この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
Generalized Multiprotocol Label Switching(GMPLS)ユーザ ネットワーク インターフェイス(UNI)は、光ネットワーク内の 2 台のクライアント(UNI-C)間の回線接続を作成します。 この接続は、UNI-C ノードがルータ ノードであり、UNI-N ノードが光ノードである、UNI クライアント(UNI-C)と UNI ネットワーク(UNI-N)ノード間のシグナリング交換によって実行されます。
リリース |
変更内容 |
---|---|
リリース 4.3.0 |
この機能が導入されました。 |
次に、GMPLS UNI を実装するために必要な前提条件を示します。
GMPLS UNI を実装するには、次の概念を理解する必要があります。
GMPLS NNI の場合、光ネットワーク トポロジが認識されていて、NNI ヘッドでパス計算が実行されます。 GMPLS UNI の場合、光ネットワーク トポロジは UNI-C ノードでは認識されていないため、パス計算は UNI-N ノードで実行されます。
GMPLS オーバーレイ モデル アーキテクチャは、GMPLS 接続の LSP シグナリングに使用されます。 GMPLS UNI では、UNI-C ノードは UNI-N ノードへの接続要求を送信します。 接続要求にはエンドツーエンド パスは含まれません。 これは、前に説明したように、UNI-C ノードで光ネットワークのトポロジが認識されていないため、エンドツーエンド パスを判断できないからです。 UNI-C ノードは、ERO を使用せずに接続要求をシグナリングします。
LSP ダイバーシティは、パス オプションを使用して GMPLS UNI トンネルでシグナリングされます。 「ERO なし」およびオプションの「XRO」属性セットによって、GMPLS UNI トンネルでは、LSP ダイバーシティの要件を指定するためのパス オプションは許可されません。 複数の LSP の除外が attribute-set で設定されている場合は、適切な LSP 接続ダイバーシティのサブオブジェクトとともにパス メッセージに追加できます。
GMPLS UNI では、UNI-C ノードは UNI-N ノードへの接続要求を送信します。 接続要求にはエンドツーエンド パスは含まれません。UNI-C ノードでは光ネットワークのトポロジが認識されていないため、エンドツーエンド パスを判断できないからです。 UNI-C ノードは、ERO を使用せずに接続要求をシグナリングします。
受信したパス メッセージ内に ERO がない場合、UNI-N ノードは、宛先までのルートを計算し、パス メッセージを転送する前に ERO にそのルートを含めます。 ルートが見つからない場合、UNI-N は、24,5 -「No route available toward destination」のエラー コードとサブコードを付けてパス エラー メッセージを返します。
GMPLS LSP の宛先アドレスはテール UNI-C ノードの光ルータ ID、またはテール UNI-C ノードの入力インターフェイスの光アドレスのいずれかです。 ルータ ID を指定すると、UNI-N が接続された任意の UNI-N ノード経由でテール UNI-C ノードへのトンネルをルーティングできるようになります。UNI-C の入力インターフェイス アドレスを指定すると、そのインターフェイスに接続された UNI-N ノードを通るように、トンネルのパスを制限します。
(注) |
光ルータ ID およびインターフェイス アドレスはパケットと同じでも、異なっていても構いません。 |
オプションの XRO Attribute-set は、パス オプションの一部として LSP ダイバーシティの要件を特定するように、指定することができます。 XRO Attribute-set が空の場合、GMPLS トンネルは除外の指定なく、シグナリングされます。このため、XRO はありません。
(注) |
存在しない XRO Attribute-set は、GMPLS UNI トンネルのパス オプションで設定できます。この場合、設定が完了するまで GMPLS トンネルの確立は行われません。 |
接続ダイバーシティは、リソースを共有しなくても、GMPLS トンネルの確立を可能にするために必要で、このため、同時接続が失敗する可能性を大幅に低下させます。 たとえば、エッジ ノードは、同じ宛先エッジ ノードに向かう複数の LSP を確立しようとするため、これらの LSP で共通のリソースを持たないか、あっても少なくする必要があります。
接続ダイバーシティは、既存の LSP によって選択されたパスとは異なる GMPLS LSP の確立をサポートします。 XRO は適切な LSP ダイバーシティ サブオブジェクトまたは除外によるトンネルのパス メッセージに追加されます。 XRO ごとに最大 20 の接続ダイバーシティの除外がサポートされます。
GMPLS UNI ベースのソリューションでは、DWDM トランスポンダをルータ ブレードに統合するすべての利点があります。 この利点は次のとおりです。
GMPLS UNI をイネーブルにし、GMPLS UNI 設定を含めるための新しいサブモードがメイン TE サブモードに導入されました。
GMPLS UNI を実装するには、次の手順に従います。
パケット トンネルに固有の TE 設定は GMPLS UNI トンネルには影響しません。
GMPLS UNI の TE 設定を実装するには、次の手順に従います。
GMPLS UNI コンフィギュレーション サブモードをイネーブルにして、GMPLS UNI トンネルを設定するには、次の作業を実行します。
(注) |
GMPLS UNI サブモードの削除は、他のパーサー サブモードなど、含まれるすべての設定が削除されるとともに、すべての GMPLS UNI トンネルが即時に削除されます。 |
MPLS-TE 設定の GMPLS テールを設定するには、次の作業を実行します。 このタスクは、GMPLS UNI トンネルを確立するためにコントローラを設定する GMPLS UNI コントローラ サブモードをイネーブルにします。 これは、トンネル テールで必要な最小限の設定です。
(注) |
GMPLS UNI コントローラ サブモードを削除すると、参照されるコントローラで確立された GMPLS トンネルがあれば、即時に削除されます。 |
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. gmpls optical-uni
4. controller dwdm interface
GMPLS UNI コントローラのトンネルのプロパティを設定するには、次の作業を実行します。
この設定は、トンネル テールではなく、トンネル ヘッドとしてコントローラを指定します。 トンネルのプロパティが設定されると、着信パス メッセージは拒否され、既存のテールエンド トンネルが切断されます。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. gmpls optical-uni
4. controller dwdm interface
5. tunnel-properties
6. tunnel-id number
7. destination ipv4 unicast address
8. path-option 10 no-ero lockdown
GMPLS UNI トンネル用オプションのトンネル プロパティを設定するには、次の作業を実行します。 この設定は任意であり、省略した場合、GMPLS トンネルがデフォルトのプロパティ値で確立されます。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. gmpls optical-uni
4. controller dwdm interface
5. tunnel-properties
6. priority setup-priority hold-priority
7. record-route
8. signalled-name name
9. logging events lsp-status state
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | gmpls optical-uni 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# gmpls optical-uni
|
GMPLS UNI コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
||
ステップ 4 | controller dwdm interface 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls)# controller dwdm 0/1/0/1
|
GMPLS UNI コントローラ サブモードを開始します。 |
||
ステップ 5 | tunnel-properties 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-cntl)# tunnel-properties
|
