Cisco MDS 9000 Series プラグ着脱可能トランシーバ

 

製品概要

Cisco^® Small Form-Factor Pluggable（SFP）、Enhanced SFP（SFP+）、および X2 デバイスは、ホットスワップ可能なトランシーバです。トランシーバは、Cisco MDS 9000 シリーズ ディレクタ スイッチング モジュールおよびファブリック スイッチ ポートに接続します。ポートごとに異なるケーブル タイプと距離を選択できます。

表 1 に示すように、これらを Cisco MDS 9000 シリーズ製品で使用できます。Cisco MDS 9000 シリーズで使用可能な Cisco SFP、SFP+、および X2 トランシーバ

表2 Cisco MDS 9000 シリーズで使用可能な Cisco SFP、SFP+、および X2 トランシーバ

 

表3 Cisco イーサネット トランシーバ

注：          特定のソフトウェア バージョンが記載されていない限り、表 1 にリストされているトランシーバーは、対応するラインカードまたはシャーシがサポートされている Cisco NX-OS ソフトウェアのすべてのバージョンでサポートされています。

Cisco 2 Gbps Fibre Channel SFP モジュール

Cisco 2 Gbps Fibre Channel SFP モジュール（図 1）は、Cisco MDS 9000 シリーズ ファイバ チャネル スイッチング モジュールに費用対効果の高いファイバ チャネル接続を提供します。Cisco Fibre Channel Shortwave SFP（製品番号 DS-SFP-FC-2G-SW）と Cisco Fibre Channel Longwave SFP（製品番号 DS-SFP-FC-2G-LW）の 2 種類があります。それぞれが 1/2 Gbps 自動感知ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 2 Gbps Fibre Channel SFP モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 4 に、ケーブル仕様を示します。

表4 Cisco 2 Gbps Fibre Channel SFP ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP モジュール（マルチモード ファイバ [MMF] およびシングルモード ファイバ [SMF]）の最小ケーブル長は、6.5 フィート（2 メートル）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります。

寸法

寸法（H x W x D）は 8.5 x 13.75 x 55.2 mm です。

環境条件と所要電力

表 5 に光学パラメータを示し、表 6 に温度範囲を示します。

表5 光学パラメータ

表6トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格

●     ファイバ チャネル FC-PI 200-SM-LC-L、FC-PI 200-M5-SN-I、および 200-M6-SN-I 2.125 GBd 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 100-SM-LC-L、FC-PI 100-M5-SN-I、および FC-PI 100-M6-SN-I に準拠。また、FC PH2 100-SM-LC-L、FC-PH2 100-M5-SN-I、および FC-PH2 100-M6-SN-I 1.0625 GBd 仕様に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 7 に発注情報を示します。

表7 Cisco 2 Gbps ファイバ チャネル SFP の発注情報

Cisco 4 Gbps  ファイバ チャネル  SFP モジュール

Cisco 4 Gbps Fibre Channel  SFP モジュール（図 2）は、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 1/2/4 Gbps ポートに費用対効果の高いファイバ チャネル接続を提供します。Cisco Fibre Channel 短波長 SFP（製品番号 DS-SFP-FC4G-SW）、Cisco 4-km Fibre Channel 長波長 SFP（製品番号 DS-SFP-FC4G-MR）、Cisco 10-kmFibre Channel 長波長 SFP (部品番号 DS-SFP-FC4G-LW)。それぞれが 1/2/4 Gbps 自動感知ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 4 Gbps Fibre Channel SFP モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 8 に、ケーブル仕様を示します。

表8 Cisco 4 Gbps Fibre Channel SFP ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP モジュール（MMF および SMF）の最小ケーブル距離は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります。

寸法

寸法（H x W x D）は 8.5 x 13.75 x 55.2 mm です。

環境条件と所要電力

表 9 に光学パラメータを示し、表 10 に温度範囲を示します。

表9 光学パラメータ

表10トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     ファイバ チャネル FC-PI 400-SM-LC-L、FC-PI 400-SM-LC-M、FC-PI 400-M5-SN-I、および FC-PI 400-M6-SN-I 4.25 GBd 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 200-SM-LC-L、FC-PI 200-M5-SN-I、および 200-M6-SN-I 2.125 GBd 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 100-SM-LC-L、FC-PI 100-M5-SN-I、および FC-PI 100-M6-SN-I に準拠。また、FC PH2 100-SM-LC-L、FC-PH2 100-M5-SN-I、および FC-PH2 100-M6-SN-I 1.0625 GBd 仕様に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 11 に発注情報を示します。

表11 Cisco Fibre Channel SFP 発注情報

Cisco 8-Gbps Fibre Channel SFP+ モジュール

Cisco 8 Gbps ファイバ チャネル SFP+ モジュール（図 3）は、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 2/4/8 Gbps ポートにファイバ チャネル接続を提供します。Cisco Fibre Channel 短波長 SFP+（製品番号 DS-SFP-FC8G-SW）、Cisco Fibre Channel 長波長 SFP+（製品番号 DS-SFP-FC8G-LW）、および Cisco Fibre Channel 延長到達距離 SFP+（部品番号 DS-SFP-FC8G-ER）。それぞれが 2/4/8 Gbps 自動感知ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 8-Gbps Fibre Channel SFP+ モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 12 に、ケーブル仕様を示します。

