この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco UCS Director は、VMware vSphere または vCenter および HyperV Manager でホストできます。
(注) | アプライアンスおよびブートアップ ログは /var/log/ucsd ディレクトリにあります。
|
インストール時に、Cisco UCS Director は次のアカウントのデフォルト パスワードを使用します。
Cisco UCS Director VM の CentOS オペレーティング システムのルート ユーザ。デフォルトのパスワードは、cisco123 です。
Cisco UCS Director シェル メニューの Shelladmin ユーザ。デフォルトのパスワードは changeme です。
インストール時には、これらのパスワードの入力は求められません。ただし、インストール完了後に初めて Cisco UCS Director にログインすると、ルート パスワードと Shelladmin のデフォルト パスワードをリセットするよう求められます。
ルート パスワードと Shelladmin の新しいパスワードは、パスワードの要件を満たしている必要があります。辞書の単語や、すべて小文字にすることはできません。
Cisco UCS Director for VMware vSphere をインストールする前に、次の手順を実行します。
VMware vSphere または vCenter をインストールします。
Cisco UCS Director のシステム管理者権限が付与された VMware vSphere または vCenter のユーザ アカウントを設定します。
VMware vCenter で Cisco UCS Director に接続およびインストールするには、管理者権限が必要です。Cisco UCS Director では、Cisco UCS Director から VMware vCenter の設定を検出、管理、および自動化する際に、システム管理者権限が付与されたユーザ アカウントが必要です。これらの操作には、VM、ESXi ホストおよびクラスタ、データストアおよびデータストア クラスタ、標準/DVスイッチ、そして仮想ネットワーク ポート グループの作成、削除、および修正が含まれています。
Cisco.com の [ダウンロード ソフトウェア(Download Software)] エリアから Cisco UCS Director ソフトウェアをダウンロードします。
デジタル署名付き ZIP ファイルから Cisco UCS Director OVF ファイルをローカルディスクに解凍します。デジタル署名付きイメージを参照してください。
最小システム要件は、管理する VM の数によって異なります。Cisco UCS Director VM は、最小 I/O 速度 25 Mbps のローカル データストア、または最小 I/O 速度 50 Mbps の外部データストアに導入することを推奨します。
マルチノード セットアップのシステムの最小要件については、『Cisco UCS Director Multi-Node Installation and Configuration Guide』を参照してください。
最大 2,000 台の VM を管理する場合、Cisco UCS Director 環境は、少なくとも次の表のシステムの最小要件を満たす必要があります。
要素 | サポートされる最小要件 |
---|---|
vCPU |
4 |
メモリ |
16 GB |
プライマリ ディスク(Hard Disk 1) |
100 GB |
セカンダリ ディスク(Hard Disk 2) |
100 GB |
最大 5,000 台の VM を管理する場合、Cisco UCS Director 環境は、少なくとも次の表のシステムの最小要件および推奨設定を満たす必要があります。
要素 | サポートされる最小要件 |
---|---|
vCPU |
8 |
メモリ |
20 GB |
プライマリ ディスク(Hard Disk 1) |
100 GB |
セカンダリ ディスク(Hard Disk 2) |
100 GB |
サービス |
推奨設定 |
ファイルの場所 |
パラメータ |
---|---|---|---|
inframgr |
8192m |
/opt/infra/bin/ inframgr.env |
MEMORY_MIN |
inframgr |
8192m |
/opt/infra/bin/ inframgr.env |
MEMORY_MAX |
/etc/my.cnf ファイル内の次の設定を更新する必要があります。
要素 | サポートされる最小設定 |
---|---|
thread_cache_size |
100 |
max_connections |
1000 |
innodb_lock_wait_timeout |
100 |
query_cache_size |
128 MB |
innodb_buffer_pool_size |
4 GB |
max_connect_errors |
10000 |
connect_timeout |
20 |
