この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は、次の内容で構成されています。
Cisco UCS C3260 は、デュアル サーバ ノードをサポートする高密度ストレージ ラック サーバです。また、ビッグデータ、クラウド、オブジェクト ストレージ、コンテンツ デリバリなどの環境で使用される大規模データセット用に 1 つのサーバを最適化することもできます。Cisco UCS C3260 は、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ製品ファミリに属しています。
Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバは、スタンドアロン環境で、Cisco IMC Supervisor と統合された Cisco Unified Computing System の一部として動作するように設計されています。Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバには、次の特長があります。
冗長ディスク アレイ(RAID)および Just a Bunch Of Disks(JBOD)の全機能とのエンタープライズクラスの冗長性
スタンドアロンの管理インターフェイス(Cisco Integrated Management Controller)
サーバ ノードの交換やアップグレード時にデータ移行が不要
奥行きが深いラックが不要
Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバの詳細については、Cisco UCS C3260 ラック サーバ(Cisco UCS C3260 Rack Server) を参照してください。
アーキテクチャの概要
Cisco UCS C3260 はシスコのブレード テクノロジーに関する専門知識を生かしたモジュラ サーバ アーキテクチャを採用しており、別のシステムにデータを移行することなく、システム内のコンピューティング ノードやネットワーク ノードをアップグレードできます。次の機能を備えています。
デュアル サーバ ノード
サーバ ノードあたり最大 24 のコンピューティング コア
サーバ ノードあたり最大 60 台の混合ドライブ(Large Form Factor(LFF)と最大 14 台のソリッド ステート ディスク(SSD)ドライブ、および 2 台の SSD SATA ブート ドライブ)
サーバ ノードあたり最大 512 GB のメモリ(合計 1 テラバイト [TB])
12 Gbps の Serial Attached SCSI(SAS)ドライブのサポート
デュアルポート 40 Gbps をサポートする、Cisco VIC 1300 シリーズのチップを内蔵したシステム I/O コントローラ
ツール不要なサーバ ノード、システム I/O コントローラ、使いやすいラッチ構造、ホットスワップおよびホットプラグ可能なコンポーネントで実現する高い信頼性、可用性、有用性(RAS)の機能
このシステムは、シャーシ管理コントローラ(CMC)を使用してサーバ ノードを管理します。各システム I/O コントローラ(SIOC)モジュールには、内蔵型 CMC が組み込まれています。2 つの SIOC を使用する場合、2 つの CMC がアクティブ/スタンバイ構成で機能します。Cisco IMC インターフェイスでログインしている SIOC 内の CMC がアクティブ CMC になります。アクティブ CMC を使用して、両方のサーバ ノードの BMC を管理できます。
Cisco IMC インターフェイスを使用してサーバ ノードの BMC を管理するためにシステムに接続する場合、SIOC 上の管理ポート(RJ-45)に物理的に接続することになります。Cisco IMC インターフェイスにログインするときは、その SIOC 内の CMC に割り当てられている仮想的な管理 IP アドレスを使用します。
すべてのユーザ インターフェイスは、アクティブ CMC でのみ動作します。構成の変更は、アクティブ CMC とスタンバイ CMC の間で自動的に同期されます。
C3260 ラック サーバの設定については、Cisco UCS C3260 ラック サーバの仕様シート(Cisco UCS C3260 Rack Server Specification Sheet) を参照してください。
概要—Cisco IMCのスーパーバイザを通じてマネージド、Cisco UCS C3260のアーキテクチャに関する詳細情報、および接続を提供します。
ラック アカウントの追加—説明し、Cisco UCS 3260シャーシ ラック アカウントの追加についての詳細情報が表示されます。
ポリシーとプロファイル—説明し、Cisco UCSの詳細情報が3260シャーシ ポリシーと関連プロファイル提供します。
ファームウェア アップグレード—Cisco UCS C3260のシャーシ ファームウェアのパッケージと、ファームウェアが手動で更新できるエンドポイントに関する詳細情報が表示されます。
表示のCisco UCS C3260ラック サーバの詳細—PSUs、VICアダプタ、シャーシの概要とSAS展開などの詳細を表示します。
(注) | CMC 1 または CMC 2 IPアドレスを追加すると、エラーが発生します。 |
Cisco UCS C3260 ラック サーバの管理
サーバ ロケータ LED を使用すると、データセンター内の多数のサーバ間で特定のサーバを識別できます。選択したシャーシの前面ロケータ LED を点灯または消灯するには、次の手順を実行します。
タギングは、リソース グループ、Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバ、またはラックマウント サーバなどのオブジェクトにラベルを割り当てるために使用されます。タグは、ラックの位置、担当サポート グループ、目的、またはオペレーティング システムなどの情報を提供するために使用できます。Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバまたはラックマウント サーバのタグの追加または変更の詳細については、ラックマウント サーバのタグの管理を参照してください。
サーバはすでに、ラック アカウントとしてラック グループに追加されています。
