VLAN コンフィギュレーション ガイド、Cisco IOS XE リリース 3SE(Catalyst 3850 スイッチ)
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章のタイトル: Web グラフィカル ユーザ インターフェイスの使用
Web グラフィカル ユーザ インターフェイスの使用
Web GUI の使用に関する情報
Web ブラウザ、つまり、グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)は、各スイッチ に組み込まれています。
サービス ポート インターフェイスまたは管理インターフェイスを使用して GUI にアクセスできますが、サービス ポート インターフェイスの使用をお勧めします。GUI のページ上部にある [Help] をクリックすると、オンライン ヘルプが表示されます。オンライン ヘルプを表示するには、ブラウザのポップアップ ブロッカを無効にする必要があります。
Web GUI の機能
スイッチ Web GUI は次の機能をサポートします。
構成ウィザード:IP アドレスおよびローカル ユーザ名/パスワードの初期設定、または認証サーバでの認証(必須特権 15)の後、ウィザードは最初の無線設定を完了するための手順を提供します。[Configuration] > [Wizard] を起動し、次のことを設定するために、9 ステップの手順に従います。 管理ユーザ
SNMP システムの概要
Management Port
ワイヤレス管理
RF Mobility と国番号
モビリティ設定
WLAN
802.11 設定
設定時間
[Monitor] タブ: 概要のスイッチ 、クライアント、アクセス ポイントの詳細を表示します。
すべての無線および AP 接続統計情報を表示します。
アクセス ポイントの電波品質を表示します。
すべてのインターフェイスおよび CDP トラフィック情報の Cisco Discovery Protocol (CDP) のすべてのネイバーの一覧を表示します。
分類 Friendly、Malicious、Ad hoc、Classified、および Unclassified に基づいて、すべての不正アクセス ポイントを表示します。
[Administration] タブで、システム ログを設定できます。
スイッチ のコンソール ポートの接続
はじめる前に
基本的な動作ができるようにスイッチ を設定するには、VT-100 ターミナル エミュレーション プログラム(HyperTerminal、ProComm、Minicom、Tip など)を実行する PC にコントローラを接続する必要があります。
ステップ 1
ヌルモデム シリアル ケーブルの一端をスイッチ の RJ-45 コンソール ポートに接続し、もう一端を PC のシリアル ポートに接続します。
ステップ 2
AC 電源コードをスイッチ に接続し、アース付き 100 ~ 240 VAC、50/60 Hz の電源コンセントに差し込みます。電源を入れます。起動スクリプトによって、オペレーティング システム ソフトウェアの初期化(コードのダウンロードおよび電源投入時自己診断テスト)および基本設定が表示されます。スイッチ の電源投入時自己診断テストに合格した場合は、起動スクリプトによって設定ウィザードが実行されます。画面の指示に従って、基本設定を入力してください。
ステップ 3
yes と入力します。CLI セットアップ ウィザードの基本的な初期設定パラメータに進みます。gigabitethernet 0/0 インターフェイスであるサービス ポートの IP アドレスを指定します。
構成ウィザードの設定パラメータを入力すると、Web GUI にアクセスできます。これで、スイッチ がサービス ポートの IP アドレスにより設定されます。
Web GUI へのログイン
ブラウザのアドレス バーに IP アドレススイッチ を入力します。接続をセキュリティで保護するには、https: // ip-address と入力します。接続をセキュリティで保護しない場合は、http: // ip-address と入力します。
Web モードおよびセキュア Web モードの有効化
ステップ 1
を選択します。
[HTTP-HTTPS Configuration] ページが表示されます。
ステップ 2
Web モード(ユーザが「http://ip-address」を使用してスイッチ GUI にアクセスできます)を有効にするには、[HTTP Access] ドロップダウン リストから [Enabled] を選択します。有効にしない場合は、[Disabled] を選択します。Web モード(HTTP)の接続は、セキュリティで保護されません。
ステップ 3
セキュア Web モード(ユーザが「https://ip-address」を使用してスイッチ GUI にアクセスできます)を有効にするには、[HTTPS Access] ドロップダウン リストから [Enabled] を選択します。有効にしない場合は、[Disabled] を選択します。セキュア Web モード(HTTPS)の接続は、セキュリティで保護されています。
ステップ 4
[IP Device Tracking] チェックボックスで、デバイスを追跡することを選択します。
ステップ 5
[Enable] チェックボックスでトラスト ポイントをイネーブルにすることを選択します。
ステップ 6
[Trustpoints] ドロップダウン リストからトラストポイントを選択します。
ステップ 7
[HTTP Timeout-policy (1 to 600 sec)] テキスト ボックスに、非アクティブ化により Web セッションがタイム アウトするまでの時間を秒単位で入力します。
有効な範囲は 1 ~ 600 秒です。
ステップ 8
[Server Life Time (1 to 86400 sec)] テキスト ボックスにサーバのライフタイムを入力します。
有効な範囲は 1 ~ 86400 秒です。
