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Quality of Service(QoS)とは、選択したネットワーク トラフィックに、優先的なサービスやニーズに合ったサービスを提供するネットワーク機能を意味します。Cisco APIC-EM では、EasyQoS 機能を使用してネットワーク内のデバイスに QoS を設定することができます。
QoS ポリシーを適用するデバイスの範囲を定義します。次に、その範囲に対して QoS ポリシーを定義します。Cisco APIC-EM はユーザが選択した内容を取得し、それを適切なデバイス CLI(コマンド ライン インターフェイス)コマンドに変換して、範囲内で定義されたデバイスに展開します。
EasyQoS は、デバイスで使用できる QoS 機能セットに基づいて、デバイスに QoS ポリシーを設定します。特定のデバイスの QoS 実装の詳細については、デバイスの製品マニュアルを参照してください。
(注) | ネットワーク内のデバイスに QoS を設定するには、EasyQoS を使用するための管理者権限(ADMIN_ROLE)またはポリシー管理者権限(POLICY_ADMIN_ROLE)を割り当てる必要があります。詳細については、ユーザおよびロールの管理を参照してください。 |
EasyQoS を使用して QoS ポリシーを設定するには、次の要件に対応していることを確認します。
コントローラで EasyQoS 機能を有効にします。詳細については、EasyQoS ベータ機能の有効化を参照してください。
EasyQoS は、ほとんどのシスコの LAN、WAN、WLAN デバイスをサポートします。ネットワーク内のデバイスとソフトウェア バージョンがサポートされているかどうかを確認するには、Supported Platforms for the Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Module のマニュアルを参照してください。
ISR-G2、ASR 1000、ワイヤレス LAN コントローラなど、シスコのネットワーク デバイスに AVC(Application Visibility and Control)機能のライセンスがインストールされていることを確認します。詳細については、次の URL から「NBAR2(次世代 NBAR)プロトコル パックに関するFAQ」[英語] を参照してください。http://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/ios-nx-os-software/network-based-application-recognition-nbar/qa_C67-723689.html
Cisco APIC-EM がポリシーを必要とする WAN インターフェイスを識別できるようにするには、インターフェイス タイプ(WAN)、および(オプションで)サブライン レートとサービス プロバイダーのサービス クラス モデルを指定する必要があります。WAN インターフェイス上でこれらを設定する方法については、必要なデバイス設定を参照してください。
[Topology] または [Device Inventory] ウィンドウから、検出時にデバイスに割り当てられたデバイス ロールがネットワーク設計に適していることを確認します。必要に応じて、適切でないデバイス ロールを変更します。
QoS ポリシーは、ビジネスの目標(音声品質が企業の標準を満たしていることを保証する、またはビデオの高い Quality of Experience(QoE)を保証する、など)に沿いながらネットワーク リソースを最も効果的に利用できるようにするため、ネットワーク トラフィックをどのように処理するかを定義します。このような目標を達成するため、ポリシーは次の要素で構成されています。
ポリシー スコープ:ポリシーに設定されるデバイスのグループ。
アプリケーション:ネットワークで使用されるソフトウェア プログラムまたはネットワーク シグナリング プロトコル。EasyQoS には 約 1400 このアプリケーションから構成される、Cisco Network Based Application Recognition の第 2 世代(NBAR2)アプリケーション ライブラリが含まれています。NBAR2 の詳細については、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/c/en/us/products/ios-nx-os-software/network-based-application-recognition-nbar/index.html [英語]
トラフィック クラス:ポリシーの設定を簡単にするためのアプリケーションのグループ(グループには、類似のトラフィック ニーズを持つアプリケーションが含まれているため)。
ビジネス関連性:ビジネスと運用にどのように関連しているかに従って、所定のアプリケーションを分類する属性。属性には、ビジネス関連(business relevant)、デフォルト(default)、ビジネス非関連(business irrelevant)があります。詳細については、ビジネス関連のグループを参照してください。
EasyQoS には Cisco NBAR2 アプリケーションが付随しています。これらのアプリケーションは、アプリケーション カテゴリがあらかじめ設定されており、ビジネス関連性のグループにソートされています。事前設定されているこのポリシーをネットワーク デバイスに適用することも、ビジネス目標やネットワーク構成のニーズに合わせて修正することもできます。
たとえば、YouTube は(デフォルトでは)ビジネス非関連(business-irrelevant)として設定されています。ほとんどの顧客は通常、このアプリケーションをビジネスに関係ないものと分類するからです。ただし、この分類がすべての企業に当てはまるわけではありません。たとえば、いくつかのビジネスでは YouTube をトレーニング目的で使用することがあります。このような場合、管理者はこのビジネス関連性の設定をビジネス関連(business-relevant)に変更して、ビジネス目標に合わせることができます。
QoS のトラストおよび QoS のキューイング機能は現在のリリースでは事前に設定されており、変更はできません。QoS のトラストおよび QoS のキューイングは、Enterprise Medianet の QoS デザイン向けの Cisco Validated Design(CVD)に従って、デバイスごとに設定されます。
最新の検証済みのデザインは、Cisco Press『End-to-End QoS Network Design: Quality of Service for Rich-Media & Cloud Networks, 2nd Edition』で公開されています。このドキュメントは http://www.ciscopress.com/store/end-to-end-qos-network-design-quality-of-service-for-9781587143694 で入手できます。Enterprise Medianet の QoS 向けの Cisco Validated Design(CVD)の詳細については、次のシスコのドキュメントを参照してください。
