初期設定

初期設定の概要

Cisco UCS Manager の初期設定を開始する前に、このガイドの「Cisco Unified Computing System の基本事項」セクションおよび「システム要件」セクションを参照してください。

Cisco UCS Manager の初期設定には、次の手順が含まれています。

図 1. Cisco UCS Manager 初期設定の概要


  1. コンソールの設定:この手順では、シリアル コンソールを使用して Cisco UCS Manager を起動します。ファブリック インターコネクトで初期設定ウィザードを実行し、管理用サブネットに 3 つの IP アドレスを割り当てます。各ファブリック インターコネクトに 1 つずつ、および Cisco UCS Manager インスタンスを定義し管理可能にする仮想 IP インターフェイスに 1 つです。この手順の詳細については、次を参照してください。 コンソールのセットアップ

  2. 管理ポリシーの設定:この手順では、DNS サーバ、NTP、タイム ゾーンなどの管理ポリシーを設定します。これらはすべてのコンポーネントが正しく機能するために必要です。この手順の詳細については、「管理ポリシーの設定」を参照してください。

  3. 装置ポリシーの設定:この手順では、Cisco UCS Managerで装置ポリシーを設定して、シャーシ ディスカバリを実行します。シャーシ ディスカバリ ポリシーでは、I/O モジュールとファブリック インターコネクトの間の最小限の接続数を指定します。この値を明示的に設定する必要があります。この手順の詳細については、次を参照してください。 装置ポリシーの設定

  4. ユニファイド ポートの設定:この手順では、プライマリと従属のファブリック インターコネクトでユニファイド ポートを設定します。 ユニファイド ポートの設定

  5. ファブリック インターコネクト ポートの設定:この手順では、ファブリック インターコネクト サーバ ポートを設定します。この手順の詳細については、以下を参照してください。 ファブリック インターコネクト サーバ ポートの設定
  6. LAN 接続の設定:この手順では、ファブリック インターコネクトから初期 LAN 接続を確立します。この手順の詳細については、「LAN 接続の設定」を参照してください。

  7. SAN 接続の設定:この手順では、ファブリック インターコネクトから初期 SAN 接続を確立します。この手順の詳細については、次を参照してください。 SAN 接続の設定

  8. ワークロードの定義:初期設定が終了した後、ワークロードを定義できます。この手順の詳細については、「ワークロードの定義」を参照してください。

コンソールのセットアップ

Cisco UCS ファブリック インターコネクトの初期設定を行う際には、コンソール接続を使用します。単一ドメイン内の複数のファブリック インターコネクト間では、Cisco UCS Manager のバージョンを同一にする必要があります。サポートされているファームウェア バージョンを確認するには、最新の『Cisco UCS Manager リリース ノート』および『ファームウェア管理ガイド』を参照してください。

はじめる前に

コンソール設定のために必要な次の情報を集めます。
  • システム名

  • admin アカウントのパスワード。Cisco UCS Manager のパスワードのガイドラインに適合する強力なパスワードを選択します。このパスワード フィールドは空にできません。

  • 管理ポートの IPv4 とサブネット マスク、または IPv6 アドレスとプレフィックス。

  • デフォルト ゲートウェイの IPv4 または IPv6 アドレス。

  • DNS サーバの IPv4 または IPv6 アドレス(任意)。

  • システムのドメイン名(任意)。

インストール方法

GUI または CLI を使用して Cisco UCS Manager を設定できます。

インストール方法

参照先

GUI

GUI を使用したプライマリ ファブリック インターコネクトの設定

CLI

CLI を使用したプライマリ ファブリック インターコネクトの設定

ファブリックインターコネクトの設定

ファブリック インターコネクトの初期設定は、コンソール接続を使用して実行します。単一ドメイン内のファブリック インターコネクト間では、Cisco UCS Manager のバージョンを同一にする必要があります。サポートされているファームウェア バージョンを確認するには、最新の『Cisco UCS Manager リリース ノート』および『ファームウェア管理ガイド』を参照してください。

