この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
Catalyst 3850 ファミリのスイッチは、Cisco IP Phone、Cisco ワイヤレス アクセス ポイント、ワークステーション、および他のネットワーク装置(サーバ、ルータ、その他のスイッチなど)を接続することができるイーサネット スイッチです。
Catalyst 3850 スイッチは、Cisco StackWise-480 テクノロジーによるスタック構成、および StackPower による電源管理をサポートします。Catalyst 3850 スイッチの StackWise テクノロジーは StackWise-480 と呼ばれています。
特に指示がないかぎり、スイッチという用語は、スタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを指します。
この章の内容は、次のとおりです。
24 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
||
48 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
||
24 X 10/100/1000 PoE+2 ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源 |
||
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源 |
||
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
||
24 X 10/100/1000 Cisco UPOE3 ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
||
48 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
||
WS-C3850-12X48U-L |
LAN ベース |
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24XU-L |
LAN ベース |
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24T-S |
24 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
|
WS-C3850-48T-S |
48 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
|
WS-C3850-24P-S |
24 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源 |
|
WS-C3850-48P-S |
IP Base |
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源 |
WS-C3850-48F-S |
IP Base |
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24U-S |
IP Base |
24 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-48U-S |
IP Base |
48 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24PW-S |
IP Base |
Catalyst 3850 24 ポート PoE IP Base、アクセス ポイント ライセンス X 5 |
WS-C3850-48PW-S |
IP Base |
Catalyst 3850 48 ポート PoE IP Base、アクセス ポイント ライセンス X 5 |
WS-C3850-12S-S |
IP Base |
12 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
WS-C3850-24S-S |
IP Base |
24 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
WS-C3850-12XS-S |
IP Base |
Catalyst 3850 12 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源 |
WS-C3850-16XS-S |
IP Base |
Catalyst 3850 16 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源 C3850-NM-4-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-12XS-S スイッチに接続されている場合は、16 ポートを使用できます。 |
WS-C3850-24XS-S |
IP Base |
Catalyst 3850 24 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源 |
WS-C3850-32XS-S |
IP Base |
Catalyst 3850 32 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源 C3850-NM-8-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-24XS-S スイッチに接続されている場合は、32 ポートを使用できます。 |
WS-C3850-48XS-S |
IP Base |
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。4 このスイッチのエアーフローの方向は、前面パネルから背面パネルです。 |
WS-C3850-48XS-F-S |
IP Base |
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。 このスイッチのエアーフローの方向は、背面パネルから前面パネルです。 |
WS-C3850-12X48U-S |
IP Base |
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-12X48UW-S |
IP Base |
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24XU-S |
IP Base |
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24XUW-S |
IP Base |
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24T-E |
IP サービス |
24 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
WS-C3850-48T-E |
IP サービス |
48 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
WS-C3850-24P-E |
IP サービス |
24 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源 |
WS-C3850-48P-E |
IP サービス |
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源 |
WS-C3850-48F-E |
IP サービス |
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24U-E |
IP サービス |
24 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-48U-E |
IP サービス |
48 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-12S-E |
IP サービス |
12 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
WS-C3850-24S-E |
IP サービス |
24 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源 |
WS-C3850-12XS-E |
IP サービス |
Catalyst 3850 12 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源 |
WS-C3850-16XS-E |
IP サービス |
Catalyst 3850 16 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源 C3850-NM-4-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-12XS-E スイッチに接続されている場合は、16 ポートを使用できます。 |
WS-C3850-24XS-E |
IP サービス |
Catalyst 3850 24 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源 |
WS-C3850-32XS-E |
IP サービス |
Catalyst 3850 32 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源 C3850-NM-8-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-24XS-E スイッチに接続されている場合は、32 ポートを使用できます。 |
WS-C3850-48XS-E |
IP サービス |
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。 このスイッチのエアーフローの方向は、前面パネルから背面パネルです。 |
WS-C3850-48XS-F-E |
IP サービス |
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。 このスイッチのエアーフローの方向は、背面パネルから前面パネルです。 |
WS-C3850-12X48U-E |
IP サービス |
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
WS-C3850-24XU-E |
IP サービス |
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源 |
ここでは、前面パネルにある次のコンポーネントについて説明します。
次のいずれかのタイプのダウンリンク ポート X 24 または X 48
すべてのスイッチに同様のコンポーネントがあります。以下の図に示す例を参照してください。
(注) |
Catalyst 3850 スイッチによっては、縁の外観がわずかに異なることがあります。 |
1 |
Mode ボタン |
4 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート |
2 |
ステータス LED |
5 |
10/100/1000 PoE+ ポート |
3 |
USB タイプ A ストレージ ポート |
6 |
ネットワーク モジュール |
(注) |
WS-C3850-12S スイッチの前面パネルもほとんど同じです。 |
1 |
UID ボタン |
5 |
USB タイプ A ストレージ ポート |
2 |
Mode ボタン |
6 |
SFP モジュール スロット(ダウンリンク) |
3 |
ステータス LED |
7 |
ネットワーク モジュール |
4 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート |
(注) |
WS-C3850-24XS-E スイッチのコンポーネントは次のとおりです。 |
1 |
Mode ボタン |
4 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート |
2 |
ステータス LED |
5 |
10 G SFP+ ポート |
3 |
USB タイプ A ストレージ ポート |
6 |
ネットワーク モジュール |
10/100/1000 ポートでは、イーサネット ピン割り当ての RJ-45 コネクタを使用します。最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。100BASE-TX トラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには、カテゴリ 3 またはカテゴリ 4 の UTP ケーブルを使用できます。
PoE+ および Cisco Universal Power over Ethernet(Cisco UPOE)ポートは、10/100/1000 ポートの接続で説明されているコネクタと同じものを使用します。これらは次の機能を提供します。
PoE+ ポート:IEEE 802.3af 準拠の受電デバイス(ポートあたり最大 15.4 W の PoE)のサポート、および IEEE 802.3at 準拠の受電デバイス(ポートあたり最大 30 W の PoE+)のサポート。1RU スイッチにおける PoE 電力の合計は最大 1800 W です。
設置された電源モジュールに応じて、各ポートは最大 60 W の Cisco UPOE を供給できます。1 ポートあたりの使用可能な PoE、PoE+、および Cisco UPOE 電力を定義する電源マトリクスについては、電源モジュールを参照してください。PoE+ 回線の出力は、IEC 60950-1 の制限電源(LPS)として評価されます。
(注) |
Catalyst WS-C3850 スイッチ モデルのアップリンクおよびダウンリンク ポートは、次のとおりです。
Catalyst WS-C3850-12S および WS-C3850-24S スイッチ モデルのダウンリンク ポートは、標準 SFP モジュールをサポートします。
Catalyst WS-C3850-12XS および WS-C3850-24XS スイッチ モデルのダウンリンク ポートは、標準 SFP+ モジュールをサポートします。
Catalyst WS-C3850-48XS-S、WS-C3850-48XS-F-S、WS-C3850-48XS-E および WS-C3850-48XS-F-E スイッチ モデルの 10G ダウンリンク ポートは、標準 SFP+ モジュールをサポートします。
Catalyst WS-C3850-48XS-S、WS-C3850-48XS-F-S、WS-C3850-48XS-E および WS-C3850-48XS-F-E スイッチ モデルの 40G ダウンリンク ポートは、標準 QSFP モジュールをサポートします。
サポートされる SFP モジュールについては、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html の「Cisco Transceiver Modules Compatibility Information」を参照してください。
(注) |
ネットワーク モジュールの(アップリンク)SFP モジュール スロットについては、ネットワーク モジュールを参照してください。 |
管理ポートは、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバにスイッチを接続します。
イーサネット管理ポート。イーサネット管理ポートを参照してください。
RJ-45 コンソール ポート(EIA/TIA-232)。RJ-45 コンソール ポートを参照してください。
10/100/1000 イーサネット管理ポート接続では、標準 RJ-45 クロス ケーブルまたはストレート ケーブルを使用します。RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。USB コンソール ポート接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB ミニタイプ B ポートを使用する場合は、(Microsoft Windows での動作のため)コンソールに接続されたすべての PC に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
4 ピン ミニタイプ B コネクタは 5 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、これらに互換性はありません。5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバでは、Windows の HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、USB ケーブルをコンソール ポートに接続または接続解除することができます。
コンソール出力は、常に RJ-45 および USB コンソール コネクタの両方に送られますが、コンソール入力は、一方のコンソール コネクタだけがアクティブになります。USB コンソールは、RJ-45 コンソールよりも優先されます。ケーブルが USB コンソール ポートに接続されているときは、RJ-45 コンソール ポートが非アクティブになります。逆に、USB ケーブルを USB コンソール ポートから取り外すと、RJ-45 ポートがアクティブになります。
コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、非アクティブ タイムアウトを設定できます。これを設定すると、USB コンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内に USB コンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45 コンソールが再度アクティブ化されます。
非アクティブが原因で USB コンソールが非アクティブ化された後は、CLI を使用して再アクティブ化できません。USB コンソールを再アクティブ化するには、USB ケーブルを取り外して再接続してください。CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、ソフトウェア ガイドを参照してください。
USB タイプ A ポートは、外部 USB フラッシュ デバイス(サム ドライブまたは USB キーとも呼ばれる)へのアクセス、および特定の Cisco USB Bluetooth デバイスへのアクセスを提供します。
このポートは、128 MB ~ 8 GB の容量の Cisco USB フラッシュ ドライブをサポートします(ポート密度が 128 Mb、256 MB、1 GB、4 GB、8 GB の USB デバイスがサポートされます)。スタッキングを組み合わせると、スタック内の任意のスイッチに挿入された USB キーからスタック内の他のスイッチをアップグレードできます。Cisco IOS ソフトウェアは、フラッシュ デバイスに対する標準ファイル システム アクセス(読み取り、書き込み、消去、コピー)を提供するとともに、フラッシュ デバイスを FAT ファイル システムでフォーマットする機能を提供します。
また、緊急時のスイッチ リカバリとして、USB 自動アップグレード機能を使用して、USB ドライブのコンフィギュレーションとイメージで内部フラッシュを自動アップグレードすることができます。この機能では、内部フラッシュに利用可能なブート可能イメージとコンフィギュレーションがあるかどうかを確認し、いずれもない場合は、USB ドライブのブート イメージとコンフィギュレーションを確認します。ブート イメージとコンフィギュレーションが使用可能な場合、再起動のためにフラッシュにコピーされます。
ポートは、Cisco USB Bluetooth デバイスをサポートします。USB Bluetooth デバイスは、ホストとして機能し、シリアル ポートまたは管理ポートの接続として機能します。Bluetooth のスマート フォン、ノート PC、タブレット PC とペアリングできます。Bluetooth デバイスのシリアル プロファイルを設定した場合、スイッチは USB ポートをシリアル ポートにします。Bluetooth デバイスのパーソナル エリア ネットワーク(PAN)シリアル プロファイルを設定した場合、スイッチは USB ポートを管理インターフェイスにします。
スイッチは、ホットスワップ可能な 1 つのネットワーク モジュールをサポートします。このネットワーク モジュールには、他の装置へ接続するためのアップリンク ポートがあります。スイッチは、必ずネットワーク モジュールまたはブランク モジュールのいずれかを取り付けて運用する必要があります。
SFP ポート付きのネットワーク モジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。
ネットワーク モジュール5 | 説明 | ||
---|---|---|---|
C3850-NM-4-1G |
このモジュールには 1 G SFP モジュール用のスロットが 4 つあります。標準の SFP モジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。SFP+ モジュールはサポートされません。 1 G ネットワーク モジュールに SFP+ モジュールを挿入しても、その SFP+ モジュールは動作しません。スイッチのログにエラー メッセージが記録されます。
|
||
C3850-NM-2-10G |
このモジュールにはスロットが 4 つあります。 左側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールのみをサポートし、右側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールまたは 10 G SFP モジュールのいずれかをサポートします。
|
||
C3850-NM-4-10G |
このモジュールは、4 個の 10 G スロットまたは 4 個の 1 G のスロットを備えています。
|
||
C3850-NM-8-10G |
このモジュールには 8 個の 10 G スロットがあり、各スロットに SFP+ ポートがあります。各ポートは 1 G または 10 G 接続をサポートします。
|
||
C3850-NM-2-40G |
このモジュールには 2 個の 40 G スロットがあり、各スロットに QSFP+ コネクタがあります。
|
||
C3850-NM-BLANK |
スイッチにアップリンク ポートがない場合、このブランク モジュールを挿入します(十分なエアー フローの確保に必要です)。 |
ネットワーク モジュールの詳細については、ネットワーク モジュールの取り付けを参照してください。ケーブル仕様については、ケーブルおよびアダプタを参照してください。
SFP モジュールおよび SFP+ モジュールは、銅線または光ファイバ接続を使用して他の装置と接続できます。これらのトランシーバ モジュールは現場交換可能であり、SFP モジュール スロット(WS-C3850-12S および WS-C3850-24S の固定 SFP スロット以外)に取り付けた場合、アップリンク インターフェイスを提供します。SFP モジュールは光ファイバ接続用の LC コネクタ、または銅線接続用の RJ-45 コネクタを備えています。
(注) |
Catalyst WS-C3850-12S と WS-C3850-24S スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP モジュールをサポートし、Catalyst WS-C3850-12XS と WS-C3850-24XS スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP+ モジュールをサポートします。 |
スイッチには、シスコ製の SFP モジュールおよび SFP+ モジュールのみを使用してください。サポートされる SFP および SFP+ モジュールの最新情報については、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html の「Cisco Transceiver Modules Compatibility Information」を参照してください。
