この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータで IPv4 マルチキャスト プロトコルを設定およびモニタするために使用するコマンドについて説明します。
この章で説明するコマンドは、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のバージョン 1、2、および 3 で使用できます。
マルチキャスト ルーティングの概念、設定作業、および例の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Multicast Configuration Guide』のコンフィギュレーション モジュール「Implementing Multicast Routing on Cisco IOS XR ソフトウェア」を参照してください。
ホストからマルチキャスト グループに参加するための join 要求のインターフェイスに制限を設けるには、適切なコンフィギュレーション モードで access-group コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
access-group access-list
no access-group access-list
access-list |
標準 IP アクセス リストの番号または名前。 範囲は 1 ~ 99 です。 |
デフォルトの動作または値はありません。
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドをルータのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)コンフィギュレーション モードで指定しないと、インターフェイスはホストから送信される、すべてのマルチキャストに参加するための join 要求を受け入れます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例では、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/0/1 からのサービスを受けるホストは、グループ 225.2.2.2 にのみ参加できます。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list mygroup permit 225.2.2.2 0.0.0.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface GigE 0/1/0/1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# access-group mygroup RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list mygroup permit 225.2.2.2 0.0.0.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface GigE 0/1/0/1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# access-group mygroup
コマンド |
説明 |
---|---|
ipv4 access-list |
標準 IP アクセス リストを定義します。 詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Command Reference』 を参照してください。 |
IGMP トラフィック統計情報をクリアするには、EXEC モードで clear igmp counters コマンドを使用します。
clear igmp [ ipv4 vrf vrf-name | vrf vrf-name ] counters
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレスを指定します。 IPv4 は、IGMP グループのデフォルトのプロトコルです。 |
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGMP 統計情報がクリアされた後、再び統計情報の蓄積が始まります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
実行 |
次に、IGMP トラフィック統計情報をクリアする前後の出力サンプルを示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp traffic IGMP Traffic Counters Elapsed time since counters cleared: 00:00:19 Received Sent Valid IGMP Packets 0 12 Queries 0 3 Reports 0 9 Leaves 0 0 Mtrace packets 0 0 DVMRP packets 0 0 PIM packets 0 0 Errors: Malformed Packets 0 Bad Checksums 0 Socket Errors 0 Bad Scope Errors 0 Auxiliary Data Len Errors 0 Subnet Errors 0 Packets dropped due to invalid socket 0 Packets which couldn't be accessed 0 Other packets drops 0 RP/0/RSP0/CPU0:router# clear igmp counters RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp traffic IGMP Traffic Counters Elapsed time since counters cleared: 00:00:12 Received Sent Valid IGMP Packets 0 1 Queries 0 1 Reports 0 0 Leaves 0 0 Mtrace packets 0 0 DVMRP packets 0 0 PIM packets 0 0 Errors: Malformed Packets 0 Bad Checksums 0 Socket Errors 0 Bad Scope Errors 0 Auxiliary Data Len Errors 0 Subnet Errors 0 Packets dropped due to invalid socket 0 Packets which couldn't be accessed 0 Other packets drops 0
Command |
Description |
すべてのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)トラフィック関連のカウンタを表示します。 |
いずれかまたはすべてのインターフェイスにある IGMP グループをクリアするには、EXEC モードで clear igmp group コマンドを使用します。
clear igmp [ ipv4 vrf vrf-name | vrf vrf-name ] group [ ip-address | type interface-path-id ]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレスを指定します。 IPv4 は、IGMP グループのデフォルトのプロトコルです。 |
||
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
||
ip-address |
(任意)IP ホスト名またはグループ アドレスです。 |
||
type |
(任意)インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
(任意)物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータ構文の詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
グループ アドレスを指定しないと、すべての IGMP グループが削除されます。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
すべての IGMP グループをクリアするには、引数を指定せずに clear igmp group コマンドを使用します。 特定のグループをクリアするには、ip-address または type interface-path-id 引数を指定します。
次のグループをクリアすることはできません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
実行 |
次の例では、show igmp groups コマンドを使用して IGMP Connected Group Membership を表示し、clear igmp group コマンドを使用してアドレス 239.1.1.1 をクリアします。そして、もう一度 show igmp groups コマンドを使用して、更新されたリストを表示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp groups tenGigE 0/4/0/0 IGMP Connected Group Membership Group Address Interface Uptime Expires Last Reporter 224.0.0.2 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.5 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.6 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.13 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.22 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 RP/0/RSP0/CPU0:router# clear igmp groups tenGigE 0/4/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp groups tenGigE 0/4/0/0 IGMP Connected Group Membership Group Address Interface Uptime Expires Last Reporter 224.0.0.2 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.5 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.6 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.13 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44 224.0.0.22 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44
Command |
Description |
ルータに直接接続されている、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示します。 |
すべての IGMP メンバーシップ エントリをクリアしてマルチキャスト ルーティング情報ベース(MRIB)をリセットするには、EXEC モードで clear igmp reset コマンドを使用します。