innodb_read_io_threads |
64 |
innodb_write_io_threads |
64 |
(注) | /etc/my.cnf ファイルを更新して保存した後で、Cisco UCS Director データベースを再起動する必要があります。 |
パフォーマンスを最適化するには、以下の推奨事項に従ってください。
要素 |
サポートされる最小要件 |
---|---|
vCPU |
8 CPU コア |
メモリ |
16 GB |
IOPS |
1200 |
(注) | OVF 導入には VMware vCenter を使用することを推奨します。VMware vCenter のバージョン 5.x 以降がサポートされます。OVF 導入ウィザードは、IPv4 アドレスのみをサポートします。IPv6 が必要な場合は、IPv4 アドレスを使用して OVF を導入してから、ShellAdmin を使用して IPv6 アドレスを設定します。 |
VMware vCenter に接続するには、管理者権限が必要です。Cisco UCS Director では、Cisco UCS Director から VMware vCenter の設定を検出、管理、および自動化する際に、システム管理者権限が付与されたユーザ アカウントが必要です。これらの操作には、VM、ESXi ホストおよびクラスタ、データストアおよびデータストア クラスタ、標準/DVスイッチ、そして仮想ネットワーク ポート グループの作成、削除、および修正が含まれています。
(注) | DHCP を使用しない場合は、IPv4 アドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイの情報が必要です。 |
ステップ 1 | VMware vSphere クライアントにログインします。 | ||
ステップ 2 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、Cisco UCS Director を導入するデータセンターを選択します。
VM を起動できる十分な vCPU とメモリがあるロケーションを選択する必要があります。VMware vSphere での単一ノード設定の最小システム要件を参照してください。 | ||
ステップ 3 | の順に選択します。 | ||
ステップ 4 | [ソース(Source)] ペインで、次のいずれかの手順で OVF ソース ロケーションを選択します。 | ||
ステップ 5 | [OVF テンプレートの詳細(OVF Template Details)] ペインで、詳細情報を確認して [次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 6 | [名前とロケーション(Name and Location)] ウィンドウで、次を実行します。 | ||
ステップ 7 | [リソース プール(Resource Pool)] ペインで必要なホスト、クラスタ、またはリソース プールを選択して、[次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 8 | [ディスク フォーマット(Disk Format)] ペインで、次のいずれかのオプションを選択して、[次へ(Next)] をクリックします。
| ||
ステップ 9 | [プロパティ(Properties)] ペインで、次の情報を入力し、[次へ(Next)] をクリックします。 | ||
ステップ 10 | [終了準備の完了(Ready to Complete)] ウィンドウで、次の操作を実行します。 | ||
ステップ 11 | アプライアンスが起動したら、表示されている Cisco UCS Director の管理 IP アドレスをコピーし、サポートされている Web ブラウザに貼り付けて、[ログイン(Login)] ページにアクセスします。 | ||
ステップ 12 | [ログイン(Login)] ページでは、ユーザ名の admin とログイン パスワードの admin を入力します。
| ||
ステップ 13 | の順に選択します。 | ||
ステップ 14 | [ライセンス(License)] ページで、[ライセンス キー(License Keys)] をクリックします。 | ||
ステップ 15 | [パーソナリティの管理(Manage Personalities)] をクリックします。 | ||
ステップ 16 | [パーソナリティの設定(Personality Configuration)] 画面で、必要なパーソナリティを確認します。
必要に応じて、[UCSD] または [ビッグ データ(Big Data)]、あるいはその両方のパーソナリティをオンにできます。 | ||
ステップ 17 | [送信(Submit)] をクリックします。 |
最適なパフォーマンスを実現するために、VMware vSphere での単一ノード設定の最小システム要件に記載されている最小システム要件よりも余裕があるシステム リソースを、Cisco UCS Director 用に予約することをお勧めします。
(注) | システム リソースの予約方法についての詳細は、VMWare のマニュアルを参照してください。 |