SFP モジュールについては、SFP および SFP+ モジュールの取り付けにあるマニュアルを参照してください。
Catalyst 3850 スイッチには SFP モジュール パッチ ケーブル(CAB-SFP-50CM)を使用できます。このケーブルは 0.5 m の銅製受動ケーブルで、両端に SFP モジュール コネクタを備えています。1 ギガビット イーサネット SFP ポートに 2 台の Catalyst 3850 スイッチをカスケード構成で接続する場合にのみ、このケーブルを使用します。
LED を使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。
(注) |
Catalyst 3850 スイッチは、縁の外観がわずかに異なることがあります。 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED |
|||
DUPLX(デュプレックス) |
|||
ACTV(アクティブ) |
|||
STACK |
XPS 6 |
||
10 |
S-PWR(StackPower) |
1 |
UID(青色のビーコン) |
6 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED |
2 |
STAT(ステータス) |
7 |
SYST(システム) |
3 |
DUPLX(デュプレックス) |
8 |
ACTV(アクティブ) |
4 |
SPEED |
9 |
XPS 8 |
5 |
STACK |
10 |
S-PWR(StackPower) |
1 |
UID(青色のビーコン) |
5 |
STACK |
2 |
STAT(ステータス) |
6 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED |
3 |
DUPLX(デュプレックス) |
7 |
SYST(システム) |
4 |
SPEED |
8 |
ACTV(アクティブ) |
オレンジに点滅 |
次のいずれかで障害が発生しています |
色 | 説明 |
---|---|
消灯 |
XPS ケーブルが取り付けられていません。 スイッチが StackPower モードです。 |
グリーン |
XPS が接続され、バックアップ電力を供給できる状態です。 |
緑色に点滅 |
XPS は接続されていますが、別の装置に電力を供給しているため使用できません(近接装置が冗長電力を利用しています)。 |
オレンジ |
XPS がスタンバイ モードであるか、または障害が発生しています。スタンバイ モードと故障の詳細については、XPS 2200 のマニュアルを参照してください。 |
オレンジに点滅 |
スイッチの電源に障害があり、XPS がスイッチに電力を供給しています(冗長電源はこのスイッチに割り当てられています)。 |
XPS 2200 の詳細については、Cisco.com にある『Cisco eXpandable Power System 2200 Hardware Installation Guide』を参照してください。
各イーサネット ポート、1 ギガビット イーサネット モジュール スロット、および 10 ギガビット イーサネット モジュール スロットには、ポート LED があります。ポート LED は、グループとして、または個別に、スイッチに関する情報と個別のポートに関する情報を表示します。ポート LED に表示される情報のタイプは、ポート モードによって異なります。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。
スイッチ スタックを構成するどのスイッチで MODE ボタンを押しても、すべてのスタック スイッチの表示が選択したモードに変更されます。たとえば、アクティブ スイッチの MODE ボタンを押して SPEED LED 表示にすると、スタックを構成する他のすべてのスイッチも SPEED LED 表示になります。
モード LED | ポート モード | 説明 |
---|---|---|
STAT |
ポート ステータス |
ポートのステータスを示します。これは、デフォルトのモードです。 |
SPEED |
ポート速度 |
ポートの動作速度(10、100、または 1000 Mb/s)。 |
DUPLX |
ポートのデュプレックス モード |
ポートのデュプレックス モード:全二重または半二重 |
ACTV |
Active |
アクティブ スイッチの状態。 |
STACK |
スタック メンバ ステータス StackWise ポート ステータス |
スタック メンバ ステータス。 StackWise ポート ステータス。STACK LEDを参照してください。 |
PoE9 |
PoE+ ポートのステータスを示します。 |
PoE+ ポートのステータスを示します。 |
ポート モード | ポート LED のカラー | 意味 | ||
---|---|---|---|---|
STAT(ポート ステータス) |
消灯 |
リンクが確立されていないか、ポートが管理上の理由でシャットダウンされました。 |
||
グリーン |
リンクが存在しますが、アクティビティがありません。 |
|||
緑色に点滅 |
アクティブな状態です。ポートがデータを送信または受信しています。 |
|||
グリーンとオレンジに交互に点滅 |
リンク障害が発生しています。エラー フレームが接続に影響を与える可能性があります。大量のコリジョン、CRC エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。 |
|||
オレンジ |
ポートがスパニングツリー プロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していません。 ポートの再設定後、STP がスイッチのループの有無を確認している間、ポート LED は最大 30 秒間、オレンジに点灯することがあります。 |
|||
SPEED |
10/100/1000/SFP ポート |
|||
消灯 |
ポートは 10 Mb/s で動作しています。 |
|||
グリーン |
ポートは 100 Mb/s で動作しています。 |
|||
グリーンのシングル フラッシュ(100ms オン、1900 ms オフ) |
ポートは 1000 Mb/s で動作しています。 |
|||
ネットワーク モジュール スロット |
||||
消灯 |
ポートは動作していません。 |
|||
緑色に点滅 |
ポートは最大 10 Gb/s で動作しています。 |
|||
DUPLX(デュプレックス) |
消灯 |
ポートは半二重で動作しています。 |
||
グリーン |
ポートは全二重で動作しています。 |
|||
ACTV(データ アクティブ スイッチ) |
消灯 |
|
||
グリーン |
このスイッチはアクティブ スイッチです。 |
|||
オレンジ |
アクティブ スイッチの選択中にエラーが発生しました。 |
|||
緑色に点滅 |
スイッチは、データ スタックのスタンバイ メンバーであり、現在のアクティブ スイッチで障害が発生した場合にアクティブ スイッチとなって処理を引き継ぎます。 |
|||
STACK (スタック メンバー) |
消灯 |
そのメンバ番号に対応するスタック メンバがありません。 |
||
緑色に点滅 |
スタック メンバの番号です。 |
|||
グリーン |
他のスタック メンバー スイッチのメンバー番号です。 |
|||
PoE+10 |
消灯 |
PoE+ はオフです。 AC 電源から電力が供給されている装置をスイッチ ポートに接続しても、ポート LED は点灯しません。 |
||
グリーン |
PoE+ がオンになっています。LED がグリーンに点灯するのは、スイッチ ポートが電力を供給している場合です。 |
|||
グリーンとオレンジに交互に点滅 |
受電デバイスへの供給電力がスイッチの電力容量を超えるため、PoE+ が無効になっています。 |
|||
オレンジに点滅 |
PoE+ に障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、PoE+ はオフになっています。
|
|||
オレンジ |
そのポートの PoE+ がディセーブルになっています。
|
USB コンソール LED は、ポートに対するアクティブな USB 接続があるかどうかを示します。
色 | 説明 |
---|---|
消灯 |
StackPower ケーブルが接続されていないか、またはスイッチがスタンドアロン モードになっています。 |
グリーン |
各 StackPower ポートは別のスイッチに接続されています。 |
緑色に点滅 |
StackPower リング構成にあるスイッチで、オープン リングを検出した場合、または接続されている StackPower ケーブルが 1 本のみである場合に、この表示になります。 |
オレンジ |
障害が発生しています。負荷制限が発生しており、StackPower ケーブルが不良であるか、または管理アクションが必要です。StackPower の設定については、スイッチ ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。 |
オレンジに点滅 |
StackPower のバジェットが不十分で、現行の電力の需要に適合できません。 |
色 | 説明 |
---|---|
消灯 |
スイッチはアクティブ スイッチではありません。 |
グリーン |
スイッチはアクティブ スイッチまたはスタンドアロン スイッチです。 |
グリーンでゆっくりと点滅 |
スイッチはスタック スタンバイ モードです。 |
オレンジ |
アクティブ スイッチの選択中にエラーが発生したか、別のタイプのスタック エラーが発生しています。 |
STACK LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。最大で 9 台のスイッチを同じスタックのメンバにすることができます。1 ~ 9 番目のポート LED には、スタック内の 1 スイッチのメンバ番号が示されます。
LED がグリーンに点滅した場合は、スタックのスイッチ 1 であることを示します。 |
|||
スタック メンバ 2 |
|||
スタック メンバ 3 |
LED がグリーンに点灯したままの場合は、スイッチ 3 がスタック メンバーであることを示します。 |
PoE LED は、PoE モードが PoE、PoE+、または Cisco UPOE のうち、どのステータスであるかを示します。
色 | 説明 |
---|---|
消灯 |
PoE モードが選択されていません。10/100/1000 ポートで、電力供給の遮断または障害は発生していません。 |
グリーン |
PoE モードが選択されており、ポート LED に PoE モードのステータスが示されています。 |
オレンジに点滅 |
PoE モードが選択されていません。10/100/1000 ポートの少なくとも 1 つに電力が供給されていないか、または 10/100/1000 ポートの少なくとも 1 つで PoE モード障害が発生しています。 |
カラー/ステート |
説明 |
---|---|
青色の点灯 |
システムに注意が必要であることをオペレータに示しています。 |
G3 LED |
|||
G2 LED |
色 | ネットワーク モジュールのリンク ステータス | ||
---|---|---|---|
消灯 |
リンクはオフです。 |
||
グリーン |
リンクはオンですが、アクティビティがありません。 |
||
緑色に点滅 |
リンク上にアクティビティがあります。エラーなく動作しています。
|
||
オレンジに点滅 |
リンクに障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、リンクはオフになっています。
|
||
オレンジ |
SFP または SFP+ のリンクがディセーブルになっています。 |
スイッチの背面パネルには、StackWise コネクタ、StackPower または XPS 2200 コネクタ、各種ポート、ファン モジュール、および電源モジュールが設けられています。
StackWise ポート コネクタ |
|||
CONSOLE(RJ-45 コンソール ポート) |
