AnyConnect Secure Mobility Client リリース 4.6 リリース ノート

このリリース ノートには、Windows、Mac OS X、および Linux プラットフォーム上の AnyConnect Secure Mobility Client に関する情報が記載されています。


(注)  

AnyConnect リリース 4.6.x は 4.xのバグのメンテナンス パスになります。AnyConnect 4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、および 4.5 を使用している場合、将来の不具合修正によるメリットを得るには AnyConnect 4.6.x にアップグレードする必要があります。AnyConnect 4.0.x、4.1.x、4.2.x、4.3.x、4.4.x、および 4.5.x で見つかった不具合は、AnyConnect 4.6.x メンテナンス リリースでのみ修正されます。


最新バージョンの AnyConnect のダウンロード

始める前に

最新バージョンの AnyConnect をダウンロードするには、Cisco.com に登録されたユーザである必要があります。

手順


ステップ 1

次のリンクで Cisco AnyConnect Secure Mobility Client 製品サポート ページにアクセスします。

ステップ 2

Cisco.com にログインします。

ステップ 3

[Download Software] をクリックします。

ステップ 4

[最新リリース(Latest Releases)] フォルダを展開し、 最新リリースをクリックします(まだ選択されていない場合)。

ステップ 5

次のいずれかの方法で AnyConnect パッケージをダウンロードします。

  • 1 つのパッケージをダウンロードする場合は、ダウンロードするパッケージを見つけて [ダウンロード(Download)] をクリックします。

  • 複数のパッケージをダウンロードする場合は、目的のパッケージの横にある [カートに追加(Add to cart)] をクリックし、[ソフトウェアのダウンロード(Download Software)] ページの上部にある [カートのダウンロード(Download cart)] をクリックします。

ステップ 6

メッセージが表示されたら、シスコのライセンス契約書を読んで承認します。

ステップ 7

ダウンロードを保存するローカル ディレクトリを選択し、[保存(Save)] をクリックします。

ステップ 8

Cisco AnyConnect Secure Mobility Client リリース 4.x の管理者ガイドを参照してください。


Web 展開用の AnyConnect パッケージ ファイル名

OS

AnyConnect Web 展開パッケージ名

Windows

anyconnect-win-version-webdeploy-k9.pkg

macOS

anyconnect-macos-version-webdeploy-k9.pkg

Linux(64 ビット)

anyconnect-linux64-version-webdeploy-k9.pkg

事前展開する AnyConnect パッケージ ファイルの名前

OS

AnyConnect 事前展開パッケージ名

Windows

anyconnect-win-version-predeploy-k9.zip

macOS

anyconnect-macos-version-predeploy-k9.dmg

Linux(64 ビット)

anyconnect-linux64-version-predeploy-k9.tar.gz

AnyConnect への機能の追加に役立つその他のファイルもダウンロードできます。

AnyConnect 4.6.04056 の新機能

これはメンテナンス リリースで、次の拡張機能と制限を含み、AnyConnect 4.6.04056に記載されている不具合が修正されています。

AnyConnect 4.6.04054 の新機能

これはメンテナンス リリースで、次の拡張機能と制限を含み、AnyConnect 4.6.04054に記載されている不具合が修正されています。

AnyConnect 4.6.03049 の新機能

これはメンテナンス リリースで、次の拡張機能と制限を含み、AnyConnect 4.6.03049に記載されている不具合が修正されています。

  • AnyConnect リリース 4.6 では、手動ダウンロード オプションが追加され、それがデフォルトとして設定されました。リリース 4.6.03049 では、さらに追加のブラウザが無効になりました。自動 WebLaunch は、Windows Internet Explorer(ActiveX コントロールまたは Java を使用)と Safari 11 以前(Java を使用)でのみサポートされます。

  • MacOS Mojave 10.14 のサポート。ただし、AnyConnect 4.1 または4.2 を使用して macOS 10.14 にアップグレードする場合は、AMP プロファイルを削除して再起動する必要があります。

AnyConnect 4.6.02074 の新機能

これはメンテナンス リリースで、次の拡張機能を含み、AnyConnect 4.6.02074に記載されている不具合が修正されています。

  • MACsec 256 のサポート。詳細については、MACsec 256 との eEdge 統合のサポートを参照してください。

  • 複数の通知が表示される Hyper-V の動作が修正されました。Windows 10(Redstone 3 以降)での Hyper-V の動作変更に対応するために、トンネルオール設定またはスプリット除外設定使用時のトンネル セキュリティ強化が最適化されました。新しいインターフェイス アドレスが検出される際、Hyper-V は複数の再接続を発生させることなく適切に動作します。(CSCvj71152)

AnyConnect 4.6.01103 の新機能

このパッチ リリースにより、この PSIRT アドバイザリに記載されている脆弱性に対処できます。

AnyConnect 4.6.01098 の新機能

これはメンテナンス リリースで、次の拡張機能を含み、AnyConnect 4.6.01098に記載されている不具合が修正されています。

AnyConnect 4.6.00362 の新機能

これはメジャー リリースで、次の機能および拡張機能を含み、AnyConnect 4.6.00362に記載されている不具合が修正されています。

  • 拡張ダイナミック スプリット除外トンネリング(Windows と macOS のみ):トンネルオール トンネリングまたはスプリット除外トンネリングがダイナミック スプリット除外ドメインとダイナミック スプリット包含ドメインの両方で設定されている場合、トラフィックが少なくとも 1 つのダイナミック スプリット除外ドメインに一致しており、どのダイナミック スプリット包含ドメインにも一致していない場合、そのトラフィックは VPN トンネルから動的に除外されます。

  • ダイナミック スプリット包含トンネリング(Windows と macOS のみ):スプリット包含トンネリングがダイナミック スプリット包含ドメインで設定されている場合、トラフィックが少なくとも 1 つのダイナミック スプリット包含ドメインに一致している場合、そのトラフィックは VPN トンネルに動的に包含されます。

  • 拡張ダイナミック スプリット包含トンネリング(Windows と macOS のみ):スプリット包含トンネリングがダイナミック スプリット包含ドメインとダイナミック スプリット除外ドメインの両方で設定されている場合、トラフィックが少なくとも 1 つのダイナミック スプリット包含ドメインに一致しており、どのダイナミック スプリット除外ドメインにも一致していない場合、そのトラフィックは VPN トンネルに動的に包含されます。

  • AnyConnect の WebLaunch:ブラウザのサポート(および Java と ActiveX の要件)にあまりにも大きく依存していた従来の Web 起動に代わり、自動 Web 展開のフローを改善しました。このフローは、クライアントレス ページからの初期ダウンロードおよび開始時に提示されます。


    (注)  

    AnyConnect 4.6 に移行する前に、ASA に Web 展開パッケージ ファイルがある必要があります。


  • macOS 64 ビットのフル サポート。この移行では、AnyConnect 4.6 ISE ポスチャ モジュールは古い OPSWAT V3 準拠モジュールと互換性がありません。

  • ISE ポスチャのアップグレード:

    (注)  

    これらの機能には ISE 2.4 が必要です。


    • 非準拠デバイスの猶予期間:エンドポイントが非準拠になるが、以前のポスチャ ステータスで準拠していた場合は、非準拠になるデバイスに猶予時間を設定できます。猶予期間が終了すると、AnyConnect は再度ポスチャ チェックを行いますが、今回は修復を行いません。チェックの結果に基づいてエンドポイントの状態を判断します。

    • ポスチャの再スキャン:AnyConnect ユーザは、いつでも手動でポスチャを再実行できます。

    • AnyConnect ステルス モード通知:エンド ユーザは、AnyConnect ステルス モードが非準拠の状態にある、ネットワーク アクセスが制限されている、到達不能なサーバがあるなどの場合でも通知メッセージを受け取ることができます。

    • UAC プロンプトの無効化:ポリシー検証中に Windows ユーザ アカウント制御(UAC)ポップアップが表示されるかどうかを指定できます。

特記事項

組み込みブラウザとの SAML 統合が拡張され、これが以前のリリースからのネイティブ(外部)ブラウザ統合に置き換えられました。組み込みブラウザを搭載した新しいバージョンを使用するには、AnyConnect 4.6(またはそれ以降)および ASA 9.7.1.24(またはそれ以降)、9.8.2.28(またはそれ以降)、または 9.9.2.1(またはそれ以降)へのアップグレードが必要です。詳細については、『AnyConnect Secure Mobility Client Administrator Guide, Release 4.6』の「VPN Authentication Using SAML」を参照してください。

AnyConnect HostScan Engine Update 4.6.05003 の新機能

AnyConnect HostScan 4.6.05003 はメンテナンス リリースで、HostScan モジュールに対する更新だけが含まれています。AnyConnect ソフトウェア自体の更新は、このリリースには含まれていません。このリリースで HostScan に関して修正された問題のリストについては、HostScan 4.6.05003を参照してください。

AnyConnect HostScan Engine Update 4.6.04049 の新機能

AnyConnect HostScan 4.6.04049 はメンテナンス リリースで、HostScan モジュールに対する更新だけが含まれています。AnyConnect ソフトウェア自体の更新は、このリリースには含まれていません。このリリースで HostScan に関して修正された問題のリストについては、HostScan 4.6.04049を参照してください。

AnyConnect HostScan Engine Update 4.6.03051 の新機能

AnyConnect HostScan 4.6.03051 はメンテナンス リリースで、HostScan モジュールに対する更新だけが含まれています。AnyConnect ソフトウェア自体の更新は、このリリースには含まれていません。このリリースで HostScan に関して修正された問題のリストについては、HostScan 4.6.03051を参照してください。

システム要件

ここでは、このリリースの管理要件とエンドポイント要件について説明します。各機能のエンドポイント OS サポートおよびライセンス要件については、『AnyConnect Secure Mobility Client Features, Licenses, and OSs』を参照してください。

シスコは、他の VPN サードパーティ クライアントとの互換性を保証できません。

AnyConnect プロファイル エディタの変更点

プロファイル エディタをインストールする前に、Java(バージョン 6 以降)をインストールする必要があります。

AnyConnect の ISE 要件

  • 警告:

    非互換性警告:2.0 以降を実行している Identity Services Engine(ISE)のお客様は、次に進む前にこちらをお読みください。

    ISE RADIUS はリリース 2.0 以降 TLS 1.2 をサポートしてきましたが、CSCvm03681 により追跡される TLS 1.2 を使用した EAP-FAST の ISE 導入に不具合が見つかりました。この不具合は、ISE の 2.4p5 リリースで修正されました。この修正は、ISE のサポートされているリリース用の今後のホット パッチで提供されます。

    上記のリリースより以前の TLS 1.2 をサポートする ISE の EAP-FAST を使用して、NAM 4.7 が認証に使用される場合、認証は失敗し、エンドポイントはネットワークにアクセスできません。

  • ISE 2.0 は、AnyConnect ソフトウェアをエンドポイントに展開し、AnyConnect 4.0 以降の新しい ISE ポスチャ モジュールを使用してそのエンドポイントをポスチャすることができる最小リリースです。

  • ISE 2.0 は AnyConnect リリース 4.0 以降だけを展開できます。AnyConnect の旧リリースは、ASA から Web 展開するか、SMS で事前展開するか、手動で展開する必要があります。

ISE ライセンス要件

ISE ヘッドエンドから AnyConnect を展開し、ISE ポスチャ モジュールを使用するには、ISE 管理ノードに Cisco ISE Apex ライセンスが必要です。ISE ライセンスの詳細については、『Cisco Identity Services Engine Admin Guide』の「Cisco ISE Licenses」の章を参照してください。

AnyConnect の ASA 要件

特定の機能に関する最小 ASA/ASDM リリース要件

  • NVM を使用するには、ASDM 7.5.1 にアップグレードする必要があります。

  • AMP イネーブラを使用するには、ASDM 7.4.2 にアップグレードする必要があります。

  • TLS 1.2 を使用するには、ASA 9.3(2) にアップグレードする必要があります。

  • 次の機能を使用する場合は、ASA 9.2(1) にアップグレードする必要があります。

    • VPN を介した ISE ポスチャ

    • AnyConnect 4.x の ISE 展開

    • ASA での認可変更(CoA)は、このバージョン以降でサポートされています。

  • 次の機能を使用する場合は、ASA 9.0 にアップグレードする必要があります。

    • IPv6 のサポート

    • シスコの次世代暗号化「Suite-B」セキュリティ

    • ダイナミック スプリット トンネリング(カスタム属性)

