この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)転送(Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ)を設定および使用するためのコマンドについて説明します。
MPLS の概念、設定作業、および例の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Configuration Guide』を参照してください。
MPLS 転送カウンタをクリア(ゼロに設定)するには、EXEC モードで clear mpls forwarding counters コマンドを使用します。
clear mpls forwarding counters
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
変更を簡単に確認できるようにすべての MPLS 転送カウンタをゼロに設定するには、clear mpls forwarding counters コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、すべてのカウンタをクリアする前後の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls forwarding Local Outgoing Prefix Outgoing Next Hop Bytes T Label Label or ID Interface Switched O ----- -------- ------------- ---------- ------------ --------- - 18 Exp-Null-v4 33.33.33.33/32 PO0/2/0/0 10.1.2.3 16762 RP/0/RSP0/CPU0:router# clear mpls forwarding counters RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls forwarding Local Outgoing Prefix Outgoing Next Hop Bytes T Label Label or ID Interface Switched O ----- -------- ------------- ---------- ------------ --------- - 18 Exp-Null-v4 33.33.33.33/32 PO0/2/0/0 10.1.2.3 17000
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS 転送テーブルの内容を表示します。 |
MPLS ヘッダーとの間の IP Time-To-Live(TTL)フィールドの伝播を制御する動作を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで mpls ip-ttl-propagate コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mpls ip-ttl-propagate disable [ forwarded | local ]
no mpls ip-ttl-propagate
disable |
転送されるパケットとローカル パケットの両方について、MPLS ヘッダーとの間の IP TTL の伝播をディセーブルにします。 |
forwarded |
(任意)転送されるパケットに限り、MPLS ヘッダーとの間の IP TTL の伝播をディセーブルにします。 これにより、traceroute コマンドで MPLS 対応ノードが構成下のデバイスを越えて表示されることを防止します。 |
local |
(任意)ローカル生成パケットに限り、MPLS ヘッダーへの IP TTL の伝播をディセーブルにします。 これにより、traceroute コマンドで MPLS 対応ノードが構成下のデバイスを越えて表示されることを防止します。 |
イネーブル
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
forwarded および local キーワードの両方がオプションとして追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、IP パケットが MPLS ドメインに入るときに IP TTL が MPLS ヘッダーに伝播されます。 MPLS ドメイン内では、各 MPLS ホップで MPLS TTL が減少します。 MPLS カプセル化された IP パケットが MPLS ドメインの外に出ると、MPLS TTL は IP ヘッダーに伝播されます。 伝播がディセーブルになると、ラベル インポジション フェーズ中に MPLS TTL が 255 に設定され、IP TTL は変更されません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
次に、IP TTL 伝播をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ip-ttl-propagate disable
次に、転送される MPLS パケットの IP TTL 伝播をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ip-ttl-propagate disable forwarded
次に、ローカルで生成された MPLS パケットの IP TTL 伝播をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls ip-ttl-propagate disable local
パケット インターフェイスで利用可能なローカル ラベルのダイナミック範囲を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで mpls label range コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
mpls label range table table-id minimum maximum
no mpls label range table table-id minimum maximum
table table-id |
特定のラベル テーブルを識別します。グローバル ラベル テーブルでは table-id が 0 になっています。 テーブルを指定しないと、グローバル テーブルと見なされます。 現在指定できるのはテーブル 0 だけです。 |
minimum |
ラベル スペースで許可される最小のラベルです。 デフォルトは 16000 です。 |
maximum |
ラベル スペースで許可される最大のラベルです。 デフォルトは 1048575 です。 |
table-id:0
minimum:16000
maximum:1048575
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
mpls label range コマンドによって定義されるラベル範囲は、(ダイナミック ラベル スイッチング ラベル配布プロトコル(LDP)、MPLS トラフィック エンジニアリングなどで)ローカル ラベルを割り当てるすべての MPLS アプリケーションで使用されます。
