この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、IP Version 4(IPv4)および IP Version 6(IPv6)に関連する機能を設定および監視するために、Cisco ASR 9000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータの Cisco IOS XR ソフトウェアで使用できるコマンドについて説明します。
ネットワーク スタックの概念、設定作業および例の詳細については、『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Configuration Guide』の「Implementing Network Stack IPv4 and IPv6 on Cisco ASR 9000 Series Routers」設定モジュールを参照してください。
スタティック エントリ以外の IPv6 ネイバー探索キャッシュのすべてのエントリを削除するには、EXEC モードで clear ipv6 neighbors コマンドを使用します。
clear ipv6 neighbors [ location node-id ]
location node-id |
(任意)指定されたノード。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
location オプションが指定されている場合、location node-id キーワードおよび引数で指定されている隣接エントリだけがクリアされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り、書き込み |
IPv6 |
実行 |
次の例では、ハイライトされたエントリだけが削除されます。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ipv6 neighbors ? location specify a node name RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbor IPv6 Address Age Link-layer Addr State Interface 8888::3 - 1234.2345.9877 REACH gigabitethernet 0/0/0/0 8888::8 - 1234.2345.9877 REACH gigabitethernet0 /0/0/0 fe80::205:1ff:fe9f:6400 1335 0005.019f.6400 STALE gigabitethernet 0/0/0/0 fe80::206:d6ff:fece:3808 1482 0006.d6ce.3808 STALE gigabitethernet 0/0/0/0 fe80::200:11ff:fe11:1112 1533 0000.1111.1112 STALE gigabitethernet 0/2/0/2 RP/0/RSP0/CPU0:router# clear ipv6 neighbors location 0/2/0 RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbor IPv6 Address Age Link-layer Addr State Interface 8888::3 - 1234.2345.9877 REACH gigabitethernet 0/0/0/0 8888::8 - 1234.2345.9877 REACH gigabitethernet 0/0/0/0 fe80::205:1ff:fe9f:6400 1387 0005.019f.6400 STALE gigabitethernet 0/0/0/0 fe80::206:d6ff:fece:3808 1534 0006.d6ce.3808 STALE gigabitethernet 0/0/0/0
IPv4 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)宛先到達不能メッセージが生成されるレートを制限するには、グローバル コンフィギュレーション モードで icmp ipv4 rate-limit unreachable コマンドを使用します。 レート制限を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
icmp ipv4 rate-limit unreachable [DF] milliseconds
no icmp ipv4 rate-limit unreachable [DF] milliseconds
DF |
(任意)コード 4 フラグメンテーションが必要で、Data Fragmentation(DF; データ フラグメンテーション)が設定されているときに、ICMP 宛先到達不能メッセージの IP ヘッダーに指定されているように、ICMP 宛先到達不能メッセージが送信されるレートを制限します。 |
milliseconds |
ICMP 宛先到達不能メッセージの送信間隔(ミリ秒)。 範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
デフォルトでは、500 ミリ秒ごとに 1 件の ICMP 宛先到達不能メッセージが送信されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
Cisco IOS XR ソフトウェアは、通常の宛先到達不能メッセージ用と DF 宛先到達不能メッセージ用の 2 つのタイマーを保守します。 これらは同じ時間制限およびデフォルトを共有します。 DF オプションが設定されていない場合、icmp ipv4 rate-limit unreachable コマンドは、DF 到達不能メッセージの時間値を設定します。 DF オプションが設定されている場合、その時間値は、通常の宛先到達不能メッセージの時間値とは無関係のままになります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、ICMP 宛先到達不能メッセージが 10 ミリ秒に 1 件送信されるように設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# icmp ipv4 rate-limit unreachable 10
インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IPv4 アドレスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv4 address コマンドを使用します。 IPv4 アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 address ipv4-address mask [secondary] [ route-tag route-tag value ]
no ipv4 address ipv4-address mask [secondary] [ route-tag route-tag value ]
ipv4-address |
IPv4 アドレス。 |
mask |
関連する IP サブネットのマスク。 ネットワーク マスクは、次のいずれかの方法で指定できます。 |
secondary |
(任意)設定されているアドレスが、セカンダリ IPv4 アドレスであることを指定します。 このキーワードが省略されている場合、設定されているアドレスは、プライマリ IPv4 アドレスです。 |
route-tag |
(任意)設定されたアドレスに関連付けられるルート タグがあることを指定します。 |
route-tag value |
(任意)ルート タグの値。 範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
IPv4 アドレスはインターフェイスに定義されません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
インターフェイスには、1 つのプライマリ IPv4 アドレスと複数のセカンダリ IPv4 アドレスを定義できます。 ソフトウェアにより生成されるパケットは、必ずプライマリ IPv4 アドレスを使用します。 そのため、セグメントのすべてのネットワーキング デバイスは、同じプライマリ ネットワーク番号を共有する必要があります。
(注) |
2 つの異なるインターフェイスに同じ IPv4 アドレスが設定されている場合、競合していることを示すエラー メッセージが表示されます。 最も高いラック、スロット、モジュール、インスタンスおよびポートにあるインターフェイスはディセーブルになります。 |
ホストは、IPv4 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)マスク要求メッセージを使用して、サブネット マスクを判別できます。 ネットワーキング デバイスは、ICMP マスク応答メッセージでこの要求に応答できます。
特定のインターフェイスで IPv4 処理をディセーブルにするには、no ipv4 address コマンドを使用して IPv4 アドレスを削除します。 ソフトウェアが、その IPv4 アドレスのいずれかを使用する別のホストを検出すると、コンソールにエラー メッセージを表示します。
オプションの secondary キーワードを使用すると、セカンダリ アドレスを無制限に指定できます。 システムがセカンダリ送信元アドレスによるルート更新以外のデータグラムを生成しないという点を除き、セカンダリ アドレスは、プライマリ アドレスのように扱われます。 IPv4 ブロードキャストおよび Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)要求は、IP ルーティング テーブルのインターフェイス ルートのように、正しく処理されます。
セカンダリ IPv4 アドレスは、さまざまな状況で使用できます。 次に、一般的な使用状況を示します。
route-tag 機能はすべての IPv4 アドレスにタグを付加します。 タグは、Address Repository Manager(RPM)への管理エージェント(MA)からルーティング プロトコルに伝播されるため、RPL スクリプトによってルート タグを確認して、接続されたルートの再配布を制御するユーザをイネーブルにします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 でプライマリ アドレスを 192.168.1.27、セカンダリ アドレスを 192.168.7.17 および 192.168.8.17 に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 192.168.1.27 255.255.255.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 192.168.7.17 255.255.255.0 secondary RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 192.168.8.17 255.255.255.0 secondary
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイスの IPv4 情報およびステータスのサマリー情報をリストします。 |
アセンブリ キューで許可されているパケットの最大数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv4 assembler max-packets コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 assembler max-packets percentage value
no ipv4 assembler max-packets percentage value
percentage value |
システムで使用できるパケット合計数の割合。 範囲は 1 ~ 50 です。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、アセンブリ キューのパケット最大数を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 assembler max-packets 35
コマンド |
説明 |
---|---|
タイムアウトが発生する前にアセンブリ キューが保持できる秒数を設定します。 |
タイムアウトが発生する前にアセンブリ キューが保持できる秒数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv4 assembler timeout コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 assembler timeout seconds
no ipv4 assembler timeout seconds
seconds |
タイムアウトが発生する前にアセンブリ キューが保持できる秒数。 範囲は 1 ~ 120 です。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 | このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、タイムアウトが発生する前にアセンブリ キューが保持できる時間を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 assembler timeout 88
コマンド |
説明 |
---|---|
アセンブリ キューで許可されているパケットの最大数を設定します。 |
IP Address Repository Manager(IPARM)競合解決をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv4 conflict-policy コマンドを使用します。 IPARM 競合解決をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 conflict-policy { highest-ip | longest-prefix | static }
no ipv4 conflict-policy { highest-ip | longest-prefix | static }
highest-ip |
競合セットの最も高い IP アドレスを保持します。 |
longest-prefix |
競合セットの最長プレフィックス マッチを保持します。 |
static |
新しいアドレス設定で稼動する既存のインターフェイスを保持します。 |
採用される優先順位規則は、ループバック > 物理 > その他の仮想インターフェイスの順です。 仮想インターフェイス内では、たとえば、loopback1 > loopback2 > tunnel のように、アルファベット順が採用されます。 物理インターフェイスでは、低い方のラックまたはスロットが制御を取得します。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ipv4 conflict-policy コマンドを使用して、設定されているアドレスで競合を解決する IPARM ポリシーを設定します。 このポリシーは、競合しているアドレスからどのアドレスを選択するかを IPARM に通知します。 その後、競合しているアドレスを強制的に非アクティブにします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、競合解決のスタティック ポリシーをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 conflict-policy static
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv4 または IPv6 アドレス競合情報を表示します。 |
インターフェイスの IPv4 ダイレクト ブロードキャストの転送をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv4 directed-broadcast コマンドを使用します。 インターフェイスの IPv4 ダイレクト ブロードキャストの転送をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 directed-broadcast
no ipv4 directed-broadcast
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルトでは、ダイレクト ブロードキャストはドロップされます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ダイレクト ブロードキャストは、特定のネットワークに送信されるパケットです。 IPv4 ダイレクト ブロードキャストは、ドロップされ、転送されません。 IPv4 ダイレクト ブロードキャストをドロップすることで、ルータは、Denial-Of-Service(DoS; サービス拒絶)攻撃の影響を受けづらくなります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で IPv4 ダイレクト ブロードキャストの転送をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 directed-broadcast
コマンド |
説明 |
---|---|
明示的な IP アドレスをインターフェイスに割り当てることなく、ポイントツーポイント インターフェイスの IP 処理をイネーブルにします。 |
|
インターフェイスの IPv4 情報およびステータスのサマリー情報をリストします。 |
BOOTP など、ソフトウェアがインターフェイスで受信したユーザ データグラム プロトコル(UDP)ブロードキャストを転送するアドレスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv4 helper-address コマンドを使用します。 IPv4 ヘルパー アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
{ ipv4 helper-address [ vrf vrf-name ] | [destination-address] }
{ no ipv4 helper-address [ vrf vrf-name ] | [destination-address] }
vrf |
(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。 |
vrf-name |
(任意)VRF の名前。 |
destination-address |
UDP ブロードキャストが転送されるときに使用される宛先ブロードキャストまたはホスト アドレス。 インターフェイスごとに複数のヘルパー アドレスを使用できます。 |
IPv4 ヘルパー アドレスはディセーブルです。 VRF が指定されていない場合、デフォルトの VRF が使用されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで forward-protocol udp コマンドと使用します。これにより、転送されるブロードキャスト パケットをポート番号で指定できます。 デフォルトでは、UDP は well-known ポートでイネーブルです。 ipv4 helper-address コマンドは、UDP パケットが転送される宛先を指定します。
IPv4 ヘルパー アドレスを必要とする 1 つのコモン アプリケーションは、RFC 1531 で定義されている Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)です。 DHCP プロトコル情報は、BOOTP パケットの内部で転送されます。 クライアント セットで BOOTP ブロードキャスト転送をイネーブルにするには、クライアントに物理的に最も近いネットワーキング デバイス インターフェイスで IPv4 ヘルパー アドレスを設定します。 IPv4 ヘルパー アドレスは、DHCP サーバのアドレスを指定しなければなりません。 サーバが複数ある場合、各サーバに 1 つの IPv4 ヘルパー アドレスを設定できます。 BOOTP パケットはデフォルトで転送されるため、DHCP 情報は、ネットワーキング デバイスにより転送できます。 DHCP サーバは、DHCP クライアントからブロードキャストを受信します。
DHCP リレー プロファイルは、DHCP リレーを実行するように設定する必要があります。 ip helper-address コマンドは、UDP ブロードキャスト(非 DHCP)パケットを転送する目的で使用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で受信されるすべての UDP ブロードキャスト パケットが 192.168.1.0 に転送されるよう指定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 helper-address 192.168.1.0
コマンド |
説明 |
---|---|
forward-protocol udp |
ブロードキャスト パケットの転送時にネットワーキング デバイスが転送するポートを指定します。 |
Cisco IOS XR ソフトウェアが、ICMP マスク応答メッセージを送信して、IPv4 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)マスク要求に応答できるようにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv4 mask-reply コマンドを使用します。 デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ipv4 mask-reply
no ipv4 mask-reply
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
IPv4 マスク応答は送信されません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドは、Cisco IOS XR ソフトウェアが ICMP マスク応答メッセージを送信して IPv4 ICMP マスク要求に応答できるようにします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で ICMP マスク応答メッセージの送信をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 mask-reply