    • AnyConnect クライアントの遅延アップグレード

  • 次を実行する場合は、ASA 8.4(1) 以降を使用する必要があります。

    • IKEv2 の使用。

    • ASDM による非 VPN クライアント プロファイル (ネットワーク アクセス マネージャ、Web セキュリティ、テレメトリなど)の編集。

    • Cisco IronPort Web セキュリティ アプライアンスでサポートされているサービスの使用。これらのサービスにより、アクセプタブル ユース ポリシーを適用し、すべての HTTP および HTTPS 要求を許可または拒否することによって、安全でないと見なされる Web サイトからエンドポイントを保護できます。

    • ファイアウォール ルールの展開。常時接続 VPN を展開するときは、スプリット トンネリングを有効にして、ローカル印刷デバイスとテザー モバイル デバイスへのネットワークアクセスを制限するファイアウォール ルールを設定する必要がある場合があります。

    • 認定された VPN ユーザを常時接続 VPN 展開から除外するダイナミック アクセス ポリシーまたはグループ ポリシーの設定。

    • AnyConnect セッションが隔離されているときに AnyConnect GUI にメッセージを表示するダイナミック アクセス ポリシーの設定。

  • 4.3x から 4.6.x への HostScan 移行を実行するには、ASDM 7.9.2 以降が必要です。

ASA のメモリ要件


注意    

AnyConnect 4.0 以降を使用するすべての ASA 5500 モデルに推奨される最小フラッシュ メモリは 512 MB です。これにより、ASA で複数のエンドポイント オペレーティング システムをホストし、ロギングとデバッグを有効にすることができます。

ASA 5505 のフラッシュ サイズの制限(最大 128 MB)により、AnyConnect パッケージの一部の置換は、このモデルにロードできません。AnyConnect を正常にロードするには、使用可能なフラッシュに収まるまでパッケージのサイズを小さくする必要があります(OS を減らす、HostScan をなくす、など)。


AnyConnect のインストールまたはアップグレードを続行する前に、使用可能なスペースを確認してください。これを行うには、次のいずれかの方法を使用できます。
  • CLI:show memory コマンドを入力します。

    
    asa3# show memory	
    Free memory:       304701712 bytes (57%)
    Used memory:       232169200 bytes (43%)
    -------------     ----------------
    Total memory:      536870912 bytes (100%)
    
  • ASDM:[Tools] > [File Management] を選択します。[ファイル管理(File Management)] ウィンドウにフラッシュ スペースが表示されます。

ASA にデフォルトの内部フラッシュ メモリ サイズまたはデフォルトの DRAM サイズ(キャッシュ メモリ用)だけがある場合、ASA 上で複数の AnyConnect クライアント パッケージを保存およびロードすると、問題が発生することがあります。フラッシュ メモリにパッケージ ファイルを保持するために十分な容量がある場合でも、クライアント イメージの unzip とロードのときに ASA のキャッシュ メモリが不足する場合があります。ASA のメモリ要件と ASA のメモリ アップグレードの詳細については、Cisco ASA 5500 シリーズの最新のリリース ノートを参照してください。

VPN ポスチャと HostScan の相互運用性

VPN ポスチャ(HostScan)モジュールにより、Cisco AnyConnect Secure Mobility Client は、ホストにインストールされているオペレーティング システム、マルウェア対策ソフトウェア、およびファイアウォール ソフトウェアを識別できます。

VPN ポスチャ(HostScan)モジュールでは、この情報を収集するために HostScan が必要です。HostScan(独自のソフトウェア パッケージとして入手可能)は、新しいオペレーティング システム、マルウェア対策ソフトウェア、およびファイアウォール ソフトウェアの情報で定期的に更新されます。通常、最新バージョンの HostScan(AnyConnect と同じバージョン)を実行することが推奨されます。

AnyConnect 4.6.x は HostScan 4.3.05050 より前の HostScan リリースに互換性がありません。ただし AnyConnect 4.6.x は HostScan 4.3.05050 と下位互換性があり、ASDM では HostScan イメージとして HostScan 4.3.05050(またはより新しい HostScan 4.3.x リリース)を使用する必要があります([設定(Configuration)] > [リモート アクセス VPN(Remote Access VPN)] > [Secure Desktop マネージャ(Secure Desktop Manager)] > [HostScan イメージ(HostScan image)])。

AnyConnect 4.6.x は、HostScan 4.3.05050 から HostScan 4.6.x への移行のサポートに加えて、HostScan 4.6.x と互換性があります。

(注)  

HostScan 4.6 では、ウイルス対策、スパイウェア対策、およびファイアウォールのエンドポイント データ(エンドポイント属性)が変更されました。スパイウェア対策(endpoint.as)とウイルス対策(endpoint.av)はどちらもマルウェア対策(endpoint.am)として分類されます。ファイアウォール(endpoint.pw)はファイアウォール(endpoint.pfw)として分類されます。この設定の詳細については、『AnyConnect HostScan Migration 4.3.x to 4.6.x Guide』を参照してください。


マルウェア対策アプリケーションとファイアウォール アプリケーションのリストは、Cisco.com から入手できます。


(注)  

AnyConnect は、互換性のない HostScan バージョンと使用すると VPN 接続を確立しません。また、HostScan と ISE ポスチャの併用は推奨されません。2 つの異なるポスチャ エージェントを実行すると場合、予期しない結果が発生します。


AnyConnect 4.3 の HostScan 更新の終了に関する事前通知

AnyConnect 4.3 以前の HostScan の更新は、2018 年 12 月 31 日に終了します。HostScan のすべての更新は、AnyConnect 4.4.x 以降および ASDM 7.9.2 以降と互換性のある HostScan 4.6 以降のモジュールによって提供されます。HostScan の移行の詳細については、こちらの移行ガイドを参照してください。

ISE ポスチャ準拠モジュール

ISE ポスチャ準拠モジュールには、ISE ポスチャでサポートされているマルウェア対策とファイアウォールのリストが含まれています。HostScan のリストはベンダー別に編成されていますが、ISE ポスチャのリストは製品タイプ別に編成されています。ヘッドエンド(ISE または ASA)のバージョン番号がエンドポイントのバージョンよりも大きい場合は、OPSWAT が更新されます。これらのアップグレードは必須であり、エンド ユーザの介入なしで自動的に実行されます。

ライブラリ(zip ファイル)内の個別のファイルは、OPSWAT, Inc. によってデジタル署名され、ライブラリ自体はシスコの証明書によって署名されたコードである単一の自己解凍実行可能ファイルとしてパッケージ化されています。詳細については、ISE 準拠モジュールに関するドキュメントを参照してください。

AnyConnect の IOS サポート

シスコでは、セキュア ゲートウェイとして機能する IOS リリース 15.1(2)T への AnyConnect VPN アクセスをサポートしています。 ただし、IOS リリース 15.1(2)T は、現在、次の AnyConnect 機能をサポートしていません。

  • ログイン後の VPN 常時接続

  • 接続障害ポリシー

  • ローカル プリンタおよびテザー デバイスへのアクセスを提供するクライアント ファイアウォール

  • 最適ゲートウェイ選択

  • 検疫

  • AnyConnect プロファイル エディタ

AnyConnect VPN に関する IOS サポートのその他の制限については、『Features Not Supported on the Cisco IOS SSL VPN』を参照してください。

その他の IOS 機能のサポート情報については、http://www.cisco.com/go/fn [英語] を参照してください。

AnyConnect でサポートされているオペレーティング システム

AnyConnect Secure Mobility Client は、次のオペレーティング システムをサポートします。

サポートされているオペレーティング システム VPN クライアント ネットワーク アクセス マネージャ クラウド Web セキュリティ VPN ポスチャ(HostScan) ISE ポスチャ DART カスタマー エクスペリエンスのフィードバック

ネットワーク可視性モジュール

AMP イネーブラ

Umbrella ローミング セキュリティ

Windows 7、8、8.1 と、現在 Microsoft がサポートしているバージョンの Windows 10 x86(32 ビット)および x64(64 ビット)

macOS 10.11、10.12、10.13、10.14

×

Linux Red Hat 6、7、Ubuntu 14.04(LTS)、16.04(LTS)、18.04(LTS)(64 ビットのみ)

× × ×

×

×

AnyConnect の Microsoft Windows サポート

Windows の要件

  • Pentium クラス以上のプロセッサ。

  • 100 MB のハードディスク容量。

  • Microsoft インストーラ バージョン 3.1。

  • 以前の Windows リリースから Windows 8.1 にアップグレードするには、AnyConnect をアンインストールし、Windows のアップグレードが完了した後で再インストールする必要があります。

  • Windows XP からそれ以降の Windows リリースにアップグレードする場合は、アップグレード時に Cisco AnyConnect 仮想アダプタが保存されないため、クリーン インストールが必要です。AnyConnect を手動でアンインストールし、Windows をアップグレードしてから手動で(または WebLaunch を介して)AnyConnect を再インストールしてください。

  • WebLaunch で AnyConnect を起動するには、32 ビット バージョンの Firefox 3.0 以降を使用し、ActiveX を有効にするか Sun JRE 1.4 以降をインストールする必要があります。

  • Windows 8 または 8.1 を使用する場合は ASDM バージョン 7.02 以降が必要です。

Windows の制約事項

  • AnyConnect は、Windows RT ではサポートされません。このオペレーティング システムでは、この機能を実装するための API が提供されません。シスコでは、この問題に関して Microsoft にオープンな要求を行っています。この機能をご希望の場合は、Microsoft に連絡して関心があることを表明してください。

  • 他のサードパーティ製品と Windows 8 には互換性がないため、AnyConnect はワイヤレス ネットワーク経由で VPN 接続を確立できません。以下に、この問題の 2 つの例を示します。

    • Wireshark と共に配布されている WinPcap サービス「Remote Packet Capture Protocol v.0 (experimental)」は、Windows 8 をサポートしていません

      この問題を回避するには、Wireshark をアンインストールするか WinPcap サービスを無効にして、Windows 8 コンピュータを再起動し、AnyConnect 接続を再試行します。

    • Windows 8 をサポートしない古いワイヤレス カードまたはワイヤレス カード ドライバは、AnyConnect が VPN 接続を確立することを妨げます。

      この問題を回避するには、Windows 8 コンピュータが Windows 8 をサポートする最新のワイヤレス ネットワーク カードまたはドライバを備えていることを確認してください。

  • AnyConnect は、Windows 8 に導入されている「Metro デザイン言語」と呼ばれる新しい UI フレームワークと統合されません。ただし、AnyConnect は Windows 8 おいてデスクトップ モードで動作します。

  • HP Protect Tools は、Windows 8.x 上の AnyConnect と連動しません。

  • Windows 2008 はサポートされていません。ただし、この OS に AnyConnect のインストールすることは可能です。また、Windows Server 2008 R2 にはオプションの SysWow64 コンポーネントが必要です。

  • スタンバイをサポートするシステムで Network Access Manager を使用する場合は、デフォルトの Windows 8.x アソシエーション タイマー値(5 秒)を使用することをお勧めします。Windows でのスキャン リストの表示が予想より短い場合は、ドライバがネットワーク スキャンを完了してスキャン リストに入力できるように、アソシエーション タイマーの値を増やしてください。

Windows での注意事項

  • クライアント システム上のドライバが Windows 7 または Windows 8 でサポートされていることを確認してください。サポートされていないドライバは、断続的な接続上の問題を発生させる可能性があります。

