プレイリストの設定方法
このセクションは、次のトピックで構成されています。
■ プレイリストの作成に関するガイドライン
■ プレイリストの作成の前提条件
■ プレイリストの作成
■ プレイリストへのコンテンツ アイテムの追加
■ プレイリスト内のコンテンツ アイテムの順番の変更
■ イベント中のプレイリスト内のコンテンツの置換
■ コンテンツの置換の強化
■ プレイリストのアイテム継続時間の設定
■ プレイリスト間のコンテンツのコピー
■ プレイリストからのコンテンツ アイテムの削除
■ プレイリストの削除
プレイリストの作成に関するガイドライン
プレイリストを作成する際、次のガイドラインを考慮してください。
■同じ名前のプレイリストは不可。各リージョンに最大で 1 つのプレイリストを持つことが可能。
■再生証明(PoP:Proof of Play)のため、広告プレイリストと関連付けたリージョンを 1 つ以上設定することができる。
■Proof of Play の目的で、1 つの広告プレイリストを持つ複数のリージョンを設定できます。
■ Cisco Vision Director のすべてのリリースで、グラフィック プレイリストが再生できるのは静止画と特定の.swf ファイルのみとなっています。リリース 3.1 以前では、ビデオ コンテンツのみビデオ プレイリストに入れることが可能。リリース 3.1 以降では、 Cisco Vision Director は混合メディア プレイリストで静止画とビデオをサポートできます。
重要: シスコのデジタル メディア プレーヤーでは Flash コンテンツがサポートされません。詳細については、利用可能な「 静的グラフィックの形式 」を参照してください。
■プレイリストは、リストの最後のコンテンツ アイテムを表示するとプレイリストの先頭にループ バックする。
■推奨される広告のローテーション時間は 30 秒。すべてのコンテンツについてサポートされる最短の時間は 15 秒。ベスト プラクティスとして、プレイリストの 1 つのコンテンツアイテムを 15 秒未満にしないことを推奨。
注 : 特定のイベントに関するすべてのゾーン/グループのすべてのプレイリストを、イベントの前にすべてのメディア プレーヤーにロードしておく必要があります。
各プレイリストは、他のプレイリストとは独立して、独自の広告のローテーション時間を設定できる。
プレイリストのコンテンツは、コンテンツの順序を変更しない限り、追加した順序で表示される。
注 : プレイリストの一連のコンテンツ アイテムが遷移するとき(標準の 3 リージョン L ラッパー テンプレートのリージョン 2 の広告など)、そのコンテンツが表示されるメディア プレーヤーのディスプレイで各コンテンツ アイテムの現れ方に多少の差異が生じます。各コンテンツ アイテムは、通常プレイリスト アイテムごとに約 1 秒以内という遷移時間で、対応するすべてのメディア プレーヤーのディスプレイに表示されます。ただし、開催施設内のすべてのディスプレイにプレイリスト内の同じコンテンツ アイテムを表示するための所要時間は、開催施設のステート(ネットワーク インフラストラクチャ、ディスプレイ上のリージョン数、プレイリストのコンテンツ アイテム数とプレイリストの長さ)によっては 1 秒間を超える場合があります。
表 1 に、Cisco Vision Director の一般的なプレイリスト サポートに関するガイドラインを示します。
注 : 次の上限値は、基本的な Cisco Vision Director の操作ではテストを行っていますが、最大値の組み合わせや、複雑なシステムとコンテンツの場合は実際の上限に影響する可能性があります。そのため、実稼働で使用する前にプレイリストのコンテンツが予測どおり動作するか必ずテストしてください。
表 1 プレイリストのガイドラインと設定の上限値
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Cisco Vision Director コンテンツ データベースのプレイリスト(すべてのタイプ)の数
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SVD イベント全体で使用されるコンテンツ(すべてのタイプ)のアイテム数
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プレイリストを設定する際は、次の制限事項および予測される動作を考慮してください。
■1 つのビデオのループ:1 つのビデオ コンテンツアイテムの継続時間をゼロに設定し、それを含むプレイリストの継続時間をゼロに設定した場合、 1 つ のビデオ コンテンツを連続的にループ再生する。
■1 つの非ビデオのループ:1 つの非ビデオ コンテンツアイテムの継続時間を -1 に設定し、それを含むプレイリストの継続時間をゼロ以上に設定した場合、 1 つ の非ビデオ コンテンツを連続的にループ再生する。
■すべてのプレイリストは、最初のプレイリスト アイテムの継続時間をゼロに 設定しない限り 、コンテンツをループする(最後のアイテムを再生すると、プレイリストは最初のアイテムから再生開始)。