サブモードを開始して、GMPLS UNI コントローラのトンネル固有の情報を設定します。 |
||
ステップ 6 | priority setup-priority hold-priority 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-tun)# priority 3 2
|
GMPLS トンネルのプライオリティを指定します。 デフォルトのプライオリティ値は、確立優先、保持優先のどちらの場合でも 7 です。
|
||
ステップ 7 | record-route 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-tun)# record-route
|
GMPLS トンネルのレコード ルート機能をイネーブルにします。 |
||
ステップ 8 | signalled-name name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-tun)# signalled-name sign1
|
GMPLS トンネルの signalled-name を設定します。
|
||
ステップ 9 | logging events lsp-status state 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-tun)# logging events lsp-status state
|
GMPLS トンネルで状態に変化が現れたときにシステム ログ メッセージを生成するようにイベントを設定します。 省略した場合、イベントによって、システム ログ メッセージは生成されません。 |
||
ステップ 10 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
XRO Attribute-set を MPLS-TE 用のパス オプションの一部として設定し、LSP ダイバーシティの属性セットに対して除外を指定するには、次の手順に従います。
MPLS-TE サブモードで、GMPLS UNI トンネルのパス オプションで XRO attribute set を設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. gmpls optical-uni
4. controller dwdm interface
5. tunnel-properties
6. path-option 10 no-ero [xro-attribute-set name ] lockdown
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | gmpls optical-uni 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# gmpls optical-uni
|
GMPLS UNI コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
ステップ 4 | controller dwdm interface 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls)# controller dwdm 0/1/0/1
|
GMPLS UNI コントローラ サブモードを開始します。 |
ステップ 5 | tunnel-properties 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-cntl)# tunnel-properties
|
サブモードを開始して、GMPLS UNI コントローラのトンネル固有の情報を設定します。 |
ステップ 6 | path-option 10 no-ero [xro-attribute-set name ] lockdown 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-gmpls-tun)# path-option 10 no-ero xro-attribute-set A01 lockdown
|
GMPLS トンネルのヘッドエンド ルータのパス オプションを指定します。 |
ステップ 7 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
MPLS-TE Attribute-set コンフィギュレーション モードで LSP ダイバーシティの属性セットに対して除外を指定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. attribute-set xro name
4. exclude {best-effort | strict} lsp source source-address destination destination-address tunnel-id tunnel-id extended-tunnel-id extended-tunnel-id [lsp-id lsp-id]
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | attribute-set xro name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# attribute-set xro attrset01
|
GMPLS トンネルの XRO Attribute-set を設定します。 |
||
ステップ 4 | exclude {best-effort | strict} lsp source source-address destination destination-address tunnel-id tunnel-id extended-tunnel-id extended-tunnel-id [lsp-id lsp-id] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# exclude best-effort lsp source 10.10.1.2 destination 10.20.4.4 tunnel-id 17 extended-tunnel-id 10.20.3.3 lsp-id 17 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# |
LSP ダイバーシティの属性セットに対して除外を指定します。
|
||
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
GMPLS UNI の LMP 設定を実装するには、次の手順に従います。
GMPLS UNI LMP 機能をイネーブルにし、LMP ユニキャスト ルータ ID を設定するには、次の作業を行います。
1. configure
2. lmp
3. gmpls optical-uni
4. router-id ipv4 unicast address
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | lmp 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# lmp
|
LMP コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | gmpls optical-uni 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp)# gmpls optical-uni
|
GMPLS UNI コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
ステップ 4 | router-id ipv4 unicast address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni)# router-id ipv4 unicast 10.10.4.4
|
GMPLS の LMP ユニキャスト ルータ ID を設定します。 |
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
GMPLS UNI トンネルの LMP ネイバーを設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. lmp
3. gmpls optical-uni
4. neighbor name
5. ipcc routed
6. router-id ipv4 unicast address
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | lmp 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# lmp
|
LMP コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | gmpls optical-uni 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp)# gmpls optical-uni
