この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
この表には、機能の追加や変更によるリリースの更新内容のみが記載されています。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
トランク ポートでのネイティブ VLAN タギング |
6.2(10) |
switchport trunk native vlan tag コマンドのサポートが追加され、vlan dot1q tag native コマンドに exclude control キーワードが追加されました。 |
インターフェイスおよび vlan のポリシー エラーの表示 |
6.2(2) |
ハードウェア ポリシーと矛盾するインターフェイスおよび VLAN のエラーを表示する show interface status error policy コマンドが追加されました。 |
インターフェイスから SNMP カウンタをクリア |
6.2(2) |
インタフェースから SNMP 値をクリアするためのオプションを提供する snmp キーワードを含めるための clear counters interface コマンドが更新されました。 |
SVI 自動ステートのディセーブル化 |
6.2(2) |
対応する VLAN 内にアップ状態のインターフェイスがない場合でも SVI をアップ状態に保持するための no autostate コマンドが追加されました。 |
低速ドレイン デバイスの検出と輻輳回避 |
6.1(1) |
低速ドレイン デバイスの検出および輻輳回避の設定が追加されました。 |
デフォルト インターフェイス |
5.2(1) |
複数のインターフェイスの設定をクリアするための default interface コマンドが追加されました。 |
SVI 自動ステート除外 |
5.2(1) |
ポートの状態が SVI のアップまたはダウン状態に影響しないようにするための switchport autostate exclude コマンドが追加されました。 |
インターフェイス統計情報の 3 つの設定可能なサンプリング間隔 |
4.2(1) |
load-interval コマンドが追加されました。 |
この章では、レイヤ 2 スイッチング ポートを、Cisco NX-OS デバイスでのアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定する方法について説明します。
(注) |
Cisco リリース 5.2 以降では、Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスは FabricPath レイヤ 2 インターフェイスをサポートします。FabricPath 機能およびインターフェイスの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Command Reference』を参照してください。 |
Cisco NX-OS リリース 5.2(1) 以降では、レイヤ 2 ポートは、共有インターフェイスとしても機能できます。共有インターフェイスとしてアクセス インターフェイスを設定できません。共有インターフェイスについては、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
レイヤ 2 ポートは、トランク ポート、アクセス ポート、またはプライベート VLAN ポートとして機能します。
(注) |
Cisco NX-OS リリース 6.1 以降では、低速ドレイン デバイスの検知と輻輳回避メカニズムは、Fabric Channel over Ethernet(FCoE)トラフィックを伝送する F シリーズ I/O モジュールでサポートされます。Cisco Nexus 7000 シリーズ プラットフォームでの低速ドレイン デバイスの検出と輻輳回避の詳細については、「低速ドレイン デバイスの検出と輻輳回避の設定」の項を参照してください。 |
レイヤ 2 スイッチング ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートとして設定できます。トランクは 1 つのリンクを介して複数の VLAN トラフィックを伝送するので、VLAN をネットワーク全体に拡張することができます。すべてのレイヤ 2 スイッチング ポートは、メディア アクセス コントロール(MAC)アドレス テーブルを維持します。
(注) |
レイヤ 2 ポートは、トランク ポート、アクセス ポート、またはプライベート VLAN ポートとして機能します。プライベート VLAN の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。 |
(注) |
このデバイスは、IEEE 802.1Q タイプ VLAN トランク カプセル化だけをサポートします。 |
レイヤ 2 ポートは、アクセスまたはトランク ポートとして次のように設定できます。
アクセス ポートでは VLAN を 1 つだけ設定でき、1 つの VLAN のトラフィックだけを伝送できます。
トランク ポートには複数の VLAN を設定でき、複数の VLAN のトラフィックを同時に伝送できます。
デフォルトでは、デバイスのポートはすべてレイヤ 3 ポートです。
セットアップ スクリプトを使用するか、system default switchport コマンドを入力して、すべてのポートをレイヤ 2 ポートにできます。セットアップ スクリプトの使用については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide, Release 6.x』を参照してください。CLI を使用して、ポートをレイヤ 2 ポートとして設定するには、switchport コマンドを使用します。
1 つのトランク内のポートはすべて、同じ仮想デバイス コンテキスト(VDC)に配置されている必要があります。VDC については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。
同じトランクのすべてのポートが同じ VDC であることが必要です。トランク ポートは異なる VDC の VLAN のトラフィックを伝送できません。
以下の図は、ネットワークにおけるトランク ポートの使い方を示したものです。トランク ポートは、2 つ以上の VLAN のトラフィックを伝送します。
VLAN ついては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
複数の VLAN に接続するトランク ポートのトラフィックを正しく伝送するために、デバイスは IEEE 802.1Q カプセル化(タギング方式)を使用します(詳細については、「IEEE 802.1Q カプセル化」の項を参照)。
(注) |
レイヤ 3 インターフェイスでのサブインターフェイスについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide』を参照してください。 |
アクセス ポートでのパフォーマンスを最適化するには、そのポートをホスト ポートとして設定します。ホスト ポートとして設定されたポートは、自動的にアクセス ポートとして設定され、チャネル グループ化はディセーブルになります。ホストを割り当てると、割り当てたポートがパケット転送を開始する時間が短縮されます。
ホスト ポートとして設定できるのは端末だけです。端末以外のポートをホストとして設定しようとするとエラーになります。
アクセス ポートは、アクセス VLAN 値の他に 802.1Q タグがヘッダーに設定されたパケットを受信すると、送信元の MAC アドレスを学習せずにドロップします。
レイヤ 2 インターフェイスはアクセス ポートまたはトランク ポートとして機能できますが、両方のポート タイプとして同時に機能できません。
レイヤ 2 インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスに戻すと、このインターフェイスはレイヤ 2 の設定をすべて失い、デフォルト VLAN 設定に戻ります。
(注) |
VLAN については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。 |
トランクとは、スイッチと他のネットワーキングデバイス間のポイントツーポイント リンクです。トランクは 1 つのリンクを介して複数の VLAN トラフィックを伝送するので、VLAN をネットワーク全体に拡張することができます。
複数の VLAN に接続するトランク ポートのトラフィックを正しく配信するために、デバイスは IEEE 802.1Q カプセル化(タギング方式)を使用します。この方式では、フレーム ヘッダーに挿入したタグが使用されます(以下の図を参照)。このタグには、そのフレームおよびパケットが属する特定の VLAN に関する情報が含まれます。タグ方式を使用すると、複数の異なる VLAN 用にカプセル化されたパケットが、同じポートを通過しても、各 VLAN のトラフィックを区別することができます。また、カプセル化された VLAN タグにより、トランクは同じ VLAN 上のネットワークの端から端までトラフィックを移動させます。
(注) |
アクセス VLAN を割り当て、プライベート VLAN のプライマリ VLAN としても動作させると、そのアクセス VLAN に対応するすべてのアクセス ポートが、プライベート VLAN モードのプライマリ VLAN 向けのすべてのブロードキャスト トラフィックを受信するようになります。 |
(注) |