■プレイリストを 1 回だけ実行するには、プレイリストの最後のアイテムの継続時間にゼロを指定する。最後のアイテムが非ビデオの場合とビデオの場合では動作が異なる。最後のアイテムの継続時間をゼロに設定してプレイリストのアイテムを再生すると、最後のアイテムが非ビデオの場合は、ステートが継続している間は連続再生される。最後のアイテムがビデオの場合はそのビデオが 1 回だけ再生され、その後ステートが継続している間は黒画面になる。
■あるプレイリストに対して変更が発生し、現在そのプレイリストが表示されている場合、継続時間がゼロのプレイリストにおいてあるアイテムの再生が終わっても、そのプレイリスト内のアイテムが表示されることがあり、継続時間がゼロの当該アイテムに再び達するまでそのプレイリストは継続する。
プレイリストの作成の前提条件
プレイリストを設定する前に、次の条件が満たされていることを確認してください。
■担当者がプレイリストのコンテンツ タイプに精通していて、適切なプレイリスト タイプ(非ビデオ、ビデオ、または混合メディア)を指定できること。
■プレイリストのコンテンツが [Library] にあること。
■プレイリストの識別と管理を容易にするための命名規則があること。
プレイリストの作成
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
重要: ビデオ ウォールの場合は、プレイリストに同じ数のアイテムが含まれていて、コンテンツ アイテムごとに同じ継続期間が設定されている必要があります。各リストのアイテムは同じタイプである必要があります。詳細については、 ビデオ ウォールの前提条件を参照してください。
プレイリストを作成するには、次の手順を実行します。
1. メイン メニュー([Library])で [Playlist] > [New Playlist] をクリックします。右側に [Create Playlist] ボックスが表示されます(図 3)。
図 3 [Create New Playlist] ボックス
2. プレイリストのオプションを指定します(表 2を参照)。
a. プレイリストの [Name] に入力します。
b. メディアの [Type] ではプルダウン矢印を使用します。[Mixed Media] が最適な選択肢です。
表 2 プレイリストのオプション
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(必須)プレイリストの英数字名。デフォルトは「New Playlist」
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[Non Video]:(デフォルト)静止画(イメージ)のみ。
[Video or Mixed Media]:ビデオ コンテンツまたはビデオとイメージの組み合わせ。
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再生証明の有効化(Enable Proof of Play)
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広告レポートに表示されるアイテムのログをキャプチャする。デフォルトは [Yes]
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デフォルトのアイテム継続時間(Default Item Duration)
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再生するコンテンツ アイテムの時間(秒単位)。デフォルトは 30 秒。値は整数で指定する必要があり、小数は使用不可。
注:アイテムの継続時間「0」を適切に使用してコンテンツをループ再生する方法については、
プレイリストの作成に関するガイドライン
を参照してください。
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プレイリストの合計時間(Playlist Total Duration)
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(表示フィールドのみ)再生するすべてのコンテンツ アイテムの積算時間。
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c. デフォルトのランタイムを定義します(必要に応じて)。シスコのデフォルトのランタイムは 30 秒です。
d. [Asset Library](図 4)からコンテンツをドラッグ アンド ドロップするか、[Import] アイコンを使用します。
e. [Proof of Play] を有効にして(ボックスをオンにする)イベント スクリプトを施設で記録します。
図 4 プレイリストへのコンテンツのインポート
3. [Save] をクリックします。[Playlist Items] ダイアログボックスの下に、新しいプレイリストの名前がテキストで表示されます。
図 5 プレイリストの仕様
リストビューの [Playlist Detail] には、コンテンツ アイテムがロードされた順序、タイトル、各コンテンツの継続時間、サイズ、プレイリストの最終変更日時が表示されます。
プレイリストへのコンテンツ アイテムの追加
