Cisco Enterprise NFVIS のインストール

この章では、サポートされているハードウェア プラットフォームの Cisco IMC および USB を使用して Cisco NFVIS をインストールする方法について説明します。

CIMC を介した NFVIS のインストール

ENCS 5400 プラットフォームへの NFVIS のインストール

ソフトウェアまたはハードウェア RAID コントローラのセットアップは、Cisco ENCS 5400 プラットフォームデバイスではサポートされていません。NFVIS は RAID ディスクグループにインストールされていません。ENCS 5400 プラットフォームデバイスの RAID ディスクグループは、extdatastore にのみ使用されます。

手順


ステップ 1

CIMC にログインします。

ENCS 5400 プラットフォームの推奨 CIMC バージョンは、3.2(7) 以降です。

ステップ 2

KVM コンソールを起動するには、CIMC ホームページから [KVMの起動(Launch KVM)] を選択します。

Java または HTML ベースの KVM を選択できます。HTML ベースの KVM の使用をお勧めします。KVM コンソールは別のウィンドウで開くため、ポップアップブロッカーが無効になっていることを確認します。

ステップ 3

KVM コンソールから仮想メディアをマッピングするには、次の手順を実行します。

  1. ダウンロードしたファイルを安全にインストールできるかどうかを確認するには、ファイルのチェックサムを比較してから使用する必要があります。チェックサムを確認することで、ネットワーク送信中にファイルが破損したり、ダウンロード前にファイルが悪意のある第三者によって変更されたりしていないことを確認できます。詳細については、「仮想マシンのセキュリティ」を参照してください。

  2. [仮想メディア(Virtual Media)] を選択し、[仮想デバイスのアクティブ化(Activate Virtual Devices)] を選択します。

  3. [仮想メディア(Virtual Media)] を再度選択し、[CD/DVDのマッピング(Map CD/DVD)] を選択します。画面を参照し、Cisco Enterprise NFVIS ISO イメージを選択します。[ドライブを開いてマッピングする(Open and Map Drive)] をクリックしてイメージをマウントします。

  4. [仮想メディア(Virtual Media)] を再度選択し、NFVIS ISO イメージが CD/DVD にマッピングされたことを確認します。

ステップ 4

起動順序を設定するには、次の手順を実行します。

  1. [CIMCコンピューティング(CIMC Compute)] から、[BIOS] を選択します。

  2. [起動順序の設定(Configure Boot Order)] を選択すると、[起動順序の設定(Configure Boot Order)] ダイアログボックスが表示されます。

  3. [CD/DVD] ページで、[Cisco vKVMにマッピングされたvDVD(Cisco vKVM-Mapped vDVD)] を選択し、[追加(Add)] を選択します。

  4. [HDD] から [RAIDアダプタ(RAID Adapter)] を選択し、[追加(Add)] をクリックします。

  1. [Up] および [Down] オプションを使用して、起動の順序を設定します。Cisco vKVM にマッピングされた vDVD の起動順序を最初に選択する必要があります。[変更を保存(Save Changes)] をクリックして、起動順序の設定を完了します。

(注)  

 

CIMC を介して UEFI の起動順序を設定する場合、サポートされる BIOS バージョンは 2.10 以降です。他の BIOS バージョンを使用する場合は、BIOS セットアップメニューで UEFI 起動順序を設定し、[BootOrderRules][Loose] に設定する必要があります。

UEFI の起動順序を設定するには、次の手順を実行します。

  1. [CIMCコンピューティング(CIMC Compute)] から、[BIOS] を選択します。

  2. [起動順序の設定(Configure Boot Order)] を選択すると、[起動順序の設定(Configure Boot Order)] ダイアログボックスが表示されます。

  3. >><<[上(up)]、および [下(down)] ボタンを使用して、UEFI イメージマップをユーザーインターフェイスの右側の列の最初のオプションにします。

  4. >><<[上(up)]、および [下(down)] ボタンを再度使用して、UEFI OS をユーザーインターフェイスの右側の列の 2 番目のオプションにします。

