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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ネットワーク(Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ)のラベル配布プロトコル(LDP)を設定するために使用するコマンドについて説明します。
LDP では、MPLS ネットワークでホップバイホップ(ダイナミック ラベル)配信を行う標準的な方法が提供されており、基本となる Interior Gateway Protocol(IGP)ルーティング プロトコルによって選択されたルートにラベルが割り当てられます。 Label Switch Path(LSP; ラベル スイッチ パス)と呼ばれる、ラベル付き結果パスによって、ラベル付きトラフィックが MPLS バックボーン全体に転送されます。
LDP では、Label Switching Router(LSR; ラベル スイッチング ルータ)でプレフィックスのラベル バインディング情報をネットワークのピア ルータに要求、配信、および解放するための方法も提供されています。 LDP を使用すると、LSR で潜在的ピアを検出し、これらのピアとの LDP セッションを確立して、ラベル バインディング情報を交換できます。
MPLS の概念、設定作業、および例の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』を参照してください。
ラベル配布プロトコル(LDP)バックオフ メカニズムのパラメータを設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで backoff コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
backoff initial maximum
no backoff
initial |
初期バックオフ遅延(秒数)。 範囲は 5 ~ 2147483 です。 |
maximum |
最大バックオフ遅延(秒数)。 範囲は 5 ~ 2147483 です。 |
initial:15
maximum:120
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP バックオフ メカニズムによって、互換性のない設定が行われた 2 つのラベル スイッチ ルータで、セッション設定の失敗が抑制されずに連続して発生することを回避できます。 セッション設定の試行が(非互換性が原因で)失敗すると、各ラベル スイッチング ルータ(LSR)で次の試行が遅延されるため、一連の失敗による遅延が(最大バックオフ遅延に達するまで)急激に増加します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、初期バックオフ遅延を 30 秒に設定し、最大バックオフ遅延を 240 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# backoff 30 240
コマンド |
説明 |
---|---|
設定済みセッション設定バックオフのパラメータおよび LDP ピアに関する情報を表示します。 |
|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)メッセージ カウンタをクリアするには、EXEC モードで clear mpls ldp msg-counters neighbor コマンドを使用します。
clear mpls ldp msg-counters neighbor { ip-address | all }
ip-address |
ネイバーの LSR または LDP ID。 |
all |
すべてのネイバーの LDP メッセージ カウンタをクリアします。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
特定のネイバー(IP アドレス)またはすべてのネイバーのメッセージ カウンタに関する統計情報をクリアするには、clear mpls ldp msg-counters neighbor コマンドを使用します。 これらのメッセージ カウンタでは、LDP ネイバーとの間で送受信された LDP プロトコル メッセージの数がカウントされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、ネイバー 10.20.20.20 のメッセージ カウンタをクリアする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear mpls ldp msg-counters neighbor 10.20.20.20
コマンド |
説明 |
---|---|
ネイバーとの間で送受信されたメッセージのタイプおよびカウントに関する統計情報を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)セッションを強制的に再開するには、EXEC モードで clear mpls ldp neighbor コマンドを使用します。
clear mpls ldp neighbor [ip-address]
ip-address |
(任意)ネイバーの IP アドレスまたは LDP ID。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
1 つの LDP セッションまたはすべての LDP セッションを(LDP プロセス自体は再起動せずに)再開するには、clear mpls ldp neighbor コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、無条件に LDP セッションを強制的に再開する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear mpls ldp neighbor 10.20.20.20
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
MPLS ラベル配布プロトコル(LDP)転送書き換えをクリア(またはリセット)するには、EXEC モードで clear mpls ldp forwarding コマンドを使用します。
clear mpls ldp forwarding [ IP -address ]
IP-address |
(任意)4 分割ドット付き 10 進表記で指定された IPv4 アドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 4.0.1 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドは、すべてのプレフィックスまたは特定のプレフィックスの LDP インストール済み転送ステートをリセットします。 これは、インストール済み LDP 転送ステートを LSD および MPLS 転送に再プログラムする必要がある場合に役立ちます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
これは clear mpls ldp forwarding コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear mpls ldp forwarding
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS 転送にインストールされた LDP 転送ステートを表示します。 |
|
MPLS ラベル転送情報ベース(LFIB)の内容を表示します。 |
|
LDP のグレースフル リスタート機能を設定します。 |
|
LDP LIB の内容を表示します。 |
ヌル以外のラベルの割り当てまたはアドバタイズによって IP デフォルト ルートのマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)スイッチングをイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで default-route コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-route
no default-route
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
IP デフォルト ルート プレフィックス 0.0.0.0/0 に(明示的または暗黙的)ヌル ローカル ラベルを割り当てます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IP デフォルト ルート 0.0.0.0/0 が出力ルータで設定されている場合、このルートがインテリア ゲートウェイ プロトコル(IGP)によって他のルータにアドバタイズされ、デフォルトの IP 転送がイネーブルになります。 MPLS LDP が設定され、他のプレフィックスに対するラベル スイッチ パス(LSP)が確立されている場合は、MPLS のデフォルトの転送とスイッチングを IP 転送と同じ方法でエミュレートできます。 これを行うには、ヌル以外のローカル ラベルを割り当てて、このラベルをそのピアにアドバタイズします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、デフォルト プレフィックスのデフォルト MPLS スイッチングをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# default-route
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ラベル バインディングを表示します。 |
|
LDP のインストール済み転送ステートを表示します。 |
連続したラベル配布プロトコル(LDP)discovery hello メッセージの送信間隔、および検出された LDP ネイバーの保持時間を設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで discovery hello コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
discovery hello { holdtime seconds | interval seconds }
no discovery hello { holdtime | interval }
holdtime |
検出された LDP ネイバーから LDP hello メッセージを受信しなくてもそのネイバーを記憶しておく時間(秒単位)を設定します。 デフォルトは 15 です。 |
interval |
連続した hello メッセージの間隔(秒単位)を設定します。 デフォルトは 5 です。 |
seconds |
時間の値です(秒数)。 範囲は 1 ~ 65535 です(65535 は無限を意味します)。 |
holdtime:15
interval:5
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、リンク hello 保持時間を 30 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery hello holdtime 30
次に、リンク hello の間隔を 10 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery hello interval 10
コマンド |
説明 |
---|---|
targeted-hello メッセージを設定します。 |
Type-Length-Value(TLV)の送受信処理をディセーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで discovery instance-tlv disable コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
discovery instance-tlv disable
no discovery instance-tlv disable
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、TLV の送受信処理をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery instance-tlv disable
コマンド |
説明 |
---|---|
targeted-hello メッセージを設定します。 |
連続したラベル配布プロトコル(LDP)discovery targeted-hello メッセージを送信する間隔、および検出された対象 LDP ネイバーの保持時間を設定し、ピアから targeted hello を受け入れるには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで discovery targeted-hello コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
discovery targeted-hello { accept | [ from acl ] | holdtime seconds | interval seconds }
no discovery targeted-hello { accept | holdtime | interval }
accept |
targeted hello をあらゆるソースから受け入れます。 |
from acl |
(任意)LDP ピアからの targeted hello をアクセス リストで許可されたものとして受け入れます。 |
holdtime |
検出された LDP ネイバーから LDP hello メッセージを受信しなくてもそのネイバーを記憶しておく時間を設定します。 |
interval |
連続した hello メッセージの間隔を表示します。 |
seconds |
時間の値です(秒数)。 範囲は 1 ~ 65535 です。 |
accept:targeted hello メッセージをあらゆるソース(ネイバー)から受け入れません。
holdtime:90
interval:10
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP では、IPv4 標準アクセス リストだけがサポートされています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、targeted-hello 保持時間を 45 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery targeted-hello holdtime 45
次に、targeted-hello の間隔を 5 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery targeted-hello interval 5
次に、すべてのピアから targeted hello を受け入れるように設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery targeted-hello accept
次に、ピア 10.1.1.1 および 10.2.2.2 からだけ targeted hello を受け入れるように設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list peer_acl_10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.1.1.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.2.2.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# discovery targeted-hello accept from peer_acl_10
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ディスカバリ情報を表示します。 |
|
LDP パラメータ情報を表示します。 |
TCP 接続の代替アドレスを提供するには、MPLS LDP インターフェイス コンフィギュレーション モードで discovery transport-address コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
discovery transport-address { ip-address | interface }
no discovery transport-address { ip-address | interface }
ip-address |
discovery hello メッセージの転送アドレスとしてアドバタイズされる IP アドレス |
interface |
discovery hello メッセージ内の転送アドレスとしてインターフェイスの IP アドレスをアドバタイズします。 |
LDP は、その LDP ルータ ID を LDP discovery hello メッセージ内の転送アドレスとしてアドバタイズします。
MPLS LDP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
2 つのルータ間で LDP セッションを確立するには、セッション TCP 接続が必要です。 セッション TCP 接続を確立するには、各ルータが他のルータの転送アドレス(IP アドレス)を認識している必要があります。
LDP ディスカバリ メカニズムでは、ルータが転送アドレスをアドバタイズする方法が提供されています。 転送アドレスは暗黙的または明示的です。 暗黙的アドレスは、ピアに送信される discovery hello メッセージの内容の一部として表示されません。 明示的な場合は、ピアに送信される discovery hello メッセージの内容の一部としてアドバタイズメントが表示されます。