ポリシー スコープは、QoS ポリシーを適用して特定の種類のトラフィックを管理する目的で、特定のデバイス セットを定義します。1 つのスコープあたり最大 2,000 台のデバイスを設定できます。スコープは重複させることができません。つまり、ひとつのデバイスを複数のスコープのメンバーにすることはできません。各ポリシー スコープは、スコープ内のすべての有線デバイスに対して、スコープ内の各ワイヤレス セグメントに対して、それぞれにポリシーを 1 つずつ提供できます。各ポリシー(有線セグメントまたはワイヤレス セグメント)に対して、アプリケーション(カスタムを含む)を含めたり、除外したりして、そのアプリケーションのトラフィックの処理をカスタマイズできます。
実際には、特定種類のトラフィックのエンドツーエンドのパスを構成するすべてのデバイス(有線またはワイヤレス)を含める必要があります。ポリシー スコープ内で、有線デバイス セット全体、および個々のワイヤレス セグメントのトラフィックを管理するためのポリシーを作成します。これにより、さまざまなネットワーク セグメントの動作の違いを補うために必要に応じてトレードオフが可能です。たとえば、ワイヤレス ネットワークでは通常、有線ネットワークと比較した場合に低帯域幅、低速、パケット損失増加の特徴があります。個々のワイヤレス セグメントは、ローカルの RF 干渉、輻輳、ネットワーク デバイスの機能の違いなどの要因によってさらに変動が見られます。個々のワイヤレス セグメントにセグメントごとのポリシーを適用できるすることで、優先順位の高いトラフィックが受ける、ワイヤレス ネットワークの劣化による影響が小さくなるように、トラフィック処理ルールを調整できます。
ポリシー スコープを定義したら、QoS ポリシーを設定し、ポリシー スコープ内のデバイスに QoS ポリシーを適用できます。QoS ポリシーを適用すると、QoS ポリシーをデバイスに展開して設定します。
[EasyQoS] ウィンドウからポリシー スコープを定義するか、[デバイス インベントリ(Device Inventory)] ウィンドウまたは [トポロジ(Topology)] ウィンドウのデバイスにポリシー タグを適用してポリシー スコープを定義します。詳細については、ポリシーの範囲の定義またはデバイス インベントリでのポリシー タグの追加または削除を参照してください。
QoS ポリシーのタイプには 2 つのタイプがありますが、これらのタイプはポリシーが実装される方法によって名前が付けられています。
スタティック ポリシー:デバイスに展開され、変更または削除するまで有効です。スタティック ポリシーは、展開の大部分を構成しています。
ダイナミック ポリシー:LAN インターフェイスでのみ使用されます。ダイナミック ポリシーは、音声やビデオ コールなどのイベント中に、関連するネットワーク デバイスに適用されます。コールが終了すると、ポリシーはデバイスから削除されます。詳細については、ダイナミック QoS を理解するを参照してください。
ポリシーはバージョン管理されます。以前のバージョンのポリシーを表示し、範囲内のデバイスに再適用するバージョンを選択できます。
ポリシーのあるバージョンを編集しても、そのポリシーの他のバージョンには影響せず、ポリシーが管理するアプリケーションなど、そのポリシーのコンポーネントにも影響することはありません。たとえば、ポリシーからアプリケーションを削除した場合でも、EasyQoS、そのポリシーの他のバージョン、その他のポリシーからそのアプリケーションが削除されることはありません。ポリシーとアプリケーションは互いに独立して存在しているため、すでに存在していないアプリケーションを含むポリシー バージョンを再適用することができます。
(注) | ランク、ポート、プロトコルなど、アプリケーション レベルの変更は、ポリシーのバージョン管理ではキャプチャされません。 |
ネットワーク デバイスの中には、ネットワーク アクセス コントロール リスト(ACL)およびアクセス コントロール エントリ(ACE)を格納するためのメモリ(Ternary Content Addressable Memory または TCAM と呼ばれる)が制限されているものがあります。このため、アプリケーション用の ACL と ACE がこれらのデバイス上に設定されている場合は、利用可能な TCAM 領域が使用されます。TCAM 領域が枯渇すると、そのデバイスでは追加のアプリケーションに対する QoS は設定できません。
これらのデバイス上で、特に重要なアプリケーションに対して QoS ポリシーが確実に設定されるように、EasyQoS は次の順序に基づいて TCAM 領域を割り当てます。
ランク:カスタム アプリケーションおよびお気に入りのアプリケーションに割り当てられた番号(ただし既存のデフォルト NBAR アプリケーションは除く)。ランクの番号が小さくなるほど、優先順位が高くなります。たとえば、ランク 1 のアプリケーションはランク 2 のアプリケーションよりも優先順位が高くなります。ランクがない場合は、優先順位が最も低くなります。
カスタム アプリケーションには、デフォルトでランク 1 が割り当てられています。
デフォルト NBAR アプリケーションには、お気に入りとしてマークされるまでランクが割り当てられません。お気に入りとしてマークされた時点で、NBAR アプリケーションはランク 10,000 が割り当てられます。
トラフィック クラス:シグナリング、バルク データ、ネットワーク制御、操作/アドミニストレーション/管理(Ops Admin Mgmt)、トランザクション データ、スカベンジャ、マルチメディア ストリーミング、マルチメディア会議、リアルタイム インタラクティブ、ブロードキャスト ビデオ、VoIP テレフォニーの順のトラフィック クラス単位。
ポピュラリティ:Cisco Validated Design(CVD)の基準に基づいて割り当てられた番号(1 ~ 10)。ポピュラリティの番号は変更できません。ポピュラリティが 10 のアプリケーションは、ポピュラリティが 9 のアプリケーションよりも優先順位が高くなります。
カスタム アプリケーションは、デフォルトでポピュラリティ 10 が割り当てられます。
デフォルト NBAR アプリケーションには、Cisco Validated Design(CVD)の基準に基づいてポピュラリティ番号(1 ~ 10)が割り当てられます。アプリケーションをお気に入りとしてマークしても、ポピュラリティ番号は変わりません(ランクのみ変更されます)。
アルファベット順:複数のアプリケーションに同じランクまたはポピュラリティの番号が付いている場合は、アプリケーションの名前のアルファベット順にソートされ、それに従って優先順位が割り当てられます。
