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この章の内容は、次のとおりです。
レイヤ 3 インターフェイスは、スタティックまたはダイナミック ルーティング プロトコルを使って、パケットを別のデバイスに転送します。レイヤ 2 トラフィックの IP ルーティングおよび内部 Virtual Local Area Network(VLAN)ルーティングにはレイヤ 3 インターフェイスが使用できます。
ポートをレイヤ 2 インターフェイスまたはレイヤ 3 インターフェイスとして設定できます。ルーテッド インターフェイスは、IP トラフィックを他のデバイスにルーティングできる物理ポートです。ルーテッド インターフェイスはレイヤ 3 インターフェイスだけで、スパニングツリー プロトコル(STP)などのレイヤ 2 プロトコルはサポートしません。
イーサネット ポートはすべて、デフォルトではレイヤ 2(スイッチポート)です。このデフォルト動作は、インターフェイス コンフィギュレーション モードから no switchport コマンドを使用して変更できます。複数のポートを一度に変更するために、インターフェイスの範囲を指定してから no switchport コマンドを適用することができます。
ポートに IP アドレスを割り当て、ルーティングをイネーブルにし、このルーテッド インターフェイスにルーティング プロトコル特性を割り当てることができます。
レイヤ 3 インターフェイスに静的 MAC アドレスを割り当てることができます。レイヤ 3 インターフェイスのデフォルト MAC アドレスは、割り当て先の仮想デバイス コンテキスト(VDC)の MAC アドレスです。インターフェイス コンフィギュレーション モードから mac-address コマンドを使用して、レイヤ 3 インターフェイスのデフォルト MAC アドレスを変更できます。静的 MAC アドレスは、SVI、レイヤ 3 インターフェイス、ポート チャネル、レイヤ 3 サブインターフェイス、およびトンネル インターフェイスで設定できます。また、ポートおよびポート チャネルの範囲で静的 MAC アドレスを設定することもできます。ただし、すべてのポートは レイヤ 3にある必要があります。ポートの範囲内の 1 つのポートがレイヤ 2 にある場合でも、コマンドは拒否され、エラー メッセージが表示されます。MAC アドレスの設定については、デバイスの『Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
ルーテッド インターフェイスからレイヤ 3 ポート チャネルも作成できます。
レイヤ 3 インターフェイスとして設定した親インターフェイスに仮想サブインターフェイスを作成できます。親インターフェイスは物理ポートでもポート チャネルでもかまいません。
親インターフェイスはサブインターフェイスによって複数の仮想インターフェイスに分割されます。これらの仮想インターフェイスに IP アドレスやダイナミック ルーティング プロトコルなど固有のレイヤ 3 パラメータを割り当てることができます。各サブインターフェイスの IP アドレスは、親インターフェイスの他のサブインターフェイスのサブネットとは異なります。
サブインターフェイスの名前は、親インターフェイスの名前(たとえば Ethernet 2/1)+ ピリオド(.)+そのインターフェイス独自の番号です。たとえば、イーサネット インターフェイス 2/1 に Ethernet 2/1.1 というサブインターフェイスを作成できます。この場合、.1 はそのサブインターフェイスを表します。
Cisco NX-OS では、親インターフェイスがイネーブルの場合にサブインターフェイスがイネーブルになります。サブインターフェイスは、親インターフェイスには関係なくシャットダウンできます。親インターフェイスをシャットダウンすると、関連するサブインターフェイスもすべてシャットダウンされます。
サブインターフェイスを使用すると、親インターフェイスがサポートする各 VLAN に独自のレイヤ 3 インターフェイスを実現できます。この場合、親インターフェイスは別のデバイスのレイヤ 2 トランキング ポートに接続します。サブインターフェイスを設定したら 802.1Q トランキングを使って VLAN ID に関連付けます。
次の図に、インターフェイス E 2/1 のルータ B に接続するスイッチのトランキング ポートを示します。このインターフェイスには 3 つのサブインターフェイスがあり、トランキング ポートに接続する 3 つの VLAN にそれぞれ関連付けられています。
VLAN インターフェイスまたはスイッチ仮想インターフェイス(SVI)は、デバイス上の VLAN を同じデバイス上のレイヤ 3 ルータ エンジンに接続する仮想ルーテッド インターフェイスです。VLAN には 1 つの VLAN インターフェイスだけを関連付けることができますが、VLAN に VLAN インターフェイスを設定する必要があるのは、VLAN 間でルーティングする場合か、または管理 VRF(仮想ルーティング/転送)以外の VRF インスタンスを経由してデバイスを IP ホスト接続する場合だけです。VLAN インターフェイスの作成をイネーブルにすると、Cisco NX-OS によってデフォルト VLAN(VLAN 1)に VLAN インターフェイスが作成され、リモート スイッチ管理が許可されます。
設定の前に VLAN ネットワーク インターフェイス機能をイネーブルにする必要があります。システムはこの機能をディセーブルにする前のチェックポイントを自動的に取得するため、このチェックポイントにロールバックできます。ロールバックとチェックポイントの詳細については、デバイスの『System Management Configuration Guide』を参照してください。
(注) |
VLAN 1 の VLAN インターフェイスは削除できません。 |
VLAN インターフェイスをルーティングするには、トラフィックをルーティングする VLAN ごとに VLAN インターフェイスを作成し、その VLAN インターフェイスに IP アドレスを割り当ててレイヤ 3 内部 VLAN ルーティングを実現します。IP アドレスと IP ルーティングの詳細については、デバイスの『Unicast Routing Configuration Guide』を参照してください。
次の図に、デバイス上の 2 つの VLAN に接続されている 2 つのホストを示します。VLAN ごとに VLAN インターフェイスを設定し、VLAN 間の IP ルーティングを使ってホスト 1 とホスト 2 を通信させることができます。VLAN 1 は VLAN インターフェイス 1 のレイヤ 3 で、VLAN 10 は VLAN インターフェイス 10 のレイヤ 3 で通信します。
インターフェイスで vrf member コマンドを入力すると、インターフェイス設定の削除に関するアラートと、クライアント/リスナー(CLI サーバなど)にインターフェイスに関する設定の削除を通知するアラートを受信します。
system vrf-member-change retain-l3-config コマンドを(7.0(3)I4(1) 以降)を入力すると、インターフェイスで VRF メンバーを変更するときにレイヤ 3 設定を保持できます。これは、既存の設定の保存(バッファ)、古い VRF コンテキストからの設定の削除、および保存された設定の新しい VRF コンテキストでの再適用の通知をクライアント/リスナーに送信することによって実行されます。
(注) |
system vrf-member-change retain-l3-config コマンドが有効な場合、レイヤ 3 設定は削除されず、保存(バッファ)されたままになります。このコマンドが無効な場合(デフォルト モード)、VRF メンバーの変更時にレイヤ 3 設定は保持されません。 |
no system vrf-member-change retain-l3-config コマンドを使用して、レイヤ 3 設定の保持を無効にすることができます。このモードでは、VRF メンバーの変更時にレイヤ 3 設定は保持されません。
ループバック インターフェイスは、常にアップ状態にある単独のエンドポイントを持つ仮想インターフェイスです。ループバック インターフェイス経由で送信されたパケットはすべて、このインターフェイスでただちに受信されます。ループバック インターフェイスは物理インターフェイスをエミュレートします。