discovery transport-address コマンドによって、上記のデフォルト動作を変更します。 LDP では、interface キーワードを使用して、インターフェイスから送信された LDP discovery hello メッセージ内のインターフェイスの IP アドレスをアドバタイズします。 ip-address 引数を使用して、LDP では、インターフェイスから送信された LDP discovery hello メッセージ内の IP アドレスをアドバタイズします。
![]() (注) |
ピア デバイスに接続するための複数のリンクがルータに存在する場合、そのルータでは、すべてのインターフェイス上で送信する LDP discovery hello メッセージで同じ転送アドレスをアドバタイズする必要があります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、インターフェイス POS 0/1/0/0 で転送アドレスとして既存のアドレス(10.10.3.1)を指定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# interface POS 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-if)# discovery transport-address 10.10.3.1 RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp neighbor Peer LDP Identifier: 10.44.44.44:0 TCP connection: 10.44.44.44:65520 - 10.10.3.1:646 Graceful Restart: Yes (Reconnect Timeout: 15 sec, Recovery: 180 sec) State: Oper; Msgs sent/rcvd: 13/9 Up time: 00:00:11 LDP Discovery Sources: POS 0/1/0/0 Addresses bound to this peer: 10.10.3.2 10.44.44.44
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ディスカバリ プロセスのステータスを表示します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
MPLS ラベル配布プロトコル(LDP)ダウンストリームオンデマンド モードを設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで downstream-on-demand コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
downstream-on-demand with access-list
nodownstream-on-demand with access-list
with | LDP ピアのアクセス リストを表示します。 |
access-list | IP アクセス リスト名。 |
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 4.0.1 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
これは downstream-on-demand コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# downstream-on-demand with access-list
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP のグレースフル リスタート機能を設定します。 |
|
LDP LIB の内容を表示します。 |
暗黙的ヌル ラベルではなく明示的ヌル ラベルをアドバタイズするようにルータを設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで explicit-null コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
explicit-null [ to peer-acl | for prefix-acl [ to peer-acl ] ]
no explicit-null
to peer-acl |
(任意)暗黙的ヌルではなく明示的ヌルがアドバタイズされる LDP ピアを指定します。 範囲は 1 ~ 99 です。 |
for prefix-acl |
(任意)暗黙的ヌルではなく明示的ヌルがアドバタイズされるプレフィックスを指定します。 範囲は 1 ~ 99 です。 |
暗黙的ヌルは、直接接続されたルートなどのルートのデフォルトのヌル ラベルとしてアドバタイズされます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP は通常、直接接続されたルートの暗黙的ヌル ラベルをアドバタイズします。 暗黙的ヌル ラベルによって、前のホップ ルータが次から最後までのルータ ホップ ポッピングを実行します。
explicit-null コマンドは、直接接続されたプレフィックスの暗黙的ヌル ラベルの代わりに明示的ヌル ラベルをアドバタイズします。
LDP では、IPv4 標準アクセス リストだけがサポートされています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次のコマンドは、直接接続されたすべてのルートの明示的ヌルをすべての LDP ピアにアドバタイズする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# explicit-null
次のコマンド シーケンスは、直接接続されたルート 192.168.0.0 の明示的ヌルをすべての LDP ピアにアドバタイズし、直接接続されたその他のすべてのルートの暗黙的ヌルをアドバタイズする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list pfx_acl_192_168 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 192.168.0.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# explicit-null for pfx_acl_192_168
次のコマンド シーケンスは、直接接続されたすべてのルートの明示的ヌルをピア 10.1.1.1 および 10.2.2.2 に送信し、暗黙的ヌルをその他のすべてのピアに送信する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list peer_acl_10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.1.1.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.2.2.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# explicit-null to peer_acl_10
次のコマンドは、プレフィックス 192.168.0.0 の明示的ヌルをピア 10.1.1.1 および 10.2.2.2 にアドバタイズし、その他のすべての適用可能なルートの暗黙的ヌルをその他のすべてのピアにアドバタイズする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# explicit-null for pfx_acl_192_168 to peer_acl_10
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP LIB の内容を表示します。 |
|
LDP 転送データベースの内容を表示します。 |
|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
グレースフル リスタートを設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで graceful-restart コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
graceful-restart [ reconnect-timeout seconds | forwarding-state-holdtime seconds ]
no graceful-restart [ reconnect-timeout | forwarding-state-holdtime ]
reconnect-timeout seconds |
(任意)ローカル LDP がグレースフル リスタートが可能なピアに送信する時間を設定します。LDP セッションの障害が発生した場合に、そのネイバーが再接続までに待機する必要がある秒単位の時間を示します。 範囲は 60 ~ 1800 です。 |
forwarding-state-holdtime seconds |
(任意)ローカル LDP コントロール プレーンの再起動後、ローカル転送ステートが(再利用されずに)維持される秒単位の時間を設定します。 範囲は 60 ~ 1800 です。 |
デフォルトでは、グレースフル リスタートはディセーブルになっています。
reconnect-timeout:120
forwarding-state-holdtime:180
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 3.9.0 |
seconds 引数の最大値は 1800 です。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP のグレースフル リスタート機能を使用して、LDP コントロール プレーン通信の障害時または再起動時に Nonstop Forwarding(NSF; ノンストップ フォワーディング)を実現します。 2 つのピア間にグレースフル リスタートを設定するには、両方のラベル スイッチ ルータ(LSR)で LDP のグレースフル リスタートをイネーブルにする必要があります。
LDP のグレースフル リスタート セッションが確立されており、コントロール プレーンの障害が発生している場合、ピア LSR はグレースフル リスタート手順を開始し、再起動するピアに関する転送ステート情報を最初は維持し、このステートに stale とマーキングします。 再起動するピアが再接続タイムアウト内に再接続しない場合は、stale 転送ステートが削除されます。 再起動するピアが再接続時間内に再接続した場合は、そのピアと再同期するための回復時間が与えられます。 この時間後に、同期されていないステートは削除されます。
転送ステート保持時間の値によって、コントロール プレーンの再起動時または障害発生時に、LDP コントロール プレーンに関連付けられているフォワーディング プレーン ステートが保持されます。 コントロール プレーンに障害が発生すると、フォワーディング プレーンによって、転送ステート保持時間の 2 倍の期間、LDP 転送ステートが保持されます。 転送ステート保持時間の値は、LDP コントロール プレーンの再起動後にローカル LDP 転送ステートの保持タイマーを起動するためにも使用されます。 LDP のグレースフル リスタート セッションがピアと再ネゴシエーションされる場合、再起動する LSR はこのタイマーの残りの値をそのピアの回復時間として送信します。 グレースフル リスタートがイネーブルな状態でローカル LDP が再起動すると、転送ステート保持タイマーの期限が切れるまで、LDP は MPLS 転送に転送の更新を再送しません。
![]() (注) |
ピアの関係が存在する場合、LDP のグレースフル リスタート設定に何らかの変更が行われると、LDP セッションが再開されます。 LDP 設定が、非グレースフル リスタートからグレースフル リスタートに変更された場合、すべてのセッションが再開されます。 グレースフル リスタートから非グレースフル リスタートに設定が変更された場合は、グレースフル リスタート セッションだけが再開されます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、既存のセッションをグレースフル リスタートに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# graceful-restart RP/0/RSP0/CPU0:router:Apr 3 10:56:05.392 : mpls_ldp[336]: %ROUTING-LDP-5-NBR_CHANGE : Nbr 2.2.2.2:0, DOWN RP/0/RSP0/CPU0:router:Apr 3 10:56:05.392 : mpls_ldp[336]: %ROUTING-LDP-5-NBR_CHANGE : Nbr 3.3.3.3:0, DOWN RP/0/RSP0/CPU0:router:Apr 3 10:56:09.525 : mpls_ldp[336]: %ROUTING-LDP-5-NBR_CHANGE : Nbr 3.3.3.3:0, UP RP/0/RSP0/CPU0:router:Apr 3 10:56:11.114 : mpls_ldp[336]: %ROUTING-LDP-5-NBR_CHANGE : Nbr 2.2.2.2:0, UP RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp neighbor brief Peer GR Up Time Discovery Address ----------------- -- --------------- --------- ------- 3.3.3.3:0 Y 00:01:04 3 8 2.2.2.2:0 N 00:01:02 2 5 RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp graceful-restart Forwarding State Hold timer : Not Running GR Neighbors : 1 Neighbor ID Up Connect Count Liveness Timer Recovery Timer --------------- -- ------------- ------------------ ------------------ 3.3.3.3 Y 1 - -
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP 転送データベースの内容を表示します。 |
|
グレースフル リスタートに関する情報を表示します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
|
LDP プロセスに関するサマリー情報を表示します。 |
セッション ピアからラベル配布プロトコル(LDP)メッセージがない状態が LDP セッションで維持される時間を変更するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで holdtime コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
holdtime seconds
no holdtime
seconds |
セッション ピアから LDP メッセージがない状態で LDP セッションが維持される時間(秒単位)。 範囲は 15 ~ 65535 です。 |
seconds:180 秒
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、LDP セッションの保持時間を 30 秒に変更する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# holdtime 30
コマンド |
説明 |
---|---|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)自動設定をディセーブルにするには、MPLS LDP インターフェイス コンフィギュレーション モードで igp auto-config disable コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
igp auto-config disable
no igp auto-config disable
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IGP 自動設定を ISIS および OSPF でイネーブルにできます。 設定の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Routing Configuration Guide』を参照してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、POS 0/1/0/3 で LDP 自動設定をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# interface pos 0/1/0/3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-if)# igp auto-config disable
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP 対応インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)Interior Gateway Protocol(IGP)同期遅延タイマー機能をイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで igp sync delay コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
igp sync delay seconds
no igp sync delay
seconds |
