Cisco ACI Virtual Edge で VMware vMotion を使用する際のガイドライン
Cisco ACI Virtual Edge VM を VMware vMotion で移動することはできませんが、同じホスト上のゲスト VM は vMotion で移動することができます。Cisco ACI Virtual Edge と同じホストを共有しているゲスト VM で vMotion を使用することに関する、このセクションのガイドラインに従ってください。
vMotion の設定
ネイティブなスイッチング モードを使用していて、単独の EPG を有する個別の VMkernel NIC 上で vMotion を設定することを推奨します。
クロス VMware vCenter vMotion のサポート
Cisco ACI Virtual Edge のための Cisco ACI によるマイクロセグメンテーションは、クロス VMware vCenter およびクロス VDS vMotion でサポートされます。
(注) |
エンドポイントに対して VMware vCenter vMotion を行うと、数秒間トラフィックが失われる可能性があります。 |
クロス VMware vCenter および クロス VDS vMotion に関するガイドライン
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送信元および宛先の VMware vCenter Server インスタンスと ESXi は 6.0 以降のバージョンを実行している必要があります。
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送信元と宛先の vSphere Distributed Switch(VDS)のバージョンは同じである必要があります。
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クロス VDS および クロス VMware vCenter vMotion の前提条件については、VMware のマニュアルを参照してください。
Cisco ACI Virtual Edge での vMotion のサポート
Cisco ACI Virtual Edge は、Cisco ACI Virtual Edge ドメインで分散ファイアウォールが有効になっていない場合に、クロス VMware vCenter および クロス DVS をサポートします。分散ファイアウォールが有効になっているときには、vMotion に対して次の制限がかかることに注意してください:
vMotion のタイプ |
VMM 内 (DVS 内) |
VMM 間 (クロス DVS) |
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クロス vCenter |
サポートあり |
サポートあり |
単一 vCenter |
サポートあり |
サポートあり |
クロス Cisco ACI マルチサイト |
サポート対象外 |
サポート対象外 |
クロス データセンター VMware vMotion の後の古い VM エントリ
同じ VMware vCenter 内でクロス データセンター VMware vMotion を使用して VM を移行した場合、ソース側の DVS に古い VM エントリが残る場合があります。この古いエントリは、ホストの削除の失敗などの問題の原因となる可能性があります。この問題の回避策は、vNetwork DVS で「ポートの状態のモニタリングを開始」を有効にすることです。手順については、VMware の Web サイトの KB トピック、「Refreshing port state information for a vNetwork Distributed Virtual Switch」を参照してください。