ループバック インターフェイスを使用すると、パフォーマンスの分析、テスト、ローカル通信が実行できます。ループバック インターフェイスは、ルーティング プロトコル セッションの終端アドレスとして設定することができます。ループバックをこのように設定すると、アウトバウンド インターフェイスの一部がダウンしている場合でもルーティング プロトコル セッションはアップしたままです。
IP アンナンバード機能を使用すると、ポイント ツー ポイント(p2p)インターフェイスで明示的に一意の IP アドレスを設定せずに IP パケットを処理できます。このアプローチでは、別のインターフェイスから IP アドレスを借りて、ポイント ツー ポイント リンクのアドレス空間を節約します。
ポイント ツー ポイント モードに準拠したインターフェイスは、IP アンナンバード インターフェイスとして使用できます。7.0(3)I3(1) 以降では、IP アンナンバード機能は、イーサネット インターフェイスおよびサブインターフェイスでのみサポートされます。借りることができるインターフェイスは、ループバック インターフェイスのみです。これは、ナンバード インターフェイスと呼ばれます。
ループバック インターフェイスは、常に機能的にアップしているため、ナンバード インターフェイスとして理想的です。ただし、ループバック インターフェイスはスイッチ/ルータに対してローカルであるため、スタティック ルートを介したり、または OSPF や IS-IS などの内部ゲートウェイ プロトコルを使用して、最初にアンナンバード インターフェイスの到達可能性を確立する必要があります。
Cisco NX-OS は、IP トンネルとしてトンネル インターフェイスをサポートします。IP トンネルを使うと、同じレイヤまたは上位レイヤのプロトコルをカプセル化して、2 台のルータ間で作成されたトンネルを通じて IP の結果を転送できます。
この機能には、ライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
IP アンナンバード インターフェイスが設定されている場合、ループバック インターフェイスは IP アンナンバード インターフェイスと同じ VRF にある必要があります。
ナンバード インターフェイスであるループバック インターフェイスで admin-shutdown コマンドを使用しても、IP ナンバード インターフェイスはダウンしません。これは、IP アンナンバード インターフェイス上で動作するルーティング プロトコルが引き続きアップしていることを意味します。
(注) |
ルートが解決されている IP アンナンバード インターフェイスを指定する必要があります。 |
IP アンナンバード機能を設定するには、メディア p2p を有効にする必要があります。
Release 7.0(3)I2(1) 以降、VLAN/SVI は設定を削除しても、レイヤ 3 インターフェイス テーブルからは削除されません。VLAN 自体をレイヤ 3 インターフェイス テーブルから削除する必要があります。
レイヤ 3 インターフェイスをレイヤ 2 インターフェイスに変更する場合、Cisco NX-OS はインターフェイスをシャットダウンしてインターフェイスを再度イネーブルにし、レイヤ 3 固有の設定をすべて削除します。
レイヤ 2 インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスに変更する場合、Cisco NX-OS はインターフェイスをシャットダウンしてインターフェイスを再度イネーブルにし、レイヤ 2 固有の設定をすべて削除します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、レイヤ 3 MTU がすべてのレイヤ 3 インターフェイスで同じでない場合、および MTU QoS がジャンボに変更された場合に、マルチキャスト レイヤ 2 トラフィックを CPU にパントします。この問題を回避するために、すべてのレイヤ 3 インターフェイスは同じレイヤ 3 MTU を持つ必要があります。
レイヤ 3 管理状態のデフォルト設定は Shut です。
SVI 自動ステート ディセーブル化機能により、スイッチ仮想インターフェイス(SVI)は、対応する VLAN に「アップ」ステートのインターフェイスがない場合でも、「アップ」ステートになることができます。
SVI は、デバイス上の VLAN を同じデバイス上のレイヤ 3 ルータ エンジンに接続する仮想ルーテッド インターフェイスでもあります。VLAN のポートによって、対応する SVI の動作ステートが決定されます。VLAN の SVI インターフェイスは、対応する VLAN 内の少なくとも 1 個のポートがスパニングツリー プロトコル(STP)のフォワーディング ステートである場合に「アップ」になります。同様に、SVI インターフェイスは、最後の STP 転送ポートがダウンするか別のステートになったときに、「ダウン」になります。SVI のこの特性は、「自動ステート」と呼ばれます。
VLAN 上のレイヤ 2 またはレイヤ 3 境界を定義するためや、SVI インターフェイスを使用してデバイスを管理するために SVI を作成できます。2 番目のシナリオでは、SVI 自動ステート ディセーブル化機能により、対応する VLAN に「アップ」ステートのインターフェイスがない場合でも SVI インターフェイスが「アップ」ステートになることが保証されます。
Cisco NX-OS Release 6.0(2)U3(1) では、SVI での DHCP クライアント検出が導入されました。Cisco NX-OS Release 6.0(2)U4(1) は、IPv6 アドレスと物理イーサネットおよび管理インターフェイスの DHCP クライアント検出のサポートを追加します。ip address dhcp または ipv6 address dhcp コマンドを使用することにより、DHCP クライアントの IP アドレスを設定できます。これらのコマンドにより、DHCP サーバから IPv4 または IPv6 アドレスを得るための要求が DHCP クライアントから DHCP サーバに送信されます。Cisco Nexus スイッチ上の DHCP クライアントは、それ自体を DHCP サーバに識別させます。DHCP サーバは、この ID を使用して、DHCP クライアントに IP アドレスを返信します。
DHCP クライアントが SVI で DHCP サーバ送信ルータおよび DNS オプションによって設定されている場合、スイッチで ip route 0.0.0.0/0 router-ip コマンドと ip name-serverdns-ip コマンドが自動的に設定されます。
スイッチがリロードされ、同時に、サーバ側でルータおよび DNS オプションが無効になると、スイッチの起動後に新しい IP アドレスが SVI に割り当てられます。ただし、古い ip route コマンドおよび ip name-server コマンドは依然としてスイッチ設定に存在します。これらのコマンドは、手動で設定から削除する必要があります。
次に、インターフェイスでのDHCPクライアント検出の使用に関する制限事項を示します。
この機能は、物理イーサネット インターフェイス、管理インターフェイス、および SVI でのみサポートされます。
Cisco NX-OS Release 6.0(2)U4(1) 以降、この機能は、非デフォルトの Virtual Routing and Forwarding(VRF)インスタンスでもサポートされるようになりました。
copy running-config startup-config コマンドを入力すると、DNS サーバおよびデフォルト ルータ オプション関連の設定がスタートアップ コンフィギュレーションに保存されます。スイッチをリロードするとき、この設定が適切ではない場合は、この設定を削除しなければならない可能性があります。
スイッチで設定できる DNS サーバは最大 6 つです。これは、スイッチの制限です。この最大数には、DHCP クライアントによって設定される DNS サーバと手動で設定される DNS サーバが含まれます。
スイッチで 7 つ以上の DNS サーバが設定されている場合、DNS オプション セットによって SVI の DHCP オファーを取得すると、IP アドレスは SVI に割り当てられません。
