Critical
日本語の情報は原文の英語の非公式な翻訳です。日本語と英語のバージョンに相違がある場合は、英語のバージョンが優先されます。
概要
Cisco Identity Services Engine(ISE)およびCisco ISE Passive Identity Connector(ISE-PIC)の複数の脆弱性により、リモート攻撃者が該当デバイスでREST APIへの認証をバイパスし、リモートコードを実行し、SQLインジェクションを実行し、XML外部エンティティインジェクション攻撃を実行できる可能性があります。
これらの脆弱性の詳細については、このアドバイザリの「詳細情報」の項を参照してください。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-ise-multi-hrP9jQSQ
本アドバイザリは一連のアドバイザリの一部です。アドバイザリの完全なリストおよび各アドバイザリへのリンクについては、「Cisco Advance Notification for Publication of September 16, 2026, Security Advisories」を参照してください。さらに、Cisco Identity Services Engine(ISE)の改善点と修正点に関するその他のドキュメントについては、「 Cisco Identity Services Engine(ISE)セキュリティ強化リリース:2026 年 9 月」を参照してください。
該当製品
脆弱性がある製品
CVE-2026-76423、CVE-2026-76426、およびCVE-2026-76428:これらの脆弱性は、デバイス設定に関係なく、Cisco ISEおよびCisco ISE-PICに影響を与えます。
CVE-2026-76424、CVE-2026-76425、およびCVE-2026-76427:これらの脆弱性は、デバイス設定に関係なく、Cisco ISEのみに影響します。
脆弱性が存在する Cisco ソフトウェアリリースについては、このアドバイザリの修正済みソフトウェアセクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの「脆弱性のある製品」セクションに記載されている製品のみが、これらの脆弱性の影響を受けることが分かっています。
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために別の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、これらの脆弱性のいずれかに該当するソフトウェアリリースでも、他の脆弱性には該当しない可能性があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2026-76423:Cisco ISE REST API 認証バイパスの脆弱性
Cisco ISE および Cisco ISE-PIC の REST API における脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、影響を受けるデバイスに対する管理アクセス権を取得する可能性があります。
この脆弱性は、REST API Web サービスが、認証チェックが不十分なまま公開されていることに起因します。攻撃者は、REST API ポートに巧妙に細工された HTTP リクエストを送信することで、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は管理者権限を使用して ISE の設定データやアイデンティティデータを読み取ったり、変更したりする可能性があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCwu39998
CVE ID:CVE-2026-76423
セキュリティ影響評価(SIR):致命的
CVSS ベーススコア:10.0
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
CVE-2026-76424:Cisco ISE の任意のファイルアクセスの脆弱性
Cisco ISE の REST API における脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が、影響を受けるデバイスに任意のファイルをアップロードしたり、コピーしたりする可能性があります。
この脆弱性は、ファイル操作における検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、ファイルを巧妙に細工されたパスにアップロードすることにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は影響を受けるデバイスで任意の場所にファイルをアップロードしたり、ルートとして任意のコマンドを実行したりする可能性があります。 この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は有効な管理者ログイン情報を持っている必要があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCwu26055
CVE ID:CVE-2026-76424
セキュリティ影響評価(SIR):高
CVSS ベーススコア:7.2
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
CVE-2026-76425:Cisco ISE の SQL インジェクションの脆弱性
Cisco ISE の API における脆弱性により、認証されたリモート攻撃者がバックエンドデータベースに対して SQL インジェクション攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、SQL クエリに直接連結されている特定のパラメータの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、SQL ステートメントが含まれている、巧妙に細工されたリクエストを該当エンドポイントに送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者は SQL データベースから任意のコンテンツを読み取り、サーバーサイド リクエスト フォージェリ(SSRF)攻撃を実行する可能性があります。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は有効な管理者ログイン情報を持っている必要があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCwu26054
CVE ID:CVE-2026-76425
セキュリティ影響評価(SIR):高
CVSS ベーススコア:7.6
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:C/C:H/I:L/A:N
CVE-2026-76426:Cisco ISE の REST API SQL インジェクションの脆弱性
Cisco ISE および Cisco ISE-PIC の REST API における脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がモニタリングデータベースに対して SQL インジェクション攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、SQL ステートメントに連結される特定のパラメータの検証が不十分であることに起因します。攻撃者は、影響を受けるパラメータのいずれかに SQL ステートメントを含む、巧妙に細工されたリクエストを送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功した場合、攻撃者がモニタリングデータベースから情報を読み取る可能性があります。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は有効な管理者ログイン情報を持っている必要があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCwu20156