表12 Cisco 8 Gbps Fibre Channel SFP+ ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP+ モジュール（MMF および SMF）の最小ケーブル長は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります。

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

表 13 に光学パラメータを示し、表 14 に温度範囲を示します。

表13光学パラメータ

表14トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の準拠^*

●     ファイバ チャネル FC-PI 800-SM-LC-L、FC-PI 800-M5-SN-S、FC-PI 800-M5E-SN-I、および FC PI 800-M6-SN-S 8.5 GBd 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 400-SM-LC-L、FC-PI 400-M5-SN-I、FC-PI 400-M5E-SN-I、および FC PI 400-M6-SN-I 4.25 GBd 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 200-SM-LC-L、FC-PI 200-M5-SN-I、FC-PI 200-M5E-SN-I、および 200-M6-SN-I 2.125-GBd 仕様に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 15 に発注情報を示します。

表15 Cisco Fibre Channel SFP+ 発注情報

Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル SFP+ モジュール

Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル SFP+ モジュール（図 4）は、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 10 Gbps ファイバ チャネル ポートにファイバ チャネル接続を提供します。Cisco Fibre Channel 短波長 SFP+（製品番号 DS-SFP-FC10G-SW）と Cisco Fibre Channel 長波長 SFP+（製品番号 DS-SFP-FC10G-LW）の 2 種類があります。

Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル SFP+ モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 16 に、ケーブル仕様を示します。

表16 Cisco 10 Gbps Fibre Channel SFP+ ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP+ モジュール（MMF および SMF）の最小ケーブル長は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります。

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

表 17 に光学パラメータを示し、表 18 に温度範囲を示します。

表17光学パラメータ

表18トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格

レーザー クラス I 21CFR1040

発注情報

表 19 に発注情報を示します。

表19 Cisco Fibre Channel SFP+ 発注情報

Cisco 10-Gbps イーサネット SFP+ モジュール

Cisco 10 Gbps イーサネット SFP+ モジュール（図 5）は、Cisco MDS 9500 10 Gbps 8 ポート FCoE モジュールおよび Cisco MDS 9250i マルチサービス ファブリック スイッチに 10 Gbps イーサネット接続を提供します。

Cisco 10GBASE SFP+ モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC/PC コネクタです。

表 20 に、ケーブル仕様を示します。

表20 Cisco 10 Gbps イーサネット SFP+ ケーブルの仕様

注：          PC または UPC コネクタを使用するパッチ コードとの接続だけがサポートされます。APC コネクタを使用するパッチ コードはサポートされません。使用されているすべてのケーブルおよびケーブル アセンブリは、標準に関する項で指定された標準に準拠している必要があります。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

動作温度範囲：

●     商用温度範囲：0～70°C（32～158°F）

●     保管温度範囲：-40～85°C（-40～185°F）

表 21 に光学パラメータを示し、表 22 に最大消費電力を示します。

表21光学パラメータ

表22 SFP+ モジュール最大消費電力

適合標準規格

標準

●     GR-20-CORE：光ファイバと光ファイバ ケーブルの一般的要件。

●     GR-326-CORE：シングル モード光コネクタとジャンパ アセンブリの一般的要件。

●     GR-1435-CORE：マルチ ファイバ光コネクタの一般的要件。

●     IEEE 802.3ae（-SR、-LRM、LR、および ER）。

●     SFP+ MSA SFF-8431（光モジュールおよびパッシブ Twinax ケーブル）。

●     SFP+ MSA SFF-8461（アクティブ Twinax ケーブル）。

安全性

●     レーザー クラス 1 21CFR-1040 LN 50 7/2001。

●     レーザー クラス 1 IEC60825-1。

●     SFP+ 銅線モジュールのケーブル ジャケットは UL E116441 に準拠。

●     すべての長さの SFP+ 銅線ケーブルは ELV および RoHS に準拠。

保証

●     標準保証：標準保証は 90 日間です。

●     延長保証（オプション）：Cisco SFP+ モジュールは、シスコのスイッチやルータ シャーシ向けの Cisco SMARTnet^™ Service サポート契約の保証対象

発注情報

表 23 に発注情報を示します。

表23 Cisco Fibre Channel over Ethernet SFP+ の発注情報

Cisco 40GBASE QSFP モジュール

Cisco 40GBASE Quad SFP（QSFP）ポートフォリオは、お客様に対して、データ センター、ハイパフォーマンス コンピューティング ネットワーク、エンタープライズ コア/ディストリビューション レイヤ、サービス プロバイダ アプリケーションに対してさまざまな高密度/低電力 40 ギガビット イーサネット接続オプションを提供します。

