Critical
Critical
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
この脆弱性のシスコ製品ごとの情報については、このアドバイザリの詳細情報セクションを参照してください。
この脆弱性に対処するソフトウェア アップデートは、すでにシスコからリリースされています。 この脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20180502-prime-upload
該当製品
脆弱性のある製品
- Cisco Prime Data Center Network Manager(DCNM) - バージョン 10.0 以降
- Cisco Prime Infrastructure (PI) -バージョン 3.2 および それ 以前
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの脆弱性が存在する製品のセクションにリストされている製品だけ既知この脆弱性によって影響されるためにである。
シスコは、この脆弱性が以下の製品には影響を与えないことを確認しました。- Cisco Evolved Programmable Network Manager
- Cisco Prime Access Registrar
- Cisco Prime Active Catalog
- Cisco Prime Cable Provisioning
- Cisco Prime Central for Service Provider
- Cisco Prime Collaboration Assurance
- Cisco Prime Collaboration Provisioning
- Cisco Prime Home
- Cisco Prime IP Express
- Cisco Prime LAN Management Solution
- Cisco Prime Network
- Cisco Prime Network Analysis Module
- Cisco Prime Network Registrar
- Cisco Prime Opticalサービス プロバイダー向け
- Cisco Prime Order Management
- Cisco Prime Performance Manager
- Cisco Prime Provisioning for Service Providers
- Cisco Prime サービス カタログ
- Cisco Prime Unified Service Monitor
詳細
各シスコ製品における Cisco Prime ファイル アップロード サーブレットの脆弱性の詳細については、次を参照してください。
Cisco Prime Data Center Network Manager のアップロード サーブレットのパス トラバーサルおよびリモート コード実行の脆弱性
Cisco Prime Data Center Network Manager(DCNM)のファイル アップロード サーブレットの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスの任意のディレクトリに任意のファイルをアップロードし、それらのファイルを実行する可能性があります。この脆弱性は、HTTP 要求のパラメータの入力検証が不適切であり、URL のロールベース アクセス コントロール(RBAC)の処理にエラーが発生することに起因します。 攻撃者は、パス トラバーサル テクニックを使用して巧妙に細工された JavaServer Pages(JSP)ファイルを特定のフォルダにアップロードし、そのファイルをリモート実行することによって、この脆弱性を不正利用する可能性があります。 この不正利用に成功すると、攻撃者は SYSTEM ユーザの権限を使用して該当デバイスで任意のコマンドを実行できる場合があります。
この脆弱性の共通脆弱性評価システム(CVSS)スコアは次のとおりです。 Base 9.8
この脆弱性のための Security Impact Rating(SIR)は次のとおりです: Critical
この脆弱性の Cisco Bug ID: CSCvf32411
Cisco Prime Infrastructure のアップロード サーブレットのパス トラバーサルおよびリモート コード実行の脆弱性
Cisco Prime Infrastructure(PI)のファイル アップロード サーブレットの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が該当デバイスの任意のディレクトリに任意のファイルをアップロードし、それらのファイルを実行する可能性があります。この脆弱性は、HTTP 要求のパラメータの不適切な入力検証に起因します。 攻撃者は、非特権ユーザとして該当アプリケーションにログインし、パス トラバーサル テクニックを使用して巧妙に細工された JavaServer Pages(JSP)ファイルを特定のフォルダにアップロードし、そのファイルをリモート実行することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。 この不正利用に成功すると、攻撃者は SYSTEM ユーザの権限を使用して該当デバイスで任意のコマンドを実行できる場合があります。
この脆弱性の CVE スコア: Base 8.8
この脆弱性の SIR: 高
この脆弱性の Cisco Bug ID: CSCvf81727
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。 お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ライセンスをご購入いただいたソフトウェア バージョンとフィーチャ セットに対してのみとなります。 そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロードする、または、アクセスしたり、その他の方法で使用する場合、お客様は以下のリンクに記載されたシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。
https://www.cisco.com/c/en/us/products/end-user-license-agreement.html
また、お客様がソフトウェアをダウンロードできるのは、ソフトウェアの有効なライセンスをシスコから直接、あるいはシスコ認定リセラーやパートナーから取得している場合に限ります。 通常、これは以前購入したソフトウェアのメンテナンス アップグレードです。 無償のセキュリティ ソフトウェア アップデートによって、お客様に新しいソフトウェア ライセンス、追加ソフトウェア フィーチャ セット、またはメジャー リビジョン アップグレードに対する権限が付与されることはありません。
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、Cisco Security Advisories and Alerts ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。 不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。
サービス契約をご利用でないお客様
シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco TAC に連絡してアップグレードを入手してください。
https://www.cisco.com/c/en/us/support/web/tsd-cisco-worldwide-contacts.html
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。
修正済みリリース
次の表では、左の列にシスコ ソフトウェアのメジャー リリースを示します。 右の列は、メジャー リリースが本アドバイザリに記載している脆弱性に該当するかどうか、また、本脆弱性に対する修正を含む最初のマイナー リリースに該当するかどうかを示します。
Data Center Network Manager(DCNM)Cisco DCNM メジャー リリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
10.0 より前 |
脆弱性なし |
10.0 | 影響あり。 10.3(1) への移行が必要 |
10.1 | 影響あり。 10.3(1) への移行が必要 |
10.2 | 影響あり。 10.3(1) への移行が必要 |
10.3 | 脆弱性なし |
Prime Infrastructure(PI)
Cisco PI メジャー リリース |
この脆弱性に対する最初の修正リリース |
---|---|
3.1 より前 |
影響あり。 3.1.7 Update 01 への移行が必要 |
3.1 | 3.1.7 Update 01 |
3.2 | 3.2.1 |
3.3 | 脆弱性なし |
3.4 | 脆弱性なし |
2.2-FIPS | 影響あり。 3.2-FIPS への移行が必要 |
不正利用事例と公式発表
Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性のエクスプロイト事例やその公表を確認していません。
出典
シスコは、本脆弱性を発見し、報告いただいた Tenable 社に謝意を表します。
URL
改訂履歴
Version | Description | Section | Status | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.2 | Cisco Prime Infrastructure のための明白にされた脆弱なリリース。 | 脆弱性のある製品 | Final | 2018-October-29 |
1.1 | 出典を訂正しました。 | Source | Final | 2018-May-07 |
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2018 年 5 月 2 日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
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