  • Network Access Manager については、Microsoft KB 2743127 に記載されているレジストリ修正がクライアント デスクトップに適用されていないかぎり、マシン パスワードを使用するマシン認証が Windows 8 または 10/Server 2012 では機能しません。この修正には、DWORD 値 LsaAllowReturningUnencryptedSecrets を HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Lsa レジストリ キーに追加し、この値を 1 に設定することが含まれます。この変更により、Local Security Authority(LSA)が Cisco Network Access Manager などのクライアントにマシン パスワードを提供できるようになります。これは、Windows 8 または Windows 10/Server 2012 で増やされたデフォルトのセキュリティ設定に関連しています。マシン証明書を使用するマシン認証については、この変更は必要ありません。Windows 8 以前のオペレーティング システムの場合と同様に動作します。


    (注)  

    マシン認証では、ユーザがログインする前にクライアント デスクトップをネットワークに対して認証できます。その間、管理者は、このクライアント マシンに対してスケジュールされた管理タスクを実行できます。RADIUS サーバが特定のクライアントに関してユーザとマシンの両方を認証できる EAP チェーン機能にもマシン認証が必要です。これにより、企業資産が特定され、適切なアクセス ポリシーが適用されます。たとえば、それが個人資産(PC/ラップトップ/タブレット)である場合、企業クレデンシャルが使用されると、エンドポイントはマシン認証に失敗しますが、ユーザ認証は成功し、適切なネットワーク アクセス制限がユーザのネットワーク接続に適用されます。


  • Windows 8 では、[環境設定(Preferences)] > [VPN] > [統計(Statistics)] タブの [統計のエクスポート(Export Stats)] ボタンをクリックすると、ファイルがデスクトップに保存されます。他のバージョンの Windows では、ユーザは、ファイルを保存する場所を尋ねられます。

  • AnyConnect VPN は、WWAN アダプタを介して Windows 7 以降と相互作用する 3G データカードと互換性があります。

AnyConnect の Linux サポート

Linux の要件

  • Snap バージョンの Firefox は、Linux 上の AnyConnect ではサポートされません。Mozilla の Firefox が、Linux 上で公式にサポートされているブラウザです。

  • x86 命令セット。

  • 64 ビット プロセッサ。

  • 32 MB の RAM。

  • 20 MB のハードディスク容量。

  • NVM をサポートするための network-manager および libnm ライブラリへの依存関係。

    インストールにはスーパーユーザ権限が必要です。

  • network-manager。

  • libnm(libnm.so または libnm-glib.so)。

  • libstdc ++ ユーザは libstdc++.so.6(GLIBCXX_3.4) 以上(ただし、バージョン 4 未満)を使用する必要があります。

  • Java 5(1.5)以降。Web インストールで機能する唯一のバージョンは Sun Java です。Sun Java をインストールし、それをデフォルト パッケージの代わりに使用するようにブラウザを設定する必要があります。

  • zlib(SSL deflate 圧縮をサポートするため)。

  • xterm(ASA クライアントレス ポータルから Weblaunch を介して AnyConnect の初期展開を行う場合にのみ必要)。

  • gtk 2.0.0。

  • gdk 2.0.0。

  • libpango 1.0。

  • iptables 1.2.7a 以降。

  • カーネル 2.4.21 または 2.6 で提供される tun モジュール。

AnyConnect の macOS サポート

macOS の要件

  • AnyConnect には、50 MB のハードディスク容量が必要です。

  • macOS で正しく動作させるには、AnyConnect の最小ディスプレイの解像度を 1024 x 640 ピクセルに設定する必要があります。

macOS での注意事項

  • macOS 用の AnyConnect 4.6 および 4.7 のカーネル拡張機能が認証されました。さらに、4.7 MR3 以降のすべてのバージョンの macOS 用 AnyConnect には、認証され、ステープルされたカーネル拡張機能(オフライン認証用)があります。

  • macOS 10.8 では、システムで動作できるアプリケーションを制限するゲートキーパーという新機能が導入されています。次からダウンロードされたアプリケーションを許可するか選択できます。
    • macOS App Store

    • macOS App Store and identified developers

    • Anywhere

    デフォルト設定は macOS App Store and identified developers(署名付きアプリケーション)です。AnyConnect は署名付きアプリケーションですが、Apple 証明書では署名されていません。つまり、Anywhere 設定を選択するか、コントロール クリックを使用して選択された設定をバイパスし、AnyConnect を事前展開インストールからインストールして、実行する必要があります。Web 展開する、またはすでに AnyConnect をインストールしたユーザには影響ありません。詳細については、Apple のマニュアルを参照してください。


    (注)  

    Web 起動または OS アップグレード(10.7 から 10.8 など)は予期どおりにインストールされます。Gatekeeper の結果として追加の設定が必要になるのは事前展開インストールだけです。


AnyConnect のライセンス

最新のエンド ユーザ ライセンス契約については、AnyConnect Secure Mobility Client リリース 4.x のシスコ エンド ユーザ ライセンス契約を参照してください。

オープン ソース ライセンス通知については、『Open Source Software Used in AnyConnect Secure Mobility Client』を参照してください。

ISE ヘッドエンドから AnyConnect を展開し、ISE ポスチャ モジュールを使用するには、ISE 管理ノードに Cisco ISE Apex ライセンスが必要です。ISE ライセンスの詳細については、『Cisco Identity Services Engine』の「Cisco ISE Licenses」の章を参照してください。

ASA ヘッドエンドから AnyConnect を展開し、VPN および VPN ポスチャ(HostScan)モジュールを使用するには、AnyConnect 4.X Plus または Apex ライセンスが必要です。トライアル ライセンスを使用できます。『Cisco AnyConnect Ordering Guide』を参照してください。

AnyConnect 4.X Plus および Apex ライセンスの概要とその機能が使用するライセンスの説明については、『AnyConnect Secure Mobility Client Features, Licenses, and OSs』を参照してください。

AnyConnect のインストールの概要

AnyConnect の展開は、AnyConnect クライアントと関連ファイルのインストール、設定、アップグレードを意味します。Cisco AnyConnect Secure Mobility Client は、次の方法によってリモート ユーザに展開できます。

  • 事前展開:新規インストールとアップグレードは、エンド ユーザによって、または社内のソフトウェア管理システム(SMS)を使用して実行されます。

  • Web 展開:AnyConnect パッケージは、ヘッドエンド(ASA または ISE サーバ)にロードされます。ユーザが ASA または ISE に接続すると、AnyConnect がクライアントに展開されます。

    • 新規インストールの場合、ユーザはヘッドエンドに接続して AnyConnect クライアントをダウンロードします。クライアントは、手動でインストールするか、または自動(Web 起動)でインストールされます。

    • アップデートは、AnyConnect がすでにインストールされているシステムで AnyConnect を実行することにより、またはユーザを ASA クライアントレス ポータルに誘導することによって行われます。

  • クラウド更新:Umbrella ローミング セキュリティ モジュールの展開後に、上記およびクラウド更新のいずれかの方法を使用して AnyConnect モジュールを更新できます。クラウド更新では、ソフトウェア アップグレードは Umbrella クラウド インフラストラクチャから自動的に得られます。更新トラックは管理者のアクションではなくこれによって決まります。デフォルトでは、クラウド更新からの自動更新は無効です。

AnyConnect を展開する場合に、追加機能を含めるオプションのモジュール、および VPN やその他の機能を設定するクライアント プロファイルを含めることができます。次の点を考慮してください。

  • すべての AnyConnect モジュールおよびプロファイルを事前展開できます。事前展開時には、モジュールのインストール手順やその他の詳細に特に注意する必要があります。

  • VPN ポスチャ モジュールによって使用されるカスタマー エクスペリエンス フィードバック モジュールと Hostscan パッケージは、ISE から Web 展開できません。

  • ISE ポスチャ モジュールによって使用されるコンプライアンス モジュールは、ASA から Web 展開できません。


(注)  

新しい AnyConnect パッケージにアップグレードする場合は、必ずローカリゼーション MST ファイルを CCO の最新リリースで更新してください。


64 ビット Windows で Web ベースのインストールに失敗する場合がある

この問題は、Windows 7 および 8 上の Internet Explorer バージョン 10 および 11 に適用されます。

Windows レジストリ エントリ HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main\TabProcGrowth が 0 に設定されている場合、AnyConnect の Web 展開時に Active X に問題が発生します。

詳細については、http://support.microsoft.com/kb/2716529 を参照してください。

解決策は次のとおりです。

  • 32 ビット バージョンの Internet Explorer を実行します。

  • レジストリ エントリを 0 以外の値に編集するか、レジストリからその値を削除します。


(注)  

Windows 8 では、Windows のスタート画面から Internet Explorer を起動すると 64 ビット バージョンが実行されます。デスクトップから起動すると 32 ビット バージョンが実行されます。


AnyConnect のサポート ポリシー

シスコでは、最新の 4.x リリースに基づいてのみ修正と拡張機能を提供しています。TAC サポートは、AnyConnect 4.x のリリース バージョンを実行するアクティブな AnyConnect 4.x の契約期間を持つすべてのユーザが利用できます。古いソフトウェア バージョンで問題が発生した場合は、現在のメンテナンス リリースで問題を解決できるかどうかの確認を求められることがあります。

Software Center へのアクセスは、最新の修正が適用された AnyConnect 4.x バージョンに制限されます。展開する予定のバージョンが将来もダウンロードできることを保証できないため、展開用にすべてのイメージをダウンロードすることをお勧めします。

注意事項と制約事項

DHE の非互換性

AnyConnect リリース 4.6 で導入された DHE 暗号サポートにより、ASA 9.2 より前の ASA バージョンで非互換性の問題が発生します。9.2 より前の ASA リリースで DHE 暗号を使用している場合、これらの ASA バージョンで DHE 暗号を無効にする必要があります。

MACsec 256 との eEdge 統合のサポート

Media Access Control Security(MACsec)規格は 2 台の MACsec 対応デバイス間のパケットの認証と暗号化の IEEE 802.1AE 規格です。AnyConnect ネットワーク アクセス マネージャは、エンタープライズ エッジ(eEdge)統合により、特定の IOS バージョンで MACsec 256 をサポートするようになりました。

MACsec との eEdge 統合の制約事項

  • AnyConnect ネットワーク アクセス マネージャのプロファイル エディタで MACsec 256 を有効にして、スイッチ側の MACsec 256 の設定と一致させる必要があります。MACsec 256 暗号化規格を有効にすることによって、MACsec Key Agreement(MKA)を使用した802.1AE 暗号化は、MACsec 対応デバイスとホスト デバイス間の暗号化用にダウンリンク ポートでサポートされています。

  • MACsec 規格は、シングル ホスト モードとマルチ ホスト モードでのみサポートされ、マルチ認証モードではサポートされません。

  • Windows 7、Windows 8 と、現在 Microsoft がサポートしているバージョンの Windows 10 x86(32 ビット)および x64(64 ビット)でのみサポートされます。

eEdge 統合の詳細と Cisco IOS 用の設定方法については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/ios-xml/ios/ibns/configuration/xe-3e/ibns-xe-3e-book/ibns-macsec.pdfを参照してください。

MACsec 256 用のネットワーク アクセス マネージャのプロファイル エディタの設定

プロファイル エディタのネットワーク アクセス マネージャで、[ネットワーク(Networks)] を選択します。[ネットワーク(Networks)] ウィンドウの [セキュリティ レベル(Security Level)] エリアで、[MKA]、[AES GCM 256] の順に選択します。

Firefox 58 上の証明書ストア データベース(NSS ライブラリ更新)にともなう変更点

(18.04 より前のバージョンの RedHat および Ubuntu を使用しているユーザにのみ影響)Firefox 58 以降、NSS 証明書ストア DB 形式が変更されたため、AnyConnect をこの変更に適合させ、オペレーティング システムのアップグレードを不要にするために、環境変数を変更する必要があります。新しい SQL DB 形式を使用するための回避策として NSS_DEFAULT_DB_TYPE="sql" を設定してください。NSS がバージョン 3.35 以降に更新されると、この環境変数は不要になり、デフォルトで SQL DB が使用されます。