Cisco MDS 40 Gbps ラインカードでは、3 種類の 40GBASE QSFP モジュールがサポートされています（図 6）。

Cisco 40GBASE SFP+ モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

QSFP-40G-SR4 と QSFP-40G-CSR4 は MPO-12 コネクタで、QSFP-40G-SR-BD は LC コネクタです。

表 24 に、ケーブル仕様を示します。

表24 Cisco 40GBASE イーサネット QSFP ケーブル仕様

寸法

QSFP モジュールの最大外寸は（H x W x D）13.5 x 18.4 x 72.4 mm です。

Cisco QSFP コネクタの重量は通常、100 グラム以下です。

環境条件と所要電力

動作温度範囲は次のとおりです。

●     商用温度範囲：0～70°C（32～158°F）

●     例外：QSFP BiDi（QSFP-40G-SR-BD）： 50～158°F（10～70°C）。

●     保管温度範囲：-40～85°C（-40～185°F）

表 25 に光学パラメータを示し、表 26 に最大消費電力を示します。

表25光学パラメータ

表26 SFP+ モジュール最大消費電力

適合標準規格の遵守

標準

●     GR-20-CORE：光ファイバと光ファイバ ケーブルの一般的要件。

●     GR-326-CORE：シングル モード光コネクタとジャンパ アセンブリの一般的要件。

●     GR-1435-CORE：マルチ ファイバ光コネクタの一般的要件。

●     IEEE 802.3ae（-CSR4）。

●     QSFP+ MSA SFF-8436。

●     SFP+ MSA SFF-8431 および -8461。

●     RoHS 6。

安全性

●     QSFP 銅線モジュールのケーブル ジャケットは UL E116441 に準拠。

●     QSFP 銅ケーブルは ELV に準拠しています。

保証

●     標準保証：標準保証は 90 日間です。

●     延長保証（オプション）：Cisco SFP+ モジュールは、シスコのスイッチやルータ シャーシ向けの Cisco SMARTnet Service サポート契約の保証対象

発注情報

表 27 に発注情報を示します。

表27 Cisco FCoE SFP+ 発注情報

Cisco Tri-Rate マルチプロトコル SFP モジュール

管理を容易にし、懸念事項を軽減するために、ファイバ チャネル ポートとギガビット イーサネット ポートの両方で使用できる SFP モジュールを提供しています。Cisco Tri-Rate マルチプロトコル SFP モジュールは、1/2 Gbps ファイバ チャネルおよび 1 ギガビット イーサネットの速度で実行できるため、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームのすべてのポートで 1 つのタイプの SFP モジュールを使用できます。

2 種類の Tri-Rate マルチプロトコル SFP モジュールが利用できます（図 7）。Cisco Tri-Rate マルチプロトコル短波 SFP（製品番号 DS-SFP-FCGE-SW）と Cisco Tri-Rate マルチプロトコル長波 SFP（製品番号 DS-SFP-FCGE-LW）です。それぞれが、自動検知 1/2 Gbps ファイバ チャネル接続と 1 ギガビット イーサネット接続を提供します。

Cisco Tri-Rate マルチプロトコル SFP モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 28 に、ケーブル仕様を示します。

表28 Cisco Tri-Rate マルチプロトコル SFP ケーブルの仕様

注：          リストされているすべての SFP モジュール（MMF および SMF）の最小ケーブル距離は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります

寸法

寸法（H x W x D）は 8.5 x 13.75 x 55.2 mm です。

環境条件と所要電力

表 29 に光学パラメータを示し、表 30 に温度範囲を示します。

表29光学パラメータ

注：          ファイバ損失バジェットは、最小平均送信電力と最小平均受信電力の差からリンク ペナルティを差し引くことによって得られます。指定されたファイバ損失バジェットを使用して、最大リンク距離を計算します。

表30トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格

●     ファイバ チャネル FC-PI 200-SM-LC-L、FC-PI 200-M5-SN-I、および FC-PI 200-M6-SN-I 2.125 GBd に準拠。 IEEE 802.3 ギガビット イーサネット（1.25 GBd）1000BASE-SX 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 100-SM-LC-L、FC-PI 100-M5-SN-I、FC-PI 100-M6-SN-I、FC-PH2 100-SM-LC-L、FC に準拠。PH2 100-M5-SN-I、FC-PH2 100-M6-SN-I 1.0625GBd仕様に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

保証

標準保証は1年です。

発注情報

表 31 に発注情報を示します。

表31 Cisco Tri-Rate マルチプロトコル SFP 発注情報

Cisco 同線ギガビット イーサーネット SFP モジュール

ケーブル配線の柔軟性をさらに高めるために、Cisco MDS 9000 シリーズは Cisco 銅線ギガビット イーサネット SFP モジュールを提供します。1000BASE-T 規格に基づいて、銅線ギガビット イーサネット SFP モジュール (図 8) は、データセンター アプリケーションに費用対効果の高い接続を提供します。銅線ギガビット イーサネット SFP モジュール（部品番号 DS-SFP-GE-T）では、イーサネット接続に標準のカテゴリ 5 非シールド ツイスト ペア（UTP）ケーブルを使用できます。

