この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco C9350 シリーズ スマート スイッチ、Cisco IOS XE 17.18.x リリース
Cisco C9350 シリーズ スマート スイッチは、Silicon-One ASIC アーキテクチャに基づく固定アクセススイッチです。これらのスイッチの主な配置は、キャンパス アクセス ネットワーク内です。また、これらのスイッチをキャンパス ディストリビューションまたはコラスプトコア ネットワークに配置することもできます。ディストリビューション ネットワークは 1 つ以上のアクセスレイヤをコアレイヤに接続することに焦点を当てており、コラスプトコア ネットワークは複数のディストリビューション レイヤを他のネットワークドメインに接続します。
サポートされる機能の一覧については、Cisco Feature Navigator をご参照ください。
次の問題はこのリリースで解決済みです。
| 不具合 ID |
説明 |
| autoconf_asp テンプレート pps サブコマンドを CLI で使用できない |
|
| QoS Trust:非信頼ポートからの非IPで出力 COS マーキングポリシーが機能しない |
|
| QoS Trust:DSCP 信頼ポートからタグ付きポートへの IP パケットスイッチングの COS 値が正しくない |
|
| EPCがEAPOL または RADIUS パケットをキャプチャしない |
|
| インターフェイスで有効になっている場合、EPC がレイヤ 2 LPTS パケットをキャプチャしない |
|
| ERSPAN:ARP の有効期限前に MAC の有効期限が切れると、SVI を通過するパケットがフラッディングされ、再度スパンされる |
このリリースには既知の制限はありません。
Cisco C9350 シリーズ スマート スイッチ、Cisco Identity Services Engine、および Cisco Prime Infrastructure 間のソフトウェア互換性情報を確認する場合は、「Cisco Catalyst 9000 シリーズ スイッチ ソフトウェア バージョン互換性マトリックス」を参照してください。
このセクションには、ハードウェアサポート情報がリストされています。
サポートされている Cisco C9350 シリーズ スマート スイッチのモデル番号
次の表に、サポートされているハードウェアモデルと、それらのモデルに提供されるデフォルトのライセンスレベルを示します。
表 1. Cisco C9350 シリーズ スマート スイッチのモデル番号
| スイッチ モデル |
説明 |
導入リリース |
| C9350-24P |
スタッカブル 24 1G および 10/100M ダウンリンク ポート、PoE+ バジェット 30W、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-24T |
スタッカブル 24 1G および 10/100M ダウンリンク ポート、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-24U |
スタッカブル 24 1G および 10/100M ダウンリンク ポート、UPoE+ バジェット 60 W、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-48HX |
スタッカブル 48 10/100M および 1/2.5/5/10GE マルチギガビット イーサネット ダウンリンク ポート、UPoE+ バジェット 90W、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-48P |
スタッカブル 48 1G および 10/100M ダウンリンク ポート、PoE+ バジェット 30W、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-48T |
スタッカブル 48 1G および 10/100M ダウンリンク ポート、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-48TX |
スタッカブル 48 10/100 M および 1/2.5/5/10GE マルチギガビット イーサネット ダウンリンク ポート、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-48U |
スタッカブル 48 1G および 10/100 M ダウンリンク ポート、 UPoE+ バジェット 60W、Stackwise-1.6T をサポート |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
サポートされるネットワーク モジュール
次の表に、1 ギガビット、10 ギガビット、25 ギガビット、40 ギガビット、100 ギガビットの各スロットを備えた、オプションのアップリンク ネットワーク モジュールを示します。スイッチは、必ずネットワークモジュールまたはブランクモジュールのいずれかを取り付けて運用する必要があります。
表 2. サポートされるネットワーク モジュール
| ネットワーク モジュール |