インターフェイスで送信される IPv4 パケットの最大伝送単位(MTU)サイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 mtu コマンドを使用します。 デフォルトの MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 mtu bytes
no ipv4 mtu
bytes |
バイト単位の MTU。 範囲は、IPv4 パケットで 68 ~ 65535 バイトです。 インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。 |
MTU サイズが、インターフェイスで送信される IPv4 パケットに設定されていない場合、そのインターフェイスは、レイヤ 2 MTU から MTU を取得します。
インターフェイス コンフィギュレーション
動的なテンプレート コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.2.0 |
このコマンドは、BNG の動的なテンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされていました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ルータは、インターフェイスに設定されている MTU サイズを超えているすべての IPv4 パケットをフラグメントします。
インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。 レイヤ 2 MTU がレイヤ 3 MTU より小さい場合、Cisco IOS XR ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU にレイヤ 2 MTU 値を使用します。 逆に、レイヤ 3 MTU がレイヤ 2 MTU より小さい場合、ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU 値を使用します。 つまり、Cisco IOS XR ソフトウェアは、MTU の 2 つの値のうち小さい方を使用します。
物理メディアのすべてのデバイスは、同じプロトコル MTU を使用しなければなりません。
動的なテンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。
(注) |
MTU 値を変更すると(mtu インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用)、IPv4 MTU 値に影響を与えます。 現在の IPv4 MTU 値が、MTU 値と同じ場合、MTU 値を変更すると、IPv4 MTU 値は、新しい MTU に合わせて自動的に修正されます。 ただし、この逆の作用はなく、IPv4 MTU 値を変更しても、mtu コマンドの値には影響しません。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
config-services |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 の最大 IPv4 パケット サイズを 300 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 mtu 300
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp p1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 mtu 300
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv4 に設定されているインターフェイスの MTU ステータスを表示します。 |
ソフトウェアが受信時と同じインターフェイスを介してパケットを強制的に再送する場合に IPv4 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)リダイレクト メッセージの送信をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv4 redirects コマンドを使用します。 デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ipv4 redirects
no ipv4 redirects
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルトでは、ICMP リダイレクト メッセージは、インターフェイスでディセーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、ICMP リダイレクト メッセージは、インターフェイスでディセーブルです。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で ICMP IPv4 リダイレクト メッセージの送信をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 redirects
source-route ヘッダー オプションを含む任意の IPv4 データグラムの処理を可能にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv4 source-route コマンドを使用します。 source-route オプションを含むすべての IP データグラムを廃棄するようにソフトウェアを設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 source-route
no ipv4 source-route
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
ソフトウェアは、source-route ヘッダー オプションを含むすべての IPv4 データグラムを廃棄します。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトでは、source-route ヘッダー オプションを含むすべての IPv4 データグラムが廃棄されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、source-route ヘッダー オプションを含むすべての IPv4 データグラムの処理を可能にする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 source-route
明示的な IPv4 アドレスをポイントツーポイント インターフェイスに割り当てることなく、そのインターフェイスでの IPv4 処理をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 unnumbered コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 unnumbered interface-type interface-instance
no ipv4 unnumbered interface-type interface-instance
ポイントツーポイント インターフェイスでの IPv4 処理は、IPv4 アドレスがそのインターフェイスに明示的に割り当てられない限りディセーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
動的なテンプレート コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 4.2.0 |
このコマンドは、BNG の動的なテンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされていました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
動的なテンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。
unnumbered インターフェイスがパケットを生成する場合(たとえば、ルーティング アップデートのため)、必ず、IPv4 パケットの送信元アドレスとして指定されているインターフェイスのアドレスが使用されます。 また、unnumbered インターフェイスを介してアップデートを送信するルーティング プロセスを判別する場合、指定されたインターフェイスの IPv4 アドレスが使用されます。 制約事項は次のとおりです。
interface-type および interface-number 引数で指定されたインターフェイスは、イネーブルにされている必要があります(show interfaces コマンド出力に「up」と表示)。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ネットワーク |
読み取り、書き込み |
config-services |
読み取り、書き込み |
次の例では、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 に、ループバック インターフェイス アドレス 5 が割り当てられます。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface loopback 5 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 address 192.168.6.6 255.255.255.0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered loopback 5
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp p1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 unnumbered Bundle-Ether100.10
IPv4 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)到達不能メッセージの生成をディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv4 unreachables disable コマンドを使用します。 ICMP 到達不能メッセージの生成を再びイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 unreachables disable
no ipv4 unreachables disable
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
IPv4 ICMP 到達不能メッセージが生成されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
動的なテンプレート コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.2.0 |
このコマンドは、BNG の動的なテンプレート コンフィギュレーション モードでサポートされていました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ソフトウェアが、それ自体を宛先とした、認識しないプロトコルを使用する非ブロードキャスト パケットを受信した場合、その送信元に ICMP プロトコル到達不能メッセージを送信します。
宛先アドレスまでのルートが不明なため最終的な宛先に配信できないデータグラムを受信した場合、ソフトウェアはそのデータグラムの発信者に ICMP ホスト到達不能メッセージで応答します。
このコマンドは、多くの ICMP 到達不能メッセージに影響を与えます。
動的なテンプレート コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで dynamic-template コマンドを実行します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
config-services |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で ICMP 到達不能メッセージの生成をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unreachables disable
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# dynamic-template type ppp foo RP/0/RSP0/CPU0:router(config-dynamic-template-type)# ipv4 unreachables disable
管理イーサネット インターフェイスのネットワークの IPv4 仮想アドレスを定義するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv4 virtual interface コマンドを使用します。設定から IPv4 仮想アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv4 virtual address { [ vrf vrf-name ] ipv4-address /mask | use-as-src-addr }
no ipv4 virtual address { [ vrf vrf-name ] ipv4-address /mask | use-as-src-addr }
vrf vrf-name |
(任意)管理インターフェイスの VPN ルーティングおよび転送(VRF)に基づいた仮想アドレスを設定します。vrf-name 引数は、VRF の名前を指定します。 |
ipv4 address |
設定されない仮想 IPv4 アドレスおよびマスク。 |
mask |
関連する IP サブネットのマスク。 ネットワーク マスクは、次のいずれかの方法で指定できます。 |
use-as-src-addr |
送信されたパケットのデフォルト SRC アドレスとして使用される仮想アドレスをイネーブルにします。 |
IPv4 仮想アドレスは設定に定義されません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IPv4 仮想アドレスを設定すると、管理ネットワークで単一の仮想アドレスからルータにアクセスできるようになります。 IPv4 仮想アドレスは、ルート プロセッサ(RP)フェールオーバー状況間で維持されます。
IPv4 仮想アドレスを設定すると、アクティブな RP を事前に認識せずに、単一アドレスからデュアル RP ルータにアクセスできるようになります。 IPv4 仮想アドレスは、RP フェールオーバー間で維持されます。 このようにするには、仮想 IPv4 アドレスが、両方の RP の管理イーサネット インターフェイスで共通 IPv4 サブネットを共有する必要があります。
vrf キーワードで ipv4 virtual address コマンドをディセーブルにした場合、仮想 IP アドレスは、対応する VRF または VRF が指定されていない場合はデフォルト VRF で未設定になります。 この結果、VRF テーブルおよび ARP キャッシュの仮想 IP アドレスのエントリが削除されます。
デフォルト VRF は、VRF が指定されていない場合に選択されます。 仮想 IP アドレスは、デフォルト VRF に接続される管理インターフェイスでアクティブです。
use-as-src-addr キーワードによって、管理アプリケーション用の送信元インターフェイス(つまり、更新送信元)としてループバック インターフェイスを設定する必要がなくなります。 更新送信元が設定されていない場合、管理アプリケーションによって転送プロセス(TCP、UDP、raw_ip)による適切な送信元アドレスの選択が許可されます。 また、転送プロセスはこのために FIB を参照します。 管理イーサネット IP アドレスが送信元アドレスとして指定されており、use-as-src-addr keyword が設定されている場合、転送プロセスは、関連する仮想 IP アドレスで管理イーサネット IP アドレスを置き換えます。 この機能は、RP スイッチオーバー全体で動作します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、IPv4 仮想アドレスを定義する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 virtual address 10.3.32.154/8
次に、VRF に基づいて管理インターフェイスの仮想 IP アドレスを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv4 virtual address vrf ppp 10.26.3.4/16
インターフェイスに IPv6 アドレスを設定し、アドレスの下位 64 ビットで EUI-64 インターフェイス ID を使用してインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 address コマンドを使用します。 インターフェイスからアドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 address ipv6-prefix /prefix-length [eui-64] [ route-tag route-tag value ]
no ipv6 address ipv6-prefix /prefix-length [eui-64] [ route-tag route-tag value ]
ipv6-prefix |
インターフェイスに割り当てられた IPv6 ネットワーク。 この引数は、RFC 2373 に記載されている形式にする必要があります。コロン区切りの 16 ビット値を使用して、アドレスを 16 進数で指定します。 |
/ prefix-length |
IPv6 プレフィックスの長さ。 これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。 10 進数値の前にスラッシュ記号(/)を付ける必要があります。 |
eui-64 |
(任意)IPv6 アドレスの下位 64 ビットのインターフェイス ID を指定します。 |
route-tag |
(任意)設定されたアドレスに関連付けられるルート タグがあることを指定します。 |
route-tag value |
(任意)ルート タグの値。 範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
IPv6 アドレスはインターフェイスに定義されません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
/prefix-length 引数に指定される値が、64 ビットを超える場合、プレフィックス ビットは、インターフェイス ID より優先されます。
引数を指定せずに no ipv6 address コマンドを使用すると、手動で設定したすべての IPv6 アドレスがインターフェイスから削除されます。
Cisco IOS XR ソフトウェアは、その IPv6 アドレスのいずれかを使用する別のホストを検出すると、コンソールにエラー メッセージを表示します。
route-tag 機能はすべての IPv6 アドレスにタグを付加します。 タグは、Address Repository Manager(RPM)への管理エージェント(MA)からルーティング プロトコルに伝播されるため、RPL スクリプトによってルート タグを確認して、接続されたルートの再配布を制御するユーザをイネーブルにします。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、IPv6 アドレス 2001:0DB8:0:1::/64 を GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 に割り当て、アドレスの下位 64 ビットの EUI-64 インターフェイス ID を指定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 address 2001:0DB8:0:1::/64 eui-64
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイスの IPv6 リンクローカル アドレスを設定し、そのインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
インターフェイスの IPv6 リンクローカル アドレスを設定し、そのインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 address link-local コマンドを使用します。 このコマンドで指定される ipv6-address 値は、インターフェイスに自動的に生成されるリンクローカル アドレスより優先されます。 インターフェイスからアドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 address ipv6-address link-local [ route-tag route-tag value ]
no ipv6 address ipv6-address link-local [ route-tag route-tag value ]
ipv6-address |
インターフェイスに割り当てられた IPv6 アドレス。 この引数は、RFC 2373 に記載されている形式にする必要があります。コロン区切りの 16 ビット値を使用して、アドレスを 16 進数で指定します。 |
link-local |
リンクローカル アドレスを指定します。 このコマンドで指定される ipv6-address 値は、インターフェイスに自動的に生成されるリンクローカル アドレスより優先されます。 |
route-tag |
(任意)設定されたアドレスに関連付けられるルート タグがあることを指定します。 |
route-tag value |
(任意)ルート タグ値を表示します。 範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
IPv6 アドレスはインターフェイスに定義されません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
