この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章の内容は、次のとおりです。
Session Manager を使用すると、設定変更をバッチ モードで実行できます。Session Manager は次のフェーズで機能します。
コンフィギュレーション セッション:Session Manager モードで実行するコマンドのリストを作成します。
検証:設定の基本的なセマンティック チェックを行います。Cisco NX-OS は、設定の一部でセマンティクス検査が失敗した場合にエラーを返します。
検証:既存のハードウェア設定、ソフトウェア設定、およびリソースに基づいて、設定全体を確認します。Cisco NX-OS は、設定がこの確認フェーズで合格しなかった場合にエラーを返します。
コミット:Cisco NX-OS は設定全体を確認して、デバイスに対する変更をアトミックに実行します。エラーが発生すると、Cisco NX-OS は元の設定に戻ります。
打ち切り:設定変更を実行しないで廃棄します。
任意で、変更をコミットしないでコンフィギュレーション セッションを終了できます。また、コンフィギュレーション セッションを保存することもできます。
Session Manager には、次の注意事項および制限事項があります。
Session Manager の設定
作成できるコンフィギュレーション セッションの最大数は 32 です。
コマンドまたはアクション | 目的 |
---|
コンフィギュレーション セッションで ACL を設定できます。
セッションを確認するには、セッション モードで次のコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch(config-s)# verify [verbose] |
コンフィギュレーション セッションのコマンドを確認します。 |
セッションをコミットするには、セッション モードで次のコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch(config-s)# commit [verbose] |
コンフィギュレーション セッションのコマンドをコミットします。 |
セッションを保存するには、セッション モードで次のコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch(config-s)# savelocation |
(任意)セッションをファイルに保存します。保存場所には、bootflash または volatile を指定できます。 |
セッションを廃棄するには、セッション モードで次のコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch(config-s)# abort |
コマンドを適用しないで、コンフィギュレーション セッションを廃棄します。 |
次に、ACL 用のコンフィギュレーション セッションを作成する例を示します。
switch# configure session name test2
switch(config-s)# ip access-list acl2
switch(config-s-acl)# permit tcp any any
switch(config-s-acl)# exit
switch(config-s)# interface Ethernet 1/4
switch(config-s-ip)# ip port access-group acl2 in
switch(config-s-ip)# exit
switch(config-s)# verify
switch(config-s)# exit
switch# show configuration session test2
Session Manager の設定情報を確認するには、次の作業のいずれかを行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
show configuration session [name] |
コンフィギュレーション ファイルの内容を表示します。 |
show configuration session status [name] |
コンフィギュレーション セッションのステータスを表示します。 |
show configuration session summary |
すべてのコンフィギュレーション セッションのサマリーを表示します。 |