インストールのシナリオ
以下の項では、ESC に関する一般的な展開シナリオについて簡単に説明します。
Cisco Elastic Services Controller は、要件に応じてさまざまなモードでインストールできます。各種モードはインストール時に設定します。以下の項では、ESC に関する一般的な展開シナリオについて簡単に説明します。
スタンドアロン型 ESC
スタンドアロンシナリオでは、1 つのアクティブな VM が ESC に展開されます。
高可用性を備えた ESC
ESC は、アクティブ/スタンバイおよびアクティブ/アクティブモデルの形式で高可用性(HA)をサポートします。アクティブ/スタンバイモデルでは、ESC 障害を防止し、サービスの中断を最小限に抑えて ESC サービスを提供するために、ネットワークに 2 つの ESC インスタンスが展開されます。プライマリ ESC インスタンスで障害が発生しても、スタンバイインスタンスが自動的に ESC サービスを引き継ぎます。ESC HA は、ESC で発生する次のシングルポイント障害を解決します。
-
ネットワーク障害
-
停電
-
VM インスタンスのダウン
-
スケジュールされたダウンタイム
-
ハードウェアに関する問題
-
内部アプリケーションの障害
(注) |
ESC 5.0 以降、アクティブ/パッシブモデルの名称がアクティブ/スタンバイモデルに変更されています。 |
(注) |
ESC VM でのソフトウェアのインストールまたはアップグレードはサポートされていません。さらにサポートが必要な場合は、Cisco TAC にお問い合わせください。 |
ESC HA アクティブ/スタンバイの展開についての詳細は、「OpenStack への ESC のインストール」および「VMware への ESC のインストール」章の「高可用性アクティブ/スタンバイの構成」を参照してください。
アクティブ/アクティブモデルの詳細については、「ESC HA アクティブ/アクティブの概要」の章を参照してください。