  5. [変更の保存(Save Changes)] をクリックします。

CLI を使用して UEFI の起動順序を設定することもできます。下記に、CLI を使用して UEFI の起動順序を設定する例を示します。


Server# scope bios
Server /bios # set boot-order uefimap,uefios
To manage boot-order:
- Reboot server to have your boot-order settings take place
- Do not disable boot options via BIOS screens
- If a specified device type is not seen by the BIOS, it will be removed
  from the boot order configured on the BMC
- Your boot order sequence will be applied subject to the previous rule.
  The configured list will be appended by the additional device types
  seen by the BIOS
Server /bios *# commit
Server /bios # 
Server /bios # show detail
BIOS:
    BIOS Version:"UCSEDM3.2.10b5 (Build Date:02/27/2020)"
    Boot Order: UEFIMAP,UEFIOS
    FW Update/Recovery Status: None, OK
    Active BIOS on next reboot: main
    UEFI Secure Boot: enabled

ステップ 5

サーバーの電源を再投入して、インストールを開始します。

CIMC ホームページから、[ホスト電源(Host Power)] を選択します。[電源オフ(Power Off)] オプションを選択して、サーバーを再起動します。サーバーの電源が切れたら、[電源オン(Power On)] オプションを選択します。

サーバーが再起動すると、KVM コンソールによって、仮想 CD/DVD ドライブから Cisco Enterprise NFVIS が自動的にインストールされます。インストールが完了するまで 30 分~ 1 時間ほどかかることがあります。

ステップ 6

ENCS 5400 プラットフォームでは、ファームウェアが自動アップグレードされます。

NFVIS 3.8.x リリース以降、ファームウェアの自動アップグレードがサポートされています。NFVIS のインストールが完了すると、BIOS または CIMC は対応するバージョンに自動的にアップグレードされます。CIMC と NFVIS は複数回再起動されます。ファームウェアのアップグレードが完了するまで 30 分~ 1 時間ほどかかることがあります。ファームウェアのアップグレード中は、システムを使用しないでください。

ステップ 7

インストールが完了すると、システムはハードドライブから自動的に再起動されます。再起動後にコマンドプロンプト nfvis login が表示されたら、システムにログインします。

ログイン名として admin を使用し、デフォルトのパスワードとして Admin123# を使用します。

(注)  

 

初めてログイン試行すると、デフォルトのパスワードを変更するように求められます。アプリケーションを続行するには、画面の指示に従って強力なパスワードを設定する必要があります。最初のログイン時にデフォルトのパスワードを変更しない限り、API コマンドを実行したり、タスクを続行したりすることはできません。デフォルトのパスワードがリセットされていない場合、API は 401 未承認エラーを返します。

ステップ 8

システム API または CLI を使用するか、Cisco Enterprise NFV ポータルからシステム情報を表示して、インストールを確認します。

ステップ 9

ホスト名を設定し、NFVIS にアクセスするための管理 IP アドレスを割り当てます。

管理アクセス用にイーサネット管理ポートをネットワークに接続します。NFVIS のイーサネットを介した IP アドレスベースのアクセスを有効にするには、シリアルコンソール接続ポートを使用します。


Cisco ENCS のデフォルトのシステム設定

次の図は、Cisco ENCS を搭載した Cisco Enterprise NFVIS のデフォルトのネットワーク設定を示しています。

図 1. Cisco ENCS 5400 を搭載した Cisco Enterprise NFVIS のデフォルトのネットワーク設定


図 2. Cisco ENCS 5100 を搭載した Cisco Enterprise NFVIS のデフォルトのネットワーク設定
  • LAN ポート:インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィック用の 8 個の物理ギガビット イーサネット ポート。

  • WAN ポート:デュアル メディア イーサネット ポート(wan-br および wan2-br)の 1 つを DHCP 接続に使用できます。

  • ブリッジ:VM の仮想ネットワーク インターフェイス コントローラ(vNIC)間でレイヤ 2 ドメインを形成します。vNIC は仮想マシンが使用し、MAC アドレスの範囲を定義することによって仮想ネットワーク インターフェイスを提供します。NFVIS ホストのデフォルトの管理 IP アドレス(192.168.1.1)は、管理ポートで設定されます。複数の VM がローカル接続に同じ LAN ポートを使用できます。

  • ネットワーク:特定の VLAN トラフィックのみが許可されるセグメントレイヤ 2 ブリッジドメインです。

  • ENCS 5400 プラットフォーム上の LAN ネットワークの予約済み VLAN:VLAN 範囲 2350 ~ 2449 は内部使用のために予約されているため、外部スイッチポートおよび LAN ポートの仮想マシンには使用できません。この制限は WAN ポートには適用されないことに注意してください。

