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目次
このモジュールでは、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータでの MPLS トラフィック エンジニアリングの実装方法について説明します。
マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)は、Internet Engineering Task Force(IETF)が推進する標準ベースのソリューションで、インターネットおよび IP バックボーンをベストエフォート型ネットワークからビジネスクラスのトランスポート メディアに変換します。
ラベル スイッチング機能を備えた MPLS により、IP ルートの検索の必要がなくなり、仮想回線(VC)スイッチング機能が提供されます。これにより企業は、フレーム リレーや非同期転送モード(ATM)などの従来のネットワークの場合と同様のパフォーマンスを IP ベースのネットワーク サービスで実現できます。
MPLS トラフィック エンジニアリング(MPLS-TE)ソフトウェアにより、MPLS バックボーンはレイヤ 2 ATM およびフレーム リレー ネットワークの TE 機能を複製および拡張できます。 MPLS は、レイヤ 2 テクノロジーとレイヤ 3 テクノロジーを統合したものです。 従来のレイヤ 2 機能をレイヤ 3 で使用可能にすることで、MPLS はトラフィック エンジニアリングを可能にしています。 したがって、レイヤ 2 ネットワークの上にレイヤ 3 ネットワークを重ねることによってのみ可能になる機能を、1 層のネットワーク内で実現できます。
MPLS TE を実装するには、次の前提条件が必要です。
MPLS-TE を実装するには、次の概念を理解する必要があります。
MPLS-TE ソフトウェアを使用すると、MPLS バックボーンで、レイヤ 2 ATM およびフレーム リレー ネットワークが持つトラフィック エンジニアリングの能力を再現し、その上で機能を拡張することができます。 MPLS は、レイヤ 2 テクノロジーとレイヤ 3 テクノロジーを統合したものです。 従来のレイヤ 2 機能をレイヤ 3 で使用可能にすることで、MPLS はトラフィック エンジニアリングを可能にしています。 したがって、レイヤ 2 ネットワークの上にレイヤ 3 ネットワークを重ねることによってのみ可能になる機能を、1 層のネットワーク内で実現できます。
MPLS-TE は、サービス プロバイダーおよびインターネット サービス プロバイダー(ISP)のバックボーンに不可欠です。 このようなバックボーンは、伝送容量の大量使用をサポートしている必要があります。また、リンク障害やノード障害に耐えられるように、復元力が非常に高いネットワークである必要があります。 MPLS-TE によって、統合型のトラフィック エンジニアリングが可能になります。 MPLS を使用すると、レイヤ 3 にトラフィック エンジニアリング機能が統合され、バックボーンの容量とトポロジによる制約を前提に、IP トラフィックのルーティングが最適化されます。
MPLS-TE を使用すると、ISP は、スループットと遅延の点で最善のサービスをユーザに提供するためにネットワーク トラフィックをルーティングできます。 トラフィック エンジニアリングでは、サービス プロバイダーの効率を高めることによって、ネットワークのコストを削減します。
現在、一部の ISP は、オーバーレイ モデルを基礎としてサービスを提供しています。 オーバーレイ モデルでは、送信施設はレイヤ 2 スイッチングによって管理されます。 ルータはフル メッシュの仮想トポロジだけを認識し、ほとんどの宛先が 1 ホップ離れて出現します。 明示的なレイヤ 2 転送レイヤを使用する場合、トラフィックが使用可能な帯域幅を使用する方法を正確に制御できます。 ただし、オーバーレイ モデルには、数多くのデメリットがあります。 MPLS-TE では、個別のネットワークを稼働させることも、スケーラブルではないフル メッシュのルータ相互接続を使用することもなく、オーバーレイ モデルの TE の利点が得られます。
MPLS-TE では、RSVP を使用して、バックボーン上でラベル スイッチド パス(LSP)を自動的に確立および維持します。 LSP で使用されるパスは、LSP リソース要件とネットワーク リソース(帯域幅など)によって決まります。 使用可能なリソースは、リンクステートベースの内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)に対する拡張機能を使用してフラッディングされます。
MPLS-TE トンネルは、必要なリソースと使用可能なリソースの適合の度合いに基づいて LSP ヘッドエンド ルータで計算されます(制約ベースのルーティング)。 IGP は、これらの LSP にトラフィックを自動的にルーティングします。
レイヤ 2 の観点では、MPLS トンネル インターフェイスは LSP のヘッドエンドを表します。 これは、帯域幅要件、メディア要件、プライオリティなどの一連のリソース要件を使用して設定されます。 レイヤ 3 の観点では、LSP トンネル インターフェイスはトンネル宛先への単一方向仮想リンクのヘッドエンドです。
この計算モジュールは LSP ヘッドエンドで動作します。 このモジュールは、LSP で使用するパスを決定します。 パス計算では、フラッディングされたトポロジおよびリソース情報を含むリンクステート データベースが使用されます。
RSVP は各 LSP ホップで動作し、計算されたパスに基づいて LSP のシグナリングおよび維持のために使用されます。
このモジュールは各 LSP ホップで動作し、RSVP シグナリング メッセージに対するリンク コール アドミッションを実行し、フラッディングされるトポロジおよびリソース情報のブックキーピングを行います。
これらの IGP は、リンク管理モジュールからトポロジおよびリソース情報をグローバルにフラッディングするために使用されます。
IGP は、トンネル宛先に基づいて適切な LSP トンネルにトラフィックを自動的にルーティングします。 また、スタティック ルートを使用して、LSP トンネルにトラフィックを誘導することもできます。
この転送メカニズムは、レイヤ 2 と類似の機能をルータに提供し、RSVP シグナリングによって確立された LSP の複数のホップを経由してトラフィックを誘導できるようにします。
バックボーンのエンジニアリングを行う方法の 1 つは、すべての入力デバイスからすべての出力デバイスまでのトンネルのメッシュを定義することです。 MPLS-TE パス計算モジュールおよびシグナリング モジュールは、これらのトンネルの LSP で使用されるパスを、リソースのアベイラビリティとネットワークの動的な状態に基づいて決定します。
(入力デバイスで動作する)IGP は、どの出力デバイスにどのトラフィックを送信するかを決定し、入力から出力へのトンネルにそのトラフィックをステアリングします。 入力デバイスから出力デバイスへのフローが大きいため、単一のリンクに収まらず、単一のトンネルでは伝送できなくなる可能性があります。 この場合、特定の入力および出力の間に複数のトンネルを設定し、ロード シェアリングを使用してそれらのトンネルの間でフローを分散することができます。
マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)は、Internet Engineering Task Force(IETF)により指定されたフレームワークであり、ネットワークを介するトラフィック フローの効率的な指定、ルーティング、転送、およびスイッチングを可能にします。
TE は、優先度が高いトラフィックに十分な帯域幅を使用できるように、帯域幅割り当てを調整するプロセスです。
MPLS TE では、上流のルータが特定のトラフィック ストリームのネットワーク トンネルを作成してから、そのトンネルに使用可能な帯域幅を設定します。
MPLS トラフィック エンジニアリング AutoTunnel バックアップ機能を使用すると、ルータは、MPLS TE トンネルを使用して設定されたインターフェイスでバックアップ トンネルをダイナミックに構築できます。 この機能によって、ルータは、必要なときにバックアップ トンネルをダイナミックに構築できます。 これにより、MPLS TE トンネルをスタティックに構築する必要がなくなります。
MPLS トラフィック エンジニアリング(TE):AutoTunnel バックアップ機能には次の利点があります。
この機能は、次の障害から保護します。
この機能は、Attribute-set と呼ばれる属性テンプレートを使用して、Auto-Tunnel の設定をサポートします。 一連の TE トンネル属性を指定する TE Attribute-set テンプレートは、Auto-Tunnel のヘッドエンドで、ローカルで設定されます。 コントロール プレーンは、対応する TE トンネルの自動プロビジョニングをトリガーします。そのトンネルの特性がそれぞれの Attribute-set で指定されます。
この時点で、Auto-Tunnel バックアップは、すべてのトンネル属性のデフォルト値で作成されます。 Auto-Tunnel バックアップ用の設定可能な属性をサポートするには、Attribute-set を設定し、バックアップ トンネルに割り当てる必要があります。 Attribute-set は、プライオリティ、アフィニティ、信号送信帯域幅、ロギング、ポリシー クラス、レコード ルートなど、一連のトンネル属性で構成されます。
次のルール(すべての Auto-Tunnel で一貫している)が Attribute-set の設定時に適用されます。
LSP のパスの単一リンクだけをバイパスするバックアップ トンネルが、リンク保護を提供します。 パス上のリンクに障害が発生した場合、バックアップ トンネルは、LSP のトラフィックをネクスト ホップにリルートする(障害の発生したリンクをバイパスする)ことによって LSP を保護します。 これらは、障害ポイントの向こう側にある LSP のネクスト ホップで終端するため、NHOP バックアップ トンネルと呼ばれます。
この図は、リンク保護を示しています。
LSP パスに沿ったネクストホップ ノードをバイパスするバックアップ トンネルは、LSP のネクストホップ ノードの次のノードで終端して、結果としてネクストホップ ノードをバイパスするため、NNHOP バックアップ トンネルと呼ばれます。 リンク障害またはノード障害のノード アップストリームで、ノード障害を避けて LSP とトラフィックがネクストホップ ノードにリルートされるようにすることにより、LSP が保護されます。 また、NNHOP バックアップ トンネルは、障害の発生したリンクおよびノードをバイパスするため、リンク障害からの保護も提供しています。
この図は、ノード保護を示しています。
トンネルのヘッド ポイントまたはミッド ポイントで、バックアップ割り当ては、FRR 保護のために指定されたプライマリ トンネルを保護するために適したバックアップを見つけます。
バックアップ割り当てロジックは、プライマリ トンネルで使用される出力インターフェイスで設定されているバックアップのタイプに基づいて異なる方法で実行されます。 設定されているバックアップ タイプは次のとおりです。
(注) |
スタティック バックアップとバックアップ AutoTunnel は、同じインターフェイスまたはリンク上で共存させることはできません。 |
(注) |
バックアップ AutoTunnel 割り当てでは、ノード保護は常にリンク保護よりも優先されます。 |
バックアップ AutoTunnel 機能が正常に動作するように、次の設定をグローバル コンフィギュレーション レベルで適用する必要があります。
ipv4 unnumbered mpls traffic-eng Loopback 0
(注) |
Loopback 0 はルータ ID として使用されます。 |
明示パスを使用して、次のようにバックアップ自動トンネルが作成されます。
NHOP バックアップ AutoTunnel の場合:
NNHOP バックアップ AutoTunnel の場合:
定期的なバックアップ プロモーションは、すでに保護されているプライマリ トンネルにより適切なバックアップを見つけて、割り当てようとします。
AutoTunnel バックアップを使用すると、NHOP および NNHOP AutoTunnel バックアップの両方が作成される場合、唯一のシナリオでは、2 つのバックアップが同じプライマリ トンネルを保護できます。 NHOP および NNHOP バックアップ トンネルが起動するとすぐに、バックアップ割り当てが行われます。 そのため、定期的なプロモーションを待機する必要はありません。
AutoTunnel バックアップの例外はありませんが、定期的なバックアップ プロモーションは、AutoTunnel バックアップによって保護されるプライマリ トンネルに影響を与えません。
1 つの例外は、ユーザが mpls traffic-eng fast-reroute timers promotion コマンドを使用して手動によるプロモーションをトリガーしたときです。この場合、バックアップ割り当てまたはプロモーションは、保護されないトンネルを含む、すべての FRR 保護のプライマリ トンネルでトリガーされます。 これにより、必要な AutoTunnel バックアップがまだ作成されていない場合に時間ウィンドウ内でコマンドを入力すると、AutoTunnel バックアップの作成がただちに行われることがあります。
mpls traffic-eng fast-reroute timers promotion sec グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、定期的なプロモーション タイマーを設定できます。 値の範囲は 0 ~ 604800 秒です。
(注) |
定期的なプロモーション タイマーの値が 0 の場合、定期的なプロモーションはディセーブルになります。 |
Cisco IOS XR ソフトウェア は、プロトコルベース コマンドライン インターフェイスを提供します。 CLI では、MPLS-TE でサポートされる複数の IGP プロトコルで使用できるコマンドが用意されています。
MPLS 差別化サービス(Diff-Serv)対応トラフィック エンジニアリング(DS-TE)は、通常の MPLS-TE 機能の拡張です。 通常のトラフィック エンジニアリングでは、異なるトラフィック クラスへの帯域幅保証は提供されません。 単一帯域幅の制約は、すべてのトラフィックで共有される通常の TE で使用されます。 さまざまなサービス クラス(CoS)をサポートするため、ユーザは、複数の帯域幅制約を設定できます。 これらの帯域幅は、その制約を使用してトラフィック クラスの要件に基づいて扱うことができます。
MPLS DS-TE では、MPLS 対応インターフェイスに複数の帯域幅制約を設定できます。 設定されているすべての帯域幅制約から使用できる帯域幅は、IGP を使用してアドバタイズされます。 TE トンネルは、帯域幅値およびクラス タイプ要件で設定されます。 パス計算および管理制御では、帯域幅およびクラス タイプが考慮されます。 RSVP は、帯域幅およびクラス タイプ要件での TE トンネルのシグナリングに使用されます。
MPLS DS-TE は、帯域幅計算に Russian Doll Model(RDM)または Maximum Allocation Model(MAM)のいずれかを使用して導入されます。
Cisco IOS XR ソフトウェアは、先行標準と IETF の 2 つの DS-TE モードをサポートします。
先行標準 DS-TE では、RSVP シグナリングおよび IGP アドバタイズにシスコ独自のメカニズムを採用しています。 この DS-TE モードには、サードパーティ ベンダー製機器との相互運用性はありません。 先行標準 DS-TE をイネーブルにするには、MPLS 対応のインターフェイスでサブプール帯域幅の値を設定する必要があります。
先行標準 Diff-Serve TE モードでは、グローバル プールとサブプールの 2 つの帯域幅を持つ単一の帯域幅制約モデル Russian Doll Model(RDM)がサポートされます。
先行標準 DS-TE モードでは、TE クラス マップは使用されません。
IETF DS-TE モードは、RSVP および IGP に IETF 定義の拡張機能を使用します。 このモードには、サードパーティ ベンダー製機器との相互運用性があります。
IETF モードでは、RDM および MAM(両方とも 2 つの帯域幅プールを使用)を含む複数の帯域幅制約モデルがサポートされます。 IETF DS-TE ネットワークでは、すべてのノードで同一の帯域幅制約モデルを設定する必要があります。
TE クラス マップは IETF DS-TE モードで使用され、ネットワーク内のすべてのノードでの方法と同じ方法で設定する必要があります。
IETF DS-TE モードでは、RDM および MAM 帯域幅制約モデルがサポートされます。 両方のモデルで最大 2 つの帯域幅プールがサポートされます。
Cisco IOS XR ソフトウェアには、帯域幅制限モデルを切り替えるためのグローバル コンフィギュレーションが用意されています。 代替の帯域幅制約モデルにスワップする前に、帯域幅制約を事前に設定するには、両方のモデルを単一のインターフェイスで設定できます。
(注) |
帯域幅制約モデルまたは設定情報を変更すると、NSF は保証されません。 |
デフォルトでは、先行標準モードと IETF モードの両方で使用するデフォルトの帯域幅制限モデルは RDM です。
MAM 制約モデルには、次の特性があります。
RDM 制約モデルには、次の特性があります。
(注) |
プリエンプションを使用できない DS-TE 環境では RDM を使用しないことを推奨します。 RDM は帯域幅効率とクラス タイプの QoS 低下の防止を可能にしますが、クラス タイプ間の分離は保証しません。 |
IGP でアドバタイズできる 8 つの帯域幅値のそれぞれが TE クラスに対応します。 IGP では 8 個の帯域幅値だけがアドバタイズされるため、IETF DS-TE ネットワークでサポートされる TE クラスは最大 8 個に限られます。
TE クラスのマッピングは、DS-TE ドメイン内のすべてのルータで完全に同じにする必要があります。 一貫性を自動的に検査または強制する方法はないため、これらの設定を正しく設定するのは、オペレータの役割です。
オペレータは、有効な TE クラスを構成するために TE トンネル クラス タイプとプライオリティ レベルを設定する必要があります。 TE クラス マップ設定を変更すると、すでにアップしているトンネルがダウンになります。 有効な TE クラス マップが見つかった場合は、ダウン状態のトンネル設定できます。
デフォルトの TE クラスと属性が示されています。 デフォルト マッピングには 4 つのクラス タイプが含まれています。
TE クラス |
クラス タイプ |
プライオリティ |
---|---|---|
0 |
0 |
7 |
1 |
1 |
7 |
2 |
未使用 |
— |
3 |
未使用 |
— |
4 |
0 |
0 |
5 |
1 |
0 |
6 |
未使用 |
— |
7 |
未使用 |
— |
設定されているすべての帯域幅プールで使用可能な帯域幅は、新規 TE トンネルの設定時に正確な制約パスを計算するためにネットワークでフラッディングされます。 フラッディングは、IGP プロトコル拡張機能とメカニズムを使用して、帯域幅がネットワークにフラッディングするタイミングを決定します。
TE リンク管理(TE-Link)は、次の場合に、ネットワークにフラッディングする、グローバル プールとサブプールの両方の使用可能な帯域幅と最大帯域幅について IGP に通知します。
フラッディングは一般に、ネットワークに負担をかける可能性があります。これは、すべてのルータがこれらの更新を送信して処理する必要があるためです。 不定期のフラッディングにより、トンネル ヘッド(トンネル発信元ノード)の情報が最新ではなくなり、これが原因でトンネル アドミッションがミッドポイントで失敗します。
一連のしきい値を設定することで、フラッディングの頻度を制御できます。 (1 つ以上のプライオリティ レベルで)ロックされた帯域幅がいずれかのしきい値を超過すると、フラッディングがトリガーされます。
しきい値は、ロックされている、使用可能な最大帯域幅(グローバル プール)の割合と、ロックされている、使用可能な保証されている最大帯域幅(サブプール)の割合に適用されます。 1 つ以上のプライオリティ レベルで、これらのいずれかの割合がしきい値を超過すると、フラッディングがトリガーされます。
(注) |
グローバル プール TE トンネルをセットアップすると、サブプール トンネルに割り当てられたロックされた帯域幅が少なくなります(また、そのためにしきい値を超過します)。 同様に、サブプール TE トンネルのセットアップが原因で、グローバル プール TE トンネルのロックされた帯域幅がしきい値を超過することがあります。 そのため、サブプール TE およびグローバル プール TE トンネルは、しきい値によってフラッディングがトリガーされるときに相互に影響を与える可能性があります。 |
高速再ルーティング(FRR)は、LSP にリンク保護を提供し、リンクで障害が発生した LSP によって送信されたトラフィックを、障害を避けて再ルーティングできるようにします。 再ルーティングの決定は、障害の発生したリンクに接続されているルータによって、ローカルに制御されます。 トンネルのヘッドエンド ルータには、IGP または RSVP からリンク障害が通知されます。 リンク障害を通知されると、ヘッドエンド ルータは、障害をバイパスする新しい LSP を確立しようとします。 これによって、障害が発生したリンクを再確立するためのパスが提供され、データ転送が保護されます。
FRR(リンクまたはノード)は、通常の TE トンネルと同じ方法でサブプール トンネルを通じてサポートされます。 特に、特定のリンクでリンク保護がアクティブ化されると、FRR に適した TE トンネルは、サブプール トンネルまたはグローバル プール トンネルかに関係なく、保護 LSP にリダイレクトされます。
(注) |
LSP 単位で FRR を設定する機能によって、異なる帯域幅プールのトンネルにさまざまなレベルの迅速な復元を提供できます。 |
バックアップ トンネル パスでは、次の要件に注意する必要があります。
(注) |
パスで複数の保護を使用して TE トンネルを設定する際に、マージ ポイントが複数の保護で同じノードである場合、そのトンネルのレコード ルートを設定する必要があります。 |
MPLS トラフィック エンジニアリング(TE)および高速再ルーティング(FRR)は、バンドル インターフェイスおよび仮想ローカル エリア ネットワーク(VLAN)インターフェイスでサポートされています。 VLAN 上での双方向フォワーディング検出(BFD)を FRR トリガーとして使用すると、スイッチオーバー時間が 50 ミリ秒未満になります。
次のリンク バンドル タイプは、MPLS-TE または FRR でサポートされます。
FRR は、次の方法でバンドル インターフェイス上でサポートされます。
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)過負荷ビットの無効化機能を使用すると、ネットワーク管理者は、RSVP-TE ラベル スイッチド パス(LSP)内のルータで Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)過負荷ビットが設定されているときに、そのパスがディセーブルにならないようにできます。
IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、次のコマンドを使用してアクティブ化します。
mpls traffic-eng path-selection ignore overload
IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、このコマンドの no 形式で非アクティブ化されます。
no mpls traffic-eng path-selection ignore overload
IS-IS 過負荷ビット無効化機能をアクティブ化すると、過負荷ビットが設定されたすべてのノード(ヘッド ノード、ミッド ノード、テール ノードを含む)が無視されます。 これは、これらのノードを引き続き RSVP-TE ラベル スイッチド パス(LSP)で使用できることを意味します。 この機能を使用すると、過負荷状態のノードを CSPF に含めることができます。
次の拡張オプションを使用して、IS-IS 過負荷ビット無効化の設定を制限できます。
(注) |
どのオプション(ヘッド ノード、ミッド ノード、テール ノードなど)も選択しない場合、すべてのノードに同じ動作が適用されます。 この動作には本質的に後方互換性があります。 |
IS-IS 過負荷無効化関連のコマンドに関する詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Command Reference』を参照してください。
MPLS-TE の柔軟な名前ベースのトンネル制約は、MPLS-TE トンネルのパスを計算するために、リンク属性とパス アフィニティを簡単かつより柔軟に設定する方法を提供します。
従来の TE スキームでは、リンクは、Open Shortest Path First(OSPF)などの Interior Gateway Protocol(IGP)を使用して、TE リンクステート パラメータが設定されてフラッディングされる attribute-flags で設定されます。
MPLS-TE の柔軟な名前ベースのトンネル制約を使用すると、32 ビットの 16 進数値の代わりに、アフィニティと attribute-flag 属性のために最大 32 個のカラー名を割り当てる(マップする)ことができます。 マッピングの定義後に、コマンドライン インターフェイス(CLI)で対応するカラー名で属性を参照することができます。 さらに、include、include-strict、exclude、および exclude-all 引数を使用して、制約を定義できます。ここで、各ステートメントには、最大 10 個の色を含めることができ、大まかに、および厳密に包含制約を定義できます。
(注) |
属性フラグまたは柔軟な名前ベースのトンネル制約を使用してアフィニティ制約を設定できますが、両方のスキームの設定が存在する場合、新しいスキームに関する設定のみが適用されます。 |
これらのトピックでは、MPLS-TE の次の新しい拡張機能について説明します。
MPLS-TE エリア間トンネリング機能を使用すると、複数の Interior Gateway Protocol(IGP)エリアとレベルにまたがる P2P および P2MP TE トンネルを確立できます。それによって、ヘッドエンドおよびテールエンド ルータが単一のエリアに存在させるという要件がなくなります。
エリア間サポートでは、複数のエリアにまたがる TE LSP を設定できます。この場合、ヘッドエンドおよびテールエンド ラベル スイッチド ルータ(LSR)は異なる IGP エリア内にあります。
複数の IGP エリア バックボーンを実行しているカスタマーには、マルチエリアおよびエリア間 TE が必要です(主に拡張性のため)。 これにより、フラッディングされる情報の量が制限され、SPF 期間が短くなり、特に複数のエリアで大きい WAN バックボーンが分割されているエリア内のリンクまたはノード障害の影響が少なくなります。
マルチエリア サポートを使用すると、エリア境界ルータ(ABR)LSR は、複数の IGP エリアで MPLS-TE をサポートできます。 TE LSP は、引き続き単一のエリアに制限されます。
複数の IGP エリア バックボーンを実行する場合、マルチエリアおよびエリア間 TE が必要です。 マルチエリアおよびエリア間 TE を使用すると、次のことが可能です。
図に示されているように、R2、R3、R7、および R4 では、ルーティングと TE 情報に関する 2 つのデータベースが保持されます。 たとえば、R3 では、R2 に関連する TE トポロジ情報はレベル 1 IS-IS LSP からフラッディングされ、R4、R9、および R7 に関連する TE トポロジ情報はレベル 2 IS-IS リンクステート PDU(LSP)(および独自の IS-IS LSP)からフラッディングされます。
(注) |
IS-IS レベル 1 内で複数のエリアを設定できます。 これは、TE に対してトランスペアレントです。 TE には、IS-IS レベルに関するトポロジ情報がありますが、エリア ID はありません。 |
ルーズ ホップ最適化を使用すると、複数のエリアにまたがるトンネルを再最適化でき、LSP のヘッドエンドの OSPF エリアおよび IS-IS レベル内にないホップを MPLS-TE LSP が通過させるときに発生する問題が解決されます。
エリア内 MPLS-TE を使用すると、パス沿いにある ABR のルーズ ソース ルートを指定することで、エリア内トラフィック エンジニアリング(TE)ラベル スイッチド パス(LSP)を設定できます。 その後、(ヘッドエンドに指定されている)ネクスト ホップ ABR に到達するために、次のエリア内で TE LSP 制約に従うパスを見つけるのは、(両方のエリアを全体的に把握する)ABR の責任になります。 テールエンド LSR に到達するために、テールエンド エリアに接続されている最後の ABR によって同じ操作が実行されます。
P2MP-TE トンネルの場合、ABR では、再マージを実施しなくても、テールエンド LSR に達するまで次の ABR へのパスを検索するルーズ ホップ ERO 展開をサポートします。
ルーズ ホップ最適化を使用する場合は、次の考慮事項に注意する必要があります。
ルーズ ホップ再最適化を使用すると、複数のエリアにまたがうトンネルを再最適化して、MPLS-TE ヘッドエンドに他の IGP エリアを認識しない場合に発生する問題が解決されます。
ヘッドエンドは、トンネルを再最適化しようとするたびに、ヘッドエンド エリアで ABR へのよりよいパスを見つけようとします。 よりよいパスが見つかった場合、ヘッドエンドは新しい LSP の設定を開始します。 ヘッドエンド エリアに適切なパスが見つからない場合は、ヘッドエンドはクエリー メッセージを開始します。 このメッセージの目的は、ヘッドエンド エリア以外のエリアで ABR をクエリーして、これらのエリアによりよいパスが存在するかどうかを調べることです。 このメッセージの目的は、ヘッドエンド エリア以外のエリアで ABR をクエリーして、よりよいパスが存在するかどうかを調べることです。 よりよいパスが存在しない場合、ABR はクエリーを次のルータ ダウンストリームに転送します。 または、よりよいパスが見つかった場合、ABR は、特殊な Path Error でヘッドエンドに応答して、ヘッドエンド エリアの外部によりよいパスが存在することを示します。 よりよいパスの存在を示す Path Error の受信時に、ヘッドエンド ルータは再最適化を開始します。
ある IGP エリアには別の IGP エリアを認識しないため、ABR ノードを保護するためのバックアップを割り当てることはできません。 この問題を克服するには、PLR ノードでバックアップ宛先アドレスをプライマリ トンネルの record-route オブジェクトと照合して、バックアップ トンネルを割り当てることができるように、ノード ID のサブオブジェクトが、プライマリ トンネルのレコード ルート オブジェクトに追加されます。
エリア内でリンク障害が発生した場合、障害が発生したリンクに直接接続されているアップストリーム ルータによって、ヘッドエンドに対する RSVP Path Error メッセージが生成されます。 メッセージへの応答として、ヘッドエンドは、RSVP Path Tear メッセージを送信し、対応するパス オプションが指定された期間無効とマークされ、次のパス オプション(存在する場合)が評価されます。