StackPower コネクタ |
||
8 |
AC OK(入力)ステータス LED |
||
RESET ボタン |
PS OK(出力)ステータス LED |
||
10 |
電源モジュール(この図は AC 電源モジュール) |
1 |
アース コネクタ |
7 |
StackWise ポート コネクタ |
2 |
CONSOLE(RJ-45 コンソール ポート) |
8 |
StackPower コネクタ |
3 |
MGMT(RJ-45 10/100/1000 管理ポート) |
9 |
AC OK(入力)ステータス LED |
4 |
RESET ボタン |
10 |
PS OK(出力)ステータス LED |
5 |
ビーコン LED |
11 |
電源モジュール(この図は AC 電源モジュール) |
6 |
ファン モジュール |
1 |
アース コネクタ |
5 |
ファン モジュール |
2 |
CONSOLE(RJ-45 コンソール ポート) |
6 |
電源装置の障害 LED |
3 |
ビーコン LED |
7 |
電源装置の OK LED |
4 |
MGMT(RJ-45 10/100/1000 管理ポート)9 AC OK(入力)ステータス LED |
8 |
電源モジュール |
色 | RJ-45 コンソール ポートのステータス |
---|---|
消灯 |
RJ-45 コンソールがディセーブルになっています。USB コンソールはアクティブです。 |
グリーン |
RJ-45 コンソールがイネーブルになっています。USB コンソールがディセーブルになています。 |
StackWise ポートは StackWise スタック構成でスイッチの接続に使用されます。Catalyst 3850 スイッチには、0.5 m の StackWise ケーブル(StackWise)が付属しています。このケーブルを使用して StackWise ポートに接続できます。StackWise ケーブルの詳細については、StackWise ポートへの接続を参照してください。
(注) |
次のスイッチ モデルでは、StackWise-480 はサポートされていません。 |
注意 |
承認されているケーブルのみを使用し、同様の Cisco 製機器にのみ接続してください。承認されていないシスコ製ケーブルまたは機器に接続すると、機器が損傷するおそれがあります。 |
スイッチには、1 つまたは 2 つの内部電源モジュールから電源が供給されます。
サポートされる電源モジュール:
以下の電源モジュールは、WS-C3850-48XS スイッチにのみ使用できます。
PWR-C3-750WAC-R:このモジュールには赤いハンドルがあり、赤いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは前面パネルから背面パネルに向けて流れます(暖気はスイッチから「引き出されます」)。
PWR-C3-750WAC-F:このモジュールには青いハンドルがあり、青いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは背面パネルから前面パネルに向けて流れます(冷気はスイッチに「押し込まれます」)。
PWR-C3-750WDC-R:このモジュールには赤いハンドルがあり、赤いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは前面パネルから背面パネルに向けて流れます(暖気はスイッチから「引き出されます」)。
PWR-C3-750WDC-F:このモジュールには青いハンドルがあり、青いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは背面パネルから前面パネルに向けて流れます(冷気はスイッチに「押し込まれます」)。
スイッチには、2 つの内部電源モジュール スロットがあります。AC モジュールを 2 つ、DC モジュールを 2 つ、AC と DC 電源モジュールを 1 つずつ組み合わせた構成、または電源モジュール 1 つと 1 つのブランク モジュールを 1 つ組み合わせた構成を使用できます。
スイッチは、1 つまたは 2 つのアクティブな電源モジュールあるいはスタックによって供給される電源で動作します。StackPower スタックに属する Catalyst 3850 スイッチは、同じスタックに属する他のスイッチからの電源供給で動作することも可能です。
スイッチのモデル は、各スイッチ モデルに付属するデフォルトの電源モジュールを示しています。すべての電源モジュール(ブランク モジュールを除く)にはファンが内蔵されています。すべてのスイッチは、2 番目の電源スロットがブランクの電源モジュールの状態で出荷されます。
注意 |
一方の電源モジュール スロットが空の状態で、スイッチを動作させないでください。シャーシを正しく冷却するために、どちらの電源モジュール スロットにも電源モジュールまたはブランク モジュールを取り付ける必要があります。 |
350 W および 715 W の AC 電源モジュールは、100 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。1100 W 電源モジュールは、115 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。440 W DC 電源モジュールには給電入力が 2 系統(A および B)あり、36 ~ 72 VDC の入力電圧をサポートします。出力電圧の範囲は 51 ~ 57 V です。
AC 電源モジュールには AC 電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。1100 W および 715 W モジュールは、16 AWG コードを使用します(北米のみ)。他のすべてのモジュールは、18 AWG コードを使用します。DC 電源モジュールは DC 電源に接続する必要があります。
次の各表は、使用可能な PoE と Catalyst 3850 PoE スイッチ モデルの PoE 要件を示しています。
モデル | デフォルトの電源 | 使用可能な PoE |
---|---|---|
12 ポート データ スイッチ |
PWR-C1-350WAC |
— |
24 ポート データ スイッチ |
||
48 ポート データ スイッチ |
||
24 ポート PoE+ スイッチ |
PWR-C1-715WAC |
435 W |
48 ポート PoE+ スイッチ |
||
48 ポートのフル PoE+ スイッチ |
PWR-C1-1100WAC |
800 W |
24 ポート Cisco UPOE スイッチ |
||
48 ポート Cisco UPOE スイッチ |
モデル | 電源数 | 使用可能な PoE |
---|---|---|
24 ポート PoE+ スイッチ |
1 |
220 W |
2 |
660 W |
|
48 ポート PoE+ スイッチ |
1 |
185 W |
2 |
625 W |
|
24 ポート Cisco UPOE スイッチ |
1 |
220 W |
2 |
660 W |
|
48 ポート Cisco UPOE スイッチ |
1 |
185 W |
2 |
625 W |
PoE のオプション | 24 ポート スイッチ | 48 ポート スイッチ11 | ||
---|---|---|---|---|
PoE(ポートあたり最大 15.4 W) |
(1)715 W |
次は電源の組み合わせです。 |
||
PoE+(ポートあたり最大 30 W) |
次は電源の組み合わせです。 |
次は電源の組み合わせです。 |
||
Cisco UPOE(1 ポートあたり最大 60 W) |
(2)1100 W |
次は電源の組み合わせです。
|
(注) |
電源モジュールは 2 つのステータス LED を備えています。
AC OK DC OK |
説明 |
PS OK |
説明 |
---|---|---|---|
消灯 |
AC 電源が入力されていません。 DC 入力電源が供給されていません。 |
消灯 |
出力がディセーブルであるか、入力が動作範囲外です(AC LED は消灯)。 出力がディセーブルであるか、入力が動作範囲外です(DC LED は消灯)。 |
グリーン |
AC 入力電源が供給されています。 DC 入力電源が供給されています。 |
グリーン |
スイッチへ電力を供給しています。 |
赤 |
出力が停止しました。 |
電源モジュールの交換、DC 電源モジュールの配線、モジュールの仕様については、「電源の取り付け」および「技術仕様」の章を参照してください。
スイッチのモデルによっては、3 台または 5 台のホットスワップ可能な 12 V 内蔵ファン モジュール(FAN-T1=)を使用できます。空気循環システムは、ファン モジュールと電源モジュールで構成されています。エアーフローのパターンは、電源の構成によって異なります。
ファン モジュールが正しく動作していると、(後ろから見て)ファン アセンブリの左上のグリーンの LED が点灯します。ファンが故障すると、LED がオレンジになります。2 台のファンが動作していればスイッチを運用できますが、故障したファンは可能な限り早期に交換してください。これにより、2 台目のファンの故障によってサービスの中断を招く事態を避けることができます。
(注) |
WS-C3850 スイッチを適切に冷却するには、3 台のファンが必要です。WS-C3850-48XS スイッチを適切に冷却するには、5 台のファンが必要です。 |
ファン モジュールの取り付けおよびファンの仕様については、「技術仕様」の章を参照してください。
Catalyst 3850 スイッチには、Cisco StackPower ケーブルを接続する StackPower コネクタがあります。これにより、最大 9 台のスイッチで構成されるスイッチ電力スタックを構成します。スイッチ電力スタックは、冗長モードまたは電力共有モードで構成できます。
次に示す StackPower ケーブルは、追加注文が可能です。
StackPower ケーブルの接続に関する詳細および StackPower のガイドラインについては、StackPower スタックのプランニングを参照してください。
(注) |
Cisco Catalyst WS-C3850-48XS スイッチ モデルには StackPower コネクタはありません。 |
10/100/1000 イーサネット管理ポートまたはいずれかのコンソール ポートを使用して、スイッチを Windows ワークステーションなどのホストやターミナル サーバに接続できます。10/100/1000 イーサネット管理ポートは、VPN ルーティング/転送(VRF)インターフェイスであり、RJ-45 クロス ケーブルまたは RJ-45 ストレート ケーブルを使用して接続します。
色 | 説明 |
---|---|
グリーン |
リンクはアップ状態ですが、アクティビティはありません。 |
緑色に点滅 |
リンクはアップ状態で、アクティビティがあります。 |
消灯 |
リンクがダウンしています。 |
RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。
色 | 説明 |
---|---|
グリーン |
RJ-45 コンソール ポートがアクティブです。 |
消灯 |
ポートはアクティブではありません。 |
Cisco Network Assistant
Cisco Network Assistant は、LAN に適した PC ベースのネットワーク管理 GUI アプリケーションです。この GUI を使用すると、スイッチ クラスタやスタンドアロン スイッチを設定および管理できます。Cisco Network Assistant は、次の URL から無料でダウンロードできます。 http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/NetworkAssistant
Cisco IOS CLI
CLI を使用してスイッチおよびスイッチ クラスタ メンバを設定し、モニタできます。CLI には、スイッチのコンソール ポートに直接管理ステーションを接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を使用してアクセスできます。詳細については、Cisco.com にあるスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