  • 内部 192.168.10.00/24 および 192.168.50.0/24 ネットワーク:IP サブネット 192.168.10.0/24 および 192.168.50.0/24 は ENCS-5400 内部ネットワークに使用されます。ユーザーは、NFVIS 管理ネットワークでこの IP サブネットを使用しないでください。今後の NFVIS リリースでは、ユーザーが NFVIS 管理に使用できるように、この内部サブネットが分離されます。


(注)  


次のネットワークとブリッジは自動的に設定されます。必要に応じてさらに設定できます。

  • LAN ネットワーク(lan-net)および LAN ブリッジ(lan-br)

  • WAN ネットワーク(wan-net)および WAN ブリッジ(wan-br)

wan2-net および wan2-br は、ENCS 5400 および ENCS 5100 のデフォルト設定です。


デフォルトのネットワークとブリッジは削除できません。

USC C シリーズ サーバーおよび CSP プラットフォームへの NFVIS のインストール

UCS-C シリーズのデバイスでは、NFVIS をインストールする前に RAID ディスクグループを設定する必要があります。UCS-C は、新規インストール用の単一の RAID ディスクグループのみをサポートしています。


(注)  


NFVIS 4.6 リリース以降、USC C シリーズ サーバーおよび CSP プラットフォームは最大 3 つの RAID グループをサポートしています。最初の RAID グループは OS のインストール用に予約されており、他の RAID グループは外部ストレージドライブとして使用できます。

手順


ステップ 1

CIMC にログインします。

USC-C シリーズ サーバーおよび Cisco CSP プラットフォームの推奨 CIMC バージョンは、3.0(3c) 以降のバージョンです。

ステップ 2

KVM コンソールを起動するには、CIMC ホームページから [KVMの起動(Launch KVM)] を選択します。

Java または HTML ベースの KVM を選択できます。HTML ベースの KVM の使用をお勧めします。KVM コンソールは別のウィンドウで開くため、ポップアップブロッカーが無効になっていることを確認します。

ステップ 3

KVM コンソールから仮想デバイスをマッピングするには、次の手順を実行します。

  1. ダウンロードしたファイルを安全にインストールできるかどうかを確認するには、ファイルのチェックサムを比較してから使用する必要があります。チェックサムを確認することで、ネットワーク送信中にファイルが破損したり、ダウンロード前にファイルが悪意のある第三者によって変更されたりしていないことを確認できます。詳細については、「仮想マシンのセキュリティ」を参照してください。

  2. [仮想メディア(Virtual Media)] を選択し、[仮想デバイスのアクティブ化(Activate Virtual Devices)] を選択します。

  3. [仮想メディア(Virtual Media)] を再度選択し、[CD/DVDのマッピング(Map CD/DVD)] を選択します。画面を参照し、Cisco Enterprise NFVIS ISO イメージを選択します。[ドライブを開いてマッピングする(Open and Map Drive)] をクリックしてイメージをマウントします。

  4. [仮想メディア(Virtual Media)] を再度選択し、NFVIS ISO イメージが CD/DVD にマッピングされたことを確認します。

ステップ 4

起動順序を設定するには、次の手順を実行します。

  1. [CIMCコンピューティング(CIMC Compute)] から、[BIOS] を選択します。

  2. [起動順序の設定(Configure Boot Order)] を選択すると、[起動順序の設定(Configure Boot Order)] ダイアログボックスが表示されます。

  3. [詳細設定(Advanced)] を選択します。

  4. [起動デバイスの追加(Add Boot Device)] ページが表示されます。[仮想メディアの追加(Add Virtual Media)] を選択すると、[仮想メディアの追加(Add Virtual Media)] ダイアログボックスが表示されます。

  5. 名前を入力し、[KVMにマッピングするDVD(KVM Mapped DVD)] を選択します。状態を [有効(Enabled)]、順序を 1 に設定し、[変更を保存(Save Changes)] を選択します。

  6. [起動デバイスの追加(Add Boot Device)] ページが再度表示されるので、[ローカルHDDの追加(Add Local HDD)] を選択すると、[仮想メディアの追加(Add Virtual Media)] ダイアログボックスが表示されます。

  7. 名前を入力し、状態を [有効(Enabled)]、順序を 2 に設定し、[変更を保存(Save Changes)] を選択します。

  8. [閉じる(Close)] をクリックします。

ステップ 5

サーバーの電源を再投入して、インストールを開始します。

CIMC ホームページから、[ホスト電源(Host Power)] を選択します。[電源オフ(Power Off)] オプションを選択して、サーバーを再起動します。サーバーの電源が切れたら、[電源オン(Power On)] オプションを選択します。

