Cisco Secure Client ThousandEyes Endpoint Agent モジュール

Cisco Secure Client ThousandEyes Endpoint Agent モジュールについて

Endpoint Agent は、モニタ対象のネットワーク内でユーザが特定のウェブサイトにアクセスするときに、ネットワークとアプリケーション レイヤのパフォーマンスデータを収集するアプリケーションです。これにより、お客様はアプリケーションの正常性の全体像を把握できるようになり、情報に基づいた意思決定を行い、問題を迅速に解決することができます。Secure Client に ThousandEyes をインストールすると、そのバージョンが検出時に [Secure Clientのバージョン情報(Secure Client About)] ボックスに表示されます。

Endpoint Agent がインストールされると、秘密キーと一意のマシン ID を使用して ThousandEyes サービスへの登録を試行します。登録が成功すると、Endpoint Agent は最新の設定をダウンロードします。設定が最新の場合、ブラウザベースのデータと定期的なローカルネットワークプローブでデータ収集が開始されます。Endpoint Agent は、スケジュールされたテスト、自動セッションテスト、ブラウザセッション、またはネットワークアクセスを使用して、アプリケーションのパフォーマンスを測定できます。収集されたデータとメトリックは、1 つの広範なビューに表示されます。

Secure Client プレゼンテーション プラグインのない古いバージョンの ThousandEyes は検出できません。インストーラは、ThousandEyes のエンタープライズバージョンがインストールされているかどうかを確認し、それが存在する間はインストールを許可しません。

ThousandEyes Endpoint Agent モジュールは、Windows 10 および 11 と macOS 10.10 以降の Secure Client で使用できます。ARM64 デバイスはサポートされていません。現在サポートされている Endpoint Agent のバージョンは 1.168.2 以降です。

詳細については、『Cisco Secure Client ThousandEyes Endpoint Agent Module Integration Guide』を参照してください。

ThousandEyes Endpoint Agent モジュールの展開

Secure Client zip ファイルの内容の一部として、Windows インストーラ(cisco-secure-client-win-version-thousandeyes-predeploy-k9.msi)または macOS インストーラ(Cisco Secure Client - ThousandEyes Endpoint Agent-x64-<vers>.pkg)で ThousandEyes モジュールを使用できます。Windows の場合、事前展開パッケージからインストーラを抽出するか、事前展開 setup.exe ユーティリティを使用してインストーラを実行できます。macOS の場合は、「macOS での Cisco Secure Client のインストールおよびアンインストール」を参照してください。

Secure Client を使用する ThousandEyes モジュールでは、AnyConnect VPN をインストールする必要はありません。展開の詳細については、「Cisco Secure Client の展開」の章を参照してください。