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目次
ネットワーク モジュール1 | 説明 | ||
---|---|---|---|
C3850-NM-4-1G |
このモジュールには 1 G SFP モジュール用のスロットが 4 つあります。標準の SFP モジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。SFP+ モジュールはサポートされません。 1 G ネットワーク モジュールに SFP+ モジュールを挿入しても、その SFP+ モジュールは動作しません。スイッチのログにエラー メッセージが記録されます。
|
||
C3850-NM-2-10G |
このモジュールにはスロットが 4 つあります。 左側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールのみをサポートし、右側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールまたは 10 G SFP モジュールのいずれかをサポートします。
|
||
C3850-NM-4-10G |
このモジュールは、4 個の 10 G スロットまたは 4 個の 1 G のスロットを備えています。
|
||
C3850-NM-8-10G |
このモジュールには 8 個の 10 G スロットがあり、各スロットに SFP+ ポートがあります。各ポートは 1 G または 10 G 接続をサポートします。
|
||
C3850-NM-2-40G |
このモジュールには 2 個の 40 G スロットがあり、各スロットに QSFP+ コネクタがあります。
|
||
C3850-NM-BLANK |
スイッチにアップリンク ポートがない場合、このブランク モジュールを挿入します(十分なエアー フローの確保に必要です)。 |
LED |
|||
1 G イーサネット SFP スロット |
1 |
非脱落型ネジ |
3 |
1 G イーサネット SFP スロット |
2 |
1 G または 10 G イーサネット SFP+ スロット |
4 |
LED |
1 |
非脱落型ネジ |
3 |
LED |
2 |
10 G スロットまたは 1 G イーサネット SFP スロット |
1 |
非脱落型ネジ
|
3 |
LED |
||
2 |
10 G または 1 G SFP+ スロット |
1 |
非脱落型ネジ |
3 |
LED |
2 |
40 G QSFP+ スロット |
1 |
ブランク モジュール |
2 |
非脱落型ネジ |
G3 LED |
|||
G2 LED |
色 | ネットワーク モジュールのリンク ステータス | ||
---|---|---|---|
消灯 |
リンクはオフです。 |
||
グリーン |
リンクはオンですが、アクティビティがありません。 |
||
緑色に点滅 |
リンク上にアクティビティがあります。エラーなく動作しています。
|
||
オレンジに点滅 |
リンクに障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、リンクはオフになっています。
|
||
オレンジ |
SFP または SFP+ のリンクがディセーブルになっています。 |
ここでは、取り付け時の注意事項および警告事項について説明します。各国語による安全上の警告については、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Catalyst 3850 Switches』をご覧ください。Cisco.com の次の URL にあります。 http://www.cisco.com/go/cat3850_hw
ネットワーク モジュールを取り付ける前に、この項に目を通してください。
注意 |
機器を扱う際には、必ず静電気防止対策を行ってください。機器に対する静電破壊のリスクを排除するため、取り付けや保守を行う作業者は、必ずアース ストラップを使用してアースを行ってください。機器を取り外す際に静電破壊が発生する可能性があります。 |
警告 |
この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030 |
警告 |
モジュールの取り付け中または取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れないでください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206 |
最大トルクが 15 lbf-in(pound-force-inch)の、No. 2 プラス ヘッド付きのラチェット式ドライバ
オプションで回転制御機構を備えた Panduit 製圧着工具(モデル CT-720、CT-920、CT-920CH、CT-930、または CT-940CH)
ワイヤ ストリッパ
単一孔アース接続の場合は、12 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
二重孔アース接続の場合は、8 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
二重孔アース ラグおよび 2 本のネジ(DC 電源モジュールのアクセサリ キット内に含まれます)および単一孔アース ラグおよびネジ(スイッチ アクセサリ キット内に含まれます)二重孔ラグは、DC 電源が唯一の NEBS 準拠の電源オプションである NEBS インストール時のスイッチの接地に必要です。
14 ゲージの銅線(× 4)
DC 電源モジュールのアクセサリ キット内のフォークタイプ端子(× 4)。Dinkle 製 DT-35-B25 式の端子ブロックの M3 ネジに適合するサイズの端子が必要です。
(注) |
ネットワーク モジュールなしでもスイッチは動作可能ですが、アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク モジュール(ポートや SFP スロットなし)を取り付けてください。 |
(注) |
SFP スロット付きのネットワーク モジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。 |
必ずサポートされるネットワーク モジュールと SFP モジュール(または SFP+ モジュール)を使用してください。各モジュールには、セキュリティ情報をコード化したシリアル EEPROM が内蔵されています。サポートされる SFP モジュールの詳細については、SFP および SFP+ モジュールを参照してください。