ステップ 9
[Maximum number of Requests (1 to 86400)] テキスト ボックスに、サーバが受け入れる最大接続要求数を入力します。
指定できる接続数の範囲は、1 ~ 86400 です。
ステップ 10
[Apply] をクリックします。
ステップ 11
[Save Configuration] をクリックします。
スイッチ Web GUI の設定
設定ウィザードでは、スイッチ 上での基本的な設定を行うことができます。このウィザードは、スイッチ を購入した直後やスイッチ を工場出荷時のデフォルトにリセットした後に実行します。設定ウィザードは、GUI と CLI の両方の形式で使用できます。
ステップ 1
PC をサービス ポートに接続し、スイッチ と同じサブネットを使用するように IPv4 アドレスを設定します。スイッチ が IOS XE イメージとともにロードされ、サービス ポート インターフェイスが gigabitethernet 0/0 として設定されます。
ステップ 2
PC で Internet Explorer 10 以降、Firefox 2.0.0.11 以降、または Google Chrome を開始し、ブラウザ ウィンドウに管理インターフェイスの IP アドレスを入力します。管理インターフェイスの IP アドレスは、gigabitethernet 0/0(別名、サービス ポート インターフェイス)と同じです。初めてログインするときに、HTTP のユーザ名およびパスワードを入力する必要があります。デフォルトでは、ユーザ名は admin 、パスワードは cisco です。
サービス ポート インターフェイスを使用するときは、HTTP と HTTPS の両方を使用できます。HTTPS はデフォルトでイネーブルであり、HTTP をイネーブルにすることもできます。
初めてログインすると、 <Model Number> <Hostname>] ページが表示されます。
ステップ 3
ページで、スイッチ Web GUI の [Home] ページにアクセスするために、[Wireless Web GUI] リンクをクリックします。
ステップ 4
最初にスイッチ の設定に必要なすべての手順を実行するために、を選択します。
[Admin Users] ページが表示されます。
ステップ 5
[Admin Users] ページで、このスイッチ に割り当てる管理者のユーザ名を [User Name] テキスト ボックスに入力し、このスイッチ に割り当てる管理パスワードを [Password] テキスト ボックスおよび [Confirm Password] テキスト ボックスに入力します。[Next] をクリックします。
デフォルトのユーザ名は admin で、デフォルトのパスワードは cisco です。またはスイッチ の新しい管理者ユーザを作成できます。ユーザ名とパスワードには、最大 24 文字の ASCII 文字を入力できます。
[SNMP System Summary] ページが表示されます。
ステップ 6
[SNMP System Summary] ページで、スイッチ の次の SNMP システム パラメータを入力し、[Next] をクリックします。
[Location] テキスト ボックスでユーザ定義可能なスイッチ の場所。
[Contact] テキスト ボックスで名前や電話番号などのユーザ定義可能な連絡先の詳細。
SNMP 通知をさまざまな SNMP トラップで送信するには、[SNMP Global Trap] ドロップダウン リストで [Enabled] を選択し、さまざまな SNMP トラップに対して SNMP 通知を送信しないようにするには [Disabled] を選択します。
システム ログ メッセージを送信するには [SNMP Logging] ドロップダウン リストから [Enabled] を選択し、システム ログ メッセージを送信しない場合は [Disabled] を選択します。
(注)
SNMP トラップ サーバは、ディストリビューション ポートから到達可能であることが必要です(gigabitethernet0/0 サービスまたは管理インターフェイスは経由しません)。
[Management Port] ページが表示されます。
ステップ 7
[Management Port] ページで、管理ポートのインターフェイス(gigabitethernet 0/0)の次のパラメータを入力し、[Next] をクリックします。
[IP Address] テキスト ボックスでサービス ポートに割り当てたインターフェイスの IP アドレス。
[Netmask] テキスト ボックスで、管理ポートのインターフェイスのネットワーク マスクのアドレス。
[IPv4 DHCP Server] テキスト ボックスで選択されたポートの IPv4 Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) のアドレス。
[Wireless Management] ページが表示されます。
ステップ 8
[Wireless Management] ページでは、次のワイヤレス インターフェイス管理の詳細を入力し、[Next] をクリックします。
[Select Interface] ドロップダウン リストから、インターフェイスとして VLAN または 10 ギガビット イーサネットを選択します。
[VLAN ID] テキスト ボックスで VLAN タグの ID。VLAN タグがない場合は 0。
[IP Address] テキスト ボックスで、アクセス ポイントが接続されたワイヤレス管理インターフェイスの IP アドレス。
[Netmask] テキスト ボックスで、ワイヤレス管理インターフェイスのネットワーク マスクのアドレス。
[IPv4 DHCP Server] テキスト ボックスで DHCP IPv4 IP アドレス。
インターフェイスとして VLAN を選択すると、[Switch Port Configuration] テキスト ボックスで指定されたリストから、ポートとしてトランク ポートまたはアクセス ポートを指定できます。