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
重要: ビデオ ウォールの場合は、プレイリストに同じ数のアイテムが含まれていて、コンテンツ アイテムごとに同じ継続期間が設定されている必要があります。各リストのアイテムは同じタイプである必要があります。詳細については、 ビデオ ウォールの前提条件を参照してください。
[Asset Library](メイン メニュー)からプレイリストへのコンテンツ アイテムの追加
プレイリストにコンテンツ アイテムを追加するには、次の手順を実行します。
1. メイン メニューで、[Playlist] > [New Playlist] をクリックします。右側に [Create Playlist] ボックスが表示されます(図 3)。
2. [Playlists] ペインで、コンテンツ アイテムを追加するプレイリストの名前を選択します。
3. アセット アイテムのリストで、プレイリストに追加するコンテンツ アイテムを選択します。
ヒント: 複数を選択する標準のキーボード ストロークを使用して、複数のファイルを選択できます。プレイリストに追加するコンテンツを検索するには、検索または並べ替え機能を使用します。
重要: プレイリストが実行される TV 画面に適した解像度にフォーマットされた、表示先のリージョン サイズに対応するコンテンツを選択してください。たとえば、TV が 1920x1080 の解像度をサポートしている場合に、プレイリストに追加するコンテンツを TV 画面に適切に表示するには、1920x1080 の形式にする必要があります。
4. [Playlist Items] 領域にファイルをドラッグ アンド ドロップします。
コンテンツは追加した順番で表示されます。[Playlist Items] ボックスにコンテンツの各部のサムネイルが表示されます。プレイリスト ボックスの上にあるヘッダーは、プレイリスト内のアイテムの数を示します。
5. (任意)プレイリスト内のアイテムを複製するには、[Playlist Items] パネル内でコンテンツ アイテムを選択し、次のいずれかを実行します。
a. アイテムを 1 回複製する :[Item duplicate] アイコンをクリックします。
b. アイテムを複数回複製する :ドロップダウン矢印をクリックして、[Duplicate multiple times] オプションを選択します。
[Duplicate Contents] ダイアログで、アイテムを複製する回数を指定し、[Duplicate] をクリックします。
メタデータ:有効期間と再生可能性
有効期間と再生可能性の情報で構成されたメタデータでアセットにタグを付けます。いつ有効にするか(有効期間)といつ表示できるか(再生可能性)を正確に設定することで、アセットの精度を高めます。通常、これらの値はスポンサーまたはアセットのプロバイダーによって提供されます。以前は、アセットに制限はありませんでした。現在はアセットを拡張できるようになりました。
有効期間と再生可能性のデータを設定するには、次の手順を実行します。
1. [Library] > [Workspace] > [Click as Asset] に移動します。[Metadata] ウィンドウが表示されます。
2. 値を設定します(図 6を参照)。パネルの上部にある [Edit] アイコン(ペン)をクリックします。
a. 有効期間については、[Effective Start Date] と [Effective End Date] を設定します。
注 :このメタデータを設定しないと、すべてのコンテンツのデフォルトが forever になります。
図 6 メタデータ値の設定
b. 終了日を設定しないと、デフォルトで forever(永久)になります。
c. 時刻を設定しないと、デフォルトで午前零時(12:00 am)になります。
d. 柔軟性を高めるには、[Restrict Playback] ボタンをスライドします。[Playable] オプションが表示されます。
図 7 コンテンツの再生の制限
e. コンテンツの再生を有効にする曜日を選択します。以前は、コンテンツのデフォルトは毎日(常に有効)でしたが、これは拡張できるようになりました。コンテンツを再生しない曜日をオフにします。
f. [Start Time] と [End Time] を選択します。
g. パネルの上部にある [Save] アイコンをクリックします。
重要 :DMP が物理的にどこに配置されているとしても、開始/終了日を設定すると選択した時刻はその DMP に「ローカル」となります。つまり、コンテンツは、DMP と同じタイム ゾーンにユーザがいない場合でも、設定したその時間にその DMP でコンテンツが再生されます。
注 :コンテンツがスクリプトで有効になっても、そのコンテンツはすぐに有効になりません。つまり、プレイリストが次にループバックしたときに、コンテンツが使用可能(有効になり再生可能に)なります。
重要 : Cisco Vision Director は有効なコンテンツがないプレイリストは サポートしません 。プレイリストには有効なコンテンツが 1 つ以上必要です。そのため、すべてのコンテンツのデフォルトは、メタデータを設定しない限り 常に有効 になっています。