Cisco Prime Infrastructure
Cisco Prime Infrastructure は、Cisco Prime Network Control System(NCS)のワイヤレス機能および Cisco Prime LAN Management Solution(LMS)の有線機能を、Cisco Prime Assurance Manager のアプリケーション パフォーマンス モニタリングおよびトラブルシューティングの機能と組み合わせます。詳細については、Cisco.com で Cisco Prime Infrastructure のドキュメントを参照してください: http://www.cisco.com/en/US/products/ps12239/index.html
目次
- 製品概要
- スイッチのモデル
- 前面パネル
- 10/100/1000 ポート
- PoE、PoE+、および Cisco UPOE ポート
- SFP および QSFP モジュール スロット
- 管理ポート
- USB タイプ A ポート
- ネットワーク モジュール
- SFP および SFP+ モジュール
- LED
- システム LED
- XPS LED
- ポート LED とモード
- USB コンソール LED
- S-PWR LED
- ACTV LED
- STACK LED
- PoE LED
- UID/Beacon LED
- ネットワーク モジュールの LED
- 背面パネル
- RJ-45 コンソール ポート LED
- StackWise ポート
- 電源モジュール
- ファン モジュール
- StackPower コネクタ
- イーサネット管理ポート
- RJ-45 コンソール ポート
- 管理オプション
Catalyst 3850 ファミリのスイッチは、Cisco IP Phone、Cisco ワイヤレス アクセス ポイント、ワークステーション、および他のネットワーク装置(サーバ、ルータ、その他のスイッチなど)を接続することができるイーサネット スイッチです。
Catalyst 3850 スイッチは、Cisco StackWise-480 テクノロジーによるスタック構成、および StackPower による電源管理をサポートします。Catalyst 3850 スイッチの StackWise テクノロジーは StackWise-480 と呼ばれています。
特に指示がないかぎり、スイッチという用語は、スタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを指します。
この章の内容は、次のとおりです。
スイッチのモデル
表 1 Catalyst 3850 スイッチ モデルと説明 24 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
48 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
24 X 10/100/1000 PoE+2 ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
24 X 10/100/1000 Cisco UPOE3 ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
48 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-12X48U-L
LAN ベース
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24XU-L
LAN ベース
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24T-S
24 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-48T-S
48 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-24P-S
24 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源
WS-C3850-48P-S
IP Base
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源
WS-C3850-48F-S
IP Base
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24U-S
IP Base
24 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-48U-S
IP Base
48 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24PW-S
IP Base
Catalyst 3850 24 ポート PoE IP Base、アクセス ポイント ライセンス X 5
WS-C3850-48PW-S
IP Base
Catalyst 3850 48 ポート PoE IP Base、アクセス ポイント ライセンス X 5
WS-C3850-12S-S
IP Base
12 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-24S-S
IP Base
24 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-12XS-S
IP Base
Catalyst 3850 12 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源
WS-C3850-16XS-S
IP Base
Catalyst 3850 16 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源
C3850-NM-4-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-12XS-S スイッチに接続されている場合は、16 ポートを使用できます。
WS-C3850-24XS-S
IP Base
Catalyst 3850 24 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源
WS-C3850-32XS-S
IP Base
Catalyst 3850 32 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源
C3850-NM-8-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-24XS-S スイッチに接続されている場合は、32 ポートを使用できます。
WS-C3850-48XS-S
IP Base
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。4
このスイッチのエアーフローの方向は、前面パネルから背面パネルです。
WS-C3850-48XS-F-S
IP Base
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。
このスイッチのエアーフローの方向は、背面パネルから前面パネルです。
WS-C3850-12X48U-S
IP Base
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-12X48UW-S
IP Base
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24XU-S
IP Base
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24XUW-S
IP Base
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24T-E
IP サービス
24 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-48T-E
IP サービス
48 X 10/100/1000 イーサネット ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-24P-E
IP サービス
24 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源
WS-C3850-48P-E
IP サービス
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、715 W 電源
WS-C3850-48F-E
IP サービス
48 X 10/100/1000 PoE+ ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24U-E
IP サービス
24 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-48U-E
IP サービス
48 X 10/100/1000 Cisco UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-12S-E
IP サービス
12 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-24S-E
IP サービス
24 × SFP モジュール スロット(スタック可能)、1 × ネットワーク モジュール スロット、350 W 電源
WS-C3850-12XS-E
IP サービス
Catalyst 3850 12 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源
WS-C3850-16XS-E
IP サービス
Catalyst 3850 16 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、350 W 電源
C3850-NM-4-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-12XS-E スイッチに接続されている場合は、16 ポートを使用できます。
WS-C3850-24XS-E
IP サービス
Catalyst 3850 24 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源
WS-C3850-32XS-E
IP サービス
Catalyst 3850 32 ポート SFP+ トランシーバ、1 X ネットワーク モジュール スロット、最大 10 G SFP+ をサポート、715 W 電源
C3850-NM-8-10G ネットワーク モジュールが WS-C3850-24XS-E スイッチに接続されている場合は、32 ポートを使用できます。
WS-C3850-48XS-E
IP サービス
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。
このスイッチのエアーフローの方向は、前面パネルから背面パネルです。
WS-C3850-48XS-F-E
IP サービス
SFP+ トランシーバ、48 X ポート(最大 10 G をサポート)、4 X QSFP ポート(最大 40 G をサポート)、750 W 電源を搭載した Catalyst 3850 スイッチ。
このスイッチのエアーフローの方向は、背面パネルから前面パネルです。
WS-C3850-12X48U-E
IP サービス
12 X 100M/1G/2.5G/5G/10G および 36 X 1G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
WS-C3850-24XU-E
IP サービス
24 X 100M/1G/2.5G/5G/10G UPOE ポート(スタック可能)、1 X ネットワーク モジュール スロット、1100 W 電源