プライベート VLAN の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。 |
アクセス モードでポートを設定すると、そのインターフェイスのトラフィックを伝送する VLAN を指定できます。アクセス モードのポート(アクセス ポート)用に VLAN を設定しないと、そのインターフェイスはデフォルトの VLAN(VLAN1)のトラフィックだけを伝送します。
VLAN のアクセス ポート メンバーシップを変更するには、新しい VLAN を指定します。VLAN をアクセス ポートのアクセス VLAN として割り当てるには、まず、VLAN を作成する必要があります。アクセス ポートのアクセス VLAN をまだ作成していない VLAN に変更すると、アクセス ポートがシャットダウンされます。
アクセス ポートは、アクセス VLAN 値の他に 802.1Q タグがヘッダーに設定されたパケットを受信すると、送信元の MAC アドレスを学習せずにドロップします。
トランク ポートは、タグなしパケットと 802.1Q タグ付きパケットを同時に伝送できます。デフォルトのポート VLAN ID をトランク ポートに割り当てると、すべてのタグなしトラフィックが、そのトランク ポートのデフォルトのポート VLAN ID で伝送され、タグなしトラフィックはすべてこの VLAN に属するものと見なされます。この VLAN のことを、トランク ポートのネイティブ VLAN ID といいます。つまり、トランク ポートでタグなしトラフィックを伝送する VLAN がネイティブ VLAN ID となります。
(注) |
ネイティブ VLAN ID 番号は、トランクの両端で一致していなければなりません。 |
トランク ポートは、デフォルトのポート VLAN ID と同じ VLAN が設定された出力パケットをタグなしで送信します。他のすべての出力パケットは、トランク ポートによってタグ付けされます。ネイティブ VLAN ID を設定しないと、トランク ポートはデフォルト VLAN を使用します。
(注) |
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)VLAN をイーサネット トランク スイッチポートのネイティブ VLAN として使用できません。 |
シスコのソフトウェアは、トランク ポートで IEEE 802.1Q 標準をサポートします。タグなしトラフィックがトランク ポートを通過するには、パケットにタグがない VLAN を作成する必要があります(またはデフォルト VLAN を使用することもできます)。タグなしパケットはトランク ポートとアクセス ポートを通過できます。
ただし、デバイスを通過するすべてのパケットに 802.1Q タグがあり、トランクのネイティブ VLAN の値と一致する場合はタギングが取り除かれ、タグなしパケットとしてトランク ポートから出力されます。トランク ポートのネイティブ VLAN でパケットのタギングを保持したい場合は、この点が問題になります。
トランク ポートのすべてのタグなしパケットをドロップし、ネイティブ VLAN ID と同じ 802.1Q の値付きでデバイスに届くパケットのタグを保持するようにデバイスを設定できます。この場合も、すべての制御トラフィックはネイティブ VLAN を通過します。この設定はグローバルです。デバイスのトランク ポートは、ネイティブ VLAN のタギングを保持する場合と保持しない場合があります。
Cisco NX-OS リリース 6.2(10) 以降では、ポート レベルで switchport trunk native vlan tag コマンドを使用することで、制御パケットおよびデータ パケットにタグ付けするかどうかを指定できます。たとえば、switchport trunk native vlan tag exclude control コマンドを使用すれば、制御パケットをタグ付けせず、データ パケットをタグ付けすることができます。
(注) |
ポート レベルの設定が適用されると、ネイティブ VLAN タギングのグローバル設定はそのポートでは有効になりません。グローバル設定よりもポート レベルの設定が優先されます。 |
switchport trunk native vlan tag コマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。
デフォルトでは、トランク ポートはすべての VLAN に対してトラフィックを送受信します。各トランク上では、すべての VLAN ID が許可されます。この包括的なリストから VLAN を削除することによって、特定の VLAN からのトラフィックが、そのトランクを通過するのを禁止できます。後ほど、トラフィックを伝送するトランクの VLAN を指定してリストに追加し直すこともできます。
デフォルト VLAN のスパニングツリー プロトコル(STP)トポロジを区切るには、許容 VLAN のリストから VLAN1 を削除します。この分割を行わないと、VLAN1(デフォルトでは、すべてのポートでイネーブル)が非常に大きな STP トポロジを形成し、STP のコンバージェンス中に問題が発生する可能性があります。VLAN1 を削除すると、そのポート上で VLAN1 のデータ トラフィックはすべてブロックされますが、制御トラフィックは通過し続けます。
STP の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
Cisco リリース 5.2 以降では、内部使用に予約されている VLAN のブロックを変更できます。予約されている VLAN の変更の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
デフォルト インターフェイス機能を使用して、イーサネット、ループバック、VLAN ネットワーク、トンネル、およびポートチャネル インターフェイスなどの物理インターフェイスおよび論理インターフェイスの両方に対する設定済みパラメータを消去できます。
(注) |
最大 8 ポートがデフォルト インターフェイスに選択できます。デフォルトのインターフェイス機能は、管理インターフェイスに対しサポートされていません。それはデバイスが到達不能な状態になる可能性があるためです。 |
Cisco NX-OS では、スイッチ仮想インターフェイス(SVI)は、デバイスの VLAN のブリッジング機能とルーティング機能間の論理インターフェイスを表します。
このインターフェイスの動作状態は、その対応する VLAN 内のさまざまなポートの状態によって決まります。VLAN の SVI インターフェイスは、その VLAN 内の少なくとも 1 個のポートがスパニングツリー プロトコル(STP)のフォワーディング ステートにある場合に稼働します。同様に、このインターフェイスは最後の STP 転送ポートがダウンするか、別の STP 状態になったとき、ダウンします。
一般的に、VLAN インターフェイスに複数のポートがある場合、VLAN 内のすべてのポートがダウンすると、SVI はダウン状態になります。SVI 自動ステート除外機能を使用して、SVI が同じ VLAN に属する場合でも、SVI のステータス(アップまたはダウン)を定義すると同時に特定のポートおよびポート チャネルを除外することができます。たとえば、除外されたポートまたはポート チャネルがアップ状態であり、別のポートが VLAN 内でダウン状態である場合でも、SVI 状態はダウンに変更されます。
(注) |
SVI 自動ステート除外機能は、スイッチド物理イーサネット ポートおよびポート チャネルに対してのみ使用できます。 |
デバイスのインバンド管理にも SVI を使用できます。具体的には、自動ステートのディセーブル化機能を設定して、対応する VLAN 内にアップ状態のインターフェイスがない場合でも SVI をアップ状態に保持することができます。この機能は、システム(すべての SVI 向け)または個々の SVI に対し設定できます。
ソフトウェアは、レイヤ 2 ポートのハイ アベイラビリティをサポートします。
(注) |
ハイ アベイラビリティ機能の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』を参照してください。 |
デバイスは仮想デバイス コンテキスト(VDC)をサポートします。
同じトランクのすべてのポートが同じ VDC であることが必要です。トランク ポートは異なる VDC の VLAN のトラフィックを伝送できません。
(注) |
VDC およびリソースの割り当ての詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。 |
vPC には、ライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
IP トンネルには Enterprise Services ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
他のインターフェイスにはライセンスが必要ありません。
ライセンス 2 インターフェイスには次の前提条件があります。
デバイスにログインしている。
switchport mode コマンドを使用する前に、ポートをレイヤ 2 ポートとして設定する必要があります。デフォルトでは、デバイスのポートはすべてレイヤ 3 ポートです。
VLAN トランキングには次の設定上の注意事項と制限事項があります。
ポートはレイヤ 2 またはレイヤ 3 インターフェイスのいずれかです。両方が同時に成立することはありません。