ABR をすぐに再試行するには、2 番目のパス オプション(最初のオプションと同じ)を設定する必要があります。 または、より迅速な再試行を実現するために、再試行期間(path-option hold-down、デフォルトでは 2 分間)を調整できます。
MPLS-TE 転送隣接機能により、ネットワーク管理者は、トラフィック エンジニアリング、ラベルスイッチド パス(LSP)トンネルを、Shortest Path First(SPF)アルゴリズムに基づいて、Interior Gateway Protocol(IGP)ネットワーク内のリンクとして処理できます。 転送隣接は、ネットワーク内でのルータのロケーションに関係なく、ルータとルータの間に作成できます。
TE トンネル インターフェイスは、他のリンクと同様に、IGP ネットワーク内にアドバタイズされます。 これにより、ルータは、IGP 内のこれらのアドバタイズメントを使用して SPF を計算できるようになります。このことは、これらのアドバタイズメントがいずれかの TE トンネルのヘッド エンドでない場合も同様です。
次に、MPLS-TE 転送隣接機能の制約事項を示します。
MPLS-TE 転送隣接機能をイネーブルにする前に、ネットワークで次の機能がサポートされる必要があります。
パス計算要素(PCE)により、ヘッドエンド ルータが完全なネットワーク トポロジ情報を所有していない場合(たとえば、LSP のヘッドエンドとテールエンドのルータが異なる IGP エリアに存在する場合)、MPLS-TE ラベル スイッチド パス(LSP)のドメイン間パスの計算に関する特定の問題が解決されます。
PCE は、エリア境界ルータ(ABR)を使用して、複数の IGP エリアにまたがる TE LSP の計算、および Inter-AS TE LSP の計算を行います。
ルータの TE トポロジ データベース内のノードのペア間に一連の制約を適用するパスをルータが計算できるようにするソフトウェア モジュール(コンポーネントまたはアプリケーションの場合があります)を表します。 PCE は IGP によって検出されます。
パス計算要求および応答を PCE 間で送受信できる、ルータで実行されているソフトウェア モジュールを表します。 PCC は通常 LSR(ラベル スイッチング ルータ)です。
PCEP が、IETF PCE WG によって定義される TCP ベース プロトコルであることを指定し、PCEP セッションを管理して、マルチドメイン TE LSP のパスを要求および送信するために使用される一連のメッセージとオブジェクトを定義します。 PCEP は、PCC と PCE 間(および 2 つの PCE 間)の通信に使用され、PCE をダイナミックに検出するために IGP 拡張機能を採用します。
パス計算要素は、次のメッセージタイプとオブジェクトをサポートします。
パス保護では、MPLS-TE トンネルに対してエンドツーエンドの障害リカバリ メカニズム(完全なパス保護)が提供されます。 セカンダリ ラベル スイッチド パス(LSP)をあらかじめ確立しておくと、トンネルの TE トラフィックを伝送する保護 LSP を障害から保護できます。 保護された LSP に障害がある場合、送信元ルータは、トンネルのトラフィックを一時的に伝送するセカンダリ LSP をすぐにイネーブルにします。 セカンダリ LSP で障害が発生した場合は、セカンダリ パスの障害がクリアされるまでトンネルのパス保護は機能しなくなります。 パス保護は、単一のエリア(OSPF または IS-IS)、外部 BGP(eBGP)、およびスタティック ルート内で使用できます。
障害検出メカニズムでは、次の状況により、セカンダリ トンネルへの切り替えをトリガーします。
この他のリカバリ メカニズムとして高速再ルーティング(FRR)があります。これは、障害ポイントで LSP をローカルに修復し、リンクおよびノードの障害から MPLS-TE LSP だけを保護するメカニズムです。 FRR およびパス保護の共存がサポートされます。つまり、FRR およびパス保護が同じトンネルで同時に設定できることを意味します。
リンクまたはノードの保護ほど高速ではありませんが、セカンダリ プライマリ パス オプションを設定したり、トンネルの送信元ルータでダイナミックにパスを再計算したりするよりも、セカンダリ LSP にプリシグナリングする方が高速です。 実際の回復時間はトポロジによって異なります。また、伝搬遅延やスイッチ ファブリックの遅延などの遅延要素の影響も受けます。
パス保護をイネーブルにするための前提条件があります。
明示パスは、バックアップ AutoTunnel を作成するために使用されます。 明示パス保護は、MPLS-TE トンネルの明示パスを保護するためのリカバリ メカニズムを提供します。 明示パスを保護するための制限事項を次にリストします。
パス保護と FRR を同じトンネルで同時に設定できます。 同じトンネルでのパス保護と FRR の共存には次の利点があります。
MPLS-TE 自動帯域幅機能は、トンネルでトラフィックを測定し、そのトンネルの信号送信帯域幅を定期的に調整します。
これらのトピックでは、MPLS-TE 自動帯域幅について説明します。
MPLS-TE 自動帯域幅は、すべてのヘッドエンドで個々のラベル スイッチド パス(LSP)上で設定されます。 MPLS-TE は、トンネル インターフェイスでトラフィック レートをモニタします。 MPLS-TE は、トンネル内のトラフィックと精確に合うように、定期的にトンネル インターフェイスで帯域幅をサイズ変更します。 MPLS-TE 自動帯域幅は、次の機能を実行できます。
自動帯域幅用に設定された、トラフィック エンジニアリングを実行済みのすべてのトンネルで、設定可能なさまざまなパラメータに基づいて平均の出力レートがサンプリングされます。 その後、特定の期間に通知された最大の平均出力レート、または設定されている最大帯域幅の値のいずれかに基づいて、トンネル帯域幅が自動的に再調整されます。
機能 |
コマンド |
説明 |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
適用の頻度 |
application コマンド |
トンネル帯域幅をトンネルごとに変更する頻度を設定します。 適用期間は、出力レート収集が完了している、帯域幅を適用する間隔 A 分です。 |
24 時間 |
要求された帯域幅 |
bw-limit コマンド |
帯域幅を要求できる自動帯域幅機能内の帯域幅の範囲を制限します。 |
0 Kbps |
収集の頻度 |
auto-bw collect コマンド |
トンネル出力レートをすべてのトンネルに対してグローバルにポーリングする頻度を設定します。 |
5 分 |
収集された最大の帯域幅 |
— | この値は設定できません。 |
— |
差分 |
— | この値は設定できません。 |
— |
トンネルでの出力レートは、MPLS-TE 自動帯域幅インターフェイス コンフィギュレーション モードで application コマンドを使用して設定された定期的な間隔で収集されます。 適用期間タイマーが期限切れになったとき、および測定された帯域幅と現在の帯域幅の間の差分が調整しきい値を超えたときに、トンネルが再最適化されます。 その後、帯域幅サンプルがクリアされ、次の間隔の新しい最大出力レートが記録されます。
新しい帯域幅で LSP を再最適化すると、新しいパス要求が生成されます。 新しい帯域幅が使用不可の場合、直前の適切な LSP が引き続き使用されます。 この方法では、ネットワークでトラフィックの中断は発生しません。
トンネルの最小または最大の帯域幅の値が設定されている場合、自動帯域幅によってシグナリングされる帯域幅は、これらの値の内に収まります。
(注) |
100 を超えるトンネルで auto-bw がイネーブルになっている場合、このアルゴリズムは、すべてのトンネルの最初の適用を最大 20 %(最大 1 時間)ジッターします。 非常に多くのトンネルが自動帯域幅の適用を同時に実行するのを回避するために、これを行います。 |
トンネルがシャットダウンされ、後で再度起動された場合、調整された帯域幅は失われ、トンネルは初期設定の帯域幅でアップ状態に戻ります。 さらに、トンネルがアップ状態に戻ったときに、適用期間はリセットされます。
調整しきい値は、現在のトンネル帯域幅と絶対(最小)帯域幅の割合として定義されます。 トンネルに再度シグナリングするには、自動帯域幅の両方のしきい値を満たす必要があります。 トンネル帯域幅は、最大のサンプル出力レートと現在のトンネル帯域幅の差分が調整しきい値よりも大きい場合のみサイズ変更されます。
たとえば、帯域幅 B で測定された最高が 30 Mbps であるトンネルで自動帯域幅がイネーブルになっていると想定します。 また、トンネルが最初 45 Mbps で設定されていたとします。 そのため、差分は 15 mbit/s です。 次に、デフォルトの調整しきい値が 10 % と 10 kbps であると仮定すると、適用タイマーが期限切れになると、トンネルは 30 Mbps でシグナリングされます。 これは、45 Mbit/s の 10 % が 4.5 Mbit/s であり、これは 15 Mbit/s よりも小さいためです。 絶対しきい値(デフォルトでは 10 kbps)も超過します。
オーバーフロー検出は、オーバーフロー状態が検出されるとすぐに、自動帯域幅の適用頻度間隔の期限切れを待機せずに、帯域幅をサイズ変更する必要がある場合に使用されます。
オーバーフロー検出では、制限 N、割合のしきい値 Y %、オプションで最小帯域幅しきい値 Z を設定します。 割合のしきい値は、実際にシグナリングされたトンネル帯域幅の割合として定義されます。 測定された帯域幅と実際の帯域幅の間の差分が、Y % と Z しきい値の両方を超える場合、連続して N 回システムはオーバーフロー検出をトリガーします。
オーバーフロー検出による帯域幅の調整は、トラフィックの量を増やすのではなく、トンネルからトラフィックの量を増やすことによってのみトリガーされます。 オーバーフロー検出をトリガーすると、自動帯域幅の適用間隔はリセットされます。
デフォルトでは、オーバーフロー検出はディセーブルであり、手動で設定する必要があります。
自動帯域幅がトンネル帯域幅を更新できない場合の制約事項は次のとおりです。
Point-to-Multipoint(P2MP)リソース予約プロトコル トラフィック エンジニアリング(RSVP-TE)ソリューションを使用すると、サービス プロバイダーは、IPTV、リアルタイム ビデオ、MPLS ラベル スイッチ ネットワークを介したブロードキャストなどの IP マルチキャスト アプリケーションを実装できます。 RSVP-TE プロトコルは、MPLS ネットワーク全体でポイントツーポイント(P2P)および P2MP のラベル スイッチド パス(LSP)をシグナリングするために拡張されています。
RFC 4875 で定義されているように RSVP-TE 拡張を使用することで、特定の TE 送信元について複数の subLSP がシグナリングされます。 P2MP トンネルは、TE 送信元を複数のリーフ プロバイダー エッジ(PE)ノードに接続する一連の Source-to-Leaf(S2L)subLSP であると見なされます。
P2MP-TE トンネルの入力点である TE 送信元で、IP マルチキャスト トラフィックは、P2MP-TE トンネルに関連付けられた固有の MPLS ラベルでカプセル化されます。 トラフィックは、P2MP ツリーで引き続きラベル スイッチングされます。 必要に応じて、ラベル付きパケットは、P2MP ツリーに沿って分岐ノードで複製されます。 ラベル付きパケットが出力リーフ(PE)ノードに到達すると、MPLS ラベルは削除され、IP マルチキャスト ツリーに PE-CE リンク経由で転送されます。
エンドツーエンド IP マルチキャスト接続を可能にするために、RSVP は P2MP-TE シグナリングのために MPLS コアで使用され、PIM は PE-CE リンクのシグナリングに使用されます。
次に、ポイントツーマルチポイント(P2MP)トンネルの定義を示します。
ラベル スイッチド パス(LSP)シグナリングが開始されるノードを設定します。
LSP シグナリングを処理する中継ノードを指定します(たとえば、送信元または受信側以外)。
LSP シグナリングが終了するノードを指定します。
パケット レプリケーションが実行されるノードを指定します。
一部の S2L の中継のみではなく、P2MP TE トンネルの S2L の終端ポイントとしても機能するノードを指定します。
送信元からあるリーフに向かう P2MP-TE LSP セグメントを指定します。
(注) |
Per-S2L 再最適化はサポートされていません。 |
RSVP-TE は、手動設定に基づく P2MP トンネル ベースにシグナリングします。 すべての Source-to-Leaf(S2L)が明示パスを使用する場合、P2MP トンネルは、決定論的なラベル スイッチド パス(LSP)などの制約に基づいて事前定義されたパスに従うスタティック ツリーを作成します。 S2L がダイナミック パスを使用する場合、RSVP-TE は、RSVP-TE トポロジ内の最適なパスで P2MP トンネルを作成します。 RSVP-TE では、制約ベースのルーティングの帯域予約がサポートされます。
明示パス オプションを使用するときは、リンクが GigabitEthernet または TenGigE ベースのインターフェイスである場合、明示パス オプションでローカルおよびピア IP アドレスの両方を指定します。 POS やバンドル POS などのポイントツーポイント リンクの場合、明示パス オプションでリモートまたはピア IP アドレスを示すだけで十分です。
RSVP-TE は、トポロジ ツリーで頻繁に変更されないストリーム情報(送信元と受信側の場所)を配信します。 たとえば、主要なサイト間での大規模なビデオ配信は、マルチキャスト アプリケーションのサブセットに適しています。 マルチキャスト トラフィックはすでにトンネル内にあるため、バックアップ パスを構築する限り、RSVP-TE ツリーは保護されます。
高速再ルーティング(FRR)機能は、ユニキャスト リンク保護を使用して P2MP RSVP-TE でサポートされます。 バックアップ リンクに送信するトラフィックのタイプを選択できます。
P2MP トンネルは、すべての TE トンネル宛先(エリア内、エリア間、または InterAS)に適用されます。
P2MP トンネルは、IGP エリア内でダイナミックおよび明示パス オプションによってシグナリングされます。 P2MP トンネルに使用されるエリア間と InterAS のみ、verbatim パス オプションによってシグナリングされます。
MPLS-TE 高速再ルーティング(FRR)は、リンクまたはノード障害の結果発生する、TE ラベル スイッチド パス(LSP)宛先へのトラフィック配信の中断を最小限に抑えるためのメカニズムです。 FRR は、ネットワーク障害を回避して TE トンネル ソースが新しいエンドツーエンド LSP をシグナリングするまで、代替バックアップ パスに沿って LSP トラフィックの高速スイッチングを一時的にイネーブルにします。
ローカル修復ポイント(PLR)は、障害の検出時にバックアップ トンネルを選択し、バックアップ トンネルに LSP トラフィックを切り替えるノードです。 バックアップ トンネルの受信側がマージ ポイント(MP)と呼ばれます。
ポイントツーポイント(P2P)および P2MP TE はいずれも RFC 4090 のファシリティ FRR 手法のみがサポートされます。
高速再ルーティング可能な LSP は、ネットワーク内で高速再ルーティング可能な P2P LSP と共存できます。 P2P LSP に対しては、ノード、リンク、帯域幅の保護がサポートされます。 MPLS-TE リンクとノードの両方の保護は、すべてのプライマリ LSP および subLSP のラベルが MPLS グローバル ラベル割り当てを使用しているという実態に基づいています。 たとえば、ある単一の(グローバル)ラベル スペースは、特定の MPLS ノード上のすべての MPLS-TE 対応物理インターフェイスに使用されます。
(注) |
枝付けおよびプルーニングは、宛先ごとに作動します。 |
不透明値には、ルートに対してツリーを一意に識別するストリームの情報が含まれます。 ラベル スイッチド マルチキャスト パケットを受信するために、出力プロバイダー エッジ(PE)は、ラベル マッピング メッセージを適用して、アップストリーム ルータ(ルートに最も近いネクスト ホップ)に、マルチキャスト送信元に使用するラベルを示します。
アップストリーム ルータは送信元を認識している必要はありませんが、正しい P2MP LSP を識別するには、受信した FEC が必要です。 アップストリーム ルータが FEC ステートを持たない場合は作成し、割り当てられたダウンストリームの出ラベルをラベル転送テーブルにインストールします。 アップストリーム ルータは、ツリーのルートではない場合、ラベル マッピング メッセージをネクスト ホップ アップストリームに転送する必要があります。 このプロセスは、ルートに到達するまでホップバイホップで繰り返されます。
ダウンストリームの割り当てを使用して、マルチキャスト トラフィックを受信するルータは、そのラベルを割り当てます。 アップストリーム ルータに送信されたラベル要求は未承諾ラベル マッピングに似ています(つまり、アップストリームではラベルを要求しません)。 ラベル マッピングを受信するアップストリーム ルータは、特定のラベルを使用して、受信側にマルチキャスト パケットのダウンストリームを送信します。 この利点は、ラベルを割り当てるルータが 2 つの異なるマルチキャスト送信元に対して同じラベルが存在する状況に陥らない点です。 これは、ルータが独自のラベル スペース割り当てをローカルで管理するためです。
P2MP トンネルは、IGP エリア内でダイナミックおよび明示パス オプションを使用してシグナリングされます。 P2MP トンネルのエリア間および InterAS のケースは、verbatim パス オプションを使用してシグナリングされます。
P2MP トンネルのパス オプションは、sub-LSP ごとに個別に設定されます。 sub-LSP(宛先)ごとに 1 つのパス オプションのみが許可されます。 対応する sub-LSP がダイナミックにルーティングされるか、明示的にルーティングされるかを選択できます。 明示オプションでは、トポロジ データベース検索と指定された宛先の検査をバイパスするよう verbatim パス オプションを設定できます。
ダイナミック パス オプションと明示パス オプションの両方が、path-option(P2MP-TE)コマンドを使用して宛先ごとにサポートされます。 さらに、両方のパス オプションを組み合わせることができます。
TE 送信元から出力 MPLS ノードに移動する sub-LSP が経由する中間ホップを設定します。 明示パス設定を使用すると、MPLS ネットワークで sub-LSP パスを細かく制御できますが、(等コスト)リンクまたはパスの数が制限された特定のネットワーク トポロジについて複数の明示パスが設定されます。
OSPF および ISIS アルゴリズムに基づく P2MP ツリー sub-LSP の IGP パスを計算します。 TE 送信元は、IGP トポロジに基づいてダイナミックに計算されます。
sub-LSP ごとのダイナミック パス計算では、通常のポイントツーポイント TE トンネルのパス計算の場合と同じパス パラメータを使用します。 sub-LSP パス計算の一部として、リンク リソース(帯域幅)が含められます。このリソースは、OSPF および ISIS に対する既存の RSVP-TE 拡張機能によって MPLS ネットワーク全体でフラッディングします。 ダイナミックに計算されるパスの代わりに、P2MP-TE トンネルに関連付けられた 1 つ以上の sub-LSP で明示パスも設定されます。
スタティック パス計算では、リンクの可用性をアドバタイズするために IGP への新しい拡張は必要ありません。
MPLS トラフィック エンジニアリング内の共有リスク リンク グループ(SRLG)は、ネットワーク内のリンクが共通のファイバ(または共通の物理属性)を共有する状況を指します。 これらのリンクには、共有リスクがあります。つまり、1 つのリンクで障害が発生すると、グループ内の別のリンクでも障害が発生する可能性があります。
OSPF と Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)は、サブタイプ、長さ、値(サブ TLV)を使用して、SRLG 値情報(帯域幅のアベイラビリティやアフィニティなどの他の TE リンク属性を含む)をフラッディングして、ネットワーク内のすべてのルータが各リンクの SRLG 情報を持つようにします。
SRLG 機能をアクティブにするには、別のリンクとの共有リスクを持つ各リンクの SRLG 値を設定します。 インターフェイスごとに最大 30 個の SRLG が許可されます。 バンドル インターフェイスを含む複数のインターフェイスでこの機能を設定できます。
図は、バンドル インターフェイスで設定された MPLS TE SRLG 値を示します。
明示パス設定では、明示パスを設定できます。 IP 明示パスは IP アドレスのリストであり、明示的なパスのノードまたはリンクを示します。
MPLS トラフィック エンジニアリング(TE)- IP 明示アドレス除外機能は、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)の TE ラベルスイッチド パス(LSP)のパスからリンクまたはノードを除外する手段を提供します。
この機能をイネーブルにするには、explicit-path コマンドを使用します。このコマンドにより、IP 明示パスを作成し、パスを指定するためのコンフィギュレーション サブモードを開始できます。 この機能により、パスから除外するアドレスを指定するための exclude-address コマンドのサブモード コマンドが追加されます。
この機能は、SRLG を明示パスから除外するための IP アドレスを指定できる exclude-srlg コマンドのサブモード コマンドも追加します。
MPLS TE LSP の除外アドレスまたは除外 SRLG が、フラッディングされたリンクを識別している場合、Constraint-based Shortest Path First(CSPF)ルーティング アルゴリズムでは、LSP のパスの計算時にそのリンクが考慮されません。 除外アドレスが、フラッディングされた MPLS TE ルータ ID を指定している場合、CSPF ルーティング アルゴリズムでは、LSP のパスがルータ ID で識別されるノードを経由することが許可されません。
高速再ルーティング(FRR)は、障害ポイントで LSP をローカルに修復することにより、リンクとノードの障害から MPLS TE ラベル スイッチ パス(LSP)を保護します。 この保護により、ヘッドエンド ルータが自身を置換するための新しいエンドツーエンドの LSP を確立しようとしている間、LSP 上でのデータのフローを継続できます。 FRR は、障害が発生したリンクまたはノードをバイパスするバックアップ トンネルを介して再ルーティングすることによって、保護されている LSP をローカルに修復します。
LSP のパスの単一リンクだけをバイパスするバックアップ トンネルが、リンク保護を提供します。 これは、明示パスから除外する SRLG 値を抽出することで、障害が発生したリンクをバイパスするための保護リンク IP アドレスを指定することで、LSP を保護します。 これらは、障害ポイントの向こう側にある LSP のネクスト ホップで終端するため、ネクスト ホップ(NHOP)バックアップ トンネルと呼ばれます。 図 1 は、NHOP バックアップ トンネルを示しています。
上の図に示すトポロジでは、次の方法でバックアップ トンネル パスの計算を実行できます。
FRR により、LSP に対するノード保護が提供されます。 LSP パスに沿ったネクスト ホップ ノードをバイパスするバックアップ トンネルは、LSP パスのネクスト ホップ ノードの次のノードで終端して、結果としてネクスト ホップ ノードをバイパスするため、NNHOP バックアップ トンネルと呼ばれます。 これは、パスに沿ったノードで障害が発生したときに、障害ポイントのノード アップストリームが、障害が発生したノードを回避して LSP とそのトラフィックを次のネクスト ホップ再ルーティングできるようにすることで、LSP を保護します。 また、明示パスから除外する保護リンク IP アドレスと、明示パスから除外される IP アドレスに関連付けられた SRLG 値を指定することで、LSP を保護します。 また、NNHOP バックアップ トンネルは、障害の発生したリンクおよびノードをバイパスすることで、リンク障害からの保護も提供しています。 図 2 は、NNHOP バックアップ トンネルを示しています。
上の図に示すトポロジでは、次の方法でバックアップ トンネル パスの計算を実行できます。
ここでは、次の内容について説明します。
NNHOP で終端するバックアップ トンネルは、ダウンストリーム リンクとノードの両方を保護します。 これにより、リンクおよびノードの障害に対する保護が可能になります。
設定される SRLG 機能には、いくつかの制限があります。
MPLS-TE プリエンプションは、確立された LSP のリソースの解放と、新しい LSP への割り当てで構成されます。 リソースを解放すると、プリエンプトされる LSP へのトラフィックが中断されます。 Soft Preemption は、RSVP-TE プロトコルに対する拡張であり、プリエンプトされた LSP でのそのようなトラフィック中断を最小限に抑えるか、場合によってはなくします。
Soft-Preemption 機能は、トラフィック損失を最小限に抑えるかなくすために、適切な方法で LSP をプリエンプトしようとします。 ただし、リンクはある期間オーバーサブスクリプトされていることがあります。
Soft Preemption を実装するネットワークでは、次の方法でゼロのトラフィック損失を実現できます。
パス オプション属性は、テンプレート設定から設定可能です。 attribute-set という名前のこのテンプレートは、MPLS トラフィック エンジニアリング モードでグローバルに設定されます。
attribute-set は、LSP ごとにパス オプションに適用できます。 パス オプション設定は、パス オプション属性名を使用するよう拡張されます。 特定のパス オプションを使用して計算された LSP は、パス オプションの attribute-set で指定された属性を使用します。
パス オプション属性を実装するには、次の前提条件が必要です。
(注) |
signalled-bandwidth および affinity 属性は、attribute-set テンプレートでサポートされます。 |
パス オプション attribute-set テンプレート内で属性の値を指定できます。 これによって、トンネル レベルでの同じ属性の設定は妨げられません。 ただし、考慮に入れられるのは 1 つのレベルのみであることに注意することが重要です。 そのため、LSP レベルでの設定は、トンネルのレベルでの設定より具体的であると考えられ、この時点からはこの設定が使用されます。
attribute-set 内で指定されない属性は、通常どおり値を使用します(つまり、トンネル レベルでの設定、グローバル MPLS レベルでの設定、またはデフォルト値)。 次に例を示します。
attribute-set path-option MYSET affinity 0xBEEF mask 0xBEEF interface tunnel-te 10 affinity 0xCAFE mask 0xCAFE signalled-bandwidth 1000 path-option 1 dynamic attribute-set name MYSET path-option 2 dynamic
この例では、MYSET という名前の attribute-set は、アフィニティに 0xBEEF を指定しています。 シグナリングされた帯域幅は、この MYSET で設定されていません。 トンネル 10 では、アフィニティ 0xCAFE が設定されています。 パス オプション 1 から計算された LSP は、アフィニティ 0xBEEF/0xBEEF を使用するのに対して、パス オプション 2 から計算された LSP はアフィニティ 0xCAFE/0xCAFE を使用します。 これらのパス オプションのいずれかを使用して計算されたすべての LSP が、signalled-bandwidth として 1000 を使用します。これは、トンネル レベルのみで指定される唯一の値であるためです。
(注) |
パス オプション attribute-set テンプレートで設定される属性は、トンネルで設定される同じ属性よりも優先されます。 トンネルで設定される属性は、同等の属性が使用中のパス オプション attribute-set テンプレートで指定されない場合に限り使用されます。 |
MPLS トラフィック エンジニアリングを使用すると、IP トラフィックの制約ベースのルーティング(CBR)が可能になります。 CBR によって満たされる制約の 1 つに、選択されたパスにおける必要な帯域幅のアベイラビリティがあります。 通常の TE トンネル帯域幅は、グローバル プールと呼ばれます。 サブプール帯域幅は、グローバル プールの一部です。 使用中ではない場合、サブプール帯域幅はグローバル プールから予約されません。 そのため、サブプール トンネルでは、非サブプール トンネルよりも高いプライオリティが必要です。
グローバル プール(デフォルト)またはサブプール帯域幅のいずれかを使用するように、シグナリングされた帯域幅のパス オプション属性を設定できます。 パス オプションのシグナリングされた帯域幅値は任意の有効な値に設定でき、プールはトンネルに設定されているプールと同じものである必要はありません。
(注) |
signalled-bandwidth bandwidth [sub-pool | global] kbps コマンドを使用してパス オプションのシグナリングされた帯域幅を設定する場合は、すべてのサブプール帯域幅値またはすべてのグローバル プール帯域幅値のいずれかを使用します。 |
特定のパス オプションへの再最適化は、使用中のパス オプションおよび新しいパス オプションが同じ帯域幅クラスを共有しない場合は行えません。 パス オプション スイッチオーバー操作は、そのようなシナリオでは失敗します。 新しいパス オプションにスイッチオーバーするには、EXEC コンフィギュレーション モードでこのコマンドを使用します。
mpls traffic-eng switchover tunnel-xx ID path-option index
(注) |
異なる帯域幅クラスのさまざまなパス オプション間ではパス オプションのスイッチオーバーは許可されません。 |
パス保護がイネーブルの場合、トンネルを通過するトラフィックを保護するために、スタンバイ LSP が確立されます。 スタンバイ LSP は、プライマリ LSP と同じパス オプションまたは異なるパス オプションのいずれかを使用して確立されます。
スタンバイ LSP は、プライマリ LSP とは異なるように計算されるため、帯域幅クラスの差は問題ではありません。 これは、ノード ダイバーシティを除くすべてのケースのダイバーシティで当てはまります。 ノード ダイバーシティを使用すると、スタンバイ LSP は、最大 2 つのリンク(ヘッド ノードを終了するリンクとテール ノードに入るリンク)をプライマリ LSP と共有できます。
あるパス オプションから別のパス オプションに切り替える場合に、これらのオプションに異なるクラスが指定されているときは、パス オプション スイッチオーバーは拒否されます。 ただし、パス オプション スイッチオーバーは、パス保護機能ではブロックできません。 異なるクラス タイプの別のパス オプションを使用してスタンバイ LSP がアクティブになると、パス オプション スイッチオーバーをヘッドエンドで拒否できます。 これは、ダウンストリーム ノードで拒否されることがあります。
ノード ダイバーシティは、限定された状況のみで可能です。 満たす必要がある条件は次のとおりです。
Cisco IOS XR では、異なるクラス タイプ間の再最適化は、ネクスト ホップで実際に拒否されます。 この拒否は、アドミッション障害によって発生します。