ネットワーク アクセス マネージャおよびグループ ポリシーとの競合

有線またはワイヤレス ネットワーク設定や特定の SSID が Windows グループ ポリシーからプッシュされた場合、それらはネットワーク アクセス マネージャの適切な動作と競合する可能性があります。ネットワーク アクセス マネージャがインストールされている場合、ワイヤレス設定のグループ ポリシーはサポートされません。

Windows 10 バージョン 1703 でネットワーク アクセス マネージャに非表示ネットワーク スキャン リストがない(CSCvg04014)

Windows 10 バージョン 1703 では、WLAN の動作が変更されたため、ネットワーク アクセス マネージャがワイヤレス ネットワーク SSID をスキャンするときに中断が発生していました。Microsoft が調査中の Windows コードのバグのために、ネットワーク アクセス マネージャの非表示ネットワークへのアクセスの試みが影響を受けます。最適なユーザ エクスペリエンスを提供するために、ネットワーク アクセス マネージャのインストール時に 2 つのレジストリキーを設定し、アンインストール時にそれらを削除することによって、Microsoft の新機能を無効化しています。

AnyConnect の macOS 10.13(High Sierra)互換性

macOS 10.13(High Sierra)に関する AnyConnect の推奨バージョンは、AnyConnect 4.5.02XXX 以降です。

AnyConnect 4.5.02XXX 以降では、macOS の [システム環境設定(Preferences)] > [セキュリティとプライバシー(Security & Privacy)] ペインで AnyConnect ソフトウェア拡張機能を有効にすることにより、AnyConnect の全機能を活用するために必要な手順をガイドする追加機能および警告が提供されます。ソフトウェア拡張機能を手動で有効にする必要があることが、macOS 10.13(High Sierra)の新しいオペレーティング システム要件です。さらに、ユーザのシステムを macOS 10.13 以降にアップグレードする前に AnyConnect を 4.5.02XXX 以降にアップグレードすると、AnyConnect ソフトウェア拡張機能は自動的に有効になります。

ユーザのシステムが macOS 10.13 以降である場合、4.5.02XXX より前のバージョンの AnyConnect を使用しているときは、macOS の [システム環境設定(Preferences)] > [セキュリティとプライバシー(Security & Privacy)] ペインで AnyConnect ソフトウェア拡張機能を有効にする必要があります。AnyConnect 4.4.04030 および 4.5.01044 は macOS 10.13 以降で動作することがテストされていますが、それらのユーザには AnyConnect 4.5.02XXX で提供される追加機能および警告ガイダンスがありません。4.5.02xxx より前のバージョンの AnyConnectの拡張機能を有効にした後は、手動で再起動する必要がある場合があります。

macOS システム管理者は User Approved Kernel Extension Loading を無効にする追加機能を利用できる場合があります(https://support.apple.com/ja-jp/HT208019 を参照)。これは現在サポートされているバージョンの AnyConnect で有効です。

電源イベントまたはネットワークの中断が発生したときのポスチャへの影響

ネットワークの変更または電源イベントが発生した場合、中断されたポスチャ プロセスは正常に完了しません。ネットワークまたは電力の変更により、AnyConnect ダウンローダ エラーが発生します。ユーザがこれを確認しないと、プロセスを続行できません。

ネットワーク アクセス マネージャが WWAN/3G/4G に自動的にフォールバックしない

WWAN/3G/4G へのすべての接続は、ユーザによって手動でトリガーされる必要があります。有線またはワイヤレス接続を利用できない場合、ネットワーク アクセス マネージャは、これらのネットワークに自動的に接続しません。

NAM、DART、ISE ポスチャ、またはポスチャの Web 展開が署名/ファイル整合性検証エラーで失敗する

この「timestamp signature and/or certificate could not be verified or is malformed」というエラーは、Windows でのみ、ASA または ISE からの AnyConnect 4.4MR2 以降 の Web 展開時に発生します。MSI ファイルとして展開される NAM、DART、ISE ポスチャ、およびポスチャ モジュールだけが影響を受けます。SHA-2 タイムスタンプ証明書サービスを使用することから、タイムスタンプ証明書チェーンを正しく検証するために、最新の信頼できるルート証明書が必要です。事前展開や、ルート証明書を自動的に更新するように設定された標準の Windows システムでは、この問題は発生しません。ただし、自動ルート証明書更新設定が無効になっている(デフォルトではない)場合は、https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn265983(v=ws.11).aspx を参照するか、シスコが使用するタイムスタンプ ルート証明書を手動でインストールしてください。署名ツールを使用して、Microsoft 提供の Windows SDK から
signtool.exe verify /v /all/debug/pa<file to verify> 
コマンドを実行することにより、問題が AnyConnect の外部にあるかどうかを確認することもできます。

認証時の macOS キーチェーン プロンプト

macOS では、VPN 接続の開始後にキーチェーン認証プロンプトが表示される場合があります。このプロンプトは、セキュア ゲートウェイからのクライアント証明書要求後に、クライアント証明書の秘密キーへのアクセスが必要な場合にのみ表示されます。トンネル グループに証明書認証が設定されていなくても、ASA で証明書マッピングが 設定されている可能性があります。その場合、クライアント証明書の秘密キーのアクセス制御設定が [アクセスを許可する前に確認する(Confirm Before Allowing Access)] に設定されているとキーチェーン プロンプトが表示されます。

ログイン キーチェーンからクライアント証明書への AnyConnect アクセスを厳密に制限するように AnyConnect VPN プロファイルを設定します(ASDM プロファイル エディタで、[プリファレンス(Part 1)(Preferences (Part 1))] > [証明書ストア(Certificate Store)] > [macOS] の [ログイン(Login)] を選択)。キーチェーン認証プロンプトを停止するには、次のいずれかの操作を行います。

  • 既知のシステム キーチェーン証明書を除外するようにクライアント プロファイルの証明書一致基準を設定します。

  • AnyConnect へのアクセスを許可するようにシステム キーチェーン内のクライアント証明書の秘密キーのアクセス制御設定を設定します。

Umbrella ローミング セキュリティ プラグインの変更

OrgInfo.json ファイルを取得するためのダッシュボードは、現在、https://dashboard.umbrella.com です。そこから [アイデンティティ(Identity)] > [ローミング コンピュータ(Roaming Computers)] に移動し、左上にある [+](追加アイコン)をクリックして、[AnyConnect Umbrella ローミング セキュリティ モジュール(AnyConnect Umbrella Roaming Security Module)] セクションから [モジュール プロファイル(Module Profile)] をクリックします。

ネットワーク アクセス マネージャがインストールされていると Microsoft が誤って Windows 10 の更新をブロックする

Microsoft は、ネットワーク アクセス マネージャがインストールされているときに以前のバージョンの Windows への更新をブロックすることを意図していましたが、Windows 10 および Creators Edition(RS2)も誤ってブロックされていました。このエラー(Microsoft Sysdev 11911272)のために、Creators Editor(RS2)にアップグレードには、まずネットワーク アクセス マネージャ モジュールをアンインストールする必要があります。アップグレード後にモジュールを再インストールできます。このエラーに関する Microsoft の修正は、2017 年 6 月に予定されています。

Windows 10 Defender の誤検出:Cisco AnyConnect アダプタに関する問題

Windows 10 Creator Update (April 2017) にアップグレードすると、AnyConnect アダプタに問題があることを示す Windows Defender メッセージが表示される場合があります。Windows Defender により、[デバイスのパフォーマンスと正常性(Device Performance and Health)] セクションでアダプタを有効にするように指示されます。実際には、使用していないときはアダプタを無効にしてください(手動で操作しないでください)。この誤検知エラーは、Sysdev 番号 11295710 で Microsoft にレポートされています。

AnyConnect 4.4MR1 以降および 4.3MR5 は、Windows 10 Creators Edition(RS2)と互換性があります。

AnyConnect の Microsoft Windows 10 との互換性

AnyConnect 4.1MR4(4.1.04011)以降は、Windows 10 の公式リリースと互換性があります。Technical Assistance Center(TAC)のサポートは 2015 年 7 月 29 日から開始されています。

最良の結果を得るために、Windows 7/8/8.1 からのアップグレードではなく Windows 10 システムへの AnyConnect のクリーン インストールをお勧めします。AnyConnect がプレインストールされた Windows 7/8/8.1 からアップグレードする場合は、オペレーティング システムをアップグレードする前に、必ず、まず AnyConnect をアップグレードしてください。Windows 10 にアップグレードする前に、ネットワーク アクセス マネージャ モジュールをアンインストールする必要があります。システムのアップグレードが完了したら、ネットワーク アクセス マネージャをシステムに再インストールできます。また、Windows 10 へのアップグレード後に、AnyConnect を完全にアンインストールし、サポートされているいずれかのバージョンを再インストールすることもできます。

Connected Standby に関する Win32 制限

AnyConnect は Win32(Windows ストアではない)アプリケーションなので、権限に関する Microsoft の制限があります。これにより、AnyConnect では、Windows 8 以降の Connected Standby(一時停止イベントと再開イベント)ステータスにアクセスできません。

新しいスプリット包含トンネルの動作(CSCum90946)

以前は、スプリット包含ネットワークがローカル サブネットのスーパーネットである場合、ローカル サブネットと完全に一致するスプリット包含ネットワークが設定されていないかぎり、ローカル サブネット トラフィックはトンネリングされませんでした。CSCum90946 の解決により、スプリット包含ネットワークがローカル サブネットのスーパーネットである場合、アクセス リスト(ACE/ACL)でスプリット除外(deny 0.0.0.0/32 or ::/128)も設定されていないかぎり、ローカル サブネット トラフィックはトンネリングされます。

AnyConnect リリース 4.2 MR 1 で導入されたこの動作については、スーパーネットがスプリット包含で設定されており、かつ、目的の動作が LocalLan アクセスの許可である場合、次の設定が必要です。

  • アクセス リスト(ACE/ACL)には、スーパーネットに関する許可アクションと、0.0.0.0/32 または ::/128 に関する拒否アクションの両方を含める必要があります。

  • AnyConnect プロファイル(プロファイル エディタの [プリファレンス(Part 1)(Preferences (Part 1))] メニュー)で [ローカル LAN アクセス(Local LAN Access)] を有効にします(ユーザ制御可能にするオプションもあります)。

Microsoft の SHA-1 サポートの廃止

SHA-1 証明書または SHA-1 中間証明書付き証明書を持つセキュア ゲートウェイは、2017 年 2 月 14 日以降、Windows Internet Explorer 11/Edge ブラウザまたは Windows AnyConnect エンドポイントによって有効と見なされなくなる可能性があります。2017 年 2 月 14 日以降、Windows エンドポイントは、SHA-1 証明書または中間証明書を持つセキュア ゲートウェイを信頼できると見なさなくなる可能性があります。セキュア ゲートウェイに SHA-1 アイデンティティ証明書を持たせないことと、中間証明書を SHA-1 ではないものにすることを強くお勧めします。

Microsoft は、当初のレコードの計画とタイミングを変更しました。Microsoft は環境が 2017 年 2 月の変更によって影響を受けるかどうかをテストする方法の詳細を公開しました。シスコでは、SHA-1 セキュア ゲートウェイまたは中間証明書を使用しているか古いバージョンの AnyConnect を実行している場合に AnyConnect の正常な動作を保証できません。

利用可能な修正をすべて確実に適用するために、AnyConnect の現在のメンテナンス リリースで常に最新の状態に保つことをお勧めします。AnyConnect 4.x 以降の最新バージョンは、アクティブな AnyConnect Plus、Apex、および VPN Only の契約期間がある場合に Cisco.com Software Center で入手できます。AnyConnect バージョン 3.x はすでに積極的なメンテナンスが行われなくなっているため、どの展開にも使用しないでください。


(注)  

シスコでは、Microsoft が SHA-1 の廃止を進めても、AnyConnect 4.3 および 4.4 以降のリリースは正常に動作しつづけることを確認しました。Microsoft ではあらゆる状況において Windows 全体で SHA1 の信用を廃止する長期的な計画を持っていますが、Microsoft の現在のアドバイザリでは、これに関する詳細やタイミングは提供されていません。その廃止の正確な日付によっては、いつでも AnyConnect の古いバージョンの多くが動作しなくなる可能性があります。詳細については、Microsoft のアドバイザリを参照してください。


