この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)の設定やモニタを行うときに使用するコマンドについて説明します。
マルチキャスト ルーティングの概念、設定作業、および例の詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Multicast Configuration Guide』のコンフィギュレーション モジュール「Implementing Multicast Routing on Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ」を参照してください。
ルータで、キャッシュの送信元アクティブ(SA)ステートのホールドタイム期間を設定するには、MSDP コンフィギュレーション モードで cache-sa-holdtime コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
cache-sa-holdtime holdtime-number
no cache-sa-holdtime holdtime-number
holdtime-number |
ホールドタイム期間(秒)。 範囲は 150 ~ 3600 です。 |
holdtime-number:150 秒
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
cache-sa-holdtime コマンドは、キャッシュの SA ステートのホールドタイムを増加するために使用されます。 作成されるキャッシュ エントリは、通常、150 秒後に期限切れになります。 トラブルシューティングでは、MSDP を使用して、より長い期間の SA キャッシュ エントリを維持することが必要になる場合があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、キャッシュの SA ステートのホールドタイム期間を 200 秒に設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# cache-sa-holdtime 200
Command |
Description |
ルータのキャッシュの送信元アクティブ(SA)ステートを制御します。 |
ルータのキャッシュの送信元アクティブ(SA)ステートを制御するには、MSDP コンフィギュレーション モードで cache-sa-state コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
cache-sa-state { list access-list-number | rp-list access-list-name }
no cache-sa-state { list access-list-number | rp-list access-list-name }
list access-list-number |
キャッシュする (S, G) ペアを定義する、IP アクセス リストを指定します。 |
rp-list access-list-name |
送信元ランデブー ポイント(RP)のアクセス リスト名を指定します。 |
ルータは SA ステートになります。
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
SA メッセージの到着直後に新規メンバがグループに参加すると、遅延が発生し、SA メッセージが失われることがあります。 この問題を回避するため、このコマンドを設定すると、ルータが新規メンバに対して、次の SA メッセージの受信を待機するように求めずに、SA 情報(キャッシュ メモリからの)を提供できるようになります。
ピアから受信した SA メッセージをキャッシュするため、cache-sa-state コマンドは、マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)スピーカーごとに実行する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、グループ 224.2.0.0/16 に対して送信を行う、10.0.0.0/16 にあるすべての送信元にキャッシュ ステートを設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# MSDP RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# cache-sa-state list 100 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list 100 permit 10.0.0.0 0.0.255.255 224.2.0.0 0.0.255.255
(注) |
アクセス リストの送信元フィールドと宛先フィールドは、SA メッセージの (S, G) フィールドに一致します。 アクセス リストの最初のアドレス フィールドとマスク フィールドを送信元に使用し、2 番目のフィールドをグループまたは宛先に使用することをお勧めします。 |
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した (S, G) ステートを表示します。 |
指定したマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアの TCP 接続をクリアするには、EXEC モードで clear msdp peer コマンドを使用します。
clear msdp [ipv4] peer peer-address
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
peer-address |
TCP 接続をクリアする MSDP ピアの IPv4 アドレスまたはホスト名。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
clear msdp peer コマンドは、MSDP ピアへの TCP 接続を終了し、すべての MSDP ピア統計情報をリセットします。また、MSDP ピアとの間でやり取りされる入力キューと出力キューをクリアします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
実行 |
次の例に、アドレス 224.15.9.8 にある MSDP ピアの TCP 接続をクリアする方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear msdp peer 224.15.9.8
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |
外部のマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)キャッシュ エントリをクリアするには、EXEC モードで clear msdp sa-cache コマンドを使用します。
clear msdp [ipv4] sa-cache [group-address]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
group-address |
(任意)SA キャッシュから外部 SA エントリがクリアされるマルチキャスト グループのアドレスまたは名前。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
(注) |
Cisco IOS XR ソフトウェアでは、デフォルトで SA キャッシュはイネーブルになっています。 |
グループ アドレスまたはグループ名でマルチキャスト グループを指定するときに group-address 引数を指定しないと、clear msdp sa-cache コマンドではすべての外部 SA キャッシュ エントリがクリアされます。
(注) |
ローカル SA キャッシュ エントリのクリアには、clear pim topology コマンドを使用できます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
実行 |