Cisco IOS XR ソフトウェアは、その IPv6 アドレスのいずれかを使用する別のホストを検出すると、コンソールにエラー メッセージを表示します。
IPv6 処理がインターフェイスでイネーブルにされていて、通常、IPv6 アドレスがインターフェイスで設定されている場合、インターフェイスのリンクローカル アドレスが自動的に生成されます。 インターフェイスで使用されるリンクローカル アドレスを手動で指定するには、ipv6 address link-local コマンドを使用します。
連続する 16 ビット値がゼロとして指定されている場合は、2 つのコロンを ipv6-address 引数の一部として使用できます。 インターフェイスごとに複数の IPv6 アドレスを設定できますが、設定できるリンクローカル アドレスは 1 つだけです。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、FE80::260:3EFF:FE11:6770 を GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 のリンクローカル アドレスとして割り当てる例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 address FE80::260:3EFF:FE11:6770 link-local
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 アドレスを設定して、そのアドレスの下位 64 ビットの EUI-64 インターフェイス ID を使用して、インターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
アセンブリ キューで許可されているパケットの最大数を設定するか、またはタイムアウトまでにアセンブリ キューが保持する秒数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 assembler コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 assembler { max-packets value | timeout seconds}
no ipv6 assembler { max-packets value | timeout seconds}
max-packets | アセンブリ キューで許可されるパケットの最大数。 |
timeout | タイムアウトの前にアセンブリ キューが保持する秒数。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.2.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID | 操作 |
---|---|
ipv6 | 読み取り、書き込み |
次に、アセンブリ キューで許可されるパケットの最大数を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 assembler max-packets 100
コマンド |
説明 |
---|---|
アセンブリ キューで許可されるパケットの最大数を設定します。 |
|
アセンブリ キューで許可されるパケットの最大数を設定します。 |
IP Address Repository Manager(IPARM)競合解決をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 conflict-policy コマンドを使用します。 IPARM 競合解決をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 conflict-policy { highest-ip | longest-prefix | static }
no ipv6 conflict-policy { highest-ip | longest-prefix | static }
highest-ip |
競合セットの最も高い IP アドレスを保持します。 |
longest-prefix |
競合セットの最長プレフィックス マッチを保持します。 |
static |
新しいアドレス設定で稼動する既存のインターフェイスを保持します。 |
競合ポリシーが設定されていない場合、最も低いラック/スロットがデフォルトです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
ip-services |
読み取り、書き込み |
次に、競合解決の最長プレフィックス ポリシーをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 conflict-policy longest-prefix
明示的な IPv6 アドレスが設定されていないインターフェイス上で IPv6 処理をイネーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv6 enable コマンドを使用します。 明示的な IPv6 アドレスでまだ設定されていないインターフェイスで IPv6 処理をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 enable
no ipv6 enable
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
IPv6 はディセーブルです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ipv6 enable コマンドは、インターフェイスの IPv6 リンクローカル ユニキャスト アドレスを自動的に設定し、そのインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 no ipv6 enable コマンドを使用しても、明示的な IPv6 アドレスが設定されているインターフェイスでの IPv6 処理はディセーブルになりません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 での IPv6 処理をイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 enable
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 アドレスを設定して、そのアドレスの下位 64 ビットの EUI-64 インターフェイス ID を使用して、インターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 |
|
インターフェイスの IPv6 リンクローカル アドレスを設定し、そのインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
ルータにより発信されるルータ アドバタイズメントおよびすべての IPv6 パケットで使用されるホップの最大数を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 hop-limit コマンドを使用します。 ホップ制限をそのデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 hop-limit hops
no ipv6 hop-limit hops
hops |
ホップの最大数。 範囲は 1 ~ 255 です。 |
hops:64 ホップ
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、ルータから発信されるルータ アドバタイズメントおよびすべての IPv6 パケットの最大数を 15 ホップに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 hop-limit 15
すべてのノードの IPv6 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)エラー メッセージの間隔およびバケット サイズを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 icmp error-interval コマンドを使用します。 間隔をそのデフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 icmp error-interval milliseconds [bucketsize]
no ipv6 icmp error-interval
milliseconds |
バケットに保存されるトークンの間隔(ミリ秒)。 範囲は 0 ~ 2147483647 です。 |
bucketsize |
(任意)バケットに保存されるトークンの最大数。 許容範囲は 1 ~ 200 です。デフォルトは 10 トークンです。 |
デフォルトでは、ICMP レート制限はイネーブルです。 ICMP レート制限をディセーブルにするには、間隔をゼロに設定します。
milliseconds:100 ミリ秒
bucketsize:10 トークン
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ipv6 icmp error-interval コマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで使用すると、IPv6 ICMP エラー メッセージが各ノードに送信されるレートを制限できます。 トークン バケット アルゴリズムは、1 件の IPv6 ICMP エラー メッセージを表す 1 つのトークンで使用されます。 トークンは、バケットで許可されているトークンの最大数に達するまで、指定された間隔で、仮想バケットに保存されます。
milliseconds 引数は、トークンがバケットに保存される間隔を指定します。 オプションの bucketsize 引数は、バケットに保存されるトークンの最大数の定義に使用されます。 トークンは、IPv6 ICMP エラー メッセージが送信されるときにバケットから削除されます。つまり、bucketsize 引数が 20 に設定されている場合、20 の IPv6 ICMP エラー メッセージを連続して送信することができます。 トークンのバケットが空になると、新しいトークンがバケットに配置されるまで、IPv6 ICMP エラー メッセージは送信されません。
show ipv6 traffic EXEC コマンドを使用すると、IPv6 ICMP レート制限カウンタを表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次の例は、50 ミリ秒の間隔と 20 トークンのバケット サイズが IPv6 ICMP エラー メッセージに対して設定されていることを示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 icmp error-interval 50 20
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 近隣探索キャッシュ情報を表示します。 |
インターフェイスで送信される IPv6 パケットの最大伝送単位(MTU)サイズを設定するには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv6 mtu コマンドを使用します。 デフォルトの MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 mtu bytes
no ipv6 mtu
bytes |
バイト単位の MTU。 範囲は、IPv6 パケットで 1280 ~ 65535 バイトです。 インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。 |
MTU サイズが、インターフェイスで送信される IPv6 パケットに設定されていない場合、そのインターフェイスは、レイヤ 2 MTU から MTU を取得します。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
IPv6 パケットが、インターフェイスで設定されている MTU を超える場合、パケットの発信元ルータだけがこれをフラグメントできます。
インターフェイスで設定できる最大 MTU サイズは、インターフェイス メディアにより異なります。 レイヤ 2 MTU がレイヤ 3 MTU より小さい場合、Cisco IOS XR ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU にレイヤ 2 MTU 値を使用します。 逆に、レイヤ 3 MTU がレイヤ 2 MTU より小さい場合、ソフトウェアは、レイヤ 3 MTU 値を使用します。 つまり、Cisco IOS XR ソフトウェアは、MTU の 2 つの値のうち小さい方を使用します。
物理メディアのすべてのデバイスは、同じプロトコル MTU を使用しなければなりません。
(注) |
MTU 値を変更すると(mtu インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用)、IPv6 MTU 値に影響を与えます。 現在の IPv6 MTU 値が、MTU 値と同じ場合、MTU 値を変更すると、IPv6 MTU 値は、新しい MTU に合わせて自動的に修正されます。 ただし、この逆の作用はなく、IPv6 MTU 値と変更しても、mtu コマンドの値には影響しません。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 の最大 IPv6 パケット サイズを 1350 バイトに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 mtu 1350
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
インターフェイスのユニキャスト IPv6 アドレスで重複アドレス検出が実行されているときに、そのインターフェイスで送信されるネイバー送信要求メッセージの連続数を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd dad attempts コマンドを使用します。 メッセージ数をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd dad attempts value
no ipv6 nd dad attempts value
value |
ネイバー送信要求メッセージ数。 範囲は 0 ~ 600 です。 値 0 を設定すると、指定されたインターフェイスでの重複アドレス検出処理がディセーブルになります。値 1 を設定すると、追加送信のない単一送信が行われます。 |
1 件のネイバー送信要求メッセージが送信される、ユニキャスト IPv6 アドレスの重複アドレス検出がイネーブルにされています。 デフォルトは 1 メッセージです。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
アドレスがインターフェイスに割り当てられる前に、重複アドレス検出によって、新しいユニキャスト IPv6 アドレスの一意性が確認されます(重複アドレス検出の実行中、新しいアドレスは一時的な状態になります)。 重複アドレス検出では、ネイバー送信要求メッセージを使用して、ユニキャスト IPv6 アドレスの一意性を確認します。
DupAddrDetectTransmits ノード設定変数(『IPv6 Stateless Address Autoconfiguration』の RFC 2462 で指定されています)は、tentative ユニキャスト IPv6 アドレスで重複アドレス検出が実行されているときに、インターフェイスで送信されるネイバー送信要求メッセージの連続数を自動的に判別するときに使用されます。
重複アドレス検出のネイバー送信要求メッセージの送信間隔(重複アドレス検出タイムアウト間隔)は、ネイバー探索に関連する変数 RetransTimer(RFC 2461『Neighbor Discovery for IP Version 6 [IPv6]』で指定されています)により指定されます。この変数は、アドレスが解決されるとき、または隣接の到達可能性がプローブされるときに、ネイバー送信要求メッセージが再隣接に転送される間隔を決定するために使用されます。 これは、アドレス解決およびネイバー到達不能検出中のネイバー送信要求メッセージの間隔を指定するときに使用される管理変数と同じです。 ipv6 nd ns-interval コマンドを使用すると、重複アドレス検出中に送信されるネイバー送信要求メッセージの間隔を設定できます。
重複アドレス検出は、管理上ダウンしているインターフェイスでは停止します。 インターフェイスが管理上ダウンしている間、そのインターフェイスに割り当てられたユニキャスト IPv6 アドレスは保留状態に設定されます。 インターフェイスが管理上アップ状態に戻ると、そのインターフェイスで重複アドレス検出が自動的に再起動されます。
(注) |
管理上アップ状態に戻っているインターフェイスでは、インターフェイス上のすべてのユニキャスト IPv6 アドレスを対象に重複アドレス検出が再起動されます。 インターフェイスのリンクローカル アドレスで重複アドレス検出が実行されている間、他の IPv6 アドレスの状態は仮承諾に設定されたままとなります。 リンクローカル アドレスで重複アドレス検出が完了すると、残りの IPv6 アドレスで重複アドレス検出が実行されます。 |
重複アドレス検出が、重複アドレスを確認すると、アドレスの状態は、duplicate に設定され、そのアドレスは使用されなくなります。 重複アドレスがインターフェイスのリンクローカル アドレスの場合は、そのインターフェイス上で IPv6 パケットの処理がディセーブルになり、次のようなエラー メッセージが発行されます。
ipv6_nd[145]: %IPV6_ND-3-ADDRESS_DUPLICATE : Duplicate address 111::1 has been detected
重複アドレスがインターフェイスのグローバル アドレスである場合、そのアドレスは使用されず、次のようなエラー メッセージが発行されます。
%IPV6-4-DUPLICATE: Duplicate address 3000::4 on gigabitethernet0
重複アドレスに関連付けられているすべてのコンフィギュレーション コマンドは、アドレスの状態が duplicate に設定されている間、設定された状態のままになります。
インターフェイスのリンクローカル アドレスが変更された場合、新しいリンクローカル アドレスで重複アドレス検出が実行され、インターフェイスに関連付けられた他のすべての IPv6 アドレスが再生成されます(重複アドレス検出は新規のリンクローカル アドレスでのみ実行されます)。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り |
次に、インターフェイス 0/2/0/1 で送信されるネイバー送信要求メッセージの連続数を 1 に設定し、インターフェイスで設定されているユニキャスト IPv6 アドレスの状態(tentative または duplicate)を表示する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/2/0/1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd dad attempts 1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# Uncommitted changes found, commit them before exiting(yes/no/cancel)? [cancel]:y RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 interface gigabitethernet0 /2/0/0 is Up, line protocol is Up IPv6 is disabled, link-local address unassigned No global unicast address is configured gigabitethernet0 /2/0/1 is Up, line protocol is Up IPv6 is enabled, link-local address is fe80::203:fdff:fe1b:4501 Global unicast address(es): 1:4::1, subnet is 1:4::/64 [DUPLICATE] MTU is 1514 (1500 is available to IPv6) ICMP redirects are disabled ND DAD is enabled, number of DAD attempts 1 ND reachable time is 0 milliseconds ND advertised retransmit interval is 0 milliseconds ND router advertisements are sent every 200 seconds ND router advertisements live for 1800 seconds Hosts use stateless autoconfig for addresses. gigabitethernet0 /2/0/2 is Shutdown, line protocol is Down IPv6 is enabled, link-local address is fe80::200:11ff:fe11:1111 [TENTATIVE] Global unicast address(es): 111::2, subnet is 111::/64 [TENTATIVE] MTU is 1514 (1500 is available to IPv6) ICMP redirects are enabled ND DAD is enabled, number of DAD attempts 1 ND reachable time is 0 milliseconds ND advertised retransmit interval is 0 milliseconds ND router advertisements are sent every 200 seconds ND router advertisements live for 1800 seconds Hosts use stateless autoconfig for addresses.