直接アップロードによる非ビデオ プレイリストへの静的グラフィックの追加
[Asset Library] からプレイリストにイメージをドラッグ アンド ドロップできます。また、コンテンツが Cisco Vision Director にまだアップロードされていない場合は、プレイリストにイメージを直接アップロードすることもできます。
静止画をビデオ以外のプレイリストに直接アップロードするには、次の手順を実行します。
1. [Library] に移動し、[Playlist] > [New Playlist] をクリックします。
2. プレイリスト(Playlists)で、イメージを追加するプレイリストの名前を選択します。
ヒント: アップロードするイメージを選択した後に、ターゲット プレイリストの名前を変更したり、[Upload] ダイアログボックスで選択したコンテンツ用の新しいプレイリストを作成したりできます。また、タグを作成してコンテンツに適用することもできます。
3. [Playlist Items] ペインの上部にあるインポート アイコンをクリックします( 図 8 )。
図 8 非ビデオ プレイリストへのイメージの直接のインポート
4. [Open] ダイアログボックスで、アップロードするイメージを選択します。
ヒント: 圧縮された.zip ファイルを選択して、複数のイメージをアップロードすることもできます。
5. [Open] をクリックします。
6. [Upload Content] ダイアログボックス( 図 9 )で、次の手順を実行します。
図 9 [Import Content] ダイアログボックス
a. (任意)ターゲット プレイリストを別の既存のプレイリストに変更するか、作成する新しいプレイリストの名前を入力します。
b. (任意)既存のタグを適用するか、コンテンツに適用する新しいタグの名前を作成します。
c. [Continue] をクリックします。
プレイリスト内のコンテンツ アイテムの順番の変更
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
コンテンツは追加した順番で表示されます。
ヒント: アイテムに特定の順序が必要ない場合は、[Randomize] をクリックしてコンテンツ アイテムを順不同にできます。
プレイリスト内のコンテンツ アイテムの順序を変更するには、次の手順を実行します。
1. [Library] に移動し、[Playlist] をクリックします。
2. リスト ビューに移動します。
3. [Playlist Items] リストで、移動するコンテンツ アイテム選択し、リスト内の目的の位置までドラッグ アンド ドロップします。別のサムネイルの上にコンテンツのサムネイルを配置する場合は、位置を置き換えます。
イベント中のプレイリスト内のコンテンツの置換
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
下記の重要なガイドラインに従う限り、コンテンツの表示中にプレイリスト内のコンテンツを更新できます。
イベント中のコンテンツ置換に関する制限
注意:スクリプトの実行中に変更が行われると再生証明レポートが影響を受けるため、再生証明を使用している場合は、イベント中のコンテンツ置換を慎重に使用する必要があります。コンテンツの置換と再生証明書(PoP)を比較して費用対効果を検討します。更新されたイベント スクリプトの実行を停止した後にスクリプトを再実行すると、PoP は通常どおり動作します。
イベント中にプレイリスト内のコンテンツを置換する前に、次の制限事項を考慮してください。
■再生証明を利用するコンテンツを置換する場合は、プレイリストに次のような更新を行わないこと。
–プレイリストの最後にアイテムを追加する:PoP raw データに新しいアイテムが表示されるが、詳細レポートには表示されない。
–プレイリストからアイテムを削除する:PoP レポートの同期が外れる。
■置換するコンテンツ ファイルの名前は一意でなければならない。コンテンツを再インポートするときに、既存のプレイリスト内のコンテンツ アイテムと同じファイル名を使用しないこと。
ベスト プラクティスとしては、置換の対象となるコンテンツ アイテムを削除する前に、新しいファイル名を持ったコンテンツ ファイルをインポートし、プレイリストに追加する。PoP レポートを保持するための推奨ワークフローの仕組みについては 図 10 を参照してください。
■イベント中のウィジェットのコンテンツ置換はサポート外です。
■コンテンツの置換はビデオ コンテンツの同期に悪影響を及ぼすことがあるため非推奨。コンテンツの置換を検討する必要がある場合は、置換対象として非ビデオ コンテンツを使用すること。
図 10 既存のコンテンツ アイテムの置換
コンテンツの置換の強化
コンテンツの置換を新たに強化したことによって、プレイリストを更新し、保存した後、最初のコンテンツ置換コマンドの終了を待たずに別のプレイリストを更新でじるようになりました。リリース 6.0 では、プレイリストは変更できても、変更するコンテンツを使用したスクリプトが実行中の場合は変更できませんでした。コンテンツの置換は、スクリプトを再起動せずに実行中のスクリプトに変更を加えることとして定義されています。