LDP 同期ステートのアップ宣言が、リンク アップ時のセッション確立後に遅延される時間(秒単位)。 範囲は 5 ~ 300 です。 |
LDP では、同期のアップ宣言は遅延されず、同期アップ条件がリンクに関して満たされるとただちに IGP が通知されます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、次の必須条件がすべて満たされるとただちに、LDP によって LDP 同期のアップが宣言されます。
これにより、リンク アップ時のトラフィック損失が最小限に抑えられますが、特定の状況(順次モード操作での LSR との相互運用時など)では多大なトラフィック損失が発生する可能性があります。 タイムアウト期間を設定して、セッション アップ後の同期アップ宣言を遅らせる必要がある場合があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、同期のアップ宣言を 30 秒遅らせるように LDP を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# igp sync delay 30
コマンド |
説明 |
---|---|
リンクに関する LDP IGP 同期情報を表示します。 |
非ヌル ラベルがデフォルトでアドバタイズされる一連のプレフィックスに暗黙的ヌル ラベルをアドバタイズするようにルータを設定するには、MPLS LDP ラベル コンフィギュレーション モードで implicit-null-override コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
implicit-null-override { for prefix-acl }
no implicit-null-override
for prefix-acl |
|
暗黙的ヌルは、直接接続されたルートなどのルートに対して、デフォルトのヌル ラベルとしてアドバタイズされます。これに対し、非ヌル ラベルは、IGP、BGP、およびスタティック プレフィックスに対してアドバタイズされます。
MPLS LDP ラベル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
リリース 4.2.1 | このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 動作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次のコマンドは、特定の LDP ピアに暗黙的ヌル ラベルをアドバタイズする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl)# implicit-null-override for 80
インターフェイスのマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベル配布プロトコル(LDP)を設定するか、またはイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで interface コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface type interface-path-id
no interface type interface-path-id
type |
インターフェイス タイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータ構文の詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
インターフェイスで LDP を設定した場合は、LDP プロセスがネイバー探索を開始し、そのインターフェイスでリンク hello メッセージを送信します。 これにより、検出されたネイバーとのセッションが設定されます。 LDP が tunnel-te インターフェイスでイネーブルになっている場合は、対象ディスカバリの手順が適用されます。
LDP インターフェイス コンフィギュレーションでは、前方参照がサポートされています。これにより、LDP で存在していないインターフェイスを設定できます。
![]() (注) |
LDP をループバック インターフェイスでイネーブルにすることはできません。 |
MPLS LDP は、tunnel-ip インターフェイスを設定することにより、Generic Route Encapsulation(GRE)トンネルを介してサポートされます。 LDP は、(ターゲット LDP セッションとは異なり)GRE トンネル経由のリンク セッションを確立します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、POS インターフェイス 0/1/0/0 で LDP を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# interface POS 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-if)#
次に、MPLS TE トンネルで LDP を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# interface tunnel-te 123 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-if)#
コマンド |
説明 |
---|---|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
|
LDP ネイバー セッションのパラメータを表示します。 |
ピアからのプレフィックス セットのラベルの受信(リモート バインディング)を制御するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで label accept コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
label accept for prefix-acl from ip-address
no label accept for prefix-acl from ip-address
for prefix-acl |
プレフィックス アクセス リスト prefix-acl 引数で許可されているプレフィックスのリモート バインディングを受け入れおよび維持します。 |
from ip-address |
ピア IP アドレスを表示します。 |
LDP は、すべてのピアからのすべてのプレフィックスのラベル バインディングを受け入れおよび維持します。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、LDP は、そのすべてのピアからのすべてのプレフィックスのラベルを(リモート バインディングとして)受け入れます。 メモリなどのリソースを保存するには、ピアからのプレフィックス セットのラベルおよびバインディングの受け入れを指定するようにアクセス リストを設定します。
着信ラベル フィルタリング ポリシーが変更され、以前は拒否されたピアからのプレフィックスが許可されるようになった場合は、clear mpls ldp neighbor コマンドを使用して、そのピアとの LDP セッションをリセットする必要があります。
LDP では、IPv4 標準アクセス リストだけがサポートされています。
![]() (注) |
ラベル受け入れコントロールは、LDP 着信ラベル フィルタリングとも呼ばれています。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、着信ラベル フィルタリング ポリシーを設定する例を示します。 この例では、ピア 1.1.1.1 からのプレフィックス 192.168.1.1(pfx_acl_1)、ピア 2.2.2.2 からのプレフィックス 192.168.2.2(pfx_acl_2)、およびピア 3.3.3.3 からのプレフィックス 192.168.1.1、192.168.2.2、192.168.3.3(pfx_acl_3)のラベル バインディングを受け入れおよび維持するように LSR が設定されています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# label accept RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-acpt)# for pfx_acl_1 from 1.1.1.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-acpt)# for pfx_acl_2 from 2.2.2.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-acpt)# for pfx_acl_3 from 3.3.3.3
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ローカル ラベル バインディングのアドバタイズメントを制御します(発信ラベル フィルタリング)。 |
|
LDP ネイバー セッションをリセットします。 |
|
LDP バインディング情報を表示します。 |
ローカル ラベルのアドバタイズメントを制御するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで label advertise コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
label advertise [ disable | for prefix-acl [ to peer-acl ] | interface type interface-path-id ]
no label advertise [ disable | for prefix-acl [ to peer-acl ] | interface type interface-path-id ]
disable |
(任意)すべてのプレフィックスのすべてのピアへのラベル アドバタイズメントをディセーブルにします。 |
||
for prefix-acl |
(任意)ラベルのアドバタイズ先となるプレフィックスを指定します。 |
||
to peer-acl |
(任意)ラベル アドバタイズメントを受信する LDP ネイバーを指定します。 |
||
interface |
(任意)ラベル割り当て用インターフェイスおよびそのインターフェイス IP アドレスのアドバタイズメントを指定します。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
LDP は、既知のすべてのプレフィックスのラベルをすべてのピアにアドバタイズします。 LDP は、ループバック インターフェイスを除き、ローカル インターフェイス アドレスのラベルをアドバタイズしません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
label advertise コマンドでは、ラベル スイッチ ルータ(LSR)がどのようにローカル ラベルをアドバタイズするかが決まります。 複数のコマンドの実行による影響を説明しているルールを次に示します。
![]() (注) |
ラベル アドバタイズメント コントロールは、LDP 発信ラベル フィルタリングとも呼ばれています。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、すべてのピアにローカルに割り当てられているラベルのアドバタイズメントをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# label advertise RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-advt)# disable
次に、プレフィックス 10.1.1.0 および 20.1.1.0 のラベルだけをすべてのピアに送信する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list pfx_acl_1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.1.1.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 20.1.1.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# label advertise RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-advt)# disable RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-advt)# for pfx_acl_1
次に、プレフィックス 10.0.0.0 のラベルをピア 10.1.1.1 と 10.2.2.2 に送信し、プレフィックス 20.0.0.0 のラベルをピア 20.1.1.1 に送信し、その他のすべてのプレフィックスのラベルをその他のすべてのピアに送信する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list pfx_acl_10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.0.0.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list pfx_acl_20 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 20.0.0.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list peer_acl_10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.1.1.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 10.2.2.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list peer_acl_20 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 20.1.1.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# label advertise RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-advt)# for pfx_acl_10 to peer_acl_10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-advt)# for pfx_acl_20 to peer_acl_20
![]() (注) |
pfx_acl_10 をピア peer_acl_10 にアドバタイズし、pfx_acl_20 を peer_acl_20 にアドバタイズし、その他のすべてのピアへのその他のすべてのアドバタイズメントをディセーブルにするには、label advertise コマンドで disable キーワードを指定します。 |
次に、interface キーワードを使用して、POS 0/1/0/0 の /32 IP アドレスをアドバタイズする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# label advertise RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-lbl-advt)# interface POS 0/1/0/0
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
|
LDP ラベル バインディングに関する情報を表示します。 |
1 つのプレフィックス セットにだけローカル ラベルを割り当てるように制御するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで label allocate コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
label allocate for { prefix-acl | host-routes }
no label allocate
for |
ローカル ラベルを割り当てる必要があるプレフィックス セットを指定します。 |
prefix-acl |
IP アクセス リストの名前または番号。 範囲は 1 ~ 99 です。 |
host-routes |
ホスト ルートだけにラベルが割り当てられます。 |
LDP は、学習したすべてのルート(プレフィックス)にローカル ラベルを割り当てます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
host-routes キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ローカル ラベル割り当てコントロールによって、デフォルトのラベル割り当てポリシーが上書きされ、多くの利点(メモリ使用量、転送、ネットワーク更新の削減など)を得ることができます。
デフォルトでは、LDP によってローカル ラベルがすべての学習されたルートに割り当てられます。 ラベル割り当てを特定のプレフィックス セットに制限する場合があります。たとえば、コア ネットワークで LDP を使用して、1 つのエッジから別のエッジに MPLS 転送を提供する場合です。 このような場合、ラベル スイッチ パケット(LSP)をプロバイダー エッジ(PE)ルータのループバック /32 アドレスに設定する必要があります(これにより、ローカル ラベルを他の Interior Gateway Protocol(IGP)プレフィックスに割り当ておよびアドバタイズする必要がなくなります)。