たとえば、次のアプリケーションを指定したポリシーを定義します。
カスタム アプリケーション custom_realtime。デフォルトでランク 1 とポピュラリティ 10 が割り当てられています。
カスタム アプリケーション custom_salesforce。デフォルトでランク 1 とポピュラリティ 10 が割り当てられています。
corba-iiop という名前のトランザクション データ トラフィック クラスのアプリケーション。お気に入りとして指定されており、ランク 10,000、および(CVD に基づいて)ポピュラリティ 9 が付与されています。
gss-http という名前の Ops Admin Mgmt トラフィック クラスのアプリケーション。お気に入りとして指定されており、ランク 10,000、および(CVD に基づいて)ポピュラリティ 10 が付与されています。
他のすべてのデフォルト NBAR アプリケーションにはランクはありませんが、トラフィック クラスと(CVD に基づいて)デフォルト ポピュラリティに従って処理されます。
優先順位付けのルールに従って、アプリケーションはデバイスにおいて次の順序で設定されます。
アプリケーションの設定順 |
理由 |
---|---|
1.カスタム アプリケーション custom_realtime |
カスタム アプリケーションには最も高い優先順位が付与されます。custom_salesforce アプリケーションと custom_realtime アプリケーションのランクおよびポピュラリティが同じであるとすると、これらのアプリケーションはアルファベット順にソートされ、custom_realtime が custom_salesforce より前になります。 |
2.カスタム アプリケーション custom_salesforce |
|
3.お気に入りのアプリケーション gss-http |
これら両方のアプリケーションはお気に入りとして指定されているため、同じアプリケーション ランクになります。したがって、EasyQoS は、トラフィック クラスに従ってアプリケーションを評価します。gss-http は、Ops Admin Mgmt トラフィック クラスであるため、先に処理され、その後にトランザクション データ トラフィック クラスの corba-iiop アプリケーションが処理されます。トラフィック クラスによって処理順が決まっているため、ポピュラリティは考慮されません。 |
4.お気に入りのアプリケーション corba-iiop |
|
5.他のすべてのデフォルト NBAR アプリケーション |
他のすべてのアプリケーションは、トラフィック クラスとポピュラリティに従って次に優先され、ポピュラリティが同じアプリケーションは、アプリケーション名のアルファベット順にソートされます。 |
[QoS ポリシー マネージャ(QoS Policy Manager)] ウィンドウで、デバイスに適用したポリシー設定の結果を確認できます。ポリシーを選択すると、EasyQoS にはポリシー スコープ内のデバイスのリスト、および各デバイスの設定のステータスが表示されます。
EasyQoS は、Cisco Next Generation Network-Based Application Recognition(NBAR2)ライブラリ内のすべてのアプリケーションを、(RFC 4594 で定義されているとおりの)業界標準ベースのトラフィック クラスに事前に割り当てます。これらのトラフィック クラスは、割り当てられたアプリケーションのネットワーク QoS 処理(DSCP マーキング、キューイング、ドロッピングなどの処理)を定義します。
一部のデバイスには NBAR2 ライセンスが必要です。詳細については、EasyQoS の前提条件を参照してください。
(注) | アプリケーションのトラフィック クラスは変更できません。ただし、QoS ポリシーを設定すると、アプリケーションのビジネス関連性を変更できます。 |
EasyQoS レジストリにあるアプリケーションを表示できます。ナビゲーション ツールバーで、EasyQoS をクリックします。
アプリケーションがリスト表示され、トラフィック クラス、グループごとに、またはアプリケーション名のアルファベット順でソートできます。右ペインには、アプリケーション、お気に入りのアプリケーション、およびカスタム アプリケーションの合計数が表示されます。
EasyQoS に含まれていない追加のアプリケーションがあれば、カスタム アプリケーションとして追加できます。詳細については、カスタム アプリケーションを参照してください。
EasyQoS 機能は、3 つのレベルのビジネス関連のグループ分けを行い、これらのグループに割り当てられたアプリケーションに異なるレベルのサービスを提供します。ビジネス関連のグループは基本的に、高優先、中立、低優先の 3 つのタイプのトラフィックにマッピングされます。これらのグループには、次のものがあります。
ビジネス関連(Business Relevant):(高優先トラフィック)このグループのアプリケーションは組織の目的に直接関与するもので、たとえば、音声、ビデオ、ストリーミングやコラボレーション型マルチメディア アプリケーション、データベース アプリケーション、エンタープライズ リソース アプリケーション、電子メール、ファイル転送、コンテンツ配布などの様々なアプリケーションが含まれます。ビジネス関連として指定されるアプリケーションは、IETF RFC 4594 で規定されているように、業界のベスト プラクティス推奨にしたがって処理されます。
デフォルト(Default):(中立トラフィック)このグループは、ビジネス関連であるかどうか不明なアプリケーションを対象としています。たとえば、一般的な HTTP/HTTPS トラフィックは、組織の目的に関与する場合もあれば、関与しない場合もあります。一部のアプリケーション(レガシー アプリケーションや、新しく展開したアプリケーションだととしても)の目的については把握していない可能性があるため、これらのアプリケーションのトラフィック フローは、RFC 2747 および 4594 にしたがって Default Forwarding サービスとして扱う必要があります。
ビジネス非関連(Business Irrelevant):(低優先トラフィック)このグループは、組織の目的達成には関与していないと見なされたアプリケーションを対象とします。これらは実際上は、主に消費者やエンターテイメント向けのものです。このタイプのトラフィックは、RFC 3662 および 4594 に記載されているように「Scavenger」サービスとして扱うことをお勧めします。