Cisco 同線ギガビット イーサネット SFP モジュール

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタは RJ-45 コネクタです。

表 32 に、ケーブル仕様を示します。

表32 Cisco 銅線ギガビット イーサネット SFP ケーブル仕様

寸法

寸法（H x W x D）は 13.75 x 13.75 x 67.8 mm です。

環境条件と所要電力

表 33 に温度範囲を示します。

表33トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格

IEEE 802.3 ギガビット イーサネット（1.25 GBd）1000BASE-T 仕様に準拠。

保証

標準保証は1年です。

発注情報

表 34 に発注情報を示します。

表34 Cisco 銅線ギガビット イーサネット SFP の発注情報

Cisco 10-Gbps ファイバ チャネル X2 トランシーバ

Cisco ファイバ チャネル X2 トランシーバは、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 10 Gbps ファイバ チャネル ポートに高性能のファイバ チャネル接続を提供します。光ケーブルでの伝送用の Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル X2 トランシーバには、次の 3 つのタイプがあります。Cisco 短距離到達距離（最大 300 m、部品番号 DS-X2-FC10G-SR）、Cisco 長距離到達距離（最大 10 km、部品番号 ＤＳ-X2-FC10G-LR)、Cisco 延長到達距離 (最大 40 km、部品番号 DS-X2-FC10G-ER)  です（図 9）。銅線ケーブル（最大 15m、部品番号 DS-X2-FC10G-CX4）での伝送用の 10 Gbps ファイバ チャネル X2 トランシーバーもあります（図 10）。それぞれが 10 Gbps ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル X2 トランシーバ（部品番号 DS-X2-FC10G-SR、DS-X2-FC10G-LR、および DS X2 FC10G-ER）

Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル CX4 X2 トランシーバ（部品番号 DS-X2-FC10G-CX4）

技術仕様

コネクタとケーブル

●     デュアル SC コネクタ（DS-X2-FC10G-SR、DS-X2-FC10G-LR、DS-X2-FC10G-ER）。

●     CX4 コネクタ（DS-X2-FC10G-CX4）。

表 35 に、ケーブル仕様を示します。

表35 X2 ポート ケーブル仕様

注：          CX4 を除くリストされているすべての SFP トランシーバ（MMF および SMF）の最小ケーブル長は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります

寸法

寸法（H x W x D）は 19.2 x 41.8 x 90.8 mm です。

環境条件と所要電力

表 36 に光学パラメータを示し、表 37 に温度範囲を示します。

表36光学パラメータ

注：          DS-X2-FC10G-CX4 は光モジュールではないため、この表には記載されていません。

表37トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格

●     ファイバ チャネル 10GFC 1200-M6-SN-I、10GFC 1200-M5-SN-I、10GFC 1200-M5E-SN-I、および 10GFC 1200-SM-LL-L 10.51875 GBd 仕様に準拠。

●     IEEE 802.3 10GBASE-ER に準拠。

●     IEEE 802.3 10GBASE-CX4 に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 38 に発注情報を示します。

表38 Cisco 10 Gbps ファイバ チャネル X2 トランシーバの発注情報

Cisco 16 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ

Cisco 16 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ（図 11）は、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 4/8/16 Gbps ポートにファイバ チャネル接続を提供します。次の 3 つのタイプが利用できます。Cisco Fibre Channel Shortwave SFP+（部品番号 DS-SFP-FC16G-SW）、Cisco Fibre Channel Longwave SFP+（部品番号 DS-SFP-FC16G-LW）、および Cisco Fibre Channel Extended Longwave SFP+（部品番号 DS-SFP-FC16GELW）。それぞれが 4/8/16 Gbps 自動検知ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 16 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 39 に、ケーブル仕様を示します。

表39 Cisco 16 Gbps Fibre Channel SFP+ ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP+ デバイス（MMF および SMF）の最小ケーブル距離は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

表 40 に光学パラメータを示し、表 41 に温度範囲を示します。

表40            光学パラメータ

表41            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     ファイバ チャネル FC-PI 1600-SM-LC-L、FC-PI 1600-M5-SN-S、FC-PI 1600-M5E-SN-I、FC-PI 1600-M5F-SN-I、および FC-PI 1600-M6-SN-S 14.025-GBd 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル FC-PI 800-SM-LC-L、FC-PI 800-M5-SN-S、FC-PI 800-M5E-SN-I、および FC PI 800-M6-SN-S 8.5 GBd 仕様に準拠

●     ファイバ チャネル FC-PI 400-SM-LC-L、FC-PI 400-M5-SN-I、FC-PI 400-M5E-SN-I、および FC PI 400-M6-SN-I 4.25 GBd 仕様に準拠

●     ファイバ チャネル FC-PI 200-SM-LC-L、FC-PI 200-M5-SN-I、FC-PI 200-M5E-SN-I、および 200-M6-SN-I 2.125-GBd 仕様に準拠

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 42 に発注情報を示します。

表42            Cisco Fibre Channel SFP+ 発注情報

Cisco 32 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ

Cisco 32 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ（図 12）は、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 8/16/32 Gbps ポートにファイバ チャネル接続を提供します。Cisco Fibre Channel Shortwave SFP+（部品番号 DS-SFP-FC32G-SW）と Cisco Fibre Channel Longwave SFP+（部品番号 DS-SFP-FC32G-LW）の 2 種類があります。それぞれが 8/16/32 Gbps 自動検知ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 32 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 43 に、ケーブル仕様を示します。