LDP では、IPv4 標準アクセス リストだけがサポートされています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、ローカル ラベルの割り当てをプレフィックス 192.168.1.1、192.168.2.2、および 192.168.3.3 だけに限定するように LDP を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 access-list pfx_acl_1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 192.168.1.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 192.168.2.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ipv4-acl)# permit 192.168.3.3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# label allocate for pfx_acl_1
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ラベル バインディングに関する情報を表示します。 |
|
LDP 転送データベースの内容を表示します。 |
グレースフル リスタート(GR)セッション イベントを示す通知を設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで log graceful-restart コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
log graceful-restart
no log graceful-restart
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
グレースフル リスタート セッション イベントが発生したときに syslog/console メッセージ(LDP のグレースフル リスタート セッションの切断、再接続、タイムアウトなど)を受信するには、log graceful-restart コマンドを使用します。
![]() (注) |
グレースフル リスタート セッション イベントの発生時に、ロギング メッセージが発行されます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、グレースフル リスタート セッション イベントのロギング メッセージをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# log graceful-restart
次の出力例は、コンソールに表示可能なロギング イベントを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router: mpls_ldp[340]: %ROUTING-LDP-5-GR : GR session 4.4.4.4:0 (instance 1) disconnected RP/0/RSP0/CPU0:router: mpls_ldp[340]: %ROUTING-LDP-5-GR : GR session 4.4.4.4:0 (instance 2) reconnected RP/0/RSP0/CPU0:router: mpls_ldp[340]: %ROUTING-LDP-5-GR : GR session 5.5.5.5:0 (instance 3) timed out RP/0/RSP0/CPU0:router: mpls_ldp[336]: %ROUTING-LDP-5-GR_RESTART_COMPLETE : GR forwarding state hold timer has expired
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
|
LDP GR セッションに関する情報を表示します。 |
セッション変更を示す通知のロギングをイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで log neighbor コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
log neighbor
no log neighbor
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ネイバーのアップまたはダウン時に syslog または console メッセージを受信するには、log neighbor コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、ネイバー セッションのアップ イベントまたはダウン イベントに関するロギング メッセージをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# log neighbor
![]() (注) |
LDP セッション ステートがアップからダウン(またはダウンからアップ)に変更された場合、ロギング メッセージが発行されます。 |
次に、コンソール上に表示可能なロギング イベントの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router:10 21:11:32.111:mpls_ldp[113]:%LDP-5-NBR_CHANGE: Nbr 10.44.44.44:0, DOWN
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
ノンストップ ルーティング(NSR)同期イベントのロギングをイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで log nsr コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
log nsr
no log nsr
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、NSR 同期イベントのロギングをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# log nsr
LDP セッション保護イベントを示す通知のロギングをイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで log session-protection コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
log session-protection
no log session-protection
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP セッション保護イベントが発生したときに syslog または console メッセージを受信するには、log session-protection コマンドを使用します。 これらのイベントには、LDP セッション保護の開始、回復、およびタイムアウトが含まれています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、セッション保護イベントに関するロギング メッセージをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# log session-protection
![]() (注) |
ロギング メッセージは、セッション保護イベントが発生すると発行されます。 |
次の出力例は、コンソールに表示されるロギング イベントを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router:Apr 21 12:15:01.742: mpls_ldp[315]:%ROUTING-LDP-5-SESSION_PROTECTION: Session hold up initiated for peer 4.4.4.4:0 RP/0/RSP0/CPU0:router:Apr 21 12:18:04.987: mpls_ldp[315]:%ROUTING-LDP-5-SESSION_PROTECTION: Session recovery succeeded for peer 4.4.4.4:0
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
設定された LDP インターフェイスの最大数の上限を設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで maximum interfaces コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
maximum interfaces number
no maximum interfaces
number |
設定された LDP インターフェイスの最大数。 範囲は 1 ~ 250 のインターフェイスです。 |
デフォルトでは、最大 100 のインターフェイスで LDP をイネーブルにできます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.0.1 |
このコマンドは削除されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、ボックス上でイネーブルにできる LDP インターフェイスの最大数として、150 の上限を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# maximum interfaces 150
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ディスカバリ情報を表示します。 |
|
LDP サマリー情報を表示します。 |
MPLS ラベル配布プロトコル(LDP)コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで mpls ldp コマンドを使用します。
mpls ldp
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次の例では、MPLS LDP コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)
TCP Message Digest 5(MD5)オプションを使用してパスワード認証をネイバーに設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで neighbor password コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
neighbor IP-address password { clear | encrypted } password
no neighbor IP-address password
IP-address |
ネイバーの IP アドレス。 |
clear |
暗号化されていないパスワードが続くことを指定するには、暗号化パラメータのパスワードをクリアします。 |
encrypted |
暗号化されたパスワードが続くことを指定します。 |
password |
クリアテキストまたは暗号化されたパスワード文字列。 |
LDP セッションは、パスワード(および MD5)なしでネゴシエートされます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このセキュリティ機能は、ネイバーごとにイネーブル化されるため、セッション確立の試行は、パスワードの一致が設定されている場合にだけ許可されます。 このオプションは、両方のピアのパスワードが一致するように設定する必要があります。
特定のネイバーのデフォルト パスワードを上書きするには、neighbor IP-address password コマンドを使用します。ここで、IP-address 引数はネイバーの IP アドレスです。
![]() (注) |
特定のネイバーのデフォルト パスワードを上書きするには、グローバル デフォルト パスワードを設定しておく必要があります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、パスワード abc をネイバー 10.20.20.20 に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# neighbor 10.20.20.20 password clear abc
コマンド |
説明 |
---|---|
ネイバーへの targeted hello の転送を設定します。 |
パスワードが不要な個別のネイバーをディセーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで neighbor password disable コマンドを使用します。
neighbor IP-address password disable
IP-address |
ネイバーの IP アドレス。 |
LDP セッションは、パスワード(および MD5)なしでネゴシエートされます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
システムは各ネイバーの有効なパスワードの計算にグローバル パスワードを使用し、個々のネイバーのパスワードでグローバル パスワード(設定されている場合)を上書きします。 セッションは、個々のネイバー パスワードから同じグローバル パスワードへ移動すると安定した状態を維持します。 ただし、有効なパスワードが設定中に変更された場合、セッションは不安定になる可能性があります。
![]() (注) |
ネイバーの LSR ID を使用して、各ネイバーのパスワードを設定する必要があります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、ネイバーの個々のパスワード abc を上書きする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# neighbor 10.20.20.20 password disable abc RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)#
LDP セッションを設定するためにネイバーへの targeted hello の転送を設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで neighbor targeted コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
neighbor IP address targeted
no neighbor IP address targeted
IP address |
ネイバーの IP アドレス。 |
デフォルトの動作または値はありません。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、対象ディスカバリ セッションをネイバー 200.1.1.1 に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# neighbor 200.1.1.1 targeted
コマンド |
説明 |
---|---|
MD5 を使用して、パスワード認証を設定します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
|
LDP ディスカバリ ソースに関する情報を表示します。 |
サービス中断イベントでの LDP プロトコルのノンストップ ルーティングを設定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで nsr コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
nsr
no nsr
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトでは、MPLS LDP NSR はディセーブルになっています。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
サービスの中断では、次のイベントが発生している場合があります。
NSR のイネーブル化によって、ルーティング ピアには見えないイベントが発生し、軽微なサービス中断が発生します。
![]() (注) |
LDP プロセスの再起動は、NSR process-failures switchover が設定されている場合にだけ、NSR によってサポートされます。それ以外の場合、プロセスの再起動によってセッションが不安定になります。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、MPLS LDP NSR をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ldp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# nsr
コマンド |
説明 |
---|---|
nsr process-failures switchover |
NSR を維持するために、アクティブなインスタンスをスタンバイ RP または DRP に切り替えるための回復アクションとしてスイッチオーバーを設定します。 詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Command Reference 』を参照してください。 |
スタンバイ ノードの特定情報を表示します。 |
優先インターフェイスの IP アドレスまたは特定の IP アドレスを LDP ルータ ID として指定するには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで router-id コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