GUI を使用したプライマリ ファブリック インターコネクトの設定

以下に示すプライマリ ファブリック インターコネクトの設定手順に従うか、または「Cisco UCS Manager Initial Setup part 1」を視聴します。

Procedure

Step 1

ファブリック インターコネクトの電源を入れます。

ファブリック インターコネクトが起動すると、電源投入時セルフテスト メッセージが表示されます。

Step 2

システムがリースを取得する場合は手順 6 に移動します。それ以外の場合は次のステップに進みます。

Step 3

コンソール ポートに接続します。

Step 4

インストール方式プロンプトに gui と入力します。

Step 5

システムが DHCP サーバにアクセスできない場合は、次の情報を入力するよう求められます。

  • ファブリック インターコネクトの管理ポートの IPv4 または IPv6 アドレス

  • ファブリック インターコネクトの管理ポートの IPv4 サブネット マスクまたは IPv6 プレフィクス。

  • ファブリック インターコネクトに割り当てられたデフォルト ゲートウェイの IPv4 または IPv6 アドレス

Note

 

クラスタ設定では、設定時に両方のファブリック インターコネクトに同じ管理インターフェイスのアドレス タイプを割り当てる必要があります。

Step 6

プロンプトから、Web ブラウザに Web リンクをコピーし、Cisco UCS ManagerGUI 起動ページに移動します。

Step 7

Cisco UCS Manager GUI 起動ページで [簡易設定(Express Setup)] を選択します。

Step 8

[簡易設定(Express Setup)] ページで [初期設定(Initial Setup)] を選択し、[送信(Submit)] をクリックします。

Step 9

[クラスタおよびファブリックの設定(Cluster and Fabric Setup)] 領域で、

  1. クラスタ リングを有効にするオプションをクリックします。

  2. [ファブリック設定(Fabric Setup)] オプションで [ファブリック A(Fabric A)] を選択します。

  3. [クラスタ IP アドレス(Cluster IP Address)] フィールドに、Cisco UCS Manager が使用する IPv4 または IPv6 アドレスを入力します。

Step 10

[System Setup] 領域で、次のフィールドに値を入力します。

フィールド

説明

システム名

Cisco UCS ドメインに割り当てられる名前。

スタンドアロン設定では、システム名に「-A」が追加されます。クラスタ設定では、ファブリック A に割り当てられたファブリック インターコネクトに「-A」が、ファブリック B に割り当てられたファブリック インターコネクトに「-B」が追加されます。

[Admin Password]

ファブリック インターコネクト上の Admin アカウントに使用されるパスワード。

Cisco UCS Manager のパスワードのガイドラインに適合する強力なパスワードを選択します。このパスワードは空にできません。

[Confirm Admin Password]

ファブリック インターコネクト上の Admin アカウントに使用されるパスワード。

[Mgmt IP Address]

ファブリック インターコネクトの管理ポートのスタティック IPv4 または IPv6 アドレス。

[Mgmt IP Netmask] または [Mgmt IP Prefix]

ファブリック インターコネクトの管理ポートの IPv4 サブネット マスクまたは IPv6 プレフィクス。

Note

 

[Mgmt IP Address] に入力したアドレス タイプに基づいて、[Mgmt IP Netmask] または [Mgmt IP Prefix] の入力が求められます。

[Default Gateway]

ファブリック インターコネクト上の管理ポートに割り当てられるデフォルト ゲートウェイの IPv4 または IPv6 アドレス。

Note

 

[Mgmt IP Address] フィールドに入力したアドレス タイプに基づいて、システムから [Default Gateway] アドレス タイプへの入力が求められます。

DNS サーバーの IP(DNS Server IP)

ファブリック インターコネクトに割り当てられる DNS サーバーの IPv4 または IPv6 アドレス。

[Domain Name]