説明 |
導入リリース |
| C9350-NM-2C |
各スロットに QSFP28 コネクタを備えた 2 つの 40/100GE スロット |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-NM-4C |
各スロットに QSFP28 コネクタを備えた 4 つの 40/100GE スロット |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
| C9350-NM-8Y |
各スロットに SFP28 ポートを備えた 8 つの 1/10/25GE または 4 つの 50GE スロット |
Cisco IOS XE 17.18.1 |
サポートされている光モジュール
Cisco Catalyst シリーズ スイッチではさまざまな光モジュールがサポートされており、サポートされる光モジュールのリストは定期的に更新されています。最新のトランシーバモジュールの互換性情報については、Transceiver Module Group (TMG) Compatibility Matrix ツールを使用するか、次の URL にある表を参照してください。https://www.cisco.com/c/ja_jp/support/interfaces-modules/transceiver-modules/products-device-support-tables-list.html
このセクションでは、Cisco C9350 シリーズ スマート スイッチに関連するリリースパッケージについて説明します。
ソフトウェアバージョンの確認
Cisco IOS XE ソフトウェアのパッケージファイルは、システムボードのフラッシュデバイス(flash:)に保存されます。
show version 特権 EXEC コマンドを使用すると、スイッチで稼働しているソフトウェアバージョンを参照できます。
注意:ただし、show version の出力にはスイッチで稼働しているソフトウェアイメージが常に表示されますが、最後に表示されるモデル名は工場出荷時の設定であり、ソフトウェアライセンスをアップグレードしても変更されません。
また、dir filesystem: 特権 EXEC コマンドを使用して、フラッシュメモリに保存したその他のソフトウェアイメージのディレクトリ名を表示することもできます。
ソフトウェアイメージの検索
表 3. ソフトウェア イメージ
| リリース |
Image type |
File name |
| Cisco IOS XE 17.18.1 |
CISCO9K_IOSXE |
cisco9k_iosxe.17.18.01.SPA.bin |
| ペイロード暗号化なし(NPE) |
cisco9k_iosxe_npe.17.18.01.SPA.bin |
ソフトウェアイメージをダウンロードするには、ソフトウェアのダウンロードページ(Cisco C9350 Series Smart Switches)にアクセスしてください。
ROMMON バージョン
ROMMON はブートローダーとも呼ばれ、デバイスの電源投入またはリセット時に実行されるファームウェアです。プロセッサハードウェアを初期化し、オペレーティング システム ソフトウェア(Cisco IOS XE ソフトウェアイメージ)を起動します。ROMMON は、スイッチ上の次のシリアル ペリフェラル インターフェイス(SPI)フラッシュデバイスに保存されます。
● プライマリ:ここに保存されているのは、デバイスの電源を投入するたび、またはリセットするたびにシステムが起動する ROMMON です。
● ゴールデン:ここに保存されている ROMMON はバックアップコピーです。プライマリ内の ROMMON が破損すると、ゴールデン SPI フラッシュデバイスの ROMMON が自動的に起動します。
ファームウェアの不具合を解決したり、新機能をサポートするには、ROMMON のアップグレードが必要になる場合がありますが、すべてのリリースに新しいバージョンが存在するとは限りません。
表 4. ROMMON バージョン
| リリース |
ROMMON バージョン |
| 17.18.1 |
17.18.1r[FC3] |
フィールドプログラマブル ゲート アレイのバージョンのアップグレード
フィールドプログラマブル ゲート アレイ(FPGA)は、シスコスイッチ上に存在するプログラマブル メモリ デバイスの一種です。これらは、特定の専用機能の作成を可能にする再設定可能な論理回線です。
現在の FPGA バージョンを確認するには、ROMMON モードで version -v コマンドを入力します。
注:
● すべてのソフトウェアリリースで FPGA のバージョンが変更されるわけではありません。
● バージョンの変更は、通常のソフトウェアアップグレードの一部として行われ、他に追加の手順を実行する必要はありません。
このセクションでは、トラブルシューティング情報、製品のマニュアルへのリンク、およびライセンス情報を提供します。
トラブルシューティング
トラブルシューティングの最新の詳細情報については、Cisco TAC Webサイトの「Support & Downloads」を参照してください。