clear igmp [ ipv4 vrf vrf-name | vrf vrf-name ] reset
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレスを指定します。 IPv4 は、IGMP グループのデフォルトのプロトコルです。 |
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGMP が学習した各 IGMP グループ メンバーシップは、MRIB データベースにダウンロードされます。
IGMP トポロジ テーブルからすべての情報をクリアし、MRIB 接続をリセットするには、clear igmp reset コマンドを使用します。
(注) |
このコマンドは、2 つのコンポーネント間の通信に誤動作が発生したときに、IGMP エントリと MRIB エントリを強制的に同期させるために予約されています。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
実行 |
次の例に、MRIB 内のグループ メンバーシップをクリアする方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear igmp reset
コマンド |
説明 |
---|---|
ルータに直接接続され、IGMP を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示します。 |
|
show mrib route |
MRIB テーブルにあるすべてのルート エントリを表示します。 |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)バージョン 3 における明示的ホスト トラッキングを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで explicit-tracking コマンドを使用します。 明示的ホスト トラッキングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
explicit-tracking [ access-list | disable ]
no explicit-tracking
access-list |
(任意)ホスト追跡のグループ範囲を指定するアクセス リストです。 |
disable |
(任意)特定のインターフェイス上の明示的なホスト追跡をディセーブルにします。 このオプションは、インターフェイス コンフィギュレーション モードでのみ使用できます。 |
このコマンドが IGMP コンフィギュレーション モード指定されていない場合、明示的ホスト トラッキングはディセーブルです。
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、IGMP は、バージョン 2 またはバージョン 1 IGMP ホスト メッセージがネットワーク上で検出されない場合、バージョン 3 をサポートします。 後方互換性を実現する場合、IGMP はダウングレードして、インストールされているバージョン レベルで IGMP を実行します。
この機能により、ルータは、ホストがマルチキャスト グループまたはチャネルから脱退するときの脱退遅延を最小限に抑えることができます。 ホストの IGMP メンバーシップをモニタするには、EXEC モードで show igmp groups コマンドを使用します。
ルータ コンフィギュレーション モードで explicit-tracking コマンドを実行すると、すべてのインターフェイスの明示的ホスト トラッキングがイネーブルになります。すべてのインターフェイスの明示的トラッキングをディセーブルにするには、IGMP コンフィギュレーション モードでこのコマンドの no 形式を使用します。 特定のインターフェイスでこの機能をディセーブルにするには、次の例に示すように、インターフェイス コンフィギュレーション モードで、disable キーワードを付けて explicit-tracking コマンドを使用します。
(注) |
このコマンドを IGMP VRF コンフィギュレーション モードで設定すると、パラメータは、新規および既存のすべてのインターフェイスで継承されます。 ただし、IGMP インターフェイス コンフィギュレーション モードから、インターフェイスごとにこれらのパラメータを上書きできます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、すべてのインターフェイス上の router1 という名前のアクセス リストで明示的なホスト追跡をイネーブルにする方法と、特定の GigabitEthernet インターフェイス上の明示的なホスト追跡をディセーブルにする方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# explicit-tracking router1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface GigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# explicit-tracking disable
Command |
Description |
ルータに直接接続されている、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示します。 |
ルータをマルチキャスト グループに参加させるには、適切なコンフィギュレーション モードで join-group コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
join-group group-address [source-address]
no join-group group-address [source-address]
group-address |
マルチキャスト グループのアドレス。 IPv4 フォーマットのマルチキャスト IP アドレス グループ |
source-address |
(任意)IPv4 プレフィックス フォーマットで含めるマルチキャスト グループの送信元アドレス |
マルチキャスト グループ メンバーシップは事前定義されていません。 指定しない場合、include がデフォルトになります。
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
join-group コマンドを使用すると、IP パケットについて、Cisco IOS XR ソフトウェアの IP クライアント プロセスに渡されるグループ アドレスに対してアドレス指定できるようになります。
管理対象であるマルチキャスト対応ルータがすべて、マルチキャスト グループのメンバである場合、そのグループに対して ping を実行すると、すべてのルータが応答します。 このコマンドは、管理およびデバッグ ツールとして使用すると便利です。
ルータをマルチキャスト グループに参加させるその他の理由として、ネットワーク上にある他のホストが IGMP MLD クエリーに正しく応答できない場合があります。 ルータがマルチキャスト グループに参加すると、アップストリーム デバイスは、そのグループのマルチキャスト ルーティング テーブル情報を学習し、そのグループのパスをアクティブに維持します。
注意 |
マルチキャスト グループに参加すると、サブスクライブされたすべてのマルチキャスト パケットがルート プロセッサに対してパントされるため、パフォーマンスに大きく影響します。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例では、ルータはマルチキャスト グループ 225.2.2.2 に参加します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface GigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# join-group 225.2.2.2
join-group コマンドには、次の例に示すように、IGMPv3 インターフェイスについて include/exclude モードがあります。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)#int gigabitEthernet 0/5/0/1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)#join-group ? A.B.C.D IP group address RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)#join-group 225.0.0.0 ? A.B.C.D Source address to include exclude Exclude the only following source address include Include only the following source address <cr> RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)#join-group 225.0.0.0 10.10.10.10 ? <cr> RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)#join-group 225.0.0.0 ? A.B.C.D Source address to include exclude Exclude the only following source address include Include only the following source address <cr> RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)#join-group 225.0.0.0
コマンド |
説明 |
---|---|
ping |
IP ネットワークでのホストの到達可能性とネットワーク接続を確認します。 詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Command Reference』を参照してください。 |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)によって使用され、ルータによって受け入れられるグループの最大数を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで maximum groups コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum groups number
no maximum groups
number |
ルータによって受け入れられるグループの最大数。 範囲は 1 ~ 75000 です。 |
number:50000
IGMP コンフィギュレーション
IGMP VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGMP VRF コンフィギュレーション モードでこのコマンドを設定すると、その名前を指定して、デフォルト(未指定)VRF または特定の VRF を使用できます。
どのインターフェイスでも、組み合わせ可能なグループの最大数は 75000 です。 グループの最大数に達すると、それ以降、学習されて追加されるすべてのメンバーシップは無視されます。 最大数には、外部メンバーシップとローカル メンバーシップが含まれます。