Cisco NX-OS Release 6.0(2)U4(1) 以降では、BGP により IPv4 プレフィックスを IPv6 ネクスト ホップで伝送できます。IPv6 ネクストホップは、ネットワークからネイバー探索(ND)関連トラフィックを削除するために活用されます。これを行うために、MAC アドレスが IPv6 アドレスに組み込まれています。このようなアドレスは、MAC 組み込み IPv6(MEv6)アドレスと呼ばれます。ルータは、ND を経由せずに、MEv6 アドレスから MAC アドレスを直接取得します。ローカル インターフェイスおよびネクスト ホップの MAC アドレスは、IPv6 アドレスから取得されます。
MEv6 が有効になっている IPv6 インターフェイスでは、MEv6 から取得される同じ MAC アドレスが IPv4 トラフィックにも使用されます。MEv6 は、SVI を除くすべてのレイヤ 3 対応インターフェイスでサポートされます。
MEv6 がインターフェイスで有効になっている場合、そのインターフェイスでは IPv6 リンク ローカル アドレス、OSPFv3、および BFDv6 への ping6 はサポートされません。
次に、IPv4 ルーテッド レイヤ 3 インターフェイスを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/1 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8 switch(config-if)# copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernet slot/port.number |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。slot の範囲は 1 ~ 255 です。port の範囲は 1 ~ 128 です。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# [ip | ipv6] address ip-address/length | このインターフェイスの IP アドレスを設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# encapsulation dot1Q vlan-id | サブインターフェイス上の IEEE 802.1Q VLAN カプセル化を設定します。vlan-id の範囲は 2 ~ 4093 です。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# show interfaces | (任意) レイヤ 3 インターフェイスの統計情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、サブインターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/1 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8 switch(config-if)# encapsulation dot1Q 33 switch(config-if)# copy running-config startup-config
ルーテッド インターフェイス、ポート チャネル、またはサブインターフェイスに帯域幅を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernet slot/port | インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。slot の範囲は 1 ~ 255 です。port の範囲は 1 ~ 128 です。 |
ステップ 3 | switch(conifg-if)# bandwidth [value | inherit [value]] | 次のように、ルーテッド インターフェイス、ポート チャネル、またはサブインターフェイスに帯域幅パラメータを設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、イーサネット インターフェイス 2/1 に 80000 の帯域幅の値を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/1 switch(config-if)# bandwidth 80000 switch(config-if)# copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# feature interface-vlan | VLAN インターフェイス モードをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | switch(config)# interface vlan number | VLAN インターフェイスを作成します。number の有効範囲は 1 ~ 4094 です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# [ip | ipv6] address ip-address/length | このインターフェイスの IP アドレスを設定します。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# no shutdown | インターフェイスを管理上アップさせます。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# show interface vlan number | (任意) VLAN インターフェイスの統計情報を表示します。number の有効範囲は 1 ~ 4094 です。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、VLAN インターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature interface-vlan switch(config)# interface vlan 10 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8 switch(config-if)# copy running-config startup-config
次の手順で、インターフェイスで VRF メンバーシップを変更するときにレイヤ 3 設定を保持できるようになります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
コンフィギュレーション モードに入ります。 |
||
ステップ 2 | system vrf-member-change retain-l3-config 例: switch(config)# system vrf-member-change retain-l3-config Warning: Will retain L3 configuration when vrf member change on interface. |
VRF メンバーシップの変更時にレイヤ 3 設定を保持できます。
|
ループバック インターフェイスの IP アドレスが、ネットワークの全ルータで一意であることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface loopback instance | ループバック インターフェイスを作成します。instance の範囲は 0 ~ 1023 です。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# [ip | ipv6] address ip-address/length | このインターフェイスの IP アドレスを設定します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# show interface loopback instance | (任意) ループバック インターフェイスの統計情報を表示します。instance の範囲は 0 ~ 1023 です。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、ループバック インターフェイスを作成する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface loopback 0 switch(config-if)# ip address 192.0.2.100/8 switch(config-if)# copy running-config startup-config