次の例に、キャッシュから、アドレス 224.5.6.7 にあるマルチキャスト グループの外部 SA エントリをクリアする方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear msdp sa-cache 224.5.6.7
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した (S, G) ステートを表示します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアの統計情報カウンタをリセットするには、EXEC モードで clear msdp stats コマンドを使用します。
clear msdp [ipv4] stats [ peer peer-address ] [allvalues]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
peer peer-address |
(任意)指定した IPv6 MSDP ピア アドレスまたはピア名について、MSDP ピアの統計情報カウンタをクリアします。 |
allvalues |
(任意)すべての MSDP ピアについて、すべての統計情報カウンタをクリアします。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
clear msdp stats コマンドは、MSDP ピアの統計情報カウンタ(送受信されたキープアライブ数、送受信された送信元アクティブ(SA)エントリなど)をリセットします。
MSDP ピアを指定するときに peer キーワードと peer-address 引数を指定しないと、このコマンドではすべての MSDP ピアの統計情報カウンタがクリアされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
実行 |
次の例に、すべてのピアのすべての統計情報をクリアする方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear msdp stats peer 224.0.1.1
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアの統計情報カウンタを表示します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)接続に使用する送信元アドレスを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで connect-source コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
connect-source type [interface-path-id]
no connect-source type [interface-path-id]
type |
インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
(任意)物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータ構文の詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
MSDP 接続に対して送信元アドレスが設定されていないと、ピアに対するインターフェイスの IP アドレスは送信元アドレスとして使用されます。
MSDP コンフィギュレーション
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
connect-source コマンド:
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、MSDP 接続のループバック インターフェイスの送信元アドレスを設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface loopback 0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 10.1.1.1/24 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# connect-source loopback 0
すべてのマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)メッセージを受け入れるデフォルト ピアを定義するには、MSDP コンフィギュレーション モードで default-peer コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-peer ip-address
no default-peer
ip-address |
MSDP デフォルト ピアの IP アドレスまたはドメイン ネーム システム(DNS)。 |
MSDP のデフォルト ピアは存在しません。
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトのピア コンフィギュレーションは、他のすべての MSDP RPF ルールが失敗すると、最後の Reverse Path Forwarding(RPF)ルールとして、すべての MSDP SA メッセージを受け入れます。
MSDP ピアを BGP ピアにしない場合も、default-peer コマンドを使用します。
prefix-list list キーワードと引数を指定しないと、設定したデフォルト ピアから受信したすべての SA メッセージが受け入れられます。
default-peer コマンドに prefix-list list キーワードと引数を指定する場合は、必ず、BGP プレフィックス リストを設定してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、ルータ 172.16.12.0 をローカル ルータへのデフォルト ピアとして設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# default-peer 172.16.12.0
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアのコンフィギュレーションに説明テキストを追加するには、ピア コンフィギュレーション モードで description コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
description peer-address text
no description peer-address text
peer-address |
この説明が該当するピアの IP アドレスまたはホスト名。 |
text |
MSDP ピアの説明。 最大 80 文字を使用して、このピアについて説明します。 |
MSDP ピアに説明文は関連付けられていません。
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
MSDP ピアを識別しやすくするために、説明を設定します。 この説明は、show msdp peer コマンド出力に表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、IP アドレス 10.0.5.4 のルータに、そのルータは顧客 A のルータであるという説明を付加する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 10.0.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# description 10.0.5.4 router_at_customer_site_A
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアについての情報を表示します。 |
ルータまたは特定の MSDP ピアによる学習が可能な外部マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)エントリの最大数を設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで maximum external-sa コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum external-sa entries