224.0.0.13(PIM の場合)と、224.0.0.22 および 224.0.0.2(IGMP の場合)では、マルチキャストがイネーブルになっていて各インターフェイスのグループ合計に加算されると、これらのグループは各インターフェイスのローカル メンバーシップを取得します。
maximum groups コマンドを使用して、グループの最大数を既存グループ数よりも少ない数に設定することはできません。 たとえば、グループ数が 39 の場合にグループの最大数を 10 に設定すると、コンフィギュレーションは拒否されます。
Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.9.0 はインターフェイスごとに 40,000 のグループをサポートしますが、ASR9000 ルータはシステムごとに最大 16,000 のマルチキャスト ルートをサポートします。
また、ルータによって受け入れられる、インターフェイスごとのグループの最大数を設定するには、maximum groups per-interface コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、設定されたグループ数(39)とグループの最大数(50000)を表示する方法を示します。 コンフィギュレーションは maximum groups コマンドを使用してコミットされ、グループの最大数が 40 に変更されます。 コンフィギュレーションの前後に show igmp summary コマンドを使用して、コンフィギュレーションへの変更を確定します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp summary IGMP summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 50000 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No MgmtEth0/RSP0/CPU0/0 0 25000 Loopback0 4 25000 Bundle-Ether24 3 25000 Bundle-Ether28 3 25000 Bundle-Ether28.1 3 25000 Bundle-Ether28.2 3 25000 Bundle-Ether28.3 3 25000 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 25000 GigabitEthernet0/1/5/0 3 25000 GigabitEthernet0/1/5/1 5 25000 GigabitEthernet0/1/5/2 5 25000 GigabitEthernet0/1/0/1 5 25000 GigabitEthernet0/1/4/2 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/1 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/2 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/7 3 25000 GigabitEthernet0/6/0/1 3 25000 GigabitEthernet0/6/4/4 3 25000 GigabitEthernet0/6/4/5 3 25000 GigabitEthernet0/6/4/6 3 25000 RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# maximum groups 65 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router:May 13 12:26:59.108 : config[65704]: %LIBTARCFG-6-COMMIT : Configuration committed by user 'cisco'. Use 'show commit changes 1000000025' to view the changes. RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 65 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No MgmtEth0/RSP0/CPU0/0 0 25000 Loopback0 4 25000 Bundle-Ether28 3 25000 Bundle-Ether28.1 3 25000 Bundle-Ether28.2 3 25000 Bundle-Ether28.3 3 25000 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 25000 GigabitEthernet0/1/5/0 3 25000 GigabitEthernet0/1/5/1 5 25000 GigabitEthernet0/1/5/2 5 25000 GigabitEthernet0/6/5/1 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/2 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/7 3 25000
Command |
Description |
ルータによって受け入れられる、インターフェイスごとのグループの最大数を設定します。 |
|
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のグループ メンバーシップ情報を表示します。 |
ルータによって受け入れられるインターフェイスごとのグループの最大数を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで maximum groups-per-interface コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum groups-per-interface number
no maximum groups-per-interface
number |
各インターフェイスでルータによって受け入れられる、グループの最大数。 範囲は 1 ~ 16000 です。 |
number:20000
IGMP コンフィギュレーション
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
224.0.0.13(PIM の場合)と、224.0.0.22 および 224.0.0.2(IGMP の場合)では、マルチキャストがイネーブルになっていて各インターフェイスのグループ合計に加算されると、これらのグループは各インターフェイスのローカル メンバーシップを取得します。 各インターフェイスのグループ数には、外部グループ メンバーシップとローカル グループ メンバーシップが反映されます。
(注) |
maximum groups-per-interface コマンドを使用して、各インターフェイスのグループの最大数を、インターフェイスに既存のグループ数よりも少ない数に設定することはできません。 たとえば、グループ数が 39 の場合にグループの最大数を 10 に設定すると、コンフィギュレーションは拒否されます。 |
特定のインターフェイスに対して maximum groups-per-interface コマンドを使用すると、IGMP コンフィギュレーション モードで指定された、このコマンドで継承されたプロパティは上書きされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、各インターフェイスのグループの最大数を表示する方法を示します。 コンフィギュレーションをコミットすると、各インターフェイスのグループの最大数が 12 に変更されます。 コンフィギュレーションの前後に show igmp summary コマンドを使用して、コンフィギュレーションへの変更を確定します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp summary IGMP summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 50000 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No MgmtEth0/RSP0/CPU0/0 0 25000 Loopback0 4 25000 Bundle-Ether28 3 25000 Bundle-Ether28.1 3 25000 Bundle-Ether28.2 3 25000 Bundle-Ether28.3 3 25000 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 25000 GigabitEthernet0/1/5/0 3 25000 GigabitEthernet0/1/5/1 5 25000 GigabitEthernet0/1/5/2 5 25000 GigabitEthernet0/6/5/1 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/2 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/7 3 25000 RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# maximum groups-per-interface 5 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 65 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No MgmtEth0/RSP0/CPU0/0 0 5 Loopback0 4 5 Bundle-Ether28 3 5 Bundle-Ether28.1 3 5 Bundle-Ether28.2 3 5 Bundle-Ether28.3 3 5 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 5 GigabitEthernet0/1/5/0 3 5 GigabitEthernet0/1/5/1 5 5 GigabitEthernet0/1/5/2 5 5 GigabitEthernet0/6/5/1 3 5 GigabitEthernet0/6/5/2 3 5 GigabitEthernet0/6/5/7 3 5