ラベル 0 ~ 15 は Internet Engineering Task Force(IETF)によって予約されており(詳細については、draft-ietf-mpls-label-encaps-07.txt を参照してください)、mpls label range コマンドを使用して範囲に含めることはできません。
ラベル 16 ~ 15999 はレイヤ 2 VPN スタティック疑似配線用に予約されています。 ダイナミック範囲内にあるレイヤ 2 VPN スタティック疑似配線は設定しないでください。 レイヤ 2 VPN スタティック疑似配線を追加する必要がある場合は、この設定を使用してダイナミック ラベル範囲を制限します。
(注) |
|
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
次に、minimum を 16200、maximum を 120000 に指定してローカル ラベル スペースのサイズを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls label range 16200 120000
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS ローカル ラベル スペースの範囲を表示します。 |
MPLS ラベル転送情報ベース(LFIB)の内容を表示するには、EXEC モードで show mpls forwarding コマンドを使用します。
show mpls forwarding [detail] [ hardware { ingress | egress } ] [ interface type interface-path-id ] [ location node-id ] [ labels low-value [high-value] ] [ prefix { network/mask | ipv4 unicast network/mask } ] [private] [summary] [ tunnels tunnel-id ] [ vrf vrf-name ]
detail |
(任意)情報をロング フォーマットで表示します(カプセル化の長さ、Media Access Control(MAC; メディア アクセス コントロール)の長さ、Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送単位)、スイッチングされたパケット、およびラベル スタックを含みます)。 |
||
hardware |
(任意)ハードウェアの場所エントリを表示します。 |
||
ingress |
(任意)入力 PSE から情報を読み取ります。 |
||
egress |
(任意)出力 PSE から情報を読み取ります。 |
||
interface |
(任意)指定されたインターフェイスの情報を表示します。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
labels low-value [high-value] |
(任意)エントリにローカル ラベル範囲を付加します。 low-value および high-value の値はどちらも 0 ~ 1048575 です。 |
||
location node-id |
(任意)指定したノードのハードウェア リソース カウンタを表示します。 |
||
prefix network/mask /length |
(任意)宛先アドレスおよび mask/prefix の長さを表示します。
|
||
ipv4 unicast |
(任意)IPv4 ユニキャスト アドレスを表示します。 |
||
private |
(任意)プライベート情報を表示します。 |
||
summary |
(任意)概要情報を表示します。 |
||
tunnels tunnel-id |
(任意)指定した Label Switch Path(LSP; ラベル スイッチ パス)トンネルに指定したエントリ、またはすべての LSP トンネル エントリを表示します。 |
||
vrf vrf-name |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)のエントリを表示します。 |
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
hardware、egress、および ingress キーワードが追加されました。 ipv4 および unicast キーワードが追加されました。 |
説明した省略可能なキーワードおよび引数を使用すると、MPLS 転送テーブル全体のサブセットを指定できます。
(注) |
show mpls forwarding detail コマンドが location キーワードで(たとえば、アドレス 0/1/cpu0 で)実行される場合、このノードで使用可能な転送情報を表示します。 このノードが、表示されるインターフェイスをホストする場合、FIB は設定された MTU を表示します。それ以外の場合は、デフォルト値の 1500 を表示します。 これは、Cisco IOS XR ソフトウェアでは、インターフェイス情報はインターフェイスをホストするノードでだけ利用できるためです。 バンドル インターフェイスでは、バンドル メンバのリンクを持つラインカードで情報が使用できることに注意してください。 位置が指定されていない場合、FIB は、インターフェイスが作成されたノードからのデータを表示します。 物理インターフェイスの場合、この location キーワードの値は、実際のアドレスと一致します。したがって、FIB は正しい情報を表示します。 これはバンドルの場合は異なります。バンドルは RP 上で作成されますが、LC にあるため、デフォルト値が表示されます。 これは、隣接などのインターフェイスごとのデータにも適用されます。 |
node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、location キーワードおよび特定のノード ID を使用した show mpls forwarding コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls forwarding location 0/2/CPU0
Local Outgoing Outgoing Next Hop Bytes
Label Label Interface Switched
------ ----------- ------------ --------------- ---------------------------
16000 Unlabelled ce01::ce01/128[V] Gi0/1/0/0 ce01:10::2 0
16001 Aggregate router: Per-VRF Aggr[V] \
router 0
16021 16020 P2MP TE:10 Gi0/2/0/3 172.99.1.2 13912344
16040 P2MP TE:10 Gi0/2/0/3 172.99.2.2 13912344
16045 P2MP TE:10 PO0/1/0/4 172.16.1.2 13912344
次の出力例は、LSP トンネルの詳細情報を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls forwarding prefix 10.241.4.0/24 detail
Local Outgoing Prefix Outgoing Next Hop Bytes
Label Label or ID Interface Switched
------ ----------- ------------------ ------------ --------------- ------------
16057 16058 10.241.4.0/24 Gi0/1/0/23 10.114.4.11 0
Updated May 10 20:00:15.983
MAC/Encaps: 14/18, MTU: 9202
Label Stack (Top -> Bottom): { 16058 }
Packets Switched: 0
16058 10.241.4.0/24 Te0/4/0/0 10.114.8.11 0
Updated May 10 20:00:15.983
MAC/Encaps: 14/18, MTU: 9086
Label Stack (Top -> Bottom): { 16058 }
Packets Switched: 0
次の出力例は、summary キーワードによって MRIB から受信された P2MP TE ヘッドとミッドポイントの数および P2MP ルート アップデートの数を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls forwarding summary
Forwarding entries:
Label switching: 91647
MPLS TE tunnel head: 1351, protected: 1
MPLS TE midpoint: 0, protected: 0
MPLS TE internal: 1351, protected: 1
MPLS P2MP TE tunnel head: 499
MPLS P2MP TE tunnel midpoint/tail: 999 Forwarding updates:
messages: 3925
p2p updates: 229115
p2mp updates: 13519
add/modify:12020, deletes:1499,
dropped:0 (iir trigger drops:0)) Labels in use:
Reserved: 3
Lowest: 0
Highest: 112979
Deleted stale label entries: 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Local Label |
このルータによって割り当てられたラベル。 |
Outgoing Label |
|
Prefix or Tunnel ID |
このラベルが付いたパケットの宛先となるアドレスまたはトンネル。 |
Outgoing Interface |
このラベルが付いたパケットの送信に使用されるインターフェイス。 |
Next Hop |
出ラベルを割り当てたネイバーの IP アドレス。 |
Bytes Switched |
この入ラベルでスイッチされたバイト数。 |
TO |
Timeout:転送時にエントリがタイムアウトになっている場合に「*」で示されます。 |
Mac/Encaps |
レイヤ 2 ヘッダーのバイト長、およびパケット カプセル化のバイト長(レイヤ 2 ヘッダーおよびラベル ヘッダーを含む)。 |
MTU |
MTU1 (ラベル付きパケット)。 |
Label Stack |
転送済みパケットのすべての出ラベル。 |
Packets Switched |
入ラベルでスイッチされたパケット数。 |
Label switching |
ラベル スイッチング LFIB2 転送エントリの数。 |
IPv4 label imposition |
IPv4 ラベル インポジション転送エントリ(入力 LSR でインストール済み)の数。 |
MPLS TE tunnel head |
MPLS TE トンネル ヘッド上の転送エントリ(入力 LSR でインストール済み)の数。 |
MPLS TE fast-reroute |
MPLS-TE 高速再ルーティングの転送エントリ(PLR でインストール済み)の数。 |
Forwarding updates |
BCDL メカニズムを使用した LSD(RP/DRP)から LFIB/MPLS(RP/DRP/LC)への転送更新。更新の合計数および BCDL メッセージの合計数を示しています。 |
Labels in use |
使用中のローカル ラベル(LFIB でインストール済み)。 通常は(アプリケーションによって割り当てられた)使用中の最低および最高のラベルが示されます。 さらに、explicit-nullv4 や explicit-nullv6 のような予約済みのラベルがフォワーディング プレーンにインストールされます。 ラベル範囲は 0 ~ 15 です。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
送信元/宛先アドレス ペアの正確なパスを表示します。 |
送信元/宛先アドレス ペアの正確なパスを表示するには、EXEC モードで show mpls forwarding exact-route コマンドを使用します。
show mpls forwarding exact-route label label-number { bottom-label value | ipv4 source-address destination-address | ipv6source-addressdestination-address } [detail] [ protocol protocol source-port source-port destination-port destination-port ingress-interface type interface-path-id ] [ location node-id ] [ policy-class value ] [ hardware { ingress | egress } ]
label label-number |
送信元/宛先アドレス ペアの正確なパスを表示します。 |
||
bottom-label value |
下部ラベルの値を表示します。 範囲は 0 ~ 1048575 です。 |
||
ipv4 source-address destination-address |
IPv4 ペイロードの正確なパスを表示します。 x.x.x.x フォーマットの IPv4 送信元アドレス。 x.x.x.x フォーマットの IPv4 宛先アドレス。 |
||
ipv6 source-address destination-address |
IPv6 ペイロードの正確なパスを表示します。 x:x::x フォーマットの IPv6 送信元アドレス。 x:x::x フォーマットの IPv6 宛先アドレス。 |
||
detail |
(任意)詳細情報を表示します。 |
||
protocol protocol |
(任意)指定したルートのプロトコルを表示します。 |
||
source-port source-port |
UDP 送信元ポートを設定します。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
||
destination-port destination-port |
UDP 宛先ポートを設定します。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
||
ingress-interface |
入力インターフェイスを設定します。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)指定したノードのハードウェア リソース カウンタを表示します。 |
||
policy-class value |
(任意)トラフィックを特定の TE トンネルに転送するようにポリシーベースのトンネル選択(PBTS)を表示します。 policy-class 属性はこのポリシーに正しいトラフィック クラスをマップします。 policy-class の値の範囲は 1 ~ 7 です。 |
||
hardware |
(任意)ハードウェアの場所エントリを表示します。 |
||
ingress |
(任意)入力 PSE から情報を読み取ります。 |
||
egress |
(任意)出力 PSE から情報を読み取ります。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
次のキーワードと引数が追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls forwarding exact-route コマンドを使用すると、情報がロング フォーマットで表示され、次の情報が含まれます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、show mpls forwarding exact-route コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls forwarding exact-route label 16000 ipv4 10.74.1.6 127.0.0.15 protocol tcp source-port 3503 destination-port 3503 ingress-interface pos 0/3/4/3
Local Outgoing Prefix Outgoing Next Hop Bytes
Label Label or ID Interface Switched
------ ----------- ------------------ ------------ --------------- ------------
16000 16001 5.5.5.5/32 PO0/1/5/1 1.24.1.192 N/A
Via: PO0/1/5/1, Next Hop: point2point
MAC/Encaps: 4/8, MTU: 1500
Label Stack (Top -> Bottom): { 16001 }
フィールド |
説明 |
---|---|
Local Label |
このルータによって割り当てられたラベル。 |
Outgoing Label |
|
Prefix or Tunnel ID |
このラベルが付いたパケットの宛先となるアドレスまたはトンネル。 |
Outgoing Interface |
このラベルが付いたパケットの送信に使用されるインターフェイス。 |
Next Hop |
出ラベルを割り当てたネイバーの IP アドレス。 |
Bytes Switched |
この入ラベルでスイッチされたバイト数。 |
TO |
Timeout:転送時にエントリがタイムアウトになっている場合に「*」で示されます。 |
MAC/Encaps |
レイヤ 2 ヘッダーのバイト長、およびパケット カプセル化のバイト長(レイヤ 2 ヘッダーおよびラベル ヘッダーを含む)。 |
MTU |
ラベル付きパケットの MTU3 。 |
Label Stack |
転送済みパケットのすべての出ラベル。 |
Packets Switched |
入ラベルでスイッチされたパケット数。 |
Label switching |
ラベル スイッチング LFIB4 転送エントリの数。 |
IPv4 label imposition |
IPv4 ラベル インポジション転送エントリ(入力 LSR でインストール済み)の数。 |
MPLS TE tunnel head |
MPLS TE トンネル ヘッド上の転送エントリ(入力 LSR でインストール済み)の数。 |
MPLS TE fast-reroute |
MPLS-TE 高速再ルーティングの転送エントリ(PLR でインストール済み)の数。 |
Forwarding updates |
BCDL メカニズムを使用した LSD(RP/DRP)から LFIB/MPLS(RP/DRP/LC)への転送更新。更新の合計数および BCDL メッセージの合計数を示しています。 |
Labels in use |
使用中のローカル ラベル(LFIB でインストール済み)。 通常は(アプリケーションによって割り当てられた)使用中の最低および最高のラベルが示されます。 さらに、explicit-nullv4 や explicit-nullv6 のような予約済みのラベルがフォワーディング プレーンにインストールされます。 ラベル範囲は 0 ~ 15 です。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS LFIB の内容を表示します。 |
MPLS 用に設定された 1 つまたは複数のインターフェイスについての情報を表示するには、EXEC モードで show mpls interfaces コマンドを使用します。
show mpls interfaces [ type interface-path-id ] [ location node-id ] [detail]
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)指定したノードのハードウェア リソース カウンタを表示します。 |
||
detail |
(任意)指定したノードの詳細情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドを使用すると、特定のインターフェイスまたは MPLS の設定に使用されるすべてのインターフェイスについての MPLS 情報が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、show mpls interfaces コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls interfaces
Interface LDP Tunnel Enabled
-------------------------- -------- -------- --------
POS0/4/0/0 Yes Yes Yes
POS0/4/0/1 Yes Yes Yes
POS0/4/0/2 Yes Yes Yes
次に、detail キーワードを使用した show mpls interfaces コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls interfaces detail
Interface POS0/4/0/0:
LDP labelling enabled
LSP labelling enabled (TE-Control)
MPLS enabled
MTU = 4474
Interface POS0/4/0/1:
LDP labelling enabled
LSP labelling enabled (TE-Control)
MPLS enabled
MTU = 4474
Interface POS0/4/0/2:
LDP labelling enabled
LSP labelling enabled (TE-Control)
MPLS enabled
MTU = 4474
次に、location キーワードを使用した show mpls interfaces コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls interfaces location pos 0/4/0/0 Interface LDP Tunnel Enabled -------------------------- -------- -------- -------- POS0/4/0/0 Yes Yes Yes RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls interfaces pos 0/4/0/0 detail Interface POS0/4/0/0: LDP labelling enabled LSP labelling enabled (TE-Control) MPLS enabled MTU = 4474
フィールド |
説明 |
---|---|
LDP |
LDP ラベルの状態。 |
Tunnel |
LSP トンネル ラベルの状態。 |
MTU |
MTU5 (ラベル付きパケット)。 |
Caps |
このインターフェイスにインストールされているカプセル化スイッチング チェーン。 |
M |
MPLS スイッチング カプセル化およびスイッチング チェーンがインストールされていて、MPLS トラフィックを切り替える準備ができています。 |
パケット インターフェイスで利用可能なローカル ラベルの範囲を表示するには、EXEC モードで show mpls label range コマンドを使用します。
show mpls label range
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show mpls label range コマンドを使用すると、デフォルトの範囲とは異なるローカル ラベルの範囲を設定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、show mpls label range コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls label range
Range for dynamic labels: Min/Max: 16000/144000
フィールド |
説明 |
---|---|
Range for dynamic labels |
ローカル ラベルで許容される最小および最大の範囲(デフォルトの範囲とは異なります)。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
ローカル ラベルとして使用する値の範囲を設定します。 |
MPLS ラベル テーブルに含まれるローカル ラベルを表示するには、EXEC モードで show mpls label table コマンドを使用します。
show mpls label table table-index [ application application ] [ label label-value ] [summary] [detail]
table-index |
表示するラベル テーブルのインデックス。 グローバル ラベル テーブルは 0 です。 現在指定できるのはテーブル 0 だけです。 |
application application |
(任意)選択されたアプリケーションが所有するすべてのラベルを表示します。 オプションは、bgp-ipv4、bgp-spkr、bgp-vpn-ipv4、internal、ldp、none、l2vpn、static、te-control、te-link、test です。 |
label label-value |
(任意)ラベルの値に基づいて選択したラベルを表示します。 範囲は 0 ~ 1048575 です。 |
summary |
(任意)ローカル ラベルのサマリーを表示します。 |
detail |
(任意)MPLS ラベル テーブルの詳細情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
detail キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
(注) |
ラベル 16 ~ 15999 はスタティック レイヤ 2 VPN 疑似配線用に予約されています。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、show mpls label table コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls label table 0
Table Label Owner State Rewrite
----- ------- ---------- ------ -------
0 0 LSD InUse Yes
0 1 LSD InUse Yes
0 2 LSD InUse Yes
0 3 LSD InUse Yes
0 16 TE-Link InUse Yes
フィールド |
説明 |
---|---|
Table |
テーブル ID。 |
Label |
ラベル インデックス。 |
Owner |
ラベルを割り当てたアプリケーション。 「InUse」状態と表示されるラベルにはすべて所有者がいます。 |
State |
|
Rewrite |
開始された書き換えの数。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS 転送テーブルのエントリを表示します。 ラベル スイッチング エントリは、ローカル ラベルによってインデックス化されます。 |
|
MPLS LSD サーバに登録されている MPLS アプリケーションを表示します。 |
MPLS Label Switching Database(LSD)サーバに登録されている MPLS アプリケーションを表示するには、EXEC モードで show mpls lsd applications コマンドを使用します。
show mpls lsd applications [ application application ]
application application |
(任意)選択されたアプリケーションが所有するすべてのラベルを表示します。 オプションは、bgp-ipv4、bgp-spkr、bgp-vpn-ipv4、internal、ldp、none、l2vpn、static、te-control、te-link、test です。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
application キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
MPLS アプリケーションには、トラフィック エンジニアリング(TE)制御、TE リンク管理、およびラベル配布プロトコル(LDP)が含まれます。 アプリケーションの機能を正常に動作させるには、アプリケーションを MPLS LSD に登録する必要があります。 アプリケーションはすべてクライアントですが(show mpls lsd clients コマンドを参照)、すべてのクライアントがアプリケーションであるわけではありません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、show mpls lsd applications コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls lsd applications
Type State RecoveryTime Node
------------ -------- ------------ ------------
LDP Active 300 0/0/CPU0
TE-Control Active 100 0/0/CPU0
TE-Link Active 600 0/0/CPU0
フィールド |
説明 |
---|---|
Type |
LSD アプリケーションのタイプ。 |
State |
|
RecoveryTime |
MPLS LSD がアプリケーションを破棄または再開するまでの残りの秒数。 |
Node |
標準の rack/slot/module 表記で表されたノード。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
MPLS LSD サーバに接続されている MPLS クライアントを表示します。 |
MPLS Label Switching Database(LSD)サーバに接続されている MPLS クライアントを表示するには、EXEC モードで show mpls lsd clients コマンドを使用します。
show mpls lsd clients
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
MPLS クライアントには、トラフィック エンジニアリング(TE)制御、TE リンク管理、ラベル配布プロトコル(LDP)、および Bulk Content Downloader(BCDL)Agent が含まれます。 すべてのクライアントがアプリケーションであるわけではありませんが(show mpls lsd applications コマンドを参照してください)、アプリケーションはすべてクライアントです。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read, write |
mpls-ldp |
read, write |
mpls-static |
read, write |
次に、show mpls lsd clients コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls lsd clients
Id Services Node
-- -------------------- ------------
0 BA(p=none) 0/0/CPU0
1 A(TE-Link) 0/0/CPU0
2 A(LDP) 0/0/CPU0
3 A(TE-Control) 0/0/CPU0
次の表に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。
フィールド |
説明 |
---|---|
Id |
クライアント ID 番号。 |
Services |
A(xxx)はこのクライアントがアプリケーションであることを表します(xxx はアプリケーション名です)。BA(yyy)はこのクライアントが BCDL Agent であることを表します(yyy は専門データです)。 システムの状態によって、BCDL Agent クライアントが複数存在することもあります(これは通常のことです)。 |
Node |
標準の rack/slot/module 表記で表されたノード。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
show mpls lsd applications |
MPLS LSD サーバに登録されている MPLS アプリケーションを表示します。 |
Fast Reroute(FRR)データベースの内容を表示するには、EXEC モードで show mpls traffic-eng fast-reroute database コマンドを使用します。
show mpls traffic-eng fast-reroute database [ip-address] [ ip-address /length ] [ afi-all { safi-all | unicast } { ip-address | ip-address/length } ] [backup-interface] [ tunnel tunnel -id ] [unresolved] [ interface type interface-path-id ] [ ipv4 { safi-all | unicast } { ip-address | ip-address/length } ] [ labels low-number high-number ] [ state { active | complete | partial | ready } ] [ role { head | midpoint } ] [summary] [ location node-id ]
ip-address |
(任意)宛先ネットワークの IP アドレス。 |
||
ip-address/length |
(任意)IP アドレスの、サブネット アドレスに使用されている部分を示すビットの組み合わせ。 |
||
afi-all |
(任意)指定したすべてのアドレス ファミリ ID のデータを戻します。 |
||
safi-all |
(任意)すべてのサブアドレス ファミリ ID のデータを戻します。 |
||
unicast |
(任意)ユニキャスト データだけを戻します。 |
||
backup-interface |
(任意)指定したバックアップ インターフェイスを持つエントリを表示します。 |
||
tunnel tunnel-id |
(任意)このラベルが付いたパケットの宛先となるトンネルおよびトンネル ID。 summary サブオプションが利用可能です。 |
||
unresolved |
(任意)バックアップ インターフェイスが完全に解決されていないエントリを表示します。 |
||
interface |
(任意)このプライマリ発信インターフェイスを持つエントリを表示します。 summary キーワードを使用できます。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
ipv4 |
(任意)IPv4 データだけを表示します。 |
||
labels |
(任意)このルータによって割り当てられた内部ラベルを持つデータベース エントリを表示します(ローカル ラベル)。 開始値または値の範囲を指定します。 state サブオプションが利用可能です。 |
||
state |
|
||
role |
(任意)トンネル ヘッドまたはトンネル ミッドポイントと関連付けられているエントリを表示します。 summary サブオプションが利用可能です。 |