コマンド |
説明 |
---|---|
インターフェイスで IPv6 ネイバー送信要求メッセージが送信される時間間隔を設定します。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
IPv6 ルータ アドバタイズメントの managed address configuration フラグを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd managed-config-flag コマンドを使用します。 IPv6 ルータ アドバタイズメントからこのフラグをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd managed-config-flag
no ipv6 nd managed-config-flag
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
managed address configuration フラグは、IPv6 ルータ アドバタイズメントで設定されていません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
managed address configuration フラグを IPv6 ルータ アドバタイズメントで設定すると、アドレスの取得にステートフル オートコンフィギュレーションを使用するかどうかを、接続ホストに示すことができます。 このフラグが設定されている場合、接続ホストは、アドレスの取得にステートフル オートコンフィギュレーションを使用します。 このフラグが設定されていない場合、接続ホストは、アドレスの取得にステートフル オートコンフィギュレーションを使用しません。
ホストは、ステートフルおよびステートレス オートコンフィギュレーションを同時に使用できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で IPv6 ルータ アドバタイズメントに managed address configuration フラグを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd managed-config-flag
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
インターフェイスでの IPv6 ネイバー送信要求メッセージの再送信間隔を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd ns-interval コマンドを使用します。 デフォルトの間隔に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd ns-interval milliseconds
no ipv6 nd ns-interval
milliseconds |
IPv6 ネイバー送信要求メッセージの再送信間隔(ミリ秒)。 範囲は 1000 ~ 3600000 です。 |
0 ミリ秒(未指定)の場合、ルータ アドバタイズメントでアドバタイズされます。値 1000 は、ルータ自体のネイバー探索アクティビティに使用されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
この値は、このインターフェイスから送信されるすべての IPv6 ルータ アドバタイズメントに含まれます。 通常の IPv6 操作には、短すぎる間隔はお勧めできません。 デフォルト以外の値が設定されている場合、設定時間は、ルータ自体により、アドバタイズおよび使用されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 の IPv6 ネイバー送信要求メッセージの送信間隔を 9000 ミリ秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd ns-interval 9000
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
IPv6 ルータ アドバタイズメントの other stateful configuration フラグを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd other-config-flag コマンドを使用します。 IPv6 ルータ アドバタイズメントからこのフラグをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd other-config-flag
no ipv6 nd other-config-flag
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
other stateful configuration フラグは、IPv6 ルータ アドバタイズメントで設定されていません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
other stateful configuration フラグを IPv6 ルータ アドバタイズメントで設定すると、アドレス以外のオートコンフィギュレーション情報を取得できるかどうかを、接続ホストに示すことができます。 このフラグが設定されている場合、接続ホストは、その他(アドレス以外)の情報の取得にステートフル オートコンフィギュレーションを使用します。
(注) |
ipv6 nd managed-config-flag コマンドを使用するときに、managed address configuration フラグが設定された場合、接続ホストは、other stateful configuration フラグの設定に関係なく、その他(アドレス以外)の情報の取得に、ステートフル オートコンフィギュレーションを使用します。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 で IPv6 ルータ アドバタイズメントに「other stateful configuration」フラグを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd other-config-flag
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 ルータ アドバタイズメントに、managed address configuration フラグを設定します。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
IPv6 プレフィックスが IPv6 ルータ アドバタイズメントでどのようにアドバタイズされるかを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd prefix コマンドを使用します。 デフォルトのパラメータ値でプレフィックスをアドバタイズするには、このコマンドの no 形式を使用します。 プレフィックス(1 つ以上)がアドバタイズされないようにするには、no- adv キーワードを使用します。
ipv6 nd prefix { ipv6prefix /prefix- length | default [ valid-lifetime | at | infinite | no-adv | no-autoconfig | off-link ] }
no ipv6 nd prefix { ipv6prefix prefix- length | default [ valid-lifetime | at | infinite | no-adv | no-autoconfig | off-link ] }
ipv6-prefix |
ルータ アドバタイズメントに含まれる IPv6 ネットワーク番号。 このキーワードは、コロンの間で 16 ビット値を使用する 16 進数でアドレスが指定される、RFC 2373 で定義された形式でなければなりません。 |
/prefix-length |
IPv6 プレフィックスの長さ。 これは、プレフィックス(アドレスのネットワーク部)を構成するアドレスの上位隣接ビット数を示す 10 進数値です。 10 進数値の前にスラッシュ記号(/)を付ける必要があります。 |
default |
(任意)すべてのプレフィックスを指定します。 |
valid-lifetime |
(任意)指定された IPv6 プレフィックスが有効なものとしてアドバタイズされる時間(秒)。 値の範囲は 0 ~ 4294967295 秒です。 |
at |
(任意)有効期間および推奨期間が無効になる日時。 プレフィックスは、この指定された日付と時刻に達するまで有効です。 日付は、date-valid-expire month-valid-expire hh:mm-valid-expire date-prefer-expire month-prefer-expire hh:mm-prefer-expire 形式で表現されます。 |
infinite |
(任意)有効なライフタイムが期限切れになりません。 |
no-adv |
(任意)プレフィックスはアドバタイズされません。 |
no-autoconfig |
(任意)ローカル リンク上のホストでは、指定されたプレフィックスが IPv6 自動設定に使用できないことを示します。 |
off-link |
(任意)指定されたプレフィックスがリンクに割り当てられることを示します。 指定されたプレフィックスを含むそのようなアドレスにトラフィックを送信するノードは、宛先がリンク上でローカルに到達可能であると見なします。 このプレフィックスは、onlink 決定では使用されません。 |
IPv6 ルータ アドバタイズメントを発信するインターフェイスに設定されているすべてのプレフィックスが、有効ライフタイム 2592000 秒(30 日)および優先ライフタイム 604800 秒(7 日)でアドバタイズされます。どちらのライフタイムにも「onlink」フラグと「autoconfig」フラグが設定されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドを使用すると、プレフィックスをアドバタイズするかどうかなど、プレフィックスごとに個々のパラメータを制御できます。
プレフィックスがアドバタイズされる方法を制御するには、ipv6 nd prefix コマンドを使用します。 デフォルトでは、ipv6 address コマンドを使用してインターフェイスでアドレスとして設定されたプレフィックスは、デフォルト値でアドバタイズされます。 ipv6 nd prefix コマンドを使用して、アドバタイズメントのプレフィックスを設定した場合、指定したプレフィックスだけが、設定した値でアドバタイズされます。他のすべてのプレフィックスは、デフォルト値でアドバイタズされます。
デフォルト キーワードは、すべてのプレフィックスのデフォルト パラメータを設定するときに使用できます。
プレフィックスの有効期限を指定するための日付を設定できます。 有効な推奨ライフタイムは、リアルタイムでカウントダウンされます。 失効日に達すると、プレフィックスはアドバタイズされなくなります。
onlink が「on」(デフォルト)である場合、指定されたプレフィックスがそのリンクに割り当てられます。 指定されたプレフィックスを含むそのようなアドレスにトラフィックを送信するノードは、宛先がリンク上でローカルに到達可能であると見なします。
autoconfig が「on」(デフォルト)である場合、ローカル リンク上のホストに対して、指定されたプレフィックスが IPv6 自動設定に使用できることを示します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、有効期間 1000 秒、推奨期間 900 秒で、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/0/0 から送信されるルータ アドバタイズメントに IPv6 プレフィックス 2001:0DB8::/35 を含める例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd prefix 2001:0DB8::/35 1000 900
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 アドレスを設定して、そのアドレスの下位 64 ビットの EUI-64 インターフェイス ID を使用して、インターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 |
|
インターフェイスの IPv6 リンクローカル アドレスを設定し、そのインターフェイスでの IPv6 処理をイネーブルにします。 |
|
IPv6 ルータ アドバタイズメントに、managed address configuration フラグを設定します。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメント転送の間隔を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd ra-interval コマンドを使用します。 デフォルトの間隔に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd ra-interval seconds
no ipv6 nd ra-interval
seconds |
IPv6 ルータ アドバタイズメント送信間の間隔(秒) |
seconds :200 秒
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ipv6 nd ra-lifetime コマンドを使用してルータがデフォルト ルータとして設定されている場合、送信間隔は、IPv6 ルータ アドバタイズメント有効期間以下でなければなりません。 他の IPv6 ノードとの同期を防止するには、実際に使用される値を指定値の 20 % 以内でランダムに調整します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 での IPv6 ルータ アドバタイズメント間隔を 201 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd ra-interval 201
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 ルータ アドバタイズメントのライフタイムを設定します。 |
|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
インターフェイスの IPv6 ルータ アドバタイズメントのルータ有効期間の値を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd ra-lifetime コマンドを使用します。 デフォルトの有効期間に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd ra-lifetime seconds
no ipv6 nd ra-lifetime
seconds |
このインターフェイスでのデフォルト ルータとしてのルータの有効期間(秒) |
seconds:1800 秒
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ルータの有効期間の値は、このインターフェイスから送信されるすべての IPv6 ルータ アドバタイズメントに含まれます。 この値は、このインターフェイスでのデフォルト ルータとしてルータの有用性を示します。 値を 0 に設定すると、ルータは、このインターフェイスでデフォルト ルータとは見なされません。 ルータがこのインターフェイスでデフォルト ルータと見なされるようにするには、ルータの有効期間の値にゼロ以外の値を設定します。 ルータの有効期間の値として設定するゼロ以外の値は、ルータ アドバタイズメント間隔以上でなければなりません。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 での IPv6 ルータ アドバタイズメント有効期間を 1801 秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd ra-lifetime 1801
コマンド |
説明 |
---|---|
ipv6 nd ra-lifetime |
インターフェイスで IPv6 ルータ アドバタイズメント メッセージが送信される時間間隔を設定します。 |
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
いくつかの到達可能性確認イベントが発生した後でリモート IPv6 ノードが到達可能と見なされる時間を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd reachable-time コマンドを使用します。 デフォルトの時間に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd reachable-time milliseconds
no ipv6 nd reachable-time
milliseconds |
リモート IPv6 ノードが到達可能と見なされる時間(ミリ秒)。 範囲は 0 ~ 3600000 です。 |
0 ミリ秒(未指定)の場合、ルータ アドバタイズメントでアドバタイズされます。値 30000(30 秒)は、ルータ自体のネイバー探索アクティビティに使用されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
設定時間により、ルータは、利用不可隣接を検出できます。 設定時間を短くすると、ルータは、より速く利用不可隣接を検出できます。ただし、設定時間を短くすると、すべての IPv6 ネットワーク デバイスで消費される IPv6 ネットワーク帯域幅および処理リソースが多くなります。 通常の IPv6 の運用では、あまり短い時間設定は推奨できません。
設定時間は、インターフェイスから送信されるすべてのルータ アドバタイズメントに含まれるため、同じリンクのノードは同じ時間値を共有します。 値に 0 を設定すると、設定時間がこのルータで指定されていないことを示します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 の IPv6 到達可能時間を 1,700,000 ミリ秒に設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd reachable-time 1700000
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)リダイレクト メッセージを送信するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd redirects コマンドを使用します。 システム デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd redirects
no ipv6 nd redirects
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルト値は、disabled です。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 3.9.0 |
変更なし。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/2/0/2 で IPv6 nd ダイレクト ブロードキャストをリダイレクトする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/2/0/2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd redirects
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
stale 状態の隣接エントリの有効期間を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 nd scavenge-timeout コマンドを使用します。 この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd scavenge-timeout seconds
no ipv6 nd scavenge-timeout seconds
seconds |
RA の有効期間(秒単位)。 範囲は 0 ~ 43200 です。 |
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
隣接エントリの廃棄タイマーの有効期間が切れると、そのエントリはクリアされます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、隣接エントリの有効期間を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 nd scavenge-timeout 3000
LAN インターフェイスでの IPv6 ルータ アドバタイズメント送信をディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 nd suppress-ra コマンドを使用します。 LAN インターフェイスで IPv6 ルータ アドバタイズメントの送信を再びイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 nd suppress-ra
no ipv6 nd suppress-ra
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
IPv6 ルータ アドバタイズメントは、IPv6 ユニキャスト ルーティングが他のタイプのインターフェイスでイネーブルになっている、そのインターフェイスで自動的に送信されます。 IPv6 ルータ アドバタイズメントは、他のタイプのインターフェイスで送信されません。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