1 サポートされるネットワーク モジュールについては、 ネットワーク モジュールを参照してください。2 PoE+ = Power over Ethernet Plus(ポートあたり最大 30 W)。3 UPOE = Universal Power over Ethernet(ポートあたり最大 60 W Cisco UPOE)。4 WS-C3850-48XS スイッチは StackWise-480 をサポートしません前面パネル
ここでは、前面パネルにある次のコンポーネントについて説明します。
次のいずれかのタイプのダウンリンク ポート X 24 または X 48
- SFP または SFP+ モジュール ダウンリンク スロット X 12 または X 24
- アップリンク ネットワーク モジュール スロット
- USB タイプ A コネクタ
- USB ミニタイプ B(コンソール)ポート
- LED
- Mode ボタン
すべてのスイッチに同様のコンポーネントがあります。以下の図に示す例を参照してください。
(注)
Catalyst 3850 スイッチによっては、縁の外観がわずかに異なることがあります。
(注)
WS-C3850-12S スイッチの前面パネルもほとんど同じです。
- 10/100/1000 ポート
- PoE、PoE+、および Cisco UPOE ポート
- SFP および QSFP モジュール スロット
- 管理ポート
- USB タイプ A ポート
- ネットワーク モジュール
- LED
PoE、PoE+、および Cisco UPOE ポート
PoE+ および Cisco Universal Power over Ethernet(Cisco UPOE)ポートは、10/100/1000 ポートの接続で説明されているコネクタと同じものを使用します。これらは次の機能を提供します。
PoE+ ポート:IEEE 802.3af 準拠の受電デバイス(ポートあたり最大 15.4 W の PoE)のサポート、および IEEE 802.3at 準拠の受電デバイス(ポートあたり最大 30 W の PoE+)のサポート。1RU スイッチにおける PoE 電力の合計は最大 1800 W です。
- Cisco Enhanced PoE(ePoE)のサポート。
- シスコ独自規格の受電デバイスのサポート。
- StackPower 用の設定。スイッチの内蔵電源モジュールが合計負荷をサポートできない場合は、StackPower 構成により、他のスイッチの余剰電力を利用できます。
- 機能拡張された電力ネゴシエーション、電力予約、ポート単位の電力ポリシングなど、シスコのインテリジェントな電源管理機能に対する構成可能なサポート。
設置された電源モジュールに応じて、各ポートは最大 60 W の Cisco UPOE を供給できます。1 ポートあたりの使用可能な PoE、PoE+、および Cisco UPOE 電力を定義する電源マトリクスについては、電源モジュールを参照してください。PoE+ 回線の出力は、IEC 60950-1 の制限電源(LPS)として評価されます。
(注)
WS-C3850-12X48U-L、WS-C3850-12X48U-S、WS-C3850-12X48U-E スイッチ モデルの制限:SFP および QSFP モジュール スロット
Catalyst WS-C3850 スイッチ モデルのアップリンクおよびダウンリンク ポートは、次のとおりです。
Catalyst WS-C3850-12S および WS-C3850-24S スイッチ モデルのダウンリンク ポートは、標準 SFP モジュールをサポートします。
Catalyst WS-C3850-12XS および WS-C3850-24XS スイッチ モデルのダウンリンク ポートは、標準 SFP+ モジュールをサポートします。
Catalyst WS-C3850-48XS-S、WS-C3850-48XS-F-S、WS-C3850-48XS-E および WS-C3850-48XS-F-E スイッチ モデルの 10G ダウンリンク ポートは、標準 SFP+ モジュールをサポートします。
Catalyst WS-C3850-48XS-S、WS-C3850-48XS-F-S、WS-C3850-48XS-E および WS-C3850-48XS-F-E スイッチ モデルの 40G ダウンリンク ポートは、標準 QSFP モジュールをサポートします。
サポートされる SFP モジュールについては、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html の「Cisco Transceiver Modules Compatibility Information」を参照してください。
(注)
ネットワーク モジュールの(アップリンク)SFP モジュール スロットについては、ネットワーク モジュールを参照してください。管理ポート
管理ポートは、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバにスイッチを接続します。
イーサネット管理ポート。イーサネット管理ポートを参照してください。
RJ-45 コンソール ポート(EIA/TIA-232)。RJ-45 コンソール ポートを参照してください。
10/100/1000 イーサネット管理ポート接続では、標準 RJ-45 クロス ケーブルまたはストレート ケーブルを使用します。RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。USB コンソール ポート接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB ミニタイプ B ポートを使用する場合は、(Microsoft Windows での動作のため)コンソールに接続されたすべての PC に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
4 ピン ミニタイプ B コネクタは 5 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、これらに互換性はありません。5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバでは、Windows の HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、USB ケーブルをコンソール ポートに接続または接続解除することができます。
コンソール出力は、常に RJ-45 および USB コンソール コネクタの両方に送られますが、コンソール入力は、一方のコンソール コネクタだけがアクティブになります。USB コンソールは、RJ-45 コンソールよりも優先されます。ケーブルが USB コンソール ポートに接続されているときは、RJ-45 コンソール ポートが非アクティブになります。逆に、USB ケーブルを USB コンソール ポートから取り外すと、RJ-45 ポートがアクティブになります。
コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、非アクティブ タイムアウトを設定できます。これを設定すると、USB コンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内に USB コンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45 コンソールが再度アクティブ化されます。
非アクティブが原因で USB コンソールが非アクティブ化された後は、CLI を使用して再アクティブ化できません。USB コンソールを再アクティブ化するには、USB ケーブルを取り外して再接続してください。CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、ソフトウェア ガイドを参照してください。
USB タイプ A ポート
USB タイプ A ポートは、外部 USB フラッシュ デバイス(サム ドライブまたは USB キーとも呼ばれる)へのアクセス、および特定の Cisco USB Bluetooth デバイスへのアクセスを提供します。
このポートは、128 MB ~ 8 GB の容量の Cisco USB フラッシュ ドライブをサポートします(ポート密度が 128 Mb、256 MB、1 GB、4 GB、8 GB の USB デバイスがサポートされます)。スタッキングを組み合わせると、スタック内の任意のスイッチに挿入された USB キーからスタック内の他のスイッチをアップグレードできます。Cisco IOS ソフトウェアは、フラッシュ デバイスに対する標準ファイル システム アクセス(読み取り、書き込み、消去、コピー)を提供するとともに、フラッシュ デバイスを FAT ファイル システムでフォーマットする機能を提供します。
また、緊急時のスイッチ リカバリとして、USB 自動アップグレード機能を使用して、USB ドライブのコンフィギュレーションとイメージで内部フラッシュを自動アップグレードすることができます。この機能では、内部フラッシュに利用可能なブート可能イメージとコンフィギュレーションがあるかどうかを確認し、いずれもない場合は、USB ドライブのブート イメージとコンフィギュレーションを確認します。ブート イメージとコンフィギュレーションが使用可能な場合、再起動のためにフラッシュにコピーされます。
ポートは、Cisco USB Bluetooth デバイスをサポートします。USB Bluetooth デバイスは、ホストとして機能し、シリアル ポートまたは管理ポートの接続として機能します。Bluetooth のスマート フォン、ノート PC、タブレット PC とペアリングできます。Bluetooth デバイスのシリアル プロファイルを設定した場合、スイッチは USB ポートをシリアル ポートにします。Bluetooth デバイスのパーソナル エリア ネットワーク(PAN)シリアル プロファイルを設定した場合、スイッチは USB ポートを管理インターフェイスにします。
ネットワーク モジュール
スイッチは、ホットスワップ可能な 1 つのネットワーク モジュールをサポートします。このネットワーク モジュールには、他の装置へ接続するためのアップリンク ポートがあります。スイッチは、必ずネットワーク モジュールまたはブランク モジュールのいずれかを取り付けて運用する必要があります。
SFP ポート付きのネットワーク モジュールを挿入または取り外すと、スイッチのログに記録されます。
表 2 ネットワーク モジュール ネットワーク モジュール5 説明 C3850-NM-4-1G
このモジュールには 1 G SFP モジュール用のスロットが 4 つあります。標準の SFP モジュールであればどのような組み合わせでもサポートされます。SFP+ モジュールはサポートされません。
1 G ネットワーク モジュールに SFP+ モジュールを挿入しても、その SFP+ モジュールは動作しません。スイッチのログにエラー メッセージが記録されます。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-2-10G
このモジュールにはスロットが 4 つあります。
左側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールのみをサポートし、右側の 2 つのスロットは 1 G SFP モジュールまたは 10 G SFP モジュールのいずれかをサポートします。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-4-10G
このモジュールは、4 個の 10 G スロットまたは 4 個の 1 G のスロットを備えています。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-8-10G
このモジュールには 8 個の 10 G スロットがあり、各スロットに SFP+ ポートがあります。各ポートは 1 G または 10 G 接続をサポートします。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-2-40G
このモジュールには 2 個の 40 G スロットがあり、各スロットに QSFP+ コネクタがあります。
(注) これは次のスイッチ モデルでサポートされています。
C3850-NM-BLANK