表43            Cisco 32 Gbps ファイバ チャネル SFP+ ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP+ デバイス（MMF および SMF）の最小ケーブル距離は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

表 44 に光学パラメータを示し、表 45 に温度範囲を示します。

表44            光学パラメータ

表45            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     ファイバ チャネル（FC-PI-6）3200-SM-LC-L（OS2）、3200-M5-SN-S（OM2）、3200-M5E-SN-I（OM3）、3200-M5F-SN-I（OM4） 28.05-GBd 仕様に準拠

●     ファイバーチャネル（FC-PI-5）1600-SM-LC-L（OS2）、1600-M6-SN-S（OM1）、1600-M5-SN-S（OM2）、1600-M5E-SN-I（OM3）、1600-M5F-SN-I（OM4）14.025-GBd 仕様に準拠。

●     ファイバチャネル（FC-PI-4）800-SM-LC-L（OS2）、800-M6-SN-S（OM1）、800-M5-SN-S（OM2）、800-M5E-SN-I（OM3）、800-M5F-SN-I（OM4）8.5-GBd仕様に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 46 に発注情報を示します。

表46            Cisco Fibre Channel SFP+ 発注情報

Cisco 64 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ

Cisco 64 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ（図 13）は、Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームの 16/32/64 Gbps ポートにファイバ チャネル接続を提供します。次のタイプを使用できます。

●     Cisco Fibre Channel Shortwave SFP+（部品番号 DS-SFP-FC64G-SW.

16/32/64 Gbps 自動感知ファイバ チャネル接続を提供します。

Cisco 64 Gbps ファイバ チャネル SFP+ トランシーバ

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル LC コネクタです。

表 47 に、ケーブル仕様を示します。

表47            Cisco 64 Gbps ファイバ チャネル SFP+ ケーブル仕様

注：          リストされているすべての SFP+ デバイス（MMF および SMF）の最小ケーブル距離は、2 メートル（6.5 フィート）です。

注：          SMF は ISO/IEC OS2 に準拠している必要があります。

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

表 48 に光学パラメータを示し、表 49 に温度範囲を示します。

表48            光学パラメータ

表49            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     ファイバ チャネル（FC-PI-7）64GFC-SW（OM3、OM4、および OM5）57.8 Gbps 仕様に準拠。

●     ファイバ チャネル（FC-PI-6）3200-SM-LC-L（OS2）、3200-M5-SN-S（OM2）、3200-M5E-SN-I（OM3）、3200-M5F-SN-I（OM4） 28.05-GBd 仕様に準拠

●     ファイバ チャネル（FC-PI-5）1600-M6-SN-S（OM1）、1600-M5-SN-S（OM2）、1600-M5E-SN-I（OM3）、1600-M5F-SN-I（OM4）14.025-GBd 仕様に準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 50 に発注情報を示します。

表50            Cisco Fibre Channel SFP+ 発注情報

Cisco 10 Gbps イーサネット X2 トランシーバ

Cisco イーサネット X2 トランシーバ短距離モジュール（最大 300m、部品番号 DS-X2-E10G-SR）により、Cisco MDS 9000 シリーズ 10 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールから既存のイーサネット高密度波長- 分割多重化 (DWDM) トランスポンダーへの高性能ファイバ チャネル接続が可能になります（図 13）。送信されるデータ形式は、ファイバ チャネル トランシーバー（DS-X2-FC10G-SR）によって送信されるものと同じですが、ファイバ チャネル パケットは 10 ギガビット イーサネット レートでクロックされ、10 Gbps イーサネット DWDM インフラストラクチャ上でファイバ チャネル パケットを伝送します。 Cisco MDS 9000 シリーズ 10 Gbps ファイバ チャネル スイッチング モジュールは、DS-X2-E10G-SR を自動的に検出します。ソフトウェア構成は必要ありません。

Cisco 10 Gbps イーサネット X2 トランシーバ

技術仕様

コネクタとケーブル

コネクタはデュアル SC コネクタです。

表 51 に、ケーブル仕様を示します。

表51      Cisco 10 Gbps イーサネット X2 トランシーバのケーブル仕様

注：          リストされているすべてのトランシーバ（MMF および SMF）の最小ケーブル長は、2 メートル（6.5 フィート）です。

寸法

寸法（H x W x D）は 19.2 x 41.8 x 90.8 mm です。

環境条件と所要電力

表 52 に光学パラメータを示し、表 53 に温度範囲を示します。

表52            光学パラメータ

表53            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     IEEE 802.3 10GBASE-SRに準拠。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 54 に発注情報を示します。

表54            Cisco 10 Gbps イーサネット X2 トランシーバの発注情報

Cisco Coarse Wavelength-Division Multiplexing Extended Distance SFP ソリューション

Cisco MDS 9000 シリーズは、コスト効率の高いマルチプロトコルの長距離接続を提供し、Cisco CWDM SFP ソリューションを通じて既存の光インフラストラクチャを最適化します（図 15）。このソリューションには、8 つの波長固有の SFP モジュールのセットと CWDM 光追加ドロップ モジュール（OADM）のセットの 2 つの主要コンポーネントがあります。Cisco CWDM シャーシでは、最大 2 つの CWDM OADM をラックにマウントできます。CWDM OADMは受動機器であるため、電力と設定は必要ありません。

