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この章は、次の項で構成されています。
次に、C シリーズ サーバと Cisco UCS Manager の統合のアップグレードを行うための、サーバ CIMC バージョンおよび Cisco UCS Manager バージョンの最小要件を示します。
サーバ |
CIMC |
BIOS |
UCS Manager |
---|---|---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C220 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7a |
2.1(2a) |
Cisco UCS C240 M4 サーバ(2.2.3 以降が必要) |
2.0(3d) |
2.0.3 |
2.2(3a) |
Cisco UCS C260 M2 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C420 M3 サーバ |
1.4(7) |
1.4.8 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C460 M2 サーバ |
1.4(6) |
1.4.7 |
2.1(2a) |
Cisco UCS C460 M4 サーバ |
1.5(7a) |
1.5.7 |
2.2(2a) |
サーバの CIMC のリリース バージョンが Cisco UCS Manager との統合の要件を満たしていない場合は、サーバを Cisco UCS ドメインに接続する前に、サーバのファームウェアをアップグレードしてください。C シリーズ サーバのファームウェアのアップグレードの詳細については、次の URL(http://www.cisco.com/en/US/products/ps10493/products_user_guide_list.html [英語])にある対象のリリースのホスト アップグレード ユーティリティ クイック スタート ガイドを参照してください。
Cisco UCS C220 M4 または C240 M4 サーバの C シリーズ サーバ ファームウェアを Cisco UCS Manager 2.2(6c) にアップグレードする場合は、次の重大なアラームが表示されます。
Board controller upgraded, manual a/c power cycle required on server x
CSCuv45173 に記載されているとおり、このアラームは誤って重大なアラームとして分類されています。このアラームはサーバの機能に影響を与えないため、無視しても構いません。
このアラームが表示されないようにするには、次のいずれかを行います。
Cisco UCS Manager でカスタム ホスト ファームウェア パッケージを作成して、ボード コントローラ ファームウェアを Cisco UCS Manager 2.2(6c) への更新から除外し、古いバージョンを保持します。
Cisco UCS Manager インフラストラクチャ(A バンドル)をリリース 2.2(6c) にアップグレードし、『Release Notes for Cisco UCS Manager, Release 2.2』の表 2 の混在ファームウェア サポート マトリックスに従って、すべての Cisco UCS C220 M4 または C240 M4 サーバ上でホスト ファームウェア(C バンドル)を引き続き古いバージョンで実行します。
ステップ 1 |
HUU ISO ファイルをダウンロードします。
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ステップ 2 |
ローカル アップグレード用に ISO を準備する場合は、このステップを完了するか、ステップ ステップ 3に進みます。
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ステップ 3 |
KVM コンソールを使用してリモート アップグレードのために ISO を準備します。
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ステップ 4 | サーバを起動し、[Boot Menu] 画面を開くためのメッセージが表示されたら、F6 を押します。 | ||
ステップ 5 |
[Boot Menu] 画面で、準備された ISO を選択します。
選択したデバイスからサーバがブートします。 |
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ステップ 6 |
HUU をブートすると、Cisco End User License Agreement(EULA)が表示されるので、EULA を読み、
EULA に同意すると、[Cisco Host Upgrade Utility] ウィンドウが表示され、更新が利用可能なすべてのコンポーネントのリストが表示されます。 |
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ステップ 7 |
リストされたすべてのコンポーネントを更新する場合は、[Update all] をクリックします。
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ステップ 8 | リストの特定のコンポーネントを更新する場合は、更新するコンポーネントを選択します。 | ||
ステップ 9 |
[Update] をクリックします。
これにより更新が開始され、更新のステータスが、[Update Status] カラムに表示されます。また、ファームウェアの更新中は、[Execution Logs] セクションに、関連する一連のアクティビティとステータスの詳細なログが表示されます。 |
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ステップ 10 |
サーバのハード ディスクのファームウェアを更新する場合は、[Update HDD Firmware] をクリックします。ウィンドウに新しいファームウェアをサポートするサーバのハードディスク ドライブのリストが表示されます。ファームウェアのアップグレードをサポートしていないハードディスク ドライブは表示されません。