次の例に、すべてのインターフェイスに対し、グループの最大数を 3000 に設定する方法を示します。ただし、GigabitEthernet インターフェイス 0/4/0/0 は例外で、このインターフェイスでは 4000 に設定します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# maximum groups-per-interface 3000 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface GigabitEthernet 0/4/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# maximum groups-per-interface 4000 IGMP summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 50000 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No MgmtEth0/RP0/CPU0/0 0 25000 Loopback0 4 25000 Bundle-POS24 3 25000 Bundle-Ether28 3 25000 Bundle-Ether28.1 3 25000 Bundle-Ether28.2 3 25000 Bundle-Ether28.3 3 25000 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 25000 GigabitEthernet0/1/5/0 3 25000 GigabitEthernet0/1/5/1 5 25000 GigabitEthernet0/1/5/2 5 25000 POS0/1/0/1 5 25000 POS0/1/4/2 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/1 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/2 3 25000 GigabitEthernet0/6/5/7 3 25000 POS0/6/0/1 3 25000 POS0/6/4/4 3 25000 POS0/6/4/5 3 25000 POS0/6/4/6 3 25000 RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# maximum groups-per-interface 5 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 65 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No MgmtEth0/RP0/CPU0/0 0 5 Loopback0 4 5 Bundle-POS24 3 5 Bundle-Ether28 3 5 Bundle-Ether28.1 3 5 Bundle-Ether28.2 3 5 Bundle-Ether28.3 3 5 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 5 GigabitEthernet0/1/5/0 3 5 GigabitEthernet0/1/5/1 5 5 GigabitEthernet0/1/5/2 5 5 POS0/1/0/1 5 5 POS0/1/4/2 3 5 GigabitEthernet0/6/5/1 3 5 GigabitEthernet0/6/5/2 3 5 GigabitEthernet0/6/5/7 3 5 POS0/6/0/1 3 5 POS0/6/4/4 3 5 POS0/6/4/5 3 5 POS0/6/4/6 3 5
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# maximum groups-per-interface 3000 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface POS 0/4/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# maximum groups-per-interface 4000
Command |
Description |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)で使用されるグループの最大数を設定します。 |
|
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のグループ メンバーシップ情報を表示します。 |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)プロセスのノンストップ フォワーディング(NSF)タイムアウトの最大値を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで nsf lifetime コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nsf lifetime seconds
no nsf lifetime
seconds |
NSF モードの最大時間。 範囲は 10 ~ 3600 です。 |
seconds:60
IGMP コンフィギュレーション
IGMP VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGMP NSF プロセスは、IGMP プロセスの再起動時にトリガーされます。 IGMP NSF モードのときに IGMP NSF プロセスがタイムアウトになると、MRIB は以前の IGMP プロセスでインストールされたルートを除去します。
IGMP NSF ライフタイムは、IGMP が、メンバーシップ クエリーとレポートを通して、接続されているネットワークのすべてのホスト メンバーシップを学習し直す期間を指します。 この NSF 期間中、IGMP がメンバーシップ レポートを回復している間は、PIM は継続してローカル メンバの転送ステートを維持します。
さらに、IGMP は、IP グループ メンバ アプリケーション(セッション通知プロトコル(SAP)リスナーなど)のローカル パケット トランスポート サービス(LPTS)から内部受信者のステートを回復し、MRIB を更新します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、IGMP NSF タイムアウト値を 120 秒に設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# nsf lifetime 120
コマンド |
説明 |
---|---|
nsf(マルチキャスト) |
マルチキャスト ルーティング システムの NSF 機能をイネーブルにします。 |
nsf lifetime(PIM) |
PIM プロセスの NSF タイムアウト値を設定します。 |
IGMP での NSF の動作状態を表示します。 |
|
show mfib nsf |
MFIB ラインカードでの NSF の動作状態を表示します。 |
Cisco IOS XR ソフトウェアがインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)ホスト クエリー メッセージを送信する頻度を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで queryinterval コマンドを使用します。 デフォルトの頻度に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
query-interval seconds
no query-interval
seconds |
IGMP ホスト クエリー メッセージを送信する頻度。 値の範囲は 1 ~ 3600 です。 |
このコマンドをインターフェイス コンフィギュレーション モードで指定しないと、インターフェイスでは、IGMP コンフィギュレーション モードで指定されたクエリー インターバル パラメータが使用されます。
このコマンドが IGMP コンフィギュレーション モードで指定されていない場合、クエリー インターバル時間は 60 秒です。
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
マルチキャスト ルータはホスト メンバーシップ クエリー メッセージ(ホスト クエリー メッセージ)を送信し、ルータに接続されているネットワーク上にいるマルチキャスト グループのメンバを検出します。 ホストは、特定のグループ(そのホストが、メンバになることを目的としているグループ)のマルチキャスト パケットの受信要求を示す IGMP レポート メッセージに応答します。 ホスト クエリー メッセージは、すべてのホストのマルチキャスト グループ(アドレスが 224.0.0.1 で、IP Time-To-Live(TTL)値が 1 のグループ)宛に送信されます。
LAN では、IGMP ホスト クエリー メッセージを送信するルータだけが指定ルータになります。
ルータがタイムアウト時間(query-timeout コマンドによって制御されます)にクエリーを受信しないと、そのルータがクエリアになります。
(注) |
seconds 引数の値を変更すると、ネットワーク パフォーマンスに重大な影響を及ぼすことがあります。 クエリー インターバルを短くすると接続ネットワーク上のトラフィックが増加し、クエリー インターバルを長くするとクエリアのコンバージェンス時間が短くなることがあります。 |
(注) |
query-interval コマンドを IGMP コンフィギュレーション モードで設定すると、パラメータは、新規および既存のすべてのインターフェイスで継承されます。 これらのパラメータは、インターフェイス コンフィギュレーション モードでインターフェイスごとに上書きできます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、指定ルータが IGMP ホスト クエリー メッセージを送信する頻度を 2 分に変更する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface gigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# query-interval 120
コマンド |
説明 |
---|---|
hello-interval(PIM) |
PIM hello メッセージの頻度を設定します。 |
ルータがインターフェイスのクエリアを継承するまでのタイムアウト値を設定します。 |
|
ルータに直接接続され、IGMP を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示します。 |
IGMP クエリーでアドバタイズされる最大応答時間を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで query-max-response-time コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
query-max-response-time seconds
no query-max-response-time
seconds |
IGMP クエリーでアドバタイズされる最大応答時間(秒単位)。 範囲は 1 ~ 12 です。 |
このコマンドをインターフェイス コンフィギュレーション モードで指定しないと、インターフェイスでは、IGMP コンフィギュレーション モードで指定された最大応答時間パラメータが使用されます。
このコマンドが IGMP コンフィギュレーション モードで指定されていない場合、最大応答時間は 10 秒です。
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
query-max-response-time コマンドは、IGMP バージョン 1 ではサポートされていません。
このコマンドは、ホストが IGMP クエリー メッセージに応答するまでの最大応答時間を制御するために使用されます。 値を 10 秒未満に設定すると、ルータによる、グループのプルーニングがより高速に行われるようになります。ただし、ホストの応答時間が短く制限されることになるため、ネットワークのバースト性が生じます。
このコマンドを IGMP コンフィギュレーション モードで設定すると、パラメータは、新規および既存のすべてのインターフェイスで継承されます。 これらのパラメータは、インターフェイス コンフィギュレーション モードでインターフェイスごとに上書きできます。
(注) |