ファブリック インターコネクトが存在するドメインの名前。

Step 11

[送信(Submit)] をクリックします。

セットアップ操作の結果がページに表示されます。

GUI を使用した従属ファブリック インターコネクトの設定

以下に示す従属ファブリック インターコネクトの設定手順に従うか、または「Cisco UCS Manager Initial Setup part 2」を視聴します。


Note


既存の高可用性クラスタに新しいファブリック インターコネクトを追加するとき(新規インストールやファブリック インターコネクトの交換時など)、認証方式がリモートに設定されている限り、新しいデバイスはクラスタにログインできません。新しいファブリック インターコネクトをクラスタに正常に追加するには、認証方式を一時的にローカルに設定し、プライマリ ファブリック インターコネクトのローカル管理者資格情報を使用する必要があります。


Procedure

Step 1

ファブリック インターコネクトの電源を入れます。

ファブリック インターコネクトが起動すると、電源投入時セルフテスト メッセージが表示されます。

Step 2

システムがリースを取得する場合はステップ 6 に移動します。それ以外の場合は次のステップに進みます。

Step 3

コンソール ポートに接続します。

Step 4

インストール方式プロンプトに gui と入力します。

Step 5

システムが DHCP サーバにアクセスできない場合は、次の情報を入力するよう求められます。

  • ファブリック インターコネクトの管理ポートの IPv4 または IPv6 アドレス

  • ファブリック インターコネクトの管理ポートの IPv4 サブネット マスクまたは IPv6 プレフィクス。

  • ファブリック インターコネクトに割り当てられたデフォルト ゲートウェイの IPv4 または IPv6 アドレス

Note

 

クラスタ設定では、設定時に両方のファブリック インターコネクトに同じ管理インターフェイスのアドレス タイプを割り当てる必要があります。

Step 6

プロンプトから、Web ブラウザに Web リンクをコピーし、Cisco UCS ManagerGUI 起動ページに移動します。

Step 7

Cisco UCS Manager GUI 起動ページで [簡易設定(Express Setup)] を選択します。

Step 8

[簡易設定(Express Setup)] ページで [初期設定(Initial Setup)] を選択し、[送信(Submit)] をクリックします。

ファブリック インターコネクトは、第 1 ファブリック インターコネクトの設定情報を検出します。

Step 9

[クラスタとファブリックの設定(Cluster and Fabric Setup)] 領域で、

  1. [クラスタリングを有効にする(Enable Clustering)] オプションを選択します。

  2. [ファブリックの設定(Fabric Setup)] オプションに対して [ファブリック B(Fabric B)] が選択されていることを確認します。

Step 10

[システム設定(System Setup)] 領域の [マスターの Admin パスワード(Admin Password of Maste)r] フィールドに Admin アカウントのパスワードを入力します。

[Manager の初期設定(Manager Initial Setup)] 領域が表示されます。

Step 11

[Manager Initial Setup] 領域で表示されるフィールドは、第 1 ファブリック インターコネクトを IPv4 または IPv6 のどちらの管理アドレスで設定したかによって異なります。次のように、設定に適したフィールドに入力します。

フィールド

説明

[Peer FI is IPv4 Cluster enabled. Please Provide Local fabric interconnect Mgmt0 IPv4 Address]

ローカル ファブリック インターコネクトの Mgmt0 インターフェイスの IPv4 アドレスを入力します。

[Peer FI is IPv6 Cluster enabled. Please Provide Local fabric interconnect Mgmt0 IPv6 Address]

ローカルのファブリック インターコネクトの Mgmt0 インターフェイスの IPv6 を入力します。

Step 12

[送信(Submit)] をクリックします。

セットアップ操作の結果がページに表示されます。


CLI を使用したプライマリ ファブリック インターコネクトの設定

Procedure

Step 1

コンソール ポートに接続します。

Step 2

ファブリック インターコネクトの電源を入れます。

ファブリック インターコネクトが起動すると、電源投入時セルフテスト メッセージが表示されます。

Step 3

設定されていないシステムがブートすると、使用する設定方法の入力を要求するプロンプトが表示されます。console と入力して、コンソール CLI を使用した初期設定を続行します。