イーサネット インターフェイスで IP アンナンバード機能を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | interface ethernetslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/1 switch(config-if)# |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | mediump2p 例: switch(config-if)# medium p2p |
インターフェイス メディアをポイント ツー ポイントとして設定します。 |
||
ステップ 4 | ip unnumberedtypenumber 例: switch(config-if)# ip unnumbered loopback 100 |
明示的な IP アドレスをインターフェイスに割り当てずにインターフェイス上の IP 処理をイネーブルにします。 type および number で、ルータに割り当て済みの IP アドレスがある別のインターフェイスを指定します。指定したインターフェイスを別のアンナンバード インターフェイスに設定することはできません。
|
IP アンナンバード ループバック インターフェイスの OSPF を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | interface ethernetslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/20.1 switch(config-if)# |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | encapsulation dot1Qvlan-id 例: switch(config-if)# encapsulation dot1Q 100 |
サブインターフェイス上の IEEE 802.1Q VLAN カプセル化を設定します。範囲は 2 ~ 4093 です。 |
||
ステップ 4 | mediump2p 例: switch(config-if)# medium p2p |
インターフェイス メディアをポイント ツー ポイントとして設定します。 |
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ステップ 5 | ip unnumberedtypenumber 例: switch(config-if)# ip unnumbered loopback 101 |
明示的な IP アドレスをインターフェイスに割り当てずにインターフェイス上の IP 処理をイネーブルにします。 type および number で、ルータに割り当て済みの IP アドレスがある別のインターフェイスを指定します。指定したインターフェイスを別のアンナンバード インターフェイスに設定することはできません。
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ステップ 6 | ip ospf authentication 例: switch(config-if)# ip ospf authentication |
(任意) インターフェイスの認証タイプを指定します。 |
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ステップ 7 | ip ospf authentication-keypassword 例: switch(config-if)# ip ospf authentication 3 b7bdf15f62bbd250 |
(任意) OSPF 認証のパスワードを指定します。 |
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ステップ 8 | ip router ospfinstanceareaarea-number 例: switch(config-if)# ip router ospf 100 area 0.0.0.1 |
インターフェイス上で IP の ルーティング プロセスを設定して、エリアを指定します。
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ステップ 9 | no shutdown 例: switch(config-if)# no shutdown |
インターフェイスをアップにします(管理上)。 |
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ステップ 10 | interface loopbackinstance 例: switch(config)# interface loopback 101 |
ループバック インターフェイスを作成します。範囲は 0 ~ 1023 です。 |
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ステップ 11 | ip addressip-address/length 例: switch(config-if)# 192.168.101.1/32 |
インターフェイスに IP アドレスを設定します。 |
||
ステップ 12 | ip router ospfinstanceareaarea-number 例: switch(config-if)# ip router ospf 100 area 0.0.0.1 |
インターフェイス上で IP の ルーティング プロセスを設定して、エリアを指定します。
|
IP アンナンバード ループバック インターフェイスの ISIS を設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | configure terminal 例: switch# configure terminal switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 2 | feature isis 例: Switch(config)# feature isis |
ISIS を有効にします。 |
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ステップ 3 | router isisarea-tag 例: Switch(config)# router isis 100 |
IS-IS プロセスにタグを割り当て、ルータ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 4 | netnetwork-entity-title 例: Switch(config-router)# net 49.0001.0100.0100.1001.00 |
デバイスのネットワーク エンティティ タイトル(NET)を設定します。 |
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ステップ 5 | end 例: Switch(config-router)# end |
ルータ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
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ステップ 6 | interface ethernetslot/port 例: switch(config)# interface ethernet 1/20.1 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 7 | encapsulation dot1Qvlan-id 例: switch(config-subif)# encapsulation dot1Q 100 |
サブインターフェイス上の IEEE 802.1Q VLAN カプセル化を設定します。範囲は 2 ~ 4093 です。 |
||
ステップ 8 | mediump2p 例: switch(config-subif)# medium p2p |
インターフェイス メディアをポイント ツー ポイントとして設定します。 |
||
ステップ 9 | ip unnumberedtypenumber 例: switch(config-if)# ip unnumbered loopback 101 |
明示的な IP アドレスをインターフェイスに割り当てずにインターフェイス上の IP 処理をイネーブルにします。 type および number で、ルータに割り当て済みの IP アドレスがある別のインターフェイスを指定します。指定したインターフェイスを別のアンナンバード インターフェイスに設定することはできません。