ホストがクエリー メッセージ上の最大応答時間を正しく読み取らない場合、意図しないうちにグループ メンバーシップがプルーニングされることがあります。 したがって、ホストは 10 秒(または設定した値)よりも早く、応答を認識する必要があります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、最大応答時間を 8 秒に設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface gigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# query-max-response-time 8
コマンド |
説明 |
---|---|
hello-interval(PIM) |
PIM hello メッセージの頻度を設定します。 |
ルータに直接接続され、IGMP を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示します。 |
ルータがインターフェイスのクエリアを引き継ぐまでのタイムアウト値を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで query-timeout コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
query-timeout seconds
no query-timeout
seconds |
前回のクエリアがクエリーを停止してから、クエリアを引き継ぐまでに、ルータが待機する時間(秒数)。 範囲は 60 ~ 300 です。 |
このコマンドをインターフェイス コンフィギュレーション モードで指定しないと、インターフェイスでは、IGMP VRF コンフィギュレーション モードで指定されたタイムアウト値パラメータが使用されます。 このコマンドを IGMP VRF コンフィギュレーション モードで指定しないと、最大応答時間は query-interval コマンドで設定されたクエリー インターバルの 2 倍の時間に等しくなります。
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
query-timeout コマンドは、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)バージョン 1 ではサポートされていません。
デフォルトで、ルータは query-interval コマンドで設定されたクエリー インターバルの 2 倍の時間分だけ待機します。待機後、ルータがクエリーを受信しないと、そのルータがクエリアになります。 デフォルトで、クエリー インターバルは 60 秒に設定されています。つまり、query timeout 値はデフォルトで 120 秒に設定されていることになります。
クエリー タイムアウト値を、クエリー インターバルを 2 倍した値よりも小さい値に設定すると、ネットワーク上のルータは、正当な理由なく、クエリーのタイムアウトを判断したりクエリアを引き継いだりすることがあります。
(注) |
このコマンドを IGMP コンフィギュレーション モードで設定すると、パラメータは、新規および既存のすべてのインターフェイスで継承されます。 これらのパラメータは、インターフェイス コンフィギュレーション モードでインターフェイスごとに上書きできます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、ルータが最後のクエリーを受け取ってからインターフェイスのクエリアを引き継ぐまでに、30 秒間待機させるように設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface gigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# query-timeout 30
Command |
Description |
Cisco IOS XR ソフトウェアがインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)ホスト クエリー メッセージを送信する頻度を設定します。 |
ネットワーク上で予期されるパケット損失を調整するようにロバストネス変数を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで robustness-count コマンドを使用します。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
robustness-count count
no robustness-count
count |
robustness-count 変数の値。 範囲は 2 ~ 10 パケットです。 |
デフォルトは 2 パケットです。
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGMP はソフト ステート型のプロトコルです。 ステートは、定期的にリフレッシュされる必要があります。そうしないと、タイムアウトになります。 たとえば、robustness-count コマンド設定が 4 である場合、特定のステートに関連付けられている IGMP パケットが 3 つ失われても、ステートは維持されます。 ただし、ネットワークが 4 つ以上の IGMP パケットを失うと、ステートはタイムアウトになります。 ステートを維持するために、robustness-count 設定の変更を検討できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、robustness-count コマンドの使用法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# robustness-count 2
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)メンバーシップ追跡をディセーブルまたはイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで router コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
router { disable | enable }
no router { disable | enable }
disable |
IGMP メンバーシップ追跡をオフにします。 |
enable |
IGMP メンバーシップ追跡をオンにします。 |
このコマンドを IGMP VRF コンフィギュレーション モードで指定しないと、ルータの機能はすべてのインターフェイスでイネーブルになります。
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
router コマンドは、特定のインターフェイス上の IGMP ルータ機能をイネーブルまたはディセーブルにするために使用されます。 たとえば、あるインターフェイス上でルータ機能がディセーブルになると、IGMP はそのインターフェイス上のクエリーを停止します。 IGMP ルータ機能をディセーブルにすると、必ず、グループ メンバーシップ レポートを通してローカル グループ メンバーシップに通知されるようになります。
(注) |
このコマンドは、multicast-routing コマンドで前にイネーブルにした IGMP インターフェイスをディセーブルまたはイネーブルにする場合に役立ちます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
Packet-over-SONET/SDH(POS)インターフェイス 0/1/0/0 以外のすべてのマルチキャスト対応インターフェイスで IGMP メンバーシップ追跡機能をイネーブルにする例を次に示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface gigabitEthernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# router enable
コマンド |
説明 |
---|---|
multicast routing |
ルータの、イネーブルになっているすべてのインターフェイス上でマルチキャスト ルーティングと転送をイネーブルにします。そして、マルチキャスト ルーティング コンフィギュレーション モードを開始します。 |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで router igmp コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
router igmp
no router igmp
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGMP VRF コンフィギュレーション モードでは、IGMP クエリーでアドバタイズされる最大応答時間を設定し、ホスト クエリー インターバルを変更できます。
(注) |
router igmp コマンドまたは multicast-routing コマンドが開始されると、IGMP プロセスが有効になります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次に、IGMP コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)#
コマンド |
説明 |
---|---|
interface all disable |
すべてのインターフェイスで IGMP メンバーシップ追跡をディセーブルにします。 |
multicast routing |
ルータの、イネーブルになっているすべてのインターフェイス上でマルチキャスト ルーティングと転送をイネーブルにします。そして、マルチキャスト ルーティング コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ルータに直接接続されインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示するには、EXEC モードで show igmp groups コマンドを使用します。
show igmp [ vrf vrf-name ] groups [ group-address | type interface-path-id | not-active | summary ] [detail] [explicit]
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
||
group-address |
(任意)マルチキャスト グループのアドレスまたは名前。 4 分割ドット付き 10 進表記で記載されたマルチキャスト グループのアドレスです。 名前はドメイン ネーム システム(DNS)のホスト テーブルで定義されています。 |
||
type |
(任意)インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
(任意)物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータ構文の詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
not-active |
(任意)処理されているグループ参加を表示します。 |
||
summary |
(任意)IGMP での (* , G) ステートおよび (S, G) ステートの総数を表示します。 |
||
detail |
(任意)IGMP バージョン 3 の送信元リスト、ホスト、ルータ モードなどの詳細情報を表示します。 |
||
explicit |