router-id IP-address
no router-id
IP-address |
4 分割のドット付き 10 進表記で指定した 32 ビット ルータ ID |
LDP では、グローバル ルータ ID エージェント、IP Address Repository Manager(IP ARM)によって決定されるルータ ID を使用します。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
router-id コマンドによって、LDP ルータ ID として使用される IP アドレスが設定されたインターフェイスを指定できます(LDP ルータ ID として選択された IP アドレスがルーティング プロトコルによって隣接ルータにアドバタイズできない場合に必要となります)。 このような場合、router-id コマンドを使用して、指定されたループバック インターフェイスの IP アドレス(インターフェイスがオプションの場合)または特定の IP アドレスを選択します。
LDP では、異なるソースのルータ ID を次の順序で使用します。
![]() (注) |
不要なセッション フラップを回避するように LDP ルータ ID の IP アドレスを設定することを推奨します。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、LDP ルータ ID として IP アドレスを指定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)#router-id 10.0.0.1
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ディスカバリ プロセスのステータスを表示します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
ピアとのリンク ディスカバリの損失後の対象ディスカバリによって、LDP ピア セッションのアップを維持する LDP ピア セッション保護機能をイネーブルにするには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで session protection コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
session protection [ duration seconds | infinite ] [ for peer-acl ]
no session protection
duration seconds |
(任意)保護期間を指定します。つまり、ネイバーへのリンク ディスカバリ損失後に対象ディスカバリを継続する必要がある秒数です。 範囲は 30 ~ 2147483 です。 |
infinite |
(任意)リンク ディスカバリの損失後のセッション保護を永続することを指定します。 |
for peer-acl |
(任意)セッション保護をイネーブルにする LDP ピアのセットを指定します。 |
デフォルトでは、セッション保護はディセーブルになっています。 peer-acl および duration を指定せずにイネーブルにした場合は、セッション保護がすべての LDP ピアに適用され、リンク ディスカバリ損失後 24 時間続行されます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP セッション保護機能によって、すべてのピアまたはピア セットでの targeted hello 隣接の自動設定をイネーブルにし、リンク ディスカバリの損失後に targeted hello を使用して維持する必要があるセッション期間を指定できます。
LDP では、IPv4 標準アクセス リストだけがサポートされています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、検出されたすべてのピアに関して、リンク ディスカバリ損失後にセッションを無制限で維持するセッション保護をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# session protection
次に、リンク ディスカバリ後のセッションを維持する 30 秒間、(ピア ACL によって許可されている)ピア セットのセッション保護をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# session protection for peer_acl duration 30
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
設定済みのセッション設定バックオフ パラメータ、およびセッション設定をスロットリングするときに使用される任意の LDP ピアに関する情報を表示するには、EXEC モードで show mpls ldp backoff コマンドを使用します。
show mpls ldp backoff [ location node-id | standby ]
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp backoff コマンドを使用するには、MPLS LDP アプリケーションをイネーブルにする必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp backoff コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp backoff
Backoff Time:
Initial:15 sec, Maximum:120 sec
Backoff Table: (2 entries)
LDP Id Backoff (sec) Waiting (sec)
-------------------- -------------- ----------------
33.33.33.33:0 15 15
11.11.11.11:0 30 30
フィールド |
説明 |
---|---|
Backoff Time |
初期および最大バックオフ時間パラメータ(秒数)。 |
Backoff Table |
|
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP バックオフ パラメータを設定します。 |
|
MPLS 転送テーブルの内容を表示します。 |
|
LDP LIB の内容を表示します。 |
ラベル情報ベース(LIB)の内容を表示するには、EXEC モードで show mpls ldp bindings コマンドを使用します。
show mpls ldp bindings [ IP-address /prefix { mask | length } ] [advertisement-acls] [brief] [detail] [local] [ local-label label [ to label ] ] [local-only] [ neighbor address ] [remote-only] [ remote-label label [ to label ] ] [summary] [ location node-id | standby ]
IP-address /prefix |
(任意)A.B.C.D 形式で記述された送信先プレフィックス/マスク長。 |
mask |
A.B.C.D 形式で記述されたネットワーク マスク。 |
length |
マスク長(ビット)。 範囲は 0 ~ 32 です。 |
advertisement-acls |
(任意)(アドバタイズメント)発信ラベル フィルタリング ACL に適用される、ラベル バインディングを表示します。 |
brief |
(任意)LDP データベース内のすべてのプレフィックスを表示します。 |
detail |
(任意)IP アドレスの advertised-to および remote-binding ピアの合計数をソート順に表示します(remote bindings は表形式)。 |
local |
(任意)ローカル ラベル バインディングを表示します。 |
local-label label [to label] |
(任意)ローカル ラベル値に一致するエントリを表示します。 ラベル範囲を示すために label to label 引数を追加します。 |
local-only |
(任意)ローカル ラベルだけと一致するバインディングを表示します。 |
neighbor address |
(任意)選択したネイバーによって割り当てられたラベル バインディングを表示します。 |
remote-only |
(任意)リモート ラベルだけと一致するバインディングを表示します。 |
remote-label label [to label] |
(任意)隣接ルータによって割り当てられているラベル値に一致するエントリを表示します。 ラベル範囲を示すために label tolabel 引数を追加します。 範囲は 0 ~ 2147483647 です。 |
summary |
(任意)ラベル情報ベース(LIB)の内容のサマリーを表示します。 |
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp bindings コマンドは、BGP 以外のルート(IGP プレフィックスやスタティック ルートなど)に関してネイバーから学習したローカルおよびリモートのラベル バインディングを表示します。
データベース全体を表示したり、次の基準に従ってエントリのサブセットを表示することを選択できます。
![]() (注) |
show mpls ldp bindings summary コマンドは、LIB のサマリー情報を表示し、スケーラビリティのテスト時や大規模ネットワークでの展開時に使用されます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次の出力例では、デフォルト ルーティング ドメインの LIB の内容が示されています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings
5.41.0.0/16 , rev 4
local binding: label:IMP-NULL
No remote bindings
5.43.9.98/32 , rev 6
local binding: label:IMP-NULL
No remote bindings
10.10.2.0/24 , rev 12
local binding: label:IMP-NULL
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:16
lsr:10.256.256.256:0, label:IMP-NULL
10.10.3.0/24 , rev 10
local binding: label:IMP-NULL
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:IMP-NULL
lsr:10.256.256.256:0, label:22
22.22.22.22/32 , rev 14
local binding: label:16
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:17
lsr:10.256.256.256:0, label:IMP-NULL
33.33.33.33/32 , rev 2
local binding: label:IMP-NULL
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:18
lsr:10.256.256.256:0, label:23
次の出力例では、150.150.150.150/32 のリモート バインディングで、IP アドレスの advertised-to および remote-binding ピアの合計数の詳細情報をソート順に示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings 150.150.150.150/32 detail
150.150.150.150/32, rev 2
Local binding: label: IMP-NULL
Advertised to: (6 peers)
120.120.120.120:0 130.130.130.130:0 150.150.150.1:0 150.150.150.2:0
150.150.150.3:0 150.150.150.4:0
Remote bindings: (3 peers)
Peer Label
----------------- --------
120.120.120.120:0 27018
130.130.130.130:0 26017
160.160.160.160:0 27274
次の出力例では、ネットワーク番号を指定し、ラベル スイッチド ルータ(LSR)10.255.255.255 から学習した、すべてのネットワークのラベルを示します。 neighbor キーワードは、他のネイバーから学習したリモート ラベルの出力を抑制するために使用します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings neighbor 10.255.255.255
10.10.2.0/24 , rev 12
local binding: label:IMP-NULL
remote bindings :
lsr:10.255.255.255, label:16
10.10.3.0/24 , rev 10
local binding: label:IMP-NULL
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:IMP-NULL
22.22.22.22/32 , rev 14
local binding: label:16
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:17
33.33.33.33/32 , rev 2
local binding: label:IMP-NULL
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:18
44.44.44.44/32 , rev 16
local binding: label:17
remote bindings :
lsr:10.255.255.255:0, label:IMP-NULL
フィールド |
説明 |
---|---|
a.b.c.d/n |
特定の宛先の IP プレフィックスおよびマスク(ネットワーク/マスク)。 |
rev |
宛先のラベル配布を内部的に管理するために使用するリビジョン番号(rev)。 |
local binding |
プレフィックスにローカルで割り当てられたラベル。 |
remote bindings |
他の LSR から学習したこの宛先への出ラベル。1 このリストの各項目によって、出ラベルが学習された LSR が特定され、その LSR に関連付けられているラベルが反映されます。 転送パスの各 LSR は、その LDP ID によって識別されます。 |
次の出力例では、summary キーワードを使用して内容の要約を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings summary
LIB Summary:
Total Prefix : 20
Revision No : Current:34, Advertised:34
Local Bindings : 14
NULL : 10 (implicit:10, explicit:0)
Non-NULL: 4 (lowest:48, highest:51)
Remote Bindings: 24
フィールド |
説明 |
---|---|
Total Prefix |
LDP LIB が認識しているプレフィックス(ルート)の数。 すべての無効な、タイムアウトされたルートがルートなしとして表示されます。 |
Revision No |
LIB エントリの現在のリビジョン番号、およびすべてのピアにアドバタイズされた最小リビジョン番号。 |
Local Bindings |
ローカル バインディングの合計、およびそれらのうちヌル、ヌル以外、および LDP によって割り当てられた最も低い/高いラベルの数に関する情報。 |
Remote Bindings |
リモート バインディングの数。 |
次の出力例は、アクセス リスト アドバタイズメントを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings advertisement-acls
Advertisement Spec:
Prefix ACL = 'pfx_11'
Prefix ACL = 'pfx_22'
Prefix ACL = 'pfx_40_1'; Peer ACL = 'peer_11'
5.41.0.0/16 , rev 82
11.11.11.11/32 , rev 69
Advert ACL(s): Prefix ACL 'pfx_11'
20.20.20.20/32 , rev 83
22.22.22.22/32 , rev 78
Advert ACL(s): Prefix ACL 'pfx_22'
40.1.1.0/24 , rev 79
Advert ACL(s): Prefix ACL 'pfx_40_1'; Peer ACL 'peer_11'
フィールド |
説明 |
---|---|
Advertisement Spec |
発信ラベル アドバタイズメント コントロールとして使用されるすべてのプレフィックスおよびピア アクセス リストを示します。 |
Advert ACL(s) |
発信ラベル アドバタイズメント コントロールのプレフィックス エントリ(prefix-acl の場合)に関して最初に一致したルール(存在する場合)を示します。 |
次の出力例では、brief キーワードを使用した LDP データベース内のすべてのプレフィックスを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings brief
Prefix Local Advertised Remote Bindings
Label (peers) (peers)