Step 4

setup と入力して、初期システム設定を続行します。

Step 5

y と入力して、初期設定を続行することを確認します。

Step 6

管理アカウントのパスワードを入力します。

Step 7

確認のために、管理アカウントのパスワードを再入力します。

Step 8

yes と入力して、クラスタ構成の初期設定を続行します。

Step 9

ファブリック インターコネクトのファブリックを入力します( A または B )。

Step 10

システム名を入力します。

Step 11

ファブリック インターコネクトの管理ポートの IPv4 または IPv6 アドレスを入力します。

IPv4 アドレスを入力する場合は、IPv4 サブネット マスクを入力するように求められます。IPv6 アドレスを入力する場合は、IPv6 ネットワーク プレフィックスを入力するように求められます。

Step 12

各 IPv4 サブネット マスク、または IPv6 ネットワーク プレフィックスを入力し、Enter キーを押します。

ファブリック インターコネクトの管理ポート用に入力したアドレス タイプに応じて、デフォルト ゲートウェイの IPv4 または IPv6 アドレスが求められます。

Step 13

次のいずれかを入力します。

  • デフォルト ゲートウェイの IPv4 アドレス
  • デフォルト ゲートウェイの IPv6 アドレス

Step 14

DNS サーバの IP アドレスを指定する場合は yes を入力し、指定しない場合は no を入力します。

Step 15

(Optional) DNS サーバの IPv4 または IPv6 アドレスを入力します。

アドレス タイプはファブリック インターコネクトの管理ポートのアドレス タイプと同じである必要があります。

Step 16

デフォルトのドメイン名を指定する場合は yes を入力し、指定しない場合は no を入力します。

Step 17

(Optional) デフォルト ドメイン名を入力します。

Step 18

設定の概要を確認し、 yes と入力して設定を保存および適用するか、 no と入力して設定ウィザードを初めからやり直して設定を一部変更します。

設定ウィザードのやり直しを選択した場合は、以前に入力した値が角カッコで囲まれて表示されます。以前に入力した値をそのまま使用する場合は、Enter を押します。


Example

次に、コンソールおよび IPv4 管理アドレスを使用してクラスタ構成の最初のファブリック インターコネクトをセットアップする例を示します。


Enter the installation method (console/gui)?  console
Enter the setup mode (restore from backup or initial setup) [restore/setup]? setup
You have chosen to setup a new switch.  Continue? (y/n): y
Enter the password for "admin": 
Confirm the password for "admin": 
Do you want to create a new cluster on this switch (select 'no' for standalone setup or if you want this switch to be added to an existing cluster)? (yes/no) [n]: yes
Enter the switch fabric (A/B): A
Enter the system name: foo
Mgmt0 IPv4 address: 192.168.10.10
Mgmt0 IPv4 netmask: 255.255.255.0
IPv4 address of the default gateway: 192.168.10.1
Virtual IPv4 address: 192.168.10.12
Configure the DNS Server IPv4 address? (yes/no) [n]: yes
  DNS IPv4 address: 20.10.20.10
Configure the default domain name? (yes/no) [n]: yes
  Default domain name: domainname.com
Join centralized management environment (UCS Central)? (yes/no) [n]: no
Following configurations will be applied:
  Switch Fabric=A
  System Name=foo
  Management IP Address=192.168.10.10
  Management IP Netmask=255.255.255.0
  Default Gateway=192.168.10.1
  Cluster Enabled=yes  
  Virtual Ip Address=192.168.10.12
  DNS Server=20.10.20.10
  Domain Name=domainname.com
Apply and save the configuration (select 'no' if you want to re-enter)? (yes/no): yes