(任意)明示的な追跡情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
オプションの引数をすべて省略して show igmp groups コマンドを実行すると、直接接続されたネットワークがサブスクライブされているすべてのマルチキャスト メンバーシップが(グループ アドレスとインターフェイス名ごとに)表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、特定の(tenGigE)インターフェイスに対する show igmp groups コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp groups tenGigE 0/4/0/0
IGMP Connected Group Membership
Group Address Interface Uptime Expires Last Reporter
224.0.0.2 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44
224.0.0.5 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44
224.0.0.6 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44
224.0.0.13 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44
224.0.0.22 TenGigE0/4/0/0 3w6d never 10.114.8.44
フィールド |
説明 |
---|---|
Group Address |
マルチキャスト グループのアドレス。 |
Interface |
グループに到達可能なインターフェイス。 |
Uptime |
このマルチキャスト グループが認識されている時間(時間、分、および秒)。 |
Expires |
エントリが IGMP グループ テーブルから削除されるまでの時間(時間、分、および秒)。 |
Last Reporter |
マルチキャスト グループのメンバーであることを最後に報告したホスト。 |
Command |
Description |
インターフェイスについてのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)マルチキャスト関連情報を表示します。 |
インターフェイスについてのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)マルチキャスト関連情報を表示するには、EXEC モードで show igmp interface コマンドを使用します。
show igmp [ vrf vrf-name ] interface [ type inteface-path-id | state-on | state-off ]
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
||
type |
(任意)インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
(任意)物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータ構文の詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
state-on |
(任意)IGMP がイネーブルになっている、すべてのインターフェイスを表示します。 |
||
state-off |
(任意)IGMP がディセーブルになっている、すべてのインターフェイスを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
オプションの引数を省略した場合、show igmp interface コマンドはすべてのインターフェイスの情報を表示します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show igmp interface コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp interface
Loopback0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.144.144.144/32
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 3 joins, 0 leaves
IGMP querying router is 10.144.144.144 (this system)
TenGigE0/4/0/0 is up, line protocol is up
Internet address is 10.114.8.44/24
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 9 joins, 4 leaves
IGMP querying router is 10.114.8.11
Bundle-Ether16.162 is up, line protocol is up
Internet address is 10.194.8.44/24
IGMP is disabled on interface
Bundle-Ether16.163 is up, line protocol is up
Internet address is 10.194.12.44/24
IGMP is disabled on interface
GigabitEthernet0/1/0/2 is up, line protocol is up
Internet address is 10.147.4.44/24
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 6 joins, 0 leaves
IGMP querying router is 10.147.4.44 (this system)
GigabitEthernet0/1/0/8 is up, line protocol is up
Internet address is 10.146.4.44/24
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 5 joins, 0 leaves
IGMP querying router is 10.146.4.44 (this system)
GigabitEthernet0/1/0/18 is up, line protocol is up
Internet address is 10.194.4.44/24
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 7 joins, 2 leaves
IGMP querying router is 10.194.4.19
GigabitEthernet0/1/0/23 is up, line protocol is up
Internet address is 10.114.4.44/24
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 9 joins, 4 leaves
IGMP querying router is 10.114.4.11
GigabitEthernet0/1/0/27 is up, line protocol is up
Internet address is 10.145.4.44/24
IGMP is enabled on interface
Current IGMP version is 3
IGMP query interval is 60 seconds
IGMP querier timeout is 125 seconds
IGMP max query response time is 10 seconds
Last member query response interval is 1 seconds
IGMP activity: 7 joins, 2 leaves
IGMP querying router is 10.145.4.44 (this system)
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Loopback0 is up, line protocol is up |
インターフェイスのタイプ、番号、およびステータス。 |
||
Internet address is |
address コマンドで指定されたとおりに、インターフェイスに適用されているインターフェイスとサブネット マスクのインターネット アドレス。 |
||
IGMP is enabled on interface |
IGMP ルータ機能がインターフェイス上でイネーブルになっているかどうかを示します。
|
||
IGMP query interval is 60 seconds |
Cisco IOS XR ソフトウェアは、query-interval コマンドで指定されたとおりに Protocol Independent Multicast(PIM)クエリー メッセージを送信します。 |
||
IGMP querier timeout is... |
クエリアでないルータによって設定されるタイムアウト。 このタイムアウトが期限切れになると、クエリアでないルータはクエリーの送信を開始します。 |
||
IGMP max query response time is... |
ネットワーク上で IGMP メッセージのバースト性を有効にするために管理者によって使用される、クエリーの応答時間(秒)。 ここで指定された時間内に、受信したクエリーに応答します。 |
||
Last member query response is... |
クエリアが送信したクエリーにホストが応答してから、クエリーが応答するまでの時間(秒)。 |
||
IGMP activity: |
受信した、参加の総数と脱退の総数。 |
||
IGMP querying router is 239.122.41.51 (this system) |
リンク上で選定されたクエリアを示します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
address |
インターフェイスに対するプライマリ IP アドレスまたはセカンダリ IP アドレスを設定します。 |
Cisco IOS XR ソフトウェアが IGMP ホスト クエリー メッセージを送信する頻度を設定します。 |
|
IGMP メンバーシップ追跡をディセーブルまたはイネーブルにします。 |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のノンストップ フォワーディング(NSF)操作のステートを表示するには、EXEC モードで show igmp nsf コマンドを使用します。
show igmp [ vrf vrf-name ] nsf
old-output |
(任意)下位互換性を確保するために使用できる以前の show 出力を表示します。 |
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show igmp nsf コマンドは、IGMP の現在のマルチキャスト NSF ステートを表示します。 表示される NSF ステートは、normal または activated です。 activated ステートは、IGMP エラーが発生したために回復処理の実行中であることを示します。 NSF が満了するまで、NSF の総タイムアウト時間と残り時間が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show igmp nsf コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp nsf IGMP_AFD Non-Stop Forwarding Status: Multicast routing state: Normal NSF Lifetime : 00:01 :00