サーバーが再起動すると、KVM コンソールによって、仮想 CD/DVD ドライブから Cisco Enterprise NFVIS が自動的にインストールされます。インストールが完了するまで 30 分~ 1 時間ほどかかることがあります。

ステップ 6

インストールが完了すると、システムはハードドライブから自動的に再起動されます。再起動後にコマンドプロンプト nfvis login が表示されたら、システムにログインします。

ログイン名として admin を使用し、デフォルトのパスワードとして Admin123# を使用します。

(注)  

 

初めてログイン試行すると、デフォルトのパスワードを変更するように求められます。アプリケーションを続行するには、画面の指示に従って強力なパスワードを設定する必要があります。最初のログイン時にデフォルトのパスワードを変更しない限り、API コマンドを実行したり、タスクを続行したりすることはできません。デフォルトのパスワードがリセットされていない場合、API コマンドは 401 未承認エラーを返します。

ステップ 7

システム API または CLI を使用するか、Cisco Enterprise NFV ポータルからシステム情報を表示して、インストールを確認します。


Cisco UCS C220 M4 サーバーおよび Cisco CSP 2100 のデフォルトのシステム設定

Cisco Enterprise NFVIS でネットワークを設定すると、インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィックと VM をサービスチェーン化できます。次の図は、デフォルトのネットワーク設定を示しています。

図 3. Cisco UCS C220 M4 および Cisco CSP 2100 でのデフォルトのネットワーク設定


次のネットワークとブリッジはデフォルトで作成され、削除できません。必要に応じてさらに設定できます。

  • LAN ネットワーク(lan-net)と LAN ブリッジ(lan-br):NFVIS ホストのデフォルトの静的管理 IP アドレス(192.168.1.1)は、LAN ブリッジで設定されます。インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィック用のポートの 1 つは、LAN ブリッジに関連付けられます。任意の LAN ポートを使用して、デフォルトの静的 IP アドレスにアクセスできます。デフォルトでは、ホスト名は「nfvis」に設定されます。

  • WAN ネットワーク(wan-net)と WAN ブリッジ(wan-br):これは「eth0」ポートで作成され、DHCP 接続を有効にするように設定されます。

デフォルトでは、デバイスの最初のポートが WAN ブリッジに関連付けられます。デバイスの他のポートの 1 つは LAN ブリッジに関連付けられます。

初期セットアップの詳細については、『Cisco UCS C220 M4 サーバーのインストールおよびサービスガイド』または『Cisco Cloud Services Platform 2100 ハードウェアのインストールガイド』の「サーバーのインストール」の章を参照してください。

UCS-E シリーズ サーバーへの NFVIS のインストール

  • UCS-E シングルワイドは、新規インストール用の単一の RAID ディスクグループのみをサポートしています。UCS-E ダブルワイド シリーズは、NFVIS 4.1 の新規インストール用のシングルまたはデュアル RAID ディスクグループ、または NFVIS 3.X の新規インストール用の 1 つの RAID ディスクグループをサポートしています。

    • シングルディスクグループ(4 ディスク):RAID0/RAID1/RAID10/RAID5。FDE ディスクを使用する場合は、Secured RAID0/RAID1/RAID10/RAID5 を有効にすることもできます。

    • デュアルディスクグループ(各 2 ディスク):RAID0/RAID1 または (FDE ディスクを使用する場合)Secured RAID0/RAID1。NFVIS のインストールは、JBOD ディスクを使用した構成をサポートしていません。

    詳細については、「UCS-E デバイスの RAID を使用したストレージの管理」を参照してください。

  • Cisco ISR ルータでギガビット イーサネット インターフェイスを設定します。

  • Cisco ISR ルータで UCS E インターフェイスを設定します。次の設定例は、DHCP が有効になっている Cisco ISR 4451 ルータで実行される基本設定を示しています。

    
    