MPLS トラフィック エンジニアリング Auto-Tunnel メッシュ(自動メッシュ)機能を使用すると、最小の MPLS トラフィック エンジニアリング設定で TE P2P トンネルのフル メッシュを自動的に設定できます。 1 つ以上のメッシュ グループを設定できます。 各メッシュ グループでは、宛先が示されている宛先リスト(IPv4 Prefix-List)が必要です。これは、そのメッシュ グループのトンネルを作成するための宛先として使用されます。
MPLS TE 自動メッシュ タイプ attribute-set(テンプレート)を設定して、メッシュ グループに関連付けることができます。 LSR は、attribute-set で定義されたトンネル プロパティを使用してトンネルを作成します。
Prefix-List を使用して、自動メッシュ トンネルを自動的に作成できます。 ネットワーク内の各 TE 対応ルータは、既存の IGP 拡張によって TE ルータ ID を学習します。
次のコマンドを使用して、ルータのルータ ID を確認できます。
show mpls traffic-eng topology | include TE Id IGP Id: 0001.0000.0010.00, MPLS TE Id:100.1.1.1 Router Node (ISIS 1 level-2) IGP Id: 0001.0000.0011.00, MPLS TE Id:100.2.2.2 Router Node (ISIS 1 level-2) IGP Id: 0001.0000.0012.00, MPLS TE Id:100.3.3.3 Router Node (ISIS 1 level-2)
Prefix-List は、必要なルータ ID セット(上の出力に示されている MPLS TE ID)と一致するように、各 TE ルータで設定できます。 たとえば、ワイルドカード 0.255.255.255 を使用してアドレス 100.0.0.0 と一致させるよう Prefix-List を設定する場合、すべての 100.x.x.x ルータ ID が自動メッシュ グループに含められます。
ネットワークに新しい TE ルータが追加されるときに、そのルータ ID も、Prefix-List で示されるアドレスのブロック(たとえば、100.x.x.x)内にある場合、これは、既存の各 TE ルータ上の自動メッシュ グループに追加され、Prefix-List を明示的に変更したり、追加の設定を実行する必要はありません。
自動メッシュでは、独自の(ローカル)TE ルータ ID へのトンネルは作成されません。
(注) |
すべてのルータ上の Prefix-List 設定が同一の場合、これらのルータ間で対称ではないトンネルのメッシュが作成されます。 |
トラフィック エンジニアリングでは、複数のグローバル隣接ルータ間の調整、トラフィック エンジニアリング トンネルの作成、トラフィック エンジニアリング トンネル経由の転送の設定、FRR の設定、および差別化サービスの作成が必要です。
MPLS-TE を実装するには、次の手順に従います。
MPLS-TE トポロジを設定するには、次の作業を実行します(トラフィック エンジニアリング トンネルの運用に必要)。
MPLS-TE トポロジの作成を開始する前に、次をイネーブルにしておく必要があります。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. exit
5. exit
6. router ospf process-name
7. area area-id
8. exit
9. mpls traffic-eng router-id type interface-path-id
11. (任意) show mpls traffic-eng topology
12. (任意) show mpls traffic-eng link-management advertisements
MPLS-TE トンネルの作成は、ご使用のネットワーク トポロジに合うようにトラフィック エンジニアリングをカスタマイズするプロセスです。
MPLS-TE トンネルを作成するには、トラフィック エンジニアリング トポロジを作成した後に次の作業を実行します。
次に、MPLS-TE トンネルを作成するための前提条件を示します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. destination ip-address
4. ipv4 unnumbered type interface-path-id
5. path-option preference - priority dynamic
6. signalled- bandwidth {bandwidth [class-type ct ] | sub-pool bandwidth}
8. (任意) show mpls traffic-eng tunnels
9. (任意) show ipv4 interface brief
10. (任意) show mpls traffic-eng link-management admission-control
前の作業で作成した MPLS-TE トンネル経由の転送を設定するには、次の作業を実行します。 この作業を行うと、ネットワーク ネイバー間のリンク上で MPLS パケットを転送できるようになります。
次に、MPLS-TE トンネル経由の転送を設定するための前提条件を示します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. ipv4 unnumbered type interface-path-id
4. autoroute announce
5. exit
6. router static address-family ipv4 unicast prefix mask ip-address interface type
8. (任意) ping {ip-address | hostname}
9. (任意) show mpls traffic-eng autoroute
前の作業で作成した MPLS-TE トンネルを保護するには、次の作業を実行します。
(注) |
この作業は前の作業に類似していますが、この作業は重要であるため、Cisco IOS XR ソフトウェアでのトラフィック エンジニアリングに必要な作業として必ず実行する必要があります。 |
次に、MPLS-TE トンネルを保護するための前提条件を示します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. fast-reroute
4. exit
5. mpls traffic-eng
6. interface type interface-path-id
7. backup-path tunnel-te tunnel-number
8. exit
9. exit
10. interface tunnel-te tunnel-id
11. backup-bw {backup bandwidth | sub-pool {bandwidth | unlimited} | global-pool {bandwidth | unlimited} }
12. ipv4 unnumbered type interface-path-id
13. path-option preference-priority {explicit name explicit-path-name}
14. destination ip-address
16. (任意) show mpls traffic-eng tunnels backup
17. (任意) show mpls traffic-eng tunnels protection frr
18. (任意) show mpls traffic-eng fast-reroute database
AutoTunnel バックアップ機能を設定するには、次の作業を実行します。 デフォルトでは、この機能はディセーブルになっています。 AutoTunnel バックアップ機能は、インターフェイスごとに設定できます。 この機能は、各インターフェイスまたはリンクで、明示的にイネーブルにする必要があります。
1. configure
2. ipv4 unnumbered mpls traffic-eng Loopback 0
3. mpls traffic-eng
4. auto-tunnel backup timers removal unused frequency
5. auto-tunnel backup tunnel-id min minmax max
7. show mpls traffic-eng auto-tunnel backup summary
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | ipv4 unnumbered mpls traffic-eng Loopback 0 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)#ipv4 unnumbered mpls traffic-eng Loopback 0 |
AutoTunnel バックアップ トンネルで使用できる、グローバルに設定された IPv4 アドレスを設定します。
|
||
ステップ 3 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 4 | auto-tunnel backup timers removal unused frequency 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# auto-tunnel backup timers removal unused 20 |
タイマーによりバックアップ自動トンネルがスキャンされる頻度を設定し、使用されていないトンネルを削除します。
|
||
ステップ 5 | auto-tunnel backup tunnel-id min minmax max 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# auto-tunnel backup tunnel-id min 6000 max 6500 |
自動バックアップ トンネルに使用されるトンネル インターフェイス番号の範囲を設定します。 範囲は 0 ~ 65535 です。 |
||
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show mpls traffic-eng auto-tunnel backup summary 例:RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng auto-tunnel backup summary |
設定済みの MPLS-TE バックアップ自動トンネルに関する情報を表示します。 |
すべてのバックアップ自動トンネルを削除するには、次の作業を実行して AutoTunnel バックアップ機能を削除します。
1. clear mpls traffic-eng auto-tunnel backup unused { all | tunnel-tenumber}
3. show mpls traffic-eng auto-tunnel summary
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | clear mpls traffic-eng auto-tunnel backup unused { all | tunnel-tenumber} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# clear mpls traffic-eng auto-tunnel backup unused all |
EXEC モードから、すべての MPLS-TE 自動バックアップ トンネルをクリアします。 また、特定の Tunnel-TE でマーキングされた自動バックアップ トンネルも削除できますが、これはそのトンネルが現在使用されていない場合に限られます。 |
ステップ 2 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 3 | show mpls traffic-eng auto-tunnel summary 例:RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng auto-tunnel summary |
削除されたものも含めて、MPLS-TE 自動トンネルの情報を表示します。 |
MPLS バックアップ自動トンネルを確立して高速リルートが可能な TE LSP を保護するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. auto-tunnel backup
5. attribute-set attribute-set-name
7. show mpls traffic-eng auto-tunnel backup summary
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface POS 0/6/0/0 |
発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | auto-tunnel backup 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# auto-tunnel backup |
指定したインターフェイスの Auto-Tunnel バックアップ機能をイネーブルにします。
|
||
ステップ 5 | attribute-set attribute-set-name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if-auto-backup)#attribute-set ab |
Auto-Tunnel バックアップ トンネルの Attribute-set テンプレートを設定します。 |
||
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show mpls traffic-eng auto-tunnel backup summary 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic auto-tunnel backup summary |
設定済みの MPLS-TE バックアップ自動トンネルに関する情報を表示します。 |
プライマリ トンネルでネクストホップ トンネルおよびリンク保護を確立するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. auto-tunnel backup nhop-only
5. auto-tunnel backup exclude srlg [preferred]
6. attribute-set attribute-set-name
8. show mpls traffic-eng tunnels number detail
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface POS 0/6/0/0 |
発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | auto-tunnel backup nhop-only 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# auto-tunnel backup nhop-only |
ダイナミック NHOP バックアップ トンネルの作成をイネーブルにします。 デフォルトでは、NHOP 保護および NNHOP 保護が両方ともイネーブルになっています。
|
||
ステップ 5 | auto-tunnel backup exclude srlg [preferred] 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# auto-tunnel backup exclude srlg preferred |
特定のインターフェイスに関連付けられた AutoTunnel バックアップに対する特定のリンク上で、SRLG 値の除外をイネーブルにします。 preferred オプションを使用すると、すべての SRLG を除外するパスが見つからない場合でも、AutoTunnel バックアップ トンネルがアップ状態になります。 |
||
ステップ 6 | attribute-set attribute-set-name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if-auto-backup)#attribute-set ab |
Auto-Tunnel バックアップ トンネルの Attribute-set テンプレートを設定します。 |
||
ステップ 7 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 8 | show mpls traffic-eng tunnels number detail 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 1 detail |
設定済みの NHOP トンネルおよび SRLG の情報を表示します。 |
先行標準 DS-TE トンネルを設定するには、次の作業を実行します。
次に、先行標準 DS-TE トンネルを設定するための前提条件を示します。
1. configure
2. rsvp interface type interface-path-id
3. bandwidth [total reservable bandwidth] [bc0 bandwidth] [global-pool bandwidth] [sub-pool reservable-bw]
4. exit
5. exit
6. interface tunnel-te tunnel-id
7. signalled-bandwidth {bandwidth [class-type ct] | sub-pool bandwidth}
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | rsvp interface type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos0/6/0/0
|
RSVP コンフィギュレーション モードを開始して、RSVP インターフェイスを選択します。 |
ステップ 3 | bandwidth [total reservable bandwidth] [bc0 bandwidth] [global-pool bandwidth] [sub-pool reservable-bw] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth 100 150 sub-pool 50
|
先行標準 DS-TE モードを使用して、このインターフェイスで使用できる予約済み RSVP 帯域幅を設定します。 total reserve bandwidth 引数の範囲は 0 ~ 4294967295 です。 物理インターフェイス帯域幅は MPLS-TE で使用されません。 |
ステップ 4 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 6 | interface tunnel-te tunnel-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 2
|
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 7 | signalled-bandwidth {bandwidth [class-type ct] | sub-pool bandwidth} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# signalled-bandwidth sub-pool 10
|
このインターフェイスで必要な帯域幅を設定します。 デフォルトのトンネルの優先順位は 7 であるため、トンネルはデフォルトの TE クラス マップ(つまり、クラス タイプ 1、優先順位 7)を使用します。 |
ステップ 8 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
RDM を使用して IETF モード DS-TE トンネルを作成するには、次の作業を実行します。
次に、RDM を使用して IETF モード DS-TE トンネルを作成するための前提条件を示します。
1. configure
2. rsvp interface type interface-path-id
3. bandwidth rdm {total-reservable-bw | bc0 | global-pool} {sub-pool | bc1 reservable-bw}
4. exit
5. exit
6. mpls traffic-eng
7. ds-te mode ietf
8. exit
9. interface tunnel-te tunnel-id
10. signalled-bandwidth {bandwidth [class-type ct] | sub-pool bandwidth}
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | rsvp interface type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos0/6/0/0
|
RSVP コンフィギュレーション モードを開始して、RSVP インターフェイスを選択します。 |
||
ステップ 3 | bandwidth rdm {total-reservable-bw | bc0 | global-pool} {sub-pool | bc1 reservable-bw} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth rdm 100 150
|
Russian Doll Model(RDM)帯域幅制限モデルを使用して、このインターフェイスで使用できる予約済み RSVP 帯域幅を設定します。 total reserve bandwidth 引数の範囲は 0 ~ 4294967295 です。
|
||
ステップ 4 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp) |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 5 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp) exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config) |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 6 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 7 | ds-te mode ietf 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# ds-te mode ietf
|
IETF DS-TE モードとデフォルトの TE クラス マップをイネーブルにします。 IETF DS-TE モードは、すべてのネットワーク ノードで設定されます。 |
||
ステップ 8 | exit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# exit
|
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 9 | interface tunnel-te tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 10 | signalled-bandwidth {bandwidth [class-type ct] | sub-pool bandwidth} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# signalled-bandwidth 10 class-type 1
|
MPLS TE トンネルに必要な帯域幅を設定します。 デフォルトのトンネルの優先順位は 7 であるため、トンネルはデフォルトの TE クラス マップ(つまり、クラス タイプ 1、優先順位 7)を使用します。 |
||
ステップ 11 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
Maximum Allocation Model(MAM)帯域幅制限モデルを使用して IETF モード差別化サービス トラフィック エンジニアリング トンネルを設定するには、次の作業を実行します。
次に、MAM 帯域幅制限モデルを使用して IETF モード差別化サービス トラフィック エンジニアリング トンネルを設定するための前提条件を示します。
1. configure
2. rsvp interface type interface-path-id
3. bandwidth mam {total reservable bandwidth | max-reservable-bw maximum-reservable-bw} [bc0 reservable bandwidth] [bc1 reservable bandwidth]
4. exit
5. exit
6. mpls traffic-eng
7. ds-te mode ietf
8. ds-te bc-model mam
9. exit
10. interface tunnel-te tunnel-id
11. signalled-bandwidth {bandwidth [class-type ct] | sub-pool bandwidth}
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | rsvp interface type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# rsvp interface pos0/6/0/0
|
RSVP コンフィギュレーション モードを開始して、RSVP インターフェイスを選択します。 |
||
ステップ 3 | bandwidth mam {total reservable bandwidth | max-reservable-bw maximum-reservable-bw} [bc0 reservable bandwidth] [bc1 reservable bandwidth] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# bandwidth mam max-reservable-bw 400 bc0 300 bc1 200
|
このインターフェイスで使用可能な予約済み RSVP 帯域幅を設定します。
|
||
ステップ 4 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 5 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 6 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 7 | ds-te mode ietf 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# ds-te mode ietf
|
IETF DS-TE モードとデフォルトの TE クラス マップをイネーブルにします。 ネットワーク内のすべてのノードに IETF DS-TE モードを設定します。 |
||
ステップ 8 | ds-te bc-model mam 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# ds-te bc-model mam
|
MAM 帯域幅制限モデルをグローバルにイネーブルにします。 |
||
ステップ 9 | exit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# exit
|
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 10 | interface tunnel-te tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 4 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 11 | signalled-bandwidth {bandwidth [class-type ct] | sub-pool bandwidth} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# signalled-bandwidth 10 class-type 1
|
MPLS TE トンネルに必要な帯域幅を設定します。 デフォルトのトンネルの優先順位は 7 であるため、トンネルはデフォルトの TE クラス マップ(つまり、クラス タイプ 1、優先順位 7)を使用します。 |
||
ステップ 12 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# end
または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-rsvp-if)# commit
|
設定変更を保存します。 |
OSPF で MPLS-TE および高速再ルーティング(FRR)を設定するには、次の作業を実行します。
(注) |
OSPF での複数の隣接では、ポイントツーポイント インターフェイス(P2P)インターフェイスのみがサポートされています。 これは、ネイティブ P2P インターフェイス、または OSPF P2P コンフィギュレーション コマンドが適用されて P2P インターフェイスとして機能するように強制されたブロードキャスト インターフェイスのいずれかです(OSPF の場合のみ)。 この制限は、IS-IS には適用されません。 Tunnel-TE インターフェイスは、IS-IS ではサポートされていません。 |
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. path-option [protecting ] preference-priority {dynamic [pce [address ipv4 address] | explicit {name pathname | identifier path-number } } [isis instance name {level level} ] [ospf instance name {area area ID} ] ] [verbatim] [lockdown]
4. ステップ 3 を必要なだけ繰り返します。
6. show mpls traffic-eng tunnels [tunnel-number]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 トンネル ID 番号の範囲は 0 ~ 65535 です。 |
ステップ 3 | path-option [protecting ] preference-priority {dynamic [pce [address ipv4 address] | explicit {name pathname | identifier path-number } } [isis instance name {level level} ] [ospf instance name {area area ID} ] ] [verbatim] [lockdown] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option 1 explicit identifier 6 ospf green area 0