レイヤ 3 ポートをレイヤ 2 ポートに変更する場合またはレイヤ 2 ポートをレイヤ 3 ポートに変更する場合は、レイヤに依存するすべての設定は失われます。アクセスまたはトランク ポートをレイヤ 3 ポートに変更すると、アクセス VLAN、ネイティブ VLAN、許容 VLAN などの情報はすべて失われます。
アクセス リンクを持つデバイスには接続しないでください。アクセス リンクにより VLAN が区分されることがあります。
802.1Q トランクを介してシスコ デバイスを接続するときは、802.1Q トランクのネイティブ VLAN がトランク リンクの両端で同じであることを確認してください。トランクの一端のネイティブ VLAN と反対側の端のネイティブ VLAN が異なると、スパニングツリー ループの原因になります。
ネットワーク上のすべてのネイティブ VLAN についてスパニングツリーをディセーブルにせずに、802.1Q トランクの VLAN 上のスパニングツリーをディセーブルにすると、スパニングツリー ループが発生することがあります。802.1Q トランクのネイティブ VLAN のスパニングツリーはイネーブルのままにしておく必要があります。スパニングツリーをイネーブルにしておけない場合は、ネットワークの各 VLAN のスパニングツリーをディセーブルにする必要があります。スパニングツリーをディセーブルにする前に、ネットワークに物理ループがないことを確認してください。
802.1Q トランクを介して 2 台のシスコ デバイスを接続すると、トランク上で許容される VLAN ごとにスパニングツリー ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)が交換されます。トランクのネイティブ VLAN 上の BPDU は、タグなしの状態で予約済み IEEE 802.1D スパニングツリー マルチキャスト MAC アドレス(01-80-C2-00-00-00)に送信されます。トランクの他のすべての VLAN 上の BPDU は、タグ付きの状態で、予約済み Cisco Shared Spanning Tree(SSTP)マルチキャスト MAC アドレス(01-00-0c-cc-cc-cd)に送信されます。
他社製の 802.1Q デバイスでは、すべての VLAN に対してスパニングツリー トポロジを定義するスパニングツリーのインスタンス(Mono Spanning Tree)が 1 つしか維持されません。802.1Q トランクを介してシスコ製スイッチを他社製のスイッチに接続すると、他社製のスイッチの Mono Spanning Tree とシスコ製スイッチのネイティブ VLAN スパニングツリーが組み合わされて、Common Spanning Tree(CST)と呼ばれる単一のスパニングツリー トポロジが形成されます。
シスコ デバイスは、トランクのネイティブ VLAN 以外の VLAN にある SSTP マルチキャスト MAC アドレスに BPDU を伝送します。したがって、他社製のデバイスではこれらのフレームが BPDU として認識されず、対応する VLAN のすべてのポート上でフラッディングされます。他社製の 802.1Q クラウドに接続された他のシスコ デバイスは、フラッディングされたこれらの BPDU を受信します。BPDU を受信すると、Cisco スイッチは、他社製の 802.1Q デバイス クラウドにわたって、VLAN 別のスパニングツリー トポロジを維持できます。シスコ デバイスを隔てている他社製の 802.1Q クラウドは、802.1Q トランクを介して他社製の 802.1Q クラウドに接続されたすべてのデバイス間の単一のブロードキャスト セグメントとして処理されます。
シスコ デバイスを他社製の 802.1Q クラウドに接続するすべての 802.1Q トランク上で、ネイティブ VLAN が同じであることを確認します。
他社製の特定の 802.1Q クラウドに複数のシスコ デバイスを接続する場合は、すべての接続に 802.1Q トランクを使用する必要があります。シスコ デバイスを他社製の 802.1Q クラウドにアクセス ポート経由で接続することはできません。この場合、シスコ製のアクセス ポートはスパニングツリー「ポート不一致」状態になり、トラフィックはポートを通過しません。
トランク ポートをポートチャネル グループに含めることができますが、そのグループのトランクはすべて同じ設定にする必要があります。グループを初めて作成したときには、そのグループに最初に追加されたポートのパラメータ設定値をすべてのポートが引き継ぎます。パラメータの設定を変更すると、許容 VLAN やトランク ステータスなど、デバイスのグループのすべてのポートにその設定を伝えます。たとえば、ポート グループのあるポートがトランクになるのを中止すると、すべてのポートがトランクになるのを中止します。
トランク ポートで 802.1X をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、802.1X はイネーブルになりません。802.1x 対応ポートのモードをトランクに変更しようとしても、ポート モードは変更されません。
アクセス ポートまたはトランク ポートでネイティブ VLAN を変更すると、インターフェイスがフラップされます。これは予想された動作です。
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
スイッチポート モード |
アクセス |
Allowed VLANs |
1 ~ 3967、4048 ~ 4094 |
アクセス VLAN ID |
VLAN1 |
Native VLAN ID |
VLAN1 |
ネイティブ VLAN ID タギング |
ディセーブル |
管理状態 |
閉じる |
SVI 自動ステート |
イネーブル |
(注) |
Cisco IOS の CLI に慣れている場合、この機能に対応する Cisco NX-OS コマンドは通常使用する Cisco IOS コマンドと異なる場合があるので注意してください。 |
(注) |
トランクのすべての VLAN は同じ VDC であることが必要です。 |
レイヤ 2 ポートをアクセス ポートとして設定できます。アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。インターフェイスが伝送する VLAN トラフィックを指定します。これがアクセス VLAN になります。アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN のトラフィックだけを伝送します。デフォルトの VLAN は VLAN 1 です。
VLAN をアクセス VLAN として指定するには、その VLAN が存在しなければなりません。システムは、存在しないアクセス VLAN に割り当てられたアクセス ポートをシャット ダウンします。
レイヤ 2 インターフェイスを設定することを確認します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport mode access switch(config-if)# switchport access vlan 5 switch(config-if)#
(注) |
switchport host コマンドは、端末に接続するインターフェイスだけに使用します。 |
端末に接続されたアクセス ポートでのパフォーマンスを最適化するには、そのポートをホスト ポートとしても設定します。アクセス ホスト ポートはエッジ ポートと同様に STP を処理し、ブロッキング ステートおよびラーニング ステートを通過することなくただちにフォワーディング ステートに移行します。インターフェイスをアクセス ホスト ポートとして設定すると、そのインターフェイス上でポート チャネル動作がディセーブルになります。
(注) |
ポートチャネル インターフェイスについては、「ポート チャネルの設定」および『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。 |
エンド ステーションのインターフェイスに接続された適切なインターフェイスを設定することを確認してください。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport host switch(config-if)#
レイヤ 2 ポートをトランク ポートとして設定できます。トランク ポートは、1 つの VLAN の非タグ付きパケットと、複数の VLAN のカプセル化されたタグ付きパケットを伝送します(カプセル化については、「IEEE 802.1Q カプセル化」の項を参照)。
(注) |
デバイスは 802.1Q カプセル化だけをサポートします。 |
トランク ポートを設定する前に、レイヤ 2 インターフェイスを設定することを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface {{typeslot/port} | {port-channelnumber}} | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# switchport mode {access | trunk} | インターフェイスをレイヤ 2 トランク ポートとして設定します。トランク ポートは、同じ物理リンクで 1 つ以上の VLAN 内のトラフィックを伝送できます(各 VLAN はトランキングが許可された VLAN リストに基づいています)。デフォルトでは、トランク インターフェイスはすべての VLAN のトラフィックを伝送できます。特定のトランク上で特定の VLAN だけを許可するように指定するには、switchport trunk allowed vlan コマンドを使用します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# exit | コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 | switch# show interface | (任意) インターフェイスのステータスと内容を表示します。 |
