移行ツールを実行する前に、Cisco ISE リリース 2.4 にアップグレードし、Cisco Secure ACS リリース 5.5 以降の最新のパッチをインストールしていることを確認してください。
移行ツールを使用すると、Cisco Secure ACS リリース 5.5 以降のデータを Cisco ISE リリース 2.4 に簡単に移行できます。このツールの設計では、ベースとなるハードウェア プラットフォームとシステム、データベース、およびデータ スキーマにおける違いによって生じる、特有の移行問題について対処しています。
移行ツールは、Linux と Windows ベースのシステムで実行されます。移行ツールは、Cisco Secure ACS データ ファイルをエクスポートし、データを分析し、Cisco ISE リリース 2.4 で使用可能な形式にデータをインポートするために必要なデータ変更を行うことによって機能します。
Cisco Secure ACS リリース 5.5 以降、および Cisco ISE リリース 2.4 アプリケーションは、同じタイプの物理ハードウェアで動作する場合と動作しない場合があります。移行ツールは Cisco Secure ACS Programmatic Interface(PI)および Cisco ISE Representational
State Transfer(REST)アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)を使用します。Cisco Secure ACS PI および Cisco ISE REST API により、Cisco Secure ACS および
Cisco ISE アプリケーションは、サポートされているハードウェア プラットフォームまたは VMware サーバ上で稼働することが可能です。Cisco Secure ACS はクローズ アプライアンスと見なされているため、Cisco Secure ACS アプライアンス上で移行ツールを直接稼働させることはできません。代わりに、Cisco Secure ACS PI は設定データを読み込み、正規化された形式で返します。Cisco
ISE REST API は検証を実行し、エクスポートされた Cisco Secure ACS データを正規化して、Cisco ISE ソフトウェアで使用できる形式で保持します。