|
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ステップ 10 | ip router isisarea-tag 例: switch(config-subif)# ip router isis 100 |
アンナンバード インターフェイスの ISIS を有効にします。 |
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ステップ 11 | no shutdown 例: switch(config-subif)# no shutdown |
インターフェイスをアップにします(管理上)。 |
VRF 用のインターフェイスを設定した後で、トンネル インターフェイスに IP アドレスを割り当てます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)#interfaceinterface-typenumber | インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(conifg-if)#vrf member vrf-name | このインターフェイスを VRF に追加します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# [ip | ipv6]ip-address/length | このインターフェイスの IP アドレスを設定します。このステップは、このインターフェイスを VRF に割り当てたあとに行う必要があります。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# show vrf [vrf-name] interfaceinterface-typenumber | (任意) VRF 情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# show interfaces | (任意) レイヤ 3 インターフェイスの統計情報を表示します。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、VRF にレイヤ 3 インターフェイスを追加する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface loopback 0 switch(config-if)# vrf member RemoteOfficeVRF switch(config-if)# ip address 209.0.2.1/16 switch(config-if)# copy running-config startup-config
静的 MAC アドレスは、SVI、レイヤ 3 インターフェイス、ポート チャネル、レイヤ 3 サブインターフェイス、およびトンネル インターフェイスで設定できます。また、ポートおよびポート チャネルの範囲で静的 MAC アドレスを設定することもできます。ただし、すべてのポートは レイヤ 3にある必要があります。ポートの範囲内の 1 つのポートがレイヤ 2 にある場合でも、コマンドは拒否され、エラー メッセージが表示されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernetslot/port | インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# [no] mac-addressstatic router MAC address |
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ステップ 4 | switch(config-if)# show interface ethernetslot/port | (任意)インターフェイスのすべての情報を表示します。 |
次に、インターフェイス MAC アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/3 switch(config-if)# mac-address aaaa.bbbb.dddd switch(config-if)# show interface ethernet 3/3 switch(config-if)#
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# interfacetypeslot/port | 指定したインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 3 | switch(config-if)# no switchport | インターフェイスをレイヤ 3 インターフェイスとして設定し、このインターフェイス上のレイヤ 2 固有の設定を削除します。
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||
ステップ 4 | switch(config-if)# mac-address ipv6-extract | インターフェイスで設定された IPv6 アドレスに組み込まれている MAC アドレスを取得します。
|
||
ステップ 5 | switch(config-if)# ipv6 addressip-address/length | このインターフェイスの IPv6 アドレスを設定します。 |
||
ステップ 6 | switch(config-if)# ipv6 nd mac-extract [exclude nud-phase] | ネクストホップ IPv6 アドレスに組み込まれているネクストホップ MAC アドレスを取得します。 exclude nud-phase オプションにより、ND フェーズでのみパケットがブロックされます。exclude nud-phase オプションが指定されていない場合は、ND フェーズと近隣到達不能検出(NUD)フェーズの両方でパケットがブロックされます。 |
||
ステップ 7 | switch(config)# show ipv6 icmp interfacetype slot/port | (任意) IPv6 Internet Control Message Protocol バージョン 6(ICMPv6)インターフェイスの情報を表示します。 |
次に、ND MAC 取得を有効にして MAC 組み込み IPv6 アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. switch(config)# interface ethernet 1/3 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# mac-address ipv6-extract switch(config-if)# ipv6 address 2002:1::10/64 switch(config-if)# ipv6 nd mac-extract switch(config-if)# show ipv6 icmp interface ethernet 1/3 ICMPv6 Interfaces for VRF "default" Ethernet1/3, Interface status: protocol-up/link-up/admin-up IPv6 address: 2002:1::10 IPv6 subnet: 2002:1::/64 IPv6 interface DAD state: VALID ND mac-extract : Enabled ICMPv6 active timers: Last Neighbor-Solicitation sent: 00:01:39 Last Neighbor-Advertisement sent: 00:01:40 Last Router-Advertisement sent: 00:01:41 Next Router-Advertisement sent in: 00:03:34 Router-Advertisement parameters: Periodic interval: 200 to 600 seconds Send "Managed Address Configuration" flag: false Send "Other Stateful Configuration" flag: false Send "Current Hop Limit" field: 64 Send "MTU" option value: 1500 Send "Router Lifetime" field: 1800 secs Send "Reachable Time" field: 0 ms Send "Retrans Timer" field: 0 ms Suppress RA: Disabled Suppress MTU in RA: Disabled Neighbor-Solicitation parameters: NS retransmit interval: 1000 ms ICMPv6 error message parameters: Send redirects: true Send unreachables: false ICMPv6-nd Statisitcs (sent/received): RAs: 3/0, RSs: 0/0, NAs: 2/0, NSs: 7/0, RDs: 0/0 Interface statistics last reset: never switch(config)#