[RF Mobility and Country Code] ページが表示されます。
ステップ 9
[RF Mobility and Country Code] ページで、RF モビリティ ドメイン名を [RF Mobility] テキスト ボックスに入力し、[Country Code] ドロップダウン リストから現在の国コードを選択して、[Next] をクリックします。GUI からは、1 つの国番号のみを選択できます。
(注)
RF グループ化パラメータとモビリティ設定を設定する前に、必ず関連する概念のコンテンツを参照してから、設定に進むようにしてください。
[Mobility Configuration] ページが開き、モビリティのグローバル コンフィギュレーション設定が表示されます。
ステップ 10
[Mobility Configuration] ページで、次のモビリティのグローバル コンフィギュレーション設定を参照および入力し、[Next] をクリックします。
[Mobility Role] ドロップダウン リストから、[Mobility Controller] または [Mobility Agent] を選択します。
[Mobility Agent] を選択した場合は、[Mobility Controller IP Address] テキスト ボックスにモビリティ コントローラの IP アドレス、[Mobility Controller Public IP Address] テキスト ボックスにモビリティ コントローラの IP アドレスを入力します。
[Mobility Controller] を選択すると、モビリティ コントローラの IP アドレスとモビリティ コントローラのパブリック IP アドレスがそれぞれのテキスト ボックスに表示されます。
[Mobility Protocol Port] テキスト ボックスにモビリティ プロトコルのポート番号が表示されます。
[Mobility Switch Peer Group Name] テキスト ボックスにモビリティ スイッチのピア グループ名が表示されます。
[DTLS Mode] テキスト ボックスで、DTLS がイネーブルであるかどうかが示されます。
DTLS は、標準化過程にある TLS に基づくインターネット技術特別調査委員会(IETF)プロトコルです。
[Mobility Domain ID for 802.11 radios] テキスト ボックスに、802.11 無線のモビリティ ドメイン ID が表示されます。
[Mobility Keepalive Interval (1-30)sec] テキスト ボックスで、ピアスイッチ に送信する各 ping 要求の間隔(秒単位)。
有効範囲は 1 ~ 30 秒で、デフォルト値は 10 秒です。
[Mobility Keep Alive Count(3-20)] テキスト ボックスで、ピア スイッチ が到達不能と判断するまでに ping 要求を送信する回数。
有効な範囲は 3 ~ 20 で、デフォルト値は 3 です。
[Mobility Control Message DSCP Value (0-63)] テキスト ボックスで、モビリティ スイッチ に設定される DSCP 値。
有効な範囲は 0 ~ 63 で、デフォルト値は 0 です。
[Switch Peer Group Members Configured] テキスト ボックスで設定したモビリティ スイッチ ピア グループ メンバーの数を表示します。
[WLANs] ページが表示されます。
ステップ 11
[WLANs] ページで、次の WLAN 設定パラメータを入力し、[Next] をクリックします。
[WLAN ID] テキスト ボックスで WLAN 識別子。
[SSID] テキスト ボックスで、クライアントに関連付けられている WLAN の SSID。
[Profile Name] テキスト ボックスで、クライアントが使用する WLAN の名前。
[802.11 Configuration] ページが表示されます。
ステップ 12
[802.11 Configuration] ページで、[802.11a/n/ac] チェックボックスと [802.11b/g/n] チェックボックスのいずれかまたは両方をオンにして 802.11 無線をイネーブルにし、[Next] をクリックします。
[Set Time] ページが表示されます。
ステップ 13
[Set Time] ページで、次のパラメータに基づいてスイッチ の日時を設定し、[Next] をクリックします。
[Current Time] テキスト ボックスで、スイッチ の現在のタイムスタンプが表示されます。
[Mode] ドロップダウン リストから [Manual] または [NTP] を選択します。
NTP サーバの使用時に、スイッチ に接続されているすべてのアクセス ポイントが、使用可能な NTP サーバ設定に基づいて時間を同期します。
[Year, Month, and Day] ドロップダウン リストからスイッチ の日付を選択します。
[Hours, Minutes, and Seconds] ドロップダウン リストから時間を選択します。
時間帯を [Zone] テキスト ボックスに入力し、スイッチ で設定された現在の時刻と比較した場合に必要なオフセットを [Offset] ドロップダウン リストから選択します。
[Save Wizard] ページが表示されます。
ステップ 14
[Save Wizard] ページで、この手順を使用してスイッチ で行った設定を確認できます。設定値を変更する場合は、[Previous] をクリックし、該当ページに移動します。
すべてのウィザードについて成功メッセージが表示された場合にのみ、ウィザードを使用して作成したスイッチ 設定を保存できます。[Save Wizard] ウィザード ページでエラーが表示された場合、スイッチ の初期設定のためにウィザードを再実行する必要があります。