はじめに
Cisco Validated Design(CVD)は、一般的な使用事例や現在のシステム リリースに基づき、設計と導入に関する重要な決定事項について説明しています。CVD には、お客様のニーズに応えるための幅広いテクノロジー、機能、アプリケーションが組み込まれています。より迅速で信頼性が高く、完全に予測可能な導入を実現するために、シスコのエンジニアは CVD に含まれるガイドラインを包括的にテストした後、文書化しています。シスコのパートナーやお客様は CVD のテスト済みの成果を活用して、独自の設定と構成でシステムの設計/導入を開始できます。
エンタープライズ コラボレーションに関するド
キュメント
『 Cisco Preferred Architecture(PA)Design Overview 』を活用すると、お客様およびセールス チームは組織のビジネス要件に基づいて適切なアーキテクチャを選択し、アーキテクチャ内で使用される製品について理解し、設計上の一般的なベスト プラクティスを習得することができます。これらの資料はセールス プロセスを支援します。
『 Cisco Validated Design(CVD) 』資料は、シスコ推奨アーキテクチャを導入する手順について詳しく説明しています。これらの資料はプリファード アーキテクチャの計画、設計、および実装を支援します。
『 Cisco Collaboration System Solution Reference Network Design(SRND) 』資料は、Cisco Collaborationの設計上のオプションについて詳しく説明しています。設計上の要件がシスコ推奨アーキテクチャの適用範囲を超える場合には、SRND を参考にしてください。
このマニュアルについて
企業のコラボレーション向けシスコ プリファード アーキテクチャに関するこの『Cisco Validated Design』の対象読者は次のとおりです。
- コラボレーション ソリューションの販売、設計、導入に携わるセールス チーム
- Cisco Collaborationを導入するための設計上のベスト プラクティスと適切な手順について詳しい情報を必要とされているお客様とセールス チーム
このガイドは、読者の皆様がシスコの音声、ビデオ、コラボレーション製品に関する一般的な知識があり、それらの製品の導入方法の基本を理解していることを前提としています。この CVD 資料をお読みになる前に、 Preferred Architecture for Cisco Collaboration(Ciscoが推奨するコラボレーション用アーキテクチャ) 12. x オンプレミス導入、設計概要 を参照してください。
この CVD に掲載されている設計上の決定事項は、『 Cisco Collaboration SRND 』の最新版に記載されたフレームワークに沿ったものです。SRND には設計上および導入上のさまざまなオプションが提示されていますが、本資料では、プリファード アーキテクチャ デザインの基本想定に基づいて 1 つの推奨導入が選択されています。想定が異なると、設計上の決定も異なる可能性があり、その場合は SRND に照らして確認する必要があります。独特の要件と高度なカスタマイズを備えた大規模な導入環境では、シスコ アカウント マネージャと連絡を取り、この CVD および SRND の適用範囲を超えるガイドラインを得ることをお勧めします。
本資料は、次のような方法で設計および販売のプロセスをシンプルにします。
- 『 Preferred Architecture for Cisco Collaboration 12. x On-Premises Deployments, Design Overview』にある製品および設計に関する推奨事項に基づく
- 『Cisco Preferred Architecture Design Overview』
- コラボレーション アーキテクチャについて詳しく説明し、ベスト プラクティスを明示し、これらの推奨事項の根拠を示します
この CVD ガイドは次に示す個別のモジュールで編成され、これらが総合的にコラボレーション ソリューションを構成します。
- コール制御 — ダイヤル プラン設計、コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)、Survivable Remote Site Telephony(SRST)、IM and Presence、LDAP ディレクトリ統合、SIP トランク、その他のコール制御機能の概念を示します。また、この章では、企業のコラボレーション向けのプリファード アーキテクチャでコール制御を導入するうえでのベスト プラクティスも紹介します。
- 会議 — 企業のコラボレーション向けのプリファード アーキテクチャで使用可能なさまざまな種類の会議と、会議機能を導入する方法について説明します。
- コラボレーション エッジ — リモート登録サービス、外部通信、および相互運用性を提供する Cisco Collaboration Edge コンポーネントの導入方法を説明します。
- ボイス メッセージング — 企業のコラボレーション向けのプリファード アーキテクチャで使用可能なさまざまなアプリケーションと導入ツールについて紹介し、ユニファイド メッセージングおよび会議スケジュール用の 2 つのコア アプリケーションについて詳しく説明します。
- サイジング — お客様の導入環境の要件に合わせて企業のコラボレーション向けのプリファード アーキテクチャ コンポーネントの規模を決定するための簡単な例を示します。
マニュアルの変更履歴
この CVD ガイドは、予告なしに更新されることがあります。このマニュアルの最新バージョンは、次の URL から入手できます。
この Web サイトを定期的に参照し、お手元のマニュアルの改訂日と Web サイトにあるマニュアルの改訂日とを比較して、内容が更新されていないかどうかを確認してください。
C:表 1 は、このマニュアルの改訂履歴を示しています。
マニュアルの入手方法およびテクニカル サポート
マニュアルの入手、Cisco Bug Search Tool(BST)の使用、サービス要求の送信、追加情報の収集の詳細については、『 What's New in Cisco Product Documentation 』を参照してください。このドキュメントは、 https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/general/whatsnew/whatsnew.html から入手できます。
「 What’s New in Cisco Product Documentation 」に配信登録すると、新しい(または改訂された)シスコ技術情報のリストが RSS フィードとして提供され、リーダー アプリケーションを使ってコンテンツがデスクトップに直接配信されるようにすることができます。RSS フィードは無料のサービスです。
表記法
|
|
引用符を付けない一組の文字。string の前後には引用符を使用しません。引用符を使用すると、その引用符も含めて string とみなされます。 |
|

注 「注釈」です。役立つ情報やこのマニュアルに記載されていない参照資料を紹介しています。

Tip 「問題解決に役立つ情報」です。ヒントには、トラブルシューティングや操作方法ではなく、ワンポイントアドバイスと同様に知っておくと役立つ情報が記述される場合もあります。



ワンポイント アドバイス 「時間の節約に役立つ操作」です。記述されている操作を実行すると時間を節約できます。

警告 安全上の重要な注意事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。Use the statement number provided at the end of each warning to locate its translation in the translated safety warnings that accompanied this device.
これらの注意事項を保存しておいてください

警告 このシンボルを使ったステートメントは、追加情報および規制要件または顧客要件に準拠するためのものです。