Nutanixを使用したハイパーコンバージドシスココンピューティングのサポート

はじめに

このドキュメントでは、Nutanixでシスココンピューティングハイパーコンバージドソリューションの適切なサポートリソースを利用する方法について説明します。

背景説明

Nutanixを使用したシスココンピューティングハイパーコンバージドソリューションには、双方向の共同サポートモデルが含まれています。サポートを依頼する主な方法は、Cisco Support Case Managerを使用してサービスリクエストを作成することです。問題がハードウェアにあるのかソフトウェアにあるのかに応じて、サービスリクエストは適切なサポート組織（シスコまたはNutanix）に自動的に送信されます。これにより、最初の窓口としてシスコとNutanixのどちらを利用しても、シームレスなサポートエクスペリエンスが実現します。

シスコとNutanixのコラボレーション機能

Cisco eBondingフレームワークにより、特定の問題に基づく自動ケースルーティングが可能になるだけでなく、シスコとNutanixの両方のサポート担当者が関連情報を表示したり、両方のベンダー間で更新を体系的に共有したりできるようになります。たとえば、問題の原因がソリューションのシスココンポーネントにあるものの、後でNutanixのサポートが必要であることが判明した場合、シスコはパートナーに代わってNutanixを利用する機能を提供します。お客様がNutanixソフトウェアのサービスリクエストを作成することを選択し、その後シスコの支援が必要であることが判明した場合、お客様に代わってNutanixがシスコと連携することも可能です。お客様がNutanixサポートポータルで直接サポートケースをオープンすることを選択した場合、Nutanixは、アクティブなシスコサポート契約の下でサーバのシリアル番号を使用して、お客様に代わってシスコと連携することができます。シスコまたはNutanixが他のベンダーと連携してサポートを追加する必要があると判断した場合、両方のベンダーが協力を要請することなくコラボレーションを行うことができます。 

注：CiscoサービスリクエストとNutanixサービスリクエストを個別にオープンする場合、2つのサービスリクエストを遡って差し引くことはできません。

サービスリクエストをオープンするための前提条件

Nutanixを使用してCisco Compute Hyperconvergedのサポートリクエストをオープンするには、少なくとも次の必須情報の1つが必要です。

1. NutanixサブスクリプションのシスコサブスクリプションID

2. Nutanixサブスクリプションのシスコ製品ID(PID)

3. Nutanixサブスクリプションに関連付けられているサーバのシスコシリアル番号

4. シスコアカウントに関連付けられたNutanixソフトウェアの契約ID

必要な情報を入力し、該当する製品を選択します。

テクノロジーとサブテクノロジー

タイムリーなトリアージと問題解決を確実に行うには、サービスリクエストのオープン時に適切なテクノロジー、サブテクノロジー、問題コードのオプションを選択する必要があります。

次の表は、直面している問題に応じて、シスコとNutanixのどちらのテクノロジー、サブテクノロジー、および問題コードのオプションが自動的に連携するかを示しています。

Nutanixのテクノロジーとフィルタの手動選択

テクノロジー：データセンターストレージおよびストレージエリアネットワーク(SAN)

NutanixでハイパーコンバージドされたシスココンピューティングのプロアクティブなRMA 

接続されたCisco Intersight製品のテレメトリを活用することで、シスコは製品に特定の障害が発生した場合でも、ほぼ簡単にカスタマーエクスペリエンスを提供できます。人手による作業が不要なため、サービスリクエスト(SR)と返品許可(RMA)を事前に承認し、障害から交換までの時間を大幅に短縮できます。

詳細については、『IntersightのプロアクティブRMA』ガイドを参照してください。 

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな（デフォルト）設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。