フィールド |
説明 |
---|---|
Multicast routing state |
IGMP のマルチキャスト NSF ステータス(Normal または Non-Stop Forwarding Activated)。 |
NSF Lifetime |
IGMP NSF のタイムアウト。 IGMP は、この期間中、NSF ステートを維持しながら、IGMP レポートを通して IGMP ルート ステートを回復します。この期間の終了後、移行を normal ステートに戻し、MRIB のシグナリングを行います。 |
NSF Time Remaining |
IGMP NSF ステートが activated の場合、IGMP が Normal モードに戻るまでの時間が表示されます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
nsf(マルチキャスト) |
マルチキャスト ルーティング システムの NSF 機能をイネーブルにします。 |
IGMP または MLD プロセスの NSF タイムアウト値を設定します。 IGMP プロセスの NSF タイムアウト値を設定します。 |
|
nsf lifetime(PIM) |
PIM プロセスの NSF タイムアウト値を設定します。 |
show mfib nsf |
MFIB ラインカードでの NSF の動作状態を表示します。 |
show mrib nsf |
MRIB での NSF の動作状態を表示します。 |
show pim nsf |
PIM での NSF の動作状態を表示します。 |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)のグループ メンバーシップ情報を表示するには、EXEC モードで show igmp summary コマンドを使用します。
show igmp [ vrf vrf-name ] summary
old-output |
(任意)下位互換性を確保するために使用できる以前の show 出力を表示します。 |
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show igmp summary コマンドは、グループ メンバーシップの総数を表示するために使用されます。 グループの総数は、すべてのインターフェイス上のグループ メンバの総数です。 グループの最大数は、すべてのインターフェイスに存在し得る、外部メンバおよびローカル メンバの総数です。 グループの最大数、およびグループの最大数のデフォルト値は、50000 メンバです。 各インターフェイスのグループの最大数、および各インターフェイスのグループの最大数のデフォルト値は、25000 メンバです。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次の例に、各インターフェイスで IGMP メンバになっているグループの数と、各インターフェイスでメンバになることができるグループの最大数を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp summary IGMP summary Robustness Value 2 No. of Group x Interfaces 61 Maximum number of Group x Interfaces 65 Supported Interfaces : 18 Unsupported Interfaces : 2 Enabled Interfaces : 18 Disabled Interfaces : 2 Interface Grp No Max Grp No Bundle-Ether28.1 3 5 MgmtEth0/RSP0/CPU0/0 0 5 Loopback0 4 5 MgmtEth0/RP1/CPU0/0 0 5 Bundle-Ether28 3 5 Bundle-Ether28 3 5 Bundle-Ether28.1 3 5 Bundle-Ether28.2 3 5 Bundle-Ether28.3 3 5 MgmtEth0 /RP1 /CPU0 /0 0 5 GigabitEthernet0/1 /5/0 3 5 GigabitEthernet0/1 /5/1 5 5 GigabitEthernet0 /1 /5 /2 5 5 GigabitEthernet0 /6/5 /1 3 5 GigabitEthernet0 /6/5 /2 3 5 GigabitEthernet0 /6/5 /7 3 5
フィールド |
説明 |
---|---|
No. of Group x Interfaces |
インターフェイスを通して参加したマルチキャスト グループの数。 |
Maximum number of Group x Interfaces |
インターフェイスを通して参加できるマルチキャスト グループの最大数。 |
Supported Interfaces |
マルチキャスト グループ到達可能なインターフェイス。 |
Unsupported Interfaces |
サポートされていないインターフェイスの数。 |
Enabled Interfaces |
イネーブルになっているインターフェイスの数。 |
Disabled Interfaces |
ディセーブルになっているインターフェイスの数。 |
Command |
Description |
ルータに直接接続されている、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)を通じて学習されたマルチキャスト グループを表示します。 |
送信元固有のマッピング(SSM)ステートのクエリーを実行するには、EXEC モードで show igmp ssm map コマンドを使用します。
show igmp [ vrf vrf-name ] ssm map [group-address] [detail]
vrf |
(任意)クエリー送信を行う VPN インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)特定の VRF インスタンスの名前を指定します。 |
group-address |
(任意)マッピングの状態を取得する SSM グループのアドレスを指定します。 |
detail |
(任意)詳細な送信元情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次の例に、show igmp ssm map コマンドの使用法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp ssm map 232.1.1.1
232.1.1.1 is static with 1 source
すべてのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)トラフィック関連のカウンタを表示するには、EXEC モードで show igmp traffic コマンドを使用します。
show igmp [ vrf vrf-name ] traffic
vrf vrf-name |
(任意)VRF インスタンスを指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show igmp traffic コマンドは、IGMP トラフィックのすべてのカウンタのステートを表示するために使用されます。 カウンタがアクティブになってからの時間と、受信した各種タイプの IGMP パケット数(クエリー、脱退、レポートなど)についての情報を提供します。 また、このコマンドは、受信した、エラーのある IGMP パケットの数も維持します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show igmp traffic コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show igmp traffic
IGMP Traffic Counters
Elapsed time since counters cleared: 15:27:38
Received Sent
Valid IGMP Packet 2784 5576
Queries 0 2784
Reports 2784 2792
Leaves 0 0
Mtrace packets 0 0
DVMRP packets 0 0
PIM packets 0 0
Errors:
Malformed Packets 0
Bad Checksums 0
Socket Errors 0
Bad Scope Errors 0
Auxiliary Data Len Error 0
Subnet Errors 0
Packets dropped due to invalid socket 0
Packets which couldn’t be accessed 0
次の表で、show igmp traffic コマンドの出力に表示される重要なフィールドを説明します。
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Valid IGMP Packet |
送受信された、有効なプロトコル パケットの総数。 有効なパケットのタイプには、以下のものが含まれます。 |
||
Queries |
送受信された、有効なクエリー パケットの総数。 IP マルチキャスト ルータはクエリーを送信して、近接インターフェイスのマルチキャスト受信状態を判断します。 |
||
Reports |
受信されたメンバーシップ レポート パケットの総数。 メンバーシップ レポートは、現在のマルチキャストの近接インターフェイスでの受信状態や、その状態の変化を示します。 |
||
Leaves |
受信された脱退の合計数。 脱退グループ パケットは、近接インターフェイスが特定のグループについてマルチキャスト受信状態ではなくなったことを示します。 |
||
Mtrace packets |
送受信された mtrace パケットの総数。 mtrace は、特定のマルチキャスト アドレスを使用して、受信者から送信元へのルートを追跡します。 |
||
DVMRP packets |
送受信されたディスタンス ベクトル マルチキャスト ルーティング プロトコル(DVMRP)パケットの総数。 DVMRP は、ネットワーク間でホスト グループへのコネクションレス型データグラム配信を行うメカニズムを提供する、インターネット ルーティング プロトコルです。 このプロトコルは、逆経路マルチキャスティングを使用して、IP マルチキャストの配信ツリーをダイナミックに生成します。 パケット タイプ 0x13 は、DVMRP パケットであることを示します。 |
||
PIM packets |
送受信された Protocol Independent Multicast(PIM)パケットの総数。 |
||
Malformed Packets |
受信された、変造されたパケットの総数。 変造されたパケットは、有効な最小のプロトコル パケットよりも小さいパケットです。 |
||
Bad Checksums |
受信された、プロトコル ヘッダーのチェックサムが不良なパケットの総数。 |
||
Socket Errors |
プロトコル ソケットでの読み取り/書き込みエラーの総数。 |
||
Bad Scope Errors |
受信された、マルチキャスト スコープが無効なパケットの総数。
|
||