ステップ 7 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 8 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport mode trunk switch(config-if)#
ネイティブ VLAN を 802.1Q トランク ポートに設定できます。このパラメータを設定しないと、トランク ポートは、デフォルト VLAN をネイティブ VLAN ID として使用します。
(注) |
イーサネット インターフェイスのネイティブ VLAN として FCoE VLAN を設定できません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface {{typeslot/port} | {port-channelnumber}} | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# switchport trunk native vlanvlan-id | 802.1Q トランクのネイティブ VLAN を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です(ただし、内部使用に予約されている VLAN は除きます)。デフォルト値は VLAN 1 です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 | switch# show vlan | VLAN のステータスおよび情報を表示します。 |
ステップ 7 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 8 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport trunk native vlan 5 switch(config-if)#
特定のトランク ポートで許可されている VLAN の ID を指定できます。
switchport trunk allowed vlanvlan-list コマンドは、指定したポートの現在の VLAN リストを新しいリストと置き換えます。新しいリストが適用される前に確認を求められます。
大規模な設定のコピー アンド ペーストをしている場合は、CLI が他のコマンドを受け入れる前に確認のため待機しているので障害が発生する場合があります。この問題を回避するには、設定をペーストする前に terminal dont-ask コマンドを使用して、メッセージの表示をディセーブルにできます。
指定トランク ポートの許可 VLAN を設定する前に、正しいインターフェイスを設定していること、およびそのインターフェイスがトランクであることを確認してください。
Cisco リリース 5.2 以降では、内部使用に予約されている VLAN のブロックを変更できます。予約されている VLAN の変更の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# interface {{typeslot/port} | {port-channelnumber}} | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | switch(config-if)# switchport trunk allowed vlan {vlan-list | addvlan-list | all | exceptvlan-list | none | removevlan-list} | トランク インターフェイスの許可 VLAN を設定します。デフォルトでは、トランク インターフェイス上のすべての VLAN(1 ~ 3967 および 4048 ~ 4094)が許可されます。VLAN 3968 ~ 4047 は、内部で使用するデフォルトで予約されている VLAN です。デフォルトでは、すべてのトランク インターフェイスですべての VLAN が許可されます。Cisco リリース 5.2(1) 以降では、デフォルトの予約済み VLAN は 3968 ~ 4094 で、予約済み VLAN のブロックを変更できます。詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
|
||
ステップ 4 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
||
ステップ 5 | switch(config)# exit | コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 6 | switch# show vlan | VLAN のステータスおよび情報を表示します。 |
||
ステップ 7 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
||
ステップ 8 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
||
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport trunk allowed vlan 15-20 switch(config-if)#
デフォルト インターフェイス機能によって、イーサネット、ループバック、VLAN ネットワーク、ポートチャネル、およびトンネル インターフェイスなどの複数インターフェイスの既存コンフィギュレーションを消去できます。特定のインターフェイスでのすべてのユーザ コンフィギュレーションは削除されます。後で削除したコンフィギュレーションを復元できるように、任意でチェックポイントを作成してからインターフェイスのコンフィギュレーションを消去できます。
(注) |
デフォルトのインターフェイス機能は、管理インターフェイスに対しサポートされていません。それはデバイスが到達不能な状態になる可能性があるためです。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# default interfaceint-if [checkpointname] | インターフェイスの設定を削除しデフォルトの設定を復元します。? キーワードを使用して、サポートされるインターフェイスを表示します。 checkpoint キーワードを使用して、設定を消去する前にインターフェイスの実行コンフィギュレーションのコピーを保存します。 |
ステップ 3 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | switch# show interface | インターフェイスのステータスと内容を表示します。 |
ステップ 5 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 6 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
switch# configure terminal switch(config)# default interface ethernet 3/1 checkpoint test8 .......Done switch(config)#
イーサネット インターフェイスまたはポート チャネルに SVI 自動ステート除外機能を設定できます。自動ステート除外オプションを使用して、ポートが SVI 計算を稼働または停止したり、それを選択したポートでイネーブルのすべての VLAN に適用するのをイネーブルまたはディセーブルにすることができます。また、自動ステートが除外されたインターフェイスから VLAN を除外するには、SVI 自動ステート除外 VLAN 機能を使用することもできます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface {{typeslot/port} | {port-channelnumber}} | 設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# switchport | インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスとして設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# [no] switchport autostate exclude | VLAN に複数のポートがあるときに、VLAN インターフェイスのリンクアップ計算からポートを除外します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# [no] switchport autostate exclude vlanvlan id | 自動ステート除外インターフェイスから vlan または vlan のセットを除外します。これにより、システムの中断を最小限に抑えることができます。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# exit | インターフェイス モードを終了します。 |