認証に SHA512 証明書を使用した場合に認証に失敗する

(Windows 7、8、および 8.1 ユーザの場合)クライアントが認証に SHA512 証明書を使用すると、証明書が使用されていることがクライアント ログに記録されていても認証は失敗します。ASA ログには、AnyConnect によって証明書が送信されていないことが正しく示されます。これらのバージョンの Windows では、TLS 1.2 で SHA512 証明書のサポートを有効にする必要があります。これはデフォルトではサポートされていません。これらの SHA512 証明書のサポートの有効化については https://support.microsoft.com/en-us/kb/2973337 を参照してください。

RC4 TLS 暗号スイートのサポートの終了

セキュリティ ポリシーの強化により、RC4 TLS 暗号スイートは AnyConnect リリース 4.2.01035 以降ではサポートされません。

OpenSSL 暗号スイートの変更

OpenSSL 規格開発チームがいくつかの暗号スイートをセキュリティ侵害を受けたものとしてマークしたため、それらは AnyConnect 3.1.05187 以降ではサポートされなくなりました。サポートされない暗号スイートには DES-CBC-SHA、RC4-SHA、および RC4-MD5 が含まれます。

同様に、シスコの暗号ツールキットでは RC4 暗号がサポートされなくなりました。そのため、それらのシスコのサポートは、リリース 3.1.13011 および 4.2.01035 以降では中止されています。

ISE ポスチャでのログ トレースの使用

新規インストールが完了すると、予期どおりの動作として、ISE ポスチャ ログ トレース メッセージが表示されます。ただし、ISE ポスチャ プロファイル エディタを開いて [エージェント ログ トレース ファイルの有効化(Enable Agent Log Trace file)] を 0(無効)に変更する場合は、予期どおりの結果を得るために AnyConnect サービスを再起動する必要があります。

macOS での ISE ポスチャとの相互運用性

macOS 10.9 以降を使用しており、ISE ポスチャを使用する場合は、問題を回避するために次の作業を行う必要があります。

  • ポスチャ アセスメント時に「ポリシー サーバへの接続の失敗」というエラーが発生することを回避するには、証明書の検証を無効にします。
  • キャプティブ ポータル アプリケーションを無効にします。無効にしない場合は、検出プローブがブロックされ、アプリケーションはポスチャ前の ACL 状態のままになります。

macOS 上の Firefox 証明書ストアはサポートされない

macOS 上の Firefox 証明書ストアは、任意のユーザがストアの内容を変更することを許可するアクセス権を使用して保存されます。これにより、未認可のユーザまたはプロセスが不正な CA を信頼されたルート ストアに追加することが可能になります。AnyConnect は、サーバ検証またはクライアント証明書に Firefox ストアを使用しなくなりました。

必要に応じて、AnyConnect 証明書を Firefox の証明書ストアからエクスポートする方法とそれらを macOS キーチェーンにインポートする方法をユーザに指示してください。次の手順は、AnyConnect ユーザへの指示の一例です。

  1. Firefox の [オプション(Preferences)] > [プライバシーとセキュリティ(Privacy & Security)] > [詳細設定(Advanced)] の [証明書(Certificates)] タブに移動し、[証明書を表示(View Certificates)] をクリックします。

  2. AnyConnect に使用する証明書を選択し、[エクスポート(Export)] をクリックします。

    AnyConnect 証明書は、多くの場合、[認証局証明書(Authorities)] カテゴリにあります。目的の証明書は別のカテゴリ([あなたの証明書(Your Certificates)] または [サーバ証明書(Servers)])に含まれている可能性があるため、証明書管理者に確認してください。

  3. 証明書を保存する場所(デスクトップ上のフォルダなど)を選択します。

  4. [ファイルの種類(Format)] プルダウン メニューで、[X.509 証明書(DER)(X.509 Certificate (DER))] を選択します。必要に応じて、証明書名に .der 拡張子を追加します。


    (注)  

    複数の AnyConnect 証明書または秘密キー(あるいはその両方)が使用される場合や必要な場合は、証明書ごとに上記のプロセスを繰り返してください。


  5. KeyChain を起動します。[ファイル(File)] > [アイテムのインポート...(Import Items…)] に移動し、Firefox からエクスポートした証明書を選択します。

    [宛先キーチェーン:(Destination Keychain:)] で目的のキーチェーンを選択します。この例で使用されているログイン キーチェーンは、ユーザの会社で使用されているものと異なる場合があります。証明書をインポートする必要があるキーチェーンについては、証明書管理者に問い合わせてください。

  6. [宛先キーチェーン:(Destination Keychain:)] で目的のキーチェーンを選択します。この例で使用されているログイン キーチェーンは、ユーザの会社で使用されているものと異なる場合があります。証明書をインポートする必要があるキーチェーンについては、証明書管理者に問い合わせてください。



  7. AnyConnect に使用される(または必要な)追加の証明書について、上記の手順を繰り返します。

依存関係(libpangox)の欠如により AnyConnect UI が起動しない

多くの新しい Linux ディストリビューションで、AnyConnect UI が次のエラーにより起動しない可能性があります。
error while loading shared libraries: libpangox-1.0.so.0: cannot open shared
object file: No such file or directory
この欠如しているライブラリは、廃止されており、使用できなくなっています。これは、AnyConnect だけでなく他のアプリケーションにも影響を与えます。

Pango は、他者によって構築された、オンラインで入手可能な互換ライブラリのソース コードをリリースしています。この問題を解決するには、pangox-compat-0.0.2-2.el7.x86_64.rpm パッケージまたは pangox-compat-0.0.2-3.fc20.x86_64.rpm パッケージを入手してインストールします。

SSLv3 が HostScan の機能を妨げる

(CSCue04930)ASDM で SSLv3 オプションの [SSLv3 のみ(SSLv3 only)] または [SSL V3をネゴシエート(Negotiate SSL V3)] が選択されている([設定(Configuration)] > [リモート アクセス VPN(Remote Access VPN)] > [詳細設定(Advanced)] > [SSL 設定(SSL Settings)] > [セキュリティ アプライアンスがサーバとしてネゴシエートするための SSL バージョン(The SSL version for the security appliance to negotiate as a server)])場合、HostScan は機能しません。管理者に警告するために、ASDM に警告メッセージが表示されます。

Safari を使用する場合の WebLaunch の問題

Safari を使用すると WebLaunch で問題が発生します。OS X 10.9(Mavericks)に付属しているバージョンの Safari のデフォルト セキュリティ設定では、AnyConnect Weblaunch は機能しません。WebLaunch が機能するように Safari を設定するには、次のように ASA の URL を「安全でないモード」に編集します。

Safari 9 以前

  1. Safari の [環境設定(Preferences)] を開きます。

  2. [セキュリティ(Security)] 設定を選択します。

  3. [Web サイト設定を管理...(Manage Website Settings...) ] ボタンをクリックします。

  4. 左側のオプション リストから [Java] を選択します。

  5. 接続を試みる Web サイト「Hostname_or_IP_address」のオプションを [開かない(Block)] から [常に許可(Allow Always)] に変更します。

  6. [完了(Done)] をクリックします。

Safari 10 以降

  1. Safari の [環境設定(Preferences)] を開きます。

  2. [セキュリティ(Security)] 設定を選択します。

  3. [インターネット プラグイン:(Internet plug-ins:)] オプションの [プラグインを許可(allow plug-ins)] をオンにします。

  4. [プラグイン設定(Plug-ins Settings)] ボタンを選択します。

  5. 左側のオプション リストから [Java] を選択します。

  6. 接続を試みる「Hostname_or_IP_address」を強調表示します。

  7. Alt キー(または Option キー)を押したままドロップダウン メニューをクリックします。[オン(On)] がオンになっていることと [安全なモードで実行(Run in Safe Mode)] がオフになっていることを確認します。

  8. [完了(Done)] をクリックします。

Active X のアップグレードで WebLaunch が無効になることがある

ActiveX コントロールに必要な変更を加えないかぎり、WebLaunch による AnyConnect ソフトウェアの自動アップグレードは、限定的なユーザ アカウントで機能します。

場合によっては、このコントロールが、セキュリティの修正または新しい機能の追加によって変更されます。

限定的なユーザ アカウントからコントロールを起動するときにコントロールのアップグレードが必要な場合、管理者は、AnyConnect プレインストーラ、SMS、GPO、またはその他の管理展開方法を使用してコントロールを展開する必要があります。

Java 7 の問題

AnyConnect Secure Mobility Client、Hostscan、CSD、およびクライアントレス SSL VPN(WebVPN)は、Java 7 によって問題が発生する可能性があります。この問題と回避策については、トラブルシューティング テクニカルノートの『Java 7 Issues with AnyConnect, CSD/Hostscan, and WebVPN - Troubleshooting Guide』([セキュリティ(Security)] > [Cisco Hostscan] にあるシスコのドキュメント)を参照してください。

トンネルオール ネットワークが設定されていると暗黙の DHCP フィルタが適用される

トンネルオール ネットワークが設定されている場合に暗号化されていないローカル DHCP トラフィック フローを可能にするために、AnyConnect は、AnyConnect クライアントが接続したときに ローカル DHCP サーバへの特定のルートを追加します。また、このルートでのデータ漏えいを防ぐため、AnyConnect はホスト マシンの LAN アダプタに暗黙的なフィルタを適用し、DHCP トラフィックを除く、そのルートのすべてのトラフィックをブロックします。

テザー デバイスを介した AnyConnect VPN

シスコでは、Bluetooth または USB テザリングの Apple iPhoneを介した AnyConnect VPN クライアントのみを認定しています。他のテザー デバイスによって提供されるネットワーク接続は、展開前に AnyConnect VPN クライアントで確認する必要があります。

AnyConnect のスマート カード サポート

AnyConnect は、次の環境でスマートカードにより提供されるクレデンシャルに対応します。

  • Windows 7、Windows 8、Windows 10 上の Microsoft CAPI 1.0 および CAPI 2.0。

  • macOS 上のキーチェーンと macOS 10.12 以降上の CryptoTokenKit。


    (注)  

    AnyConnect は、Linux または PKCS #11 デバイスではスマート カードをサポートしていません。


AnyConnect の仮想テスト環境

シスコは、次の仮想マシン環境を使用して AnyConnect クライアント テストの一部を実行します。

  • VMWare ESXi Hypervisor(vSphere)4.0.1 以降

  • VMWare Fusion 2.x、3.x、および 4.x

仮想環境での AnyConnect の実行はサポートしませんが、シスコがテストする VMWare 環境では AnyConnect は適切に機能すると予測されます。

仮想環境で AnyConnect の問題が発生した場合は、報告してください。シスコが解決に向けて最善を尽くします。

Windows 8 および 10 の常時接続

DAP とグループ ポリシーの常時接続無効化のヘッド エンド設定は、再起動すると AnyConnect によって適用されなくなります。クライアントが VPN プロファイルで常時接続を有効化しており、DAP またはグループ ポリシーの常時接続無効化設定を受け取った場合、次回のシステム再起動後に常時接続無効化は維持されません。

ただし、ApplyLastVPNLocalResourceRules の常時接続プロファイル設定に関連するヘッド エンド設定(除外ネットワーク、グループポリシーで設定されたクライアント パブリック ファイアウォール ルールなど)は、再起動後も引き続き適用されます。この関連機能を使用すると、常時接続が有効になっており、フェール クローズ ポリシーが適用されたローカル LAN アクセスが、VPN 接続に失敗した後も機能を維持できるようになります。

AnyConnect パスワードの UTF-8 文字サポート

ASA 8.4(1) 以降で使用される AnyConnect 3.0 以降で、RADIUS/MSCHAP および LDAP プロトコルを使用して送信されるパスワードの UTF-8 文字がサポートされます。

自動更新を無効にするとバージョンの競合によって接続が妨げられる場合がある

AnyConnect を実行するクライアントの自動更新が無効になっている場合、ASA に同じバージョンまたはそれ以前のバージョンの AnyConnect がインストールされていないと、クライアントは VPN に接続できません。