no maximum external-sa
entries |
ルータまたは特定の MSDP ピアによる学習が可能な SA エントリの最大数。 範囲は 1 ~ 75000 です。 |
entries:20000
MSDP ピア コンフィギュレーション
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
maximum external-sa コマンドを MSDP コンフィギュレーション モードで発行すると、ルータによる学習が可能な外部 SA エントリ(すべてのピアの累積的 SA ステート)の総数が設定されます。 このコマンドは、トラフィックの負荷が高い状態でのルータ リソースの利用率を制御するために使用されます。
(注) |
外部 SA エントリの最大数を、現在集められている SA ステート数よりも小さい数に設定すると、コンフィギュレーションは失敗します。 |
maximum external-sa コマンドを MSDP ピア コンフィギュレーション モードで発行すると、特定の MSDP ピアによる学習が可能な外部 SA エントリの総数が設定されます。 MSDP コンフィギュレーション モードでは、このコマンドを使用して、maximum peer-external-sa コマンドで設定した外部 SA エントリの最大値を上書きするように特定の MSPD ピアを設定することもできます。
(注) |
特定の MSDP ピアの外部 SA エントリの最大数を、ルータによる学習が可能な外部 SA エントリの最大数よりも大きい数に設定すると、コンフィギュレーションは失敗します。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、ルータによる学習が可能な外部 SA エントリの最大数を 30000 SA エントリに設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# maximum external-sa 30000
次の例に、アドレス 10.1.5.3 にある MSDP ピアによる学習が可能な外部 SA エントリの最大数を 25000 SA エントリに設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 10.1.5.3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# maximum external-sa 25000
Command |
Description |
MSDP ピアによる学習が可能な外部マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)エントリの最大数を設定します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアのステータスを表示します。 |
MSDP ピアによる学習が可能な外部マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)エントリの最大数を設定するには、MSDP コンフィギュレーション モードで maximum peer-external-sa コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum peer-external-sa entries
no maximum peer-external-sa
entries |
MSDP ピアによって学習される SA エントリの最大数。 範囲は 1 ~ 75000 です。 |
entries:20000
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
(MSDP コンフィギュレーション モードでの)maximum external-sa コマンドは累積総数としてルータによって受け入れられる SA エントリの最大数を設定するのに対し、maximum peer-external-sa コマンドは、設定された各 MSDP ピアで学習可能な外部 SA エントリの最大数を設定します。
(注) |
MSDP ピアの外部 SA エントリの最大数を、ルータによる学習が可能な外部 SA エントリの最大数よりも大きい数に設定しようとすると、コンフィギュレーションは失敗します。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、各 MSDP ピアが学習可能な外部 SA エントリの最大数を 27000 SA エントリに設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# maximum peer-external-sa 27000
Command |
Description |
ルータまたは特定の MSDP ピアによる学習が可能な外部マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)エントリの最大数を設定します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアのステータスを表示します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを、メッシュ グループのメンバとなるように設定するには、ピア コンフィギュレーション モードで mesh-group コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mesh-group name
no mesh-group name
name |
メッシュ グループ名。 |
メッシュ グループに属さない MSDP ピアです。
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
メッシュ グループは MSDP スピーカーのグループであり、相互に完全メッシュ接続されています。 メッシュ グループで受信された、ピアからの SA メッセージは、同一メッシュ グループ内の他のピアには転送されません。
メッシュ グループは、次の目的に使用できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、internal という名前のメッシュ グループのメンバにするために、アドレス 10.0.5.4 の MSDP ピアを設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 10.0.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# mesh-group internal
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)メッセージでランデブー ポイント(RP)アドレスとして使用するインターフェイスのタイプとインスタンスを識別するには、MSDP コンフィギュレーション モードで originator-id コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
originator-id type interface-path-id
no originator-id type interface-path-id
type |
インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(? )オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
RP アドレスはオリジネータ ID として使用されます。
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
originator-id コマンドを使用して、SA メッセージを発信する MSDP スピーカーに、SA メッセージ内の RP アドレスとしてインターフェイスの IP アドレスを使用することを許可します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、SA メッセージ内の RP アドレスとしてギガビット イーサネット インターフェイス 0/1/1/0 を設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# originator-id GigE0/1/1/0