ステップ 7 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 | switch# show running-config interface {{typeslot/port} | {port-channelnumber} | (任意) 指定されたインターフェイスに関する設定情報を表示します。 |
ステップ 9 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 10 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 11 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# switchport autostate exclude
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# switchport autostate exclude switch(config-if)# switchport autostate exclude vlan 10
SVI 自動ステートのディセーブル化機能を設定して、対応する VLAN 内にアップ状態のインターフェイスがない場合でも SVI をアップ状態に保持することができます。システム全体にこの機能を設定するには、次の手順を使用します。
システム全体にこの機能を設定する前に、正しい VDC にいることを確認します。VDC の変更は switchto vdc コマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# system default interface-vlan no autostate | デバイスに対するデフォルトの自動ステート動作をディセーブルにします。 |
ステップ 3 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 4 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 5 | switch# show running-config [all] | (任意) 実行コンフィギュレーションを表示します。 デフォルト情報および設定情報を表示するには、all キーワードを使用します。 |
switch# configure terminal switch(config)# system default interface-vlan no autostate switch(config)# show running-config
個々の SVI 上で SVI 自動ステートのイネーブル化またはディセーブル化を設定できます。SVI レベルの設定は、その特定の SVI に対するシステムレベルの SVI 自動ステート設定より優先されます。
SVI レベルでこの機能を設定する前に、正しい VDC にいることを確認します。VDC の変更は switchto vdc コマンドを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# feature interface-vlan | VLAN インターフェイス モードをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | switch(config)# interface vlanvlan-id | VLAN インターフェイスを作成し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。範囲は、1 ~ 4094 です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# [no] autostate | デフォルトでは、指定されたインターフェイスの SVI 自動ステート機能をイネーブルにします。 デフォルト設定をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 | switch(config)#show running config-interface vlanvlan-id | (任意) 特定の VLAN インターフェイスの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
ステップ 7 | switch(config)# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 8 | switch(config)# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 9 | switch(config)# show startup-config interface vlanvlan id | (任意) スタートアップ コンフィギュレーションの VLAN 設定を表示します。 |
switch# configure terminal switch(config)# feature interface-vlan switch(config)# interface vlan10 witch(config-if)# no autostate
802.1Q トランク インターフェイスを使用する場合、ネイティブ VLAN ID の値と一致しすべてのタグなしトラフィックをドロップするタグで開始するすべてのパケットに対するタギングを維持できます(この場合もインターフェイスの制御トラフィックは伝送されます)。この機能はデバイス全体に当てはまります。デバイスの VLAN を指定して当てはめることはできません。
vlan dot1q tag native グローバル コマンドを使用すると、デバイスのすべてのトランクですべてのネイティブ VLAN ID インターフェイスの動作を変更できます。
(注) |
あるデバイス上で 802.1Q タギングをイネーブルにし、別のデバイスではディセーブルにすると、デバイス上のトラフィックはすべてドロップされ、この機能はディセーブルになります。この機能はデバイスごとに独自に設定する必要があります。 |
正しい VDC を使用していることを確認します(または switchto vdc コマンドを使用します)。VDC が異なっていても同じ VLAN 名と ID を使用できるので、正しい VDC で作業していることを確認する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# vlan dot1q tag native | 802.1Q トランキング ネイティブ VLAN ID インターフェイスの動作を変更します。このインターフェイスは、ネイティブ VLAN ID の値と一致して、すべての非タグ付きトラフィックをドロップするタグを使って入るすべてのパケットのタギングを維持します。この場合も、制御トラフィックはネイティブ VLAN を通過します。デフォルトではディセーブルになっています。 |
ステップ 3 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 4 | switch# show vlan | (任意) VLAN のステータスと内容を表示します。 |
ステップ 5 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
ステップ 6 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
ステップ 7 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config)# vlan dot1q tag native switch#
システムのデフォルト ポート モードをレイヤ 2 アクセス ポートに設定できます。
ストレージ VDC でファイバ チャネルにシステム デフォルトのポート モードを設定する方法については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# system default switchport [shutdown] | システムのすべてのインターフェイスに対するデフォルトのポート モードをレイヤ 2 アクセス ポート モードに設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。デフォルトでは、すべてのインターフェイスがレイヤ 3 です。
|
||
ステップ 3 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 4 | switch# show interface brief | (任意) インターフェイスのステータスと内容を表示します。 |
||
ステップ 5 | switch# show interface status error policy [detail] | (任意) ポリシー プログラミング中にエラーを生成するインターフェイスおよび VLAN が表示され、ポリシーがハードウェア ポリシーと一致することを確認できます。 エラーを生成するインターフェイスの詳細を表示するには、detail コマンドを使用します。 |
||
ステップ 6 | switch# no shutdown | (任意) ポリシーがハードウェア ポリシーと一致するインターフェイスおよび VLAN のエラーをクリアします。このコマンドにより、ポリシー プログラミングが続行でき、ポートがアップできます。ポリシーが対応していない場合は、エラーは error-disabled ポリシー状態になります。 |
||
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