スイッチにアップリンク ポートがない場合、このブランク モジュールを挿入します(十分なエアー フローの確保に必要です)。
5 すべてのネットワーク モジュールはホットスワップ可能です。ネットワーク モジュールの詳細については、ネットワーク モジュールの取り付けを参照してください。ケーブル仕様については、ケーブルおよびアダプタを参照してください。
SFP および SFP+ モジュール
SFP モジュールおよび SFP+ モジュールは、銅線または光ファイバ接続を使用して他の装置と接続できます。これらのトランシーバ モジュールは現場交換可能であり、SFP モジュール スロット(WS-C3850-12S および WS-C3850-24S の固定 SFP スロット以外)に取り付けた場合、アップリンク インターフェイスを提供します。SFP モジュールは光ファイバ接続用の LC コネクタ、または銅線接続用の RJ-45 コネクタを備えています。
(注)
Catalyst WS-C3850-12S と WS-C3850-24S スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP モジュールをサポートし、Catalyst WS-C3850-12XS と WS-C3850-24XS スイッチ モデルのダウンリンク ポートは標準 SFP+ モジュールをサポートします。
スイッチには、シスコ製の SFP モジュールおよび SFP+ モジュールのみを使用してください。サポートされる SFP および SFP+ モジュールの最新情報については、http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html の「Cisco Transceiver Modules Compatibility Information」を参照してください。
SFP モジュールについては、SFP および SFP+ モジュールの取り付けにあるマニュアルを参照してください。
Catalyst 3850 スイッチには SFP モジュール パッチ ケーブル(CAB-SFP-50CM)を使用できます。このケーブルは 0.5 m の銅製受動ケーブルで、両端に SFP モジュール コネクタを備えています。1 ギガビット イーサネット SFP ポートに 2 台の Catalyst 3850 スイッチをカスケード構成で接続する場合にのみ、このケーブルを使用します。
QSFP モジュールについては、以下のマニュアルを参照してください。LED
LED を使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。
(注)
Catalyst 3850 スイッチは、縁の外観がわずかに異なることがあります。
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED
DUPLX(デュプレックス)
ACTV(アクティブ)
STACK
XPS 6
10
S-PWR(StackPower)
6 XPS = 拡張可能電源システム。7 PoE をサポートするスイッチ モデルのみ。
1
UID(青色のビーコン)
6
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED
2
STAT(ステータス)
7
SYST(システム)
3
DUPLX(デュプレックス)
8
ACTV(アクティブ)
4
SPEED
9
XPS 8
5
STACK
10
S-PWR(StackPower)
8 XPS = 拡張可能電源システム。
- システム LED
- XPS LED
- ポート LED とモード
- USB コンソール LED
- S-PWR LED
- ACTV LED
- STACK LED
- PoE LED
- UID/Beacon LED
- ネットワーク モジュールの LED
XPS LED
表 4 XPS LED 色 説明 消灯
XPS ケーブルが取り付けられていません。
スイッチが StackPower モードです。
グリーン
XPS が接続され、バックアップ電力を供給できる状態です。
緑色に点滅
XPS は接続されていますが、別の装置に電力を供給しているため使用できません(近接装置が冗長電力を利用しています)。
オレンジ
XPS がスタンバイ モードであるか、または障害が発生しています。スタンバイ モードと故障の詳細については、XPS 2200 のマニュアルを参照してください。
オレンジに点滅
スイッチの電源に障害があり、XPS がスイッチに電力を供給しています(冗長電源はこのスイッチに割り当てられています)。
XPS 2200 の詳細については、Cisco.com にある『Cisco eXpandable Power System 2200 Hardware Installation Guide』を参照してください。
ポート LED とモード
各イーサネット ポート、1 ギガビット イーサネット モジュール スロット、および 10 ギガビット イーサネット モジュール スロットには、ポート LED があります。ポート LED は、グループとして、または個別に、スイッチに関する情報と個別のポートに関する情報を表示します。ポート LED に表示される情報のタイプは、ポート モードによって異なります。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。
スイッチ スタックを構成するどのスイッチで MODE ボタンを押しても、すべてのスタック スイッチの表示が選択したモードに変更されます。たとえば、アクティブ スイッチの MODE ボタンを押して SPEED LED 表示にすると、スタックを構成する他のすべてのスイッチも SPEED LED 表示になります。
表 5 ポート モード LED モード LED ポート モード 説明 STAT
ポート ステータス
ポートのステータスを示します。これは、デフォルトのモードです。
SPEED
ポート速度
ポートの動作速度(10、100、または 1000 Mb/s)。
DUPLX
ポートのデュプレックス モード
ポートのデュプレックス モード:全二重または半二重
ACTV
Active
アクティブ スイッチの状態。
STACK
スタック メンバ ステータス
StackWise ポート ステータス
スタック メンバ ステータス。
StackWise ポート ステータス。STACK LEDを参照してください。
PoE9
PoE+ ポートのステータスを示します。
PoE+ ポートのステータスを示します。
9 PoE+ ポートを備えたスイッチのみ。
表 6 各モードにおける LED の色と意味 ポート モード ポート LED のカラー 意味 STAT(ポート ステータス)
消灯
リンクが確立されていないか、ポートが管理上の理由でシャットダウンされました。
グリーン
リンクが存在しますが、アクティビティがありません。
緑色に点滅
アクティブな状態です。ポートがデータを送信または受信しています。
グリーンとオレンジに交互に点滅
リンク障害が発生しています。エラー フレームが接続に影響を与える可能性があります。大量のコリジョン、CRC エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。
オレンジ
ポートがスパニングツリー プロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していません。
ポートの再設定後、STP がスイッチのループの有無を確認している間、ポート LED は最大 30 秒間、オレンジに点灯することがあります。
SPEED
10/100/1000/SFP ポート
消灯
ポートは 10 Mb/s で動作しています。
グリーン
ポートは 100 Mb/s で動作しています。
グリーンのシングル フラッシュ(100ms オン、1900 ms オフ)
ポートは 1000 Mb/s で動作しています。
ネットワーク モジュール スロット
消灯
ポートは動作していません。
緑色に点滅
ポートは最大 10 Gb/s で動作しています。
DUPLX(デュプレックス)
消灯
ポートは半二重で動作しています。
グリーン
ポートは全二重で動作しています。
ACTV(データ アクティブ スイッチ)
消灯
このスイッチはアクティブ スイッチではありません。
(注) スタンドアロン スイッチの場合、この LED は消灯しています。 グリーン
このスイッチはアクティブ スイッチです。
オレンジ
アクティブ スイッチの選択中にエラーが発生しました。
緑色に点滅
スイッチは、データ スタックのスタンバイ メンバーであり、現在のアクティブ スイッチで障害が発生した場合にアクティブ スイッチとなって処理を引き継ぎます。
STACK (スタック メンバー)
消灯
そのメンバ番号に対応するスタック メンバがありません。
緑色に点滅
スタック メンバの番号です。
グリーン
他のスタック メンバー スイッチのメンバー番号です。
PoE+10
消灯
PoE+ はオフです。
AC 電源から電力が供給されている装置をスイッチ ポートに接続しても、ポート LED は点灯しません。
グリーン
PoE+ がオンになっています。LED がグリーンに点灯するのは、スイッチ ポートが電力を供給している場合です。
グリーンとオレンジに交互に点滅
受電デバイスへの供給電力がスイッチの電力容量を超えるため、PoE+ が無効になっています。
オレンジに点滅
PoE+ に障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、PoE+ はオフになっています。
注意 不適合なケーブルまたは受電デバイスを PoE+ ポートに接続すると、PoE+ 障害が発生します。シスコ独自規格の IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイント、または IEEE 802.3af に準拠した装置を PoE+ ポートに接続するには、必ず規格に適合したケーブル配線を使用してください。PoE+ 障害の原因となるケーブルまたは装置は、すべてネットワークから取り外す必要があります。
オレンジ
そのポートの PoE+ がディセーブルになっています。
(注) PoE+ はデフォルトでイネーブルになっています。 10 PoE または PoE+ ポートを備えたスイッチのみ。S-PWR LED
表 8 S-PWR LED 色 説明 消灯
StackPower ケーブルが接続されていないか、またはスイッチがスタンドアロン モードになっています。
グリーン
各 StackPower ポートは別のスイッチに接続されています。
緑色に点滅
StackPower リング構成にあるスイッチで、オープン リングを検出した場合、または接続されている StackPower ケーブルが 1 本のみである場合に、この表示になります。
オレンジ
障害が発生しています。負荷制限が発生しており、StackPower ケーブルが不良であるか、または管理アクションが必要です。StackPower の設定については、スイッチ ソフトウェアのコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
オレンジに点滅
StackPower のバジェットが不十分で、現行の電力の需要に適合できません。
STACK LED
STACK LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。最大で 9 台のスイッチを同じスタックのメンバにすることができます。1 ~ 9 番目のポート LED には、スタック内の 1 スイッチのメンバ番号が示されます。
UID/Beacon LED
UID およびビーコン LED は、管理者がスイッチに注意が必要なことを示すときに点灯できます。管理者がスイッチを識別するために役立ちます。ビーコンをオンにするは、スイッチの前面パネルの UID ボタンを押すか、CLI を使用します。スイッチの前面および背面パネルに青色のビーコンがあります。前面パネルの青色のビーコンは [UID] と表示されたボタンであり、背面パネルのビーコンは [BEACON] と表示された LED です。
表 11 UID/ビーコン LEDインジケータ(WS-C3850-12S、WS-C3850-24S、WS-C3850-12XS、WS-C3850-24XS スイッチのみ)カラー/ステート
説明
青色の点灯