2 つのマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピア間の TCP 接続での Message Digest 5(MD5)認証をイネーブルにするには、MSDP ピア コンフィギュレーション モードで password コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
password { clear | encrypted } password
no password { clear | encrypted } password
clear |
暗号化されていないパスワードが続くことを示します。 このパスワードはクリアテキストで、暗号化されておらず、大文字と小文字が区別されます。 |
encrypted |
暗号化パスワードが続くことを指定します。 このパスワードは暗号化され、大文字と小文字が区別されます。 |
password |
最高 80 文字のパスワード。 このパスワードでは、どのような英数字でも使用できます。 ただし、先頭文字が数字である場合、またはパスワードにスペースが含まれる場合は、このパスワードを二重引用符で囲む必要があります(例:"2 password")。 |
パスワードは設定されていません。
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
password コマンドは、TCP 接続された 2 つの MSDP ピア間で、MD5 シグニチャ保護をサポートします。 2 つの MSDP ピア間で MD5 認証がイネーブルになると、ピア間の TCP 接続で送信された各セグメントが確認されます。 MD5 認証は、両方の MSDP ピアで同じパスワードを使用して設定する必要があります。そうしないと、ピア間の接続は確立されません。 MD5 認証を設定すると、Cisco IOS XR ソフトウェアにより、TCP 接続上で送信される各セグメントについて MD5 ダイジェストが生成され、検証されるようになります。
ピアにパスワードが設定されているかどうかを確認するには、show msdp peer コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、ピアの MSDP パスワードを設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 10.0.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# password encrypted a34bi5m
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアについての情報を表示します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定するには、MSDP コンフィギュレーション モードで peer コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
peer peer-address
no peer peer-address
peer-address |
MSDP ピアとなるルータの IP アドレスまたは DNS 名。 |
MSDP ピアは設定されていません。
MSDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
指定したルータを BGP ネイバーとして設定します。
この MSDP ピアとともに BGP ピアも使用する場合は、BGP と同一の IP アドレスを MSDP に使用する必要があります。 ただし、MSDP ピア間に BGP パスがある場合は、MSDP ピアとともに BGP を実行する必要はありません。 パスが存在しない場合は、MSDP コンフィギュレーション モードで default-peer コマンドを設定する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、IP アドレス 172.16.1.2 のルータを、ローカル ルータの MSDP ピアとして設定し、MSDP ピア コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 172.16.1.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)#
Command |
Description |
すべてのマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)送信元アクティブ(SA)メッセージを受け入れるデフォルト ピアを定義します。 |
このピアのリモートの自律システム番号を設定するには、ピア コンフィギュレーション モードで remote-as コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
remote-as as-number
no remote-as as-number
as-number |
このピアの自律システム番号です。 2 バイトの番号の範囲は 1 ~ 65535 です。 4 バイトの番号の範囲は 1.0 ~ 65535.65535 です。 |
このコマンドをピア コンフィギュレーション モードで発行しないと、リモートの自律システム番号は(設定されている場合でも)BGP から取得されるか、またはゼロに初期化されます(Interior Gateway Protocol(IGP)を使用する場合)。
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
設定したボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)から自律システム番号を取得する必要がない場合は、remote-as コマンドを使用して、リモートの自律システムを設定します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、指定したピアの自律システム番号を 250 に設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 172.16.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# remote-as 250
指定したマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから受信した送信元アクティブ(SA)メッセージの着信/発信フィルタ リストを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで sa-filter コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
sa-filter { in | out } { list access-list-name | rp-list access-list-name }
no sa-filter { in | out } { list access-list-name | rp-list access-list-name }
in | out |
着信/発信 SA フィルタリングを指定します。 |
list access-list-name |
(任意)IP アクセス リストの番号または名前を指定します。 アクセス リストを指定しないと、ピアからの (S, G) ペアはフィルタリングされません。 |
rp-list access-list-name |
SA メッセージの送信元 RP アクセス リストを指定します。 |
sa-filter コマンドを設定しないと、着信/発信メッセージはフィルタリングされず、ピアからのすべての着信 SA メッセージが受け入れられます。また、受信されたすべての発信 SA メッセージはピアに転送されます。
MSDP コンフィギュレーション
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