ネットワーク モジュールはホットスワップ可能です。モジュールを取り外した場合は、別のネットワーク モジュールまたはブランク モジュールを代わりに取り付けてください。
(注) |
スイッチは、ネットワーク モジュールが取り付けられた状態で、EMC 規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク ネットワーク モジュールを取り付けてください。 |
ネットワーク モジュールを取り付けるには、次の注意事項に従ってください。
ブランク モジュールは、SFP モジュールまたは SFP+ モジュールを取り付けるまではスロットから外さないでください。このスロットには、モジュールまたはダスト プラグのいずれかが常に取り付けられている必要があります。
光ファイバ SFP モジュールのダスト プラグ、および光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、いずれもケーブルを接続するまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、モジュール ポートやケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
ネットワーク モジュールの取り外しや取り付けを行うと、耐用期間が短くなる可能性があります。ネットワーク モジュールの取り外しや取り付けは、必要最低限にしてください。
静電破壊を防ぐため、ケーブルをスイッチや他の装置に接続する場合は、ボードおよびコンポーネントを正しい手順で取り扱うようにしてください。
インターフェイス | アクション |
---|---|
GigabitEthernet1/1/1 |
このインターフェイスを構成してください |
GigabitEthernet1/1/2 |
このインターフェイスを構成してください |
GigabitEthernet1/1/3 |
このインターフェイスを構成してください |
GigabitEthernet1/1/4 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/1 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/2 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/3 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/4 |
無視してください |
インターフェイス | アクション |
---|---|
GigabitEthernet1/1/1 |
無視してください |
GigabitEthernet1/1/2 |
無視してください |
GigabitEthernet1/1/3 |
無視してください |
GigabitEthernet1/1/4 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/1 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/2 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/3 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/4 |
このインターフェイスを構成してください |
インターフェイス | アクション |
---|---|
GigabitEthernet1/1/1 |
このインターフェイスを構成してください |
GigabitEthernet1/1/2 |
このインターフェイスを構成してください |
GigabitEthernet1/1/3 |
無視してください |
GigabitEthernet1/1/4 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/1 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/2 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/3 |
1-G として実行する場合にも、このインターフェイスを設定してください。 |
TenGigabitEthernet1/1/4 |
1-G として実行する場合にも、このインターフェイスを設定してください。 |
インターフェイス | アクション |
---|---|
TenGigabitEthernet1/1/1 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/2 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/3 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/4 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/5 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/6 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/7 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/8 |
このインターフェイスを構成してください |
C3850-NM-2-40G モジュールのデフォルト ポート接続は、40 G QSFP モジュールを使用するか 4x10G ブレークアウト ケーブルを使用するかによって異なります。
インターフェイス | アクション |
---|---|
FortyGigabitEthernet1/1/1 |
このインターフェイスを構成してください |