switch# configure terminal switch(config-if)# system default switchport switch(config-if)#
Fibre Channel over Ethernet(FCoE)でのエンド デバイス間のデータ トラフィックは、リンク レベルおよび各ホップをベースとしたフロー制御を使用します。低速デバイスがファブリックに接続されている場合、エンド デバイスは、設定されたレートでフレームを受け入れません。低速デバイスの存在がリンクのトラフィック輻輳の原因となります。トラフィックの輻輳は、宛先デバイスに低速ドレインが発生していない場合でも、トラフィックに同一のスイッチ間リンク(ISL)を使用するファブリック内の無関係のフローに影響を与えます。
Cisco NX-OS リリース 6.1 以降では、低速ドレイン デバイスの検出と輻輳回避は、FCoE トラフィックを伝送する F シリーズ I/O モジュールでサポートされます。機能拡張は、主に低速ドレイン デバイスに接続されるエッジ ポートにあり、エッジ ポート内の輻輳状態を最小限に抑えます。
一度低速ドレイン デバイスがネットワーク上で検出されると、エッジ ポートに対するフレーム タイムアウト値を小さな値に設定し、設定したしきい値を使用するすべてのパケットに対しタイムアウト ドロップを強制できます。フレーム タイムアウト値を小さくすることにより、エッジ ポートで実際にタイムアウトになる時間より早くパケットがドロップされるため、ファブリックに影響する低速ドレイン状態が軽減されます。デフォルトのタイムアウト値は 500 ミリ秒です。この機能は、ISL のバッファ領域を空にし、低速ドレイン状態が発生していない他の無関係なフローが使用できるようにします。
組み込みイベント マネージャ(EEM)システム ポリシー __ori_mac_edge_pause(F1 I/O モジュールの場合)または __clm_sw_edge_port_pause(F2 /I/O モジュールの場合)を上書きしようとすると、デフォルト アクションとデフォルトの syslog も表示されます。action err-disable を指定して、この条件が発生する不良ポートを隔離することを推奨します。
event manager applet my_eem_policy override __ori_mac_edge_pause description "my_f1_Pause_eem_policy" event policy-default count 1 time 2 action 1.0 cli switchto vdc storage action 2.0 cli eth-port-manager internal-errdisable $interface $cause $SYSERR
デフォルトの輻輳フレーム タイムアウト値は 500 ミリ秒です。ISL に対してはデフォルト設定を保持し、エッジ ポートに対してはデフォルト値を超えない値を設定することを推奨します。フレームが設定された輻輳フレーム タイムアウトよりも長い時間スイッチ内にある場合、それはドロップされ、ISL 内のバッファ領域が空になり、輻輳が緩和されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch# [no] system default interface congestion timeoutmillisecondsmode {core | edge} | デバイスに対する新しい輻輳フレーム タイムアウト値(ミリ秒)およびポート モードを設定します。 輻輳のタイムアウトの範囲は 100 ~ 1000 ミリ秒です。 |
ステップ 3 | switch# system default interface congestion mode {core | edge} | デバイスに対するデフォルトの輻輳フレーム タイムアウト値(ミリ秒)およびポート モードを設定します。 輻輳のタイムアウトの範囲は 100 ~ 1000 ミリ秒です。 |
ステップ 4 | switch# show logging onboard flow-control request-timeout | (任意) タイムスタンプ情報を使用してモジュールごとの送信元/宛先ペアに対する要求タイムアウトを表示します。 |
エッジ ポートに対し低い値のタイムアウト値(たとえば 100 または 200 ミリ秒)を設定すると、エッジ ポートの輻輳を軽減できます。輻輳が発生すると、それらのポートのパケットはすぐにタイムアウトします。500 ミリ秒のデフォルト タイムアウトに戻すには、no system default interface congestion timeoutmillisecondsmode {core | edge} command(または)system default interface congestionmode {core | edge} を使用します。
(注) |
輻輳フレーム タイムアウト設定は、vdc に対してローカルで、vdc によって所有されているポート(エッジ/コア)上でのみ有効です。 |
(注) |
デフォルト設定をコア ポートに使用し、ファブリック エッジ ポートに 500 ミリ秒を超えない輻輳フレーム タイムアウト値を設定します。輻輳フレーム タイムアウト値の推奨される範囲は 100 ~ 200 ミリ秒です。 |
SUP CLI: switch# show logging onboard flow-control request-timeout ---------------------------- Module: 2 ---------------------------- ------------------------------------------------------------------------------- | Dest | Source | Events | Timestamp | Timestamp | | Intf | Intf | Count | Earliest | Latest | ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 1736|11/14/2002-00:40:07|11/14/2002-00:57:22| ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 3477|11/13/2002-23:23:27|11/14/2002-00:00:48| ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 4298|11/13/2002-22:31:40|11/13/2002-23:18:00| ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 9690|11/13/2002-04:54:50|11/13/2002-07:31:58|
Module CLI: module--x# show logging onboard flow-control request-timeout ------------------------------------------------------------------------------- | Dest | Source | Events | Timestamp | Timestamp | | Intf | Intf | Count | Earliest | Latest | ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 1736|11/14/2002-00:40:07|11/14/2002-00:57:22| ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 3477|11/13/2002-23:23:27|11/14/2002-00:00:48| ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 4298|11/13/2002-22:31:40|11/13/2002-23:18:00| ------------------------------------------------------------------------------- |fc4/3 |eth2/1,eth2/2 | 9690|11/13/2002-04:54:50|11/13/2002-07:31:58|
Cisco NX-OS 6.1 以降では、ポートのポーズ フレーム タイムアウト値をイネーブルまたはディセーブルにできます。システムは一時停止状態についてポートを定期的にチェックし、ポートが設定された期間に継続的な一時停止状態にある場合は、ポートのポーズ フレーム タイムアウトをイネーブルにします。この状況は、出力でドロップされるポートに接続するすべてのフレームで発生します。この機能により ISL リンクのバッファ領域が空になり、同じリンクを使用する他の無関係のフロー上のファブリックの減速と輻輳を軽減できます。
一時停止状態がポートでクリアされたりポートがフラップすると、システムはその特定のポート上のポーズ フレーム タイムアウトをディセーブルにします。
ポーズ フレーム タイムアウトはデフォルトでイネーブルになっています。ISL に対してはデフォルト設定を保持し、エッジ ポートに対してはデフォルト値を超えない値を設定することを推奨します。