(注) |
sa-filter コマンドは、MSDP に対してグローバルに設定できます(MSDP ピアによって継承されます)が、このグローバル コンフィギュレーションは、ピア コンフィギュレーション モードでコマンドが再発行されると上書きされます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例では、アクセス リスト 10 を渡す (S, G) ペアだけが、SA メッセージで、IP アドレスが 131.107.5.4 のピアに転送されます。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 131.107.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# sa-filter out list_10
次の例では、アクセス リスト 151 を渡す RP の (S, G) ペアだけが、SA メッセージで、IP アドレスが 131.107.5.4 のピアに転送されます。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 131.107.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# sa-filter out rp-list list_151
(注) |
アクセス リストの送信元フィールドと宛先フィールドは、SA メッセージの (S, G) フィールドに一致します。 アクセス リストの最初のアドレス フィールドとマスク フィールドを送信元に使用し、2 番目のフィールドをグループまたは宛先に使用することをお勧めします。 |
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)グローバル変数を表示するには、EXEC モードで show msdp globals コマンドを使用します。
show msdp [ipv4] globals
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 3.9.0 |
4 バイト自律システム番号表記の asplain 形式がサポートされました。 入力パラメータおよび出力は、asplain または asdot 表記で 4 バイト自律システム番号と拡張コミュニティを表示するように変更されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
MSDP セッションに関連付けられている一部のグローバル変数(オリジネータ ID、デフォルト ピア、Protocol Independent Multicast(PIM)や送信元などを使用した接続ステートなど)が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show msdp globals コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp globals
Multicast Source Discovery Protocol - msdp[405672]
AS: 10, caching, originator: not set, default peer: not set
Connected to PIM: yes
Active RP Grange/len Source Count
ADV/RPF (Total, Active)
10.10.2.1 224.0.0.0/4 0,0
10.10.10.3 0.0.0.0 1,1
Max/active group count: 1/1
Max/active SA count: 1/1
General stats
Current lists alloced/free: 2/0
Total list items alloced/free: 9/1
Total source buffers alloced/free: 1/0
Total group buffers alloced/free: 1/0
Total RP buffers alloced/free: 2/0
TLV buffers alloced/free: 1/1
フィールド |
説明 |
---|---|
AS |
ローカルな自律システム。 |
caching |
イネーブルになっている SA キャッシュ。 |
originator |
ローカル RP。 |
default peer |
すべての RPF ルールが失敗したときに SA メッセージを受け入れるデフォルト ピア。 |
Active RP |
SA メッセージのこのルータへの送信に関与するすべての RP。 |
Grange/len |
マルチキャスト グループ範囲またはマルチキャスト グループ マスク。 フィールドは、ローカル RP に指定のグループ範囲が存在する場合のみ表示されます。 グループ範囲が指定されていない場合(SA をアドバタイズする RP など)は、アドバタイズ元のアドレスと RPF 情報のみが表示されます(以下の「ADV/RPF」を参照)。 |
Source Count |
合計と、各 RP によってアドバタイズされたアクティブな SA メッセージ。 |
ADV/RPF |
アドバタイズ元のアドレスと RPF エントリ。 |
Max/active group count |
ルータがブートされてからの最大のグループ カウントと、アクティブなグループの数。 |
Max/active SA count |
ルータがブートされてからの最大の SA メッセージ カウントと、アクティブな SA メッセージの数。 |
Total source buffers alloced/free |
割り当てられた内部送信元バッファと、割り当てられてから解放された内部送信元バッファの数。 |
Total group buffers alloced/free |
割り当てられた内部グループ バッファと、割り当てられてから解放された内部グループ バッファの数。 |
Total RP buffers alloced/free |
割り当てられた内部 RP バッファと、割り当てられてから解放された内部 RP バッファの数。 |
TLV buffers alloced/free |
割り当てられた内部存続可能時間バッファと、割り当てられてから解放された内部 TTL バッファの数。 |
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアについての情報を表示します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した (S, G) ステートを表示します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアについての詳細を表示するには、EXEC モードで show msdp peer コマンドを使用します。
show msdp [ipv4] peer [peer-address]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
peer-address |
(任意)情報が表示される MSDP ピアの IP アドレスまたはホスト名。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 3.9.0 |
4 バイト自律システム番号表記の asplain 形式がサポートされました。 入力パラメータおよび出力は、asplain または asdot 表記で 4 バイト自律システム番号と拡張コミュニティを表示するように変更されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show msdp peer コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp peer 10.10.10.2
MSDP Peer 10.10.10.2 (?), AS 20
Description:
Connection status:
State: Up, Resets: 0, Connection Source: 10.10.10.12
Uptime(Downtime): 00:00:26, SA messages received: 0
TLV messages sent/received: 1/1