|
MPLS-TE トンネルに対して明示パス オプションを設定します。 OSPF は、単一の OSPF インスタンスおよびエリアに制限されます。 |
ステップ 4 | ステップ 3 を必要なだけ繰り返します。 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option 2 explicit name 234 ospf 3 area 7 verbatim
|
別の明示パスオプションを設定します。 |
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 6 | show mpls traffic-eng tunnels [tunnel-number] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 1
|
MPLS-TE トンネルの情報を表示します。 |
MPLS-TE で過負荷ノード回避を設定するには、次の作業を実行します。 過負荷ビットをイネーブルにしている場合、トンネル パスで過負荷ノードが見つかると、トンネルがダウンします。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. path-selection ignore overload {head | mid | tail}
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | path-selection ignore overload {head | mid | tail} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# path-selection ignore overload head |
MPLS-TE の Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)過負荷ビット設定を無視します。 IS-IS によりヘッド ルータ上に set-overload-bit が設定されている場合は、トンネルはアップ状態のままになります。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# end
または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# commit
|
設定変更を保存します。 |
MPLS-TE の柔軟な名前ベースのトンネル制約を完全に設定するには、次の高レベルの作業を順番に実行する必要があります。
新しいカラーリング方式をイネーブルにするための最初の作業は、数値(16 進数)を各値(カラー)に割り当てることです。
(注) |
アフィニティ カラー名が 64 文字を超えることはできません。 アフィニティ値は、1 桁を超えることはできません。 たとえば、magenta1 のようになります。 |
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. affinity-map affinity name {affinity value | bit-position value}
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | affinity-map affinity name {affinity value | bit-position value} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# affinity-map red 1
|
カラー名を使用して、アフィニティ名およびマップ値を入力します(複数のカラー(最大 64 カラー)を割り当てるには、このコマンドを繰り返します)。 アフィニティ カラー名が 64 文字を超えることはできません。 カラー名に割り当てる値は 1 桁である必要があります。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# commit |
設定変更を保存します。 |
MPLS-TE の柔軟な名前ベースのトンネル制約設定における次のステップでは、アフィニティ名と値を TE リンクに割り当てます。 最大 32 個のカラーを割り当てることができます。 リンクにカラーを割り当てる前に、各カラーに対して名前/値のマッピングを定義する必要があります。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. attribute-names attribute name
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface tunnel-te 2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# |
インターフェイス上で MPLS-TE をイネーブルにし、MPLS-TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | attribute-names attribute name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# attribute-names red
|
選択されたインターフェイス上で、カラーを TE リンクに割り当てます。 |
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
MPLS-TE の柔軟な名前ベースのトンネル制約設定における最後のステップでは、トンネルをアフィニティ制約に割り当てます。
このモデルを使用する場合、マスクはありません。 その代わりに、4 種類のアフィニティ制約がサポートされています。
(注) |
上記のアフィニティ制約では、exclude-all 制約以外はすべて最大 10 個のカラーと関連付けできます。 |
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. affinity {affinity-value mask mask-value | exclude name | exclude -all | include name | include-strict name}
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 1
|
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 3 | affinity {affinity-value mask mask-value | exclude name | exclude -all | include name | include-strict name} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# affinity include red
|
トンネルを構成するリンクのリンク属性を設定します。 最大 10 個のカラーを持つことができます。 トンネル設定の下に、複数の include 文を指定できます。 この設定では、リンクに赤または最低でも緑が含まれる場合、そのリンクは CSPF の対象となります。 たがって、赤と他のカラーを含むリンクおよび緑と他のカラーを含むリンクは制約を満たす必要があります。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルを実行して、MPLS-TE リンク情報を複数の IS-IS レベルにフラッディングするには、次の作業を実行します。
この手順では、MPLS-TE を IS-IS レベル 1 およびレベル 2 の両方でイネーブルにする方法について説明します。
1. configure
2. router isis instance-id
3. net network-entity-title
4. address-family {ipv4 | ipv6} {unicast}
5. metric-style wide
6. mpls traffic-eng level
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | router isis instance-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router isis 1
|
IS-IS インスタンスを入力します。 |
ステップ 3 | net network-entity-title 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# net 47.0001.0000.0000.0002.00
|
ルーティング プロセスの IS-IS Network Entity Title(NET)を入力します。 |
ステップ 4 | address-family {ipv4 | ipv6} {unicast} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis)# address-family ipv4 unicast
|
IPv4 アドレス プレフィックスおよび IPv6 アドレス プレフィックスを使用する IS-IS ルーティングを設定するアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | metric-style wide 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# metric-style wide
|
新しいスタイルのタイプ、長さ、値(TLV)オブジェクトを入力します。 |
ステップ 6 | mpls traffic-eng level 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# mpls traffic-eng level-1-2
|
必要な MPLS-TE レベル(1 つまたは複数)を入力します。 |
ステップ 7 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-isis-af)# commit |
設定変更を保存します。 |
MPLS-TE の OSPF 領域を、OSPF バックボーン領域 0 および領域 1 の両方で設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. router ospf process-name
3. mpls traffic-eng router-id type interface-path-id
4. area area-id
5. interface type interface-path-id
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | router ospf process-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router ospf 100
|
|
ステップ 3 | mpls traffic-eng router-id type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf)# mpls traffic-eng router-id Loopback0
|
MPLS インターフェイス タイプを入力します。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
ステップ 4 | area area-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf)# area 0
|
|
ステップ 5 | interface type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# interface POS 0/2/0/0
|
インターフェイス ID を特定します。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# commit |
設定変更を保存します。 |
ABR がルーズ アドレスとして設定された IPv4 明示パスを指定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. explicit-path name name
3. index index-id next-address [loose] ipv4 unicast ip-address
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | explicit-path name name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# explicit-path name interarea1
|
明示パスの名前を入力します。 |
ステップ 3 | index index-id next-address [loose] ipv4 unicast ip-address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-expl-path)# index 1 next-address loose ipv4 unicast 10.10.10.10
|
トンネルの IP 明示パスにアドレスを含めます。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-expl-path)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-expl-path)# commit |
設定変更を保存します。 |
特定の Tunnel-TE インターフェイスで転送隣接を設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. forwarding-adjacency holdtime value
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 1
|
MPLS-TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | forwarding-adjacency holdtime value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# forwarding-adjacency holdtime 60
|
オプションの特定の保持時間値を使用して、転送隣接を設定します。 この値はデフォルトで 0(ミリ秒)です。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
パス計算クライアント(PCC)およびパス計算要素(PCE)を設定するには、次の作業を実行します。
TE トンネルを PCC として設定するには、次の作業を実行します。
(注) |
一度に 1 つの TE 対応 IGP インスタンスのみを使用できます。 |
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. path-option preference-priority dynamic pce
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 6
|
MPLS-TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | path-option preference-priority dynamic pce 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option 1 dynamic pce
|
TE トンネルを PCC として設定します。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
PCE アドレスを設定するには、次の作業を実行します。
(注) |
一度に 1 つの TE 対応 IGP インスタンスのみを使用できます。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | pce address ipv4 address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce address ipv4 10.1.1.1
|
PCE IPv4 アドレスを設定します。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# commit |
設定変更を保存します。 |
スタティック PCE ピア、定期再最適化タイマー値、および要求のタイムアウト値などの PCE パラメータを設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. pce address ipv4 address
4. pce peer ipv4 address
5. pce keepalive interval
6. pce deadtimer value
7. pce reoptimize value
8. pce request-timeout value
9. pce tolerance keepalive value
11. show mpls traffic-eng pce peer [address | all]
12. show mpls traffic-eng pce tunnels
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | pce address ipv4 address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce address ipv4 10.1.1.1
|
PCE IPv4 アドレスを設定します。 |
ステップ 4 | pce peer ipv4 address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce peer address ipv4 10.1.1.1
|
スタティック PCE ピア アドレスを設定します。 PCE ピアも OSPF または ISIS を介してダイナミックに検出されます。 |
ステップ 5 | pce keepalive interval 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce keepalive 10
|
PCEP キープアライブ インターバルを設定します。 範囲は 0 ~ 255 秒です。 キープアライブ インターバルが 0 の場合、LSR はキープアライブ メッセージを送信しません。 |
ステップ 6 | pce deadtimer value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce deadtimer 50
|
PCE deadtimer 値を設定します。 範囲は 0 ~ 255 秒です。 dead interval を 0 に設定すると、LSR は、リモート ピアに対する PCEP セッションをタイムアウトにしません。 |
ステップ 7 | pce reoptimize value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce reoptimize 200
|
定期的な再最適化タイマーの値を設定します。 範囲は 60 ~ 604800 秒です。 dead interval を 0 に設定すると、LSR は、リモート ピアに対する PCEP セッションをタイムアウトにしません。 |
ステップ 8 | pce request-timeout value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce request-timeout 10
|
PCE の要求タイムアウトを設定します。 範囲は 5 ~ 100 秒です。 PCC または PCE は、request-timeout で指定した期間だけ、パス保留要求を保持します。 |
ステップ 9 | pce tolerance keepalive value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# pce tolerance keepalive 10
|
PCE トレランス キープアライブ値(ピアで提示される最小許容キープアライブ)を設定します。 |
ステップ 10 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 11 | show mpls traffic-eng pce peer [address | all] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng pce peer
|
PCE ピア アドレスおよび状態を表示します。 |
ステップ 12 | show mpls traffic-eng pce tunnels 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng pce tunnels
|
PCE トンネルの状態を表示します。 |
次の作業では、MPLS-TE でパス保護を設定する方法について説明します。
特定のトンネル インターフェイスのパス保護をイネーブルにするには、次の作業を実行します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. path-protection
5. show mpls traffic-eng tunnels [tunnel-number]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 6
|
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定して、発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | path-protection 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-protection
|
Tunnel-TE インターフェイス上でパス保護をイネーブルにします。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 5 | show mpls traffic-eng tunnels [tunnel-number] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 6
|
パス保護がトンネル番号 6 の Tunnel-TE インターフェイスでイネーブルになっているという情報を表示します。 |
パスでリンクまたはノードの障害が発生し、ネットワーク内のすべてのインターフェイスが保護されなくなった場合のために、セカンダリ パス オプションを割り当てるには、次の作業を実行します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. path-option preference-priority dynamic
5. show mpls traffic-eng tunnels [tunnel-number]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 6
|
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定して、発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | path-option preference-priority dynamic 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option 10 dynamic
|
MPLS-TE トンネルにセカンダリ パス オプションを設定します。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 5 | show mpls traffic-eng tunnels [tunnel-number] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 6
|
トンネル番号 6 の Tunnel-TE インターフェイス上のセカンダリ パス オプションについての情報を表示します。 |
パス保護トンネルでの手動切り替えを強制するには、次の作業を実行します。
1. mpls traffic-eng path-protection switchover tunnel-te tunnel-ID
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | mpls traffic-eng path-protection switchover tunnel-te tunnel-ID 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# mpls traffic-eng path-protection switchover tunnel-te 6
|
Tunnel-TE インターフェイスでポイントツーポイント(P2P)のパス保護切り替えを強制します。 |
パス保護切り替えイベントがトンネルのヘッドに影響する時点から、そのトンネルで再最適化が実行されるまでの時間を設定するには、次の作業を実行します。 このタイマーは、切り替えによって必要となる再最適化の試行に対してのみ影響するものであり、グローバル再最適化タイマーを上書きするものではありません。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. reoptimize timers delay path-protection seconds
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | reoptimize timers delay path-protection seconds 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# reoptimize timers delay path-protection 180
|
|
||
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# commit |
設定変更を保存します。 |
自動帯域幅を設定するには、次の作業を実行します。
収集頻度を設定するには、次の作業を実行します。 グローバル収集頻度を 1 つだけ設定できます。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. auto-bw collect frequency minutes
5. show mpls traffic-eng tunnels [auto-bw]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | auto-bw collect frequency minutes 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# auto-bw collect frequency 1
|
自動帯域幅の収集頻度を設定し、トンネルの帯域幅が出力レート情報を収集する方法を制御しますが、トンネル帯域幅は調整しません。
|
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 5 | show mpls traffic-eng tunnels [auto-bw] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic tunnels auto-bw
|
自動帯域幅の MPLS-TE トンネルに関する情報を表示します。 グローバルに設定された収集頻度が表示されます。 |
指定したトンネルで、現在の適用期間がただちに期限切れになるように強制するには、次の作業を実行します。 適用期間が自動的に終了するまで待機する間は、トンネルには最大の帯域幅が適用されます。
1. mpls traffic-eng auto-bw apply {all | tunnel-te tunnel-number}
2. show mpls traffic-eng tunnels [auto-bw]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | mpls traffic-eng auto-bw apply {all | tunnel-te tunnel-number} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# mpls traffic-eng auto-bw apply tunnel-te 1
|
|
ステップ 2 | show mpls traffic-eng tunnels [auto-bw] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels auto-bw
|
自動帯域幅の MPLS-TE トンネルに関する情報を表示します。 |
次の自動帯域幅機能を設定するには、次の作業を実行します。
自動帯域幅によりトンネルの帯域幅が更新される適用頻度を設定します。
帯域幅収集のみを設定します。
トンネルに設定する最小および最大自動帯域幅を設定します。
各トンネルに調整しきい値を設定します。
各トンネルにオーバーフロー検出を設定します。
1. configure
2. interface tunnel-te tunnel-id
3. auto-bw
4. application minutes
5. bw-limit {min bandwidth } {max bandwidth}
6. adjustment-threshold percentage [min minimum-bandwidth]
7. overflow threshold percentage [min bandwidth] limit limit
9. show mpls traffic-eng tunnels [auto-bw]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 6 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定して、発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | auto-bw 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# auto-bw RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# |
トンネル インターフェイスに自動帯域幅を設定して、MPLS-TE 自動帯域幅インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | application minutes 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# application 1000
|
|
ステップ 5 | bw-limit {min bandwidth } {max bandwidth} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# bw-limit min 30 max 80
|
|