no ipv6 nd suppress-ra コマンドを使用すると、LAN 以外のインターフェイス タイプ(たとえば、シリアルまたはトンネル インターフェイス)での IPv6 ルータ アドバタイズメント送信をイネーブルにできます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/1/1/0 での IPv6 ルータ アドバタイズメントをディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/1/1/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 nd suppress-ra
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
IPv6 ネイバー探索キャッシュにスタティック エントリを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 neighbor コマンドを使用します。 IPv6 近隣探索キャッシュからスタティック IPv6 エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 neighbor ipv6-address interface-type interface-instance hardware-address
no ipv6 neighbor ipv6-address interface-type interface-instance hardware-address
ipv6-address |
ローカル データリンク アドレスに対応する IPv6 アドレス。 この引数は、RFC 2373 に記載されている形式にする必要があります。コロン区切りの 16 ビット値を使用して、アドレスを 16 進数で指定します。 |
||
interface-type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-instance |
次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
hardware-address |
ローカル データリンク アドレス(48 ビット アドレス)。 |
スタティック エントリは、IPv6 ネイバー探索キャッシュに設定されません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ipv6 neighbor コマンドは、arp(グローバル)コマンドに似ています。
指定された IPv6 アドレスのエントリが(IPv6 ネイバー探索プロセスを通して学習された)ネイバー探索キャッシュ内にすでに存在する場合、そのエントリは自動的にスタティック エントリに変換されます。
show ipv6 neighbors コマンドを使用すると、IPv6 近隣探索キャッシュのスタティック エントリを表示できます。 IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリの状態は、reach (reachable) です。このエントリのインターフェイスはアップ状態です。 エントリのインターフェイスがダウン状態の場合、show ipv6 neighbors コマンドを使用しても、このエントリは表示されません。
(注) |
到達可能性検出は、IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリには適用されません。そのため、reach (reachable) 状態の説明は、ダイナミックおよびスタティック キャッシュ エントリで異なります。 ダイナミック キャッシュ エントリの reach (reachable) 状態については、show ipv6 neighbors コマンドを参照してください。 |
clear ipv6 neighbors コマンドは、スタティック エントリを除く、IPv6 近隣探索キャッシュのすべてのエントリを削除します。 no ipv6 neighbor コマンドは、指定されたスタティック エントリをネイバー探索キャッシュから削除します。このコマンドは、IPv6 ネイバー探索プロセスから取得されたダイナミック エントリをキャッシュから削除しません。 no ipv6 enable または no ipv6 unnumbered コマンドを使用してインターフェイスで IPv6 をディセーブルにすると、スタティック エントリを除く、そのインターフェイスで設定されているすべての IPv6 ネイバー探索キャッシュ エントリが削除されます(エントリの状態は reach [reachable] に変わります)。
IPv6 ネイバー探索キャッシュ内のスタティック エントリがネイバー探索プロセスによって変更されることはありません。
(注) |
IPv6 隣接のスタティック エントリは、IPv6 がイネーブルにされている LAN および ATM LAN Emulation インターフェイスだけで設定できます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、イーサネット インターフェイス 0/RSP0 /CPU0 の IPv6 アドレス 2001:0DB8::45A およびリンク層アドレス 0002.7D1A.9472 の隣接で、IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 neighbor 2001:0DB8::45A 0002.7D1A.9472
コマンド |
説明 |
---|---|
スタティック エントリを除く、IPv6 近隣探索キャッシュのすべてのエントリを削除します。 |
|
明示的な IPv6 アドレスで設定されていないインターフェイスでの IPv6 処理をディセーブルにします。 |
|
IPv6 近隣探索キャッシュ情報を表示します。 |
IPv6 タイプ送信元(タイプ 0)ルーティング ヘッダーの処理をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ipv6 source-route コマンドを使用します。 IPv6 拡張ヘッダーの処理をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 source-route
no ipv6 source-route
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
ipv6 source-route コマンドの no バージョンはデフォルトです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.2.0 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
no ipv6 source-route コマンド(デフォルト)は、ホストがルータを使用して送信元ルーティングを実行しないようにします。 ipv6 source-route コマンドが設定され、ルータがタイプ 0 の送信元ルーティング ヘッダーを持つパケットを受信すると、ルータはパケットをドロップし、送信元に IPv6 ICMP エラー メッセージを送信し、適切なデバッグ メッセージをロギングします。
タスク ID | 操作 |
---|---|
network | 読み取り、書き込み |
ipv6 | 読み取り、書き込み |
次に、source-route ヘッダー オプションを含むすべての IPv6 データグラムの処理を可能にする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# ipv6 source-route RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#
コマンド |
説明 |
---|---|
source-route ヘッダー オプションを含むすべての IPv4 データグラムの処理を可能にします。 |
IPv6 インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)到達不能メッセージの生成をディセーブルにするには、適切なコンフィギュレーション モードで ipv6 unreachables disable コマンドを使用します。 ICMP 到達不能メッセージの生成を再びイネーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ipv6 unreachables disable
no ipv6 unreachables disable
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
IPv6 ICMP 到達不能メッセージが生成されます。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ソフトウェアが、それ自体を宛先とした、認識しないプロトコルを使用する非ブロードキャスト パケットを受信した場合、その送信元に ICMP プロトコル到達不能メッセージを送信します。
宛先アドレスまでのルートが不明なため最終的な宛先に配信できないデータグラムを受信した場合、ソフトウェアはそのデータグラムの発信者に ICMP ホスト到達不能メッセージで応答します。
このコマンドは、多くの ICMP 到達不能メッセージに影響を与えます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、GigabitEthernet インターフェイス 0/6/0/0 で ICMP 到達不能メッセージの生成をディセーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface gigabitethernet 0/6/0/0 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv6 unreachables disable
ピア接続時に割り当てられる IP アドレスの 1 つ以上のローカル アドレス プールを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで local pool コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
local pool [ipv4] [ vrf vrf_name ] { poolname | default } first-ip-address [last-ip-address]
no local pool [ ipv4 ] [ vrf vrf_name ] { poolname | default } first-ip-address [last-ip-address]
vrf |
VRF の名前が指定されることを示します。 このパラメータが指定されない場合、デフォルトの VRF が割り当てられます。 |
vrf_name |
プールのアドレスが属する VRF の名前を指定します。 名前が指定されない場合、デフォルトの VRF が使用されます。 |
default |
他のプールが指定されていない場合に使用されるデフォルトのローカル IPv4 アドレス プールを作成します。 |
poolname |
ローカル IPv4 アドレス プールの名前を指定します。 |
first-ip-address |
IPv4 アドレス範囲の最初のアドレスを指定します。 high-IP-address が指定されない場合、アドレス範囲は、1 つだけのアドレスと見なされます。 |
last-ip-address |
(任意)IPv4 アドレス範囲の最後のアドレスを指定します。 high-IP-address が指定されない場合、アドレス範囲は、1 つだけのアドレスと見なされます。 |
VRF が指定されない場合、特殊なデフォルト プール。 デフォルトでは、この機能はディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドを使用すると、ピア接続時の IP アドレスの割り当てに使用されるローカル アドレス プールを作成できます。 また、既存のプールの IP アドレスの範囲を追加することもできます。 プールの名前が指定されていない場合、「default」という名前のプールが使用されます。
オプションの vrf キーワードおよび関連する vrf name を使用すると、指定した VRF で IPv4 アドレス プールを割り当てることができます。 vrf キーワードを使用せずに作成された IPv4 はすべて、自動的にデフォルトの VRF のメンバになります。 IPv4 アドレス プール名に割り当てることができる VRF は 1 つだけです。 それ以降、プール グループ内で、同じプール名を使用する場合、これは、そのプールの拡張として扱われます。また、既存のローカル IPv4 アドレス プール名を別の VRF に関連付けようとしても拒否されます。 そのため、プール名を使用すると、毎回、関連する VRF を暗黙的に選択したことになります。
(注) |
重複アドレスが誤って生成されるリスクを軽減するため、デフォルト プールの作成は、デフォルトの VRF だけで許可されます。 |
VRF 内のすべての IPv4 アドレス プールは、オーバーラップするアドレスを回避するためにチェックされますが、異なる VRF 間でアドレスがオーバーラップすることはあります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り、書き込み |
ipv6 |
読み取り、書き込み |
network |
読み取り、書き込み |
次に、範囲 172.16.23.0 ~ 172.16.23.255 のすべての IPv4 アドレスを含む「pool2」という名前のローカル IPv4 アドレス プールを作成する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool ipv4 pool2 172.16.23.0 172.16.23.255
次に、IP アドレス 1024 のプールを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#no local pool ipv4 default RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool ipv4 default 10.1.1.0 10.1.4.255
(注) |
ローカル プールを定義する前に、このコマンドの no 形式を使用して、既存のプールを削除しておくことをお勧めします。これは、既存のプール名を指定すると、新しい IPv4 アドレスでそのプールを拡張する要求と見なされるからです。 プール拡張には、このコマンドの no 形式は適用できません。 |
次に、IPv4 アドレスの複数の範囲を 1 つのプールに設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool ipv4 default 10.1.1.0 10.1.9.255 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool ipv4 default 10.2.1.0 10.2.9.255
次に、基本システム グループで 2 つのプール グループおよび IPv4 アドレス プールを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool vrf grp1 ipv4 p1_g1 10.1.1.1 10.1.1.50 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool vrf grp1 ipv4 p2_g1 10.1.1.100 10.1.1.110 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool vrf grp2 ipv4 p1_g2 10.1.1.1 10.1.1.40 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool ipv4 lp1 10.1.1.1 10.1.1.10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool vrf grp1 ipv4 p3_g1 10.1.2.1 10.1.2.30 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool vrf grp2 ipv4 p2_g2 10.1.1.50 10.1.1.70 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#local pool ipv4 lp2 10.1.2.1 10.1.2.10
この例では、次のようになります。
(注) |
IPv4 アドレス 10.1.1.1 は、vrf grp1 および grp2 と、デフォルト vrf でオーバーラップしています。 デフォルト vrf を含む vrf 内ではオーバーラップはありません。 |
次に、VPN および VRF で使用するための IP アドレス プールおよびグループを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool vrf vpn1 ipv4 p1_vpn1 10.1.1.1 10.1.1.50 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool vrf vpn1 ipv4 p2_vpn1 10.1.1.100 10.1.1.110 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool vrf vpn2 ipv4 p1_vpn2 10.1.1.1 10.1.1.40 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool ipv4 lp1 10.1.1.1 10.1.1.10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool vrf vpn1 ipv4 p3_vpn1 10.1.2.1 10.1.2.30 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool vrf vpn2 ipv4 p2_vpn2 10.1.1.50 10.1.1.70 group vpn2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# local pool ipv4 lp2 10.1.2.1 10.1.2.10
(注) |
IPv4 アドレス 10.1.1.1 は、VRF vpn1 および vpn2 と、デフォルト VRF でオーバーラップしています。 VRF 内でのオーバーラップはありません。 |
VPN では、リモート ユーザ データに基づいて正しいプールを選択することで正しい vrf を選択する設定が必要です。 特定の VPN の各ユーザは、その VPN に適切なプールおよび関連する vrf を使用して、アドレス レンジを選択できます。 他の VPN(他の vrf)との間でアドレスが重複していても問題ではありません。これは、VPN のアドレス レンジがその VPN に固有であるからです。 この例では、VRF vpn1 のユーザには、プール p1_vpn1、p2_vpn1 および p3_vpn1 の組み合わせが関連付けられ、そのアドレス レンジからアドレスが割り当てられます。 アドレスは、そのアドレスがそこから割り当てられるプールと同じプールに返されます。
Address Repository Manager(ARM)により識別される IPv4 または IPv6 のアドレス競合情報を表示するには、EXEC モードで show arm conflicts コマンドを使用します。
show arm { ipv4 | ipv6 } [ vrf vrf-name ] conflicts [ address | override | unnumbered ]
ipv4 |
IPv4 アドレス競合を表示します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレス競合を表示します。 |
vrf |
(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。 IPv4 だけで使用できます。 |
vrf-name |
(任意)VRF の名前。 |
address |
(任意)アドレス競合情報を表示します。 |
override |
(任意)アドレス競合上書き情報を表示します。 |
unnumbered |
(任意)unnumbered インターフェイス競合情報を表示します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show arm conflicts コマンドを使用すると、IPv4 または IPv6 アドレス競合に関する情報を表示できます。 アドレス競合情報を使用すると、誤って設定されている IPv4 または IPv6 アドレスを特定できます。
競合情報は、強制的にダウン状態にされているインターフェイス、およびアップ状態にあるインターフェイスに関して表示されます。
任意のオプション キーワードを指定せずに show arm conflicts コマンドを発行すると、address と unnumbered の両方のキーワードから生成される出力が表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show arm ipv4 conflicts コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm ipv4 conflicts
F Forced down
| Down interface & addr Up interface & addr
F Lo2 10.1.1.2/24 Lo1 10.1.1.1/24
Forced down interface Up interface
tu2->tu1 tu1->Lo1