Output messages discarded: 0
Connection and counters cleared 00:00:26 ago
SA Filtering:
Input (S,G) filter: none
Input RP filter: none
Output (S,G) filter: none
Output RP filter: none
SA-Requests:
Input filter: none
Sending SA-Requests to peer: disabled
Password: None
Peer ttl threshold: 0
Input queue size: 0, Output queue size: 0
フィールド |
説明 |
---|---|
MSDP Peer |
MSDP ピアの IP アドレスです。 |
AS |
ピアが属する自律システム(AS)。 |
State |
MSDP ピアの状態。 |
Uptime(Downtime) |
MSDP ピアがアップまたはダウンする日付と時間(前のカラムで示されているステートごとに表示されます)。 24 時間以内の場合、時間、分、秒が表示されます。 |
Msgs Sent/Received |
ピアに送信される SA メッセージの数と、ピアから受信する SA メッセージの数。 |
Peer Name |
ピアの名前。 |
TCP connection source |
TCP ローカル接続アドレスの IP アドレスを取得するのに使用するインターフェイス。 |
SA input filter |
アクセス リスト フィルタリング SA 入力の名前(該当する場合)。 |
SA output filter |
アクセス リスト フィルタリング SA 出力の名前(該当する場合)。 |
SA-Request filter |
アクセス リスト フィルタリング SA 要求メッセージの名前(該当する場合)。 |
Sending SA-Requests to peer |
SA 要求メッセージを送信するように設定されているピアはありません。 |
Password |
パスワードの情報。 パスワードがアクティブなピアに設定されている場合は、「Configured, set on active socket」と表示されます。 |
Peer ttl threshold |
IP ヘッダーの TTL が、ここで指定された値以上であるマルチキャスト パケットのみが、MSDP ピアに送信されます。 |
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した (S, G) ステートを表示します。 |
送信元 RP からの送信元アクティブ(SA)を受け入れるかどうかを規定するマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)リバース パス転送(RPF)ルールを表示するには、EXEC モードで show msdp rpf コマンドを使用します。
show msdp [ipv4] rpf rpf-address
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
rpf-address |
RPF ネクスト ホップの IP アドレスまたはホスト名。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show msdp rpf コマンドを実行すると、MSDP RPF ルールに基づいて SA が送信され、転送されるピア インターフェイスと自律システムが表示されます。 ルールは表示され、到着した SA の RP アドレス フィールドに適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、RP ピア 10.1.1.1 に show msdp rpf コマンドを実行した場合の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp rpf 10.1.1.1
RP peer for 172.16.1.1 is 10.1.1.1 AS 200, rule: 1
bgp/rib lookup: nexthop: 10.1.1.1, asnum: 200
フィールド |
説明 |
---|---|
RP peer for 172.16.1.1 is 10.1.1.1 |
MSDP RPF ピアの IP アドレス。 |
AS 200 |
ピアが属する自律システム(AS)。 |
rule: 1 |
SA から学習され、一致する MSDP RPF ルール。 |
bgp/rib lookup: |
マルチキャスト RPF ルーティング テーブルのルックアップ。 |
nexthop: 10.1.1.1 |
SA が最終宛先に到達するように送信されたルータ。 |
asnum: 200 |
ネクストホップ隣接ルータの自律システム番号。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した (S, G) ステートを表示するには、EXEC モードで show msdp sa-cache コマンドを使用します。
show msdp [ipv4] sa-cache [source-address] [group-address] [all] [ asnum as-number ] [ peer peer-address ] [ rpaddr rp-address ] [summary]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
source-address |
(任意)(S, G) 情報が表示される送信元の送信元アドレスまたはホスト名。 |
group-address |
(任意)(S, G) 情報が表示されるグループのグループ アドレスまたは名前。 |
all |
(任意)すべての送信元 SA エントリを、PIM Interested(PI; PIM 関与)フラグとともに表示します。 |
asnum as-number |
(任意)指定した自律システム番号の SA エントリを表示します。 2 バイト自律システム番号(ASN)の範囲は 1 ~ 65535 です。 asplain 形式の 4 バイト自律システム番号(ASN)の範囲は、1 ~ 4294967295 です。 asdot 形式の 4 バイト自律システム番号(ASN)の範囲は、1.0 ~ 65535.65535 です。 |
peer peer-address |
(任意)ピア エントリ情報(ピア名やピア アドレスなど)を表示します。 |
rpaddr rp-address |
(任意)指定した RP アドレスに一致する SA エントリを表示します。 |
summary |
(任意)すべての SA エントリ、RP、送信元、グループのカウントを表示します。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 3.9.0 |
4 バイト自律システム番号表記の asplain 形式がサポートされました。 入力パラメータおよび出力は、asplain または asdot 表記で 4 バイト自律システム番号と拡張コミュニティを表示するように変更されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show msdp sa-cache コマンドは、SA キャッシュに格納されている (S, G) エントリ、属性、フラグ、(L、E、EA)、稼働時間、自律システム番号、RP アドレスを確認するために使用されます。
このコマンドを使用するときには、次のガイドラインが適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show msdp sa-cache コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp sa-cache
MSDP Flags:
E - set MRIB E flag, L - domain local source is active,
EA - externally active source, PI - PIM is interested in the group,
DE - SAs have been denied.