次に、ND MAC 取得を有効(NUD フェーズを除く)にして MAC 組み込み IPv6 アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. switch(config)# interface ethernet 1/5 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# mac-address ipv6-extract switch(config-if)# ipv6 address 2002:2::10/64 switch(config-if)# ipv6 nd mac-extract exclude nud-phase switch(config-if)# show ipv6 icmp interface ethernet 1/5 ICMPv6 Interfaces for VRF "default" Ethernet1/5, Interface status: protocol-up/link-up/admin-up IPv6 address: 2002:2::10 IPv6 subnet: 2002:2::/64 IPv6 interface DAD state: VALID ND mac-extract : Enabled (Excluding NUD Phase) ICMPv6 active timers: Last Neighbor-Solicitation sent: 00:06:45 Last Neighbor-Advertisement sent: 00:06:46 Last Router-Advertisement sent: 00:02:18 Next Router-Advertisement sent in: 00:02:24 Router-Advertisement parameters: Periodic interval: 200 to 600 seconds Send "Managed Address Configuration" flag: false Send "Other Stateful Configuration" flag: false Send "Current Hop Limit" field: 64 Send "MTU" option value: 1500 Send "Router Lifetime" field: 1800 secs Send "Reachable Time" field: 0 ms Send "Retrans Timer" field: 0 ms Suppress RA: Disabled Suppress MTU in RA: Disabled Neighbor-Solicitation parameters: NS retransmit interval: 1000 ms ICMPv6 error message parameters: Send redirects: true Send unreachables: false ICMPv6-nd Statisitcs (sent/received): RAs: 6/0, RSs: 0/0, NAs: 2/0, NSs: 7/0, RDs: 0/0 Interface statistics last reset: never switch(config-if)#
対応する VLAN でインターフェイスが稼働していなくても、SVI がアクティブのままになるように設定できます。この機能拡張は自動ステートのディセーブル化と呼ばれます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# system default interface-vlan autostate | VLAN のスイッチング仮想インターフェイス(SVI)でシステムのデフォルトの自動ステート動作を再度イネーブルにします。SVI での自動ステータス動作をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 3 | switch(config)# feature interface-vlan | VLAN インターフェイス SVI の作成をイネーブルにします。 |
ステップ 4 | switch(config)# interface vlanvlan id | VLAN インターフェイスをディセーブルにして、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | (config-if)# [no] autostate | VLAN インターフェイスで SVI のデフォルトの自動ステート動作をディセーブルにします。 |
ステップ 6 | (config-if)# end | 特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 7 | show running-config interface vlanvlan id |
(任意)特定のポート チャネルの実行コンフィギュレーションを表示します。 |
次に、SVI 自動ステートのディセーブル化機能を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# system default interface-vlan autostate switch(config)# feature interface-vlan switch(config)# interface vlan 2 switch(config-if)# no autostate switch(config-if)# end
SVI、管理インターフェイス、または物理イーサネット インターフェイスで DHCP クライアントの IP アドレスを設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interfaceethernettypeslot/port | mgmtmgmt-interface-number | vlanvlan id | 物理イーサネット インターフェイス、管理インターフェイス、または VLAN インターフェイスを作成します。 vlan id の範囲は 1 ~ 4094 です。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# [no] ip | ipv6 address dhcp | IPv4 または IPv6 アドレスを DHCP サーバに要求します。 このコマンドの no 形式は、取得されたすべてのアドレスを削除します。 |
ステップ 4 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、SVI で DHCP クライアントの IP アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface vlan 15 switch(config-if)# ip address dhcp
次に、管理インターフェイスで DHCP クライアントの IPv6 アドレスを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface mgmt 0 switch(config-if)# ipv6 address dhcp
次のいずれかのコマンドを使用して、設定を確認します。
コマンド |
目的 |
---|---|
show interface ethernetslot/port |