ステップ 6 | adjustment-threshold percentage [min minimum-bandwidth] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# adjustment-threshold 50 min 800
|
|
ステップ 7 | overflow threshold percentage [min bandwidth] limit limit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# overflow threshold 100 limit 1
|
|
ステップ 8 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-tunte-autobw)# commit |
設定変更を保存します。 |
ステップ 9 | show mpls traffic-eng tunnels [auto-bw] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels auto-bw
|
自動帯域幅がイネーブルになっているトンネルのみの MPLS-TE トンネル情報を表示します。 |
MPLS トラフィック エンジニアリングの SRLG 機能をアクティブにするには、別のリンクとの共有リスクを持つ各リンクの SRLG 値を設定する必要があります。
別のリンクとの共有リスクを持つ各リンクの SRLG 値を設定するには、次の作業を実行します。
(注) |
インターフェイス 1 つにつき、最大 30 個の SRLG を設定できます。 |
1. configure
2. srlg
3. interface type interface-path-id
4. value value
6. show srlg interface type interface-path-id
7. show srlg
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | srlg 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# srlg |
特定のインターフェイス コンフィギュレーション モードで SRLG コンフィギュレーション コマンドを設定し、この SRLG 値を割り当てます。 |
||
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-srlg)# interface POS 0/6/0/0 |
SRLG と関連付けるインターフェイス タイプおよびパス ID を設定し、SRLG インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 4 | value value 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-srlg-if)# value 100 RP/0/RSP0/CPU0:router (config-srlg-if)# value 200 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-srlg-if)# value 300 |
特定のインターフェイスに対する SRLG ネットワーク値を設定します。 範囲は 0 ~ 4294967295 です。
|
||
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show srlg interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show srlg interface POS 0/6/0/0 |
(任意)特定のインターフェイスに設定されている SRLG 値を表示します。 |
||
ステップ 7 | show srlg 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show srlg |
(任意)すべてのインターフェイスに設定されている SRLG 値を表示します。
|
除外 SRLG オプションを使用して明示パスを作成するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. explicit-path {identifier number [disable | index]}{ name explicit-path-name}
3. index 1 exclude-address 192.168.92.1
4. index 2 exclude-srlg 192.168.92.2
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | explicit-path {identifier number [disable | index]}{ name explicit-path-name} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# explicit-path name backup-srlg |
明示パス コンフィギュレーション モードを開始します。 ID の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
ステップ 3 | index 1 exclude-address 192.168.92.1 例: RP/0/RSP0/CPU0:router router(config-expl-path)# index 1 exclude-address 192.168.92.1 |
明示パスから除外する IP アドレスを指定します。 |
ステップ 4 | index 2 exclude-srlg 192.168.92.2 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-expl-path)# index 2 exclude-srlg 192.168.192.2 |
明示パスから除外される SRLG を抽出する IP アドレスを指定します。 |
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
スタティック バックアップ トンネルで除外 SRLG オプションとともに明示パスを使用するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. backup-path tunnel-te tunnel-number
5. exit
6. exit
7. interface tunnel-tetunnel-id
8. ipv4 unnumbered type interface-path-id
9. path-option preference-priority{ dynamic | explicit {identifier | name explicit-path-name}}
10. destination ip-address
11. exit
13. show run explicit-path name name
14. show mpls traffic-eng topology path destination name explicit-path name
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface POS 0/6/0/0 |
発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | backup-path tunnel-te tunnel-number 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# backup-path tunnel-te 2 |
特定のインターフェイスに、MPLS TE バックアップ パスを設定します。 |
||
ステップ 5 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 6 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 7 | interface tunnel-tetunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 2 |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 8 | ipv4 unnumbered type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered Loopback0 |
新しいトンネルで転送をセットアップするには、送信元アドレスを割り当てます。 |
||
ステップ 9 | path-option preference-priority{ dynamic | explicit {identifier | name explicit-path-name}} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option l explicit name backup-srlg |
パス オプションを指定された名前(以前設定した)に明示的に設定して、パス ID を割り当てます。
|
||
ステップ 10 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 192.168.92.125 |
新しいトンネルで宛先アドレスを割り当てます。
|
||
ステップ 11 | exit 例:RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 12 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 13 | show run explicit-path name name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show run explicit-path name backup-srlg |
リンクに対して設定された SRLG 値を表示します。 |
||
ステップ 14 | show mpls traffic-eng topology path destination name explicit-path name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng topology path destination 192.168.92.125 explicit-path backup-srlg |
リンクに対して設定された SRLG 値を表示します。 |
スタティック バックアップ トンネルで除外 SRLG オプションを使用して明示パスを作成するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. backup-path tunnel-te tunnel-number
5. exit
6. exit
7. interface tunnel-tetunnel-id
8. ipv4 unnumbered type interface-path-id
9. path-option preference-priority{ dynamic | explicit {identifier | name explicit-path-name}}
10. destination ip-address
11. exit
12. explicit-path {identifier number [disable | index]}{ name explicit-path-name}
13. index 1 exclude-srlg 192.168.92.2
15. show mpls traffic-eng tunnelstunnel-number detail
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface POS 0/6/0/0 |
発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | backup-path tunnel-te tunnel-number 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# backup-path tunnel-te 2 |
プライマリ トンネルの発信インターフェイスにバックアップ パスを設定します。 |
||
ステップ 5 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 6 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 7 | interface tunnel-tetunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 2 |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 8 | ipv4 unnumbered type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered Loopback0 |
新しいトンネルで転送をセットアップするには、送信元アドレスを割り当てます。 |
||
ステップ 9 | path-option preference-priority{ dynamic | explicit {identifier | name explicit-path-name}} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option 1 explicit name backup-srlg |
パス オプションを指定された名前(以前設定した)に明示的に設定して、パス ID を割り当てます。 ID の範囲は 1 ~ 4294967295 です。
|
||
ステップ 10 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 192.168.92.125 |
新しいトンネルで宛先アドレスを割り当てます。
|
||
ステップ 11 | exit 例:RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 12 | explicit-path {identifier number [disable | index]}{ name explicit-path-name} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# explicit-path name backup-srlg-nodep |
明示パス コンフィギュレーション モードを開始します。 ID の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
||
ステップ 13 | index 1 exclude-srlg 192.168.92.2 例: RP/0/RSP0/CPU0:router:router(config-if)# index 1 exclude-srlg 192.168.192.2 |
保護リンク IP アドレスを指定して、明示パスから除外する SRLG を取得します。 |
||
ステップ 14 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 15 | show mpls traffic-eng tunnelstunnel-number detail 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 2 detail |
リンクに設定されている SRLG 値とともにトンネルの詳細を表示します。 |
SRLG 制約を使用したバックアップ トンネルのノード保護を設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. interface type interface-path-id
4. backup-path tunnel-te tunnel-number
5. exit
6. exit
7. interface tunnel-tetunnel-id
8. ipv4 unnumbered type interface-path-id
9. path-option preference-priority{ dynamic | explicit {identifier | name explicit-path-name}}
10. destination ip-address
11. exit
12. explicit-path {identifier number [disable | index]}{ name explicit-path-name}
13. index 1 exclude-address 192.168.92.1
14. index 2 exclude-srlg 192.168.92.2
16. show mpls traffic-eng tunnels topology path destination ip-address explicit-path-name name
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# interface POS 0/6/0/0 |
発信元ノード上の特定のインターフェイスでトラフィック エンジニアリングをイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | backup-path tunnel-te tunnel-number 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# backup-path tunnel-te 2 |
プライマリ トンネルの発信インターフェイスのバックアップ パスを設定します。 |
||
ステップ 5 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-if)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 6 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 7 | interface tunnel-tetunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-te 2 |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 8 | ipv4 unnumbered type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered Loopback0 |
新しいトンネルで転送をセットアップするには、送信元アドレスを割り当てます。 |
||
ステップ 9 | path-option preference-priority{ dynamic | explicit {identifier | name explicit-path-name}} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# path-option 1 explicit name backup-srlg |
パス オプションを指定された名前(以前設定した)に明示的に設定して、パス ID を割り当てます。 ID の範囲は 1 ~ 4294967295 です。
|
||
ステップ 10 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 192.168.92.125 |
新しいトンネルで宛先アドレスを割り当てます。
|
||
ステップ 11 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 12 | explicit-path {identifier number [disable | index]}{ name explicit-path-name} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# explicit-path name backup-srlg-nodep |
明示パス コンフィギュレーション モードを開始します。 ID の範囲は 1 ~ 65535 です。 |
||
ステップ 13 | index 1 exclude-address 192.168.92.1 例: RP/0/RSP0/CPU0:router:router(config-if)# index 1 exclude-address 192.168.92.1 |
明示パスから除外する保護ノードの IP アドレスを指定します。 |
||
ステップ 14 | index 2 exclude-srlg 192.168.92.2 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# index 2 exclude-srlg 192.168.192.2 |
保護リンク IP アドレスを指定して、明示パスから除外する SRLG を取得します。 |
||
ステップ 15 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 16 | show mpls traffic-eng tunnels topology path destination ip-address explicit-path-name name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels topology path destination 192.168.92.125 explicit-path-name backup-srlg-nodep |
明示パスで指定された制約を使用して宛先までのパスを表示します。 |
Point-to-Multipoint(P2MP)TE を設定する前に、エッジ ルータでマルチキャスト ルーティングをイネーブルにする必要があります。 Point-to-Multipoint TE を設定するには、次の手順を実行します。
ルータでマルチキャスト ルーティングをイネーブルにして、P2MP トンネルを設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. multicast-routing
3. address-family {ipv4 | ipv6 }
4. interface tunnel-mte tunnel-id
5. enable
6. exit
7. interface type interface-path-id
8. enable
10. show pim ipv6 interface type interface-path-id
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | multicast-routing 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# multicast-routing RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast)# |
マルチキャスト ルーティング コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | address-family {ipv4 | ipv6 } 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast)# address-family ipv6 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6)# |
すべてのルータ インターフェイスでマルチキャスト ルーティングおよび転送をイネーブルにするために使用できる IPv4 または IPv6 アドレス プレフィックスを設定します。 |
ステップ 4 | interface tunnel-mte tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6)# interface tunnel-mte 1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# |
MPLS-TE P2MP トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 5 | enable 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# enable
|
tunnel-mte インターフェイスでマルチキャスト ルーティングをイネーブルにします。 |
ステップ 6 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 7 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6)# interface GigabitEthernet0/2/0/3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# |
GigabitEthernet インターフェイスでマルチキャスト ルーティングを設定します。 |
ステップ 8 | enable 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# enable
|
GigabitEthernet インターフェイス上でマルチキャスト ルーティングをイネーブルにします。 |
ステップ 9 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# end
または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mcast-default-ipv6-if)# commit
|
設定変更を保存します。 |
ステップ 10 | show pim ipv6 interface type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show pim ipv6 interface tunnel-mte 1
|
IPv6 マルチキャストをイネーブルにする P2MP-TE トンネル インターフェイスの出力を表示します。 |
Point-to-Multipoint(P2MP)インターフェイスでスタティック グループを設定して、指定したマルチキャスト トラフィックを P2MP LSP を介して転送するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. router mld
3. vrf vrf-name
4. interface tunnel-mte tunnel-id
5. static-group group-address
7. show mrib ipv6 route source-address
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | router mld 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router mld RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld)# |
ルータ MLD コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | vrf vrf-name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld)#vrf default RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld-default)# |
バーチャル プライベート ダイヤルアップ ネットワーク(VRF)を設定します。 |
ステップ 4 | interface tunnel-mte tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld-default)#interface tunnel-mte 1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld-default-if)# |
MPLS-TE P2MP トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 5 | static-group group-address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld-default-if)# static-group ff35::1 2000::1
|
IPv6 アドレス プレフィックスの Source-Specific Multicast(SSM)アドレス範囲(ff35::/16)内でマルチキャスト グループ アドレスを設定します。 |
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld-default-if)# end
または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mld-default-if)# commit
|
設定変更を保存します。 |
ステップ 7 | show mrib ipv6 route source-address 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mrib ipv6 route ff35::1
|
マルチキャスト スタティック マッピングを確認します。 |
Point-to-Multipoint(P2MP)のトンネル インターフェイスに 3 つの宛先を設定するには、次の作業を実行します。
宛先とパス オプションの設定が、トンネル インターフェイスとは異なることを確認するためのバリエーションを次に示します。
次に、トンネル インターフェイスの宛先を設定するための前提条件を示します。
1. configure
2. interface tunnel-mte tunnel-id
3. destination ip-address
4. path-option preference-priority explicit identifier path-number
5. path-option preference-priority dynamic
6. exit
7. destination ip-address
8. path-option preference-priority explicit name pathname
9. path-option preference-priority dynamic
10. exit
11. destination ip-address
12. path-option preference-priority explicit name pathname [verbatim]
14. show mpls traffic-eng tunnels [brief] [p2mp tunnel-number]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-mte tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-mte 10 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE P2MP トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 3 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 172.16.255.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# |