次に、address キーワードを指定した show arm ipv4 conflicts コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm ipv4 conflicts address
F Forced down
| Down interface & addr Up interface & addr
F Lo2 10.1.1.2/24 Lo1 10.1.1.1/24
次に、unnumbered キーワードを指定した show arm ipv4 conflicts コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm ipv4 conflicts unnumbered
Forced down interface Up interface VRF
tu2->tu1 tu1->Lo1
フィールド |
説明 |
---|---|
Forced down |
このコマンドの出力に表示される可能性のある記号を定義する凡例。 |
Down interface & addr |
強制的にダウン状態にされているインターフェイスの名前、タイプ、アドレス。 |
Up interface & addr |
アップ状態にあるインターフェイスのリスト。 |
Forced down interface |
競合していて、強制的にダウン状態にされている unnumbered インターフェイス。 |
Up interface |
競合していて、アップ状態にある unnumbered インターフェイス。 |
Address Repository Manager(ARM)データベースに保存されている IPv4 または IPv6 のアドレス情報を表示するには、EXEC モードで show arm database コマンドを使用します。
show arm { ipv4 | ipv6 } [ vrf {vrf-name} ] database [ interface type interface-path-id | network prefix /length ]
ipv4 |
IPv4 アドレス情報を表示します。 |
||
ipv6 |
IPv6 アドレス情報を表示します。 |
||
vrf |
(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。 |
||
vrf-name |
(任意)VRF の名前。 |
||
interface |
(任意)指定されたインターフェイスで設定されている IPv4 または IPv6 アドレスを表示します。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
network |
(任意)プレフィックスと一致するアドレスを表示します。 |
||
prefix / length |
(任意)ネットワーク プレフィックスおよびマスク。 指定するマスクの前にスラッシュ記号(/)を付ける必要があります。 範囲は 0 ~ 128 です。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show arm database コマンドは、IP ARM データベース情報の表示に使用されます。 データベース情報は、IPv4 または IPv6 アドレス、インターフェイス タイプおよび名前、プロデューサ情報で表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show arm database コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm ipv4 database interface loopback Fri Jul 25 10:54:52.304 PST DST P = Primary, S = Secondary address |U = Unnumbered || Address Interface Producer VRF: default P 172.29.52.75/24 MgmtEth0/RP0/CPU0/0 ipv4_ma 0/RP0/CPU0 100 P 10.2.2.2/32 Loopback0 ipv4_ma 0/RP1/CPU0 P 10.12.24.2/24 Bundle-POS24 ipv4_ma 0/RP1/CPU0 P 10.12.28.2/24 Bundle-Ether28 ipv4_ma 0/RP1/CPU0 P 10.12.29.2/24 Bundle-Ether28.1 ipv4_ma 0/RP1/CPU0 P 10.12.30.2/24 Bundle-Ether28.2 ipv4_ma 0/RP1/CPU0 P 10.12.31.2/24 Bundle-Ether28.3 ipv4_ma 0/RP1/CPU0 P 10 .1 .1 .1 /24 Loopback1ipv4_io 0/0/0P 10.1 .1 .1 /24 Loopback1 ipv4_io 0/0/0 | Address Interface Producer P 10.12.16.2/24 GigabitEthernet0/1/5/0 ipv4_ma 0/1/CPU0 1001 P 10.23.4.2/24 GigabitEthernet0/1/5/1 ipv4_ma 0/1/CPU0 1002 P 10.27.4.2/24 GigabitEthernet0/1/5/2 ipv4_ma 0/1/CPU0 P 10.12.8.2/24 POS0/1/0/1 ipv4_ma 0/1/CPU0 P 10.112.4.2/24 POS0/1/0/2 ipv4_ma 0/1/CPU0 P 10.112.8.2/24 POS0/1/0/3 ipv4_ma 0/1/CPU0 P 10.12.32.2/24 POS0/1/4/2 ipv4_ma 0/1/CPU0 P 10.12.32.2/24 POS0/1/4/3 ipv4_ma 0/1/CPU0 P 172.29.52.28/24 MgmtEth0/4/CPU1/0 ipv4_ma 0/4/CPU1 P 172.29.52.27/24 MgmtEth0/4/CPU0/0 ipv4_ma 0/4/CPU0 P 10.12.20.2/24 GigabitEthernet0/6/5/1 ipv4_ma 0/6/CPU0 P 10.4 .1 .4 /24 gigabitethernet 10/0 ipv4_io 1 10 S 10.4.2.4/24 gigabitethernet 10/0 ipv4_io 1 10 S 10.4.3.4/24 gigabitethernet 10/1 ipv4_io 1 10 P = Primary, S = Secondary address |U = Unnumbered || Address Interface Producer VRF: default P 10.12.12.2/24 POS0/6/0/1 ipv4_ma 0/6/CPU0 P 10.23.8.2/24 POS0/6/4/4 ipv4_ma 0/6/CPU0 P 10.12.4.2/24 POS0/6/4/5 ipv4_ma 0/6/CPU0 P 10.24.4.2/24 POS0/6/4/6 ipv4_ma 0/6/CPU0 P 12 .25 .12 .10 /16 MgmtEth0/RSP0/CPU0/0 ipv4_ma 0/RSP0/CPU0
フィールド |
説明 |
---|---|
Primary |
プライマリ IP アドレス。 |
Secondary |
セカンダリ IP アドレス。 |
Unnumbered Address |
インターフェイスは unnumbered で、表示されるアドレスは、参照されるインターフェイスのアドレスです。 |
Interface |
この IP アドレスを持つインターフェイス。 |
Producer |
IP アドレスを ARM の提供するプロセス。 |
ルータ ID 情報と Address Repository Manager(ARM)の VPN ルーティング/転送テーブル情報を表示するには、EXEC モードで show arm router-ids コマンドを使用します。
show arm [ipv4] router-ids
ipv4 |
(任意)IPv4 ルータ情報を表示します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ipv4 キーワードを指定して show arm router-ids コマンドを使用すると、ルータで選択されたルータ ID 情報を表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show arm router-ids コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm router-ids
Router-ID Interface
10.10.10.10 Loopback0
フィールド |
説明 |
---|---|
Router-ID |
ルータ ID |
Interface |
インターフェイス ID |
Address Repository Manager(ARM)のプロデューサ登録情報を表示するには、EXEC モードで show arm registrations producers コマンドを使用します。
show arm { ipv4 | ipv6 } registrations producers
ipv4 |
IPv4 プロデューサ登録情報を表示します。 |
ipv6 |
IPv6 プロデューサ登録情報を表示します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show arm registrations producers コマンドを使用すると、IP ARM 登録のプロデューサに関する情報を表示できます。 登録情報は、ID で表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show arm registrations producers コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm ipv4 registrations producers
Id Node Producer Id IPC Version Connected?
0 0/0/0 ipv4_io 1.1 Y
4 0/1/0 ipv4_io 1.1 Y
3 0/2/0 ipv4_io 1.1 Y
2 0/4/0 ipv4_io 1.1 Y
1 0/6/0 ipv4_io 1.1 Y
フィールド |
説明 |
---|---|
Id |
IP アドレスのプロデューサを追跡するために IP Address ARM(IP ARM; IP アドレス ARM)により使用される ID。 |
Node |
プロデューサが稼動する物理ノード(RP/LC CPU)。 |
Producer Id |
IP ARM での登録時にプロデューサにより使用されるストリング。 |
IPC Version |
IP ARM との通信のためにプロデューサにより使用される apis のバージョン。 |
Connected? |
プロデューサが接続されているかどうかを示すステータス。 |
IP Address Repository Manager(ARM)のサマリー情報を表示するには、EXEC モードで show arm summary コマンドを使用します。
show arm { ipv4 | ipv6 } summary
ipv4 |
IPv4 サマリー情報を表示します。 |
ipv6 |
IPv6 サマリー情報を表示します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show arm summary コマンドを使用すると、ルータのプロデューサ、アドレス競合、unnumbered インターフェイス競合の数に関するサマリー情報を表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show arm summary コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm ipv4 summary
IPv4 Producers : 5
IPv4 Router id consumers : 7
IPv4 address conflicts : 2
IPv4 unnumbered interface conflicts : 1
フィールド |
説明 |
---|---|
IPv4 Producers |
ルータの IPv4 プロデューサの数 |
IPv4 Router id consumers |
ルータの IPv4 ルータ ID コンシューマの数 |
IPv4 address conflicts |
ルータの IPv4 アドレス競合の数 |
IPv4 unnumbered interface conflicts |
unnumbered インターフェイスの IPv4 競合の数 |
Address Repository Manager(ARM)により識別される VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンス情報のサマリー情報を表示するには、EXEC モードで show arm vrf-summary コマンドを使用します。
show arm { ipv4 | ipv6 } vrf-summary
ipv4 |
IPv4 アドレス情報を表示します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレス情報を表示します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show arm vrf-summary コマンドを使用すると、IPv4 VPN ルーティング/転送インスタンスに関する情報を表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show arm vrf-summary コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show arm vrf-summary
VRF IDs: VRF-Names:
0x60000000 default
0x60000001 vrf1
0x60000002 vrf2
フィールド |
説明 |
---|---|
VRF IDs |
VPN ルーティング/転送(VRF)ID(vrfid)番号。 |
VRF-Names |
VRF に指定される名前 |
コネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)プロトコル統計情報を表示するには、EXEC モードで show clns statistics コマンドを使用します。
show clns statistics
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
このコマンドを使用すると、CLNS 統計情報を表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
isis |
読み取り |
次に、show clns statistics コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show clns statistics
CLNS Statistics:
Last counter clear: 2868 seconds ago
Total number of packets sent: 0
Total number of packets received: 0
Send packets dropped, buffer overflow: 0
Send packets dropped, out of memory: 0
Send packets dropped, other: 0
Receive socket max queue size: 0
Class Overflow/Max Rate Limit/Max
IIH 0/0 0/0
LSP 0/0 0/0
SNP 0/0 0/0
OTHER 0/0 0/0
Total 0 0
フィールド |
説明 |
---|---|
Class |
パケット タイプを示します。 パケット タイプは次のとおりです。 |
Overflow/Max |
ソケット キューのオーバーフローのためにドロップされたパケット数を示します。 この数値は、x/y フォーマットで表示されます。ここで、x は、パケット ドロップの合計数を示し、y は、行の最大ドロップ数を示します。 |
Rate Limit/Max |
レート制限のためにドロップされたパケット数を示します。 この数値は、x/y フォーマットで表示されます。ここで、x は、パケット ドロップの合計数を示し、y は、行の最大ドロップ数を示します。 |
IPv4 に設定されたインターフェイスの使用可能性ステータスを表示するには、EXEC モードで show ipv4 interface コマンドを使用します。
show ipv4 [ vrf vrf-name ] interface [ type interface-path-id | brief | summary ]
vrf |
(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。 |
||
vrf-name |
(任意)VRF の名前。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
brief |
(任意)ルータのインターフェイス、およびそのプロトコルとライン ステートで設定されているプライマリ IPv4 アドレスを表示します。 |
||
summary |
(任意)ルータの割り当て済み、未割り当てまたは unnumbered のインターフェイス数。 |
VRF が指定されない場合、デフォルトの VRF が表示されます。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.2.0 |
このコマンドは、BNG でサポートされていました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show ipv4 interface コマンドの出力は、IPv4 に固有である点を除き、show ipv6 interface コマンドの出力と似ています。
インターフェイスの名前は、名前が VRF インスタンスに属する場合だけ表示されます。 vrf-name が指定されない場合、インターフェイス インスタンスは、インターフェイスがデフォルト VRF に属する場合だけ表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り |
network |
読み取り |
次に、show ipv4 interface コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv4 interface Loopback0 is Up, line protocol is Up Internet address is 10 .0.0.1/8 Secondary address 10.0.0.2 /8 MTU is 1514 (1514 is available to IP) Multicast reserved groups joined: 10.0.0.1 Directed broadcast forwarding is disabled Outgoing access list is not set Inbound access list is not set Proxy ARP is enabled ICMP redirects are always sent ICMP unreachables are always sent gigabitethernet0 /0/0/0 is Up, line protocol is Up Internet address is 10.25.58.1/16 MTU is 1514 (1500 is available to IP) Multicast reserved groups joined: 10 .0.224 .1 Directed broadcast forwarding is disabled Outgoing access list is not set Inbound access list is not set Proxy ARP is enabled ICMP redirects are always sent ICMP unreachables are always sent gigabitethernet0 /0/0/0 is Shutdown, line protocol is Down Vrf is default (vrfid 0x60000000) Internet protocol processing disabled
フィールド |
説明 |
---|---|
Loopback0 is Up |
インターフェイス ハードウェアが使用可能な場合、インターフェイスには「Up」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。 |
line protocol is Up |
インターフェイスが、双方向通信を提供できる場合、回線プロトコルには「UP」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。 |
Internet address |
インターフェイスの IPv4 インターネット アドレスおよびサブネット マスク。 |
Secondary address |
セカンダリ アドレス(設定されている場合)を表示します。 |
MTU |
インターフェイスに設定されている IPv4 MTU 値を表示します。1 |
Multicast reserved groups joined |
このインターフェイスが属するマルチキャスト グループを示します。 |
Directed broadcast forwarding |
ダイレクト ブロードキャスト転送がイネーブルまたはディセーブルかを示します。 |
Outgoing access list |
インターフェイスに発信アクセス リストが設定されているかどうかを示します。 |
Inbound access list |
インターフェイスに着信アクセス リストが設定されているかどうかを示します。 |
