ESC をメンテナンスモードにする
ESC データベースをバックアップおよび復元するには、ESC をメンテナンスモードにする必要があります。この操作を行うには、次のセクションで指定されているように、escadm ツールを使用します。
始める前に
(注) |
ESC リリース4.4 以降、HA アクティブ/スタンバイの切り替え前または DB の復元前に ESC がメンテナンスモードだった場合は、HA アクティブ/スタンバイの切り替え後または DB の復元後も ESC はメンテナンスモードのままになります。 |
メンテナンスモードの間、
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ノースバウンド要求は ESC によってブロックされ、ESC はメンテナンスモード通知で応答します。
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REST 要求のみが、ESC は一時的に使用不可になっているという応答を受信します。ConfD 要求は、メンテナンスモード拒否メッセージを取得するか、または(テナントがすでに存在する場合のテナント要求の作成など)すべての冪等要求に対する OK メッセージを取得します。
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モニタリングアクションが一時停止されます。
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すべての進行中の要求とトランザクションは、進行を継続します。
escadm ツールの使用
ESC は、escadm ツールを使用してメンテナンスモードにすることができます。
手順
ステップ 1 |
VM シェルから ESC をメンテナンスモードにします。
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ステップ 2 |
操作モードを照会する場合にはいつでも、
例:
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ステップ 3 |
実行中のトランザクションがないときに、メンテナンスモードにします。escadm ツールで ipt_check フラグを使用して、ESC に進行中のトランザクションがない場合にのみ、ESC をメンテナンスモードにすることができます。ESC に進行中のトランザクションがあり、ESC をメンテナンスモードにしない場合は、フラグを true に設定します。
[ipt_check] オプションが true に設定されている場合、escadm ツールは実行中の操作があるかどうかをチェックします。実行中の操作がある場合、escadm ツールは ESC をメンテナンスモードにしません。 |
ESC を操作モードにする
sudo escadm op_mode set --mode=operation
応答は次のとおりです。 Set mode to OPERATION
Operation Mode = OPERATION
sudo escadm op_mode show