Cisco EasyQoS は、マーキング、キューイング、ドロッピングの処理を RFC 4594 およびアプリケーションに割り当てられているビジネスとの関連性カテゴリに基づいて行います。EasyQoS は [デフォルト(Default)] のカテゴリ内のすべてのアプリケーションを [デフォルトの転送(Default Forwarding)] アプリケーション クラスに割り当て、[非関連ビジネス(Irrelevant Business)] カテゴリ内のすべてのアプリケーションを [スカベンジャ(Scavenger)] アプリケーション クラスに割り当てます。[関連ビジネス(Relevant Business)] カテゴリのアプリケーションについては、EasyQoSは、アプリケーションのタイプに基づいてトラフィック クラスをアプリケーションに割り当てます。アプリケーション クラスとその処理のリストについては、次の表を参照してください。
ビジネスとの関連性 |
アプリケーション クラス |
ホップ毎の挙動 |
キューイングとドロッピング |
アプリケーションの説明 |
---|---|---|---|---|
該当する |
VoIP 1 |
完全優先転送(EF) |
プライオリティ キューイング(PQ) |
VoIP テレフォニー(ベアラのみ)トラフィック。例えば、Cisco IP Phone。 |
ブロードキャスト ビデオ |
クラス セレクタ(CS)5 |
PQ |
TV ブロードキャスト、ライブ イベント、ビデオ監視フロー、および同様の非弾性ストリーミング メディア フロー。例えば、Cisco IP Video Surveillance や Cisco Enterprise TV。(非弾性フローとは、非常にドロップされやすく、再送信またはフロー制御機能がないフローを表します)。 |
|
リアルタイム インタラクティブ |
CS4 |
PQ |
非弾性の高解像度インタラクティブ ビデオ アプリケーションと、それらのアプリケーションの音声およびビデオ コンポーネント。例えば、Cisco TelePresence。 |
|
マルチメディア会議 |
相対的優先転送(AF)41 |
帯域幅(BW)キューと Differentiated Services Code Point(DSCP)24 Weighted Random Early Detect(WRED) |
これらのアプリケーションのデスクトップ ソフトウェア マルチメディア コラボレーション アプリケーションおよび音声およびビデオ コンポーネント。例えば、Cisco Jabber や Cisco WebEx。 |
|
マルチメディア ストリーミング |
AF31 |
BW キューと DSCP WRED |
ビデオオンデマンド(VoD)ストリーミング ビデオ フローおよび仮想デスクトップ アプリケーション。例えば、Cisco Digital Media System。 |
|
ネットワーク制御 |
CS6 |
BW キューのみ 2 |
EIGRP、OSPF、BGP、HSRP、IKE などの、エンタープライズ ネットワークの信頼性の高い運用を必要とするネットワーク コントロール プレーン トラフィック。 |
|
シグナリング |
CS3 |
BW キューと DSCP 24 |
IP 音声およびビデオ テレフォニー インフラストラクチャのコントロール プレーン トラフィック。 |
|
Operations, Administration, and Management(OAM) |
CS2 |
BW キューと DSCP 16 3 |
SSH、SNMP、syslog などのネットワーク運用、管理、管理トラフィック |
|
トランザクション データ(低遅延データ) |
AF21 |
BW キューと DSCP 18 WRED |
エンタープライズ リソース プランニング(ERP)、Crew Resource Management(CRM)、およびその他のデータベース アプリケーションなどのインタラクティブ(フォアグラウンド)データ アプリケーション。 |
|
バルク データ(高スループット データ) |
AF11 |
BW キューと DSCP 10 WRED |
電子メール、File Transfer Protocol(FTP)、バックアップ アプリケーションなどの非インタラクティブ(バックグラウンド)データ アプリケーション。 |
|
デフォルト |
デフォルトの転送(ベスト エフォート) |
DF |
デフォルト キューと RED |
デフォルトのアプリケーション、およびデフォルトのビジネス関連グループに割り当てられるアプリケーション。プライオリティ、帯域幅保証、またはディファレンシャル サービス クラスに割り当てられるアプリケーションはごく少数であるため、大部分のアプリケーションは、デフォルトでこのベスト エフォート サービス クラスに設定され続けます。 |
非関連 |
スカベンジャー |
CS1 |
最小 BW キュー(ディファレンシャル)と DSCP 8 |
エンターテイメント向けのデータ、メディア アプリケーションなどの、非ビジネス関連のトラフィック フロー、およびビジネス関連でないグループに割り当てられているアプリケーション。例えば、YouTube、Netflix、iTunes、Xbox Live。 |
カスタム アプリケーションは、EasyQoS アプリケーション ライブラリに追加するアプリケーションです。カスタム アプリケーションには、プロトコル、特定のホスト IP アドレスに対するポート番号、およびトラフィック クラスを定義できます。URL ベースのアプリケーションも追加できます。あるいは、追加するアプリケーションのトラフィック要件に厳密に一致する既存のアプリケーションを選択することができます。この場合、EasyQoS は他のアプリケーションのトラフィック クラス、カテゴリ、およびサブカテゴリの設定を、定義するアプリケーションへコピーします。
EasyQoS は、カスタム アプリケーションの一部として定義されている場合でも、ポート番号 80、443、および 8080 についてはアクセス コントロール リスト(ACE)を設定しません。カスタム アプリケーションにトランスポート IP が定義されている場合、EasyQoS はデバイス上にアプリケーションを設定します。
(注) | カスタム アプリケーションがポリシーに割り当てられない限り、デバイスでのプログラムは行われません。 |
Cisco APIC-EM では、カスタム アプリケーションを除く他のすべてのアプリケーションの前に、EasyQoS がデバイス上に設定するアプリケーションにフラグを付けることができます。お気に入りとしてアプリケーションにフラグを付けることで、デバイス上のお気に入りのアプリケーションに対して QoS ポリシーが設定されていることを確認できるようにします。詳細については、リソースが制限されているデバイスの処理順を参照してください。
作成するお気に入りのアプリケーションの数には制限がありませんが、ネットワーク デバイスの TCAM が制限されている環境におけるビジネスとの関連性の観点からすると、選択するお気に入りのアプリケーションの数を(25 以下などに)少なくすることにより、これらのアプリケーションを正しく処理することができます。
お気に入りのアプリケーションは、いずれのビジネス関連のグループまたはトラフィック クラスに属することも可能で、スコープ ベースではなくシステム全体で設定されます。たとえば、お気に入りとして cisco-jabber-video アプリケーションにフラグを付けた場合、そのアプリケーションはすべてのポリシーでお気に入りのフラグが付きます。