次に、コンソールおよび IPv6 管理アドレスを使用してクラスタ構成の最初のファブリック インターコネクトをセットアップする例を示します。

Enter the installation method (console/gui)?  console
Enter the setup mode (restore from backup or initial setup) [restore/setup]? setup
You have chosen to setup a new switch.  Continue? (y/n): y
Enter the password for "admin": 
Confirm the password for "admin": 
Do you want to create a new cluster on this switch (select 'no' for standalone setup or if you want this switch to be added to an existing cluster)? (yes/no) [n]: yes
Enter the switch fabric (A/B): A
Enter the system name: foo
Mgmt0 address:  2001::107
Mgmt0 IPv6 prefix: 64
IPv6 address of the default gateway: 2001::1
Configure the DNS Server IPv6 address? (yes/no) [n]: yes
  DNS IP address: 2001::101
Configure the default domain name? (yes/no) [n]: yes
  Default domain name: domainname.com
Join centralized management environment (UCS Central)? (yes/no) [n]: no
Following configurations will be applied:
  Switch Fabric=A
  System Name=foo
  Enforced Strong Password=no
  Physical Switch Mgmt0 IPv6 Address=2001::107
  Physical Switch Mgmt0 IPv6 Prefix=64
  Default Gateway=2001::1
  Ipv6 value=1
  DNS Server=2001::101
  Domain Name=domainname.com
Apply and save the configuration (select 'no' if you want to re-enter)? (yes/no): yes

CLI を使用した従属ファブリック インターコネクトの設定

この手順は、管理ポートに対し IPv4 または IPv6 アドレスを使用して第 2 のファブリック インターコネクトをセットアップする方法について説明します。


Note


新しいファブリック インターコネクトを既存の高可用性クラスタに追加する場合、たとえば、新規インストール時またはファブリック インターコネクトの交換時に、認証方式がリモートに設定されている限り、新しいデバイスはクラスタにログインできません。新しいファブリック インターコネクトをクラスタに正常に追加するには、認証方式を一時的にローカルに設定し、プライマリ ファブリック インターコネクトのローカル管理者資格情報を使用する必要があります。


Procedure

Step 1

コンソール ポートに接続します。

Step 2

ファブリック インターコネクトの電源を入れます。

ファブリック インターコネクトが起動すると、電源投入時セルフテスト メッセージが表示されます。

Step 3

設定されていないシステムがブートすると、使用する設定方法の入力を要求するプロンプトが表示されます。console と入力して、コンソール CLI を使用した初期設定を続行します。

Note

 
ファブリック インターコネクトによって、クラスタ内のピア ファブリック インターコネクトが検出されます。検出されなかった場合は、L1 ポートと L2 ポート間の物理接続を調べ、ピア ファブリック インターコネクトがクラスタ設定でイネーブルになっていることを確認します。

Step 4

y と入力して、従属ファブリック インターコネクトをクラスタに追加します。

Step 5

ピア ファブリック インターコネクトの管理パスワードを入力します。

Step 6

従属ファブリック インターコネクト上の管理ポートの IP アドレスを入力します。

Step 7

設定の概要を確認し、 yes と入力して設定を保存および適用するか、 no と入力して設定ウィザードを初めからやり直して設定を一部変更します。

設定ウィザードのやり直しを選択した場合は、以前に入力した値が角カッコで囲まれて表示されます。以前に入力した値をそのまま使用する場合は、Enter を押します。


Example

次に、ピアのコンソールおよび IPv4 アドレスを使用してクラスタ設定の第 2 のファブリック インターコネクトをセットアップする例を示します。

Enter the installation method (console/gui)? console
Installer has detected the presence of a peer Fabric interconnect. This Fabric interconnect will be added to the cluster. Continue (y/n) ? y
Enter the admin password of the peer Fabric Interconnect: 
Peer Fabric interconnect Mgmt0 IPv4 Address: 192.168.10.11
Apply and save the configuration (select 'no' if you want to re-enter)? (yes/no): yes