Cisco CWDM 延長到達距離 SFP ソリューション

CWDM SFP ソリューションにより、1 ペアのシングルモード ファイバ ストランドで最大 8 チャネルの伝送が可能になるため、企業は新しいファイバ ストランドを追加することなく、既存の光インフラストラクチャの帯域幅を増やすことができます。このソリューションは、同じプラットフォーム上の他の Cisco SFP デバイスと並行して使用できます。

図 16 は、CWDM SFP ソリューションを使用した Cisco MDS 9000 シリーズの一般的なポイントツーポイント展開シナリオを示しています。2 つのエンドポイントは、ファイバ リンクを介して直接接続されています。CWDM SFP ソリューションにより、お客様は、1 組のシングルモード ファイバ ストランドに最大 8 つのチャネルを追加またはドロップできます。その結果、追加のファイバの必要性が減少します。冗長なポイントツーポイント リンクは、2 番目のシングルモード ファイバ ストランド ペアに冗長チャネルを追加またはドロップすることによって実装できます。

ポイント ツー ポイント アーキテクチャ（デュアル ファイバ リンク）

Cisco 1/2 Gbps CWDM SFP モジュール

Cisco 1/2 Gbps CWDM SFP モジュールの技術仕様

コネクタとケーブル

●     機器：標準 SFP インターフェイス。

●     ネットワーク: デュアル LC コネクタ。

寸法

寸法（H x W x D）は 8.5 x 13.75 x 55.2 mm です。

環境条件と所要電力

表 55 に光学パラメータを示し、表 56 に温度範囲を示します。

表55            Cisco 1/2 Gbps CWDM SFP モジュールの光パラメータ

注：           

●     各パラメータは、特に明記されていない限り、温度超過および耐用年数末期での仕様です。

●     短距離のシングルモード光ファイバを使用する場合は、レシーバに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクにインライン光減衰器を挿入しなければならないことがあります。

表56            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     これらは、IEEE 802.3z に規定されている 1000BASE-X 標準に準拠しています。

●     Fibre Channel Draft Physical Interface Specification（FC-PI 10.0）と互換性があります。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 57 に発注情報を示します。

表57            Cisco 1/2 Gbps CWDM SFP 発注情報

Cisco 4 Gbps CWDM SFP モジュール

Cisco 4 Gbps CWDM SFP モジュールの技術仕様

コネクタとケーブル

●     機器：標準 SFP インターフェイス。

●     ネットワーク: デュアル LC コネクタ。

寸法

寸法（H x W x D）は 8.46 x 13.27 x 56.64 mm です。

環境条件と所要電力

表 58 に光学パラメータを示し、表 59 に温度範囲を示します。

表58            Cisco 4 Gbps CWDM SFP モジュールの光学パラメータ

注：           

●     一般的なポイントツーポイント展開では、すべての波長の最小到達距離は 24.8 マイル（40 km）です。

●     各パラメータは、特に明記されていない限り、温度超過および耐用年数末期での仕様です。

●     短距離のシングルモード光ファイバを使用する場合は、レシーバに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクにインライン光減衰器を挿入しなければならないことがあります。

●     1 つの Cisco MDS 9000 シリーズ スイッチング モジュールで、最大 24 の Cisco 4 Gbps CWDM SFP トランシーバがサポートされます。

●     Cisco 4 Gbps CWDM SFP トランシーバを Cisco 1/2 Gbps CWDM SFP トランシーバと相互運用する場合、Cisco 4 Gbps CWDM SFP トランシーバのポート速度を 1 Gbps または 2 Gbps に手動で設定する必要があります。

表59            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格の遵守

●     Fibre Channel Draft Physical Interface Specification（FC-PI -4 6.01）と互換性があります。

●     レーザー クラス I 21CFR1040。

発注情報

表 60 に発注情報を示します。

表60            Cisco 4 Gbps CWDM SFP 発注情報

Cisco 8 Gbps CWDM SFP モジュール

Cisco 8 Gbps CWDM SFP モジュールの技術仕様

コネクタとケーブル

●     機器：標準 SFP インターフェイス。

●     ネットワーク: デュアル LC コネクタ。

寸法

寸法(H x W x D) は 8.5 x 13.55 x 56.5 mm です。

環境条件と所要電力

表 61 に光学パラメータを示し、表 62 に温度範囲を示します。

表61            Cisco 8 Gbps CWDM SFP モジュールの光パラメータ

注：           

●     リンク バジェットは –24 dBm です。

●     最小レシーバー過負荷は –1 dBm です。

●     Cisco Enhanced Wavelength Division Multiplexing 製品ラインは、CWDM オプティクスでもサポートされています。https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/interfaces-modules/transceiver-modules/product_data_sheet0900aecd806a1c36.html。