CVE ID:CVE-2026-76426
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:4.9
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
CVE-2026-76427:Cisco ISE XML 外部エンティティ インジェクションの脆弱性
Cisco ISE のオフラインでのプロファイラ フィード サービスにおける脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が、該当デバイスに保存されている任意のファイルを読み取る可能性があります。
この脆弱性は、外部エンティティの解決を無効化していない XML パーサーを使用して、攻撃者が制御するフィードのメタデータを解析することに起因します。攻撃者は、管理インターフェイスを介して巧妙に細工されたオフラインのフィードパッケージをアップロードすることにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はファイルシステムから任意のファイルを読み取ったり、該当デバイスから内部システムに対してリクエストを送信したりする可能性があります。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は有効な管理者ログイン情報を持っている必要があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCwu27428
CVE ID:CVE-2026-76427
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:4.9
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
CVE-2026-76428:Cisco ISE プロファイラの SQL インジェクションの脆弱性
Cisco ISE および Cisco ISE-PIC の REST API における脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者がセッションデータベースに対して SQL インジェクション攻撃を実行する可能性があります。
この脆弱性は、特定のパラメータがパラメータ化されずに SQL 句に直接連結されることに起因します。攻撃者は、影響を受けるパラメータのいずれかに SQL ステートメントを含む、巧妙に細工されたリクエストを送信することにより、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功した場合、攻撃者がセッションデータベースから情報を読み取る可能性があります。この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は有効な管理者ログイン情報を持っている必要があります。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID:CSCwu43502
CVE ID:CVE-2026-76428
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:4.9
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコでは、回避策や緩和策(該当する場合)は、修正済みソフトウェアリリースへのアップグレードが利用可能になるまでの一時的な解決策であると考えています。これらの脆弱性を修正し、本アドバイザリに記載されているような将来のリスクを回避するために、シスコでは、本アドバイザリに記載されている修正済みソフトウェアにアップグレードすることを強く推奨します。
修正リリース
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアリリースを記載しています。中央および右の列は、リリースがこのアドバイザリに記載されている脆弱性の影響を受けるかどうか、およびこれらの脆弱性に対する修正を含む最初のリリースを示しています。このセクションで示すように、適切な修正済みソフトウェアリリースにアップグレードすることをお勧めします。
| Cisco ISE または ISE-PIC リリース | CVE-2026-76423 の最初の修正済みリリース | CVE-2026-76424、CVE-2026-76425、CVE-2026-76426、CVE-2026-76427、CVE-2026-76428 の最初の修正済みリリース |
|---|---|---|
| 3.1 | 3.1パッチ12 | 修正済みリリースに移行。 |
| 3.2 | 3.2パッチ11 | 修正済みリリースに移行。 |
| 3.3 | 3.3パッチ12 | 3.3パッチ12 |
| 3.4 | 3.4パッチ7 | 3.4パッチ7 |
| 3.51 | 3.5パッチ4 | 3.5パッチ4 |
デバイスのアップグレード手順については、Cisco Identity Services Engine サポートページのアップグレードガイドを参照してください。
シスコの Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正済みリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。
出典
これらの脆弱性を報告してくださった STAR Labs SG Pte. Ltd. の Li Jiantao 氏および Tevel Sho 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
| バージョン | 説明 | セクション | Status | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 1.0 | 初版リリース | — | Final | 2026 年 9 月 16 日 |
利用規約
ソフトウェアのダウンロードおよびテクニカルサポート
Cisco.com の シスコサポート & ダウンロードページには、ライセンスとダウンロードに関する情報が記載されています。このページには、マイデバイス(My Devices)ツールを使用するお客様のカスタマーデバイスサポート範囲も表示できます。お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、シスコから直接、あるいはシスコ認定再販業者やシスコ認定パートナーを通じて調達されたもので、ライセンスが有効なものに限ります。
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。 無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、関連するシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性とアップグレード ソリューション一式を確認してください。いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
利用規約の詳細
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本セキュリティアドバイザリに含まれる情報のコピーや要約には、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。本セキュリティアドバイザリの最新版については、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページをご覧ください。Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正済みリリース情報のみを評価します。詳細については、シスコのセキュリティ脆弱性ポリシーを参照してください。