tunnel-mte 10 の宛先アドレスを 172.16.255.1 に設定します。 この宛先は、明示パス ID 10 により特定された明示パスを使用します。 宛先 172.16.255.1 に明示パス ID 10 を届けられない場合は、フォールバック パス オプションはダイナミックです。 |
ステップ 4 | path-option preference-priority explicit identifier path-number 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# path-option 1 explicit identifier 10
|
IP 明示パスのパス番号を設定します。 |
ステップ 5 | path-option preference-priority dynamic 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# path-option 2 dynamic
|
ラベル スイッチド パス(LSP)がダイナミックに計算されるように指定します。 |
ステップ 6 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 7 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 172.16.255.2 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# |
tunnel-mte 10 の宛先アドレスを 172.16.255.2 に設定します。 |
ステップ 8 | path-option preference-priority explicit name pathname 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# path-option 1 explicit name how-to-get-to-172.16.255.2
|
IP 明示パスのパス名を指定します。 宛先 172.16.255.2 は、明示パス名「how-to-get-to-172.16.255.2」により特定された明示パスを使用します。 |
ステップ 9 | path-option preference-priority dynamic 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# path-option 2 dynamic
|
明示パスで宛先に到達できない場合は、フォールバック パス オプションをダイナミックに設定します。 |
ステップ 10 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 11 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 172.16.255.3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# |
宛先 172.16.255.3 がダイナミックに計算されたパスだけを使用するように指定します。 |
ステップ 12 | path-option preference-priority explicit name pathname [verbatim] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# path-option 1 explicit name how-to-get-to-172.16.255.3 verbatim
|
verbatim モードで宛先 172.16.255.3 が明示パス名「how-to-get-to-172.16.255.3」で特定された明示パスを使用するように指定します。 |
ステップ 13 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# end
または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# commit
|
設定変更を保存します。 |
ステップ 14 | show mpls traffic-eng tunnels [brief] [p2mp tunnel-number] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels brief p2mp 10
|
P2MP トンネルの状態および設定の簡潔なサマリーを表示します。 |
Point-to-Multipoint(P2MP)トンネル インターフェイスの特定の宛先をディセーブルにするには、次の作業を実行します。
1. configure
2. interface tunnel-mte tunnel-id
3. ipv4 unnumbered type interface-path-id
4. destination ip-address
5. disable
6. path-option preference-priority dynamic
7. path-option preference-priority explicit name pathname
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-mte tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-mte 101 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE P2MP トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 3 | ipv4 unnumbered type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered Loopback0
|
新しいトンネルで転送を実行できるように、送信元アドレスを割り当てます。 通常インターフェイス タイプとしてループバックが使用されます。 |
ステップ 4 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 140.140.140.140 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# |
tunnel-mte 10 の宛先アドレスを 140.140.140.140 に設定します。 |
ステップ 5 | disable 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)#disable
|
tunnel-mte 10 の宛先 140.140.140.140 をディセーブルにします。 |
ステップ 6 | path-option preference-priority dynamic 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)#path-option 1 dynamic
|
ラベル スイッチド パス(LSP)がダイナミックに計算されるように指定します。 |
ステップ 7 | path-option preference-priority explicit name pathname 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)#path-option 2 explicit name to4
|
宛先 140.140.140.140 が明示パス名「to4」で特定された明示パスを使用するように指定します。 |
ステップ 8 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# commit |
設定変更を保存します。 |
Point-to-Multipoint(P2MP)の宛先をロギングするには、次の作業を実行します。
1. configure
2. interface tunnel-mte tunnel-id
3. ipv4 unnumbered type interface-path-id
4. destination ip-address
5. logging events lsp-status state
6. logging events lsp-status reroute
7. path-option preference-priority explicit name pathname
8. exit
9. fast-reroute
11. show mpls traffic-eng tunnels [p2mp]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface tunnel-mte tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface tunnel-mte 1000 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
MPLS-TE P2MP トンネル インターフェイスを設定します。 |
ステップ 3 | ipv4 unnumbered type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# ipv4 unnumbered loopback0
|
MPLS-TE トンネルがループバック インターフェイス 0 で IPv4 アドレスを使用するように設定します。 |
ステップ 4 | destination ip-address 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# destination 100.0.0.3 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# |
tunnel-mte 宛先アドレスを 1000 から 100.0.0.3 に設定します。 |
ステップ 5 | logging events lsp-status state 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# logging events lsp-status state
|
ソフトウェアがイネーブルになっている場合に、トンネル LSP がアップまたはダウンになったらログ メッセージを送信します。 |
ステップ 6 | logging events lsp-status reroute 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# logging events lsp-status reroute
|
ソフトウェアがイネーブルになったときの FRR イベントによりトンネル LSP が再ルーティングされた場合に、ログ メッセージを送信します。 |
ステップ 7 | path-option preference-priority explicit name pathname 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# path-option 1 explicit name path123
|
IP 明示パスのパス名を指定します。 宛先 100.0.0.3 は、明示パス名「path123」で特定された明示パスを使用します。 |
ステップ 8 | exit 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if-p2mp-dest)# exit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 | fast-reroute 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# fast-reroute
|
P2MP TE トンネルの Fast Reroute(FRR)保護をイネーブルにします。 |
ステップ 10 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# end
または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit
|
設定変更を保存します。 |
ステップ 11 | show mpls traffic-eng tunnels [p2mp] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels p2mp
|
すべての P2MP トンネルの情報を表示します。 |
MPLS TE コンフィギュレーション モードで Soft-Preemption 機能をイネーブルにするには、次の作業を実行します。 デフォルトでは、この機能はディセーブルになっています。 各ノードに対して、Soft-Preemption 機能を設定できます。 各ノードで明示的にイネーブルにする必要があります。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. soft-preemption
4. timeout seconds
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | soft-preemption 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# soft-preemption |
ノードで Soft-Preemption をイネーブルにします。
|
||
ステップ 4 | timeout seconds 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-soft-preemption)# timeout 20 |
Soft-Preemption 対象の LSP のタイムアウトを秒単位で指定します。 範囲は、1 ~ 300 です。 |
||
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
MPLS TE トンネルで Soft-Preemption 機能をイネーブルにするには、次の作業を実行します。 デフォルトでは、この機能はディセーブルになっています。 これは明示的にイネーブルにする必要があります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | interface tunnel-te tunnel-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# interface tunnel-te 10 |
MPLS-TE トンネル インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 3 | soft-preemption 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# soft-preemption |
トンネルで Soft-Preemption をイネーブルにします。
|
||
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
パス オプションの Attribute-Set テンプレート内の属性を設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. attribute-set path-option attribute-set-name
4. affinity affinity-value mask mask-value
5. signalled-bandwidth kbps class-type class-type number
7. show mpls traffic-eng attribute-set
8. show mpls traffic-eng tunnelsdetail
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng |
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | attribute-set path-option attribute-set-name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# attribute-set path-option myset |
Attribute-Set パス オプション コンフィギュレーション モードを開始します。
|
||
ステップ 4 | affinity affinity-value mask mask-value 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# affinity 0xBEEF mask 0xBEEF |
パス オプション Attribute-Set の下にアフィニティ属性を設定します。 リンクで対象のトンネルを伝送するために必要な属性値です。 |
||
ステップ 5 | signalled-bandwidth kbps class-type class-type number 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# signalled-bandwidth 1000 class-type 0 |
パス オプション Attribute-Set の下の MPLS-TE トンネルに必要な帯域幅属性を設定します。
|
||
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show mpls traffic-eng attribute-set 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng attribute-set |
リンクの Attribute-Set で設定されている属性を表示します。 |
||
ステップ 8 | show mpls traffic-eng tunnelsdetail 例: RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels detail |
特定のトンネルの Attribute-Set パス オプション情報を表示します。 |
Auto-Tunnel メッシュ トンネルに割り当てできるトンネル ID の範囲を設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. auto-tunnel mesh
4. tunnel-id min value max value
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | auto-tunnel mesh 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# auto-tunnel mesh
|
Auto-Tunnel メッシュ コンフィギュレーション モードを開始します。 このモードで、Auto-Tunnel メッシュに関連するオプションを設定できます。 |
ステップ 4 | tunnel-id min value max value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-auto-mesh)# tunnel-id min 10 max 50
|
このルータ上で作成できる Auto-Tunnel メッシュ トンネルの最小および最大数を指定します。 トンネル ID の範囲は 0 ~ 65535 です。 |
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
使用されていない Auto-Mesh トンネルを削除するグローバル タイマーを設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. auto-tunnel mesh
4. timer removal unused timeout
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | auto-tunnel mesh 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# auto-tunnel mesh
|
Auto-Tunnel メッシュ グループをグローバルにイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | timer removal unused timeout 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-auto-mesh)# timers removal unused 10 |
宛先が TE トポロジ内にない、ダウン状態の Auto-Tunnel メッシュが削除されるタイマー(分単位)を指定します。 このタイマーのデフォルト値は 60 です。
|
||
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ルータ上で Auto-Tunnel メッシュ グループをグローバルに設定するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. auto-tunnel mesh
4. group value
5. disable
6. attribute-setname
7. destination-list
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | auto-tunnel mesh 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te)# auto-tunnel mesh
|
Auto-Tunnel メッシュ グループをグローバルにイネーブルにします。 |
||
ステップ 4 | group value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-auto-mesh)# group 65
|
Auto-Tunnel メッシュのメンバーシップを指定します。 範囲は 0 ~ 4294967295 です。
|
||
ステップ 5 | disable 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-auto-mesh-group)# disable
|
メッシュ グループをディセーブルにして、このメッシュ グループに対して作成されたすべてのトンネルを削除します。 |
||
ステップ 6 | attribute-setname 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-auto-mesh-group)# attribute-set am-65
|
メッシュ グループに対して作成されたすべてのトンネルに使用される属性を指定します。 これが定義されていない場合は、このメッシュ グループはトンネルを作成しません。 |
||
ステップ 7 | destination-list 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-mpls-te-auto-mesh-group)# destination-list dl-65
|
これは、メッシュ グループの下に必須の設定です。 特定の宛先リストがプレフィックス リストとして定義されていない場合、このメッシュ グループは、TE トポロジ内で使用できるすべてのノードに対してトンネルを作成します。 |
||
ステップ 8 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
Auto-Mesh トンネルに Attribute-Set テンプレートを定義するには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls traffic-eng
3. attribute-set auto-mesh attribute-set-name
4. affinity value mask mask-value
5. signalled-bandwidth kbps class-type class-type number
6. autoroute announce
7. fast-reroute protect bandwidth node
8. auto-bw collect-bw-only
9. logging events lsp-status {state | insufficient-bandwidth | reoptimize | reroute }
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | mpls traffic-eng 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng
|
MPLS-TE コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | attribute-set auto-mesh attribute-set-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te)# attribute-set auto-mesh attribute-set-mesh
|
Auto-Mesh タイプの Attribute-Set の名前を指定します。 |
||
ステップ 4 | affinity value mask mask-value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te)# affinity 0101 mask 320
|
Auto-Mesh Attribute-Set の下にある MPLS-TE トンネルに対するリンク内で、トンネルが必要とするアフィニティ プロパティを設定します。 |
||
ステップ 5 | signalled-bandwidth kbps class-type class-type number 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# signalled-bandwidth 1000 class-type 0
|
Auto-Mesh Attribute-Set の下の MPLS-TE トンネルに必要な帯域幅属性を設定します。 デフォルトのトンネルの優先順位は 7 であるため、トンネルはデフォルトの TE クラス マップ(つまり、クラス タイプ 0、優先順位 7)を使用します。
|
||
ステップ 6 | autoroute announce 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# autoroute announce
|
トンネル上の IGP ルーティングのパラメータをイネーブルにします。 |
||
ステップ 7 | fast-reroute protect bandwidth node 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# fast-reroute
|
Auto-Mesh トンネルの高速再ルーティング帯域幅保護およびノード保護をイネーブルにします。 |
||
ステップ 8 | auto-bw collect-bw-only 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# auto-bw collect-bw-only
|
自動帯域幅の収集頻度をイネーブルにし、トンネルの帯域幅での出力レート情報の収集方法を制御します。ただし、トンネル帯域幅は調整しません。 |
||
ステップ 9 | logging events lsp-status {state | insufficient-bandwidth | reoptimize | reroute } 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-te-attribute-set)# logging events lsp-status state
|
ソフトウェアがイネーブルになっている場合に、トンネル LSP がアップまたはダウンになったらログ メッセージを送信します。 トンネル LSP の設定時、または帯域幅の問題によって発生した障害を最適化した場合にログ メッセージを送信します。 LSP 再最適化の変更アラーム用のログ メッセージを送信します。 LSP 再ルーティングの変更アラーム用のログ メッセージを送信します。 |
||
ステップ 10 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
Auto-Tunnel メッシュ グループで LDP をイネーブルにするには、次の作業を実行します。
1. configure
2. mpls ldp
3. traffic-eng auto-tunnel mesh
4. groupidall
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | mpls ldp 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp)# mpls ldp
|
MPLS LDP コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | traffic-eng auto-tunnel mesh 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-te-auto-mesh)# traffic-eng auto-tunnel mesh
|
Auto-Tunnel メッシュ コンフィギュレーション モードを開始します。 このモードから TE Auto-Tunnel メッシュ グループを設定できます。 |
ステップ 4 | groupidall 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ldp-te-auto-mesh)# group all
|
LDP 内のインターフェイスの Auto-Tunnel メッシュ グループを設定します。 すべての TE メッシュ グループ インターフェイスで LDP をイネーブルにするか、または LDP をイネーブルにする TE メッシュ グループを指定できます。 グループ ID の範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
ステップ 5 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
次の設定例は、MPLS-TE に使用されます。
次に、OSPF および IS-IS トポロジの作成方法を例示します。
(OSPF) ... configure mpls traffic-eng interface pos 0/6/0/0 router id loopback 0 router ospf 1 router-id 192.168.25.66 area 0 interface pos 0/6/0/0 interface loopback 0 mpls traffic-eng router-id loopback 0 mpls traffic-eng area 0 rsvp interface pos 0/6/0/0 bandwidth 100 commit show mpls traffic-eng topology show mpls traffic-eng link-management advertisement ! (IS-IS) ... configure mpls traffic-eng interface pos 0/6/0/0 router id loopback 0 router isis lab address-family ipv4 unicast mpls traffic-eng level 2 mpls traffic-eng router-id Loopback 0 ! interface POS0/0/0/0 address-family ipv4 unicast !