●     一般的なポイントツーポイント展開では、すべての波長の最小到達距離は 24.8 マイル（40 km）です。

●     各パラメータは、特に明記されていない限り、温度超過および耐用年数末期での仕様です。

●     短距離のシングルモード光ファイバを使用する場合は、レシーバに負荷がかかり過ぎないようにするため、リンクにインライン光減衰器を挿入しなければならないことがあります。

●     1 つの Cisco MDS 9700 シリーズ マルチレイヤ ディレクタ スイッチング モジュールで、最大 24 の Cisco 8 Gbps CWDM SFP トランシーバがサポートされます。すべての Cisco MDS スイッチの 8G CWDM トランシーバでサポートされる最大ポートについては、表 66 を参照してください。

●     Cisco 8 Gbps CWDM SFP トランシーバを Cisco 4 Gbps CWDM SFP トランシーバと相互運用する場合は、ポート速度を手動で設定する必要があります。

表62            トランシーバの動作および保管温度範囲

適合標準規格

●     Fibre Channel Draft Physical Interface Specification（FC-PI -4 8.00）に対応。

●     レーザー クラス: EN 60825-2（リファレンス 15）および CDRH 1040.10 に記載されている、あらゆる動作条件下（送信機ボアの開放、ファイバの開放、合理的な単一障害条件を含む）の下で、クラス 1 の最大許容暴露限界を超えない光出力規則 21 CFR、第 I 章および J 副章（参考文献 6）。

発注情報

表 63 に発注情報を示します。

表63            Cisco 8 Gbps CWDM SFP 発注情報

Cisco CWDM OADM

Cisco CWDM OADM の技術仕様

Cisco CWDM OADM は、複数のファイバから 1 つのファイバに波長を多重化および逆多重化する機能、または波長を追加およびドロップする機能を提供するパッシブ デバイスです。OADM コネクタは、機器側で色が一致する Cisco CWDM SFP モジュールとインターフェイスします。すべてのモジュールは同じサイズです。Cisco CWDM シャーシを使用すると、1 つのラック ユニットに最大 2 つの CWDM OADM をラック マウントできます。

Cisco MDS 9000 シリーズは、2 つの CWDM OADM と、マルチプレクサおよびデマルチプレクサを提供します。

●     Cisco デュアル ファイバ 4 チャネル OADM（部品番号 DS-CWDMOADM4A= および DS-CWDMOADM4B=）：このデバイスを使用すると、光リングの一方向に 4 つのチャネル（異なる波長）を追加およびドロップできます。他の波長は OADM を通過します。ネットワーク接続と SFP 接続の両方にデュアル ファイバが使用されます。4 つの波長は、DS-CWDMOADM4A= の場合は 1470、1490、1510、および 1530 nm に設定され、DS-CWDMOADM4B= の場合は 1550、1570、1590、および 1610 nm に設定されます。

●     Cisco デュアル ファイバ 8 チャネル マルチプレクサ/デマルチプレクサ（DS-CWDM-MUX8A=）：このデバイスを使用すると、8 つの個別のチャネルを 1 ペアのファイバに多重化および逆多重化できます。ネットワーク接続と SFP 接続の両方にデュアル ファイバが使用されます。8 個の波長は、1470、1490、1510、1530、1550、1570、1590、および 1610 nm です。

表 64 と 65 に、OADM タイプの比較を示します。

表64            OADM タイプの比較

表65            各パッシブ CWDM フィルタの最大挿入損失（dB）

コネクタとケーブル

●     DS-CWDMOADM4x=: デュアル LC コネクタ。

●     DS-CWDM-MUX8A=: デュアル LC コネクタ。

環境条件と所要電力

動作温度範囲は –5～55 °C（23～131 °F）、保管温度範囲は –40～85 °C（–40～185 °F） です。

Cisco CWDM OADM および CWDM シャーシは、電力を必要としないパッシブ コンポーネントです。

寸法と重量

すべての Cisco CWDM OADM の寸法は同じです: W x D x H: 21.2 x 3.0 x 26.5 cm。これらのモジュールの 2 つが 1 つの CWDM シャーシに収まります。CWDM シャーシの高さは 1 ラック ユニット (1RU) で、標準の 19 インチ ラックに収まります。

適合標準規格

ネットワーク機器建築基準（NEBS）レベル 3。

保証

標準保証は1年です。

発注情報

表 66 に発注情報を示します。

表66            Cisco デュアル ファイバ 4 チャネル OADM、デュアル ファイバ 8 チャネル マルチプレクサおよびデマルチプレクサ、および CWDM シャーシの発注情報

Cisco Dense Wavelength-Division Multiplexing Extended-Distance ソリューション

2 Gbps DWDM SFP トランシーバ

Cisco DWDM SFP モジュールを使用すると、企業やサービス プロバイダーは、ネットワークにスケーラブルで展開が容易な DWDM ファイバ チャネル サービスを提供できます。