ハードディスク ドライブのファームウェアを更新すると、データ損失が発生する可能性があります。ファームウェアを更新する前に完全なシステム バックアップを作成することをお勧めします。 |
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ステップ 11 | サーバをリブートします。 | ||
ステップ 12 |
サーバをリブートして、[Last Update Verify] をクリックし、更新が正常に完了したかどうかを確認します。 このアクションは、各コンポーネントで、以前 HUU を使用して更新されたファームウェアのバージョンと、コンポーネントのファームウェアの現在のバージョンを比較し、更新のステータスを表示します。 |
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ステップ 13 |
更新ステータスのログ ファイルを後で使用できるように保存する場合は、[Save Logs] をクリックします。 更新の詳細なステータスを含むログ ファイルは、サーバに物理的または KVM vMedia 経由で接続されている外部 USB デバイスに保存されます。
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ステップ 14 |
HUU を終了する場合は、[Exit] をクリックします。
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サーバを互換性のあるサーバ リリース バージョンへアップグレードした後、サーバを Cisco UCS ドメインの一部として、サーバへの物理的接続を確立する必要があります。サーバを Cisco UCS FEX および FI に接続するには、C シリーズ サーバと Cisco UCS ドメインとのクラスタ セットアップでの接続(SingleConnect の場合)または C シリーズ サーバと Cisco UCS ドメインとのクラスタ セットアップでの接続(デュアルワイヤ管理の場合)を参照してください。
Cisco UCS P81E VIC ファームウェアと uboot のバージョンが 2.0(2g) よりも前である場合に、サーバと Cisco UCS Manager のいずれかのバージョンを統合すると、UCS Manager ソフトウェアからディスカバリおよび関連付け/関連付け解除に関する障害が返されます。このような障害を防ぐために、次の操作を実行してください。
サーバと UCS システムを統合する前に、スタンドアロン モードで、P81E VIC ファームウェアと uboot イメージを必要最低限の 2.0(2g) のレベルにアップグレードします。
サーバがすでに統合されている場合は、UCS Manager ソフトウェアで P81E VIC uboot イメージを更新することはできません。統合からサーバをいったん削除して、Cisco Host Upgrade Utility を使用してカードおよびサーバのファームウェアをアップグレードする必要があります。
次の手順では、サーバが Cisco UCS Manager と統合されているときにアップグレードするプロセスについて説明します。
Cisco UCS C シリーズ サーバが Cisco UCS Manager と統合され、検出され、サービス プロファイルと関連付けられると、設定を Cisco UCS Manager のより新しいバージョンに移行できます。
(注) |
ステップ 1 | サーバ OS をシャット ダウンします。 |
ステップ 2 | Cisco UCS Manager で、Cisco UCS ドメインからすべての C シリーズ サーバの稼働を中止します。 |
ステップ 3 |
Nexus 2248 FEX に接続されているすべての FI サーバ ポートを構成解除します。 NX-OS show fex コマンドを発行して、FEX が構成解除されていることを確認します。コマンドの戻り値で FEX がリストされなくなるまで待ちます。 |
ステップ 4 | FEX と FI を接続するケーブルを取り外します。 |
ステップ 5 |
Cisco UCS Manager CLI で、remove fex fex_ID コマンドを発行して、FEX をデータベースから削除します。 |
ステップ 6 |
Cisco UCS Manager GUI で、[Unconfigure] をクリックして、サーバのアダプタ カードに接続されているすべての FI のサーバ ポートの設定を解除します。 |
ステップ 7 | FI とサーバのアダプタ カードを接続するケーブルを取り外します。 |
ステップ 8 | FEX とサーバの LOM コネクタを接続するケーブルを取り外します。 |
ステップ 9 |
Cisco UCS Manager ソフトウェアを 以降に、FI ファームウェアを対応するレベルにアップグレードします。 |
ステップ 10 | 設定の 2 番目のファブリック インターコネクトにステップ 3 ~ 9 を繰り返します。 |
ステップ 11 |
C シリーズ サーバをネットワークに直接接続して、スタンドアロン CIMC ユーティリティを使用してファームウェアをアップグレードします。
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ステップ 12 | Nexus 2232PP FEX と Nexus 2248 FEX をラック内で物理的に交換します。 |
ステップ 13 |
図に示すようにケーブルを接続します。「物理的な接続の図」を参照してください。 この新しい設定では、データ パスと管理パスはどちらもサーバから FEX に接続されています。FEX と FI 間のパスは、データ トラフィックと管理トラフィックの両方を伝送します。 NX-OS show fex コマンドを発行して、FEX を確認します。コマンドの戻り値で新しい Nexus 2232PP FEX がリスト表示されるまで待ちます。FEX は、対応する FI ファームウェアのバージョンに自動的にアップグレードされます。 |
ステップ 14 |
Cisco UCS Manager から両方のファブリック インターコネクトを接続したら、稼働停止していた C シリーズ サーバを再稼働します。 サーバが Cisco UCS Manager で検出されると、事前に割り当てられたサービス プロファイルが自動的にサーバと再度関連付けされます。 |