次に、ピアのコンソールおよび IPv6 アドレスを使用してクラスタ設定の第 2 のファブリック インターコネクトをセットアップする例を示します。

Enter the installation method (console/gui)? console
Installer has detected the presence of a peer Fabric interconnect. This Fabric interconnect will be added to the cluster. Continue (y/n) ? y
Enter the admin password of the peer Fabric Interconnect: 
Peer Fabric interconnect Mgmt0 IPv6 Address: 2001::107
Apply and save the configuration (select 'no' if you want to re-enter)? (yes/no): yes

コンソールのセットアップの確認

SSH 経由でファブリック インターコネクトにログインし、CLI を使用してクラスタ ステータスを確認することにより、両方のファブリック インターコネクトの設定が完全であることを確認できます。この手順では、Cisco UCS Manager の初期セットアップ パート 3をご覧いただけます。

次のコマンドを使用して、クラスタの状態を確認します。

コマンド

目的

出力例

show cluster state

ハイ アベイラビリティ クラスタの両方のファブリック インターコネクトの動作状態およびリーダーシップ ロールを表示します。

次の例の表示では、両方のファブリック インターコネクトが Up 状態、HA が Ready 状態、ファブリック インターコネクト A がプライマリ ロール、ファブリック インターコネクト B が従属ロールです。

UCS-A# show cluster state 
Cluster Id: 0x4432f72a371511de-0xb97c000de1b1ada4 

A: UP, PRIMARY 
B: UP,
SUBORDINATE HA READY

show cluster extended-state

クラスタの状態に関する拡張詳細が表示され、通常は問題のトラブルシューティングにこれが使用されます。

次の例は、クラスタの拡張状態の表示方法を示しています。
UCSC# show cluster extended-state 0x2e95deacbd0f11e2-0x8ff35147e84f3de2Start time: Thu May 16 06:54:22 2013Last election time: Thu May 16 16:29:28 2015System Management
Viewing the Cluster State
A: UP, PRIMARY
B: UP, SUBORDINATE

A: memb state UP, lead state PRIMARY, mgmt services state: UP
B: memb state UP, lead state SUBORDINATE, 
mgmt services state: UP heartbeat state PRIMARY_OK 
HA READY 
Detailed state of the device selected for HA quorum data: 
Device 1007, serial: a66b4c20-8692-11df-bd63-1b72ef3ac801, state: active 
Device 1010, serial: 00e3e6d0-8693-11df-9e10-0f4428357744, state: active 
Device 1012, serial: 1d8922c8-8693-11df-9133-89fa154e3fa1, state: active

管理ポリシーの設定

初期設定が完了した後、障害、イベント、ユーザ、外部ディレクトリ サービス、通信サービス、ライセンスなどのグローバル システム管理設定を行います。

さまざまな管理ポリシーの設定方法に関する具体的なガイダンスについては、次の表を参照してください。

タスク

参照先

タイムゾーン管理

Cisco UCS Manager アドミニストレーション管理ガイド

Cisco UCS Central への登録

Cisco UCS Manager インフラストラクチャ管理ガイド

ユーザ管理

Cisco UCS Manager インフラストラクチャ管理ガイド

通信管理

Cisco UCS Manager アドミニストレーション管理ガイド

(オプション)キー管理

Cisco UCS Manager アドミニストレーション管理ガイド

ライセンス管理

Cisco UCS Manager アドミニストレーション管理ガイド

装置ポリシーの設定

管理ポリシーを設定した後、シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシー、電源ポリシー、MAC アドレス変更ポリシー、および SEL ポリシーなどの装置ポリシー(機器ポリシー)を設定します。