この問題を回避するには、ASA で同じバージョンまたはそれ以前のバージョンの AnyConnect パッケージを設定するか、自動更新を有効にしてクライアントを新しいバージョンにアップグレードします。

ネットワーク アクセス マネージャと他の接続マネージャの間の相互運用性

ネットワーク アクセス マネージャが動作している場合、ネットワーク アダプタが排他的に制御され、他のソフトウェア接続マネージャ(Windows のネイティブ接続マネージャを含む)による接続確立の試みがブロックされます。そのため、AnyConnect ユーザにエンドポイント コンピュータ上の他の接続マネージャ(iPassConnect Mobility Manager など)を使用させる場合は、ネットワーク アクセス マネージャ GUI のクライアント無効化オプションを使用するか、ネットワーク アクセス マネージャ サービスを停止することによって、ネットワーク アクセス マネージャを無効にする必要があります。

ネットワーク アクセス マネージャと互換性のないネットワーク インターフェイス カード ドライバ

Intel ワイヤレス ネットワーク インターフェイス カード ドライバ バージョン 12.4.4.5 は、ネットワーク アクセス マネージャと互換性がありません。このドライバがネットワーク アクセス マネージャと同じエンドポイントにインストールされている場合、一貫性のないネットワーク接続や Windows オペレーティング システムの突然のシャットダウンが発生する可能性があります。

SHA 2 証明書検証エラーの回避(CSCtn59317)

AnyConnect クライアントは、IPsec/IKEv2 VPN 接続の IKEv2 認証フェーズ中に必要とされるデータのハッシングおよび署名を Windows Cryptographic Service Provider(CSP)に依存しています。CSP が SHA 2 アルゴリズムをサポートしていておらず、ASA が疑似乱数関数(PRF)SHA256、SHA384、SHA512 用に設定されていて、接続プロファイル(tunnel-group)が証明書用、または証明書と AAA 認証用に設定されている場合、証明書認証は失敗します。ユーザは「Certificate Validation Failure」というメッセージを受け取ります。

このエラーは、SHA 2 タイプのアルゴリズムをサポートしていない CSP に属する証明書を、Windows で使用した場合のみ発生します。その他のサポート対象 OS では、この問題は発生しません。

この問題を回避するには、ASA の IKEv2 ポリシーで、PRF を md5 または sha(SHA 1)に設定します。あるいは、証明書の CSP 値を、機能するネイティブ CSP(Microsoft Enhanced RSA や AES Cryptographic Provider など)に変更することもできます。SmartCards 証明書には、この回避策を使用しないでください。CSP 名を変更できません。代わりに、SmartCard のプロバイダーに問い合わせて、SHA 2 アルゴリズムをサポートする、更新された CSP を入手してください。


注意    

次の回避策は、手順を誤って実行した場合、ユーザ証明書を破損するおそれがあります。証明書で変更を指定するときは、十分に注意してください。


Microsoft Certutil.exe ユーティリティを使用して、証明書 CSP 値を変更できます。Certutil は、Windows CA を管理するためのコマンドライン ユーティリティで、Microsoft Windows Server 2003 Administration Tools Pack に同梱されています。Tools Pack は、次の URL からダウンロードできます。

http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?FamilyID=c16ae515-c8f4-47ef-a1e4-a8dcbacff8e3&displaylang=en

Certutil.exe を実行して証明書 CSP 値を変更するには、次の作業を実行します。

  1. エンドポイント コンピュータでコマンド ウィンドウを開きます。

  2. certutil -store -user My コマンドを使用して、ユーザ ストアに格納されている証明書と、その証明書の現在の CSP 値を表示します。

    次に、このコマンドで表示される証明書の内容の例を示します。
    
    ================ Certificate 0 ================
    Serial Number: 3b3be91200020000854b
    Issuer: CN=cert-issuer, OU=Boston Sales, O=Example Company, L=San Jose,
    S=CA, C=US, E=csmith@example.com
    NotBefore: 2/16/2011 10:18 AM
    NotAfter: 5/20/2024 8:34 AM
    Subject: CN=Carol Smith, OU=Sales Department, O=Example Company, L=San Jose, S=C
    A, C=US, E=csmith@example.com
    Non-root Certificate
    Template:
    Cert Hash(sha1): 86 27 37 1b e6 77 5f aa 8e ad e6 20 a3 14 73 b4 ee 7f 89 26
      Key Container = {F62E9BE8-B32F-4700-9199-67CCC86455FB}
      Unique container name: 46ab1403b52c6305cb226edd5276360f_c50140b9-ffef-4600-ada
    6-d09eb97a30f1
      Provider = Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider
    Signature test passed
    
  3. この証明書の <CN> 属性を特定します。この例では、CN は Carol Smith です。この情報は次のステップに必要です。

  4. 次のコマンドを使用して、証明書 CSP を変更します。次に、サブジェクト <CN> 値を使用して、変更する証明書を選択する例を示します。その他の属性も使用できます。

    Windows 7 以降の場合は、certutil -csp "Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider" -f -repairstore -user My <CN> carol smith コマンドを使用します。

  5. ステップ 2 を繰り返して、表示される証明書の新しい CSP 値を確認します。

AnyConnect 用のウイルス対策アプリケーションの設定

ウイルス対策、マルウェア対策、侵入防御システム(IPS)などのアプリケーションが、Cisco AnyConnect アプリケーションの動作を誤って悪意のあるものと判断する場合があります。そのような誤解釈を避けるために例外を設定できます。AnyConnect のモジュールまたはパッケージをインストールしたら、ウィルス対策ソフトウェアを設定して、Cisco AnyConnect のインストール フォルダを「ホワイトリスト」に登録するか、Cisco AnyConnect アプリケーションに関するセキュリティ例外を指定します。

HostScan 用のウイルス対策アプリケーションの設定

ウイルス対策アプリケーションが、ポスチャ モジュールや HostScan パッケージを含む一部のアプリケーションの動作を誤って悪意のあるものと判断する場合があります。ポスチャ モジュールまたは HostScan パッケージをインストールする前に、以下の HostScan アプリケーションをウイルス対策ソフトウェアの「ホワイトリスト」に登録するか、セキュリティ例外を指定します。

  • cscan.exe

  • ciscod.exe

  • cstub.exe

IKEv2 でサポートされないパブリック プロキシ

IKEv2 はパブリック側プロキシをサポートしていません。この機能のサポートが必要な場合は、SSL を使用してください。プライベート側プロキシは、セキュア ゲートウェイから送信される設定の指示に従って、IKEv2 と SSL の両方でサポートされます。IKEv2 はゲートウェイから送信されるプロキシ設定を適用し、それ以降の HTTP トラフィックはそのプロキシ設定の影響を受けます。

IKEv2 に関してグループ ポリシーの MTU 調整が必要な場合がある

AnyConnect は、一部のルータによるパケット フラグメントを受信およびドロップする場合があり、その結果、一部の Web トラフィックが通過できなくなります。

この問題を回避するには MTU の値を小さくします。推奨値は 1200 です。次に、CLI を使用してこれを実行する例を示します。


hostname# config t
hostname(config)# group-policy DfltGrpPolicy attributes
hostname(config-group-policy)# webvpn
hostname(config-group-webvpn)# anyconnect mtu 1200

ASDM を使用して MTU を設定するには、[設定(Configuration)] > [ネットワーク(クライアント)アクセス(Network (Client) Access)] > [グループ ポリシー(Group Policies)] > [追加(Add)] または [編集(Edit)] > [詳細(Advanced)] > [SSL VPN クライアント(SSL VPN Client)] の順に選択します。

DTLS 使用時に MTU が自動的に調整される

DTLS に関してデッド ピア検出(DPD)が有効になっている場合、クライアントは自動的にパス MTU を決定します。以前に ASA を使用して MTU を減らした場合は、設定をデフォルト値(1406)に戻す必要があります。トンネルの確立時に、クライアントは、特別な DPD パケットを使用して MTU を自動調整します。それでも問題が解決しない場合は、ASA での MTU 設定を使用して以前と同様に MTU を制限します。

ネットワーク アクセス マネージャとグループ ポリシー

Windows Active Directory ワイヤレス グループ ポリシーにより、特定の Active Directory ドメイン内の PC に展開されるワイヤレス設定とワイヤレス ネットワークが管理されます。ネットワーク アクセス マネージャをインストールする場合、管理者は、特定のワイヤレス グループ ポリシー オブジェクト(GPO)がネットワーク アクセス マネージャの動作に影響を与える可能性があることに注意する必要があります。完全な GPO 展開を実行する前に、必ず、ネットワーク アクセス マネージャを使用して GPO ポリシー設定をテストしてください。次の GPO 条件により、ネットワーク アクセス マネージャが予期どおりに動作しなくなる可能性があります。
  • Windows 7 以降を使用している場合の [許可されたネットワークのグループ ポリシー プロファイルのみを使用する(Only use Group Policy profiles for allowed networks)] オプション

ネットワーク アクセス マネージャを使用する場合の FreeRADIUS 設定

ネットワーク アクセス マネージャを使用するには、FreeRADIUS 設定を調整する必要があります。脆弱性を防ぐために、ECDH 関連の暗号はデフォルトで無効になっています。/etc/raddb/eap.conf で cipher_list の値を変更してください。

アクセス ポイント間のローミングには完全認証が必要

Windows 7 以降を実行しているモバイル エンドポイントは、クライアントが同じネットワーク上のアクセス ポイント間をローミングするときに、より迅速な PMKID 再アソシエーションを利用する代わりに、完全な EAP 認証を実行する必要があります。その結果、場合によっては、AnyConnect は完全認証のたびにクレデンシャルを入力するようにユーザに要求します(アクティブ プロファイルによって要求される場合)。

IPv6 Web トラフィックでの Cisco クラウド Web セキュリティの動作に関するユーザ ガイドライン

IPv6 アドレス、ドメイン名、アドレス範囲、またはワイルド カードの例外が指定されている場合を除き、IPv6 Web トラフィックはスキャニング プロキシに送信されます。ここで DNS ルックアップが実行され、ユーザがアクセスしようとしている URL に IPv4 アドレスがあるかどうかが確認されます。IPv4 アドレスが見つかると、スキャニング プロキシはそのアドレスを使用して接続します。IPv4 アドレスが見つからない場合は、接続はドロップされます。

すべての IPv6 トラフィックがスキャニング プロキシをバイパスするように設定する場合は、すべての IPv6 トラフィック ::/0 にこの静的な例外を追加します。これを行うことで、すべての IPv6 トラフィックがすべてのスキャニング プロキシをバイパスします。つまり、この場合は IPv6 トラフィックは Cisco クラウド Web セキュリティで保護されません。

LAN 内の他のデバイスでのホスト名の表示を防止する

AnyConnect を使用してリモート LAN 上の Windows 7 以降と VPN セッションを確立すると、ユーザの LAN 内の他のデバイス上のネットワーク ブラウザに、保護されたリモート ネットワーク上のホストの名前が表示されます。ただし、他のデバイスはこれらのホストにアクセスできません。

AnyConnect ホストが サブネット間でのホスト名(AnyConnect エンドポイント ホストの名前を含む)の漏洩を確実に防ぐために、そのエンドポイントがマスター ブラウザまたはバックアップ ブラウザにならないように設定してください。

  1. [プログラムとファイルの検索(Search Programs and Files)] テキスト ボックスに「regedit」と入力します。

  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Browser\Parameters\ に移動します。

  3. [MaintainServerList] をダブルクリックします。

[文字列の編集(Edit String)] ウィンドウが開きます。

  1. No」と入力します。

  2. [OK] をクリックします。

  3. [レジストリ エディター(Registry Editor)] ウィンドウを閉じます。

失効メッセージ

配信ポイントが内部的にしかアクセスできない場合に、AnyConnect が LDAP 証明書失効リスト(CRL)の配信ポイントを指定するサーバ証明書を確認しようとすると、認証後に AnyConnect 証明書失効警告ポップアップ ウィンドウが表示されます。