FortyGigabitEthernet1/1/2 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/1 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/2 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/3 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/4 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/5 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/6 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/7 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/8 |
無視してください |
インターフェイス | アクション |
---|---|
FortyGigabitEthernet1/1/1 |
無視してください |
FortyGigabitEthernet1/1/2 |
無視してください |
TenGigabitEthernet1/1/1 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/2 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/3 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/4 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/5 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/6 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/7 |
このインターフェイスを構成してください |
TenGigabitEthernet1/1/8 |
このインターフェイスを構成してください |
(注) |
スイッチは、ネットワーク モジュールが取り付けられた状態で、EMC 規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク ネットワーク モジュールを取り付けてください。 |
ステップ 1 |
手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。
|
||||
ステップ 2 | SFP モジュールからケーブルを外します。 | ||||
ステップ 3 | SFP モジュールをネットワーク モジュールから外します。 | ||||
ステップ 4 |
ネットワーク モジュールを固定している非脱落型ネジを緩めます。
|
||||
ステップ 5 | ネットワーク モジュール右側のタブを慎重に押して、ネットワーク モジュールを外します。モジュールの端をつかみ、スロットから慎重に引き出します。 | ||||
ステップ 6 | 交換用のネットワーク モジュールまたはブランク モジュールをスロットに取り付けます。 | ||||
ステップ 7 | 取り外したモジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。 |
SFP および SFP+ モジュールを使用するには、ネットワーク モジュールを取り付ける必要があります(Catalyst WS-C3850-12S および WS-C3850-24S を除く)。Catalyst WS-C3850-12S と WS-C3850-24S スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP モジュールをサポートし、Catalyst WS-C3850-12XS と WS-C3850-24XS スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP+ モジュールをサポートします。
サポートされる SFP モジュール および SFP+ モジュールの一覧は、Cisco.com にあるスイッチのリリース ノートを参照してください。スイッチには、必ずサポートされる SFP モジュールを使用してください。サポートされる SFP および SFP+ モジュールの最新情報については、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html の「Cisco Transceiver Modules Compatibility Information」を参照してください。
SFP モジュールの取り付け、取り外し、ケーブル接続、およびトラブルシューティングについては、装置に付属しているモジュールのマニュアルを参照してください。
次の注意事項をよくお読みください。
警告 |
クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008 |
ステップ 1 | 手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。 |
ステップ 2 | SFP モジュールは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが上面です。 SFP モジュールによっては、送信側と受信側(TX と RX)の印の代わりに、接続の方向を示す矢印が付いている場合もあります。 |
ステップ 3 | ベールクラスプ ラッチ付きの SFP モジュールの場合は、ロック解除の位置までラッチを開きます。 |
ステップ 4 |
モジュールをスロットの開口部に合わせて、コネクタをスロットの奥にはめ込みます。
|
ステップ 5 | モジュールにベール クラスプ ラッチが付いている場合は、ラッチを閉じて SFP モジュールを固定します。 |
ステップ 6 | SFP のダスト プラグを取り外して保管します。 |
ステップ 7 |
SFP ケーブルを接続します。
|
ステップ 1 | 手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。 |
ステップ 2 | SFP モジュールからケーブルを取り外します。ケーブル コネクタ プラグを再び取り付ける際には、送信(TX)と受信(RX)を間違えないように注意してください。 |
ステップ 3 | 光インターフェイスを清潔に保つために、SFP モジュールの光ポートにダスト プラグを取り付けます。 |
ステップ 4 | ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、モジュールを取り外します。指でラッチを開けない場合は、小型のマイナス ドライバなどの細長い工具を使用してラッチを開きます。 |