次に、トンネル インターフェイスの設定方法を例示します。
interface tunnel-te1 destination 192.168.92.125 ipv4 unnumbered loopback 0 path-option l dynamic bandwidth 100 commit show mpls traffic-eng tunnels show ipv4 interface brief show mpls traffic-eng link-management admission-control ! interface tunnel-te1 autoroute announce route ipv4 192.168.12.52/32 tunnel-te1 commit ping 192.168.12.52 show mpls traffic autoroute ! interface tunnel-te1 fast-reroute mpls traffic-eng interface pos 0/6/0/0 backup-path tunnel-te 2 interface tunnel-te2 backup-bw global-pool 5000 ipv4 unnumbered loopback 0 path-option l explicit name backup-path destination 192.168.92.125 commit show mpls traffic-eng tunnels backup show mpls traffic-eng fast-reroute database ! rsvp interface pos 0/6/0/0 bandwidth 100 150 sub-pool 50 interface tunnel-te1 bandwidth sub-pool 10 commit
次に、DS-TE の設定例を示します。
rsvp interface pos 0/6/0/0 bandwidth rdm 100 150 bc1 50 mpls traffic-eng ds-te mode ietf interface tunnel-te 1 bandwidth 10 class-type 1 commit configure rsvp interface 0/6/0/0 bandwidth mam max-reservable-bw 400 bc0 300 bc1 200 mpls traffic-eng ds-te mode ietf ds-te model mam interface tunnel-te 1bandwidth 10 class-type 1 commit
CSPF エリアは、path-option ごとに設定されます。 次に、トラフィック エンジニアリング トンネル(Tunnel-TE)インターフェイスと MPLS-TE トンネルのアクティブ パスを使用する例を示します。
configure interface tunnel-te 0 path-option 1 explicit id 6 ospf 126 area 0 path-option 2 explicit name 234 ospf 3 area 7 verbatim path-option 3 dynamic isis mtbf level 1 lockdown commit
次に、MPLS-TE で IS-IS 過負荷ビットを設定する例を示します。
次に、IS-IS 過負荷ビット シナリオの図を示します。
過負荷状態が制限されたことを示すノードの使用が含まれる MPLS TE トポロジがあるとします。 このトポロジでは、ルータ R7 は過負荷状態を示しているため、TE CSPF 中は使用できません。 この制限を克服するために、IS-IS 過負荷ビット無効化(OLA)機能が導入されました。 この機能を使用することで、ネットワーク管理者は、そのパス内のルータに Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)過負荷ビットが設定されていれば、RSVP-TE ラベル スイッチド パス(LSP)がディセーブルにならないようにすることができます。
IS-IS 過負荷ビット無効化機能は、次のコマンドを使用してルータ R1 でアクティブにできます。
mpls traffic-eng path-selection ignore overload
configure mpls traffic-eng path-selection ignore overload commit
次に、柔軟な名前ベースのトンネル制約を設定するために使用される 3 ステップのプロセスの設定を示します。
R2 line console exec-timeout 0 0 width 250 ! logging console debugging explicit-path name mypath index 1 next-address loose ipv4 unicast 3.3.3.3 ! explicit-path name ex_path1 index 10 next-address loose ipv4 unicast 2.2.2.2 index 20 next-address loose ipv4 unicast 3.3.3.3 ! interface Loopback0 ipv4 address 22.22.22.22 255.255.255.255 ! interface tunnel-te1 ipv4 unnumbered Loopback0 signalled-bandwidth 1000000 destination 3.3.3.3 affinity include green affinity include yellow affinity exclude white affinity exclude orange path-option 1 dynamic ! router isis 1 is-type level-1 net 47.0001.0000.0000.0001.00 nsf cisco address-family ipv4 unicast metric-style wide mpls traffic-eng level-1 mpls traffic-eng router-id Loopback0 ! interface Loopback0 passive address-family ipv4 unicast ! ! interface GigabitEthernet0/1/0/0 address-family ipv4 unicast ! ! interface GigabitEthernet0/1/0/1 address-family ipv4 unicast ! ! interface GigabitEthernet0/1/0/2 address-family ipv4 unicast ! ! interface GigabitEthernet0/1/0/3 address-family ipv4 unicast ! ! ! rsvp interface GigabitEthernet0/1/0/0 bandwidth 1000000 1000000 ! interface GigabitEthernet0/1/0/1 bandwidth 1000000 1000000 ! interface GigabitEthernet0/1/0/2 bandwidth 1000000 1000000 ! interface GigabitEthernet0/1/0/3 bandwidth 1000000 1000000 ! ! mpls traffic-eng interface GigabitEthernet0/1/0/0 attribute-names red purple ! interface GigabitEthernet0/1/0/1 attribute-names red orange ! interface GigabitEthernet0/1/0/2 attribute-names green purple ! interface GigabitEthernet0/1/0/3 attribute-names green orange ! affinity-map red 1 affinity-map blue 2 affinity-map black 80 affinity-map green 4 affinity-map white 40 affinity-map orange 20 affinity-map purple 10 affinity-map yellow 8 !
次に、トラフィック エンジニアリング エリア間トンネルを設定する例を示します。
(注) |
ルーズにルーティングされたパスでは、トンネル テールエンドの指定はオプションです。 |
configure interface Tunnel-te1 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 192.168.20.20 signalled-bandwidth 300 path-option 1 explicit name path-tunnel1 explicit-path name path-tunnel1 index 10 next-address loose ipv4 unicast 192.168.40.40 index 20 next-address loose ipv4 unicast 192.168.60.60 index 30 next-address loose ipv4 unicast 192.168.20.20
次の設定例では、ヘッドエンド ルータでルーズ パスの再試行間隔(範囲は 30 ~ 600 秒)を設定する例を示します。
config mpls traffic-eng timers loose-path retry-period 120
次の設定例では、ABR のルーズ ホップ展開のアフィニティまたはメトリックのグローバル コンフィギュレーションの例を示します。
config mpls traffic-eng path-selection loose-expansion affinity 0xff mpls traffic-eng path-selection loose-expansion metric te class-type 5
次に、保持時間値が 60 の Tunnel-TE 68 で MPLS-TE 転送隣接を設定する例を示します。
configure interface tunnel-te 68 forwarding-adjacency holdtime 60 commit
次に、PCE 設定の設定例を示します。
configure mpls traffic-eng interface pos 0/6/0/0 pce address ipv4 192.168.25.66 router id loopback 0 router ospf 1 router-id 192.168.25.66 area 0 interface pos 0/6/0/0 interface loopback 0 mpls traffic-eng router-id loopback 0 mpls traffic-eng area 0 rsvp interface pos 0/6/0/0 bandwidth 100 commit
次に、PCC 設定の設定例を示します。
configure interface tunnel-te 10 ipv4 unnumbered loopback 0 destination 1.2.3.4 path-option 1 dynamic pce mpls traffic-eng interface pos 0/6/0/0 router id loopback 0 router ospf 1 router-id 192.168.25.66 area 0 interface pos 0/6/0/0 interface loopback 0 mpls traffic-eng router-id loopback 0 mpls traffic-eng area 0 rsvp interface pos 0/6/0/0 bandwidth 100 commit
パス保護機能は、送信元ルータのみで設定します。 パス保護を設定するには、ダイナミック パス オプションが前提条件となります。
interface tunnel-te150 ipv4 unnumbered Loopback150 autoroute announce destination 151.151.151.151 affinity 11 mask 11 path-protection path-option 2 explicit name p2mp3-p2mp4-p2mp5_1 path-option 10 dynamic
パス保護機能は、送信元ルータのみで設定します。 protected-by キーワードは、別の明示パスによって保護された明示パスのパス保護を設定します。
interface tunnel-te150 ipv4 unnumbered Loopback150 autoroute announce destination 151.151.151.151 affinity 11 mask 11 path-protection path-option 2 explicit name p2mp3-p2mp4-p2mp5_1 protected-by 10 path-option 10 explicit
パス保護機能は、送信元ルータのみで設定します。 パス保護を設定するには、ダイナミック パス オプションが前提条件となります。
interface tunnel-te1 fast-reroute ipv4 unnumbered Loopback150 autoroute announce destination 151.151.151.151 affinity 11 mask 11 path-protection path-option 2 explicit name p2mp3-p2mp4-p2mp5_1 path-option 10 dynamic
次に、自動帯域幅設定の設定例を示します。
configure interface tunnel-te6 auto-bw bw-limit min 10000 max 500000 overflow threshold 50 min 1000 limit 3 adjustment-threshold 20 min 1000 application 180
次に、別のリンクとの共有リスクを持つ各リンクの SRLG 値を指定する設定例を示します。
config t srlg interface POS0/4/0/0 value 10 value 11 | interface POS0/4/0/1 value 10 |
次に、特定のリンクに設定された SRLG 値の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng topology brief
My_System_id: 100.0.0.2 (OSPF 0 area 0)
My_System_id: 0000.0000.0002.00 (IS-IS 1 level-1)
My_System_id: 0000.0000.0002.00 (IS-IS 1 level-2)
My_BC_Model_Type: RDM
Signalling error holddown: 10 sec Global Link Generation 389225
IGP Id: 0000.0000.0002.00, MPLS TE Id: 100.0.0.2 Router Node (IS-IS 1 level-1)
IGP Id: 0000.0000.0002.00, MPLS TE Id: 100.0.0.2 Router Node (IS-IS 1 level-2)
Link[1]:Broadcast, DR:0000.0000.0002.07, Nbr Node Id:21, gen:389193
Frag Id:0, Intf Address:51.2.3.2, Intf Id:0
Nbr Intf Address:51.2.3.2, Nbr Intf Id:0
TE Metric:10, IGP Metric:10, Attribute Flags:0x0
Attribute Names:
SRLGs: 1, 4, 5
Switching Capability:, Encoding:
BC Model ID:RDM
Physical BW:1000000 (kbps), Max Reservable BW Global:10000 (kbps)
Max Reservable BW Sub:10000 (kbps)
次に、設定済みトンネルと関連する SRLG 値の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels
<snip>
Signalling Summary:
LSP Tunnels Process: running
RSVP Process: running
Forwarding: enabled
Periodic reoptimization: every 3600 seconds, next in 1363 seconds
Periodic FRR Promotion: every 300 seconds, next in 181 seconds
Auto-bw enabled tunnels: 0 (disabled)
Name: tunnel-te1 Destination: 100.0.0.3
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: recovered
path option 1, type explicit path123 (Basis for Setup, path weight 2)
OSPF 0 area 0
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
SRLGs excluded: 2,3,4,5
6,7,8,9
Bandwidth Requested: 0 kbps CT0
<snip>
次に、SRLG に関連するすべてのインターフェイスの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng topo srlg
My_System_id: 100.0.0.5 (OSPF 0 area 0)
My_System_id: 0000.0000.0005.00 (IS-IS 1 level-2)
My_System_id: 0000.0000.0005.00 (IS-IS ISIS-instance-123 level-2)
SRLG Interface Addr TE Router ID IGP Area ID
__________ ______________ ____________ _______________
10 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
11 50.2.3.3 100.0.0.3 IS-IS 1 level-2
12 50.2.3.3 100.0.0.3 IS-IS 1 level-2
30 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
77 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
88 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
1500 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
10000000 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
4294967290 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
4294967295 50.4.5.5 100.0.0.5 IS-IS ISIS-instance-123 level-2
次に、除外された SRLG 値を持つ NHOP および NNHOP バックアップ トンネルの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng topology path dest 100.0.0.5 exclude-srlg ipaddr
Path Setup to 100.0.0.2:
bw 0 (CT0), min_bw 0, metric: 30
setup_pri 7, hold_pri 7
affinity_bits 0x0, affinity_mask 0xffff
Exclude SRLG Intf Addr : 50.4.5.5
SRLGs Excluded : 10, 30, 1500, 10000000, 4294967290, 4294967295
Hop0:50.5.1.5
Hop1:50.5.1.1
Hop2:50.1.3.1
Hop3:50.1.3.3
Hop4:50.2.3.3
Hop5:50.2.3.2
Hop6:100.0.0.2
次に、特定のインターフェイスを保護するために設定された明示パスの抽出の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router#sh mpls traffic-eng topology path dest 10.0.0.5 explicit-path name name
Path Setup to 100.0.0.5:
bw 0 (CT0), min_bw 9999, metric: 2
setup_pri 7, hold_pri 7
affinity_bits 0x0, affinity_mask 0xffff
SRLGs Excluded: 10, 30, 77, 88, 1500, 10000000
4294967290, 4294967295
Hop0:50.3.4.3
Hop1:50.3.4.4
Hop2:50.4.5.4
Hop3:50.4.5.5
Hop4:100.0.0.5
次に、コア ルータまたはエッジ ルータの Auto-Tunnel バックアップの設定例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# mpls traffic-eng auto-tunnel backup tunnel-id min 60000 max 61000 interface pos 0/1/0/0 auto-tunnel backup attribute-set ab
次に、Auto-Tunnel バックアップに設定された保護(NNHOP および SRLG)の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 1
Signalling Summary:
LSP Tunnels Process: running
RSVP Process: running
Forwarding: enabled
Periodic reoptimization: every 3600 seconds, next in 2524 seconds
Periodic FRR Promotion: every 300 seconds, next in 49 seconds
Auto-bw enabled tunnels: 1
Name: tunnel-te1 Destination: 200.0.0.3 (auto backup)
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type explicit (autob_nnhop_srlg_tunnel1) (Basis for Setup, path weight 11)
path option 20, type explicit (autob_nnhop_tunnel1)
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 0 kbps CT0
Creation Time: Fri Jul 10 01:53:25.581 PST (1h 25m 17s ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 0 kbps (CT0) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xffff
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: not set
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Disabled, Protection Desired: None
Path Protection: Not Enabled
Auto Backup:
Protected LSPs: 4
Protected S2L Sharing Families: 0
Protected S2Ls: 0
Protected i/f: Gi0/1/0/0 Protected node: 20.0.0.2
Protection: NNHOP+SRLG
Unused removal timeout: not running
History:
Tunnel has been up for: 00:00:08
Current LSP:
Uptime: 00:00:08
Prior LSP:
ID: path option 1 [545]
Removal Trigger: configuration changed
Path info (OSPF 0 area 0):
Hop0: 10.0.0.2
Hop1: 100.0.0.2
Hop2: 100.0.0.3
Hop3: 200.0.0.3
次に、このバックアップ Auto-Tunnel 用に自動的に作成されたパス オプションの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels 1 detail
Signalling Summary:
LSP Tunnels Process: running
RSVP Process: running
Forwarding: enabled
Periodic reoptimization: every 3600 seconds, next in 2524 seconds
Periodic FRR Promotion: every 300 seconds, next in 49 seconds
Auto-bw enabled tunnels: 1
Name: tunnel-te1 Destination: 200.0.0.3 (auto backup)
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type explicit (autob_nnhop_srlg_tunnel1) (Basis for Setup, path weight 11)
path option 20, type explicit (autob_nnhop_tunnel1)
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 0 kbps CT0
Creation Time: Fri Jul 10 01:53:25.581 PST (1h 25m 17s ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 0 kbps (CT0) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xffff
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: not set
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Disabled, Protection Desired: None
Path Protection: Not Enabled
Auto Backup (NNHOP+SRLG):
Protected LSPs: 4
Protected S2L Sharing Families: 0
Protected S2Ls: 0
Protected i/f: Gi0/1/0/0 Protected node: 20.0.0.2
Protection: NNHOP+SRLG
Unused removal timeout: not running
Path Options Details:
10: Explicit Path Name: (autob_nnhop_srlg_te1)
1: exclude-srlg 50.0.0.1
2: exclude-address 50.0.0.2
3: exclude-node 20.0.0.2
20: Explicit Path Name: (autob_nnhop_te1)
1: exclude-address 50.0.0.1
2: exclude-address 50.0.0.2
3: exclude-node 20.0.0.2
History:
Tunnel has been up for: 00:00:08
Current LSP:
Uptime: 00:00:08
Prior LSP:
ID: path option 1 [545]
Removal Trigger: configuration changed
Path info (OSPF 0 area 0):
Hop0: 10.0.0.2
Hop1: 100.0.0.2
Hop2: 100.0.0.3
Hop3: 200.0.0.3
次に、自動的に作成されたバックアップ トンネルの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels brief TUNNEL NAME DESTINATION STATUS STATE tunnel-te0 200.0.0.3 up up tunnel-te1 200.0.0.3 up up tunnel-te2 200.0.0.3 up up tunnel-te50 200.0.0.3 up up *tunnel-te60 200.0.0.3 up up *tunnel-te70 200.0.0.3 up up *tunnel-te80 200.0.0.3 up up RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels tabular Tunnel LSP Destination Source FRR LSP Path Name ID Address Address State State Role Prot ------------------ ------ --------------- --------------- ------- ------- ------ ----- tunnel-te0 549 200.0.0.3 200.0.0.1 up Inact Head InAct tunnel-te1 546 200.0.0.3 200.0.0.1 up Inact Head InAct tunnel-te2 6 200.0.0.3 200.0.0.1 up Inact Head InAct tunnel-te50 6 200.0.0.3 200.0.0.1 up Active Head InAct tunnel-te60 4 200.0.0.3 200.0.0.1 up Active Head InAct tunnel-te70 4 200.0.0.3 200.0.0.1 up Active Head InAct tunnel-te80 3 200.0.0.3 200.0.0.1 up Active Head InAct
次に、Auto-Tunnel バックアップの詳細の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels auto-tunnel backup detail
Name: tunnel-te400 Destination: 1.1.1.1 (auto-tunnel backup)
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 20, type explicit (autob_nnhop_te400) (Basis for Setup, path weight 2)
path option 10, type explicit (autob_nnhop_srlg_te400) [disabled]
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 0 kbps CT0
Creation Time: Thu Aug 16 18:30:41 2012 (00:01:28 ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 0 kbps (CT0) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xffff
Metric Type: TE (default)
Metric Type: TE (default)
Hop-limit: disabled
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: not set
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Disabled, Protection Desired: None
Path Protection: Not Enabled
Soft Preemption: Disabled
Auto Backup:
Protected LSPs: 1
Protected S2L Sharing Families: 0
Protected S2L: 0
Protected i/f: Gi0/1/0/3 Protected node: 3.3.3.3
Attribute-set: ab1
Protection: NNHOP
Unused removal timeout: not running
Path Option Details:
10: Explicit Path Name: (autob_nnhop_srlg_te400)
1: exclude-srlg 34.9.0.4
2: exclude-address 34.9.0.3
3: exclude-node 3.3.3.3
20: Explicit Path Name: (autob_nnhop_te400)
1: exclude-address 34.9.0.4
2: exclude-address 34.9.0.3
3: exclude-node 3.3.3.3
SNMP Index: 221
History:
Tunnel has been up for: 00:00:34 (since Thu Aug 16 18:31:35 EST 2012)
Current LSP:
Uptime: 00:00:34 (since Thu Aug 16 18:31:35 EST 2012)
Current LSP Info:
Instance: 2, Signaling Area: OSPF 100 area 1.2.3.4
Uptime: 00:00:34 (since Thu Aug 16 18:31:35 EST 2012)