このポップアップ ウィンドウが表示されないようにするには、次のいずれかを実行します。

  • プライベート CRL 要件を持たない証明書を取得します。

  • Internet Explorer でサーバ証明書失効確認を無効にします。


    注意    

    Internet Explorer でサーバ証明書失効確認を無効にすると、他の OS の使用に関してセキュリティ上の重大な悪影響が生じる可能性があります。


ローカリゼーション ファイル内のメッセージが複数行になる場合がある

ローカリゼーション ファイル内のメッセージの検索を試みると、次の例のように、それらが複数行になる場合があります。


msgid ""
"The service provider in your current location is restricting access to the "
"Secure Gateway. "

特定のルータの背後にある場合の macOS 用 AnyConnect のパフォーマンス

macOS 用の AnyConnect クライアントが、IOS を実行するゲートウェイへの SSL 接続の確立を試みる場合、または AnyConnect クライアントが特定タイプのルータ(Cisco Virtual Office(CVO)ルータなど)の背後から ASA への IPsec 接続の確立を試みる場合、一部の Web トラフィックが接続を通過し、残りのトラフィックがドロップされる可能性があります。AnyConnect は MTU を誤って計算する場合があります。

この問題を回避するには、macOS コマンド ラインから次のコマンドを使用して、AnyConnect アダプタの MTU の値を手動で減らします。

sudo ifconfig utun0 mtu 1200(macOS v10.7 以降の場合)

Windows ユーザによる常時接続の無効化を防止する

Windows コンピュータでは、限定的な権限または標準的な権限を持つユーザは、それぞれのプログラム データ フォルダに対して書き込みアクセスを実行できる場合があります。これにより、AnyConnect プロファイル ファイルを削除できるため、常時接続機能を無効にすることができます。これを防止するには、C:\ProgramData フォルダ(または少なくとも Cisco サブフォルダ)へのアクセスを制限するようにコンピュータを設定します。

Wireless Hosted Network を無効にする

Windows 7 以降の Wireless Hosted Network 機能を使用すると AnyConnect が不安定になるおそれがあります。AnyConnect を使用する場合、この機能を有効にしたり、(Connectify または Virtual Router など)この機能を有効にするフロントエンド アプリケーションを実行したりすることはお勧めしません。

AnyConnect では ASA が SSLv3 トラフィックを要求しないように設定する必要がある

AnyConnect では、ASA が TLSv1 トラフィックを受け入れ、SSLv3 トラフィックを受け入れないようにする必要があります。SSLv3 キー生成アルゴリズムは、キー生成機能を低下させる可能性がある方法で MD5 と SHA-1 を使用します。SSLv3 の後継規格である TLSv1 を使用すると、SSLv3 に存在するこの問題とその他のセキュリティ上の問題が解決されます。

このため、AnyConnect クライアントは、「ssl server-version」について次の ASA 設定では接続を確立できません。

ssl server-version sslv3

ssl server-version sslv3-only

Trend Micro がインストールを妨げる

デバイスに Trend Micro がインストールされている場合、ドライバが競合するために、ネットワーク アクセス マネージャをインストールできません。Trend Micro をアンインストールするか [Trend Micro 共通ファイアウォール ドライバ(trend micro common firewall driver)] をオフにすると、この問題を回避できます。

HostScan のレポートの内容

サポートされているマルウェア対策製品およびファイアウォール製品のどれもが、最終スキャン時間情報をレポートしません。HostScan では次の内容がレポートされます。

  • マルウェア対策について

    • 製品の説明

    • 製品のバージョン

    • ファイル システム保護ステータス(アクティブ スキャン)

    • データ ファイル時間(最終更新日時とタイムスタンプ)

  • ファイアウォールについて

    • 製品の説明

    • 製品のバージョン

    • ファイアウォールの有効/無効

再接続に時間がかかる(CSCtx35606)

IPv6 が有効になっており、プロキシ設定の自動検出が Internet Explorer で有効になっているか現在のネットワーク環境でサポートされていない場合、Windows で再接続に時間がかかることがあります。回避策として、プロキシの自動検出が現在のネットワーク環境でサポートされていない場合は、VPN 接続に使用されない物理ネットワーク アダプタを切断するか、IE でプロキシの自動検出を無効にすることができます。リリース 3.1.03103 では、マルチホーム システムを使用している場合にも、再接続に時間がかかることがあります。

限定的な権限を持つユーザは ActiveX をアップグレードできない

Windows 7 以降では、限定的な権限を持つユーザ アカウントは ActiveX コントロールをアップグレードできないため、Web 展開方式で AnyConnect クライアントをアップグレードできません。最も安全な選択肢として、ユーザが、ヘッドエンドに接続してアップグレードすることにより、アプリケーション内からクライアントをアップグレードすることをお勧めします。


(注)  

以前に管理者アカウントを使用して ActiveX コントロールがクライアントにインストールされている場合、ユーザは ActiveX コントロールをアップグレードできます。


macOS で Java インストーラが失敗した場合の手動インストール オプションの使用

ASA ヘッドエンドから WebLaunch を使用して macOS 上の AnyConnect を起動し、Java インストーラが失敗した場合は、ダイアログボックスに [手動インストール(Manual Install)] リンクが表示されます。この場合、ユーザは次の操作を実行する必要があります。

  1. [手動インストール(Manual Install)] をクリックします。ダイアログボックスに、macOS インストーラを含む .dmg ファイルを保存するためのオプションが表示されます。

  2. ディスク イメージ(.dmg)ファイルを開き、Finder を使用してマウントされているボリュームを参照することによって、このファイルをマウントします。

  3. ターミナル ウィンドウを開き、CD コマンドを使用して、保存したファイルがあるディレクトリに移動します。.dmg ファイルを開き、インストーラを実行します。

  4. インストール後、[アプリケーション(Applications)] > [Cisco] > [Cisco AnyConnect Secure Mobility Client] の順に選択して、AnyConnect セッションを開始するか、Launchpad を使用します。

プロアクティブ キー キャッシング(PKC)または CCKM のサポートがない

ネットワーク アクセス マネージャは PKC または CCKM キャッシングをサポートしていません。Windows 7 では、シスコ以外のワイヤレス カードを使用した高速ローミングは使用できません。

AnyConnect Secure Mobility Client のアプリケーション プログラミング インターフェイス

AnyConnect Secure Mobility Client には、独自のクライアント プログラムを構築するユーザ向けのアプリケーション プログラミング インターフェイス(API)が含まれています。

API パッケージには、Cisco AnyConnect VPN クライアントの C ++ インターフェイスに対応するマニュアル、ソース ファイル、およびライブラリ ファイルが含まれています。Windows、Linux、および Mac プラットフォームで構築する際に、ライブラリおよびプログラム例を使用できます。Windows プラットフォーム用の Makefile(またはプロジェクト ファイル)も含まれています。他のプラットフォーム用には、サンプル コードのコンパイル方法を示すプラットフォーム固有スクリプトが含まれています。ネットワーク管理者は、アプリケーション(GUI、CLI、または組み込みアプリケーション)とこれらのファイルやライブラリをリンクできます。

API は Cisco.com からダウンロードできます。

AnyConnect API に関するサポートの問題については、anyconnect-api-support@cisco.com に電子メールでお問い合わせください。

AnyConnect 4.6.04056

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvm66073

opswat-asa

macOS:AnyConnect ポスチャでは Trend Micro の定義を検出できない

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

AnyConnect 4.6.04054

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvm96419

api

SCEP に %MACHINEID% が設定されていると AnyConnect UI がクラッシュする

CSCvm87992

certificate

AnyConnect が有効期限に近いクライアント証明書を許可できない

CSCvi63101

core

(Multi-Cert-Auth/IKEv2)PIN プロンプトで SmartCard を削除すると vpnagent がハングする

CSCvm23103

core

macOS 上の AnyConnect:ヘッドエンドの空の PTR(PTR レコードなし)のために AC が接続を確立できない

CSCvm75663

core

WebKitGTK 2.22 の使用時に SAML 認証に失敗する

CSCvn06717

download-install

AnyConnect の自動更新後に C:\Temp\Cisco へのアクセスが拒否される

CSCvg19272

download-install

エラー発生時に acvpndownloader のサイレント再起動の可能性が高まる

CSCvn04744

fireamp

macOS:FireAMP コネクタのインストールに失敗する(「ValidateCodeSign」が 0 で失敗する)

CSCvm42021

gui

AnyConnect は [接続(Connect)] ウィンドウから空白を削除する必要がある

CSCvm44302

gui

VPN-UI:ASA ホスト名での接続を試みると複数の UI が開く

CSCvj06839

nam

NAM:Windows ログオン時のパスワードが間違っていると再起動するまで認証が中断される

CSCvm10249

nvm

Webex Meeting Center/Event Center アプリケーションに関してレポートされる UDP フローが多すぎる

CSCvm46464

opswat-asa

Sophos Auto-Update が Windows 7 または 10 にインストールされている場合に HostScan をインストールすると時間の経過とともに障害が発生する