ステップ 5 | SFP モジュールを持ち上げて、スロットからゆっくり引き出します。 |
ステップ 6 | SFP モジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。 |
ネットワーク モジュールについてシスコのテクニカル サポートに連絡する場合は、モジュールのシリアル番号が必要です。
目次
- ネットワーク モジュールの取り付け
- ネットワーク モジュールの概要
- ネットワーク モジュールの LED
- スイッチへのネットワーク モジュールの取り付け
- 安全上の警告
- 必要な工具類
- ネットワーク モジュールの取り付け
- ネットワーク モジュールのポート構成
- C3850-NM-4-1G モジュール
- C3850-NM-4-10G モジュール
- C3850-NM-2-10G モジュール
- C3850-NM-8-10G モジュール
- C3850-NM-2-40G モジュール
- ネットワーク モジュールの取り外し
- SFP および SFP+ モジュール
- SFP および SFP+ モジュールの取り付け
- SFP および SFP+ モジュールの取り外し
- ネットワーク モジュールのシリアル番号の確認
ネットワーク モジュールの概要
ネットワーク モジュール1 説明 C3850-NM-4-1G
このモジュールには 1 G SFP モジュール用のスロットが 4 つあります。標準の SFP モジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。SFP+ モジュールはサポートされません。
1 G ネットワーク モジュールに SFP+ モジュールを挿入しても、その SFP+ モジュールは動作しません。スイッチのログにエラー メッセージが記録されます。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-2-10G
このモジュールにはスロットが 4 つあります。
左側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールのみをサポートし、右側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールまたは 10 G SFP モジュールのいずれかをサポートします。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-4-10G
このモジュールは、4 個の 10 G スロットまたは 4 個の 1 G のスロットを備えています。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-8-10G
このモジュールには 8 個の 10 G スロットがあり、各スロットに SFP+ ポートがあります。各ポートは 1 G または 10 G 接続をサポートします。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-2-40G
このモジュールには 2 個の 40 G スロットがあり、各スロットに QSFP+ コネクタがあります。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-BLANK
スイッチにアップリンク ポートがない場合、このブランク モジュールを挿入します(十分なエアー フローの確保に必要です)。
1 すべてのネットワーク モジュールはホットスワップ可能です。関連資料
ネットワーク モジュールの LED
色 ネットワーク モジュールのリンク ステータス 消灯
リンクはオフです。
グリーン
リンクはオンですが、アクティビティがありません。
緑色に点滅
リンク上にアクティビティがあります。エラーなく動作しています。
(注) 制御トラフィックがほとんど存在しない場合、LED が緑色に点滅します。
オレンジに点滅
リンクに障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、リンクはオフになっています。
注意 リンクの障害は、適合しないケーブルを SFP ポートまたは SFP+ ポートに接続すると発生します。Cisco SFP および SFP+ ポートに接続するには、必ず標準に準拠したケーブル接続を使用してください。リンク障害の原因となるケーブルまたは装置は、すべてネットワークから取り外す必要があります。
オレンジ
SFP または SFP+ のリンクがディセーブルになっています。
スイッチへのネットワーク モジュールの取り付け
安全上の警告
ここでは、取り付け時の注意事項および警告事項について説明します。各国語による安全上の警告については、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Catalyst 3850 Switches』をご覧ください。Cisco.com の次の URL にあります。 http://www.cisco.com/go/cat3850_hw
ネットワーク モジュールを取り付ける前に、この項に目を通してください。
注意
機器を扱う際には、必ず静電気防止対策を行ってください。機器に対する静電破壊のリスクを排除するため、取り付けや保守を行う作業者は、必ずアース ストラップを使用してアースを行ってください。機器を取り外す際に静電破壊が発生する可能性があります。
警告
この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告
モジュールの取り付け中または取り外し中は、空いているスロットやシャーシに手を入れないでください。回路の露出部分に触れると、感電のおそれがあります。ステートメント 206
必要な工具類
最大トルクが 15 lbf-in(pound-force-inch)の、No. 2 プラス ヘッド付きのラチェット式ドライバ
オプションで回転制御機構を備えた Panduit 製圧着工具(モデル CT-720、CT-920、CT-920CH、CT-930、または CT-940CH)
ワイヤ ストリッパ
単一孔アース接続の場合は、12 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
二重孔アース接続の場合は、8 ゲージの銅製アース線(絶縁被膜付きまたは絶縁被膜なし)
二重孔アース ラグおよび 2 本のネジ(DC 電源モジュールのアクセサリ キット内に含まれます)および単一孔アース ラグおよびネジ(スイッチ アクセサリ キット内に含まれます)二重孔ラグは、DC 電源が唯一の NEBS 準拠の電源オプションである NEBS インストール時のスイッチの接地に必要です。