前のコンテンツの置換の終了を待つことなく、複数のコンテンツの置換(プレイリストの変更またはファイルのアップロード)を実行できます。これには次のように、いくつかの制限があります。
■コンテンツ アイテムごとに 1 つの置換、またはキューイング中のプレイリストごとに 1 つの置換のみが実行できます。つまり、最初の置換プロセスが終了するまで、同じコンテンツの 2 回めの置換は実行できません。
■そのプレイリストへの最初の変更が終了するまで、同じプレイリストに別の変更を加えることはできません。
■コンテンツの置換を選択しなくても、すべてのファイルをアップロードすると、同じ名前のアイテムの別のアップロードが一時的にブロックされます。
ヒント :コンテンツの置換プロセスを開始する前に作業を十分に確認してください。そうすることで、ステージングする前に、前に戻ってスクリプトにさらに変更を加える必要がなくなります。
注 :コンテンツの置換によって再生証明レポートが無効になることがあります。
この機能は、ライブラリ(Director Server)へのコンテンツのアップロードに関係します。正常に完了すると、指定した DMP へのステージングへのアップロードがトリガーされます。
コンテンツの置換にアクセスするには、次の手順を実行します。
1. [Library] から [Upload Assets] に移動します。ダイアログボックスが表示されます。ファイルを選択します(図 11)。
2. コンテンツのち缶をすぐに実行し、DMP にステージングされる可能性があるコンテンツを上書きする場合は、[Replace Now] > [Continue] をクリックします(図 12)。
3. このダイアログには、競合状態にあるコンテンツが表示されます。置換するファイルを選択して [Replace] をクリックします。
図 11 [Upload Content] ダイアログボックス
図 12 コンテンツの置換での競合
4. [CHANGE] > [Replace at script start] を選択し、スクリプトの起動時にコンテンツを DMP にステージングします(図 13)。
図 13 [Replace at Script Start] オプション
前のアップロードが完全に処理されていないか、または同じアセットを再度アップロードしようとした場合はエラーが表示されます(図 14)。これらのファイルについては、変更は行われないため、アップロードを再試行する必要があります。
図 14 ファイルのアップロード エラーのメッセージ
最初のプレイリストの処理が実行されていない場合も、2 番めのプレイリスト(同じプレイリスト以外)でコンテンツの置換を実行できるようになりました。最新のコンテンツの置換の機能強化により、すでに起動していたとしても、実行中のスクリプトに変更を加えることができます。
コンテンツの置換の機能強化の制限事項
1. コンテンツの置換を実行すると、再生証明が無効になる場合があります。
2. コンテンツの置換はローカル ビデオとイメージ ファイルのみに適用されます(チャネル、外部 URL、ウィジェットには適用されません)。
3. アイテムが 1 つのプレイリストはコンテンツが置換(変更)されません。これを動作させるには、次の手順を実行します。
a. 同じアイテムのプレイリストを 2 回作成します。
または
b. 別のプレイリストで状態を別の状態に変更し、前の状態に戻します。
重要 :このアップロードとステージングのプロセス中に DMP がリブートを実行した場合は、スクリプトを点検してプロセスが完了しており、置換したコンテンツ コマンドが DMP にプッシュされることを確認します。コンテンツが置換されることを確認するために、DMP のステージングを再試行するコマンドはありません。 回避策 :DMP のステージング画面に移動して、コンテンツを DMP に手動でステージングします。
ループ再生するコンテンツを含むプレイリストの作成
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
プレイリスト内の最初のコンテンツ アイテムのアイテム継続時間に 0 が 指定されていない限り 、プレイリスト内の最後のコンテンツ アイテムが表示された後に、自動的にループ再生して、プレイリストの先頭からコンテンツを再生します。
プレイリストに 1 つのビデオ アイテムまたは非ビデオ アイテムのみが含まれている場合に、プレイリストの連続再生(ループ)を実現するには、このアイテムの継続時間とプレイリストの継続時間を特定の値に設定する必要があります。
ループ再生するコンテンツを含むプレイリストを作成するには、次の手順を実行します。
1. [Library] に移動し、[Playlist] をクリックします。
2. 既存のプレイリストを選択するか、または新しいプレイリストを作成します。
3. 画面をサムネイルのグリッドビューに変更します。
4. プレイリストにコンテンツ アイテムを追加します。詳細については、 プレイリストへのコンテンツ アイテムの追加を参照してください。
5. 変更するプレイリストを選択し、次の手順を実行します。
a. 複数のコンテンツ アイテムを含むプレイリストをループ再生する :自動実行されます。プレイリスト内の最初のコンテンツ アイテムのアイテム継続時間が 0 でない ことを確認します。