Cache Entry:
(10.10.5.102, 239.1.1.1), RP 10.10.4.3, AS 20, 15:44:03/00:01:17
Learned from peer 10.10.2.2, RPF peer 10.10.2.2
SA's recvd 1049, Encapsulated data received: 0
grp flags: PI, src flags: E, EA, PI
フィールド |
説明 |
---|---|
(10.10.5.102, 239.1.1.1) |
2 番めのアドレス(グループ)に送信している最初のアドレス(送信元)。 |
RP 10.10.4.3 |
SA メッセージが開始された送信元ドメインの RP アドレス。 |
MBGP/AS 20 |
RP はユニキャスト RPF テーブルに従って自律システム AS20 にあります。 |
15:44:03/00:01:17 |
ルートは、15 時間 44 分 3 秒の間、キャッシュされています。 1 分と 17 秒の間に SA メッセージが受信されないと、ルートは SA キャッシュから削除されます。 |
Encapsulated data received: 0 |
MSDP SA は、SA パスが確立したときに受信者がデータを取りこぼさないようにするため、送信元が開始したときにすべてのデータ情報をキャプチャします。 |
次に、all キーワード オプションを使用した場合の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp sa-cache all
MSDP Flags:
E - set MRIB E flag , L - domain local source is active,
EA - externally active source, PI - PIM is interested in the group,
DE - SAs have been denied. Timers age/expiration,
Cache Entry:
(*, 239.1.1.1), RP 0.0.0.0, AS 0, 06:32:18/expired
Learned from peer local, RPF peer local
SAs recvd 0, Encapsulated data received: 0 grp flags: PI, src flags:
フィールド |
説明 |
---|---|
(*, 239.1.1.1) |
ローカルのインターネット グループ管理プロトコル(IGMP)参加によるグループ内の PI。 |
RP 0.0.0.0 |
このエントリに関連付けられている RP はありません。 |
AS 0 |
このエントリは 0、自律システム(AS)ランデブー ポイント(RP)は null です。 |
06:32:18/expired |
ルートは、時間:分:秒の間、動作しています。 このルートは MRIB および PIM から受信されるため、MSDP による監視は行われないことに注意してください。 |
次に、summary キーワード オプションを使用した場合の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp sa-cache summary
Total # of SAs = 3
Total # of RPs = 2
Total # of Sources = 1
Total # of Groups = 3
Originator-RP SA total RPF peer
172.16.1.1 0 0.0.0.0
172.17.1.1 3 172.17.1.1
AS-num SA total
200 3
フィールド |
説明 |
---|---|
Total # of SAs |
システムで現在アクティブになっている SA の総数。 |
Total # of RPs |
このシステムに SA 情報を配布した RP の総数。 |
Total # of Sources |
すべてのドメインでアクティブになっている送信元の総数。 |
Total # of Groups |
送信元がすべてのドメインからのデータを送信している、グループの総数。 |
Originator-RP |
各 RP および送信元ドメインに基づく SA 情報。 |
AS-num |
送信元自律システムに基づく SA 情報。 |
次に、asnum キーワード オプションを使用した場合の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp sa-cache asnum 200
MSDP Flags:
E - set MRIB E flag , L - domain local source is active,
EA - externally active source, PI - PIM is interested in the group,
DE - SAs have been denied. Timers age/expiration,
Cache Entry:
(172.31.1.1, 239.1.1.1), RP 5.1.1.1, AS 200, 00:00:25/00:02:04
Learned from peer 5.1.1.1, RPF peer 172.17.1.1
SAs recvd 1, Encapsulated data received: 100
grp flags: none, src flags: EA
(172.31.1.1, 239.1.1.2), RP 172.17.1.1, AS 200, 00:00:16/00:02:13
Learned from peer 172.17.1.1, RPF peer 172.17.1.1
SAs recvd 1, Encapsulated data received: 100
grp flags: none, src flags: EA
(172.31.1.1, 239.1.1.3), RP 172.17.1.1, AS 200, 00:00:13/00:02:16
Learned from peer 172.17.1.1, RPF peer 172.17.1.1
SAs recvd 1, Encapsulated data received: 100
grp flags: none, src flags: EA
Command |
Description |
ルータのキャッシュの送信元アクティブ(SA)ステートを制御します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアの統計情報カウンタを表示するには、EXEC モードで show msdp statistics peer コマンドを使用します。
show msdp [ipv4] statistics peer [peer-address]
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
peer-address |
(任意)MSDP ピアの IP アドレスまたは名前。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show msdp statistics peer コマンドを実行すると、MSDP ピアの統計情報(送受信されたキープアライブ メッセージの数、送受信された送信元アクティブ(SA)エントリの数など)が表示されます。
MSDP ピアを指定するときに peer-address 引数を指定しないと、このコマンドではすべての MSDP ピアの統計情報カウンタが表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show msdp statistics peer コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp statistics peer
MSDP Peer Statistics :-
Peer 10.1.2.3 : AS is 10, State is Up, 0 active SAs
TLV Rcvd : 57 total
57 keepalives, 0 notifications
0 SAs, 0 SA Requests
0 SA responses, 0 unknowns
TLV Sent : 57 total
54 keepalives, 0 notifications
3 SAs, 0 SA Requests