Cisco DWDM SFP の主な機能は次のとおりです。

●     国際電気通信連合（ITU）100 GHz 波長グリッドのサポート。

●     Cisco Optical Network Solutions（ONS）100 GHz 製品の波長プランに一致します。

●     32 SFP モデルを備えた固定波長 SFP。

注：          1 つの Cisco MDS 9000 シリーズ スイッチング モジュールで、最大 8 つの 2 Gbps DWDM SFP モジュールがサポートされます。詳細については、http://cisco.com/en/US/prod/collateral/modules/ps5455/ps6576/product_data_sheet0900aecd80582763.html を参照してください。

発注情報

表 67 に発注情報を示します。

表67            Cisco 2 Gbps DWDM SFP トランシーバの発注情報

4 Gbps DWDM SFP トランシーバ

Cisco 4 Gbps DWDM SFP モジュールを使用すると、企業やサービス プロバイダーは、ネットワークにスケーラブルで展開が容易な DWDM ファイバ チャネル サービスを提供できます。Cisco MDS 9000 シリーズ プラットフォームに 4 Gbps DWDM 光を直接統合すると、Fibre Channel-over-DWDM ネットワークの資本コストと運用コストが大幅に削減され、DWDM トランスポンダとマックスポンダが不要になります。

Cisco 4 Gbps DWDM SFP の主な機能は次のとおりです。

●     国際電気通信連合（ITU）100 GHz 波長グリッドのサポート。

●     Cisco ONS 100GHz 製品の波長プランに合わせます。

●     固定波長 SFP、40 SFP モデル。

発注情報

顧客の使用データを使用して、シスコは使用頻度の高い特定の波長を識別および選択し、これらのアイテムのリード タイムを短縮します。リードタイムの短い 4 Gbps DWDM SFP モジュールは、4-skip-1 アプローチで 1546.1 ～ 1560.6 です。これらの部品番号は、表 68 で識別されます。表 69 に、残りの 4 Gbps DWDM SFP モジュールを示します。

表68            Cisco 4 Gbps DWDM SFP トランシーバの発注情報: 一般的に使用される波長

表69            Cisco 4 Gbps DWDM SFP トランシーバの発注情報: その他の波長

サード パーティ製光モジュール

Cisco MDS 製品は、このガイドに記載されている内容を除き、サード パーティのオプティクスをサポートしていません。

Smartoptics ブランドの光学モジュール

現世代の 32G および 16G Cisco MDS スイッチは、SFP モジュールの大手 OEM である Smartoptics のサード パーティ SFP モジュールで動作することが認定されています。これらの長距離光ファイバにより、Cisco MDS のお客様は、既存および新しい Cisco MDS 16G スイッチを長距離で接続し、ダーク ファイバでネイティブにファイバ チャネルを転送する独自のシームレスな自己設定オプションを利用できます。適格なバリアントの現在のリストについては、Cisco MDS と Nexus の相互運用性マトリックスの表 1-10 を参照してください。発注可能性、サポート、および詳細な技術仕様については、https://www.smartoptics.com/products/cisco-collection にアクセスしてください。表 70 に、これらの光モジュールの構成制限を示します。

表70            光学モジュールの構成制限

Cisco 10 Gbps イーサネット DWDM X2 トランシーバ

詳細なデータ シートは、https://www.cisco.com/en/US/products/ps6576/index.html および  https://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_data_sheets_list.html で入手できます。

Cisco 10GBASE DWDM SFP+ モジュール

Cisco 10GBASE 高密度波長分割多重 SFP+ モジュールには、次の機能と利点があります。

●     9.9G から 11.1G（LAN、WAN、および OTU2/OTU2e）までの 10 ギガビット データ レートをサポートして、さまざまな長距離ファイバ チャネル アプリケーションに対応します。

●     業界最小の SFP+ モジュール フットプリント。

●     ホットスワップ可能な入出力デバイスを Cisco スイッチまたはルータのイーサネット SFP+ ポートに接続して、ポートをネットワークにリンクします。

●     診断とトラブルシューティングを強化するためのデジタル光学監視機能。

●     DWDM 固定モジュールは、40 の非調整可能 ITU 100 GHz 波長をサポート。

●     DWDM チューナブル モジュールは、96 の調整可能 ITU 50 GHz 波長をサポート。

●     シスコが認定およびテストしたモジュールかどうかをシスコ プラットフォームが認識できるようにする、シスコの品質確認（ID）機能をサポート。

Cisco 10GBASE DWDM データ シートと発注情報については、https://www.cisco.com/c/en/us/products/collateral/interfaces-modules/dwdm-transceiver-modules/data_sheet_c78-711186.html
を参照してください。

Cisco Capital

目的達成に役立つ柔軟な支払いソリューション

Cisco Capital により、目標を達成するための適切なテクノロジーを簡単に取得し、ビジネス変革を実現し、競争力を維持できます。総所有コスト（TCO）の削減、資金の節約、成長の促進に役立ちます。シスコの柔軟な支払いソリューションは 100 か国以上で利用可能であり、ハードウェア、ソフトウェア、サービス、およびサードパーティ製の補完的な機器を、利用しやすい計画的な支払方法で購入できます。詳細はこちらをご覧ください。

詳細情報

Cisco MDS 9000 シリーズ マルチレイヤ スイッチの詳細については、https://www.cisco.com/go/san
にアクセスしてください。

マニュアルの変更履歴