Cisco 5512-X、ASA 5515-X、ASA 5525-X、ASA 5545-X、ASA 5555-X ハードウェア設置ガイド

ケーブルのピン配置の識別

この章では、10/100/1000BaseT ポート、コンソール ポートと RJ-45/DB-9 ポート、および管理 10/100/1000 イーサネット ポートのピン配置について説明します。

この章は、次の項で構成されています。

• 10/100/1000BaseT コネクタ
• コンソール ポート（RJ-45）
• RJ-45/DB-9
• MGMT 10/100/1000 イーサネット ポート
• ギガビットおよびファイバ チャネル ポート

10/100/1000BaseT コネクタ

ASAは 10/100/1000BaseT ポートをサポートします。100BaseT と 1000BaseT の操作には少なくともカテゴリ 5 のケーブルを使用する必要がありますが、10BaseT の操作にはカテゴリ 3 のケーブルを使用できます。

10/100/1000BaseT ポートは、標準 RJ-45 コネクタを使用し、MDI コネクタと MDI-X コネクタをサポートします。通常、イーサネット ポートは MDI コネクタを使用し、ハブのイーサネット ポートは MDI-X コネクタを使用します。

MDI を MDI-X ポートに接続するには、イーサネット ストレート型ケーブルを使用します。MDI を MDI ポートに、または MDI-X を MDI-X ポートに接続する場合は、クロス ケーブルを使用します。

図 1 に、10BaseT コネクタおよび 100BaseTX コネクタ（RJ-45）を示します。

図 1 10/100 ポートのピン割り当て

図 2 に、10BaseT コネクタ、100BaseTX コネクタ、および 1000BASE-T コネクタ（RJ-45）を示します。

図 2 10/100/1000 ポートのピン割り当て

コンソール ポート（RJ-45）

シスコの製品には、次の種類の RJ-45 ケーブルが使用されます。

• ストレート
• クロス ケーブル

（注） これらのケーブルはシスコ製品ではありませんが、一般に入手可能なケーブルです。

図 3 に、RJ-45 ケーブルを示します。

図 3 RJ-45 ケーブル

RJ-45 ケーブルの種類を識別するには、ケーブルの両端を並べて持ち、ケーブル端の中にあるワイヤの色を確認します。図 4 を参照してください。

図 4 RJ-45 ケーブルの識別

カラー ワイヤが並ぶ順序で、RJ-45 ケーブルの種類を判別します。

• ストレート ケーブル：カラー ワイヤがケーブルの両端で同じ並び方をしています。
• クロス ケーブル：一方の端で最初（左端）のカラー ワイヤが、もう一方の端で 3 番目のカラー ワイヤになっています。

表 1 に、RJ-45 ロール型（コンソール）ケーブルのピン割り当てを示します。

RJ-45/DB-9

表 2 に、RJ-45/DB-9 ケーブルまたは RJ-45/DB-25 ケーブルのピン割り当てを示します。

MGMT 10/100/1000 イーサネット ポート

MGMT 10/100/1000 イーサネット ポートは、RJ-45 コネクタを備えたイーサネット ポートです。管理ポートを外部ハブ、スイッチ、またはルータに接続する場合、モジュラ、RJ-45、ストレート型 UTP ケーブルを使用できます。

表 3 に、10/100/1000BASE-T 管理ポート ケーブルのピン配置（MDI）を示します（ピン配置を示す図については、図 2 を参照してください）。

ギガビットおよびファイバ チャネル ポート

表 4 に、ASA で使用される SFP モジュールとコネクタの種類を示します。

表 5 に、ASA で使用される SFP モジュールとコネクタの SFP ポート ケーブル仕様を示します。