タギングは、リソース グループまたはラック サーバなどのオブジェクトにラベルを割り当てるために使用されます。タグは、ラックの位置、担当サポート グループ、目的、またはオペレーティング システムなどの情報を提供するために使用できます。Cisco UCS C3260 ラック サーバにタグを追加するには、次の手順を実行します。
サーバはすでに、ラック アカウントとしてラック グループに追加されています。
(注) | 複数のラック サーバを選択することもできます。 |
ステップ 1 | メニュー バーで、 を選択します。 | ||
ステップ 2 | 右側のペインで、[Chassis] タブを選択します。 | ||
ステップ 3 | [Add Tags] をクリックします。
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ステップ 4 | ドロップダウン リストから [Tag Name] を選択します。 | ||
ステップ 5 | ドロップダウン リストから [Tag Value] を選択します。 | ||
ステップ 6 | [+] アイコンをクリックして、新しいタグを作成します。タグの作成については、Cisco UCS C3260 ラック サーバのタグの管理を参照してください。
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Cisco IMC Supervisor には、シャーシ情報を追加できる Cisco UCS C3260 シャーシのポリシーとプロファイルを作成するための新しい [Cisco UCS C3260] オプションとがあります。
本書では、これらの新しいシャーシ ポリシーはユーザ管理ポリシーと呼び、既存のラック マウント サーバ ポリシーはコンピューティング ノード ポリシーと呼びます。差別化されたユーザ管理ポリシーとコンピューティング ノード ポリシーの一覧は、[Hardware Policies] テーブルで確認できます。ユーザ管理ポリシーのサーバ プラットフォームは [Cisco UCS C3260] 、コンピューティング ノード ポリシーは [All C-Series and E-Series except Cisco UCS C3260] と表示されます。
ポリシーとプロファイルのレポートに [Server Platform] という新しい列が追加されており、ポリシーが Cisco UCS C3260 のものかどうかが示されます。シャーシ ポリシーは、ユーザ管理ポリシーやコンピューティング ノード ポリシーに関係なく [Cisco UCS C3260] と表示されます。他の C シリーズや E シリーズのプラットフォームまたは Cisco UCS C3260 以外のポリシーの場合、[All C-Series and E-Series except Cisco UCS C3260] と表示されます。
Cisco UCS C3260 シャーシ プロファイルまたはラックマウント サーバ プロファイルを作成できます。コンピューティング ノード ポリシーを選択すると、ポリシーを適用するサーバ ノードを選択できます。
ポリシーの適用
作成したポリシーを適用するには、Cisco UCS 3260 ラック サーバとラックマウント サーバのリストから選択します。選択したサーバ プラットフォームに基づき、Cisco UCS C3260 シャーシまたはラックマウント サーバを選択できます。ポリシーの作成および適用の詳細については、ハードウェア ポリシーを参照してください。
次のポリシーは、ユーザ管理ポリシーとコンピューティング ノード ポリシーです。
ユーザ管理ポリシー |
コンピューティング ノード ポリシー |
---|---|
ユーザ |
BIOS |
SNMP |
Precision Boot Order |
LDAP |
RAID |
NTP |
KVM |
ネットワーク セキュリティ |
vmedia |
SSH |
VIC |
NTP |
Serial Over LAN |
プロファイルの適用
作成した Cisco UCS C3260 プロファイルを適用するには、Cisco UCS 3260 ラック サーバのリストから選択します。Cisco UCS C3260 シャーシのみ選択でき、Cisco UCS C3260 ポリシーのみプロファイルに追加できます。コンピューティング ノード ポリシーの場合は、[Apply Policy To] フィールドを選択して、プロファイル適用時にポリシーを適用する必要があるサーバ ノードを示すことができます。プロファイルの作成および適用の詳細については、ハードウェア プロファイルを参照してください。
(注) | 一度に 1 つのサーバ ノードのみアップグレードできます。 |
Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバの詳細(PSU、VIC Adapters、Chassis Summary、SAS Expander など)を表示する場合は、次の手順を実行します。
サーバがラック アカウントとしてラック グループに追加されていることを確認します。
ステップ 1 | メニュー バーで、 を選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 2 | 左側のペインで、[Rack Groups] を展開し、Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバを含むラック グループを選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 3 | 右側のペインで、[Chassis] タブを選択します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ステップ 4 | リストにある Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバをダブルクリックして詳細を表示するか、リストにある Cisco UCS C3260 高密度ストレージ ラック サーバをクリックして [View Details] を選択します。
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ステップ 5 | 右端の [Back] ボタンをクリックして前のウィンドウに戻ります。 |