システムに注意が必要であることをオペレータに示しています。
ネットワーク モジュールの LED
色 ネットワーク モジュールのリンク ステータス 消灯
リンクはオフです。
グリーン
リンクはオンですが、アクティビティがありません。
緑色に点滅
リンク上にアクティビティがあります。エラーなく動作しています。
(注) 制御トラフィックがほとんど存在しない場合、LED が緑色に点滅します。
オレンジに点滅
リンクに障害が発生したか、スイッチ ソフトウェアで設定された制限を超過したことにより、リンクはオフになっています。
注意 リンクの障害は、適合しないケーブルを SFP ポートまたは SFP+ ポートに接続すると発生します。Cisco SFP および SFP+ ポートに接続するには、必ず標準に準拠したケーブル接続を使用してください。リンク障害の原因となるケーブルまたは装置は、すべてネットワークから取り外す必要があります。
オレンジ
SFP または SFP+ のリンクがディセーブルになっています。
背面パネル
スイッチの背面パネルには、StackWise コネクタ、StackPower または XPS 2200 コネクタ、各種ポート、ファン モジュール、および電源モジュールが設けられています。
StackWise ポート コネクタ
CONSOLE(RJ-45 コンソール ポート)
StackPower コネクタ
8
AC OK(入力)ステータス LED
RESET ボタン
PS OK(出力)ステータス LED
10
電源モジュール(この図は AC 電源モジュール)
StackWise ポート
StackWise ポートは StackWise スタック構成でスイッチの接続に使用されます。Catalyst 3850 スイッチには、0.5 m の StackWise ケーブル(StackWise)が付属しています。このケーブルを使用して StackWise ポートに接続できます。StackWise ケーブルの詳細については、StackWise ポートへの接続を参照してください。
(注)
次のスイッチ モデルでは、StackWise-480 はサポートされていません。
注意
承認されているケーブルのみを使用し、同様の Cisco 製機器にのみ接続してください。承認されていないシスコ製ケーブルまたは機器に接続すると、機器が損傷するおそれがあります。
電源モジュール
スイッチには、1 つまたは 2 つの内部電源モジュールから電源が供給されます。
サポートされる電源モジュール:
以下の電源モジュールは、WS-C3850-48XS スイッチにのみ使用できます。
PWR-C3-750WAC-R:このモジュールには赤いハンドルがあり、赤いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは前面パネルから背面パネルに向けて流れます(暖気はスイッチから「引き出されます」)。
PWR-C3-750WAC-F:このモジュールには青いハンドルがあり、青いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは背面パネルから前面パネルに向けて流れます(冷気はスイッチに「押し込まれます」)。
PWR-C3-750WDC-R:このモジュールには赤いハンドルがあり、赤いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは前面パネルから背面パネルに向けて流れます(暖気はスイッチから「引き出されます」)。
PWR-C3-750WDC-F:このモジュールには青いハンドルがあり、青いハンドル付きのファンと組み合わせます。エアーフローは背面パネルから前面パネルに向けて流れます(冷気はスイッチに「押し込まれます」)。
スイッチには、2 つの内部電源モジュール スロットがあります。AC モジュールを 2 つ、DC モジュールを 2 つ、AC と DC 電源モジュールを 1 つずつ組み合わせた構成、または電源モジュール 1 つと 1 つのブランク モジュールを 1 つ組み合わせた構成を使用できます。
スイッチは、1 つまたは 2 つのアクティブな電源モジュールあるいはスタックによって供給される電源で動作します。StackPower スタックに属する Catalyst 3850 スイッチは、同じスタックに属する他のスイッチからの電源供給で動作することも可能です。
スイッチのモデル は、各スイッチ モデルに付属するデフォルトの電源モジュールを示しています。すべての電源モジュール(ブランク モジュールを除く)にはファンが内蔵されています。すべてのスイッチは、2 番目の電源スロットがブランクの電源モジュールの状態で出荷されます。
注意
一方の電源モジュール スロットが空の状態で、スイッチを動作させないでください。シャーシを正しく冷却するために、どちらの電源モジュール スロットにも電源モジュールまたはブランク モジュールを取り付ける必要があります。
350 W および 715 W の AC 電源モジュールは、100 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。1100 W 電源モジュールは、115 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。440 W DC 電源モジュールには給電入力が 2 系統(A および B)あり、36 ~ 72 VDC の入力電圧をサポートします。出力電圧の範囲は 51 ~ 57 V です。
AC 電源モジュールには AC 電源コンセントに接続するための電源コードが、それぞれ付属しています。1100 W および 715 W モジュールは、16 AWG コードを使用します(北米のみ)。他のすべてのモジュールは、18 AWG コードを使用します。DC 電源モジュールは DC 電源に接続する必要があります。
次の各表は、使用可能な PoE と Catalyst 3850 PoE スイッチ モデルの PoE 要件を示しています。
表 13 使用可能な PoE と対応する AC 電源 モデル デフォルトの電源 使用可能な PoE 12 ポート データ スイッチ
PWR-C1-350WAC
—
24 ポート データ スイッチ
48 ポート データ スイッチ
24 ポート PoE+ スイッチ
PWR-C1-715WAC
435 W
48 ポート PoE+ スイッチ
48 ポートのフル PoE+ スイッチ
PWR-C1-1100WAC
800 W
24 ポート Cisco UPOE スイッチ
48 ポート Cisco UPOE スイッチ
表 14 使用可能な PoE と対応する DC 電源 モデル 電源数 使用可能な PoE 24 ポート PoE+ スイッチ
1
220 W
2
660 W
48 ポート PoE+ スイッチ
1
185 W
2
625 W
24 ポート Cisco UPOE スイッチ
1
220 W
2
660 W
48 ポート Cisco UPOE スイッチ
1
185 W
2
625 W
表 15 PoE、PoE+、および Cisco UPOE のスイッチ電源要件 PoE のオプション 24 ポート スイッチ 48 ポート スイッチ11 PoE(ポートあたり最大 15.4 W)
(1)715 W
次は電源の組み合わせです。
PoE+(ポートあたり最大 30 W)
次は電源の組み合わせです。
次は電源の組み合わせです。
Cisco UPOE(1 ポートあたり最大 60 W)
(2)1100 W
次は電源の組み合わせです。
(注) 最大 30 個の PoE ポートがフル Cisco UPOE を受信できます。 11 48 ポート スイッチに 715 W 電源モジュール 1 台を使用する場合、全ポートに PoE で供給できる電力は最大 8.7 W です。
(注)
WS-C3850-12X48U-L、WS-C3850-12X48U-S、WS-C3850-12X48U-E スイッチ モデルの考慮事項:電源モジュールは 2 つのステータス LED を備えています。
表 16 スイッチ電源モジュールの LED AC OK
DC OK
説明
PS OK
説明
消灯
AC 電源が入力されていません。
DC 入力電源が供給されていません。
消灯
出力がディセーブルであるか、入力が動作範囲外です(AC LED は消灯)。
出力がディセーブルであるか、入力が動作範囲外です(DC LED は消灯)。
グリーン
AC 入力電源が供給されています。
DC 入力電源が供給されています。
グリーン
スイッチへ電力を供給しています。
赤
出力が停止しました。
電源モジュールの交換、DC 電源モジュールの配線、モジュールの仕様については、「電源の取り付け」および「技術仕様」の章を参照してください。
ファン モジュール
スイッチのモデルによっては、3 台または 5 台のホットスワップ可能な 12 V 内蔵ファン モジュール(FAN-T1=)を使用できます。空気循環システムは、ファン モジュールと電源モジュールで構成されています。エアーフローのパターンは、電源の構成によって異なります。
ファン モジュールが正しく動作していると、(後ろから見て)ファン アセンブリの左上のグリーンの LED が点灯します。ファンが故障すると、LED がオレンジになります。2 台のファンが動作していればスイッチを運用できますが、故障したファンは可能な限り早期に交換してください。これにより、2 台目のファンの故障によってサービスの中断を招く事態を避けることができます。
(注)
WS-C3850 スイッチを適切に冷却するには、3 台のファンが必要です。WS-C3850-48XS スイッチを適切に冷却するには、5 台のファンが必要です。
ファン モジュールの取り付けおよびファンの仕様については、「技術仕様」の章を参照してください。
StackPower コネクタ
Catalyst 3850 スイッチには、Cisco StackPower ケーブルを接続する StackPower コネクタがあります。これにより、最大 9 台のスイッチで構成されるスイッチ電力スタックを構成します。スイッチ電力スタックは、冗長モードまたは電力共有モードで構成できます。
次に示す StackPower ケーブルは、追加注文が可能です。
StackPower ケーブルの接続に関する詳細および StackPower のガイドラインについては、StackPower スタックのプランニングを参照してください。
(注)
Cisco Catalyst WS-C3850-48XS スイッチ モデルには StackPower コネクタはありません。
管理オプション
Cisco Network Assistant
Cisco Network Assistant は、LAN に適した PC ベースのネットワーク管理 GUI アプリケーションです。この GUI を使用すると、スイッチ クラスタやスタンドアロン スイッチを設定および管理できます。Cisco Network Assistant は、次の URL から無料でダウンロードできます。 http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/NetworkAssistant
Cisco IOS CLI
CLI を使用してスイッチおよびスイッチ クラスタ メンバを設定し、モニタできます。CLI には、スイッチのコンソール ポートに直接管理ステーションを接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を使用してアクセスできます。詳細については、Cisco.com にあるスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
Cisco Prime Infrastructure
Cisco Prime Infrastructure は、Cisco Prime Network Control System(NCS)のワイヤレス機能および Cisco Prime LAN Management Solution(LMS)の有線機能を、Cisco Prime Assurance Manager のアプリケーション パフォーマンス モニタリングおよびトラブルシューティングの機能と組み合わせます。詳細については、Cisco.com で Cisco Prime Infrastructure のドキュメントを参照してください: http://www.cisco.com/en/US/products/ps12239/index.html