------------------ -------- ---------- ---------------
1.1.2.2/32 - 0 1
1.2.3.4/32 16010 396 0
4.4.4.4/32 16004 396 3
10.0.0.0/24 19226 396 395
次の出力例は、バインディングがローカル ラベルと一致していることを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings local-only
10.12.32.2/32, rev 4
Local binding: label: IMP-NULL
No remote bindings
次の出力例は、バインディングがリモート ラベルと一致することを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp bindings remote-only
10.26.4.0/24, rev 0
No local binding
Remote bindings: (1 peers)
Peer Label
----------------- --------
10.6.6.6:0 IMP-NULL
10.43.4.0/24, rev 0
No local binding
Remote bindings: (1 peers)
Peer Label
----------------- --------
10.4.4.4:0 IMP-NULL
10.46.4.0/24, rev 0
No local binding
Remote bindings: (2 peers)
Peer Label
----------------- --------
10.4.4.4:0 IMP-NULL
10.6.6.6:0 IMP-NULL
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP リモート ラベルの受け入れを設定します。 |
|
LDP ローカル ラベル アドバタイズメント コントロールを設定します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
|
LDP 転送データベースの内容を表示します。 |
LDP ディスカバリ プロセスのステータスを表示するには、EXEC モードで show mpls ldp discovery コマンドを使用します。
show mpls ldp discovery [ IP-address type interface-path-id | brief | link | targeted | summary ] [detail] [ location node-id | standby ]
IP-address |
(任意)ネイバーの IP アドレス。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
brief |
(任意)指定された LDP 対応インターフェイスに関する簡潔な情報を表示します。 |
||
link |
(任意)LDP ディスカバリのリンク情報を表示します。 |
||
targeted |
(任意)LDP ディスカバリの対象情報を表示します。 |
||
summary |
(任意)LDP ディスカバリに関するサマリー情報を表示します。 |
||
detail |
(任意)LDP セッションに関する詳細情報(着信ラベル フィルタリング、セッション Keep Alive(KA; キープアライブ)、セッション保護ステートなど)を表示します。 |
||
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
||
standby |
(任意)スタンバイ ノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
次の項目が追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp discovery command では、リンク ディスカバリと対象ディスカバリの両方が表示されます。 インターフェイス フィルタが指定されていない場合は、このコマンドによって、LDP ディスカバリ プロセスを実行しているインターフェイスのリストが生成されます。 このコマンドでは、デフォルトのルーティング ドメインに関するネイバー探索情報も表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp discovery コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp discovery
Local LDP Identifier: 10.44.44.44:0
Discovery Sources:
Interfaces:
POS 0/1/0/0 : xmit/recv
LDP Id: 10.33.33.33:0, Transport address: 10.33.33.33
Hold time: 15 sec (local:15 sec, peer:15 sec)
フィールド |
説明 |
---|---|
Local LDP Identifier |
ローカル ルータの LDP ID。 LDP ID は、IP アドレス:番号の形式で表示される 6 バイトの構造です。 表記では、LDP ID の最初の 4 バイトがルータ ID を構成し、0 で始まる整数が IP アドレス:番号構造の最後の 2 バイトを構成します。 |
Interfaces |
LDP ID によって、インターフェイス上で検出された LDP ネイバーが示されます。 |
Transport Address |
LDP ピアに関連付けられているアドレス(hello メッセージでアドバタイズ)。 |
LDP Id |
LDP ピアの LDP ID。 |
Hold time |
転送保持タイマーのステートおよびその現在値。 |
次の出力例では、summary キーワードを使用した LDP ディスカバリに関する概要情報を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp discovery summary
LDP Identifier: 139.0.0.1:0
Interfaces:
Configured: 2
Enabled : 1
Discovery:
Hello xmit: 1 (1 link)
Hello recv: 1 (1 link)
フィールド |
説明 |
---|---|
LDP Identifier |
ローカル ルータの LDP ID。 |
Interfaces |
|
Discovery |
|
次の出力例では、MPLS LDP ディスカバリ hello 情報を簡潔な形式で示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp discovery brief
Local LDP Identifier: 150.150.150.150:0
Discovery Source Peer LDP Id Holdtime Session
------------------------ -------------------- -------- -------
BE35 130.130.130.130:0 15 Y
Gi0/6/0/6 160.160.160.160:0 15 Y
Gi0/6/2/7.1 174.1.1.2:0 45 Y
Target: 120.120.120.120 120.120.120.120:0 90 Y
Target: 150.150.150.1 150.150.150.1:0 120 Y
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP リンク hello パラメータを設定します。 |
|
LDP targeted-hello パラメータを設定します。 |
|
LDP 対象ネイバーを設定します。 |
|
LDP セッション保護を設定します。 |
|
インターフェイスで LDP を設定します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
MPLS 転送にインストールされたラベル配布プロトコル(LDP)転送ステートを表示するには、EXEC モードで show mpls ldp forwarding コマンドを使用します。
show mpls ldp forwarding [ IP -address ] { mask | length } [fast-reroute] [detail] [ next-hop | address IP-address | interfaceinterface-path-id | label label-value | neigbor IP -address | unlabelled ] [ local-label label-value ] [ location node-id | summary | standby ]
IP-address |
(任意)4 分割ドット付き 10 進表記で指定された IP アドレス。 |
mask |
ネットワーク マスク。 |
length |
マスク長(ビット)。 範囲は 0 ~ 32 です。 |
detail |
(任意)ルーティングおよび転送の更新に使用する LDP タイムスタンプの詳細情報を表示します。 |
fast-reroute |
(任意)本質的に LFA FRR 保護のプレフィックスを表示します。 |
next-hop |
ネクストホップ IP アドレスによってプレフィックスを一致させます。 |
local-label label-value |
(任意)指定されたローカル ラベルのプレフィックスを表示します。 範囲は 0 ~ 1048575 です。 |
neighbor |
プレフィックスを、指定した LDP ネイバーを通るパスと一致させます。 |
unlabelled |
ラベルの付いていないパスを含むプレフィックスを一致させます。 |
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
summary |
(任意)LDP 転送情報ベース(LFIB)のサマリー情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイ ノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
次の項目が追加されました。 |
リリース 4.0.1 |
次の項目が追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp forwarding コマンドによって、LDP 転送エントリが表示され、インストールされている転送エントリの LDP ビューが提供されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp forwarding コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp forwarding
Prefix Label Label Outgoing Next Hop GR Stale
In Out Interface
------------------ ----- ---------- ------------ --------------- -- -----
2.2.2.2/32 22 ImpNull PO0/2/0/1 12.0.0.2 N N
3.0.0.1/32 24 20 PO0/2/0/1 12.0.0.2 N N
3.0.0.2/32 25 21 PO0/2/0/1 12.0.0.2 N N
3.0.0.3/32 26 22 PO0/2/0/1 12.0.0.2 N N
4.4.4.4/32 20 ExpNullv4 tt10 4.4.4.4 N N
4.4.4.5/32 21 ExpNullv4 tt10 4.4.4.4 N N
123.0.0.0/24 23 ImpNull PO0/2/0/1 12.0.0.2 N N
3.3.3.3/32 16000 16001 PO0/2/0/3.1 131.1.1.4 Y N
16002 PO0/2/0/3.2 131.1.2.4 Y N
16003 PO0/2/0/3.3 131.1.3.4 N N
16002 PO0/2/0/1 192.11.1.1 (!) Y N
Unlabelled PO0/2/0/2 192.11.2.1 (!) N N
![]() (注) |
(!)記号は、非プライマリ LFA バックアップ パスを表します。 |
この出力例は、detail キーワードからのルーティングおよび転送の更新に使用される LDP のタイムスタンプの詳細情報を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp forwarding 1.1.1.1/32 detail
Prefix Label Label Outgoing Next Hop GR Stale
In Out Interface
---------------- ------- ---------- ------------ --------------- -- -----
3.3.3.3/32 16000 16001 PO0/2/0/3.1 131.1.1.4 N N
[ Protected; path-id 1 backup-path-id 33;
[peer 13.13.13.1:0 ]
16002 PO0/2/0/3.2 131.1.2.4 Y N
[ Protected; path-id 2 backup-path-id 33;
peer 13.13.13.1:0 ]
16003 PO0/2/0/3.3 131.1.3.4 N N
[ Protected; path-id 3 backup-path-id 34;
peer 13.13.13.2:0 ]
16002 PO0/2/0/1 192.11.1.1 (!) Y N
[ Backup; path-id 33; peer 14.14.14.1:0 ]
Unlabelled PO0/2/0/2 192.11.2.1 (!) N N
[ Backup; path-id 34 ]
Routing update : Mar 31 13:35:25.348 (00:55:32 ago)
Forwarding update: Mar 31 13:35:25.349 (00:55:32 ago)
![]() (注) |
(!)記号は、非プライマリ LFA バックアップ パスを表します。 |
この出力例は、fast-reroute キーワードからの保護(ECMP またはセカンダリ LFA バックアップ)更新がある LDP プレフィックスだけを示します。
この出力例は、summary キーワードからの保護されたプレフィックスと保護されたパスの統計情報を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp forwarding summary
Forwarding Server (LSD):
Connected: Yes
Forwarding State Holdtime: 360 sec
Forwarding States:
Interfaces: 10
Local labels: 8
Rewrites:
Prefix:
Total: 8 (0 with ECMP, 8 FRR protected)
Labelled:
Primary pathset : 8 labelled (0 partial), 0 unlabelled
Backup pathset : 8 labelled (0 partial), 0 unlabelled
Complete pathset: 8 labelled (0 partial), 0 unlabelled
Paths:
Total: 16 (8 backup, 8 FRR protected)
Labelled: 16 (8 backup)
フィールド |
説明 |
---|---|
Prefix/mask |
MPLS 転送エントリに関する FEC2 のプレフィックス |
Label In |
prefix/mask に割り当てられたローカル ラベル。 |
Label Out |
prefix/mask の出ラベル。 |
Outgoing Interface |
発信物理インターフェイス。 |
Next Hop |
ネクスト ホップのアドレス。 |
GR |
グレースフル リスタート ステータス(Y または N)。 |
Stale |
エントリのステータス(stale または not stale)。 ネクストホップのグレースフル リスタート ネイバーが切断したときにエントリは stale とマーキングされ、ネイバーが再接続してラベルを更新したときにマーキングが解除されます。 |
Chkpt |
エントリのステータス(checkpointed または not checkpointed)。 |
path-id |
プライマリ パス ID。 |
Backup-path-id |
バックアップ パス ID は、特定のプライマリ パスを保護するパスのパス ID です。 保護パスはプライマリ パスまたは非プライマリ パスを指定できます。 |
Peer |
ネクストホップ LDP ピアの LDP ID を表示します。 |
Connected |
LSD 転送サーバの LDP 接続の状態を表示します。 |
Forwarding State Holdtime |
LDP 切断イベント時に LDP フォワーディング ステートを保持するために、LDP が LSD サーバに登録した時間を表示します。 |
Interfaces |
LDP がイネーブルになっている MPLS インターフェイスの数。 |
Local Labels |
LSD から LDP を割り当てられたローカル ラベルの数。 |
Rewrites |
転送書き換えの数。 複数の ECMP パスがあるプレフィックスの数に関する情報とともに、既知の IPv4 プレフィックスの合計数を表示します。 これは、LFA-FRR 保護のプレフィックス数も表示します。 ラベル付けされたセットは、unlabeled、labelled、および partial キーワードで示される、ラベルのないパス、すべてラベル付けされたパス、部分的にラベル付けされたパスを持つプレフィックスに関する数を出力します。 この情報は、プライマリ、バックアップ、および完全パス セットで使用できます。 |