ビジネス関連(business-relevant)のアプリケーションだけでなく、ビジネス非関連(business-irrelevant)のアプリケーションもお気に入りとしてフラグを付けることができることに留意してください。たとえば、管理者がネットワーク上に多数の不要な Netflix トラフィックがあることに気がついた場合、(Netflix はビジネス非関連(business-irrelevant)として割り当てられていますが)Netflix にお気に入りとしてフラグを付けるよう選択することができます。この場合、Netflix は他のビジネス非関連(business-irrelevant)アプリケーションより先にデバイス ポリシーにプログラムされ、このアプリケーションをコントロールするというビジネス目的が確実に実現されます。
ダイナミック QoS は、イベントの期間中に特定のサービス クラスを有効にする必要がある LAN インターフェイスで使用されます。指定したイベントが発生したときに(REST API を通じて)Cisco APIC-EM に信号を送るよう、別のソフトウェア アプリケーションを設定し、対象の QoS ポリシーがイベントの間、関連するネットワーク デバイスに適用されるようにできます。ダイナミック ポリシー機能を有効にすると、グローバルではなく、範囲ごとに有効になります。
ダイナミック ポリシーは、音声やビデオ アプリケーションなどのビジネス アプリケーションで主に使用されます。たとえば、Cisco APIC-EM のプロセッシング コールを信号で送信するよう、Cisco Unified Call Manager(CUCM)を設定します。Cisco APIC-EM は、関連するすべてのネットワーク デバイス上でビデオまたは音声トラフィック フローに対して QoS ポリシーを設定することによって応答します。コールが終了すると、CUCM は QoS ポリシーを削除するよう APIC-EM に信号を送信します。コールは処理の前に QoS ポリシーが有効になるのを待たないことに注意してください。Cisco APIC-EM が(IP フォンや TelePresence のエンドポイントなどの)ホストが接続されている対象の LAN アクセス インターフェイスに対して QoS ポリシーを適用している間、コールは継続します。
ポリシーのダイナミック QoS を有効にしたときにダイナミック QoS が有効になるように、範囲ごとにポリシーを適用(または再適用)する必要があります。ダイナミック QoS は、それぞれの範囲に自動的に適用されません。
ポリシーを設定する場合には、次の注意事項と制限事項にしたがってください。
デバイスに Cisco APIC-EM ポリシー タグを適用すると、IWAN に同じデバイスをプロビジョニングすることはできません。IWAN を使用してデバイスをプロビジョニングする場合は、最初に APIC-EM ポリシー タグを削除します。
IWAN を使用してデバイスをプロビジョニングする場合、同じデバイスに Cisco APIC-EM ポリシー タグを適用できません。Cisco APIC-EM ポリシー タグを適用するには、IWAN デバイス インベントリからデバイスを削除し、Cisco APIC-EM 内でそのデバイスを再検出します。
ポリシー タグを変更しても、デバイス上のポリシーは自動的にはロールバックも変更もされません。更新した設定をデバイスに展開するには、ポリシーを再適用する必要があります。
デバイスからポリシー タグを削除しても、ポリシーはデバイスから削除されません。
デバイス上のポリシー タグを、デバイスにすでに適用されている別のポリシー タグに変更しても、ポリシーは自動的に再適用されません。
ダイナミック QoS を有効にしても、ポリシーは自動的に再適用されません。変更を有効にするには、デバイスにポリシーを再適用する必要があります。
EasyQos では、アウト オブ バンド(OOB)の変更、つまり、Cisco APIC-EM 以外の方法でデバイス設定に対して行った変更がサポートされます。ただし OOB を変更した後は、インベントリの同期が行われるまで 30 分以上待機してから [ポリシーの再適用(Reapply Policy)] をクリックする必要があります。
EasyQoS は、最大 24 文字の英数字(アンダーバーとハイフンを含む)で構成される名前のアプリケーションをサポートします。アプリケーション名で使用できる特殊文字は、アンダーバーとハイフンのみです。
ネットワーク デバイスの中には、ネットワーク アクセス コントロール リスト(ACL)およびアクセス コントロール エントリ(ACE)を格納するためのメモリ(Ternary Content Addressable Memory または TCAM と呼ばれる)が制限されているものがあります。この制限および処理方法の詳細については、リソースが制限されているデバイスの処理順を参照してください。
ワイヤレス デバイスに対してカスタム アプリケーションを作成することはできません。
EasyQoS は、IP アドレスを定義していないけれどもポート番号 80、443、8080 を定義しているカスタム アプリケーションに対して、ACE を設定しません。ただし EasyQoS は、IP アドレスおよびポート番号 80、443 または 8080 を定義しているカスタム アプリケーションに対して ACE を設定します。
EasyQoS を使用するには、EasyQoS のベータ機能を有効にする必要があります。
(注) | コントローラの再起動、バックアップ/復元の実行、またはコントローラ ソフトウェアのアップグレード後には、EasyQoS ベータ機能を再度有効にする必要があります。 |
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
ステップ 1 | グローバル ツールバー から、[管理機能(Administrative Functions)] (ギア)アイコン > [設定(Settings)] をクリックします。 |
ステップ 2 | [設定(Settings)] ウィンドウの [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[EasyQoS ベータ(EasyQoS Beta)] をクリックします。 |
ステップ 3 | [EasyQoSの有効化(EasyQoS Enabled)] をクリックします。 |
EasyQoS を使用して、QoS ポリシーをネットワーク全体に適用できます。次の高レベルな手順を使用して、EasyQoS ポリシーをデバイスに設定できます。
EasyQoS は、ほとんどの Cisco LAN、WAN、WLAN デバイスをサポートします。ネットワークのデバイスとソフトウェア バージョンがサポートされているかどうかを確認するには、Supported Platforms for the Cisco Application Policy Infrastructure Controller Enterprise Moduleのマニュアルを参照してください。