それぞれの装置ポリシーの設定方法に関する具体的なガイダンスについては、次の表を参照してください。

タスク

参照先

シャーシ/FEX ディスカバリ ポリシー、電力ポリシー、情報ポリシーなどのグローバル ポリシーの設定

Cisco UCS Manager インフラストラクチャ管理ガイド

SEL ポリシーの設定

Cisco UCS Manager アドミニストレーション管理ガイド

ユニファイド ポートの設定

機器ポリシーを設定した後、ユニファイド ポートを有効にします。ユニファイド ポートを、最初にプライマリ ファブリック インターコネクト上で設定し、次に従属ファブリック インターコネクト上で設定することを推奨します。

ユニファイド ポートを設定する方法の具体的なガイダンスについては、次の表を参照してください。

タスク

参照先

ユニファイド ポートの設定

Cisco UCS ネットワーク管理ガイド

ファブリック インターコネクト サーバ ポートの設定

ユニファイド ポートを設定した後、ファブリック インターコネクト サーバ ポートを有効にします。

ファブリック インターコネクト サーバ ポートを設定する方法の具体的なガイダンスについては、次の表を参照してください。

タスク

参照先

ファブリック インターコネクト サーバ ポートの設定

(注)  

 

Cisco UCS Manager リリース 3.1(3) 以降では、ファブリック インターコネクト サーバ ポートを自動設定できます。

Cisco UCS Manager ネットワーク管理ガイド

LAN 接続の設定

ファブリック インターコネクト サーバ ポートを設定した後、ファブリック インターコネクト イーサネット ポートを有効にすることで、LAN 接続の初期設定を完了します。

LAN 接続を設定する方法の具体的なガイダンスについては、次の表を参照してください。

タスク

参照先

ファブリック インターコネクト イーサネット ポートの設定

Cisco UCS Manager ネットワーク管理ガイド

SAN 接続の設定

LAN 接続を設定した後、ファブリック インターコネクト FC ポートを有効にすることで、SAN 接続の初期設定を完了します。

SAN 接続を設定する方法の具体的なガイダンスについては、次の表を参照してください。

タスク

参照先

ファブリック インターコネクト FC ポートの設定

Cisco UCS Manager ストレージ管理ガイド

ワークロードの定義

Cisco UCS Manager の初期設定が完了したら、推奨される順序で次の手順を実行し、ワークロードを定義します。

ステップ

説明

参照先

組織階層の定義

Cisco UCS の組織構造により、Cisco UCS リソースの階層設定が容易になります。ポリシー、プール、およびサービス プロファイル用に組織を作成することができます。どのリソース カテゴリの場合も、デフォルト組織は「ルート」です。必要に応じて、ルート組織の下に複数のサブ組織を作成できます。また、サブ組織の下にネストしたサブ組織を作成することもできます。

Cisco UCS Manager アドミニストレーション管理ガイド

プールの定義

Cisco UCS Manager では、vNIC や vHBA などのデバイスの固有のアイデンティティとリソースを抽象化するためにプールを使用します。また、サーバ プールでは、類似するサーバ特性に基づいてさまざまなサーバをグループに割り当てることができます。

Cisco UCS Manager ネットワーク管理ガイド

アダプタの設定

Cisco UCS には、ハイパーバイザを含む大部分のオペレーティング システムに向けのアダプタ ポリシーが事前に定義されています。これらの定義済みポリシーには、アダプタのパフォーマンスを最適にするための設定が含まれています。

Cisco UCS Manager ネットワーク管理ガイド

サーバ ポリシーの設定

Cisco UCS Manager のサーバ ポリシーの設定には、BIOS ポリシー、ローカル ディスク設定ポリシー、IPMI アクセス ポリシー、サーバ自動構成などのサーバ関連のポリシーが含まれます。

Cisco UCS Manager サーバ管理ガイド

サービス プロファイル テンプレートの設定

Cisco UCS サービス プロファイル テンプレートは、類似する特性を持つ複数のサービス プロファイルを作成するために使われます。

Cisco UCS Manager サーバ管理ガイド