Outgoing Interface: GigabitEthernet0/1/0/2, Outgoing Label: 16000
Router-IDs: local 4.4.4.4
downstream 2.2.2.2
Soft Preemption: None
Path Info:
Outgoing:
Explicit Route:
Strict, 24.9.0.2
Strict, 12.9.1.1
Strict, 1.1.1.1
Record Route: Empty
Tspec: avg rate=0 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=0 kbits
Session Attributes: Local Prot: Not Set, Node Prot: Not Set, BW Prot: Not Set
Soft Preemption Desired: Not Set
Resv Info:
Record Route:
IPv4 24.9.0.2, flags 0x0
IPv4 12.9.1.1, flags 0x0
Fspec: avg rate=0 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=0 kbits
Displayed 1 (of 104) heads, 0 (of 0) midpoints, 0 (of 201) tails
Displayed 1 up, 0 down, 0 recovering, 0 recovered heads
次に、自動的に作成されたバックアップ トンネルの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels auto-tunnel backup tabular Tunnel LSP Destination Source Tun FRR LSP Path Name ID Address Address State State Role Prot ----------------- ----- --------------- --------------- ------ ------ ---- ----- *tunnel-te400 2 1.1.1.1 4.4.4.4 up Inact Head Inact *tunnel-te401 2 3.3.3.3 4.4.4.4 up Inact Head Inact * = automatically created backup tunnel RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels auto-tunnel backup brief TUNNEL NAME DESTINATION STATUS STATE *tunnel-te400 1.1.1.1 up up *tunnel-te401 3.3.3.3 up up * = automatically created backup tunnel Displayed 2 (of 104) heads, 0 (of 0) midpoints, 0 (of 201) tails Displayed 2 up, 0 down, 0 recovering, 0 recovered heads
次に、自動バックアップ トンネルの Attribute-set の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng attribute-set auto-backup
Attribute Set Name: ab (Type: auto-backup)
Number of affinity constraints: 2
Include bit map : 0x4
Include name : blue
Exclude bit map : 0x2
Exclude name : red
Priority: 7 7 (Default)
Record-route: Enabled
Policy-class: 1
Logging: reoptimize, state
List of protected interfaces (count 1)
POS0_3_0_1
List of tunnel IDs (count 1)
3000
次に、自動メッシュ トンネルの Attribute-set の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng attribute-set auto-mesh
Attribute Set Name: am (Type: auto-mesh)
Bandwidth: 100 kbps (CT0)
Number of affinity constraints: 2
Include bit map : 0x8
Include name : yellow
Exclude bit map : 0x2
Exclude name : red
Priority: 2 2
Interface Bandwidth: 0 kbps (Default)
AutoRoute Announce: Disabled
Auto-bw: Disabled
Soft Preemption: Disabled
Fast Reroute: Enabled, Protection Desired: Node, Bandwidth
Record-route: Enabled
Policy-class: 0 (Not configured)
Logging: None
List of Mesh Groups (count 1)
1
次に、自動バックアップ タイプの Attribute-set を使用しているトンネルに関する詳細の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels attribute-set auto-backup ab
Name: tunnel-te3000 Destination: 1.1.1.1 (auto-tunnel backup)
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 20, type explicit (autob_nhop_te3000) (Basis for Setup, path weight 2)
path option 10, type explicit (autob_nhop_srlg_te3000) [disabled]
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 0 kbps CT0
Creation Time: Tue Aug 14 23:24:27 2012 (00:05:28 ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 0 kbps (CT0) Priority: 7 7
Number of affinity constraints: 2
Include bit map : 0x4
Include name : blue
Exclude bit map : 0x2
Exclude name : red
Metric Type: TE (default)
Hop-limit: disabled
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: 1
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Disabled, Protection Desired: None
Path Protection: Not Enabled
Soft Preemption: Disabled
Auto Backup:
Protected LSPs: 2
Protected S2L Sharing Families: 0
Protected S2L: 0
Protected i/f: PO0/3/0/1
Attribute-set: ab
Protection: NHOP
Unused removal timeout: not running
History:
Tunnel has been up for: 00:04:57 (since Tue Aug 14 23:24:58 EST 2012)
Current LSP:
Uptime: 00:04:57 (since Tue Aug 14 23:24:58 EST 2012)
Path info (OSPF 100 area 16909060):
Node hop count: 2
Hop0: 23.9.0.2
Hop1: 12.9.0.2
Hop2: 12.9.0.1
Hop3: 1.1.1.1
Displayed 1 (of 7) heads, 0 (of 3) midpoints, 0 (of 0) tails Displayed 1 up, 0 down, 0 recovering, 0 recovered heads
次に、自動バックアップ Auto-Tunnel の保護されたインターフェイスの例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels backup protected-interface
Interface: Gi0/2/0/1 (auto-tunnel backup)
SRLG: N/A, NHOP-only: No
Attribute-set: Not configured
Auto-tunnel backup recreate time remaining: timer not running
No backup tunnel found
Interface: Gi0/2/0/3
tunnel-te340 PROTECTED : out i/f: PO0/3/0/2 Admin: up Oper: up
Interface: PO0/3/0/1 (auto-tunnel backup)
SRLG: N/A, NHOP-only: No
Attribute-set: ab
Auto-tunnel backup recreate time remaining: timer not running
*tunnel-te3000 NHOP : out i/f: Gi0/2/0/2 Admin: up Oper: up
* = automatically created backup tunnel
次に、自動メッシュ タイプの Attribute-set を使用しているすべてのトンネルに関する詳細の例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show mpls traffic-eng tunnels attribute-set auto-mesh all
Name: tunnel-te3501 Destination: 1.1.1.1 (auto-tunnel mesh)
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type dynamic (Basis for Setup, path weight 2)
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 100 kbps CT0
Creation Time: Tue Aug 14 23:25:41 2012 (00:06:13 ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (CT0) Priority: 2 2
Number of affinity constraints: 2
Include bit map : 0x8
Include name : yellow
Exclude bit map : 0x2
Exclude name : red
Metric Type: TE (default)
Hop-limit: disabled
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: not set
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Enabled, Protection Desired: Node, Bandwidth
Path Protection: Not Enabled
Attribute-set: am (type auto-mesh)
Soft Preemption: Disabled
Auto-tunnel Mesh:
Group ID: 1
Destination list: blah
Unused removal timeout: not running
History:
Tunnel has been up for: 00:06:13 (since Tue Aug 14 23:25:41 EST 2012)
Current LSP:
Uptime: 00:06:13 (since Tue Aug 14 23:25:41 EST 2012)
Path info (OSPF 100 area 16909060):
Node hop count: 2
Hop0: 23.9.0.2
Hop1: 12.9.0.2
Hop2: 12.9.0.1
Hop3: 1.1.1.1
Name: tunnel-te3502 Destination: 2.2.2.2 (auto-tunnel mesh)
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type dynamic (Basis for Setup, path weight 1)
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 100 kbps CT0
Creation Time: Tue Aug 14 23:25:41 2012 (00:06:13 ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (CT0) Priority: 2 2
Number of affinity constraints: 2
Include bit map : 0x8
Include name : yellow
Exclude bit map : 0x2
Exclude name : red
Metric Type: TE (default)
Hop-limit: disabled
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: not set
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Enabled, Protection Desired: Node, Bandwidth
Path Protection: Not Enabled
Attribute-set: am (type auto-mesh)
Soft Preemption: Disabled
Auto-tunnel Mesh:
Group ID: 1
Destination list: blah
Unused removal timeout: not running
History:
Tunnel has been up for: 00:06:13 (since Tue Aug 14 23:25:41 EST 2012)
Current LSP:
Uptime: 00:06:13 (since Tue Aug 14 23:25:41 EST 2012)
Path info (OSPF 100 area 16909060):
Node hop count: 1
Hop0: 23.9.0.2
Hop1: 2.2.2.2
Name: tunnel-te3503 Destination: 4.4.4.4 (auto-tunnel mesh)
Status:
Admin: up Oper: down Path: not valid Signalling: Down
path option 10, type dynamic
Last PCALC Error: Tue Aug 14 23:31:26 2012
Info: No path to destination, 4.4.4.4 (affinity)
G-PID: 0x0800 (derived from egress interface properties)
Bandwidth Requested: 100 kbps CT0
Creation Time: Tue Aug 14 23:25:41 2012 (00:06:13 ago)
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (CT0) Priority: 2 2
Number of affinity constraints: 2
Include bit map : 0x8
Include name : yellow
Exclude bit map : 0x2
Exclude name : red
Metric Type: TE (default)
Hop-limit: disabled
AutoRoute: disabled LockDown: disabled Policy class: not set
Forwarding-Adjacency: disabled
Loadshare: 0 equal loadshares
Auto-bw: disabled
Fast Reroute: Enabled, Protection Desired: Node, Bandwidth
Path Protection: Not Enabled
Attribute-set: am (type auto-mesh)
Soft Preemption: Disabled
Auto-tunnel Mesh:
Group ID: 1
Destination list: blah
Unused removal timeout: not running
Displayed 3 (of 7) heads, 0 (of 3) midpoints, 0 (of 0) tails Displayed 2 up, 1 down, 0 recovering, 0 recovered heads
次に、Point-to-Multipoint TE を設定する例を示します。
ここでは、Point-to-Multipoint トラフィック エンジニアリング トポロジの一般的なシナリオについて説明します。 次に、P2MP トポロジの図を示します。
interface tunnel-mte1 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 1.1.1.1 path-option 1 explicit name path-to-tail1 ! destination 2.2.2.2 path-option 1 explicit name path-to-tail2 ! fast-reroute mpls traffic-eng interface GigabitEthernet0/1/3/0 ! interface GigabitEthernet0/1/3/7 ! multicast-routing address-family ipv4 nsf interface all enable ! address-family ipv6 nsf interface all enable ! ! ! router igmp vrf default interface tunnel-mte1 static-group 232.0.0.1 192.168.10.1 !
mpls traffic-eng interface POS0/2/0/0 ! interface POS0/2/0/1 backup-path tunnel-te 1000 ! interface TenGigE0/3/0/3 ! interface GigabitEthernet0/2/5/0 ! !
mpls traffic-eng interface POS0/0/3/0 ! ! multicast-routing address-family ipv4 interface all enable ! core-tree-protocol rsvp-te group-list lsm static-rpf 192.168.10.1 32 mpls 5.5.5.5 ! !
explicit-path name backup-path-to-tail1 index 1 next-address strict 198.1.1.2 index 2 next-address strick 198.1.2.2 ! interface tunnel-te1000 <<< backup p2p tunnel ipv4 unnumbered Loopback0 destination 140.140.140.140 path-option 1 explicit name backup-path-to-tail1 ! mpls traffic-eng interface POS0/2/0/0 ! interface POS0/2/0/1 backup-path tunnel-te 1000 ! interface TenGigE0/5/0/4 !
(注) |
Cisco IOS XR ソフトウェアでは、ラベル スイッチ マルチキャスト(LSM)用 SSM のみがサポートされているため、マルチキャスト グループ アドレス(Source-Specific Multicast(SSM)アドレス範囲(ff35::/16)内)をスタティック グループの設定で使用する必要があります。 さらに、カスタマー側インターフェイスは、IPv6 アドレスを持っている必要があります。 |
multicast-routing address-family ipv6 interface tunnel-mte 1 enable ! interface GigabitEthernet0/2/0/3 enable ! ! ! router mld vrf default interface tunnel-mte 1 static-group ff35::1 2000::1 3eFF::A ! ! ! interface tunnel-mte 1 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 3.3.3.3 path-option 1 dynamic destination 4.4.4.4 path-option 1 dynamic ! !
P2P および P2MP の両方について、トンネル レベルでのロギング イベントに差異はありません。 P2MP トンネルは、トンネル レベル単位のみで最適化されます。
interface tunnel-mte1 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 60.60.60.60 logging events lsp-status state logging events lsp-status reroute path-option 10 explicit name toR6_via_R2andR3 ! logging events lsp-status reoptimize logging events lsp-status state logging events lsp-status reroute fast-reroute record-route ! explicit-path name PATH7 index 1 next-address strict ipv4 unicast 192.168.7.2 index 2 next-address strict ipv4 unicast 192.168.7.1 index 3 next-address strict ipv4 unicast 192.168.16.1 index 4 next-address strict ipv4 unicast 192.168.16.2 !
tunnel-mte インターフェイスから、宛先をディセーブルにできます。
interface tunnel-mte101 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 150.150.150.150 disable path-option 10 dynamic ! destination 150.150.150.150 path-option 2 dynamic ! !
Point-to-Multipoint(P2MP)トンネルを定義する前に、次の MPLS-TE 要件を設定する必要があります。
次に、P2MP ソリューション全体の例を示します。
! explicit-path name g2-r2-r1 index 1 next-address strict ipv4 unicast 10.2.15.1 ! explicit-path name g2-r2-r3 index 1 next-address strict ipv4 unicast 10.2.25.1 index 2 next-address strict ipv4 unicast 10.2.23.2 ! explicit-path name g2-r2-r4 index 1 next-address strict ipv4 unicast 10.2.25.1 index 2 next-address strict ipv4 unicast 10.2.24.2 ! ipv4 access-list ssm 10 permit ipv4 232.1.0.0/16 any 20 permit ipv4 232.3.0.0/16 any 30 permit ipv4 232.4.0.0/16 any ! ipv4 access-list ssm-test 10 permit ipv4 235.0.0.0/8 any ! interface Loopback0 ipv4 address 192.168.1.2 255.255.255.255 ! interface tunnel-mte221 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 192.168.1.1 path-option 1 dynamic ! destination 192.168.1.3 path-option 1 dynamic ! destination 192.168.1.4 path-option 1 dynamic ! ! interface tunnel-mte222 ipv4 unnumbered Loopback0 destination 192.168.1.1 path-option 1 explicit name g2-r2-r1 ! destination 192.168.1.3 path-option 1 explicit name g2-r2-r3 ! destination 192.168.1.4 path-option 1 explicit name g2-r2-r4 ! signalled-bandwidth 1000 ! interface MgmtEth0/RP0/CPU0/0 ipv4 address 172.20.163.12 255.255.255.128 ! interface MgmtEth0/RP1/CPU0/0 shutdown ! interface GigabitEthernet0/0/0/0 ipv4 address 172.2.1.2 255.255.255.0 load-interval 30 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1 ipv4 address 10.1.15.2 255.255.255.0 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1.2 ipv4 address 10.2.15.2 255.255.255.0 dot1q vlan 2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2 ipv4 address 10.1.25.2 255.255.255.0 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2.2 ipv4 address 10.2.25.2 255.255.255.0 dot1q vlan 2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/3 shutdown ! interface GigabitEthernet0/0/0/4 shutdown ! interface GigabitEthernet0/0/0/5 shutdown ! interface GigabitEthernet0/0/0/6 shutdown ! interface GigabitEthernet0/0/0/7 shutdown ! router static address-family ipv4 unicast 0.0.0.0/0 1.56.0.1 0.0.0.0/0 172.20.163.1 ! ! router ospf 100 nsr router-id Loopback0 area 0 mpls traffic-eng interface Loopback0 ! interface GigabitEthernet0/0/0/0 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1.2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2.2 ! ! mpls traffic-eng router-id Loopback0 ! mpls oam ! rsvp interface GigabitEthernet0/0/0/0 bandwidth 20000 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1 bandwidth 20000 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2 bandwidth 20000 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1.2 bandwidth 20000 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2.2 bandwidth 20000 ! ! mpls traffic-eng interface GigabitEthernet0/0/0/0 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1.2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2.2 ! ! mpls ldp router-id 192.168.1.2 nsr graceful-restart interface GigabitEthernet0/0/0/0 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1 ! interface GigabitEthernet0/0/0/1.2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2 ! interface GigabitEthernet0/0/0/2.2 ! ! multicast-routing address-family ipv4 core-tree-protocol rsvp-te ssm range ssm static-rpf 172.1.1.1 32 mpls 192.168.1.1 static-rpf 172.3.1.1 32 mpls 192.168.1.3 static-rpf 172.4.1.1 32 mpls 192.168.1.4 interface all enable ! ! router igmp ! interface tunnel-mte221 static-group 232.2.2.1 172.2.1.1 ! interface tunnel-mte222 static-group 232.2.2.2 172.2.1.1 ! interface GigabitEthernet0/0/0/0 static-group 232.1.2.1 172.1.1.1 static-group 232.1.2.2 172.1.1.1 static-group 232.3.2.1 172.3.1.1 static-group 232.3.2.2 172.3.1.1 static-group 232.4.2.1 172.4.1.1 static-group 232.4.2.2 172.4.1.1 ! ! end
MPLS-TE の実装に関する詳細情報については、次の参考資料を参照してください。
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
MPLS-TE コマンド |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router MPLS Command Reference』の「MPLS Traffic Engineering Commands on Cisco ASR 9000 Series Router 」モジュール |
スタートアップ資料 |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』 |
標準 |
タイトル |
---|---|
この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。 |
— |
MIB |
MIB のリンク |
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— | Cisco IOS XR ソフトウェアを使用している MIB を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
RFC |
タイトル |
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RFC 4124 |
『Protocol Extensions for Support of Diffserv-aware MPLS Traffic Engineering』(著者:F. Le Faucheur、 2005 年 6 月)。 (フォーマット:TXT=79265 バイト)(ステータス:PROPOSED STANDARD) |
RFC 4125 |
『Maximum Allocation Bandwidth Constraints Model for Diffserv-aware MPLS Traffic Engineering』(著者:F. Le Faucheur、W. Lai、 2005 年 6 月)。 (フォーマット:TXT=22585 バイト)(ステータス:EXPERIMENTAL) |
RFC 4127 |
『Russian Dolls Bandwidth Constraints Model for Diffserv-aware MPLS Traffic Engineering』(著者:F. Le Faucheur、 2005 年 6 月)。 (フォーマット:TXT=23694 バイト)(ステータス:EXPERIMENTAL) |
説明 |
リンク |
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