ステップ 1 | ビジネス目標を定義します。
例えば、ネットワーク応答時間を最短化させたり、非ビジネス アプリケーションを特定して優先度を下げたりすることで、ユーザの生産性を向上させるようなものです。 | ||
ステップ 2 | ビジネス目標に留意して、アプリケーションのビジネス関連性を判別します。
アプリケーションが、次のどのカテゴリに属するかを決定します。
| ||
ステップ 3 | ポリシーのデバイスの範囲を定義します。
範囲によって、ポリシーに設定されるデバイスのグループを定義します。
詳細については、ポリシーの範囲の定義を参照してください。 | ||
ステップ 4 | カスタム アプリケーションを作成します。
EasyQoS でまだ定義されていないアプリケーションがある場合は、それらを追加して QoSの属性を定義できます。詳細については、カスタム アプリケーションを参照してください。 | ||
ステップ 5 | 有線デバイスまたはワイヤレス セグメントでポリシーを作成します。詳細については、ポリシーの作成を参照してください。
ポリシー作成の一環として、次の手順を実行します。
| ||
ステップ 6 | 音声またはビデオ アプリケーションで使用されている LAN インターフェイスのポリシーを定義している場合、ポリシーをダイナミック ポリシーとして設定できます。
ダイナミック ポリシーを使用すると、APIC-EM は音声またはビデオのダイナミック ACL をエンドポイントをホスティングする特定のスイッチポートに展開し、ダイナミック ACL が必要なくなったら削除します。 | ||
ステップ 7 | ポリシーをデバイスの範囲に適用します。 |
パス トレースを 2 つのデバイス上で実行して、QoS データを取得することにより、展開されたポリシーがネットワークでどのように機能しているかを確認できます。詳細については、パス トレースの実行を参照してください。
[EasyQoS] ウィンドウを使用して QoS ポリシーを設定します。このウィンドウに、[ナビゲーション(Navigation)] ペインからアクセスするには、[EasyQoS] をクリックします。
[EasyQoS]ウィンドウには 4 つのタブがあり、これらのタブから QoS ポリシーを作成および管理できます。
[ポリシー スコープ(Policy Scopes)]:ポリシーが適用されるデバイスのグループを定義できます。
[アプリケーション レジストリ(Application Registry)]:追加したカスタム アプリケーションなど、EasyQoS がサポートするすべてのアプリケーションをリスト表示します。
[ポリシー(Policies)]:選択した範囲のデバイスのポリシーを設定できます。
[ダイナミック QoS(Dynamic QoS)]:ポリシーのダイナミック QoS を有効または無効にできます。
名前 |
説明 |
---|---|
[範囲(Scopes)] ペイン |
[デバイス インベントリ(Device Inventory)] ウィンドウで作成された QoS ポリシー タグが一覧で表示されます。 タグに定義されているデバイスを表示するには、[範囲(Scopes)] ペインでポリシー タグをクリックします。有線およびワイヤレス デバイスは別々にリスト表示されます。このウィンドウから、新しいポリシーの作成や、既存のポリシーの表示ができます。 |
[有線デバイス(Wired Devices)] ペイン |
選択したポリシー タグに定義されている有線デバイスが表示されます。 デバイスの詳細を表示するには、デバイス名にカーソルを合わせます。 [ポリシーの作成(Create Policy)]:有線デバイスに対してポリシーを作成します。[ポリシーの作成(Create Policy)] をクリックし、[ポリシー名(Policy Name)] フィールドに名前を入力して [作成(Create)] をクリックします。[ポリシーの詳細(Policy Details)] ペインが表示されます。詳細については、表「[QoS Policy Manager] ウィンドウ:ポリシーの詳細」の [ポリシーの詳細(Policy Details)] ペインのエントリを参照してください。 |
ワイヤレス セグメント |
選択したポリシー タグに定義されているワイヤレス デバイスを表示します。 セグメントが属するデバイスを表示するには、ワイヤレス セグメント名をクリックします。 [ポリシーの作成(Create Policy)]: [ポリシーの表示(View Policy)]:すでに作成されているポリシーに関する詳細を表示します。詳細については、表「[QoS Policy Manager] ウィンドウ:ポリシーの詳細」の [ポリシーの詳細(Policy Details)] ペインのエントリを参照してください。 |
ポリシーの作成 |
ポリシーを作成できます。ポリシーの名前を指定し、アプリケーションのビジネスとの関連性を定義したら、[作成(Create)] をクリックします。 |
QoS ポリシーを作成する前に、ポリシーの範囲を特定する必要があります。つまり、同じ QoS ポリシーを使用して設定されるデバイスのグループを定義する必要があります。詳細については、ポリシー スコープを参照してください。
(注) | [デバイス インベントリ(Device Inventory)] ウィンドウまたは [トポロジ(Topology)] ウィンドウで、ポリシー タグをデバイスに適用することでポリシーの範囲を定義することもできます。詳細については、デバイス インベントリでのポリシー タグの追加または削除およびトポロジでのポリシー タグの追加または削除を参照してください。 |
インベントリにデバイスがあることを確認します。デバイスがない場合は、検出機能を使用して検出します。
[Topology] または [Device Inventory] ウィンドウから、検出時にデバイスに割り当てられたデバイス ロールがネットワーク設計に適していることを確認します。必要に応じて、適切でないデバイス ロールを変更します。
有線デバイスまたはワイヤレス セグメントのポリシーを作成できます。詳細については、ポリシーの作成を参照してください。
同じポリシーの範囲を持つデバイス グループに対して QoS ポリシーを作成できます。ポリシーを適用すると、そのポリシーがデバイスに設定されます。
(注) | 各ポリシー スコープで保有できる有線デバイス ポリシーは最大 1 つです。ただし、複数のワイヤレス セグメント ポリシーを保有できますが、ワイヤレス セグメントごとにポリシーを 1 つ保有できます。 |
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
完全なネットワーク トポロジが検出済みであることを確認します。