Proxy ARP |
インターフェイスでプロキシ ARP がイネーブルまたはディセーブルのいずれになっているかを示します。2 |
ICMP redirects |
ICMPv4 リダイレクトがこのインターフェイスに送信されるかどうかを指定します。3 |
ICMP unreachables |
このインターフェイスで到達不能メッセージが送信されるかどうかを指定します。 |
Internet protocol processing disabled |
インターフェイスで IPv4 アドレスが設定されていないことを示します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 向けに設定されたインターフェイスの使用状況を表示します。 |
IPv4 ローカル プールの詳細を表示するには、EXEC モードで show local pool コマンドを使用します。
show { local | other_pool_types } pool [ vrf vrf_name ] { ipv4 | ipv6 } { default | poolname }
local |
アドレス プールがローカルであることを指定します。 |
vrf |
VRF の名前が指定されることを示します。 このパラメータが指定されない場合、デフォルトの VRF が割り当てられます。 |
vrf_name |
プールのアドレスが属する VRF の名前を指定します。 名前が指定されない場合、デフォルトの VRF が使用されます。 |
default |
他のプールが指定されていない場合に使用されるデフォルトのローカル IPv4 アドレス プールを作成します。 |
poolname |
ローカル IPv4 アドレス プールの名前を指定します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り |
network |
読み取り |
次に、poolname に P1 を指定した show ipv4 local pool の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv4 local pool P1
Pool Begin End FreeInUse
P1 172.30.228.11172.30.228.1660
Available addresses:
172.30.228.11
172.30.228.12
172.30.228.13
172.30.228.14
172.30.228.15
172.30.228.16
Inuse addresses:
None
フィールド |
説明 |
---|---|
Pool |
プールの名前 |
Begin |
このプールで定義されているアドレス範囲の最初の IP アドレス |
End |
このプールで定義されているアドレス範囲の最後の IP アドレス |
Free |
使用できるアドレスの数 |
InUse |
使用されているアドレスの数 |
コマンド |
説明 |
---|---|
ピア接続時に割り当てられる IP アドレスの 1 つ以上のローカル アドレス プールを作成します。 |
IPv4 トラフィックに関する統計情報を表示するには、EXEC モードで show ipv4 traffic コマンドを使用します。
show ipv4 traffic [brief]
brief |
(任意)IPv4 およびインターネット制御メッセージ プロトコル バージョン 4(ICMPv4)トラフィックだけを表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 4.2.0 |
このコマンドは、BNG でサポートされていました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show ipv4 traffic コマンドの出力は、IPv4 に固有である点を除き、show ipv6 traffic コマンドの出力と似ています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv4 |
読み取り |
network |
読み取り |
次に、show ipv4 traffic コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv4 traffic
IP statistics:
Rcvd: 16372 total, 16372 local destination
0 format errors, 0 bad hop count
0 unknown protocol, 0 not a gateway
0 security failures, 0 bad source, 0 bad header
0 with options, 0 bad, 0 unknown
Opts: 0 end, 0 nop, 0 basic security, 0 extended security
0 strict source rt, 0 loose source rt, 0 record rt
0 stream ID, 0 timestamp, 0 alert, 0 cipso
Frags: 0 reassembled, 0 timeouts, 0 couldn't reassemble
0 fragmented, 0 fragment count
Bcast: 0 sent, 0 received
Mcast: 0 sent, 0 received
Drop: 0 encapsulation failed, 0 no route, 0 too big, 0 sanity address check
Sent: 16372 total
ICMP statistics:
Sent: 0 admin unreachable, 0 network unreachable
0 host unreachable, 0 protocol unreachable
0 port unreachable, 0 fragment unreachable
0 time to live exceeded, 0 reassembly ttl exceeded
5 echo request, 0 echo reply
0 mask request, 0 mask reply
0 parameter error, 0 redirects
5 total
Rcvd: 0 admin unreachable, 0 network unreachable
2 host unreachable, 0 protocol unreachable
0 port unreachable, 0 fragment unreachable
0 time to live exceeded, 0 reassembly ttl exceeded
0 echo request, 5 echo reply
0 mask request, 0 mask reply
0 redirect, 0 parameter error
0 source quench, 0 timestamp, 0 timestamp reply
0 router advertisement, 0 router solicitation
7 total, 0 checksum errors, 0 unknown
UDP statistics:
16365 packets input, 16367 packets output
0 checksum errors, 0 no port
0 forwarded broadcasts
TCP statistics:
0 packets input, 0 packets output
0 checksum errors, 0 no port
フィールド |
説明 |
---|---|
bad hop count |
TTL フィールドがゼロに減少されたためパケットが廃棄されるときに発生します。4 |
encapsulation failed |
通常、ルータに ARP 要求エントリがないため、データグラムを送信しなかったことを示します。 |
format errors |
不可能なインターネット ヘッダー長など、パケット フォーマットでの大きな間違いを示します。 |
IP statistics Rcvd total |
ソフトウェア プレーンで受信されるローカル宛先およびその他のパケットの合計数を示します。 ハードウェアで転送または廃棄される IP パケットは考慮されません。 |
no route |
Cisco IOS XR ソフトウェアが送信方法を認識していなかったデータグラムを廃棄するときにカウントされます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 トラフィックに関する統計情報を表示します。 |
IPv6 に設定されたインターフェイスの使用可能性ステータスを表示するには、EXEC モードで show ipv6 interface コマンドを使用します。
show ipv6 [ vrf vrf-name ] interface [ type interface-path-id | brief | summary ]
vrf |
(任意)VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンス情報を表示します。 |
||
vrf-name |
(任意)VRF の名前。 |
||
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
(任意)次のような物理インターフェイスのインスタンスまたは仮想インターフェイスのインスタンスです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
brief |
(任意)ルータ インターフェイス、およびそのプロトコルとライン ステートで設定されているプライマリ IPv6 アドレスを表示します。 |
||
summary |
(任意)ルータの割り当て済み、未割り当てまたは unnumbered のインターフェイス数。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show ipv6 interface コマンドの出力は、IPv6 に固有である点を除き、show ipv4 interface コマンドの出力と似ています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り |
次に、show ipv6 interface コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 interface
GigabitEthernet0/2/0/0 is Up, line protocol is Up, Vrfid is default (0x60000000)
IPv6 is enabled, link-local address is fe80::212:daff:fe62:c150
Global unicast address(es):
202::1, subnet is 202::/64
Joined group address(es): ff02::1:ff00:1 ff02::1:ff62:c150 ff02::2
ff02::1
MTU is 1514 (1500 is available to IPv6)
ICMP redirects are disabled
ICMP unreachables are enabled
ND DAD is enabled, number of DAD attempts 1
ND reachable time is 0 milliseconds
ND advertised retransmit interval is 0 milliseconds
ND router advertisements are sent every 200 seconds
ND router advertisements live for 1800 seconds
Hosts use stateless autoconfig for addresses.
Outgoing access list is not set
Inbound access list is not set
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
GigabitEthernet0 /3/0/0 is Shutdown, line protocol is Down |
インターフェイス ハードウェアが現在アクティブかどうか(回線信号が存在するかどうか)、およびそれが管理者によりダウン状態にされているかどうかを示します。 インターフェイス ハードウェアが使用可能な場合、インターフェイスには「Up」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。 |
||
line protocol is Up (or down) |
回線プロトコルを扱うソフトウェア プロセスが回線を使用可能と見なしているかどうか(つまり、キープアライブが成功しているかどうか)を示します。 インターフェイスが、双方向通信を提供できる場合、回線プロトコルには「UP」マークが付けられます。インターフェイスが使用可能になるには、インターフェイス ハードウェアと回線プロトコルの両方がアップ状態になければなりません。 |
||
IPv6 is enabled, stalled, disabled (stalled and disabled are not shown in sample output) |
IPv6 がインターフェイスでイネーブル、ストールまたはディセーブルかを示します。 IPv6 がイネーブルの場合、インターフェイスには「enabled」マークが付けられます。重複アドレス検出処理がインターフェイスのリンクローカル アドレスを重複アドレスと識別した場合、IPv6 パケットは、そのインターフェイスでディセーブルであり、インターフェイスには「stalled」マークが付けられます。IPv6 がイネーブルでない場合、インターフェイスには「disabled」マークが付けられます。 |
||
link-local address |
インターフェイスに割り当てられているリンクローカル アドレスを表示します。 |
||
TENTATIVE |
重複アドレス検出に関連するアドレスの状態。 状態は次のいずれかです。
|
||
Global unicast addresses |
インターフェイスに割り当てられているグローバル ユニキャスト アドレスを表示します。 |
||
ICMP redirects |
インターフェイスでのインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)IPv6 リダイレクト メッセージの状態(メッセージの送信かイネーブルかディセーブルか)。 |
||
ND DAD |
インターフェイスでの重複アドレス検出の状態(イネーブルまたはディスーブル)。 |
||
number of DAD attempts |
重複アドレス検出が実行されているときに、インターフェイスで送信されるネイバー送信要求メッセージの連続数。 |
||
ND reachable time |
このインターフェイスに割り当てられているネイバー探索到達可能時間(ミリ秒)を表示します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv4 用に設定されたインターフェイスの使用可能性ステータスを表示します。 |
IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報を表示するには、EXEC モードで show ipv6 neighbors コマンドを使用します。
show ipv6 neighbors [ type interface-path-id | location node-id ]
type |
(任意)インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
(任意)次のような物理インターフェイスのインスタンスまたは仮想インターフェイスのインスタンスです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
||
location node-id |
(任意)ノードを指定します。 node-id 引数は、rack/slot/module の形式で入力します。 |
すべての IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報が表示されます。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.3.0 |
このコマンドは、BNG でサポートされていました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
interface-type および interface-number 引数が指定されていない場合、すべての IPv6 隣接のキャッシュ情報が表示されます。 interface-type および interface-number 引数を指定すると、指定してインターフェイスのキャッシュ情報だけが表示されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り |
次に、インターフェイス タイプおよび番号を指定して入力された show ipv6 neighbors コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbors gigabitethernet 0/0/0/0 IPv6 Address Age Link-layer Addr State Interface 2000:0:0:4::2 0 0003.a0d6.141e REACH gigabitethernet2 FE80::203:A0FF:FED6:141E 0 0003.a0d6.141e REACH gigabitethernet2 3001:1::45a - 0002.7d1a.9472 REACH gigabitethernet2
次に、IPv6 アドレスを指定して入力された show ipv6 neighbors コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbors 2000:0:0:4::2 IPv6 Address Age Link-layer Addr State Interface 2000:0:0:4::2 0 0003.a0d6.141e REACH gigabitethernet2
フィールド |
説明 |
||
---|---|---|---|
IPv6 Address |
隣接またはインターフェイスの IPv6 アドレス。 |
||
Age |
アドレスが到達可能と確認されてから経過した時間(分)。 ハイフン(-)はスタティック エントリを示します。 |
||
Link-layer Addr |
MAC アドレス。 アドレスが不明の場合、ハイフン(-)が表示されます。 |
||
State |
隣接キャッシュ エントリの状態。 次に、IPv6 ネイバー探索キャッシュのダイナミック エントリの状態を示します。
次に、IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリの可能な状態を示します。
|
||
Interface |
アドレスに到達可能であったインターフェイス。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリを設定します。 |
|
近隣エントリのサマリー情報を表示します。 |
近隣エントリのサマリー情報を表示するには、EXEC モードで show ipv6 neighbors summary コマンドを使用します。
show ipv6 neighbors summary
このコマンドには、キーワードと引数はありません。
デフォルト値は、disabled です。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り |
次に、近隣エントリのサマリー情報の出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 neighbors summary
Mcast nbr entries:
Subtotal: 0
Static nbr entries:
Subtotal: 0
Dynamic nbr entries:
Subtotal: 0
Total nbr entries: 0
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv6 ネイバー探索キャッシュのスタティック エントリを設定します。 |
|
IPv6 ネイバー探索キャッシュ情報を表示します。 |
IPv6 トラフィックに関する統計情報を表示するには、EXEC モードで show traffic コマンドを使用します。
show ipv6 traffic [brief]
brief |
(任意)IPv6 およびインターネット制御メッセージ プロトコル バージョン 6(ICMPv6)トラフィック統計情報だけを表示します。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show ipv6 traffic コマンドの出力は、IPv6 に固有である点を除き、show ipv4 traffic コマンドの出力と似ています。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ipv6 |
読み取り |
network |
読み取り |
次に、show ipv6 traffic コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show ipv6 traffic
IPv6 statistics:
Rcvd: 0 total, 0 local destination
0 source-routed, 0 truncated
0 format errors, 0 hop count exceeded
0 bad header, 0 unknown option, 0 bad source
0 unknown protocol
0 fragments, 0 total reassembled
0 reassembly timeouts, 0 reassembly failures