CSCvm56145

opswat-asa

Virus Buster Cloud 12.0(日本語版)が HostScan によって正しく検出されない

CSCvg70370

opswat-ise

macOS:KES 10.x の定義日/バージョンが欠落している

CSCvh75523

opswat-ise

Trend Micro Antivirus + バージョン 12.0.1153 が ISE ポスチャから欠落する

CSCvi02981

opswat-ise

Trend Micro Internet Security のサポートをコンプライアンス モジュールに追加する

CSCvi55153

opswat-ise

ENH:ポスチャ用に Sophos Cloud Endpoint 2.x のサポートを追加する必要がある

CSCvk35868

opswat-ise

Windows 10 VM マシンで CM 4.3.122 によって AVG Internet Security 18.x が検出されない

CSCvm41796

opswat-ise

ISE ポスチャで Kaspersky Total Security 19.x がサポートされない

CSCvm86325

opswat-ise

ESET Endpoint Antivirus 7.x での AC コンプライアンス モジュール 4.3.x のサポート

CSCvn06601

opswat-ise

McAfee Endpoint Security Threat Prevention の最終定義日が正しくない

CSCvn10720

opswat-ise

Bitdefender Total Security バージョン 23 のサポートを追加する必要がある

CSCvi49604

posture-asa

異なるバージョンの HostScan を持つ ASA に接続すると macOS で証明書の検証に失敗する

CSCvm33224

posture-asa

ASDM:HostScan の拡張機能をアクティブにできない

CSCvm46649

profile-editor

静的キー値に「&」が使用されていると NAM プロファイルを保存できない

CSCvm46715

umbrella

macOS:acumbrellacore ログが Umbrella モジュールの DART で収集されない

CSCvg17421

vpn

VPN GUI がクラッシュする

CSCvg70790

vpn

パスワードが間違っていると vpncli.exe が際限なく実行される

CSCvh26293

vpn

SCEP 登録に失敗すると VPN エージェントがクラッシュする

CSCvk36364

vpn

AnyConnect Secure TND ルールで遅延が発生する

CSCvm13864

vpn

AnyConnect がヘッドエンドからの IPv6 アドレスを要求しない

CSCvm39850

vpn

AggAuth v1 にフォールバックするとユーザにエラー メッセージが表示される

CSCvm46401

vpn

OSX で %MACHINEID% を使用した SCEP 登録が機能しない

CSCvm55012

vpn

すべての VPN プロファイルを削除すると起動時に GUI がクラッシュする

CSCvm87884

vpn

AnyConnect 4.6 で FIPS が有効になっていると IPsec 接続で接続できない

CSCvn01257

vpn

SSL Deflate 圧縮アルゴリズムが設定されていると VPN エージェントがクラッシュする

CSCvn41905

vpn

Ubuntu 18.04:AnyConnect の切断後に追加のデフォルト ルートが追加される

CSCvn03766

web security

同じユーザがネットワーク外部のマシンにログインするとユーザ/グループが入力されない

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

AnyConnect 4.6.03049

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvh75661

certificate

[等しくない(Not Equal)] および [ワイルドカード(Wildcard)] を使用した証明書照合が機能しない

CSCvm01217

core

マシンに多数のユーザ/マシン証明書があると VPNUI がクラッシュする

CSCvm03172

core

AnyConnect の macOS ログが切り捨てられる

CSCvj52540

download_install

OSX:アップグレード プロセス中にダウンローダーのエラーによってインストールがタイムアウトになる

CSCvm21759

gui

AnyConnect macOS v10.14(Mojave)「 SSO cookie の取得に関する問題」

CSCvj65951

nam

AnyConnect が不適切な中間証明書を選択する

CSCvm13655

nam

静的分析によって検出された初期化の問題を解決する

CSCvj93213

nvm

Dayzero:Ubuntu 18.04 カーネル バージョンが NVM モジュールのインストールをサポートしていない

CSCvi08911

opswat-ise

macOS マシンで CM 4.2.1331 を使用している場合に Quick Time Player の手動修復が機能しない

CSCvg07127

opswat-ise

コンプライアンス モジュール 4.x での LANDESK Security Patch Manager のサポート

CSCvh75523

opswat-ise

Trend Micro Antivirus + バージョン 12.0.1153 が ISE ポスチャから欠落する

CSCvi08911

opswat-ise

macOS マシンで CM 4.2.1331 を使用している場合に Quick Time Player の手動修復が機能しない

CSCvi02900

posture-ise

VPN 接続が確立される前にポスチャ検出が開始される

CSCvj18929

posture-ise

スケジュールされた時間に AnyConnect が PRA を実行しない

CSCvh23356

profile-editor

信頼できないネットワーク ポリシーが「DoNothing」に設定された状態で常時接続を有効にする

CSCvk03139

vpn

Dayzero:Ubuntu 18.04 で VPN TND が機能しない

CSCvk05860

vpn

AnyConnect が preferences.xml からネストされたユーザ設定を正しく読み取らない

CSCvm04554

vpn

AnyConnect が MS Direct Access(MDA)を使用してルーティング テーブルを変更できない

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

AnyConnect 4.6.02074

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvj65286

cli

Windows 10 1803 にアップグレードすると 1 文字後にパスワード エントリが返される

CSCuw96601

nam

接続時に非表示ネットワークがプローブされない

CSCvj51400

nam

NAM は smartcard T1 プロトコルをサポートしていない

CSCvh56278

opswat-ise

F-Secure Client Security 13.x のサポート

CSCvi08911

opswat-ise

Mac マシンで CM 4.2.1331 を使用している場合に Quick Time Player の手動修復が機能しない

CSCvi49382

opswat-ise

Mac で McAfee LiveSafe Internet Security がサポートされている必要がある

CSCvi57877

opswat-ise

ポスチャ更新に KES 11 が存在しない

CSCvj56278

opswat-ise

F-Secure Client Security 13.x のサポート

CSCvm15205

posture-ise

管理者特権でポスチャ タスクを実行するにはエンドポイントで ISE 証明書が信頼されている必要がある

CSCvi54979

posture-asa

HostScan v4 は Ubuntu 16.04 と互換性がない

CSCvj18929

posture-ise

スケジュールされた時間に AnyConnect が PRA を実行しない

CSCvk03264

posture-ise

ISE NSA のローカリゼーションの変更

CSCvi98222

profile editor

証明書ピンニング設定の適用中に AnyConnect プロファイル エディタでエラーが発生する

CSCvj44658

umbrella

OSX:背後の VA ネットワークでの保護状態がフラップする

CSCvg65089

vpn

openssl に複数の脆弱性がある

CSCvj47654

vpn

Windows デスクトップ用の Cisco AnyConnect Secure Mobility Client にサービス妨害(DoS)の脆弱性がある

CSCvj71152

vpn

仮想アダプタ検出時に Windows でのトンネル セキュリティ強化を最適化する

CSCvj49414

web security

AD に到達できない場合に 4.5.x クライアントは AD ユーザ/グループをレポートしないが 4.3.x クライアントはレポートする

CSCvj64844

web security

Mac:接続された TND が有効になっていると CPU が acwebsecagent によって 20 % ヒットする

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

AnyConnect 4.6.01098

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvh53568

certificate

macOS では AC はスマートカードから直接証明書を取得する必要がある

CSCvh74675

core

XML Soft libxml2 htmlParseTryOrFinish 関数バッファ オーバーリードの脆弱性

CSCvq03802

core

ENH:Apple/macOS:AnyConnect カーネル拡張機能の公証とステープリング

CSCvf46705

gui

Windows で AnyConnect トースト メッセージがユーザからフォーカスを奪う

CSCvf92525

gui

AC:4.6.0015:ISE ポスチャ モジュールの再展開時に AC アイコンが正しく表示されない

CSCvi86187

gui

DNS 失敗時に AnyConnect(IKEv2 + TND)UI にカスケード エラー メッセージ ウィンドウが表示される

CSCvc89860

nam

Fast Transition(FT)が有効になっており Intel 8260 を使用している場合に NAM が接続できないか接続が低速になる

CSCvg60371

nam

ISE ポスチャはアクティブ グループが vpnui によって変更されていることを認識しない

CSCvh77728

nam

Windows 8 または 10 では FIPS を使用する AnyConnect ネットワーク アクセス マネージャが機能しない

CSCvh79215

nam

SetupAPI と INetCfg を使用するようにネットワーク アクセス マネージャの FD インストーラを修正する

CSCvi81479

nam

Windows 8 または 10 では AnyConnect ネットワーク アクセス マネージャの統計に FIPS 非準拠(Wi-Fi)に関して有効になっている FIPS モードが示される

CSCvi31374

nvm

Windows マシンのイベント ビューア(NPM)に「Failed to fetch the service groups for svchost」というエラーが表示される

CSCvi50638

nvm

送信元 IP アドレスがマルチキャスト アドレス範囲に設定されているフロー レコードがキャプチャされる

CSCvf87190

opswat-ise

USB ブロックが成功した後も USB チェックが失敗する

CSCvg33928

opswat-ise

AnyConnect コンプライアンス モジュールが Kaspersky Security Center Network Agent バージョン 10.x を検出しない

CSCvg53232

opswat-ise

最近の FireAMP mac が検出されない

CSCvh53871

opswat-ise

AnyConnect ISE ポスチャが Windows 用の AMP 6.x を検出しない

CSCvf44509

posture-asa

Kaspersky のインターネット セキュリティ ファイアウォールのアクションを修復 UI ページに表示できない

CSCvf82746

posture-asa

macOS(10.11.6)の内蔵ファイアウォールの有効化/無効化が機能しない

CSCvh74718

posture-asa

VPN UI の失敗メッセージの内容を HostScan との互換性によって絞り込む必要がある

CSCvi72586

posture-ise

ISE ポスチャ モジュールが特定のサイズのレポートを送信しない

CSCvh59492

profile editor

AnyConnect プロファイル エディタの IPv6 ワイルドカードのサポート

CSCvh75689

umbrella

OSX:トンネルオール VPN で DNS がタイムアウトして Umbrella リゾルバに到達できない

CSCvi38827

umbrella

TCP DNS 要求のプロキシが断続的に失敗する

CSCuz41966

vpn

カスタム暗号 DHE-RSA を使用すると AnyConnect で障害が発生する

CSCve82594

vpn

DTLS MTU 調整後に VPN が再接続できない(VA の無効化に時間がかかりすぎる)

CSCvf63546

vpn

重複するクライアント証明書が ASA に送信される

CSCvg76820

vpn

macOS 10.13.1(High Sierra)の起動時に AnyConnect クライアントが起動しない

CSCvh16360

vpn

「ProgramData\Csico\Cisco AnyConnect Secure Mobility Client\ConfigParam.bin」が空の場合に vpnagent がクラッシュする

CSCvi23971

vpn

client-bypass-protocol が有効になっているとスプリット DNS ドメインに関する DNS クエリがパブリックに送信される

CSCvi66266

vpn

Hyper-V ゲストによって DNS クエリが発行されるとスプリット DNS ドメインを照合する DNS 要求が Hyper-V ホストによってリークされる

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

AnyConnect 4.6.00362

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvg27433

certificate

マルチ証明書認証機能を使用している場合に AnyConnect のスマートカード取り外し切断機能を使用できない

CSCve44125

core

OSX プライベート側プロキシおよびスプリット DNS

CSCvg66793

core

vpnagent タイムアウトにより「認証に使用できる有効な証明書がない」という結果になる(詳細情報を参照)

CSCvh16603

core

Windows 10 + AC 4.4 + Symantec Endpoint Protection + MS Driver Verifier の場合に接続時に BSoD が発生する

CSCvh45292

core

macOS 上の AnyConnect:Web サイト/Web ページのロードに失敗する

CSCvh99050

core

macOS:スプリット包含ネットワークとして設定されたマルチキャスト範囲ルートでトンネル確立が失敗する

CSCvi38364

core

macOS:AnyConnect UI が開いていると Web 起動に失敗する

CSCvf67227

dart

ENH:AnyConnect では DART の Temp の正確なフォルダ位置が表示される必要がある

CSCvh68305

download_install

AnyConnect Downloader は DNS 解決エラーの発生を防ぐために DNS キャッシュを削除する必要がある

CSCvh09761

ipv6

MacOS:IPv6 トンネル検証の失敗のために VPN トンネルの確立に失敗する

CSCvh27178

nam

Windows 10 Update 1703 により AnyConnect NAM サービスが中断される

CSCvi13011

nam

Windows 10 ビルド 1709 に AnyConnect をインストールした後にログイン拒否エラーが発生する

CSCve31890

opswat-ise

ISE ポスチャは製品日付がないために McAfee Endpoint Security をポスチャできない

CSCve43776

opswat-ise

Mac Bitdefender Antivirus 5.x のサポートを追加する必要がある

CSCvc61902

posture-ise

管理ユーザ用のサービスとして AnyConnect を実行する

CSCvg13215

posture-ise

Anyconnect 4.4.3034 の ISE ポスチャ モジュールがクラッシュする

CSCvg66908

posture-ise

CSCuy57519 での修正にもかかわらずイベント ID 259 に関して生成されるログが多すぎる

CSCvi07556

profile-editor

Java ビルドの非互換性のために CSM でプロファイル エディタが起動しない

CSCvg35507

vpn

DAP での使用時に Android MAC は考慮されない

CSCvg63576

vpn

ENH:AnyConnect が切断されたアダプタからの DNS サフィックスを追加しない

CSCvh88156

vpn

MAC OS の 64ビット AnyConnect のサポート

未解決

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvi54979

posture-asa

HostScan V4 は Ubuntu 16.04 と互換性がない

CSCvh84361

posture-ise

ポスチャ:ディスク暗号化状態チェックのための ISE 拡張機能

CSCvi24022

vpn

AnyConnect のパフォーマンス:Windows プラットフォームでの調査と改善

HostScan 4.6.05003

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvm26688

opswat-asa

MAC OS で Symantec Endpoint Protection 14.2 を検出するための Hostscan 4.6.02074 のサポート

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

HostScan 4.6.04049

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvm46464

opswat-asa

Sophos Auto-Update が Windows 7 または 10 にインストールされている場合に HostScan を有効にすると時間の経過とともに障害が発生する

CSCvi49604

posture-asa

異なるバージョンの HostScan を持つ ASA に接続すると Mac で証明書の検証に失敗する

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

HostScan 4.6.03051

これらの警告では、シスコ ソフトウェアのリリースにおける予想しない動作または不具合について説明します。

Cisco バグ検索ツールには、このリリースで未解決および解決済みの次の警告に関する詳細情報が含まれています。バグ検索ツールにアクセスするには、シスコ アカウントが必要です。シスコ アカウントをお持ちでない場合は、https://tools.cisco.com/RPF/register/register.do で登録を行ってください。

解決済み

識別子

コンポーネント

タイトル

CSCvm33224

posture-asa

ASDM:HostScan の拡張機能をアクティブにできない

未解決

このリリースに含まれる未解決の不具合に関する最新情報については、Cisco バグ検索ツールを参照してください。

関連資料