b. 1 つの非ビデオ アイテムを含むプレイリストをループ再生する :プレイリストのデフォルトのアイテム継続時間(Default Item Duration)を 0 以上の値に設定して、このアイテムの継続時間を -1 に設定します。編集するには、ペン アイコンを使用します。 図 15を参照してください。
図 15 1 つの非ビデオ アイテムを含むプレイリストをループ再生するための継続時間値
c. 1 つのビデオ アイテムを含むプレイリストをループ再生する :[Default Item Duration] とこのアイテムの [Duration] の値を 0 に設定します( 図 16 )。
重要: 継続時間が 0 の 1 つのビデオ アイテムをループ再生する場合は、SV-4K メディア プレーヤーでコンテンツ同期が失われることにご注意ください。
図 16 1 つのビデオ アイテムを含むプレイリストをループ再生するための継続時間の値
6. 既存のプレイリストに対して [Update] を選択するか、または新しいプレイリストに対して [Save] をクリックします。
プレイリストのアイテム継続時間の設定
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
重要: ビデオ ウォールの場合は、プレイリストに同じ数のアイテムが含まれていて、コンテンツ アイテムごとに同じ継続期間が設定されている必要があります。
デフォルトのアイテム継続時間(Default Item Duration)は [Playlist Details] パネルで設定します。デフォルト値は 30 秒です。
プレイリストに非ビデオのコンテンツ アイテムを追加すると、[Default Item Duration] で設定された値がデフォルトで使用されます。リスト ビューに、このコンテンツ アイテムのアイテム継続時間の値が -1 (ignore) と表示されます。これは、プレイリストに設定されたデフォルトのアイテム継続時間が使用されることを意味します。
ビデオ コンテンツ アイテムをプレイリストに追加すると、デフォルトの継続期間としてビデオの長さが使用されます。
プレイリストのアイテム継続時間を設定するには、次の手順を実行します。
1. [Library] > [Playlists] に移動します。確認するか、または変更するプレイリストをクリックします。プレイリストのコンテンツと各アセットに表示されたすべての継続時間とともにリストビューに表示されます(図 17)。
2. 画面をサムネイルのグリッドビューに変更します。
3. 既存のプレイリストを選択するか、または新しいプレイリストを作成します。
4. プレイリストにコンテンツ アイテムを追加します。詳細については、 プレイリストへのコンテンツ アイテムの追加を参照してください。
5. [Playlist Items] パネルでリスト アイコンを選択し、アイテム継続時間などのコンテンツ アイテムの詳細を表示できるようにします( 図 17 )。
図 17 プレイリスト アイテムの継続時間
6. 変更するコンテンツ アイテムのアイテム継続時間のセルをクリックします。
7. 値を入力するかスピナー コントロールを使用して、アイテム継続時間(秒)を設定します。次のガイドラインに従ってください。
a. 広告の場合: 値を 15(推奨)に設定します。
b. プレイリストのプロパティで設定された [Default Item Duration] を使用する :値に -1(デフォルト)を使用します。
c. プレイリストを 1 回実行する(最後のコンテンツ アイテムが非ビデオの場合) :最後の非ビデオ コンテンツ アイテムの値を 0 に設定します。
コンテンツが 1 回再生され、その後イベント ステートが終了するまで最後の非ビデオ アイテムが実行されます。
重要: 最後のコンテンツ アイテムがビデオの場合、このビデオは 1 回再生され、イベント ステートの残り期間中は黒い画面が表示されます。
d. 複数のコンテンツ アイテムを含むプレイリストをループ再生する :自動実行されます。プレイリスト内の最初のコンテンツ アイテムのアイテム継続時間が 0 でない ことを確認します。
e. 1 つの非ビデオ アイテムを含むプレイリストをループ再生する :プレイリストのデフォルトのアイテム継続時間(Default Item Duration)を 0 以上の値に設定して、このアイテムの継続時間を -1 に設定します。
f. 1 つのビデオ アイテムを含むプレイリストをループ再生する :[Default Item Duration] とこのアイテムの [Duration] の値を 0 に設定します。
8. 既存のプレイリストに対して [Update] を選択するか、または新しいプレイリストに対して [Save] をクリックします。コンテンツをループ再生するプレリリストの作成に関する詳細については、 コンテンツの置換の強化 を参照してください。
プレイリスト間のコンテンツのコピー
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
プレイリスト間でコンテンツを簡単にコピーできます。このタスクは、同じコンテンツを表示するビデオ ウォールまたは別の TV 画面グループで役立ちます。