0 reassembly max drop
0 sanity address check drops
Sent: 0 generated, 0 forwarded
0 fragmented into 0 fragments, 0 failed
0 no route, 0 too big
Mcast: 0 received, 0 sent
ICMP statistics:
Rcvd: 0 input, 0 checksum errors, 0 too short
0 unknown error type
unreach: 0 routing, 0 admin, 0 neighbor,
0 address, 0 port, 0 unknown
parameter: 0 error, 0 header, 0 option,
0 unknown
0 hopcount expired, 0 reassembly timeout,
0 unknown timeout, 0 too big,
0 echo request, 0 echo reply
Sent: 0 output, 0 rate-limited
unreach: 0 routing, 0 admin, 0 neighbor,
0 address, 0 port, 0 unknown
parameter: 0 error, 0 header, 0 option
0 unknown
0 hopcount expired, 0 reassembly timeout,
0 unknown timeout, 0 too big,
0 echo request, 0 echo reply
Neighbor Discovery ICMP statistics:
Rcvd: 0 router solicit, 0 router advert, 0 redirect
0 neighbor solicit, 0 neighbor advert
Sent: 0 router solicit, 0 router advert, 0 redirect
0 neighbor solicit, 0 neighbor advert
UDP statistics:
0 packets input, 0 checksum errors
0 length errors, 0 no port, 0 dropped
0 packets output
TCP statistics:s
0 packets input, 0 checksum errors, 0 dropped
0 packets output, 0 retransmitted
フィールド |
説明 |
---|---|
Rcvd: |
この項の統計情報は、ルータにより受信されたパケットについての情報です。 |
total |
ソフトウェアにより受信されたパケットの合計数。 |
local destination |
ローカルに送信され、ソフトウェアにより受信されたパケットの合計数。 |
source-routed |
RH でソフトウェアにより参照されるパケット。 |
truncated |
ソフトウェアにより参照される、切り捨てられたパケット。 |
bad header |
通常の HBH、RH、DH または HA でエラーが検出されました。 ソフトウェア限定。 |
unknown option |
IPv6 ヘッダーの不明なオプション タイプ。 |
unknown protocol |
受信されたパケットの IP ヘッダーで指定されているプロトコルが到達不能です。 |
Sent: |
この項の統計情報は、ルータにより送信されたパケットについての情報です。 |
forwarded |
ソフトウェアにより送信されたパケット。 パケットが最初のルックアップで転送できない場合(たとえば、パケットでオプション処理が必要な場合)、ソフトウェアにより転送された場合でも、パケットはこのカウントに含まれません。 |
Mcast: |
マルチキャスト パケット。 |
ICMP statistics: |
インターネット制御メッセージ プロトコルの統計情報。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
IPv4 トラフィックに関する統計情報を表示します。 |
Multicast Port Arbitrator(MPA)クライアントについての情報を表示するには、EXEC モードで show mpa client コマンドを使用します。
show mpa client { consumers | producers }
consumers |
コンシューマのクライアントを表示します。 |
producers |
プロデューサのクライアントを表示します。 |
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show mpa client コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpa client consumers
List of producer clients for ipv4 MPA
Location Protocol Process
0/1/CPU0 255 raw
0/1/CPU0 17 udp
0/4/CPU0 17 udp
0/4/CPU0 255 raw
0/4/CPU1 17 udp
0/4/CPU1 255 raw
0/6/CPU0 17 udp
0/6/CPU0 255 raw
0/RP1/CPU0 17 udp
0/RP1/CPU0 255 raw
Multicast Port Arbitrator(MPA)マルチキャスト グループ情報を表示するには、EXEC モードで show mpa groups コマンドを使用します。
show mpa groups type interface-path-id
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show mpa groups コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpa groups gig 0/1/0/2
Mon Jul 27 04:07:19.802 DST
GigabitEthernet0/1/0/2 :-
224.0.0.1 : includes 0, excludes 1, mode EXCLUDE
<no source filter>
224.0.0.2 : includes 0, excludes 1, mode EXCLUDE
<no source filter>
224.0.0.5 : includes 0, excludes 1, mode EXCLUDE
<no source filter>
224.0.0.6 : includes 0, excludes 1, mode EXCLUDE
<no source filter>
224.0.0.13 : includes 0, excludes 1, mode EXCLUDE
<no source filter>
224.0.0.22 : includes 0, excludes 1, mode EXCLUDE
<no source filter>
IPv4 の Multicast Port Arbitrator(MPA)についての情報を表示するには、EXEC モードで show mpa ipv4 コマンドを使用します。
show mpa ipv4 { client { consumers | producers } | groups type interface-path-id }
client |
(任意)MPA クライアントに関する情報を表示します。 |
||
consumers |
コンシューマのクライアントを表示します。 |
||
producers |
プロデューサのクライアントを表示します。 |
||
groups |
MPA マルチキャスト グループに関する情報を表示します。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show mpa ipv4 コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpa ipv4 client producers
List of producer clients for ipv4 MPA
Location Protocol Process
0/1/CPU0 17 udp
0/1/CPU0 255 raw
0/4/CPU0 17 udp
0/4/CPU0 255 raw
0/4/CPU1 17 udp
0/4/CPU1 255 raw
0/6/CPU0 17 udp
0/6/CPU0 255 raw
0/RP0/CPU0 17 udp
0/RP0/CPU0 255 raw
0/RP1/CPU0 255 raw
0/RP1/CPU0 17 udp
IPv6 の Multicast Port Arbitrator(MPA)についての情報を表示するには、EXEC モードで show mpa ipv6 コマンドを使用します。
show mpa ipv6 { client { consumers | producers } | groups type interface-path-id }
client |
(任意)MPA クライアントに関する情報を表示します。 |
||
consumers |
コンシューマのクライアントを表示します。 |
||
producers |
プロデューサのクライアントを表示します。 |
||
groups |
MPA マルチキャスト グループに関する情報を表示します。 |
||
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用してください。 |
||
interface-path-id |
次に示す、物理インターフェイス インスタンスまたは仮想インターフェイス インスタンスのいずれかです。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り |
次に、show mpa ipv6 コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpa ipv6 client producers
List of producer clients for ipv6 MPA
Location Protocol Process
0/1/CPU0 17 udp
0/1/CPU0 255 raw
0/4/CPU0 255 raw
0/4/CPU0 17 udp
0/4/CPU1 17 udp
0/4/CPU1 255 raw
0/6/CPU0 17 udp
0/6/CPU0 255 raw
0/RP0/CPU0 17 udp
0/RP0/CPU0 255 raw
0/RP1/CPU0 17 udp
0/RP1/CPU0 255 raw
VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスのコンテンツを表示するには、EXEC モードで show vrf コマンドを使用します。
show vrf { all | vrf-name } [detail]
all |
すべての VRF のコンテンツを表示します。 |
vrf-name |
VRF を一意で識別する名前。 |
detail |
(任意)対応する VRF の詳細情報を表示します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
リリース 4.1.1 |
detail キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
network |
読み取り、書き込み |
次に、show vrf コマンドを使用する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show vrf all
VRF RD RT AFI SAFI
vpn_1 not set
import 2:2 IPV4 Unicast
export 2:2 IPV4 Unicast
vpn_2 not set
import 3:3 IPV4 Unicast
export 3:3 IPV4 Unicast
フィールド |
説明 |
---|---|
VRF |
ユーザが割り当てた VRF 名。 |
RD |
各 VRF に関連付けられたルート識別子を表示します。 |
RT |
インポートおよびエクスポート ルート ターゲット拡張コミュニティを表示します。 |
AFI |
IP アドレス ファミリを表示します。 |
SAFI |
VRF トポロジを表示します。 |
次に、show vrf detail コマンドを使用する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show v1 detail
V1; RD not set; VPN ID not set
VRF mode: Big
Description not set
Address family IPV4 Unicast
No import VPN route-target communities
No export VPN route-target communities
No import route policy
No export route policy
Address family IPV6 Unicast
No import VPN route-target communities
No export VPN route-target communities
No import route policy
No export route policy
コマンド |
説明 |
---|---|
ルーティング プロトコルの VRF インスタンスを設定します。 |
ルーティング プロトコルの VPN ルーティング/転送(VRF)インスタンスを設定するには、ルータ コンフィギュレーション モードで vrf コマンドを使用します。 VRF インスタンスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrf vrf-name
no vrf vrf-name
vrf-name |
VRF インスタンスの名前。 all、default、および global を名前に使用できません。 |
(注) |
サポートされる VRF の数はプラットフォームにより異なります。 |
すべてのルーティング プロトコルは、そのルートを VRF のルーティング テーブルに挿入します。
ルータ コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip services |
読み取り、書き込み |
次に、vrf コマンドを使用して VRF を設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# vrf client
VRF インスタンスのアドレス ファミリを設定するには、VRF コンフィギュレーション モードで vrf(address-family)コマンドを使用します。 アドレス ファミリをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrf vrf-name [ address-family { ipv4 | ipv6 } unicast ]
no vrf vrf-name [ address-family { ipv4 | ipv6 } unicast ]
vrf-name |
VRF インスタンスの名前。 |
address-family |
(任意)AFI または SAFI 設定をイネーブルにします。 |
ipv4 |
IPv4 アドレスのアドレス ファミリ設定をイネーブルにします。 |
ipv6 |
IPv6 アドレスのアドレス ファミリ設定をイネーブルにします。 |
unicast |
ユニキャスト トポロジを示します。 |
なし
VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip services |
読み取り、書き込み |
次に、vrf(address-family)コマンドを使用して VRF インスタンスのアドレス ファミリを設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# vrf client RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)# address-family ipv4 unicast RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf-af)#
コマンド |
説明 |
---|---|
ルーティング プロトコルの VRF インスタンスを設定します。 |
設定される VRF インスタンスの簡単な説明を追加するには、VRF コンフィギュレーション モードで vrf(description)コマンドを使用します。 説明を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrf vrf-name [description]
no vrf vrf-name [description]
vrf-name |
VRF インスタンスの名前。 |
description |
(任意)VRF インスタンスの説明を指定します。 |
デフォルトの動作または値はありません。
VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
説明行は最大 244 文字です。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip services |
読み取り、書き込み |
次に、vrf(description)コマンドを使用して VRF インスタンスに説明を挿入する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# vrf v1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)# description client
コマンド |
説明 |
---|---|
ルーティング プロトコルの VRF インスタンスを設定します。 |
特定の VRF のマルチキャストのデフォルト インターフェイスをホスト スタックからパケットを送受信するように設定するには、VRF コンフィギュレーション モードで vrf(mhost)コマンドを使用します。 設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
vrf vrf-name [ mhost { ipv4 | ipv6 } interface ]
no vrf vrf-name [ mhost { ipv4 | ipv6 } interface ]
vrf-name |
VRF インスタンスの名前。 |
mhost |
(任意)マルチキャスト ホスト スタック オプションをイネーブルにします。 |
ipv4 |
IPv4 アドレスを指定します。 |
ipv6 |
IPv6 アドレスを指定します。 |
interface |
デフォルトのマルチキャスト インターフェイスを指定します。 |
なし
VRF コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デフォルトのインターフェイスは、設定されている vrf に属する必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
ip services |
読み取り、書き込み |
次に、vrf(mhost)コマンドを使用して VRF をマルチキャストのデフォルト インターフェイスとして設定する例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# configvrf 101 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)# vrf clientmhost ipv4 default-interface loop101
コマンド |
説明 |
---|---|
ルーティング プロトコルの VRF インスタンスを設定します。 |
VRF の big モードをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで vrf mode コマンドを使用します。 VRF の big モードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
mode big
no mode big
mode big | VRF の mode big は、64 K を超えるプレフィックスの最大規模を設定します。 |
デフォルトでは、VRF の big モードはディセーブルになっています。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更箇所 |
---|---|
リリース 4.1.1 |
このコマンドが導入されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てのためにコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
ルータが VRF の big モードに対して約 16 の VRF ID(デフォルトを含む)を保持します。 既存のコミットされた vrf でのモード変更はお勧めできません。
タスク ID | 操作 |
---|---|
ip-services | 読み取り、書き込み |
次に、big モードをイネーブルにする例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# config RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# vrf v1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)# mode big RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)#
コマンド |
説明 |
---|---|
VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスのコンテンツを表示します。 |