    Last configuration change at 02:36:37 UTC Thu Feb 18 2016
    !
    version 15.5
    service timestamps debug datetime msec
    service timestamps log datetime msec
    no platform punt-keepalive disable-kernel-core
    !
    hostname NFVIS-ISR4451
    !
    boot-start-marker
    boot system bootflash:isr4300-universalk9.03.16.01a.S.155-3.S1a-ext.SPA.bin
    boot-end-marker
    !
    !
    vrf definition Mgmt-intf
     !
     address-family ipv4
     exit-address-family
     !
     address-family ipv6
     exit-address-family
    !
    !
    no aaa new-model
    !
    !
    !
    ip domain name cisco.com
    !
    !
    !
    subscriber templating
    !
    multilink bundle-name authenticated
    !
    !
    !
    license udi pid ISR4331/K9 sn FDO192207MN
    !
    !
    ucse subslot 1/0
     imc access-port shared-lom console
     imc ip address 172.19.183.172 255.255.255.0 default-gateway 172.19.183.1 
    !
    spanning-tree extend system-id
    !
    !
    redundancy
     mode none
    !
    !
    !
    vlan internal allocation policy ascending
    !
    !
    ! 
    interface GigabitEthernet0/0/0
     ip address 172.19.183.171 255.255.255.0
     media-type rj45
     negotiation auto
    !
    interface GigabitEthernet0/0/1
     no ip address
     shutdown
     negotiation auto
    !
    interface GigabitEthernet0/0/2
     no ip address
     shutdown
     negotiation auto
    !
    interface ucse1/0/0
     ip unnumbered GigabitEthernet0/0/0
     negotiation auto
     switchport mode trunk
     no mop enabled
     no mop sysid
    !
    interface ucse1/0/1
     no ip address
     no negotiation auto
     switchport mode trunk
     no mop enabled
     no mop sysid
    !
    interface GigabitEthernet0
     vrf forwarding Mgmt-intf
     no ip address
     shutdown
     negotiation auto
    !
    interface Vlan1
     no ip address
     shutdown
    !
    ip default-gateway 172.19.183.1
    ip forward-protocol nd
    no ip http server
    no ip http secure-server
    ip tftp source-interface GigabitEthernet0
    ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.19.183.1
    ip route 172.19.183.172 255.255.255.255 ucse1/0/0
    ip ssh version 2
    !
    !
    !
    
    control-plane
    !
    !
    line con 0
     stopbits 1
    line aux 0
     stopbits 1
    line vty 0 4
     password lab
     login local
     transport input all
     transport output all
    !
    !
    end
    
    

(注)  


サポートされている次のファームウェアバージョン以上が使用可能であることを確認してください。

  • UCS-E160D-M2/K9 および UCS-E180D-M2/K9 の BIOS UCSED.2.5.0.3 以降

  • UCS-E140S-M2/K9 の BIOS UCSES.1.5.0.5 以降

  • UCS-E160S-M3 の BIOS UCSEM3_2.5 以降

  • UCS-E180D-M3 および UCS-E1120D-M3 の BIOS UCSEDM3_2.5 以降


手順


ステップ 1

CIMC にログインします。

(注)  

 

USC-E シリーズ サーバーの推奨 CIMC バージョンは、3.2(7) 以降です。

ステップ 2

KVM コンソールを起動するには、CIMC ホームページから [KVMの起動(Launch KVM)] を選択します。

Java または HTML ベースの KVM を選択できます。HTML ベースの KVM の使用をお勧めします。KVM コンソールは別のウィンドウで開くため、ポップアップブロッカーが無効になっていることを確認します。

ステップ 3

KVM コンソールから仮想メディアをマッピングするには、次の手順を実行します。

  1. ダウンロードしたファイルを安全にインストールできるかどうかを確認するには、ファイルのチェックサムを比較してから使用する必要があります。チェックサムを確認することで、ネットワーク送信中にファイルが破損したり、ダウンロード前にファイルが悪意のある第三者によって変更されたりしていないことを確認できます。詳細については、「仮想マシンのセキュリティ」を参照してください。

  2. [仮想メディア(Virtual Media)] を選択し、[仮想デバイスのアクティブ化(Activate Virtual Devices)] を選択します。

  3. [仮想メディア(Virtual Media)] を再度選択し、[CD/DVDのマッピング(Map CD/DVD)] を選択します。画面を参照し、Cisco Enterprise NFVIS ISO イメージを選択します。[ドライブを開いてマッピングする(Open and Map Drive)] をクリックしてイメージをマウントします。

  4. [仮想メディア(Virtual Media)] を再度選択し、NFVIS ISO イメージが CD/DVD にマッピングされたことを確認します。

ステップ 4

起動順序を設定します。

  1. [CIMCコンピューティング(CIMC Compute)] から、[BIOS] を選択します。

  2. [起動順序の設定(Configure Boot Order)] を選択すると、[起動順序の設定(Configure Boot Order)] ダイアログボックスが表示されます。