14 ゲージの銅線(× 4)
DC 電源モジュールのアクセサリ キット内のフォークタイプ端子(× 4)。Dinkle 製 DT-35-B25 式の端子ブロックの M3 ネジに適合するサイズの端子が必要です。
ネットワーク モジュールの取り付け
(注)
ネットワーク モジュールなしでもスイッチは動作可能ですが、アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク モジュール(ポートや SFP スロットなし)を取り付けてください。
(注)
SFP スロット付きのネットワーク モジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。必ずサポートされるネットワーク モジュールと SFP モジュール(または SFP+ モジュール)を使用してください。各モジュールには、セキュリティ情報をコード化したシリアル EEPROM が内蔵されています。サポートされる SFP モジュールの詳細については、SFP および SFP+ モジュールを参照してください。
ネットワーク モジュールはホットスワップ可能です。モジュールを取り外した場合は、別のネットワーク モジュールまたはブランク モジュールを代わりに取り付けてください。
(注)
スイッチは、ネットワーク モジュールが取り付けられた状態で、EMC 規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク ネットワーク モジュールを取り付けてください。はじめる前に手順ネットワーク モジュールを取り付けるには、次の注意事項に従ってください。
ブランク モジュールは、SFP モジュールまたは SFP+ モジュールを取り付けるまではスロットから外さないでください。このスロットには、モジュールまたはダスト プラグのいずれかが常に取り付けられている必要があります。
光ファイバ SFP モジュールのダスト プラグ、および光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、いずれもケーブルを接続するまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、モジュール ポートやケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
ネットワーク モジュールの取り外しや取り付けを行うと、耐用期間が短くなる可能性があります。ネットワーク モジュールの取り外しや取り付けは、必要最低限にしてください。
静電破壊を防ぐため、ケーブルをスイッチや他の装置に接続する場合は、ボードおよびコンポーネントを正しい手順で取り扱うようにしてください。
ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。 ステップ 2 保護用パッケージから、モジュールを取り出します。 ステップ 3 ブランク モジュールをスイッチから取り外して保管します。
注意 モジュールを差し込む前に、モジュールの向きが正しいかどうかを確認します。向きを間違えて取り付けると、モジュールを破損することがあります。
注意 ケーブルが接続された状態、あるいは SFP モジュールが取り付けられた状態でネットワーク モジュールを取り付けないでください。必ずケーブルおよびモジュールをすべて取り外してから、ネットワーク モジュールを取り付けてください。
注意 光ファイバケーブルが接続された状態でネットワーク モジュールの取り付けまたは取り外しを行うと、モジュール インターフェイスが error-disable 状態になる可能性があります。インターフェイスが error-disable 状態になった場合は、shutdown および no shutdown のインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すれば、インターフェイスを再びイネーブルの状態にできます。
ステップ 4 モジュール面を上に向けて、モジュール スロットに取り付けます。モジュールをスロットに差し込み、モジュールの前面プレートの背面とスイッチの前面プレートがぴったり重なるまで押します。非脱落型ネジを締めて、ネットワーク モジュールを固定します。
(注) 他のネットワーク モジュールとは異なり、ネジジャッキを適切に固定しないと、C3850-NM-8-10G を完全に挿入して固定することはできません。
C3850-NM-4-1G モジュール
C3850-NM-4-1G モジュールのすべてのポートは、ネイティブで GigabitEthernet であり、GigabitEthernet1/1/1 ~ GigabitEthernet1/1/4 に構成されています。有効なインターフェイスは 4 つのみです。残りの 4 つは、CLI に表示される場合でも使用しないでください。
表 1 C3850-NM-4-1G モジュールインターフェイス アクション GigabitEthernet1/1/1
このインターフェイスを構成してください
GigabitEthernet1/1/2
このインターフェイスを構成してください
GigabitEthernet1/1/3
このインターフェイスを構成してください
GigabitEthernet1/1/4
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/1
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/2
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/3
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/4
無視してください
C3850-NM-4-10G モジュール
C3850-NM-4-10G モジュールのすべてのポートはデフォルトで 10 G です。これらは、SFP を使用して 1 G として実行する場合でも、TenGigabitEthernet1/1/1 ~ TenGigabitEthernet1/1/4 に構成する必要があります。有効なインターフェイスは 4 つのみです。残りの 4 つは、CLI に表示される場合でも使用しないでください。
表 2 C3850-NM-4-10G モジュールインターフェイス アクション GigabitEthernet1/1/1