低速ドレイン デバイスの動作から迅速にリカバリするには、ポーズ フレーム タイムアウト値を設定する必要があります。それは、フレームが輻輳したタイムアウトのスイッチにあるかどうかにかかわらず、低速ドレインに直面しているエッジ ポート内のすべてのフレームがドロップされるためです。このプロセスにより、ISL 内の輻輳がすぐにクリアされます。輻輳を完全にクリアするには、輻輳フレーム タイムアウト値を設定する代わりにポーズ フレーム タイムアウト値を設定する必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch# system default interface pause timeoutmillisecondsmode {core | edge} | デバイスに対する新しいポーズ フレーム タイムアウト値(ミリ秒)およびポート モードを設定します。 |
ステップ 3 | switch# system default interface pause mode {core | edge} | デバイスに対するデフォルトのポーズ フレーム タイムアウト値(ミリ秒)およびポート モードを設定します。 輻輳のタイムアウトの範囲は 100 ~ 500 ミリ秒です。 |
ステップ 4 | switch# no system default interface pause timeoutmillisecondsmode {core | edge} | デバイスに対するポーズ フレーム タイムアウトをディセーブルにします。 |
ステップ 5 | switch# no system default interface pause mode {core | edge} | デバイスに対するデフォルトのポーズ フレーム タイムアウトをディセーブルにします。 |
ステップ 6 | switch# show logging onboard flow-control pause-event [modulex] | 1 インターフェイス 1 モジュールごとの一時停止イベントの総数を表示します。 |
ステップ 7 | switch# show logging onboard flow-control pause-count [modulex] [last mm minutes] [last hh hours] [last dd days] | (任意) タイムスタンプ情報を使用して 1 インターフェイス 1 モジュールごとのポーズ カウンタを表示します。 |
ステップ 8 | switch# show logging onboard flow-control timeout-drops [modulex] [last mm minutes] [last hh hours] [last dd days] | (任意) タイムスタンプ情報を使用して 1 インターフェイス 1 モジュールごとのタイムアウト ドロップを表示します。 |
エッジ ポート上のポーズ フレーム タイムアウト値を無効にするには、no system default interface pause timeoutmillisecondsmode {core | edge} コマンドを使用します。デフォルトのポーズ タイムアウト値は 500 ミリ秒です。
一時停止イベントの例
SUP CLI: switch# show logging onboard flow-control pause-event module 2 ---------------------------- Module: 2 ---------------------------- ------------------------------------------------------------------------------ STATISTICS INFORMATION FOR DEVICE ID 137 DEVICE Orion MAC Driver ------------------------------------------------------------------------------ | | Time Stamp |In|Port Error Stat Counter Name | Count |MM/DD/YY HH:MM:SS|st|Range | | |Id| ------------------------------------------------------------------------------ SW PL0 pause event VL3 |0x4e45b |06/18/03 05:27:50 |00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4e1a0 |06/18/03 05:25:50 |00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4dee5 |06/18/03 05:23:50 |00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4dc2a |06/18/03 05:21:50 |00|1
Module CLI: module-2# show logging onboard flow-control pause-event ------------------------------------------------------------------------------ STATISTICS INFORMATION FOR DEVICE ID 137 DEVICE Orion MAC Driver ------------------------------------------------------------------------------ | | Time Stamp |In|Port Error Stat Counter Name | Count |MM/DD/YY HH:MM:SS|st|Range | | |Id| ------------------------------------------------------------------------------ SW PL0 pause event VL3 |0x4e45b |06/18/03 05:27:50|00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4e1a0 |06/18/03 05:25:50|00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4dee5 |06/18/03 05:23:50|00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4dc2a |06/18/03 05:21:50|00|1 SW PL0 pause event VL3 |0x4d96f |06/18/03 05:19:50|00|1
ポーズ カウンタの例
SUP CLI: switch# show logging onboard flow-control pause-count ------------------------------------------------------------------------------ STATISTICS INFORMATION FOR DEVICE ID 137 DEVICE Orion MAC Driver ------------------------------------------------------------------------------ | | Time Stamp |In|Port Error Stat Counter Name | Count |MM/DD/YY HH:MM:SS|st|Range | | |Id| ------------------------------------------------------------------------------ GD Received pause transitions of XO|0x984 |06/17/03 14:23:59|00|1 FF-XON UP3 | | | | GD Received pause transitions of XO|0x41f |06/17/03 14:21:59|00|1 FF-XON UP3 | | | |
Module CLI: module-2# show logging onboard flow-control pause-count ------------------------------------------------------------------------------ STATISTICS INFORMATION FOR DEVICE ID 137 DEVICE Orion MAC Driver ------------------------------------------------------------------------------ | | Time Stamp |In|Port Error Stat Counter Name | Count |MM/DD/YY HH:MM:SS|st|Range | | |Id| ------------------------------------------------------------------------------ GD Received pause transitions of XO|0x984 |06/17/03 14:23:59|00|1 FF-XON UP3 | | | | GD Received pause transitions of XO|0x41f |06/17/03 14:21:59|00|1 FF-XON UP3 | | | |
タイムアウト ドロップの例