||
summary |
(任意)FRR データベースのサマリー情報を表示します。 |
||
location node-id |
(任意)指定したノードのハードウェア リソース カウンタを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
マルチキャスト ラベル転送に関連する高速再ルーティング(FRR)については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Multicast Command Reference 』を参照してください。
位置が指定されている場合、ポイントツーポイント(P2P)および P2MP トンネルの両方の Fast Reroute(FRR)エントリを使用できます。 位置が指定されていない場合、P2P トンネル エントリだけを使用できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read |
次に、show mpls traffic-eng fast-reroute database コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng fast-reroute database
Tunnel head FRR information:
Tunnel Out intf/label FRR intf/label Status
---------- ---------------- ---------------- -------
tt4000 PO0/3/0/0:34 tt1000:34 Ready
tt4001 PO0/3/0/0:35 tt1001:35 Ready
tt4002 PO0/3/0/0:36 tt1001:36 Ready
(注) |
Prefix フィールドは、このラベルを持つパケットの先頭に付加される IP アドレスを示します。 |
次の出力例は、backup-interface キーワードを使用した FRR データベースのフィルタリングを示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng fast database backup-interface
LSP midpoint FRR information:
LSP Identifier Out Intf/ FRR Intf/ Status
Label Label
----------------------------- ---------------- ---------------- -------
10.10.10.10 1006 [54] Gi0/6/5/2:Pop tt1060:Pop Ready
次の出力例は、プライマリ発信インターフェイスによってフィルタリングされる FRR データベースを表示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng fast-reroute database interface pos0/3/0/0
Tunnel head FRR information:
Tunnel Out intf/label FRR intf/label Status
---------- ---------------- ---------------- -------
tt4000 PO0/3/0/0:34 tt1000:34 Ready
tt4001 PO0/3/0/0:35 tt1001:35 Ready
tt4002 PO0/3/0/0:36 tt1001:36 Ready
次の出力例は、ヘッドとしての役割を持つ FRR データベースのサマリーを表示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng fast-reroute database role head summary
Status Count
---------- ----------
Active 0
Ready 3
Partial 0
次の出力例は、ミッドポイントとしての役割を持つ FRR データベースのサマリー情報を表示します。
RP/0/RSP0/CPU0:routerr# show mpls traffic-eng fast-reroute database role midpoint summary
Status Count
------- -----
Active 0
Ready 2
Partial 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Tunnel |
トンネル インターフェイスの省略名。 |
Out intf/label |
|
FRR intf/label |
|
Status |
書き換えの状態:partial、ready、active |
コマンド |
説明 |
---|---|
FRR イベント ログの内容を表示します。 |
Fast Reroute(FRR)イベントの履歴を表示するには、EXEC モードで show mpls traffic-eng fast-reroute log コマンドを使用します。
show mpls traffic-eng fast-reroute log [ interfacetypeinterface-path-id | location node-id ]
interface |
(任意)指定の保護されたインターフェイスの FRR イベントをすべて表示します。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)指定のノードで発生した FRR ベントをすべて表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 3.9.0 |
出力例が変更されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
mpls-te |
read |
次に、show mpls traffic-eng fast-reroute log コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng fast-reroute log
Node Protected LSPs Rewrites When Switching Time
Interface (usec)
-------- --------- ----- -------- ---------------------- --------------
0/0/CPU0 PO0/1/0/1 1 1 Feb 27 19:12:29.064000 147
フィールド |
説明 |
---|---|
Node |
ノードのアドレス。 |
Protected Interface |
保護されているタイプとインターフェイス パス ID。 |
LSP |
LSP7 (保護されている各インターフェイスに関連付け)。 |
Rewrites |
LSP で開始された書き換え数。 |
When |
インターフェイスが保護された日付。 |
Switching Time |
保護されたインターフェイスを切り替えるのに必要な時間(マイクロ秒単位)。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
FRR データベースの内容を表示します。 |