無視してください
GigabitEthernet1/1/2
無視してください
GigabitEthernet1/1/3
無視してください
GigabitEthernet1/1/4
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/1
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/2
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/3
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/4
このインターフェイスを構成してください
C3850-NM-2-10G モジュール
C3850-NM-2-10G モジュールでは、最初の 2 個のポートはネイティブで 1 G ポート、最後の 2 個のポートは、ネイティブで 10 G ポートです。したがって、これらの 1 G ポートは GigabitEthernet1/1/1 ~ GigabitEthernet1/1/2 として構成してください。最後の 2 個のポートを 1 G として実行する場合であっても、これらのポートは TenGigabitEthernet1/1/3 ~ TenGigabitEthernet1/1/4 として構成してください。有効なインターフェイスは 4 つのみです。残りの 4 つは、CLI に表示される場合でも使用しないでください。
表 3 C3850-NM-2-10G モジュールインターフェイス アクション GigabitEthernet1/1/1
このインターフェイスを構成してください
GigabitEthernet1/1/2
このインターフェイスを構成してください
GigabitEthernet1/1/3
無視してください
GigabitEthernet1/1/4
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/1
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/2
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/3
1-G として実行する場合にも、このインターフェイスを設定してください。
TenGigabitEthernet1/1/4
1-G として実行する場合にも、このインターフェイスを設定してください。
C3850-NM-8-10G モジュール
C3850-NM-8-10G モジュールのすべてのポートはデフォルトで 10 G です。これらは、SFP を使用して 1 G として実行する場合でも、TenGigabitEthernet1/1/1 ~ TenGigabitEthernet1/1/8 に構成する必要があります。
表 4 C3850-NM-8-10G モジュールインターフェイス アクション TenGigabitEthernet1/1/1
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/2
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/3
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/4
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/5
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/6
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/7
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/8
このインターフェイスを構成してください
C3850-NM-2-40G モジュール
C3850-NM-2-40G モジュールのデフォルト ポート接続は、40 G QSFP モジュールを使用するか 4x10G ブレークアウト ケーブルを使用するかによって異なります。
40 G QSFP モジュールを使用すると、ポートはデフォルトで 40 G インターフェイスになります。この場合、10 G インターフェイスが表示されますが、使用されません。
表 5 40 G QSFP モジュールを使用する C3850-NM-2-40G モジュールインターフェイス アクション FortyGigabitEthernet1/1/1
このインターフェイスを構成してください
FortyGigabitEthernet1/1/2
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/1
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/2
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/3
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/4
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/5
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/6
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/7
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/8
無視してください
4x10G ブレークアウト ケーブルを使用すると、ポートはデフォルトで 10 G インターフェイスになります。
表 6 4x10G ブレークアウト ケーブルを使用する C3850-NM-2-40G モジュールインターフェイス アクション FortyGigabitEthernet1/1/1
無視してください
FortyGigabitEthernet1/1/2
無視してください
TenGigabitEthernet1/1/1
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/2
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/3