レイヤ 3 インターフェイスの設定情報、ステータス、カウンタ(インバウンドおよびアウトバウンド パケット レートおよびバイト レートが 5 分間に指数関数的に減少した平均値を含む)を表示します。 |
show interface ethernetslot/portbrief |
レイヤ 3 インターフェイスの動作ステータスを表示します。 |
show interface ethernetslot/portcapabilities |
レイヤ 3 インターフェイスの機能(ポート タイプ、速度、およびデュプレックスを含む)を表示します。 |
show interface ethernetslot/portdescription |
レイヤ 3 インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface ethernetslot/portstatus |
レイヤ 3 インターフェイスの管理ステータス、ポート モード、速度、およびデュプレックスを表示します。 |
show interface ethernetslot/port.number |
サブインターフェイスの設定情報、ステータス、カウンタ(インバウンドおよびアウトバウンド パケット レートおよびバイト レートが 5 分間に指数関数的に減少した平均値を含む)を表示します。 |
show interface port-channel channel-id.number |
ポート チャネル サブインターフェイスの設定情報、ステータス、カウンタ(インバウンドおよびアウトバウンド パケット レートおよびバイト レートが 5 分間に指数関数的に減少した平均値を含む)を表示します。 |
show interface loopbacknumber |
ループバック インターフェイスの設定情報、ステータス、カウンタを表示します。 |
show interface loopbacknumberbrief |
ループバック インターフェイスの動作ステータスを表示します。 |
show interface loopbacknumberdescription |
ループバック インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface loopbacknumberstatus |
ループバック インターフェイスの管理ステータスおよびプロトコル ステータスを表示します。 |
show interface vlannumber |
VLAN インターフェイスの設定情報、ステータス、カウンタを表示します。 |
show interface vlannumberbrief |
VLAN インターフェイスの動作ステータスを表示します。 |
show interface vlannumberdescription |
VLAN インターフェイスの説明を表示します。 |
show interface vlannumberprivate-vlan mapping |
VLAN インターフェイスのプライベート VLAN 情報を表示します。 |
show interface vlannumberstatus |
VLAN インターフェイスの管理ステータスおよびプロトコル ステータスを表示します。 |
レイヤ 3 インターフェイス整合性チェッカを手動でトリガーして、モジュール上のすべての物理インターフェイスのハードウェア設定とソフトウェア設定を比較し、結果を表示することができます。レイヤ 3 インターフェイス整合性チェッカを手動でトリガーして結果を表示するには、次のコマンドを特定のモードで使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | show consistency-checker l3-interface moduleslot |
起動しているモジュールのすべてのレイヤ 3 物理インターフェイスに対するレイヤ 3 インターフェイス整合性検査を開始し、その結果を表示します。 |
次に、レイヤ 3 インターフェイス整合性検査をトリガーして結果を表示する例を示します。
switch# show consistency-checker l3-interface module 1 L3 LIF Checks: L3 Vlan, CML Flags, IPv4 Enable Consistency Check: PASSED No inconsistencies found for: Ethernet1/17 Ethernet1/49 Ethernet1/50
次のいずれかのコマンドを使用して、機能に関する統計情報を表示します。
コマンド |
目的 |
---|---|
load-intervalseconds | counter {1 | 2 | 3} seconds |
ビットレートとパケットレートの統計情報に対して 3 つの異なるサンプリング間隔を設定します。範囲は 5 ~ 300 秒です。 |
show interface ethernetslot/portcounters |
レイヤ 3 インターフェイスの統計情報を表示します(ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト)。 |
show interface ethernetslot/portcounters brief load-interval-id |
レイヤ 3 インターフェイスの入力および出力カウンタを表示します。 load-interval-id は、入力および出力レートを表示するための単一のロード インターバル ID を指定します。 ロード インターバル ID の範囲は 1 ~ 3.です。 |
show interface ethernetslot/portcounters detailed [all] |
レイヤ 3 インターフェイスの統計情報を表示します。オプションとして、32 ビットと 64 ビットのパケットおよびバイト カウンタ(エラーを含む)をすべて含めることができます。 |
show interface ethernetslot/portcounters error |
レイヤ 3 インターフェイスの入力および出力エラーを表示します。 |
show interface ethernetslot/portcounters snmp |
SNMP MIB から報告されたレイヤ 3 インターフェイス カウンタを表示します。これらのカウンタはクリアできません。 |
show interface ethernetslot/port.numbercounters |
サブインターフェイスの統計情報(ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト)を表示します。 |
show interface port-channelchannel-id.numbercounters |
ポート チャネル サブインターフェイスの統計情報(ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト)を表示します。 |
show interface loopbacknumbercounters |
ループバック インターフェイスの入力および出力カウンタ(ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト)を表示します。 |
show interface loopbacknumbercounters detailed [all] |
ループバック インターフェイスの統計情報を表示します。オプションとして、32 ビットと 64 ビットのパケットおよびバイト カウンタ(エラーを含む)をすべて含めることができます。 |
show interface loopbacknumbercounters errors |
ループバック インターフェイスの入力および出力エラーを表示します。 |
show interface vlannumbercounters |
VLAN インターフェイスの入力および出力カウンタ(ユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト)を表示します。 |
show interface vlannumbercounters detailed [all] |
VLAN インターフェイスの統計情報を表示します。オプションとして、レイヤ 3 パケットおよびバイト カウンタをすべて含めることができます(ユニキャストおよびマルチキャスト)。 |
show interface vlancounterssnmp |
SNMP MIB から報告された VLAN インターフェイス カウンタを表示します。これらのカウンタはクリアできません。 |