Paths |
転送パスの数。 バックアップ パスの数および FRR で保護されたパスの数とともに、既知の転送パスの合計数を表示します。 また、ラベル付けされた非プライマリ パスの数を示す、ラベル付けされたパスの数も表示します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP のグレースフル リスタート機能を設定します。 |
|
LDP LIB の内容を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)のグレースフル リスタートのステータスを表示するには、EXEC モードで show mpls ldp graceful-restart コマンドを使用します。
show mpls ldp graceful-restart [ location node-id | standby ]
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp graceful-restart コマンドによって、graceful-restart コマンドがイネーブルになったときに LDP のグレースフル リスタートに関する情報が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp graceful-restart コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp graceful-restart
Forwarding State Hold timer : Not Running
GR Neighbors : 1
Neighbor ID Up Connect Count Liveness Timer Recovery Timer
--------------- -- ------------- ------------------ ------------------
10.0.0.2 Y 1 - -
フィールド |
説明 |
---|---|
Forwarding State Hold timer |
保持タイマーのステート:running または not running。 |
GR Neighbors |
グレースフル リスタートが可能なネイバーの数。 |
Neighbor ID |
各ネイバーのルータ ID。 |
Up |
ネイバーのアップまたはダウン。 |
Connect Count |
同じネイバーが再接続される回数。 |
Liveness Timer |
活性タイマーのステート(running または not running)、および running の場合はその有効期限。 |
Recovery Timer |
回復タイマーのステート(running または not running)、および running の場合はその有効期限。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP のグレースフル リスタート機能を設定します。 |
|
LDP ネイバーに関する情報を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)Interior Gateway Protocol(IGP)同期情報を表示するには、EXEC モードで show mpls ldp igp sync コマンドを使用します。
show mpls ldp igp sync [ interface type interface-path-id ] [ location node-id | standby ]
interface |
(任意)インターフェイス タイプを表示します。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
(任意)物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
||
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
LDP IGP 同期では、MPLS LDP および IP(IGP)間の同期の結果として発生したトラフィック損失の問題に対処します。 たとえば、リンクのアップ時、IGP は、MPLS がリンクでコンバージェンスを行う前にそのリンクをアドバタイズできます。 また、この IGP リンクは、MPLS セッションがダウンし、MPLS LSP がそのリンクで損傷している場合でも、引き続き使用されます。 IGP リンクの使用は、リンクでの MPLS LDP コンバージェンス同期ステータスに基づいて決定されます。
MPLS のコンバージェンス ステータスを表示するには、show mpls ldp igp sync コマンドを使用します。 LDP IGP 同期の設定は、それぞれの IGP(OSPF、ISIS)に存在します。LDP では、この情報を LDP 対応のすべてのインターフェイスに表示し、アドバタイズします(インターフェイスが LDP IGP に設定されているかどうかは関係ありません)。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp igp sync コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp igp sync
GigabitEthernet0/3/0/0:
Sync status: Ready
Peers:
2.2.2.2:0
3.3.3.3:0 (GR)
GR-only Reachability:
4.4.4.4:0 (Chkpt-created)
POS0/2/0/0:
Sync status: Not ready
(Deferred; 24 sec remaining)
POS0/2/0/1:
Sync status: Not ready
フィールド |
説明 |
---|---|
Sync status |
特定のリンクでの MPLS LDP コンバージェンス ステータス。 Ready は、リンクがコンバージされ、IGP によって使用される準備ができたことを示します。 Deferred が設定された Not Ready は、リンクによって LDP IGP 同期要件が満たされるが、LDP IGP 同期の遅延タイムアウト コンフィギュレーション設定によって遅れることを意味します。 Not Ready は、リンクが IGP によって使用される準備ができていないことを意味します。 |
Peers |
特定のリンクにコンバージェンスされたピアのリスト。 ピア セッションが GR 3に対応している場合、出力が GR としてタグ付けされます。 ローカル起動後にチェックポイントから GR 隣接レコードが回復されために GR だけの到達可能性が示されている場合は、チェックポイントにより作成されたフラグも設定されます。 |
GR-only Reachability |
特定のリンクに現在コンバージェンスされていないが、引き続き転送ステートとなっている、GR4 ピアのリスト。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP IGP 同期遅延タイムアウトを設定します。 |
LDP 対応インターフェイスに関する情報を表示するには、EXEC モードで show mpls ldp interfaces コマンドを使用します。
show mpls ldp interface [ type interface-path-id | summary ] [brief] [ location node-id | standby ]
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
summary |
(任意)指定された LDP 対応インターフェイスに関するサマリー情報を表示します。 |
||
brief |
(任意)指定された LDP 対応インターフェイスに関する簡潔な情報を表示します。 |
||
detail |
(任意)指定された LDP 対応インターフェイスに関する詳細情報を表示します。 |
||
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
||
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
リリース 4.2.0 |
detail キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp interface コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp interface
Interface GigabitEthernet0/3/0/3
No LDP config
Interface POS0/2/0/0
No LDP config
Auto-config items:
ospf/100/0
Interface POS0/2/0/1
No LDP config
Auto-config items:
ospf/100/0
Interface POS0/2/0/2
No LDP config
Auto-config items:
ospf/100/0
Interface POS0/2/0/3
No LDP config
Auto-config items:
ospf/100/0
フィールド |
説明 |
---|---|
Auto-config items |
|
次に、メッシュ グループの show mpls ldp interface detail コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp interface detail
Interface GigabitEthernet0/2/0/0 (0x20200040)
Enabled via config: LDP interface
Interface GigabitEthernet0/2/0/1 (0x20200060)
Disabled via config: IGP Auto-config disable
Ignoring: LDP interface
Interface GigabitEthernet0/2/0/2 (0x20200080)
Disabled via config: IGP Auto-config disable
Ignoring: LDP interface
Interface tunnel-te1 (0x200000f0)
Disabled
Interface tunnel-te100 (0x20000110)
Enabled via config: TE Mesh-group 123, TE Mesh-group all
Interface tunnel-te101 (0x20000130)
Enabled via config: TE Mesh-group 123, TE Mesh-group all
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP 自動設定をディセーブルにします。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)セッションのステータスを表示するには、EXEC モードで show mpls ldp neighbor コマンドを使用します。
show mpls ldp neighbor [IP-address] [ type interface-path-id ] [brief] [detail] [gr] [ location node-id ] [non-gr] [sp] [standby]
IP-address |
(任意)ネイバーの IP アドレス。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
brief |
(任意)既存の LDP セッションを簡単な形式で表示します。 |
||
detail |
(任意)LDP セッションに関する詳細情報(着信ラベル フィルタリング、セッション Keep Alive(KA; キープアライブ)、セッション保護ステートなど)を表示します。 |
||
gr |
(任意)グレースフル リスタートが可能なネイバーを表示します。 |
||
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
||
non-gr |
(任意)グレースフル リスタートを実行できないネイバーを表示します。 |
||
sp |
(任意)セッション保護が設定されたネイバーを表示します。 |
||
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
次の項目が追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp neighbor コマンドによって、ルーティング ドメイン全体のすべての LDP ネイバーに関する情報が提供されます。一方、出力はフィルタリングされ、次の情報が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、IP アドレスを使用した show mpls ldp neighbor コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp neighbor 10.22.22.22
Peer LDP Identifier: 10.22.22.22:0
TCP connection: 10.22.22.22:646 - 10.33.33.33:65530
Graceful Restart: No
State: Oper; Msgs sent/rcvd: 46/43
Up time: 00:31:21
LDP Discovery Sources:
POS 0/2/0/0
Addresses bound to this peer:
10.22.22.22 10.10.2.1
次に、non-gr キーワードを使用した show mpls ldp neighbor コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp neighbor non-gr
Peer LDP Identifier: 10.44.44.44:0
TCP connection: 10.44.44.44:65535 - 10.33.33.33:646
Graceful Restart: No
State: Oper; Msgs sent/rcvd: 49/46
Up time: 00:33:33
LDP Discovery Sources:
POS 0/1/0/0
Addresses bound to this peer:
10.44.44.44 10.10.3.2
Peer LDP Identifier: 10.22.22.22:0
TCP connection: 10.22.22.22:646 - 10.33.33.33:65530
Graceful Restart: No
State: Oper; Msgs sent/rcvd: 48/45
Up time: 00:33:11
LDP Discovery Sources:
POS 0/2/0/0
Addresses bound to this peer:
10.22.22.22 10.10.2.1
フィールド |
説明 |
---|---|
Peer LDP Identifier |
このセッションのネイバー(ピア)の LDP ID。 |
TCP connection |
|
Graceful Restart |
グレースフル リスタート ステータス(Y または N)。 |
State |
LDP セッションの状態。 通常、これは Oper(オプション)ですが、もう一つのステートである transient になる場合もあります。 |
Msgs sent/rcvd |
セッション ピアとの間で送受信される LDP メッセージの数。 この数には、LDP セッションのメンテナンスに必要な、定期的なキープアライブ メッセージの転送および受信が含まれます。 |
Up time |
セッションがアップしている時間の長さ(hh:mm:ss 形式)。 |
LDP Discovery Sources |
LDP セッションの確立に使用される LDP ディスカバリ アクティビティのソース。 |
Addresses bound to this peer |
LDP セッション ピアの既知のインターフェイス アドレス。 これらのアドレスは、ローカル ルーティング テーブルの「ネクスト ホップ」として表示される場合があります。 LFIB5の維持に使用されます。 |
次に、brief キーワードを使用した show mpls ldp neighbor コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp neighbor brief
Peer GR NSR Up Time Discovery Address IPv4 Label
----------------- -- --- ---------- --------- ------- ----------
2.2.2.2:0 N Y 01:39:50 1 4 19
3.3.3.3:0 N N 01:38:04 1 3 5
フィールド |
説明 |
---|---|
Peer |
このセッションのネイバー(ピア)の LDP ID。 |
GR |
グレースフル リスタート ステータス(Y または N)。 |
Up Time |
セッションがアップしている時間(hh:mm:ss 形式)。 |
Discovery |
ネイバーに対応する LDP ディスカバリ ソースの数。 |
Address |
ピアにバインドされているアドレスの数。 |
次に、detail キーワードを使用した show mpls ldp neighbor コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp neighbor detail
Peer LDP Identifier: 2.2.2.2:0
TCP connection: 2.2.2.2:11707 - 1.1.1.1:646
Graceful Restart: No
Session Holdtime: 180 sec
State: Oper; Msgs sent/rcvd: 33/29
Up time: 00:13:37
LDP Discovery Sources:
POS0/2/0/1
Targeted Hello (1.1.1.1 ->2.2.2.2, active)
Addresses bound to this peer:
23.0.0.2 2.0.0.2 123.0.4.2 10.42.37.119
10.2.2.2
Peer holdtime: 180 sec; KA interval: 60 sec; Peer state: Estab
Clients: Dir Adj Client
Inbound label filtering: accept acl 'pfx_acl2'
Session Protection:
Enabled, state: Ready
Duration: 30 seconds
フィールド |
説明 |
---|---|
Peer LDP Identifier |
このセッションのネイバー(ピア)の LDP ID。 |
TCP connection |
|
Graceful Restart |
グレースフル リスタート ステータス(Y または N)。 |
Session Holdtime |
秒単位のセッションのホールド タイム。 |
State |
LDP セッションのステート(operational または transient)。 |
Msgs sent/rcvd |
セッション ピアとの間で送受信される LDP メッセージの数。 この数には、LDP セッションのメンテナンスに必要な、定期的なキープアライブ メッセージの転送および受信が含まれます。 |
Up time |
セッションがアップしている時間(hh:mm:ss 形式)。 |
Peer holdtime |
ピアから LDP プロトコル メッセージを受信しなくても LDP ピア セッションのアップを維持する時間。 |
Peer state |
ピア セッションのステート。 |
Peer holdtime |
ピアから LDP プロトコル メッセージを受信しなくても LDP ピア セッションのアップを維持する時間。 |
Clients |
ネイバーとのセッションを要求する LDP(内部)クライアント。 |
Inbound label filtering |
LDP ネイバー着信フィルタリング ポリシー。 |
Session Protection |
|
Duration |
プライマリ リンク ディスカバリの損失時に対象ディスカバリを使用してセッションを維持する最大時間。 |
Holdtimer |
「Protecting」ステート時に、ピアから LDP プロトコル メッセージを受信しなくても LDP ピア セッションのアップを維持する時間。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP のグレースフル リスタート機能を設定します。 |
|
LDP 着信ラベル フィルタリング機能を設定します。 |
|
LDP セッション保護機能を設定します。 |
|
LDP ディスカバリ プロセスのステータスを表示します。 |
現在の LDP パラメータを表示するには、EXEC モードで show mpls ldp parameters コマンドを使用します。
show mpls ldp parameters [ location node-id | standby ]
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp parameters コマンドによって、LDP のオプション パラメータおよび設定パラメータがすべて表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
network |
read |
次に、show mpls ldp parameters コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp parameters
LDP Parameters:
Protocol Version: 1
Router ID: 10.11.11.11
Null Label: Implicit
Session:
Hold time: 180 sec
Keepalive interval: 60 sec
Backoff: Initial:15 sec, Maximum:120 sec
Discovery:
Link Hellos: Holdtime:15 sec, Interval:5 sec
Targeted Hellos: Holdtime:90 sec, Interval:10 sec
(Accepting peer ACL 'peer_acl_10')
Graceful Restart:
Enabled (Configured)
Reconnect Timeout:120 sec, Forwarding State Holdtime:180 sec
Timeouts:
Binding with no-route: 300 sec
LDP application recovery (with LSD): 360 sec
OOR state
Memory: Normal
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP バックオフ メカニズムのパラメータを設定します。 |
|
LDP ディスカバリ メッセージの転送間隔を設定します。 |
|
明示的ヌル ラベルをアドバタイズするルータを設定します。 |
|
LDP のグレースフル リスタート機能を設定します。 |
|
LDP セッションのキープアライブ メッセージ保持時間を設定します。 |
|
LDP ルータ ID を決定するために、ループバック インターフェイスの優先インターフェイスまたは IP アドレスを指定します。 |
ネイバー間で交換されるメッセージの統計情報を表示するには、EXEC モードで show mpls ldp statistics msg-counters コマンドを使用します。
show mpls ldp statistics msg-counters [IP-address] [ location node-id | standby ]
IP-address |
(任意)ネイバーの IP アドレス。 |
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp statistics msg-counters コマンドによって、ネイバー間で送受信されるさまざまなタイプのメッセージに関するカウンタ情報が提供されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp statistics msg-counters コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp statistics msg-counters
Peer LDP Identifier: 10.33.33.33:0
Msg Sent: (80)
Init : 1
Address : 1
Address_Withdraw : 0
Label_Mapping : 5
Label_Withdraw : 0
Label_Release : 0
Notification : 0
KeepAlive : 73
Msg Rcvd: (81)
Init : 1
Address : 1
Address_Withdraw : 0
Label_Mapping : 8
Label_Withdraw : 0
Label_Release : 0
Notification : 0
KeepAlive : 71
表 1に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Peer LDP Identifier |
ネイバー(ピア)の LDP ID |
Msg Sent |
LDP ピアに送信されたメッセージのサマリー |
Msg Rcvd |
LDP ピアから受信したメッセージのサマリー |
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS LDP メッセージ カウンタの値をクリアします。 |
|
LDP LIB の内容を表示します。 |
|
LDP ネイバー情報を表示します。 |
LDP 情報のサマリーを表示するには、EXEC モードで show mpls ldp summary コマンドを使用します。
show mpls ldp summary [ location node-id | standby ]
location node-id |
(任意)指定されたノード ID のロケーション情報を表示します。 |
standby |
(任意)スタンバイノード固有の情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
location および standby キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls ldp summary コマンドによって、LDP ネイバーの数、インターフェイス、転送ステート(書き換え)、サーバ接続/登録、およびグレースフル リスタートに関する情報が提供されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read |
次に、show mpls ldp summary コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls ldp summary
Routes : 4
Neighbors : 1 (1 GR)
Hello Adj : 1
Interfaces: 4 (1 forward reference, 2 LDP configured)
Addresses : 3
Clients : 0
Servers :
Connected Registered
--------- ----------
SysDB Y Y
IM Y Y
IPv4 ARM Y -
LSD Y Y
RIBv4 Y Y
フィールド |
説明 |
---|---|
Routes |
既知の IP ルート(プレフィックス)の数。 |
Neighbors |
対象ネイバーおよびグレースフル リスタートが可能なネイバーを含む、LDP ネイバーの数。 |
Hello Adj |
検出された LDP ディスカバリ ソースの数。 |
Interfaces |
既知の IP インターフェイスの数および LDP 設定済みインターフェイスの数。 LDP は、存在しないか、または IP アドレスが設定されていない、前方参照されるインターフェイスで設定されます。 |
Addresses |
既知のローカル IP アドレスの数。 |
Clients |
外部 LDP クライアントの数。 この数は常にゼロになります。 |
Servers |
次のサーバとの接続および登録ステータス:SysDB6、IM7、IPv4 ARM8、LSD9、および IPv4 RIBv410。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
LDP LIB の内容を表示します。 |
|
LDP ディスカバリ プロセスのステータスを表示します。 |
|
LDP 転送データベースの内容を表示します。 |
|
LDP グレースフル リスタートのステータスを表示します。 |
|
現在の LDP パラメータ設定を表示します。 |
ラベル整合性チェッカ(LCC)情報を表示するには、EXEC モードで show lcc のコマンドを使用します。
show lcc { ipv4 | ipv6 } unicast { all | label | tunnel-interface | statistics | [ summary | scan-id scan-id ] } [ vrf vrfname ]
ipv4 | IP Version 4 アドレス プレフィックスを指定します。 |
ipv6 | IP Version 6 アドレス プレフィックスを指定します。 |
unicast | ユニキャスト アドレス プレフィックスを指定します。 |
all | すべてのルートをスキャンします。 |
label | すべてのラベルをスキャンします。 |
tunnel-interface | トンネルのインターフェイスを指定します。 |
statistics | ルートの整合性検査の統計情報を表示します。 |
scan-id | スキャン ID の値を指定します。 指定できる値の範囲は 0 ~ 100000 です。 |
summary | バックグラウンド ルートの整合性検査の統計サマリー情報を表示します。 |
vrf vrfname | (任意)特定の VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスまたはすべての VRF インスタンスを指定します。 |
なし
IPv4 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
IPv6 アドレス ファミリ コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 4.2.0 |
このコマンドが追加されました。 |
適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 このコマンド リファレンスには、各コマンドに必要なタスク ID が含まれます。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
IPv4 |
read |
IPv6 |
read |
RP/0/RSP0/CPU0:router# show lcc ipv4 unicast all
Sending scan initiation request to IPv4 LSD ... done
Waiting for scan to complete (max time 600 seconds)......................
Scan Completed
Collecting scan results from FIBs (max time 30 seconds)... done
Number of nodes involved in the scan: 2
Number of nodes replying to the scan: 2
Legend:
? - Currently Inactive Node, ! - Non-standard SVD Role
* - Node did not reply
Node Checks Performed Errors
0/2/CPU0 6 0
0/0/CPU0 6 0
コマンド |
説明 |
---|---|
show rcc |
ルート整合性チェッカに関する情報を表示します。 |
ラベル配布プロトコル(LDP)シグナリング パケットに DiffServ コード ポイント(DSCP)を割り当てて、ネットワーク通過時に高いプライオリティを制御パケットに割り当てるには、MPLS LDP コンフィギュレーション モードで signalling dscp コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
signalling dscp dscp
no signalling dscp
dscp |
DSCP プライオリティ値。 指定できる範囲は、0 ~ 63 です。 |
LDP 制御パケットは、優先値 6(dscp:48)で送信されます。
MPLS LDP コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
DSCP マーキングによって、シグナリング設定およびティアダウン タイムが改善されます。
通常、LDP が hello ディスカバリまたはプロトコル コントロール メッセージを送信すると、これらはデフォルトの制御パケット優先値(6 または dscp 48)を使用してマーキングされます。 signalling dscp コマンドを使用して、この DSCP 値を上書きし、送信されるすべての制御メッセージが、指定した DSCP で確実にマーキングされるようにします。
![]() (注) |
signalling dscp コマンドによって LDP シグナリング パケット(Discovery hello およびプロトコル メッセージ)が制御されている間は、通常の IP または MPLS データ パケットに影響はありません。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
次に、LDP パケットに DSCP 値 56 を割り当てる例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# signalling dscp 56
セッションおよびしきい値の相互変更をネットワーク管理システムに通知するには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server traps mpls ldp コマンドを使用します。
snmp-server traps mpls ldp { up | down | threshold }
up |
セッション アップの通知を表示します。 |
down |
セッション ダウンの通知を表示します。 |
threshold |
セッション バックオフしきい値の相互通知を表示します。 |
LDP は SNMP トラップを送信しません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
snmp-server traps mpls ldp コマンドは、SNMP サーバに通知を送信します。 3 つのタイプのトラップが LDP によって送信されます。
セッションがアップしたときに生成されます。
セッションがダウンしたときに生成されます。
セッションの確立に失敗すると生成されます。 定義済みの値は 8 です。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-ldp |
read, write |
mpls-te |
read, write |
snmp |
read, write |
次に、セッション アップに関する LDP SNMP トラップ通知をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# snmp-server traps mpls ldp up