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/4
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/5
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/6
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/7
このインターフェイスを構成してください
TenGigabitEthernet1/1/8
このインターフェイスを構成してください
ネットワーク モジュールの取り外し
手順
(注)
スイッチは、ネットワーク モジュールが取り付けられた状態で、EMC 規格、安全規格、および熱規格に準拠しています。アップリンク ポートが不要な場合は、ブランク ネットワーク モジュールを取り付けてください。
ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。
注意 ケーブルが接続された状態、あるいは SFP モジュールが取り付けられた状態でネットワーク モジュールを取り外さないでください。必ずケーブルおよびモジュールをすべて取り外してから、ネットワーク モジュールを取り付けてください。
注意 光ファイバケーブルが接続された状態でネットワーク モジュールの取り付けまたは取り外しを行うと、モジュール インターフェイスが error-disable 状態になる可能性があります。インターフェイスが error-disable 状態になった場合は、shutdown および no shutdown のインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すれば、インターフェイスを再びイネーブルの状態にできます。
ステップ 2 SFP モジュールからケーブルを外します。 ステップ 3 SFP モジュールをネットワーク モジュールから外します。 ステップ 4 ネットワーク モジュールを固定している非脱落型ネジを緩めます。
(注) C3850-NM-8-10G モジュールは、1 つのネジジャッキだけでスイッチに固定されています。このネジは、コネクタ インターフェイスからモジュールを取り外す場合にも便利です。モジュールを完全に取り外す前に、ネジを完全に緩めて外す必要があります。ネジを取り外すと、ネジが完全に外れるときにバネがモジュールを押し出します。完全に取り外されるまで、モジュールをしっかり保持してください。
ステップ 5 ネットワーク モジュール右側のタブを慎重に押して、ネットワーク モジュールを外します。モジュールの端をつかみ、スロットから慎重に引き出します。 ステップ 6 交換用のネットワーク モジュールまたはブランク モジュールをスロットに取り付けます。 ステップ 7 取り外したモジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。
SFP および SFP+ モジュール
SFP および SFP+ モジュールの取り付け
はじめる前に手順SFP および SFP+ モジュールを使用するには、ネットワーク モジュールを取り付ける必要があります(Catalyst WS-C3850-12S および WS-C3850-24S を除く)。Catalyst WS-C3850-12S と WS-C3850-24S スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP モジュールをサポートし、Catalyst WS-C3850-12XS と WS-C3850-24XS スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP+ モジュールをサポートします。
サポートされる SFP モジュール および SFP+ モジュールの一覧は、Cisco.com にあるスイッチのリリース ノートを参照してください。スイッチには、必ずサポートされる SFP モジュールを使用してください。サポートされる SFP および SFP+ モジュールの最新情報については、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html の「Cisco Transceiver Modules Compatibility Information」を参照してください。
SFP モジュールの取り付け、取り外し、ケーブル接続、およびトラブルシューティングについては、装置に付属しているモジュールのマニュアルを参照してください。
次の注意事項をよくお読みください。
警告
クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。 ステップ 2 SFP モジュールは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが上面です。 SFP モジュールによっては、送信側と受信側(TX と RX)の印の代わりに、接続の方向を示す矢印が付いている場合もあります。 ステップ 3 ベールクラスプ ラッチ付きの SFP モジュールの場合は、ロック解除の位置までラッチを開きます。 ステップ 4 モジュールをスロットの開口部に合わせて、コネクタをスロットの奥にはめ込みます。 ステップ 5 モジュールにベール クラスプ ラッチが付いている場合は、ラッチを閉じて SFP モジュールを固定します。 ステップ 6 SFP のダスト プラグを取り外して保管します。 ステップ 7 SFP ケーブルを接続します。
SFP および SFP+ モジュールの取り外し
手順
ステップ 1 手首に静電気防止用リスト ストラップを着用して、ストラップの機器側をアース表面に接続します。 ステップ 2 SFP モジュールからケーブルを取り外します。ケーブル コネクタ プラグを再び取り付ける際には、送信(TX)と受信(RX)を間違えないように注意してください。 ステップ 3 光インターフェイスを清潔に保つために、SFP モジュールの光ポートにダスト プラグを取り付けます。 ステップ 4 ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、モジュールを取り外します。指でラッチを開けない場合は、小型のマイナス ドライバなどの細長い工具を使用してラッチを開きます。 ステップ 5 SFP モジュールを持ち上げて、スロットからゆっくり引き出します。 ステップ 6 SFP モジュールは、静電気防止用袋に収めるか、その他の保護環境下に置いてください。