  3. [CD/DVD] ページで、[Cisco vKVMにマッピングされたvDVD(Cisco vKVM-Mapped vDVD)] を選択し、[追加(Add)] を選択します。

  4. [HDD] から [RAIDアダプタ(RAID Adapter)] を選択し、[追加(Add)] を選択します。

  5. [Up] および [Down] オプションを使用して、起動の順序を設定します。Cisco vKVM にマッピングされた vDVD の起動順序を最初に選択する必要があります。[変更を保存(Save Changes)] をクリックして、起動順序の設定を完了します。

(注)  

 

CIMC を介して UEFI の起動順序を設定する場合、サポートされる BIOS バージョンは 2.10 以降です。他の BIOS バージョンを使用する場合は、BIOS セットアップメニューで UEFI 起動順序を設定し、[BootOrderRules][Loose] に設定する必要があります。

UEFI の起動順序を設定するには、次の手順を実行します。

  1. [CIMCコンピューティング(CIMC Compute)] から、[BIOS] を選択します。

  2. [起動順序の設定(Configure Boot Order)] を選択すると、[起動順序の設定(Configure Boot Order)] ダイアログボックスが表示されます。

  3. >><<[上(up)]、および [下(down)] ボタンを使用して、UEFI イメージマップをユーザーインターフェイスの右側の列の最初のオプションにします。

  4. >><<[上(up)]、および [下(down)] ボタンを再度使用して、UEFI OS をユーザーインターフェイスの右側の列の 2 番目のオプションにします。

  5. [変更の保存(Save Changes)] をクリックします。

ステップ 5

サーバーの電源を再投入して、インストールを開始します。

CIMC ホームページから、[ホスト電源(Host Power)] を選択します。[電源オフ(Power Off)] オプションを選択して、サーバーを再起動します。サーバーの電源が切れたら、[電源オン(Power On)] オプションを選択します。

サーバーが再起動すると、KVM コンソールによって、仮想 CD/DVD ドライブから Cisco Enterprise NFVIS が自動的にインストールされます。インストールが完了するまで 30 分~ 1 時間ほどかかることがあります。

ステップ 6

ENCS 5000 シリーズ プラットフォームでは、ファームウェアが自動アップグレードされます。

NFVIS 3.8.x リリース以降、ファームウェアの自動アップグレードがサポートされています。NFVIS のインストールが完了すると、BIOS または CIMC は対応するバージョンに自動的にアップグレードされます。CIMC と NFVIS は複数回再起動されます。ファームウェアのアップグレードが完了するまで 30 分~ 1 時間ほどかかることがあります。ファームウェアのアップグレード中は、システムを使用しないでください。

ステップ 7

インストールが完了すると、システムはハードドライブから自動的に再起動されます。再起動後にコマンドプロンプト nfvis login が表示されたら、システムにログインします。

ログイン名として admin を使用し、デフォルトのパスワードとして Admin123# を使用します。

(注)  

 

初めてログイン試行すると、デフォルトのパスワードを変更するように求められます。アプリケーションを続行するには、画面の指示に従って強力なパスワードを設定する必要があります。最初のログイン時にデフォルトのパスワードを変更しない限り、API コマンドを実行したり、タスクを続行したりすることはできません。デフォルトのパスワードがリセットされていない場合、API は 401 未承認エラーを返します。

ステップ 8

システム API または CLI を使用するか、Cisco Enterprise NFV ポータルからシステム情報を表示して、インストールを確認します。


Cisco UCS E シリーズ サーバーのデフォルトのシステム設定

図 4. Cisco UCS E シリーズ サーバーのデフォルトのネットワーク設定


次のネットワークとブリッジはデフォルトで作成され、削除できません。必要に応じてさらに設定できます。

  • LAN ネットワーク(lan-net)と LAN ブリッジ(lan-br):NFVIS ホストのデフォルトの静的管理 IP アドレス(192.168.1.1)は、LAN ブリッジで設定されます。インバウンドおよびアウトバウンドのトラフィック用のその他のすべてのポートは、LAN ブリッジに関連付けられます。デフォルトでは、ホスト名は「nfvis」に設定されます。
  • WAN ネットワーク(wan-net)および WAN ブリッジ(wan-br):物理 WAN ポートは Cisco ISR モジュール上にあります。これらは、Cisco UCS E サーバーで外部から使用することはできません。WAN トラフィックは ISR WAN ポートから送られ、バックプレーンを経由して Cisco UCS-E サーバーに到達します。バックプレーンには、Cisco UCS-E サーバーとの接続を確立するための内部 WAN インターフェイス(GE0)が 1 つあります。デフォルトでは、「GE0」インターフェイスが DHCP 接続に対して有効になっています。