switch# configuration terminal switch(config)# interface ethernet 2/1.10 switch(config-if)# description Layer 3 for VLAN 10 switch(config-if)# encapsulation dot1q 10 switch(config-if)# ip address 192.0.2.1/8 switch(config-if)# copy running-config startup-config
switch# configuration terminal switch(config)# interface vlan 100 switch(config-if)# no switchport switch(config-if)# ipv6 address 33:0DB::2/8 switch(config-if)# copy running-config startup-config
次に、スイッチング仮想インターフェイス(SVI)自動ステートのディセーブル化を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# system default interface-vlan autostate switch(config)# feature interface-vlan switch(config)# interface vlan 2 switch(config-if)# no autostate switch(config-if)# end switch# show running-config interface vlan 2
switch# configuration terminal
switch(config)# interface loopback 3
switch(config-if)# no switchport
switch(config-if)# ip address 192.0.2.2/32
switch(config-if)# copy running-config startup-config
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/3 switch(config-if)# load-interval counter 1 5 switch(config-if)# load-interval counter 2 135 switch(config-if)# load-interval counter 3 225 switch(config-if)#
VRF メンバーシップの変更時に、レイヤ 3 設定を保持できるようにします。
switch# configure terminal switch(config)# system vrf-member-change retain-l3-config Warning: Will retain L3 configuration when vrf member change on interface.
レイヤ 3 の保持を確認します。
switch# show running-config | include vrf-member-change system vrf-member-change retain-l3-config
VRF「blue」としてレイヤ 3 設定を使用して SVI インターフェイスを設定します。
switch# configure terminal switch(config)# show running-config interface vlan 2002 interface Vlan2002 description TESTSVI no shutdown mtu 9192 vrf member blue no ip redirects ip address 192.168.211.2/27 ipv6 address 2620:10d:c041:12::2/64 ipv6 link-local fe80::1 ip router ospf 1 area 0.0.0.0 ipv6 router ospfv3 1 area 0.0.0.0 hsrp version 2 hsrp 2002 preempt delay minimum 300 reload 600 priority 110 forwarding-threshold lower 1 upper 110 ip 192.168.211.1 hsrp 2002 ipv6 preempt delay minimum 300 reload 600 priority 110 forwarding-threshold lower 1 upper 110 ip 2620:10d:c041:12::1
SVI インターフェイス VRF を「red」に変更します。
switch# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. switch(config)# interface vlan 2002 switch(config-if)# vrf member red Warning: Retain-L3-config is on, deleted and re-added L3 config on interface Vlan2002
VRF の変更後に、SVI インターフェイスを確認します。
switch# configure terminal switch(config)# show running-config interface vlan 2002 interface Vlan2002 description TESTSVI no shutdown mtu 9192 vrf member red no ip redirects ip address 192.168.211.2/27 ipv6 address 2620:10d:c041:12::2/64 ipv6 link-local fe80::1 ip router ospf 1 area 0.0.0.0 ipv6 router ospfv3 1 area 0.0.0.0 hsrp version 2 hsrp 2002 preempt delay minimum 300 reload 600 priority 110 forwarding-threshold lower 1 upper 110 ip 192.168.211.1 hsrp 2002 ipv6 preempt delay minimum 300 reload 600 priority 110 forwarding-threshold lower 1 upper 110 ip 2620:10d:c041:12::1
(注) |
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関連項目 | マニュアル タイトル |
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コマンド構文 |
『Cisco Nexus 3000 Series Command Reference』 |
IP |
『Cisco Nexus 3000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide』の「Configuring IP」の章 |
VLAN |
『Cisco Nexus 3000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』の「Configuring VLANs」の章 |
MIB | MIB Link |
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CISCO-IF-EXTENSION-MIB |
MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。 http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
ETHERLIKE-MIB |
この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
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5.0(3)U3(1) |
show interface vlan vlan-id counters コマンドは、入力および出力パケットのカウントを正しく表示するように拡張されました。 |