|
GMPLS UNI コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
ステップ 4 | neighbor name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni)# neighbor nbr1
|
GMPLS の LMP ネイバーを指定し、LMP GMPLS UNI ネイバー コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
ステップ 5 | ipcc routed 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni-nbr-nbr1)# ipcc routed
|
GMPLS UNI の LMP ネイバー IPCC の設定を指定します。 |
ステップ 6 | router-id ipv4 unicast address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni-nbr-nbr1)# router-id ipv4 unicast 10.10.4.4
|
GMPLS の LMP ユニキャスト ルータ ID を設定します。 |
ステップ 7 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
GMPLS UNI コントローラの LMP リンクを設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. lmp
3. gmpls optical-uni
4. controller dwdm controller
5. neighbor name
6. link-id ipv4 unicast address
7. neighbor link-id ipv4 unicast address
8. neighbor interface-id unnumbered interface-id
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | lmp 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# lmp
|
LMP コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | gmpls optical-uni 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp)# gmpls optical-uni
|
GMPLS UNI コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
ステップ 4 | controller dwdm controller 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni)# controller dwdm 0/4/0/0
|
GMPLS UNI のコントローラを指定します。 |
ステップ 5 | neighbor name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni-cntl)# neighbor nbr1
|
GMPLS の LMP ネイバーを指定し、LMP GMPLS UNI ネイバー コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
ステップ 6 | link-id ipv4 unicast address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni-cntl)# link-id ipv4 unicast 10.2.2.4
|
GMPLS UNI コントローラの LMP リンクに対して光インターフェイス アドレスを指定します。 |
ステップ 7 | neighbor link-id ipv4 unicast address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni-cntl)# neighbor link-id ipv4 unicast 10.10.4.4
|
GMPLS UNI コントローラの LMP リンクのネイバーの光アドレスを指定します。 |
ステップ 8 | neighbor interface-id unnumbered interface-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-lmp-gmpls-uni-cntl)# neighbor interface-id unnumbered 17
|
GMPLS UNI コントローラの LMP リンクのネイバーの光インターフェイス ID を指定します。 |
ステップ 9 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
光リフレッシュ インターバルを RSVP コントローラ サブモードで設定し、光トンネルの状態が削除される前に、リフレッシュ メッセージ欠落の許容数を設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. rsvp
3. controller dwdm interface
4. signalling refresh out-of-band interval interval
5. signalling refresh out-of-band missed miss-count
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | rsvp 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# rsvp
|
RSVP コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | controller dwdm interface 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp)# controller dwdm 0/1/0/1
|
GMPLS UNI トンネルを確立するためにコントローラを設定します。 |
ステップ 4 | signalling refresh out-of-band interval interval 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-cntl)# signalling refresh out-of-band interval 200
|
光リフレッシュ インターバルを設定します。 interval 引数は、リフレッシュ メッセージが送信され、受信が予想される間隔(秒単位)です。 範囲は 180 ~ 86400(1 日に相当するリフレッシュ インターバル)。 |
ステップ 5 | signalling refresh out-of-band missed miss-count 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-cntl)# signalling refresh out-of-band missed 30
|
光トンネルの状態を削除するまでに許容される欠落リフレッシュ メッセージの数を設定します。 miss-count 引数は、光トンネルの状態をタイムアウトするまでに欠落した(設定されたリフレッシュ インターバルで想定される)リフレッシュ メッセージの数です。 指定できる範囲は 1 ~ 48 です。 デフォルト値は 12 です。 |
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
次に、GMPLS UNI の設定例を示します。
この例では、GMPLS トンネルを確立するために必要な最小限のヘッド UNI-C 設定を示します。
rsvp controller dwdm 0/1/0/1 signalling refresh out-of-band interval 3600 signalling refresh out-of-band missed 24 ! ! mpls traffic-eng gmpls optical-uni controller dwdm 0/1/0/1 tunnel-properties tunnel-id 100 destination 100.20.20.20 path-option 10 no-ero ! ! ! ! lmp gmpls optical-uni router-id 100.11.11.11 neighbor nbr_A ipcc routed neighbor router-id ipv4 unicast 100.12.12.12 ! controller dwdm 0/1/0/1 neighbor nbr_A link-id ipv4 unicast 192.168.100.1 neighbor link-id ipv4 unicast 192.168.100.2 neighbor interface-id unnumbered 13 ! ! !