初期セットアップの詳細については、『Cisco UCS E シリーズ サーバーおよび Cisco UCS E シリーズ ネットワーク コンピュート エンジン スタートアップガイド』を参照してください。

USB を介した NFVIS のインストール

Cisco ENCS 5104 および Cisco Catalyst 8200 UCPE への Cisco Enterprise NFVIS のインストール

始める前に

Cisco Catalyst 8200 UCPE のインストールでは、NFVIS を 1 台のドライブにのみインストールし、インストール時にはそのドライブのみが存在するようにしてください。

Cisco Catalyst 8200 UCPE については、NFVIS にログインした後に BIOS パスワードを設定することをお勧めします。

BIOS パスワードを設定するには、hostaction change-bios-password コマンドを使用します。この手順を行わないと、NFVIS をインストールするデバイスを選択できません。

手順


ステップ 1

NFVIS イメージを使用してブート可能な USB を作成します。

この例では、Windows 環境で Rufus ユーティリティを使用しました。Rufus ユーティリティは https://rufus.akeo.ie/ でダウンロードできます。この例では、次のパラメータを使用してブート可能な NFVIS USB デバイスを書き込みました。

  • デバイス:USB スティック

  • パーティションスキーム:MBR

  • ファイルシステム:FAT32

  • クラスタサイズ:デフォルトを使用

  • ボリュームラベル:デフォルトを使用

  • クイックフォーマット:オン

  • ブート可能の作成:[ISOイメージ(ISO Image)] を選択し、隣のアイコンをクリックして、NFVIS イメージを選択します。

  • 拡張ラベルの作成:オン

[開始(Start)] を押して、完了するまで待ちます。

USB サムドライブのイジェクト

ステップ 2

ENCS5104 の USB スロットのいずれかに USB デバイスを挿入します。

ステップ 3

システムの電源を入れます。

ステップ 4

システムの起動中に、F6 キーを押します。


Press <DEL> or <F2> to enter setup, <F6> Boot Menu, <F12> Network Boot in 5 seconds or press any key to continue.

ステップ 5

F6 を押すと次のスクリーンショットが表示され、起動元のデバイスを選択できます。USB デバイスを選択します。

次のスクリーンショットの例では、使用されている STEC USB があります。この表示は、USB デバイスのベンダーによって異なります。矢印キーを使ってデバイスを選択します。

ステップ 6

インストールが完了するまで待ちます。インストールが完了すると、システムが再起動されます。

ステップ 7

ユーザー名 admin、デフォルトパスワード Admin123# を使用してシステムにログインします。

ステップ 8

最初のログイン時にパスワードの変更を求めるプロンプトが表示されます。続行するには、画面の指示に従って強力なパスワードを設定する必要があります。

ステップ 9

NFVIS ユーザーガイドに従って、システム API またはコマンド ライン インターフェイスを使用してインストールステータスを確認できます。


次のタスク

デフォルト設定を確認し、Cisco Enterprise NFV ポータルを起動するための初期 IP 設定をセットアップできます。

Cisco Catalyst 8200 UCPE のデフォルトのシステム設定

次の図は、Cisco ENCS を搭載した Cisco Enterprise NFVIS のデフォルトのネットワーク設定を示しています。

  • デフォルトでは、NFVIS には WAN ポートまたは管理用の GE0/2 LAN ポートを介してアクセスできます。

  • WAN ネットワーク(wannet および wan2net)と WAN ブリッジ(wanbr および wan2br)は、デフォルトでは DHCP を有効にするように設定されています。GE0 は、デフォルトでは WAN ブリッジと WAN2 ブリッジに関連付けられています。

  • Cisco Catalyst 8200 UCPE の管理 IP アドレス 192.168.1.1 は、GE0/2 を介してアクセスできます。

  • GE0/2 は LAN ブリッジに関連付けられています。

  • 内部管理ネットワーク(int-mgmt-net)とブリッジ(int-mgmt-br)が作成され、内部でシステムモニタリングに使用されます。