Auxiliary Data Len Errors |
受信された、補助データの長さが 0 以外のパケットの総数。 |
||
Subnet Errors |
ルータと同じサブネットで送信されなかった受信パケットの総数。 受信した DVMRP および MTRACE パケットは、異なるサブネットから有効に送信された可能性があるため、このエラーがないか検査されません。 |
||
Packets dropped due to invalid socket |
ソケットが無効であるためにドロップされたパケットの総数。 |
||
Packets which couldn’t be accessed |
送信または受信できなかったパケットの総数。 このような状況は、以下のような場合に発生します。 |
||
Other Packet Drops |
その他の理由でドロップされたパケット。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
show pim traffic |
PIM トラフィック カウンタ情報を表示します。 |
アクセス コントロール リスト(ACL)によって受け入れられる、Source-Specific Multicast(SSM)グループ内のレガシー ホストのグループ メンバーシップを、Protocol Independent Multicast(PIM)-SSM 送信元にマップするには、適切なコンフィギュレーション モードで ssm map static コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ssm map static source-address access-list
no ssm map static source-address access-list
source-address |
スタティック マッピングの生成に使用される PIM-SSM 送信元アドレス。 |
access-list |
スタティック マッピングの生成に使用されるグループを指定する ACL。 |
SSM グループ範囲にあるレガシー ホスト メンバーシップはドロップされます。
IGMP VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
PIM-SSM では、IGMPv3(IPv4)を使用してローカル メンバーシップを決定する必要があります。 通常の動作条件下では、IGMP は、SSM グループ範囲内にあるグループについて、バージョンの古い方のグループ メンバーシップ レポートを廃棄します。 これは、レガシー グループ メンバーシップ プロトコルを使用するホストは、PIM-SSM 送信元からのデータを受信できないことを意味します。
ssm map static コマンドは、古い方のグループ メンバーシップ レポートを、PIM-SSM 送信元のセットにマップします。 設定された送信元に関連付けられた ACL が SSM グループを受け入れると、その送信元は SSM グループの送信元セットに組み込まれます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、IGMP ルーティング コンフィギュレーション モードでの PIM-SSM マッピングを示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# configuration RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# ssm map static 10.0.0.1 mc2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)#
ルータを、インターフェイス上の特定のグループの静的に設定されたメンバにしたり、マルチキャスト グループをインターフェイスに静的に転送したりするには、適切なコンフィギュレーション モードで static-group コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
static-group group-address [ inc-mask mask count cnt ] [ source-address [ inc-mask mask count cnt ] ]
no static-group group-address [ inc-mask mask count cnt ] [ source-address [ inc-mask mask count cnt ] ]
group-address |
IPv4 プレフィックス フォーマットのマルチキャスト グループの IP アドレス: |
||
inc-mask mask |
(任意)増分範囲のマスクを指定します。 IPv4 フォーマットの IP アドレスで表現される範囲。 このマスクは、以降のグループ アドレスを生成するために、グループ アドレスとともに使用されます。
|
||
count cnt |
(任意)増分マスクを使用して生成する、多数のグループ アドレスを指定します。 範囲は 1 ~ 512 です。 |
||
source address |
(任意)IPv4 プレフィックス フォーマットで含めるマルチキャスト グループの送信元アドレス: |
ルータは、IP マルチキャスト グループの静的に接続されたメンバではありません。
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
static-group コマンドを設定すると、グループに対するパケットはインターフェイス外に切り替えられます(パケットが正しいリバース パス転送(RPF)インターフェイスで受信された場合)。
static-group コマンドは、join-group コマンドとは異なります。 join-group コマンドを使用すると、ルータはマルチキャスト グループに参加し、トラフィックを IP クライアント プロセス(ルート プロセッサ)に導くことができます。 同じグループ アドレスに対して join-group コマンドと static-group コマンドの両方を設定すると、join-group コマンドが優先され、該当のグループはローカルに参加したグループのように動作します。
(注) |
static-group コマンドを使用しても、システム パフォーマンスには影響しません。 ループバック インターフェイスに static-group を設定しても、ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに影響しません。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例では、ルータは特定の送信元(1.1.1.1)に対して 2 つのマルチキャスト グループ(225.2.2.2 と 225.2.2.4)に静的に参加します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# interface GigE 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-default-if)# static-group 225.2.2.2 inc-mask 0.0.0.2 count 2 1.1.1.1
ルータのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)バージョンを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで version コマンドを使用します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
version { 1 | 2 | 3 }
no version
1 |
IGMP バージョン 1 を指定します。 |
2 |
IGMP バージョン 2 を指定します。 |
3 |
IGMP バージョン 3 を指定します。 |
このコマンドをインターフェイス コンフィギュレーション モードで指定しないと、インターフェイスでは、IGMP VRF コンフィギュレーション モードで指定された IGMP バージョン パラメータが使用されます。
このコマンドを IGMP コンフィギュレーション モードで指定しないと、IGMP はバージョン 3 を使用します。
IGMP コンフィギュレーション
IGMP VRF コンフィギュレーション
IGMP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
サブネット上のすべてのルータは、同じバージョンの IGMP で設定する必要があります。 たとえば、Cisco IOS XR ソフトウェアを実行しているルータは、自動的にバージョン 1 システムを検出せず、バージョン 1 に切り替わりません。 ホストではどのバージョンの IGMP でも使用することができ、ルータはその存在を正しく検出して、適切にクエリーを送信します。
query-max-response-time コマンドおよび query-timeout コマンドには、IGMP バージョン 2 か 3 が必要です。
(注) |
このコマンドを IGMP コンフィギュレーション モードで設定すると、パラメータは、新規および既存のすべてのインターフェイスで継承されます。 これらのパラメータは、インターフェイス コンフィギュレーション モードでインターフェイスごとに上書きできます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次に、IGMP バージョン 3 を使用するようにルータを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# version 3
Command |
Description |
インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)クエリーでアドバタイズされる最大応答時間を設定 |
|
ルータがインターフェイスのクエリアを継承するまでのタイムアウト値を設定します。 |
バーチャル プライベート ネットワーク(VRF)インスタンスを設定するには、IGMP ルーティング コンフィギュレーション モードで vrf コマンドを使用します。 コンフィギュレーション ファイルから VRF インスタンスを削除して、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrf vrf-name
no vrf vrf-name
vrf-name |
VRF インスタンスの名前。 |
デフォルトの動作や値はありません。
IGMP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
VRF インスタンスを設定するために IGMP ルーティング コンフィギュレーション モードで vrf コマンドを使用すると、IGMP VRF コンフィギュレーションが開始します。
VRF インスタンスは、プロバイダー エッジ(PE)ルータで保持される VPN ルーティング/転送テーブルを収集したものです。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、IGMP コンフィギュレーション サブモードで VRF インスタンスを設定し、VRF コンフィギュレーション サブモードを開始する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router igmp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp)# vrf vrf_1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-igmp-vrf_1)#