[Product Support] に移動し、リストから製品を選択するか、製品の名前を入力します。発生している問題に関する情報を見つけるには、[Troubleshoot and Alerts] を参照してください。
隠しコマンドへのアクセス
隠しコマンドは Cisco IOS XE に以前からありましたが、CLI ヘルプは用意されていませんでした。つまり、システムプロンプトで疑問符(?)を入力しても、使用できるコマンドの一覧は表示されません。これらのコマンドは、Cisco TAC による高度なトラブルシューティングでの使用のみを目的としており、文書化もされていませんでした。
使用できる隠しコマンドは次のように分類されます。
● カテゴリ 1:特権 EXEC モードまたはユーザー EXEC モードの隠しコマンド。これらのコマンドにアクセスするには、最初にservice internal コマンドを入力します。
● カテゴリ 2:いずれかのコンフィギュレーションモード(グローバルやインターフェイスなど)の隠しコマンド。これらのコマンドには、service internal コマンドは必要ありません。
さらに、カテゴリ 1 および 2 の隠しコマンドには以下が適用されます。
● コマンドの CLI ヘルプがあります。システムプロンプトで疑問符(?)を入力すると、使用できるコマンドの一覧が表示されます。
● 注:カテゴリ 1 では、疑問符を入力する前にservice internal コマンドを入力します。これは、カテゴリ 2 では必要ありません。
● 隠しコマンドを使用すると、%PARSER-5-HIDDEN syslog メッセージが生成されます。次に例を示します。
*Feb 14 10:44:37.917: %PARSER-5-HIDDEN: Warning!!! 'show processes memory old-header ' is a hidden command.
Use of this command is not recommended/supported and will be removed in future.
カテゴリ 1 および 2 以外の内部コマンドは CLI に表示されます。それらのコマンドについては、%PARSER-5-HIDDEN syslog メッセージは生成されません。
重要:隠しコマンドは TAC からの指示の下でのみ使用することを推奨します。
隠しコマンドの使用が見つかった場合は、TAC ケースを開き、隠しコマンドと同じ情報を収集する別の方法(EXEC モードの隠しコマンドの場合)、隠しコマンド以外を使用して同じ機能を設定する方法(コンフィギュレーション モードの隠しコマンドの場合)を探してください。
関連資料
Cisco C9350シリーズ スマートスイッチのすべてのサポートドキュメントについては、「Cisco C9350 シリーズ スマートスイッチ」を参照してください。
Cisco IOS XE については、「Cisco IOS XE」を参照してください。
Cisco IOS XE のリリースについては、「Networking Software (IOS & NX-OS)」を参照してください。
シスコ検証済みデザインのドキュメントについては、「Cisco Validated Design Zone」を参照してください。
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、および機能セットに関する MIB を探してダウンロードするには、Cisco Feature Navigator にある Cisco MIB Locator を使用します。
通信、サービス、およびその他の情報
● シスコからタイムリーな関連情報を受け取るには、Cisco Profile Manager でサインアップしてください。
● 重要な技術によって求めるビジネス成果を得るには、Cisco Services にアクセスしてください。
● サービスリクエストを送信するには、Cisco Support にアクセスしてください。
● 安全で検証済みのエンタープライズクラスのアプリケーション、製品、ソリューション、およびサービスを探して参照するには、Cisco DevNet にアクセスしてください。
● 一般的なネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を入手するには、Cisco Press にアクセスしてください。
● 特定の製品または製品ファミリの保証情報を探すには、Cisco Warranty Finder にアクセスしてください。
ライセンス
Cisco 9000 シリーズ スマート スイッチで使用可能な機能に必要なライセンスの詳細については、「Cisco Networking Subscription for Cisco C9000 Series Smart Switches」を参照してください。
バグ検索ツール
バグ検索ツール(BST)は、シスコ製品とソフトウェアの障害と脆弱性の包括的なリストを管理するシスコ バグ追跡システムへのゲートウェイとして機能する、Web ベースのツールです。BST は、製品とソフトウェアに関する詳細な障害情報を提供します。
マニュアルに関するフィードバック
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