SUP CLI: switch# show logging onboard flow-control timeout-drops switch# show logging onboard flow-control timeout-drops ---------------------------- Module: 2 ---------------------------- ------------------------------------------------------------------------------ STATISTICS INFORMATION FOR DEVICE ID 137 DEVICE Orion MAC Driver ------------------------------------------------------------------------------ | | Time Stamp |In|Port Error Stat Counter Name | Count |MM/DD/YY HH:MM:SS|st|Range | | |Id| ------------------------------------------------------------------------------ ORI_EB_CNT_P0_SF_TIMESTAMP_DROP |0x100e |11/14/02 00:45:43|00|1 ORI_EB_CNT_P0_SF_TIMESTAMP_DROP |0xfd2 |11/14/02 00:43:42|00|1 Module CLI:
module-2# show logging onboard flow-control timeout-drops ------------------------------------------------------------------------------ STATISTICS INFORMATION FOR DEVICE ID 137 DEVICE Orion MAC Driver ------------------------------------------------------------------------------ | | Time Stamp |In|Port Error Stat Counter Name | Count |MM/DD/YY HH:MM:SS|st|Range | | |Id| ------------------------------------------------------------------------------ ORI_EB_CNT_P0_SF_TIMESTAMP_DROP |0x100e |11/14/02 00:45:43|00|1 ORI_EB_CNT_P0_SF_TIMESTAMP_DROP |0xfd2 |11/14/02 00:43:42|00|1
コマンド |
目的 |
---|---|
show interface ethernetslot/port [brief | counters | debounce | description | flowcontrol | mac-address | status | transceiver] |
インターフェイスの設定を表示します。 |
show interface brief |
インターフェイス設定情報を、モードも含めて表示します。 |
show interface switchport |
アクセスおよびトランク インターフェイスも含めて、すべてのレイヤ 2 インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface trunk [modulemodule-number | vlanvlan-id] |
トランク設定情報を表示します。 |
show interface capabilities |
インターフェイスの機能に関する情報を表示します。 |
show interface status error policy [detail] |
ハードウェア ポリシーと矛盾するインターフェイスおよび VLAN のエラーを表示します。 detail コマンドを使用すると、エラーを生成するインターフェイスの詳細が表示されます。 |
show running-config [all] |
現在の設定に関する情報を表示します。 all コマンドを使用すると、デフォルトの設定と現在の設定が表示されます。 |
show running-config interface ethernetslot/port |
指定されたインターフェイスに関する設定情報を表示します。 |
show running-config interface port-channelslot/port |
指定されたポートチャネル インターフェイスに関するコンフィギュレーション情報を表示します。 |
show running-config interface vlanvlan-id |
指定された VLAN インターフェイスに関するコンフィギュレーション情報を表示します。 |
これらのコマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Command Reference』を参照してください。
コマンド |
目的 |
---|---|
clear counters interface [interface] |
カウンタをクリアします。 |
load-interval {intervalseconds {1 | 2 | 3}} |
Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS Release 4.2(1) から、3 種類のサンプリング間隔をビットレートおよびパケットレートの統計情報に設定します。 |
show interface counters [modulemodule] |
入力および出力オクテット ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、ブロードキャスト パケットを表示します。 |
show interface counters detailed [all] |
入力パケット、バイト、マルチキャストを、出力パケットおよびバイトとともに表示します。 |
show interface counters errors [modulemodule] |
エラー パケットの数を表示します。 |
これらのコマンドについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/30 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# switchport mode access switch(config-if)# switchport access vlan 5 switch(config-if)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/35 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# switchport mode trunk switch(config-if)# switchport trunk native vlan 10 switch(config-if)# switchport trunk allowed vlan 5, 10 switch(config-if)# exit switch(config)# vlan dot1q tag native switch(config)#
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』 |
|
『Interfaces Configuration Guide, Cisco DCNM for LAN』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』 |
|
『Cisco Nexus 2000 Series NX-OS Fabric Extender Software Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 Series Switches, Release 6.x』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』 |
|
『Cisco NX-OS Licensing Guide』 |
|
VLAN、MAC アドレス テーブル、プライベート VLAN、およびスパニング ツリー プロトコル。 『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Command Reference』 |
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/switches/datacenter/nexus7000/sw/fabricpath/command/reference/fp_cmd_book.html |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS FabricPath Configuration Guide』 |
|
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Release Notes』 |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。 http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |