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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのアドレス解決プロトコル(ARP)の設定およびモニタをする場合に使用するコマンドについて説明します。
ARP の概念、設定、タスク、および例の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Configuration Guide』を参照してください。
パーマネント エントリをアドレス解決プロトコル(ARP)キャッシュに追加するには、グローバル コンフィギュレーション モードで arp コマンドを使用します。 ARP キャッシュからエントリを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。
arp [ vrf vrf-name ] ip-address hardware-address encapsulation-type [alias]
no arp [ vrf vrf-name ] ip-address hardware-address encapsulation-type [alias]
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
vrf-name |
(任意)VPN を識別する VRF インスタンス。 |
ip-address |
パーマネント エントリが ARP キャッシュに追加される IPv4(ネットワーク層)アドレス。 ローカル データリンク アドレス(32 ビット アドレス)に対応する 4 分割ドット付き 10 進表記で IPv4 アドレスを入力します。 |
hardware-address |
IPv4 アドレスがリンクされているハードウェア(データリンク層)アドレス 0800.0900.1834 のようなローカル データリンク アドレス(48 ビット アドレス)を入力します。 |
encapsulation-type |
カプセル化タイプ。 カプセル化タイプは次のとおりです。 イーサネット インターフェイスの場合、これは通常 arpa キーワードになります。 |
alias |
(任意)プロキシ ARP がイネーブルであるかどうかにかかわらず、ソフトウェアが、指定された IP アドレスおよびハードウェア アドレスの両方の所有者であるかのように ARP 要求に応答するようになります。 |
ARP キャッシュに永続的にインストールされるエントリはありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ソフトウェアは ARP キャッシュ エントリを使用して 32 ビット IP アドレスを 48 ビット ハードウェア アドレスに変換します。
大部分のホストはダイナミック レゾリューションをサポートしているため、通常はスタティック ARP キャッシュ エントリを指定する必要はありません。
スタティック エントリは、ネットワーク層アドレス(IPv4 アドレス)をデータリンク層アドレス(MAC アドレス)にマッピングするパーマネント エントリです。 エントリの作成時に alias キーワードを指定すると、エントリが対応付けられたインターフェイスが、指定されたアドレスの所有者のように動作します。つまり、そのインターフェイスは、エントリ内のデータリンク層アドレスを持つネットワーク層アドレスのための ARP 要求パケットに応答します。
ソフトウェアは、ARP 要求を受信したインターフェイス上でプロキシ ARP がイネーブルにされないかぎり、指定された IP アドレスに受信されたどの ARP 要求にも応答しません。 プロキシ ARP がイネーブルになると、ソフトウェアは、独自のローカル インターフェイス ハードウェア アドレスを持つ ARP 要求に応答します。
すべての非スタティック エントリを ARP キャッシュから削除するには、EXEC モードで clear arp-cache を入力します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、一般的なイーサネット ホストのスタティック ARP エントリの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# arp 192.168.7.19 0800.0900.1834 arpa
コマンド |
説明 |
---|---|
ARP キャッシュからすべてのダイナミック エントリを削除します。 |
|
ARP キャッシュを表示します。 |
Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp dagr コマンドを使用します。
arp dagr
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
ディセーブル
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、DAGR 設定をイネーブルにしています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/0/0.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# arp dagr RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr)#
コマンド |
説明 |
---|---|
バーチャル IP アドレスの DAGR グループを作成します。 |
|
ハイ プライオリティ DAGR ルートのタイムアウトを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート ディスタンスを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート メトリックを設定します。 |
|
すべての DAGR グループの動作状態を表示します。 |
|
ARP 要求の送信のための DAGR タイマーを設定します。 |
インターフェイスがダウンしたときにアドレス解決プロトコル(ARP)のパージングを遅らせるには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp purge-delay コマンドを使用します。 パージ遅延機能をオフにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
arp purge-delay value
no arp purge-delay value
v alue |
パージ遅延時間を秒単位で設定します。 範囲は 1 ~ 65535 です。 |
デフォルト値はオフです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
arp purge-delay コマンドを使用すると、インターフェイスがダウンしたときに ARP エントリのパージングを遅らせることができます。 インターフェイスが遅延時間以内に起動した場合、ARP エントリが復元され、Equal Cost Multipath(ECMP)を設定してパケット損失を防止します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、パージ遅延を 50 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP1/CPU0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# arp purge-delay 50
インターフェイス上で学習されるダイナミック エントリがアドレス解決プロトコル(ARP)キャッシュ内に残る時間を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで arp timeout コマンドを入力します。 arp timeout コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除して、このコマンドに関してシステムをデフォルト状態に復元するには、このコマンドの no 形式を入力します。
arp timeout seconds
no arp timeout seconds
seconds |
エントリが ARP キャッシュ内に残る時間(秒単位)を示します。 範囲は 30 ~ 4294967295 です。 |
エントリは ARP キャッシュ内に 14,400 秒(4 時間)残ります。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドは、ARP を使用しないインターフェイス上で発行した場合は無視されます。 また、ローカル インターフェイスに対応する ARP、またはユーザが静的に設定する ARP はタイムアウトしません。
arp timeout コマンドは、入力されたインターフェイスだけに対して適用されます。 あるインターフェイスのタイムアウトを変更すると、その変更はそのインターフェイスだけに適用されます。
show interfaces コマンドは、ARP タイムアウト値を次のように「時間:分:秒」で表示します。
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、ARP タイムアウトを 3600 秒に設定して、エントリがデフォルトよりも速くタイムアウトできるようにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface MgmtEth 0/RP1/CPU0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# arp timeout 3600
コマンド |
説明 |
---|---|
ARP キャッシュからすべてのダイナミック エントリを削除します。 |
|
ARP キャッシュを表示します。 |
|
show interfaces |
ネットワーキング デバイスで設定されたすべてのインターフェイスの統計情報を表示します。 show interfaces コマンドの使用方法の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services RouterCisco IOS XR ソフトウェアInterface and Hardware Component Command Reference』を参照してください。 |
すべてのダイナミック エントリをアドレス解決プロトコル(ARP)キャッシュから削除するには、高速スイッチング キャッシュをクリアし、IP ルート キャッシュをクリアし、EXEC モードで clear arp-cache コマンドを使用します。
clear arp-cache { traffic type interface-path-id | location node-id }
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
clear arp-cache コマンドは、キーワードまたは引数なしで発行されると、ARP キャッシュ内のすべてのエントリをクリアします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
実行 |
次に、トラフィック統計情報エントリを、指定されたインターフェイスと一致する ARP キャッシュから削除する方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear arp-cache traffic gigabitEthernet 0/1/5/1 location 0/1/CPU0
次に、エントリを、指定された場所と一致する ARP キャッシュから削除する方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear arp-cache location 0/1/CPU0
コマンド |
説明 |
---|---|
パーマネント エントリを ARP キャッシュに追加します。 |
|
ARP キャッシュを表示します。 |
仮想 IP アドレスの Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループを作成するには、DAGR インターフェイス コンフィギュレーション モードで peer コマンドを使用します。
peer ipv4 IP-address
IP-address |
DAGR グループの仮想 IPv4 アドレス |
なし
DAGR インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr)# peer ipv4 192.168.7.19 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)#
コマンド |
説明 |
---|---|
DAGR を設定します。 |
|
ハイ プライオリティ DAGR ルートのタイムアウトを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート ディスタンスを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート メトリックを設定します。 |
|
すべての DAGR グループの動作状態を表示します。 |
タイマーがハイ プライオリティ Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)ルートをタイムアウトして通常のプライオリティに戻るように設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで priority-timeout コマンドを使用します。
priority-timeout time
time |
ハイ プライオリティ ルートから通常のプライオリティ ルートに戻るまでの時間(秒単位)。 値の範囲は 1 ~ 10000 です。 |
time のデフォルトは 20 秒です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
この機能が適用されると、データベース内の DAGR グループ コンフィギュレーションが更新されます。
新しいタイマー値は、次回にタイマーが設定されるときに有効になります。 このイベントごとにトリガーされる即時タイマー再起動はありません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、プライオリティ タイムアウトを 25 秒に設定しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)# priority-timeout 25 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)#
コマンド |
説明 |
---|---|
DAGR を設定します。 |
|
バーチャル IP アドレスの DAGR グループを作成します。 |
|
指定された DAGR グループのルート ディスタンスを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート メトリックを設定します。 |
|
すべての DAGR グループの動作状態を表示します。 |
|
|
ARP 要求の送信のための DAGR タイマーを設定します。 |
インターフェイス上の代理アドレス解決プロトコル(ARP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで proxy-arp コマンドを入力します。 インターフェイス上のプロキシ ARP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。
proxy-arp
no proxy-arp
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
すべてのインターフェイスでプロキシ ARP はディセーブルにされています。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
プロキシ ARP がディセーブルされると、ネットワーキングデバイスは、次のいずれかの条件が満たされる場合に限り、インターフェイスに受信された ARP 要求に応答します。
プロキシ ARP がイネーブルされると、ネットワーキング デバイスは、次の条件すべてを満たす ARP 要求にも応答します。
コマンドの no 形式を使用して、指定されたコマンドを設定ファイルから削除し、システムをコマンドに関してデフォルトの状態に戻します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、MgmtEth インターフェイス 0/RP1/CPU0/0 上のプロキシ ARP をイネーブルにする方法の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router#(config)# interface MgmtEth 0/RP1/CPU0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router#(config-if)# proxy-arp
指定された Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループのルート ディスタンスを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで route distance コマンドを使用します。
route distance normal normal-distance priority priority-distance
normal normal-distance |
通常ルート(管理)ディスタンスを設定します。 範囲は 0 ~ 256 です。 |
priority priority-distance |
プライオリティ ルート(管理)ディスタンスを設定します。 範囲は 0 ~ 256 です。 |
normal-distance のデフォルトは 150 で、priority-distance のデフォルトは 5 です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
プライオリティ ディスタンスのデフォルト設定は、通常の Internet Gateway Protocol(IGP)の設定よりも優先されます。 通常ディスタンスの設定は IGP の設定よりも優先されません。
この設定が適用されると、データベース内の DAGR グループが更新されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、通常ルート ディスタンスが 48 でプライオリティ ルート ディスタンスが 5 の DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)# route distance normal 48 priority 5 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)#
コマンド |
説明 |
---|---|
DAGR を設定します。 |
|
バーチャル IP アドレスの DAGR グループを作成します。 |
|
ハイ プライオリティ DAGR ルートのタイムアウトを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート メトリックを設定します。 |
|
すべての DAGR グループの動作状態を表示します。 |
|
ARP 要求の送信のための DAGR タイマーを設定します。 |
指定された Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループの通常のルート メトリックおよびプライオリティ ルート メトリックを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで route metric コマンドを使用します。
route metric normal normal-metric priority priority-metric
normal normal-metric |
Routing Information Base(RIB)にインストールされたルートの通常値を設定します。 値の範囲は 0 ~ 256 です。 |
priority priority-metric |
RIB にインストールされたルートのプライオリティ値を設定します。 値の範囲は 0 ~ 256 です。 |
normal-metric のデフォルトは 100 で、priority-metric のデフォルトは 90 です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ルート メトリックの値は、route distance コマンドの値よりも重要ではありません。 ルート メトリックを設定すると、RIB にインストールされたルータの値を設定することができます。
この設定が適用されると、データベース内の DAGR グループが更新されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、48 の通常メトリックおよび 5 のプライオリティ メトリックを持つ DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)# route metric normal 48 priority 5 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)#
コマンド |
説明 |
---|---|
DAGR を設定します。 |
|
バーチャル IP アドレスの DAGR グループを作成します。 |
|
ハイ プライオリティ DAGR ルートのタイムアウトを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート ディスタンスを設定します。 |
|
すべての DAGR グループの動作状態を表示します。 |
|
ARP 要求の送信のための DAGR タイマーを設定します。 |
アドレス解決プロトコル(ARP)を表示するには、EXECモードで show arp コマンドを入力します。
show arp vrf vrf-name [ip-address | hardware-address | interface-path-id] location node-id
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
||
vrf-name |
(任意)VPN を識別する VRF インスタンス。 |
||
ip-address |
(任意)表示する ARP エントリ。 |
||
hardware-address |
(任意)48 ビット MAC アドレスと一致する ARP エントリが表示されます。 |
||
interface- path-id |
(任意)次のような物理インターフェイスのインスタンスまたは仮想インターフェイスのインスタンスです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)特定の場所の ARP エントリを表示します。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
アクティブ RSP はデフォルトの場所です。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ARP は、ネットワーク アドレス(IP アドレスなど)とイーサネット ハードウェア アドレスの間の通信を確立します。 各通信の記録は、キャッシュ内に事前定義された期間だけ保持された後、廃棄されます。
show arp interface-type interface-instance 形式については、バンドルのキャッシュ エントリがどの場所を表示する必要があるかを Bundle and VLAN-on-Bundle インターフェイスが示すために location node-id キーワードおよび引数が必須になります。 物理インターフェイスについては、インターフェイスが 1 つのノード上にしか存在できないため、location node-id キーワードおよび引数の指定は任意になります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り |
次に、場所を指定しない show arp コマンドからの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arp ------------------------------------------------------------------------------- 0/3/CPU0 ------------------------------------------------------------------------------- Address Age Hardware Addr State Type Interface 10 .4.1.1 - 000c.cfe6.3336 Interface ARPA GigabitEthernet0/3/1/3 10 .4.1.2 01:37:50 0000.c004.0102 Dynamic ARPA GigabitEthernet0/3/1/3 10 .1.4.2 - 000c.cfe6.33b5 Interface ARPA FastEthernet0/3/3/4 10 .1.0.2 - 000c.cfe6.33b1 Interface ARPA FastEthernet0/3/3/0 10 .1.0.1 00:37:56 000a.8b08.857a Dynamic ARPA FastEthernet0/3/3/0 10 .1.4.1 01:37:51 000a.8b08.857e Dynamic ARPA FastEthernet0/3/3/4 10 .11.1.1 - 000c.cfe6.32fa Interface ARPA FastEthernet0/3/0/6 10 .1.5.2 - 000c.cfe6.33b6 Interface ARPA FastEthernet0/3/3/5 10 .1.1.2 - 000c.cfe6.33b2 Interface ARPA FastEthernet0/3/3/1 10 .1.1.1 01:37:51 000a.8b08.857b Dynamic ARPA FastEthernet0/3/3/1 10 .1.5.1 01:37:50 000a.8b08.857f Dynamic ARPA FastEthernet0/3/3/5 ------------------------------------------------------------------------------- 0/2/CPU0 ------------------------------------------------------------------------------- Address Age Hardware Addr State Type Interface 10 .6.9.1 01:11:55 0003.fe4c.0bff Dynamic ARPA MgmtEth0/2/CPU0/0 10 .6.25.6 01:09:29 000c.cfe6.2000 Dynamic ARPA MgmtEth0/2/CPU0/0 10 .6.5.10 00:39:58 0009.7b49.0bff Dynamic ARPA MgmtEth0/2/CPU0/0
次に、interface-type interface-instance 引数を持つ show arp コマンドからの出力例を示します。
RRP/0/RSP0/CPU0:router# show arp MgmtEth 0/RP1/CPU0/0
Address Age Hardware Addr State Type Interface
10.4.9.2 00:35:55 0030.7131.abfc Dynamic ARPA MgmtEth0/RP1/CPU0/0
10.4.9.1 00:35:55 0000.0c07.ac24 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP1/CPU0/0
10.4.9.99 00:49:12 0007.ebea.44d0 Dynamic ARPA MgmtEth0/RP1/CPU0/0
10.4.9.199 - 0001.c9eb.dffe Interface ARPA MgmtEth0/RP1/CPU0/0
次に、 hardware-address を指定した show arp コマンドからの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arp 0005.5f1d.8100
Address Age Hardware Addr State Type Interface
172.16.7.2 - 0005.5f1d.8100 Interface ARPA GigabitEthernet2/0/1/2
次に、location キーワードおよび node-id 引数を持つ show arp コマンドからの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arp location 0/2/CPU0
Address Age Hardware Addr State Type Interface
192.168.15.1 - 00dd.00ee.00ff Alias ARPA
192.168.13.1 - 00aa.00bb.00cc Static ARPA
172.16.7.1 00:35:49 0002.fc0e.9600 Dynamic ARPA GigabitEthernet2/0/1/2
172.16.7.2 - 0005.5f1d.8100 Interface ARPA GigabitEthernet2/0/1/2
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
Address |
ハードウェア アドレスと通信するネットワーク アドレスを表示します。 |
||
Age |
キャッシュ エントリの経過時間(時間:分:秒)を表示します。 ハイフン(-)は、アドレスがローカルであることを意味します。 |
||
Hardware Addr |
ネットワーク アドレスに対応している MAC アドレスの LAN ハードウェア アドレスを表示します。 |
||
State |
キャッシュ エントリの現在の状態を表示します。 値は次のとおりです。 |
||
Type |
Cisco IOS XR ソフトウェアがエントリ内のネットワーク アドレスに使用しているカプセル化タイプを表示します。 値は ARPA です。 |
||
Interface |
このネットワーク アドレスに関連付けられたインターフェイスを表示します。 |
||
ARP statistics |
ARP パケットおよびエラー統計情報を表示します。 |
||
ARP cache |
ARP キャッシュ内の IP アドレスおよび MAC アドレス アソシエーション エントリに関する一般情報を表示します。 |
||
IP Packet drop count for node */*/* |
ARP 応答の受信前にバッファがスペースを使い果たしたためにドロップした IP パケット数を表示します。
|
コマンド |
説明 |
---|---|
パーマネント エントリを ARP キャッシュに追加します。 |
|
ARP キャッシュからすべてのダイナミック エントリを削除します。 |
|
ARP トラフィック統計情報を表示します。 |
すべての Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)グループの状態を表示するには、EXEC モードで show arp dagr コマンドを使用します。
show arp dagr [ interface [IP-address] ]
interface [IP-address] |
(任意)特定のインターフェイスおよび仮想 IP アドレスへの出力を制限します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り、書き込み |
次に、DAGR グループの現在の動作状態の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arp dagr
--------------------------------------------------------------------------------
0/1/CPU0
--------------------------------------------------------------------------------
Interface Virtual IP State Query-pd Dist Metr
GigabitEthernet0/1/0/2 192.168.7.19 Active None 150 100
GigabitEthernet0/1/0/2 193.24.0.45 Query 1 None None
GigabitEtherget0/1/0/3 192.66.0.45 Init None None None
コマンド |
説明 |
---|---|
DAGR を設定します。 |
|
バーチャル IP アドレスの DAGR グループを作成します。 |
|
ハイ プライオリティ DAGR ルートのタイムアウトを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート ディスタンスを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート メトリックを設定します。 |
|
ARP 要求の送信のための DAGR タイマーを設定します。 |
アドレス解決プロトコル(ARP)トラフィック統計情報を表示するには、EXEC モードで show arp traffic コマンドを入力します。
show arp traffic [ vrf vrf-name ] [interface-path-id] [ location node-id ]
vrf |
(任意)VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを指定します。 |
||
vrf-name |
(任意)VPN を識別する VRF インスタンス。 |
||
interface- path-id |
(任意)次のような物理インターフェイスのインスタンスまたは仮想インターフェイスのインスタンスです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)特定の場所の ARP エントリを表示します。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
ARP は、ネットワーク アドレス(IP アドレスなど)とイーサネット ハードウェア アドレスの間の通信を確立します。 各通信の記録は、キャッシュ内に事前定義された期間だけ保持された後、廃棄されます。
show arp traffic、interface-instance については、バンドルのキャッシュ エントリがどの場所を表示する必要があるかを Bundle and VLAN-on-Bundle インターフェイスが示すために locationnode-id キーワードおよび引数が必須になります。 物理インターフェイスについては、インターフェイスが 1 つのノード上にしか存在できないため、location node-id キーワードおよび引数の指定は任意になります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
読み取り |
次に、 コマンド を持つ show arp コマンドからの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arp traffic
ARP statistics:
Recv: 2691 requests, 91 replies
Sent: 67 requests, 2 replies (0 proxy, 1 gratuitous)
Resolve requests rcvd: 1
Resolve requests dropped: 0
Errors: 0 out of memory, 0 no buffers
ARP cache:
Total ARP entries in cache: 4
Dynamic: 3, Interface: 1, Standby: 0
Alias: 0, Static: 0
IP Packet drop count for node 0/0/CPU0: 1
次に location キーワードとnode-id 引数を持つ show arp traffic コマンドからの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arp traffic location 0/2/CPU0
ARP statistics:
Recv: 0 requests, 1 replies
Sent: 0 requests, 2 replies (0 proxy, 2 gratuitous)
Resolve requests rcvd: 0
Resolve requests dropped: 0
Errors: 0 out of memory, 0 no buffers
ARP cache:
Total ARP entries in cache: 4
Dynamic: 1, Interface: 1, Static: 1
Alias: 1, Standby: 0
IP Packet drop count for node 0/2/CPU0: 1
コマンド |
説明 |
---|---|
パーマネント エントリを ARP キャッシュに追加します。 |
|
ARP キャッシュからすべてのダイナミック エントリを削除します。 |
|
ARP 統計情報を表示します。 |
ARP 要求を送信するために Direct Attached Gateway Redundancy(DAGR)タイマーを設定するには、DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション モードで timers コマンドを使用します。
timers query query-time standby standby-time
query query-time |
値は、グループがクエリー ステートであるときに仮想 IP アドレスに送出されている連続した ARP 要求間の時間(秒単位)です。 値の範囲は 1 ~ 10000 です。 |
standby standby-time |
値は、グループがスタンバイ ステートであるときに仮想 IP アドレスに送出されている連続した ARP 要求間の時間(秒単位)です。 値の範囲は 1 ~ 10000 です。 |
query-time のデフォルトは 1 秒で、standby-time のデフォルトは 20 秒です。
DAGR ピア インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
この機能が適用されると、データベース内の DAGR グループ コンフィギュレーションが更新されます。
新しいタイマー値は、次回にタイマーが設定されるときに有効になります。 このイベントごとにトリガーされる即時タイマー再起動はありません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
cef |
書き込み |
次の例では、query time が 2 で standby time が 40 の DAGR グループ ピアを設定しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)# timers query 2 standby 40 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-dagr-peer)#
コマンド |
説明 |
---|---|
DAGR を設定します。 |
|
バーチャル IP アドレスの DAGR グループを作成します。 |
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ハイ プライオリティ DAGR ルートのタイムアウトを設定します。 |
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指定された DAGR グループのルート ディスタンスを設定します。 |
|
指定された DAGR グループのルート メトリックを設定します。 |
|
すべての DAGR グループの動作状態を表示します。 |