable Messages)] メールボックス
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デフォルトで、[配信できないメッセージ(Undeliverable Messages)] メールボックス ユーザ アカウントは、配信できないメッセージの通知を受け取る [配信できないメッセージ(Undeliverable Messages)] 同報リストの唯一のメンバーです。このメールボックスを監視する人物を割り当てるか、[配信できないメッセージ(Undeliverable Messages)] 同報リストにユーザを追加して、そのリストに配信されたすべてのメッセージを監視して再ルーティング(必要に応じて)することを推奨します。 このアカウントは削除できません。 |
Unity Connection メッセージング システム
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Unity Connection メッセージング システム ユーザ アカウントは、ボイス メールボックスがないユーザとして設定されます。このアカウントは、外部発信者からのメッセージの代理送信者として機能します。したがって、外部発信者からのメッセージは、Unity Connection メッセージング システム メールボックスから届いたものとして識別されます。 このアカウントは削除できません。 |
Cisco Unity Connection 8.x の連絡先について
Cisco Unity Connection の連絡先には次の 2 種類があります。
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管理者定義連絡先は、ボイス メッセージングなどの Connection 機能にアクセスできません。この連絡先は、別のシステム上にボイスメール アカウントを持つ社員を表すことができます。また、ボイス メールボックスを必要としないが、Connection ユーザと頻繁に通信する顧客またはベンダーを表すこともできます。 |
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ユーザ定義連絡先は、管理者定義連絡先と似ていますが、個々のユーザによって作成され、それを作成したユーザしかアクセスすることができません。 |
連絡先の用途
システム上にメールボックスがないが、ユーザと通信する必要のあるスタッフ、ベンダー、またはパートナーが存在する場合は、彼ら用の連絡先を作成することを推奨します。ユーザごとにセットアップする必要のあるユーザ定義連絡先と違って、管理者定義連絡先はすべてのユーザが使用できます。加えて、ユーザは、管理者定義連絡先をパーソナル着信転送ルールや発信者グループに追加したり、ボイス コマンドを使用して連絡先を呼び出したりすることができます。さらに、連絡先情報が変更された場合、それを更新するのは 1 カ所だけです。次の点に注意してください。
• VPIM メッセージング:管理者定義連絡先は VPIM メッセージング用に設定できます。この連絡先は、他の VPIM 互換ボイス メッセージング システム上のユーザを表します。連絡先が VPIM ユーザを表すようにセットアップされている場合、Connection ユーザは他のボイス メッセージング システム上の VPIM ユーザとメッセージを送受信できます。
• ディレクトリ アクセス :Cisco Unity Connection Administration で連絡先を作成し、それを社内ディレクトリに掲載可能にすれば、ユーザは Connection ディレクトリからその連絡先にアクセスできます。これによって、発信者は連絡先の内線番号に転送できます。
• ネーム ダイヤリング アクセス :ユーザは、連絡先の転送が有効になっているかぎり、音声認識カンバセーションを使用して簡単に連絡先に電話をかけることができます。
• パーソナル着信転送ルール: ユーザは、他のユーザ、管理者定義連絡先、およびユーザ定義連絡先をパーソナル着信転送ルールと発信者グループに追加できます。