0 SA responses
SA msgs : 0 received, 3 sent
Peer 10.2.3.4 : AS is 0, State is Connect, 0 active SAs
TLV Rcvd : 0 total
0 keepalives, 0 notifications
0 SAs, 0 SA Requests
0 SA responses, 0 unknowns
TLV Sent : 0 total
0 keepalives, 0 notifications
0 SAs, 0 SA Requests
0 SA responses
SA msgs : 0 received, 0 sent
フィールド |
説明 |
---|---|
Peer 10.1.2.3 |
MSDP ピアのすべての統計情報が表示されます。 |
AS 10 |
ピアは自律システム(AS)10 に属しています。 |
State is UP |
ピアが確立されています。 |
0 active SAs |
このピアからのアクティブな SA はありません。 |
TLV Rcvd |
このピアから受信した、TLV に関する情報。 |
TLV Sent |
このピアに送信した、TLV に関する情報。 |
SA msgs |
このピアの SA メッセージに関する情報。 |
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアの統計情報カウンタをリセットします。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアのステータスを表示するには、EXEC モードで show msdp summary コマンドを使用します。
show msdp [ipv4] summary
ipv4 |
(任意)IPv4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
IPv4 アドレッシングがデフォルトです。
EXEC
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show msdp summary コマンドを実行すると、次のようなピア ステータスが表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り |
次に、show msdp summary コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show msdp summary
Out of Resource Handling Enabled
Maximum External SA's Global : 20000
Current External Active SAs : 0
MSDP Peer Status Summary
Peer Address AS State Uptime/ Reset Peer Active Cfg.Max TLV
Downtime Count Name SA Cnt Ext.SAs recv/sent
10.1.1.1 0 NoIntf 00:10:07 0 ? 0 0 0/0
フィールド |
説明 |
---|---|
Peer Address |
このルータが MSDP ピアリングを確立した隣接ルータ アドレス。 |
AS |
ピアが属する自律システム。 |
State |
ピアリングのステート(UP、Inactive、Connect、NoIntf など)。 |
Uptime/Downtime |
MSDP ピアリングのアップタイムとダウンタイム(時間、分、秒)。 |
Reset Count |
MSDP ピアがリセットされた回数。 |
Peer Name |
ピアの DNS 名(該当する場合)。 |
Active SA Cnt |
このルータでアクティブになっている SA の総数。 |
Cfg. Max Ext. SAs |
SA ドロップ後の、最大外部 SA の総数。 設定されていないと 0 になります。 |
TLV recv/sent |
送受信された TLV の総数。 |
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアについての情報を表示します。 |
|
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアから学習した (S, G) ステートを表示します。 |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアをシャットダウンするには、ピア コンフィギュレーション モードで shutdown コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
shutdown
no shutdown
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
shutdown コマンドを使用して、ピアをシャットダウンします。 同じピアに対して多数の MSDP コマンドを設定するには、ピアをシャットダウンして設定し、その後でピアをアクティブにします。
ピアのコンフィギュレーション情報を失わずに、MSDP セッションをシャットダウンすることもできます。
ピアがシャットダウンすると、TCP 接続が終了し、再起動されません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、アドレス 172.16.5.4 でピアをシャットダウンする方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# peer 172.16.5.4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp-peer)# shutdown
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアについての情報を表示します。 |
送信元アクティブ(SA)メッセージでマルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアに送信されるマルチキャスト データ パケットを制限するには、MSDP コンフィギュレーション モードまたはピア コンフィギュレーション モードで ttl-threshold コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ttl-threshold ttl
no ttl-threshold ttl
ttl |
存続可能時間。 値の範囲は 1 ~ 255 です。 |
ttl : 1
MSDP コンフィギュレーション
MSDP ピア コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ttl-threshold コマンドにより、データがカプセル化された送信元アクティブ(SA)メッセージで送信されるマルチキャスト データ パケットを制限します。 IP ヘッダーの存続可能時間(TTL)が ttl 引数以上のマルチキャスト パケットのみが、IP アドレスまたは名前で指定された MSDP ピアに送信されます。
ttl-threshold コマンドを使用して、TTL を使ってマルチキャスト データ トラフィックを検査します。 たとえば、内部トラフィックの TTL 値を 8 に制限できます。 その他のグループが外部の場所に移動できるようにするには、8 よりも大きい TTL を使用してパケットを送信します。
(注) |
このコマンドは、MSDP に対してグローバルに設定できます(MSDP ピアによる継承が可能です)。 ただし、コマンドがピア コンフィギュレーション モードで再発行されると、このグローバル コンフィギュレーションは上書きされます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
multicast |
読み取り、書き込み |
次の例に、TTL しきい値を 8 ホップに設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router msdp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-msdp)# ttl-threshold 8
Command |
Description |
マルチキャスト発信元検出プロトコル(MSDP)ピアを設定します。 |