[Topology] または [Device Inventory] ウィンドウから、検出時にデバイスに割り当てられたデバイス ロールがネットワーク設計に適していることを確認します。必要に応じて、適切でないデバイス ロールを変更します。
少なくとも 1 つのポリシー タグを作成しておく必要があります。ポリシー タグは QoS ポリシーが設定されるデバイスの範囲を定義します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[EasyQoS] をクリックします。 | ||
ステップ 2 | [ポリシー(Policies)] タブをクリックします。 | ||
ステップ 3 | [範囲(Scopes)] ペインで、ポリシーの範囲を選択します。 | ||
ステップ 4 | 次のいずれかを実行します。
| ||
ステップ 5 | [ポリシー名(Policy Name)] フィールドに、ポリシーの名前を入力します。 | ||
ステップ 6 | アプリケーションのビジネスとの関連性グループを変更する場合は、次のステップに進みます。設定を変更しない場合は [ポリシーの作成(Create Policy)] をクリックし、デバイスに現在のアプリケーション設定を行います。 | ||
ステップ 7 | アプリケーションのビジネスとの関連性を変更するには、アプリケーションを現在のビジネスとの関連性グループから選択したビジネスとの関連性グループにドラッグ アンド ドロップします。
間違えた場合は、[元に戻す(Undo)] ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 8 | (任意)必要に応じて、アプリケーション名の横の星型のアイコンをクリックし、アプリケーションをお気に入りとして指定します。
お気に入りアプリケーションがどのように機能するかについては、お気に入りのアプリケーションを参照してください。 | ||
ステップ 9 | [ポリシーの作成(Create Policy)] をクリックします。
ポリシーは範囲内のデバイスに設定されます。 |
QoS ポリシーを編集してから、それを範囲内のデバイスに再適用できます。
(注) | 各ポリシー スコープで保有できる有線デバイス ポリシーは最大 1 つです。ただし、複数のワイヤレス セグメント ポリシーを保有できますが、ワイヤレス セグメントごとにポリシーを 1 つ保有できます。 |
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
完全なネットワーク トポロジが検出済みであることを確認します。
[デバイスインベントリ(Device Inventory)] ウィンドウで、検出中にデバイスに割り当てられたデバイス ロールがネットワーク設計に対して適切であることを確認します。必要に応じて、適切でないデバイス ロールを変更します。
少なくとも 1 つのポリシー タグを作成しておく必要があります。ポリシー タグは QoS ポリシーが設定されるデバイスの範囲を定義します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[EasyQoS] をクリックします。 | ||
ステップ 2 | [ポリシー(Policies)] タブをクリックします。 | ||
ステップ 3 | [範囲(Scopes)] ペインで、ポリシーの範囲を選択します。 | ||
ステップ 4 | ポリシーの範囲名の下から、ポリシーを選択します。 | ||
ステップ 5 | アプリケーションのビジネスとの関連性を変更するには、アプリケーションを現在のビジネスとの関連性グループから選択したビジネスとの関連性グループにドラッグ アンド ドロップします。
間違えた場合は、[元に戻す(Undo)] ボタンをクリックします。 | ||
ステップ 6 | (任意)アプリケーションをお気に入りとして設定するには、アプリケーション名の横の星型のアイコンをクリックします。お気に入りの設定を削除するには、星型のアイコンをもう一度クリックします。
お気に入りアプリケーションがどのように機能するかについては、お気に入りのアプリケーションを参照してください。 | ||
ステップ 7 | [再適用(Reapply)] をクリックします。
ポリシーは範囲内のデバイスで更新されます。 |
ポリシー設定を変更し、その後その設定が不適切だと判明した場合、またはネットワークで目的の効果が得られなかった場合、最大で 5 バージョン前のポリシーに戻すことができます。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
少なくとも 1 つのポリシー タグを作成しておく必要があります。ポリシー タグは QoS ポリシーが設定されるデバイスの範囲を定義します。
以前のポリシー バージョンにロールバックするには、少なくとも 2 つのポリシー バージョンを作成しておく必要があります。
新しいポリシーに含める設定のほとんどをもつポリシーが存在する場合、既存のポリシーを複製して、これを変更し、デバイスの特定の範囲に適用することができます。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
[デバイスインベントリ(Device Inventory)] ウィンドウで、(検出中に割り当てられた)デバイス ロールがネットワーク設計に対して適切であることを確認します。必要に応じて、適切でないデバイス ロールを変更します。詳細については、デバイス ロールの変更を参照してください。
少なくとも 1 つのポリシー タグを作成しておく必要があります。ポリシー タグは QoS ポリシーが設定されるデバイスの範囲を定義します。
少なくとも 1 つのポリシーを作成しておく必要があります。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[EasyQoS] をクリックします。 |
ステップ 2 | [ポリシー(Policies)] タブをクリックします。 |
ステップ 3 | [範囲(Scopes)] ペインで、ポリシーの範囲と複製するポリシーを選択します。 |
ステップ 4 | [複製(Clone)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [ポリシー名(Policy Name)] フィールドに、ポリシーの名前を入力します。 |
ステップ 6 | [範囲名(Scope Name)] フィールドにポリシーの範囲の名前を入力します。 |
ステップ 7 | アプリケーションが属するビジネスとの関連性グループを変更する場合は、次のステップに進みます。そうでない場合は、[ポリシーの作成(Create Policy)] をクリックして、複製しようとしているポリシーと同じポリシー設定を行います。 |
ステップ 8 | アプリケーションのビジネスとの関連性グループを変更するには、アプリケーションを選択したビジネスとの関連性グループにドラッグ アンド ドロップします。 |
ステップ 9 | (任意)必要に応じて、アプリケーション名の横の星型のアイコンをクリックし、アプリケーションをお気に入りとして指定します。