プレイリスト間でコンテンツをコピーするには、次の手順を実行します。
1. [Library] に移動し、[Playlist] をクリックします。
2. プレイリストがまだ存在しない場合は、新規作成します。
3. コンテンツ アイテムのコピー元となるプレイリストの名前を選択します。
ヒント: プレイリストを検索するには、[Search] ボックスを使用します。
4. [Playlist Items] パネルで、すべてのアイテムを選択します。
5. [Playlists] パネル内のコンテンツのコピー先となるプレイリストに、コンテンツ アイテムをドラッグ アンド ドロップします。
6. プレイリストのオプションを指定します(表 3を参照)。
表 3 プレイリストのオプションの選択
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(必須)プレイリストの英数字名。デフォルトは「New Playlist」
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[Non Video]:(デフォルト)静止画(イメージ)のみ。
[Video or Mixed Media]:ビデオ コンテンツまたはビデオとイメージの組み合わせ。
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再生証明の有効化(Enable Proof of Play)
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広告レポートに表示されるアイテムのログをキャプチャする。デフォルトは [Yes]
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デフォルトのアイテム継続時間(Default Item Duration)
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再生するコンテンツ アイテムの時間(秒単位)。デフォルトは 30 秒。
注 :アイテムの継続時間「0」を適切に使用してコンテンツをループ再生する方法については、
プレイリストの作成に関するガイドライン を参照してください。
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プレイリストの合計時間(Playlist Total Duration)
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(表示フィールドのみ)再生するすべてのコンテンツ アイテムの積算時間。
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7. [Save] をクリックします。[Playlist Items] ダイアログボックスの下に、新しいプレイリストの名前がテキストで表示されます。まだプレイリストにアイテムが追加されていないため、(0 個のアイテム(0 Items))と表示されます。
プレイリストからのコンテンツ アイテムの削除
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
プレイリストからアイテムを削除すると、そのアイテムはコンテンツ ライブラリに残り、プレイリストからのみ削除されます。
プレイリストからアイテムを削除するには、次の手順を実行します。
1. [Library] に移動し、[Playlist] の矢印をクリックしてリストを表示し、コンテンツ アイテムを削除するプレイリストを選択します。
2. [Playlist Items] パネルで、削除するコンテンツ アイテムを選択します。
3. [Delete Playlist Item] をクリックします。
重要: プレイリストに関連する削除ボタンは 2 つあります。1 つは実際のプレイリスト自体を削除するボタンで([Delete Playlist])、もう 1 つはプレイリスト内のアイテムを削除するボタンです([Delete Playlist Item])。正しいボタンを選択してください。
4. 確認ダイアログボックスで [Delete] をクリックし、アイテムを削除します。
プレイリストの削除
ユーザ ロール:管理者(Administrator)/コンテンツ マネージャ(Content Manager)
プレイリストを削除すると、そのプレイリストはコンテンツ ライブラリから完全に削除されます。ただし、プレイリスト内のコンテンツ アイテムはまだコンテンツ ライブラリ内に残っていて使用できます。
プレイリストを削除するには、次の手順を実行します。
1. [Library] に移動し、[Playlist] の矢印をクリックしてリストを表示します 。
2. [Playlist] のサムネイルで、削除するプレイリストを選択します。
3. [Playlist Detail] パネルでゴミ箱アイコン([Delete])を選択します。
4. [Delete Playlist] をクリックします。
5. 確認ダイアログボックスで [Delete] をクリックしてプレイリストを削除します。