SME データベース テーブルの移行
(注
) 現在のところ、データの移行は、SME テープのみでサポートされています。これはまだ、SME ディスクではサポートされていません。
この付録では、データベース移行ユーティリティについて説明し、別のデータベースに SME テーブルを移行するために従う必要のある手順について概説します。
データベース移行ユーティリティは、Oracle Express インストールまたは PostgreSQL にあるデータベース テーブルの内容を、Oracle Enterprise インストールに転送します。
このユーティリティ、NX-OS Software Release 4.1(3) 以降の Cisco DCNM for SAN の CD にパッケージされており、/software/SMEdbmigrate.zip で入手できます。
(注
) DCNM-SAN アプリケーションは、DCNM-SAN テーブルが宛先データベースに作成されるように、移行プロセスの前に宛先データベースを使用してインストールする必要があります。
ソース データベースから宛先データベースにデータベース ファイルを移行するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 SMEdbmigrate.zip ファイルの内容をディレクトリ フォルダに展開します。ファイルの内容は次のようになります。
- SMEdbmigrate.jar
- ojdbc14.jar
- postgresql-8.1.jar
- smedbmigrate.bat
- smedbmigrate.sh
- smedbmigration.properties
ステップ 2 smedbmigration.properties ファイルを右クリックして、テキスト エディタで開きます。既存のデータベースの URL、タイプ、およびユーザ名と、宛先データベースの URL、タイプ、およびユーザ名を変更します。
ステップ 3 データ ファイルを移行するには、次のシェル スクリプトまたはバッチ ファイルを実行します。
- sh smedbmigrate.sh(Unix 用)
- smedbmigrate.bat(Windows 用)
シェル スクリプトまたはバッチ ファイルは、ソース データベースと宛先データベースの両方にアクセスするどのサーバからでも実行できます。
ステップ 4 プロンプトが表示されたら、ソースおよび宛先データベースのパスワードを入力します。
サンプル出力は、次のようになります。
[root@test-vm-236 SMEdbmigrate]#./smedbmigrate.sh
[INFO] File /root/download/SMEdbmigrate/smedbmigration.properties found
Please enter the passsword for user admin on source database jdbc:postgresql://172.28.233.186:5432/dcmdb **********
Please enter the passsword for user admin on destination database jdbc:postgresql://172.28.255.110:5432/dcmdb **********
*[INFO] Migrating database from jdbc:postgresql://172.28.233.186:5432/dcmdb to jdbc:postgresql://172.28.255.110:5432/dcmdb
[INFO] Migration Start for SME_SETTINGS
[INFO] Migration complete
[root@test-vm-236 SMEdbmigrate]#
(注
) 移行が正常に行われたことを確認するために、キー取得操作を実行します。