お気に入りアプリケーションがどのように機能するかについては、お気に入りのアプリケーションを参照してください。 |
ステップ 10 | [ポリシーの作成(Create Policy)] をクリックします。
ポリシーは範囲内のデバイスに設定されます。 |
不要になった QoS ポリシーは削除できます。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
アプリケーションをお気に入りとして指定できます。これは、アプリケーションがデバイスで設定される順序に影響します。この設定は、すべてのポリシーのアプリケーションにグローバルに適用されます。アプリケーションをお気に入りとして設定すると、すべてのポリシーでお気に入りとして設定されます。
また、ポリシーの作成時や編集時にお気に入りアプリケーションを設定することもできます。詳細については、ポリシーの作成を参照してください。 ポリシーの編集
お気に入りアプリケーションがどのように機能するかについては、お気に入りのアプリケーションを参照してください。
インベントリにデバイスがあることを確認します。デバイスがない場合は、検出機能を使用して検出します。
この手順を実行するには、ポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
少なくとも 1 つのポリシー タグを作成しておく必要があります。ポリシー タグは QoS ポリシーが設定されるデバイスの範囲を定義します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[EasyQoS] をクリックします。 |
ステップ 2 | [EasyQoS] ウィンドウで、[アプリケーション レジストリ(Application Registry)] タブを選択します。
デフォルトでは、アプリケーションがトラフィック クラス別に一覧表示されます。アプリケーションの一覧方法を変更するには、一覧の上部にある [表示順(View By)] 下矢印をクリックし、[アプリケーション(Applications)] を選択してアプリケーションをアルファベットのリストで表示するか、[アプリケーション グループ(Application Groups)] を選択してアプリケーションをビジネス関連グループに応じて表示します。 |
ステップ 3 | お気に入りに設定するアプリケーションの横にある星形のアイコンをクリックします。
お気に入りアプリケーションがどのように機能するかについては、お気に入りのアプリケーションを参照してください。 |
ステップ 4 | デバイス上でこれらの変更を有効にするには、関連するポリシーを適用(または再適用)する必要があります。 |
デバイスにダイナミックに適用するポリシーを有効化することができます。詳細については、スタティックおよびダイナミックな QoS ポリシーを参照してください。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
適切な設定を使用して QoS ポリシーを作成してある必要があります。詳細については、ポリシーの作成を参照してください。
QoS ポリシーを迅速に設定できるようにするために、EasyQoS は、トラフィックを約 1400 の既知のアプリケーションのいずれかに属するように分類する NBAR2 ライブラリをサポートしています。.一方、使用するアプリケーションがライブラリにない場合は、それをカスタム アプリケーションとして追加することができます。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
インベントリにデバイスがあることを確認します。デバイスがない場合は、検出機能を使用して検出します。
少なくとも 1 つのポリシー タグを作成しておく必要があります。ポリシー タグは QoS ポリシーが設定されるデバイスの範囲を定義します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[EasyQoS] をクリックします。 |
ステップ 2 | [EasyQoS] ウィンドウで、[アプリケーション レジストリ(Application Registry)] タブを選択します。 |
ステップ 3 | [アプリケーションの追加(Add Application)] をクリックします。 |
ステップ 4 | [アプリケーションの追加(Add Application)] ペインで、次のフィールドに情報を入力します。
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ステップ 5 | 新しいアプリケーションを保存するには、[アプリケーションの作成(Create Application)] をクリックします。 |
ステップ 6 | カスタム アプリケーションを作成しても、ビジネス関連グループには割り当てられません。[割り当てなし(Unassigned)] と呼ばれるグループに配置されます。この設定を変更するには、ポリシーの編集を参照してください。 |
新しく追加したアプリケーションを使用してポリシーを作成できます。すでにデバイスに導入されているポリシーがある場合、ポリシーの範囲を設定するのに、カスタム ポリシーのポリシーを再適用する必要があります。
カスタム アプリケーションの設定を変更する必要がある場合は、編集できます。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
変更内容をデバイスに設定するには、カスタム アプリケーションを使用するポリシーを再適用する必要があります。
カスタム グループが不要になった場合は、削除できます。
この手順を実行するには、管理者(ROLE_ADMIN)またはポリシー管理者(ROLE_POLICY_ADMIN)権限が必要です。
削除するカスタム アプリケーションがいずれのポリシーでも使用されていないことを確認します。
ステップ 1 | [ナビゲーション(Navigation)] ペインで EasyQoS をクリックします。 | ||||
ステップ 2 | [EasyQoS] ウィンドウで、[アプリケーション レジストリ(Application Registry)] タブを選択します。 | ||||
ステップ 3 | 削除するカスタム アプリケーションに移動して選択します。
右側のペインに表示されるアプリケーションに関する情報。
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ステップ 4 | [削除(Delete)] をクリックします。 | ||||
ステップ 5 | 削除を確定する場合は、[OK] をクリックします。それ以外の場合は、[キャンセル(Cancel)] をクリックします。 | ||||
ステップ 6 | 削除を確認するメッセージが表示されたら、[OK] を再度クリックします。 |
変更をデバイスで設定するには、削除したカスタム アプリケーションを使用していたポリシーを再適用する必要があります。