この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このマニュアルでは、Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)の設定およびモニタに使用する Cisco IOS XR ソフトウェアコマンドについて説明します。
VRRP の概念、設定タスク、および例の詳細については、『Cisco IOS XR IP Addresses and Services Configuration Guide』を参照してください。
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにするには、VRRP 仮想ルータ サブモードで accept-mode コマンドを使用します。 VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
accept-mode disable
no accept-mode disable
disable | 受け入れモードをディセーブルにします。 |
デフォルトでは、受け入れモードはイネーブルになっています。
VRRP 仮想ルータ
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、vrrp assume-ownership disable コマンドを置き換えました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# accept-mode disable RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクをディセーブルにします。 |
アドレス ファミリ モードをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで address-family コマンドを使用します。 アドレス ファミリ モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
address-family { ipv4 | ipv6 }
no address-family { ipv4 | ipv6 }
ipv4 | IPv4 アドレス ファミリ。 |
ipv6 | IPv6 アドレス ファミリ。 |
なし。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 | このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、アドレス ファミリ モードをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router # config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。 |
仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定するには、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータ サブモードで address コマンドを使用します。 仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスの設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
address address
no address address
address | VRRP IPv4 アドレス。 |
なし
VRRP 仮想ルータ
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、vrrp ipv4 コマンドを置き換えました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# address 10.20.30.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにします。 |
|
仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクをディセーブルにします。 |
仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスを設定するには、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータ サブモードで address global コマンドを使用します。 仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスの設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
address global ipv6-address
no address global ipv6-address
ipv6-address | グローバルな VRRP IPv6 アドレス。 |
なし
VRRP 仮想ルータ
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、仮想ルータにグローバルな仮想 IPv6 アドレスを追加する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv6 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# address global 4000::1000 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにします。 |
|
仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクをディセーブルにします。 |
仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスを設定するか、または仮想リンクローカル IPv6 アドレスが仮想ルータの仮想 Media Access Control(MAC)アドレスから自動的にイネーブルになり、計算されるように指定するには、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータ サブモードで address linklocal コマンドを使用します。 仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスの設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
address linklocal [ ipv6-address | autoconfig ]
no address linklocal [ ipv6-address | autoconfig ]
ipv6-address | VRRP IPv6 リンクローカル アドレス。 |
autoconfig | VRRP IPv6 リンクローカル アドレスを自動的に設定します。 |
なし
VRRP 仮想ルータ
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、VRRP IPv6 リンクローカル アドレスを自動的に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router#configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)#interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)#address-family ipv6 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)#vrrp 3 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#address linklocal autoconfig RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
次に、仮想ルータの仮想 IPv6 リンクローカル アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router#configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)#interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)#address-family ipv6 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)#vrrp 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#address linklocal FE80::260:3EFF:FE11:6770 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスを設定します。 |
|
VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにします。 |
|
仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクをディセーブルにします。 |
仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定するには、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータ サブモードで address secondary コマンドを使用します。 仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスの設定を解除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
address address secondary
no address address secondary
secondary | セカンダリ VRRP IP アドレスを設定します。 |
address | VRRP IPv4 アドレス。 |
なし
VRRP 仮想ルータ
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# address 10.20.30.1 secondary RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスを設定します。 |
|
VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにします。 |
|
VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクをディセーブルにします。 |
BFD の最小間隔を特定のインターフェイス上のすべての VRRP BFD セッションで使用するように設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで bfd minimum-interval コマンドを使用します。 設定した最小期間を削除し、デフォルトの期間に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bfd minimum-interval interval
no bfd minimum-interval interval
interval |
ミリ秒単位で最小間隔を指定します。 範囲は 15 ~ 30000 です。 |
デフォルトの最小間隔は 15 ミリ秒です。
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、vrrp bfd minimum-interval コマンドを置き換えました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
最小間隔は BFD ピアに BFD パケットを送信する頻度を決定します。 これはセッションに送信される連続的な BFD パケット間の時間です。 最小間隔はミリ秒単位で指定します。 設定された最小間隔は、インターフェイス上のすべての BFD セッションに適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、100 ミリ秒の最小間隔を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface gig 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# bfd minimum-interval 100
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイスで BFD をイネーブルにします。 |
BFD 乗数値を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで bfd multiplier コマンドを使用します。 設定した乗数値を削除し、乗数値をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
bfd multiplier multiplier
no bfd multiplier multiplier
multiplier |
BFD 乗数値を指定します。 範囲は 2 ~ 50 です。 |
デフォルト値は 3 です。
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、vrrp bfd multiplier コマンドを置き換えました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
乗数値によって、期待どおりに受信していない場合に BFD セッションがダウンする連続 BFD パケットの数が指定されます。 BFD 乗数値は、インターフェイス上に設定されたすべての BFD セッションに適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、乗数値 10 を使用して BFD 乗数値を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface gig 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# bfd multiplier 10
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイスで BFD をイネーブルにします。 |
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)統計情報を(ゼロまたはデフォルト値に)リセットするには、EXEC モードで clear vrrp statistics コマンドを使用します。
clear vrrp statistics [ ipv4 | ipv6 ] [ interface type interface-path-id [vrid] ]
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
interface が指定されない場合、すべてのインターフェイス上のすべての仮想ルータの統計情報はクリアされます。
vrid の値が指定されない場合、指定されたインターフェイス上のすべての仮想ルータの統計情報はクリアされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、vrrp 統計情報をクリアする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear vrrp statistics
コマンド |
説明 |
---|---|
1 つまたはすべての仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータの要約ステータスまたは詳細ステータスを表示します。 |
VRRP ルータのアクティベーション遅延を設定するには、VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードで delay コマンドを使用します。 アクティベーション遅延を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
delay minimum value reload value
no delay
minimum value |
すべてのインターフェイス起動イベントの最小遅延(秒単位)を設定します。 範囲は 0 ~ 10000 です。 |
reload value |
最初のインターフェイス起動イベントのリロード遅延(秒単位)を設定します。 範囲は 0 ~ 10000 です。 |
minimum value:1
reload value:5
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 このコマンドは、vrrp delay コマンドを置き換えました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
vrrp delay コマンドは、インターフェイス起動イベントで VRRP Finite State Machine(FSM; 有限状態マシン)の開始を遅らせて、インターフェイスがトラフィックを通過する準備を整えます。 これにより、hello パケットの損失によるエラー状態にならないようにします。 最小遅延はすべてのインターフェイス起動イベントに適用され、リロード遅延は最初のインターフェイス起動イベントに適用されます。
この機能をオフにするには、ゼロの値を明示的に設定する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、最小遅延を 10 秒にしてリロード遅延を 100 秒にする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface mgmtEth 0/RSP0/CPU0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# delay minimum 10 reload 100
コマンド |
説明 |
---|---|
1 つまたはすべての仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータの要約ステータスまたは詳細ステータスを表示します。 |
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにするには、VRRP コンフィギュレーション モードで interface(VRRP)コマンドを使用します。 VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
interface type interface-path-id
no interface type interface-path-id
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
VRRP はディセーブルです。
VRRP コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
interface (VRRP) コマンドを使用すると、VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始することができます。
すべての VRRP コンフィギュレーション コマンドは VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、10-ギガビット イーサネット インターフェイス 0/3/0/0 の VRRP および仮想ルータ 1 を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP 冗長性プロセスを設定します。 |
syslog を介して仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)のステート変更イベントをロギングするタスクをディセーブルにするには、VRRP 仮想ルータ サブモードで message state disable コマンドを使用します。 VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクを再度イネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
message state disable
no message state disable
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルトでは、VRRP ステート変更イベントをロギングするタスクはイネーブルになっています。
VRRP グローバル
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、VRRP ステート変更イベントのロギングをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router#configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)#message state disable RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)#
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想ルータのプライマリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータのグローバルな仮想 IPv6 アドレスを設定します。 |
|
VRRP 仮想アドレスのルートのインストールをディセーブルにします。 |
|
仮想ルータのセカンダリ仮想 IPv4 アドレスを設定します。 |
|
仮想ルータの仮想リンクローカル IPv6 アドレスを設定します。 |
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで router vrrp コマンドを使用します。 VRRP 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
router vrrp
no router vrrp
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
VRRP はディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
router vrrp コマンドを使用すると、VRRP コンフィギュレーション モードを開始することができます。
すべての VRRP コンフィギュレーション コマンドは VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードで設定する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、10-ギガビット イーサネット インターフェイス 0/3/0/0 の VRRP および仮想ルータ 1 を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。 |
1 つまたはすべての仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータの要約ステータスまたは詳細ステータスを表示するには、EXEC モードで show vrrp コマンドを使用します。
show vrrp [ ipv4 | ipv6 ] [ interface type interface-path-id [vrid] ] [ brief | detail | statistics [all] ]
ipv4 |
(任意)IPv4 情報を表示します。 |
||
ipv6 |
(任意)IPv6 情報を表示します。 |
||
interface |
(任意)仮想ルータ インターフェイスのステータスを表示します。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
vrid |
(任意)仮想ルータ ID で、ステータスが表示される仮想ルータを識別する番号です。 仮想ルータ ID は、vrrp ipv4 コマンドで設定されます。 範囲は 1 ~ 255 です。 |
||
brief |
(任意)仮想ルータの情報の概要図を示します。 |
||
detail |
(任意)実行状態の詳細情報を表示します。 |
||
statistics |
(任意)統計情報を全部表示します。 |
||
all |
(任意)各仮想ルータの統計情報を表示します。 |
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
インターフェイスを指定しない場合、すべてのインターフェイス上のすべての仮想ルータが表示されます。 vrid が指定されていない場合は、特定インターフェイスのすべての vrid が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り |
次に、show vrrp コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show vrrp
A indicates IP address owner
| P indicates configured to preempt
| |
Interface vrID Prio A P State Master addr VRouter addr
Te0/3/0/0 1 100 P Init unknown 10.0.1.20
Te0/3/0/2 7 100 P Init unknown 10.1.13.0
フィールド |
説明 |
---|---|
Interface |
仮想ルータのインターフェイス。 |
vrID |
仮想ルータの ID。 |
Prio |
仮想ルータのプライオリティ。 |
A |
VRRP ルータが IP アドレスのオーナーであるかを示します。 |
P |
VRRP ルータがプリエンプション(デフォルト)に設定されているかを示します。 |
State |
仮想ルータの状態。 |
Master addr |
マスター ルータの IP アドレス |
VRouter addr |
仮想ルータの仮想ルータ IP アドレス。 |
次に、detail キーワードを持つ show vrrp コマンドからの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show vrrp detail
GigabitEthernet0/4/0/0 – IPv4 vrID 1
State is Master, IP address owner
2 state changes, last state change 00:00:59
Virtual IP address is 4.0.0.1
Secondary Virtual IP address is 4.0.0.2
Secondary Virtual IP address is 5.0.0.1
Virtual MAC address is 0000.5E00.0101
Master router is local
Advertise time 1 secs
Master Down Timer 3.609 (3 x 1 + 156/256)
Minimum delay 1 sec, reload delay 5 sec
Current priority 100
Configured priority 110, may preempt
Minimum delay 0 secs
Authentication enabled, string “myauth”
BFD enabled: state Up, interval 15ms multiplier 3 remote IP 4.0.0.3
Tracked items:
Priority
Interface State Decrement
POS0/5/0/1 Down 10
GigabitEthernet0/4/0/0 – IPv4 vrID 2
State is Backup
3 state changes, last state change 00:01:58
Virtual IP address is 4.0.1.2
Virtual MAC address is 0000.5E00.0102
Master router is IP address owner (4.0.1.1), priority 200
Advertise time 1.500 secs (forced)
Master Down Timer 5.109 (3 x 1 + 156/256)
Minimum delay 1 sec, reload delay 5 sec
Current priority 100
Configured priority 100, may preempt
Minimum delay 20 secs
Bundle-Ether1 – IPv4 vrID 5
State is Init
0 state changes, last state change never
Virtual IP address is unknown
Virtual MAC address is 0000.5E00.0100
Master router is unknown
Advertise time 1 secs
Master Down Timer 3.500 (3 x 1 + 128/256)
Minimum delay 1 sec, reload delay 5 sec
Current priority 128
Configured priority 128
GigabitEthernet0/4/0/0 – IPv6 vrID 1
State is Master
2 state changes, last state change 00:10:01
Virtual Linklocal address is FE80::100
Global Virtual IPv6 address is 4000::100
Global Virtual IPv6 address is 5000::100
Virtual MAC address is 0000.5E00.0201
Master router is local
Advertise time 1 secs
Master Down Timer 3.609 (3 x 1 + 156/256)
Minimum delay 1 sec, reload delay 5 sec
Current priority 100
Configured priority 100, may preempt
Minimum delay 0 secs
フィールド |
説明 |
---|---|
TenGigE0/3/0/0 - vrID 1 |
インターフェイスのタイプと番号、および VRRP グループ番号。 |
State is |
このインターフェイスが VRRP(マスターまたはバックアップ)内で果たすロール。 |
Virtual IP address is |
この仮想ルータの仮想 IP アドレス。 |
Virtual MAC address is |
この仮想ルータの仮想 MAC アドレス。 |
Master router is |
マスター ルータの場所。 |
Advertise time |
マスター仮想ルータの場合の、ルータが VRRP アドバタイズメントを送信するインターバル(秒単位)。 この値は、vrrp timer コマンドで設定されます。 |
Master Down Timer |
バックアップ ルータが、マスター ルータのロールを想定するまでのマスター ルータのアドバタイズメントを待つ時間。 |
Minimum delay |
インターフェイスが起動しネットワーク時間が安定するときの、ステート マシン開始の遅延時間。 Minimum delay は後続の(インターフェイスがフラップする場合の)インターフェイス起動イベントだけに適用される遅延で、リロード遅延は最初のインターフェイス起動イベント後に適用される遅延です。 |
Current priority |
仮想ルータのプライオリティ。 |
Configured priority |
仮想ルータで設定されるプライオリティ。 |
may preempt |
プリエンプションがイネーブルされているかディセーブルされているかの表示。 |
minimum delay |
プリエンプション(デフォルト)が発生するまでの遅延時間。 |
Tracked items |
VRRP ルータがトラッキングしている項目を示すセクション。 |
Interface |
トラッキングされているインターフェイス。 |
State |
トラッキングされるインターフェイスの状態。 |
Priority Decrement |
インターフェイスのダウン時に VRRP プライオリティから減少させるプライオリティ。 |
次に、10 ギガビット イーサネット インターフェイス 0/3/0/0 の interface キーワードを持つ show vrrp コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show vrrp interface TenGigE 0/3/0/0
A indicates IP address owner
| P indicates configured to preempt
| |
Interface vrID Prio A P State Master addr VRouter addr
Te0/3/0/0 1 100 P Init unknown 10.0.1.20
Te0/3/0/2 7 100 P Init unknown 10.1.13.0
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイス上の VRRP をイネーブルにし、仮想ルータの IP アドレスを指定します。 |
VRRP で使用可能な簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)サーバ通知(トラップ)をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server traps vrrp events command コマンドを使用します。 使用できるすべての VRRP SNMP 通知をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server traps vrrp events
no snmp-server traps vrrp events
events |
すべての VRRP SNMP サーバ トラップを指定します。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
snmp |
読み取り、書き込み |
次に、VRRP の snmpserver 通知をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:routerrouter(config)# snmp-server traps vrrp events
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイスの VRRP をイネーブルにします。 |
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータ モードをイネーブルにするには、アドレス ファミリ モードで vrrp コマンドを使用します。 VRRP 仮想ルータ モードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp vrid
no vrrp vrid
vrid | (任意)仮想ルータ ID で、ステータスが表示される仮想ルータを識別する番号です。 仮想ルータ ID は、vrrp ipv4 コマンドで設定されます。 範囲は 1 ~ 255 です。 |
なし。
address-family
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.0 | このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
vrrp | 読み取り、書き込み |
次に、VRRP 仮想ルータ モードをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)#
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードをイネーブルにします。 |
VRRPルータがマスター状態時に仮想IPアドレスの所有権を前提とするデフォルト設定をディセーブルにするにはをディセーブルにするには、VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードで、vrrp assume- ownership コマンドを使用します。 デフォルト設定(所有権を前提とする)に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp vrid assume-ownership disable
no vrrp vrid assume- ownership disable
vrid |
仮想ルータ ID、つまり、仮想 IP アドレス所有権が設定される仮想ルータを識別する番号です。 |
disable |
VRRP パケットを許可しません。 |
VRRP パケット
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.0 |
このコマンドはすでに廃止されています。 このコマンドは、accept-mode コマンドに置き換えられました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、マスター ルータの場合、IP アドレス オーナーであるかどうかにかかわらず、ルータは仮想 IP アドレスの所有権を前提とします。つまり、ネットワーク設定の検証中にルータは、その IP アドレスに送信されるパケットを許可します。 vrrp assume-ownership のデフォルトが有効な場合、IP アドレスのオーナーではなくて他の IP アドレスのマスター ルータであるルータは、ping に対して受け入れと応答を行い、そのルータにへの Telnet を受け入れます。 他の IP アドレスに送信されるパケットの受け入れは、
このコマンドは、ルータが IP アドレスのオーナーである場合に無視されます(無関係になります)(RFC 2338 の 6.4.3 項、「Virtual Router Redundancy Protocol」)。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、10-ギガビット イーサネット インターフェイス 0/3/0/0 上で vrrp assume-ownership コマンドをディセーブルにする設定の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp 1 ipv4 10.0.0.101 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp 1 assume-ownership disable
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイス上の VRRP をイネーブルにし、仮想ルータの IP アドレスを指定します。 |
VRRP インターフェイスで双方向フォワーディング(BFD)高速検出をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで vrrp bfd fast-detect コマンドを使用します。 これにより、仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)ルータとそのピアの間に BFD セッションが作成されます。VRRP がバックアップ状態のときにセッションがダウンすると、VRRP フェールオーバーが開始されます。 BFD 高速検出をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp vrid bfd fast-detect peer { ipv4 | ipv6 } address
no vrrp vrid bfd fast-detect peer { ipv4 | ipv6 } address
vrid |
仮想ルータ ID。 |
peer |
BFD のモニタリング用の VRRP ピア。 |
ipv4 address |
BFD ピア インターフェイスの IPv4 アドレス。 |
ipv6 address |
BFD ピア インターフェイスの IPv6 アドレス。 |
BFD はディセーブルです。
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
VRRP 仮想ルータ
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.0 |
IPv6 キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
BFD は冗長 VRRP ルータを 2 つのみ搭載したシステムでのみサポートされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、IPv6 アドレスの bfd fast-detect をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface tenGigE 0/4/0/4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv6 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 3 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# bfd fast-detect peer ipv6 10:20::10
コマンド |
説明 |
---|---|
特定のインターフェイスの BFD 最小間隔値を設定します。 |
|
特定のインターフェイスの BFD 乗数値を設定します。 |
BFD の最小間隔を特定のインターフェイス上のすべての VRRP BFD セッションで使用するように設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで vrrp bfd minimum-interval コマンドを使用します。 設定した最小期間を削除し、デフォルトの期間に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp bfd minimum-interval interval
no vrrp bfd minimum-interval interval
interval |
ミリ秒単位で最小間隔を指定します。 範囲は 15 ~ 30000 です。 |
デフォルトの最小間隔は 15 ミリ秒です。
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.0 |
このコマンドはすでに廃止されています。 このコマンドは、bfd minimum-interval(VRRP) コマンドに置き換えられました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
最小間隔は BFD ピアに BFD パケットを送信する頻度を決定します。 これはセッションに送信される連続的な BFD パケット間の時間です。 最小間隔はミリ秒単位で指定します。 設定された最小間隔は、インターフェイス上のすべての BFD セッションに適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、100 ミリ秒の最小間隔を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface gig 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp bfd minimum-interval 100
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイスで BFD をイネーブルにします。 |
BFD 乗数値を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで vrrp bfd multiplier コマンドを使用します。 設定した乗数値を削除し、乗数値をデフォルト値に設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp bfd multiplier multiplier
no vrrp bfd multiplier multiplier
multiplier |
BFD 乗数値を指定します。 範囲は 2 ~ 50 です。 |
デフォルト値は 3 です。
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.9.0 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.0 |
このコマンドはすでに廃止されています。 このコマンドは、bfd multiplier(VRRP) コマンドに置き換えられました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
乗数値によって、期待どおりに受信していない場合に BFD セッションがダウンする連続 BFD パケットの数が指定されます。 BFD 乗数値は、インターフェイス上に設定されたすべての BFD セッションに適用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、乗数値 10 を使用して BFD 乗数値を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface gig 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp bfd multiplier 10
コマンド |
説明 |
---|---|
VRRP インターフェイスで BFD をイネーブルにします。 |
VRRP ルータのアクティベーション遅延を設定するには、VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードで vrrp delay コマンドを使用します。 アクティベーション遅延を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp delay minimum value reload value
no vrrp delay
minimum value |
すべてのインターフェイス起動イベントの最小遅延(秒単位)を設定します。 範囲は 0 ~ 10000 です。 |
reload value |
最初のインターフェイス起動イベントのリロード遅延(秒単位)を設定します。 範囲は 0 ~ 10000 です。 |
minimum value:1
reload value:5
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.0 |
このコマンドはすでに廃止されています。 このコマンドは、delay(VRRP) コマンドに置き換えられました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
vrrp delay コマンドは、インターフェイス起動イベントで VRRP Finite State Machine(FSM; 有限状態マシン)の開始を遅らせて、インターフェイスがトラフィックを通過する準備を整えます。 これにより、hello パケットの損失によるエラー状態にならないようにします。 最小遅延はすべてのインターフェイス起動イベントに適用され、リロード遅延は最初のインターフェイス起動イベントに適用されます。
この機能をオフにするには、ゼロの値を明示的に設定する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、最小遅延を 10 秒にしてリロード遅延を 100 秒にする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface mgmtEth 0/RSP0/CPU0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp delay minimum 10 reload 100
コマンド |
説明 |
---|---|
1 つまたはすべての仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータの要約ステータスまたは詳細ステータスを表示します。 |
インターフェイス上の仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)をイネーブルにして、仮想ルータの IP アドレスを指定するには、VRRP インターフェイス コンフィギュレーション モードで vrrp ipv4 コマンドを使用します。 インターフェイス上の VRRP をディセーブルにして、仮想ルータの IP アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrrp vrid ipv4 ip-address [secondary]
no vrrp vrid ipv4 ip-address [secondary]
vrid |
仮想ルータ ID、つまり、仮想ルータを識別する番号です。 範囲は 1 ~ 255 です。 |
ip-address |
仮想ルータの IP アドレス |
secondary |
(任意)このグループがサポートする追加の IP アドレスを示します。 |
VRRP はインターフェイスに設定されていません。
VRRP インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.0 |
このコマンドはすでに廃止されています。 このコマンドは、address(VRRP) コマンドに置き換えられました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
仮想ルータ IP アドレスを示すには、vrrp ipv4 コマンドを 1 回、secondary キーワードなしで設定します。 仮想ルータがサポートする追加の IP アドレスを示したい場合、secondary キーワードを追加します。
VRRP 設定を IP アドレス オーナーから削除してインターフェイスの IP アドレスをアクティブなままにすることは、LAN 上に IP アドレスの重複コピーが作成されるため設定ミスと見なされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、10-ギガビット イーサネット インターフェイス 0/3/0/0 の VRRP をイネーブルにする例を示します。 VRRP 仮想ルータ ID は 1 で、10.0.1.10 は仮想ルータの IP アドレスです。 セカンダリ IP アドレスは 10.0.1.20 です。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp 1 ipv4 10.0.1.20 secondary RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# vrrp ipv4 10.0.1.0
コマンド |
説明 |
---|---|
1 つまたはすべての仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータの要約ステータスまたは詳細ステータスを表示します。 |
VRRP プリエンプションはデフォルトでイネーブルです。 つまり、マスター VRRP ルータよりもプライオリティが高い VRRP ルータがマスター ルータとして引き継ぎます。 この機能をディセーブルにするには、preempt disable コマンドを使用します。 プライオリティの高いルータが引き継ぐ前にしばらく待つように、プリエンプションを遅らせるには、preempt delay コマンドを使用します。 デフォルトの動作(遅延なしでプリエンションがイネーブルになっている)に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
preempt { delay seconds | disable }
no preempt { delay seconds | disable }
delay seconds |
IP アドレス所有権を要求するアドバタイズメントをマスター ルータに発行するまでルータが遅延する秒数を指定します。 範囲は 1 ~ 3600 秒(1 時間)です。 |
disable |
プリエンプションをディセーブルにします。 |
VRRP プリエンプションはイネーブルにされています。
seconds:0(遅延なし)
VRRP 仮想ルータ
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、このコマンドで設定されるルータは、現在のマスター ルータよりも高いプライオリティを持つ場合、仮想ルータのマスター ルータとしての機能を引き継ぎます。 マスター ルータになる仮想 IP アドレス所有権を要求するアドバタイズメントを発行するまで、VRRP ルータを指定された秒数だけ待機させる遅延を設定できます。
(注) |
仮想 IP アドレスのオーナーであるルータは、このコマンドの設定に関係なく、プリエンプトします。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、ルータの 200 のプライオリティが現在のマスター ルータのプライオリティよりも高い場合にルータが現在のマスター ルータをプリエンプトするように設定する例を示します。 ルータは、現在のマスター ルータをプリエンプトする場合、マスター ルータであることを要求するアドバタイズメントを発行するまでに 15 秒待機します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 1 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# preempt delay 15 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# priority 200
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイス上の VRRP をイネーブルにし、仮想ルータの IP アドレスを指定します。 |
|
仮想ルータのプライオリティを設定します。 |
仮想ルータのプライオリティを設定するには、VRRP 仮想ルータ サブモードで priority コマンドを使用します。 仮想ルータのプライオリティを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
priority priority
nopriority priority
priority |
仮想ルータのプライオリティ。 範囲は 1 ~ 254 です。 |
priority:100
VRRP 仮想ルータ
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドを使用すると、どのルータをマスター ルータにするかを制御できます。 このコマンドは、ルータが仮想 IP アドレスのオーナーである間は無視されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、ルータを 254 のプライオリティに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 1 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual router)# priority 254
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイス上の VRRP をイネーブルにし、仮想ルータの IP アドレスを指定します。 |
|
どのルータをマスター ルータにするかを制御します。 |
VRRP を実行している他のルータから受信した仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)パケットに使用される簡易テキスト認証を設定するには、VRRP 仮想ルータ サブモードで text-authentication コマンドを使用します。 VRRP 認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
text-authentication string
no text-authentication [string]
string |
着信 VRRP パケットの検証に使用する認証ストリング(最大 8 字の英数字)。 |
VRRP メッセージの認証を行いません。
VRRP 仮想ルータ
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
VRRP パケットが別のルータから到着すると、その認証ストリングが、ローカル システムに設定されたストリングと比較されます。 ストリングが一致する場合、そのメッセージが受け入れられます。 一致しない場合、そのパケットは廃棄されます。
グループ内のすべてのルータは、同じ認証ストリングで設定される必要があります。
(注) |
プレーン テキスト認証は、セキュリティに使用されることになっているのではありません。 それは、設定ミスのルータが VRRP に参加しないようにする方法を提供しているに過ぎません。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、x30dn78k の認証ストリングを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 1 version 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# text-authentication x30dn78k
(注) |
テキスト認証は VRRP バージョン 2 ルータでのみ有効です。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイス上の VRRP をイネーブルにし、仮想ルータの IP アドレスを指定します。 |
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)仮想ルータ内のマスター ルータによる連続したアドバタイズメント間の間隔を設定するには、VRRP 仮想ルータ サブモードで timer コマンドを使用します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
timer [msec] interval [force]
no timer [msec] interval [force]
msec |
(任意)アドバタイズメント時間の単位を秒からミリ秒に変更します。 このキーワードを付加しないと、アドバタイズメント間隔は秒単位になります。 範囲は 20 ~ 3000 ミリ秒です。 |
interval |
マスター ルータによる連続したアドバタイズメント間の時間間隔。 msec キーワードが指定されない限り、間隔の単位は秒です。 範囲は 1 ~ 255 秒です。 |
force |
(任意)設定値を強制的に使用します。 このキーワードは、ミリ秒を指定する場合に必須になります。 |
interval:1 秒
VRRP 仮想ルータ
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次に、マスター ルータがアドバタイズメントを 4 秒ごとに送信するように設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 1 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# timer 4
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイス上の VRRP をイネーブルにし、仮想ルータの IP アドレスを指定します。 |
仮想ルータ冗長プロトコル(VRRP)がインターフェイスをトラッキングするように設定するには、VRRP 仮想ルータ サブモードで track interface コマンドを使用します。 トラッキングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
track interface type interface-path-id [priority-decrement]
no track interface type interface-path-id [priority-decrement]
vrid |
仮想ルータ ID、つまり、トラッキングが適用される仮想ルータを識別する番号です。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
priority-decrement |
(任意)トラッキングされたインターフェイスがダウンした場合のルータのプライオリティの減少数(または増加数)。 減少分は、1 ~ 254 の任意の値に設定できます。 デフォルト値は 10 です。 |
デフォルトの減少値は 10 です。 範囲は 1 ~ 254 です。
VRRP 仮想ルータ
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
vrrp track interface コマンドは、ルータのプライオリティを、そのインターフェイスのアベイラビリティに結合します。 これは、VRRP に設定されてないインターフェイスをトラッキングする場合に便利です。 IP インターフェイスだけがトラッキングされます。 トラッキングされるインターフェイスは、そのインターフェイス上の IP が立ち上がると起動します。 IP が立ち上がらないと、トランキングされるインターフェイスはダウンします。
VRRP 仮想ルータの仮想ルータのプライオリティ レベルを VRRP が変更できるように設定できます。 インターフェイスの IP プロトコル状態がダウンした場合、またはインターフェイスがルータから削除された場合、バックアップ仮想ルータのプライオリティは、priority-decrement 引数内に指定された値により減少します。 インターフェイスの IP プロトコル状態が起動状態になると、プライオリティが元に戻ります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
vrrp |
読み取り、書き込み |
次の例では、10 ギガビット イーサネット インターフェイス 0/3/0/0 がインターフェイス 0/3/0/3 および 0/3/0/2 をトラッキングしています。 これらの 2 つのインターフェイスのいずれか、または両方がダウンすると、ルータのプライオリティが各インターフェイスに対して 10(デフォルトのプライオリティ減少数)だけ減少します。 デフォルトのプライオリティ減少数は、priority-decrement 引数を使用して変更します。 この例では、仮想ルータのデフォルトのプライオリティが 100 であるため、トラッキングされるインターフェイスのうちの 1 つがダウンするとプライオリティが 90 になり、両方のインターフェイスがダウンするとプライオリティが 80 になります。 仮想ルータのプライオリティ設定の詳細については、priority コマンドを参照してください。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router vrrp RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp)# interface TenGigE 0/3/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-if)# address-family ipv4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-address-family)# vrrp 1 version 3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# track interface TenGigE 0/3/0/3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrrp-virtual-router)# track interface TenGigE 0/3/0/2
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想ルータのプライオリティを設定します。 |