この例では、GMPLS トンネルを確立するために必要な最小限のテール UNI-C 設定を示します。
(注) |
着信 GMPLS パス メッセージを受け入れ、処理することを TE に通知するよう、GMPLS UNI サブモードでコントローラを指定する必要があります。 |
rsvp controller dwdm 0/1/0/1 signalling refresh out-of-band interval 3600 signalling refresh out-of-band missed 24 ! ! mpls traffic-eng gmpls optical-uni controller dwdm 0/1/0/1 ! ! ! lmp gmpls optical-uni router-id 100.20.20.20 neighbor nbr_B ipcc routed neighbor router-id ipv4 unicast 100.19.19.19 ! controller dwdm 0/1/0/1 neighbor nbr_B link-id ipv4 unicast 192.168.103.2 neighbor link-id ipv4 unicast 192.168.103.1 neighbor interface-id unnumbered 22 ! ! !
次に、2 つの異なる LSP の設定例を示します。
mpls traffic-eng attribute-set xro exclude-tun1 exclude best-effort lsp source 88.0.0.8 destination 10.0.0.2 tunnel-id 1 extended-tunnel-id 88.0.0.8 ! attribute-set xro exclude-tun2 exclude strict lsp source 88.0.0.8 destination 10.0.1.2 tunnel-id 2 extended-tunnel-id 88.0.0.8 lsp-id 2 ! gmpls optical-uni controller dwdm 0/1/0/0 tunnel-properties logging events lsp-status state tunnel-id 1 destination ipv4 unicast 10.0.0.2 path-option 10 no-ero xro-attribute-set exclude-tun2 ! ! controller dwdm 0/1/0/1 tunnel-properties logging events lsp-status state tunnel-id 2 destination ipv4 unicast 10.0.1.2 path-option 10 no-ero xro-attribute-set exclude-tun1 ! ! ! !
GMPLS UNI の実装に関連する詳細情報については、次の参考資料を参照してください。
関連項目 | マニュアル タイトル |
---|---|
GMPLS UNI コマンド |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Command Reference』の「GMPLS UNI Commands」の章 |
MPLS トラフィック エンジニアリング コマンド |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Command Reference』の「MPLS Traffic Engineering commands」の章 |
RSVP コマンド |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Command Reference』の「RSVP commands」の章 |
スタートアップ資料 |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』 |
ユーザ グループとタスク ID に関する情報 |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Security Configuration Guide』の「Configuring AAA Services」の章 |
標準 | タイトル |
---|---|
この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。 |
— |
MIB | MIB のリンク |
---|---|
— | Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を検出およびダウンロードするには、次の URL から Cisco MIB Locator を使用して、[Cisco Access Products] メニューでプラットフォームを選択します。 http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
RFC | タイトル |
---|---|
RFC 3471 |
『Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Functional Description』 |
RFC 3473 |
『Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Signaling Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE) Extensions』 |
RFC 4208 |
『Generalized Multiprotocol Label Switching (GMPLS) User-Network Interface (UNI): Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE) Support for the Overlay Model』 |
RFC 4872 |
『RSVP-TE Extensions in Support of End-to-End Generalized Multi-Protocol Label Switching (GMPLS) Recovery』 |
RFC 4874 |
『Exclude Routes - Extension to Resource ReserVation Protocol-Traffic Engineering (RSVP-TE)』 |
RFC 6205 |
『Generalized Labels for Lambda-Switch-Capable (LSC) Label Switching Routers』 |
説明 | リンク |
---|---|
シスコのテクニカル サポート Web サイトでは、製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクなどの、数千ページに及ぶ技術情報が検索可能です。 Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。 |