IPv6 の拡張ネイバー探索キャッシュ管理

IPv6 の拡張ネイバー探索キャッシュ管理

ネイバー探索プロトコルは、障害のあるノードまたはデバイス、およびリンク層アドレスの変更を検出できるネイバー到達不能検出を実行します。ネイバー到達不能検出プロセスは、ホストからホスト、ホストからデバイス、デバイスからホストへの通信など、ホストとネイバーノード間の全パスの到達可能性情報を保持します。

ネイバーキャッシュは、リンクレイヤアドレスへの IPv6 リンクローカルアドレスまたはグローバルアドレスに関するマッピング情報を保持します。ネイバーキャッシュは、ネイバー到達不能検出プロセスを使用して、ネイバーの到達可能性の状態に関する情報も保持します。ネイバーは、次の 5 つのうちいずれかの状態になります。

  • DELAY:ネイバーの解決は保留になっており、トラフィックがこのネイバーに流れる可能性があります。

  • INCOMPLETE:アドレスの解決中であり、リンク層アドレスはまだ不明です。

  • PROBE:ネイバーの解決中であり、トラフィックがこのネイバーに流れる可能性があります。

  • REACHABLE:最後の到達可能時間間隔内でネイバーに到達可能であることがわかっています。

  • STALE:ネイバーは解決を必要としており、トラフィックがこのネイバーに流れる可能性があります。

非送信要求ネイバーアドバタイズメントからエントリを収集するネイバー探索プロトコルを設定するには、ipv6 nd na glean コマンドを使用します。

ネットワークの中断時にネイバーのネイバー探索キャッシュエントリを保持するようにネイバー探索プロトコルを設定するには、ipv6 nd nud retry コマンドを使用します。

ネイバーへのトラフィックフローがない場合でも、ネイバー探索キャッシュエントリを保持するようにネイバー探索プロトコルを設定するには、ipv6 nd cache expire refresh コマンドを使用します。

IPv6 ネイバー探索のパラメータのカスタマイズ

IPv6 ネイバー探索のパラメータをカスタマイズするには、次の手順を実行します。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

enable

例:

Device> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。

ステップ 2

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

interface type number

例:

Device(config)# interface gigabitethernet 1/1/4

インターフェイスタイプと ID を指定します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

ipv6 nd nud retry base interval max-attempts [final-wait-time]

例:

Device(config-if)# ipv6 nd nud retry 1 1000 3

ネイバー到達不能検出でネイバー送信要求を再送信する回数を設定します。

ステップ 5

ipv6 nd cache expire expire-time-in-seconds [refresh]

例:

Device(config-if)# ipv6 nd cache expire 7200

IPv6 ネイバー探索キャッシュエントリの期限が切れるまでの時間を設定します。

ステップ 6

ipv6 nd na glean

例:

Device(config-if)# ipv6 nd na glean

IPv6 ネイバー探索キャッシュエントリの期限が切れるまでの時間を設定します。

ステップ 7

end

例:

Device(config-if)# end

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 8

show ipv6 interface

例:

Device# show ipv6 interface

(任意)ネイバー探索キャッシュ管理と IPv6 用に設定されたインターフェイスのユーザビリティのステータスを表示します。

例:IPv6 ネイバー探索のパラメータのカスタマイズ

次の例では、IPv6 ネイバーアドバタイズメントの収集が有効になっており、IPv6 ネイバー探索キャッシュの有効期限は 7200 秒(2 時間)に設定されています。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface Port-channel 189
Device(config-if)# no ip address
Device(config-if)# ipv6 address 2001:BD8::/64
Device(config-if)# ipv6 nd reachable-time 2700000
Device(config-if)# ipv6 nd na glean
Device(config-if)# ipv6 nd cache expire 7200
Device(config-if)# no ipv6 redirects
Device(config-if)# end

その他の参考資料

関連資料

関連項目 マニュアル タイトル

この章で使用するコマンドの完全な構文および使用方法の詳細。

IP アドレッシングサービス」のセクションを参照Command Reference (Catalyst 9400 Series Switches)

IPv6 ネイバー探索インスペクションの詳細

セキュリティ」のセクションを参照Software Configuration Guide (Catalyst 9400 Series Switches)

IPv6 ネイバー探索に関する機能情報

次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。

表 1. IPv6 ネイバー探索に関する機能情報

機能名

リリース

機能情報

IPv6 の拡張ネイバー探索キャッシュ管理

Cisco IOS XE Everest 16.6.1

ネイバー探索プロトコルは、障害のあるノードまたはルータ、およびリンク層アドレスの変更を検出できるネイバー到達不能検出を実行します。