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現在のハイブリッドワーク環境に伴ってセキュリティへのアプローチの見直しが求められる中、あらゆる組織のハイブリッドワーク戦略において成功の鍵を握っているのが SSE(セキュリティサービスエッジ)です。SSE はクラウド内の複数のセキュリティ機能を組み合わせ、パブリック SaaS アプリケーション(アプリケーション)、データセンターやプライベートクラウドのプライベートアプリケーション、インターネット全体などのさまざまなリソースに場所を問わずにアクセスして作業するユーザーを保護します。エンドユーザーは、オフィス、自宅、外出先など、どこで仕事をしても、安全で透過的なユーザー体験が確保されます。最大限の効果を引き出すため、SSE ソリューションは優れたユーザー体験を提供し、IT の複雑さを軽減し、セキュリティの有効性を高める必要があります。
Cisco Secure Access 製品の概要
Cisco Secure Access はゼロトラストに基づくクラウドベースの SSE ソリューションであり、デバイスや接続先を問わずシームレスで透過的かつ安全なアクセスを提供します。すべてのコア SSE コンポーネント(ZTNA、セキュア Web ゲートウェイ(SWG)、クラウド アクセス セキュリティ ブローカ(CASB)、FWaaS)に加えて、VPN-as-a-Service(VPNaaS)、DLP、AI アシスタント、生成 AI の使用に対する可視性/制御/ガードレール、DEM、予約済み IP、RBI、DNS Security などの拡張機能を 1 つのライセンスと管理プラットフォームで利用できます。
組織は、プロトコルやポート、カスタマイズのレベルに関係なく、必要なリソースとアプリケーションにシームレスにアクセスできるようにユーザーを保護することが可能になります。図 1 を参照してください。
Cisco Secure Access は、他のシスコやサードパーティベンダーの製品との相互運用を容易にする共通の管理制御、データ構造、およびポリシー管理の機能を備えています。たとえば Secure Access には、AD、Azure AD、Okta、Ping などのさまざまな SAML アイデンティティプロバイダー(IDP)が統合されています。また、SD-WAN、Splunk、XDR、ThousandEyes などのシスコの他のサービスや、Menlo Remote Browser Isolation、Chrome Enterprise Browser、AppOmni for SSPM などのサードパーティテクノロジーも統合されています。
Secure Access は、セキュリティを強化してリスクを減らし、IT 運用を簡素化して複雑さを軽減し、ユーザーにスムーズなアクセスを提供して生産性を高めます。
Cisco Secure Access DNS-Defense は、スタンドアロンで、または SSE への最初のステップとして、DNS レイヤセキュリティに関心を持つ組織に最適なソリューションを提供します(末尾のパッケージオプションを参照)。DNS リクエストを迅速に評価し、悪意のあるドメインや脅威がネットワークやエンドポイントに到達する前に、それらへのアクセスをブロックします。これにより、セキュリティ態勢が迅速に改善され、セキュリティチームがアラートから受ける重圧が軽減されます。
Cisco Secure Access の機能
Secure Access は、ユーザー体験を大幅に向上させることで、ユーザーの生産性を高めるだけでなく、ユーザーが故意にセキュリティの手順を怠ってリスクを高めてしまう状況を減らします。単一の統合クライアントによってユーザーの接続方法が簡素化されるため、ユーザーが認証を行い、目的のアプリケーションに直接接続できるようになります。
プライベート アプリケーションにアクセスする場合、ユーザーは ZTNA または VPNaaS を介して自動的かつ透過的に接続できるため、追加の手順や面倒な検証タスクは必要ありません。さまざまなサインオンプロセスで複数のクライアントを起動する必要がないため、ユーザーの手間が最小限に抑えられます。
IT をより簡単に
IT チームは、大量のセキュリティツール、複数の管理コンソールとポリシーエンジン、そして多様なユーザーやデバイスタイプに向けたソフトウェアエージェントの混在に手を焼いています。こうした課題は、各セキュリティポイントの製品から発生する個別のレポート、アラート、およびインシデントによってさらに増大していきます。
Cisco Secure Access は、単一のクラウド管理コンソール、統合クライアント、一元化されたポリシー作成プロセス、および集約されたレポート作成機能によって、運用を簡素化および自動化します。ユーザーはデバイスが管理対象であるかどうかに関係なくどこからでもアプリケーションにアクセスできるため、IT チームは異なる複数の製品ではなく 1 つのツールを管理するだけで場所を問わずユーザーをきめ細かく制御できます。IT チームは脅威を迅速に検出してブロックし、調査を効率よく実施して、修復タスクを最小限に抑えることで手動の集約作業を減らしながら、エンドユーザー アクティビティの可視性を高めることができます。
Cisco Secure Access の多層防御アーキテクチャアプローチは、高度なサイバー脅威を防ぐため、その業界をリードするセキュリティの有効性が高い評価を得ています。エンドユーザーは、感染したファイル、悪質な Web サイト、フィッシングやランサムウェアといったスキームから保護されます。IT チームやセキュリティチームは、攻撃対象領域を減らし、最小権限の制御を実施できるほか、ポスチャ検証を有効にして、分散環境でのセキュリティギャップをなくすことができます。許可されていないアプリケーションの使用を可視化し、ブロックします。内部リソースをクローキングしてハッカーから隠すことで、セキュリティを一層強化します。
Cisco Talos の脅威インテリジェンスはその比類のないテレメトリ、広範なリサーチ、高度な AI によってこの機能を支え、脅威を特定して阻止し、修復を迅速化しています。リスクを軽減することで、組織は事業継続性を維持し、侵害によるレピュテーションや財務への影響を回避します。
デバイスや接続先を問わないセキュアな接続
機能 |
利点 |
ゼロトラスト ネットワーク アクセス(ZTNA) |
オンプレミスのデータセンターまたはクラウド環境にあるプライベート アプリケーションに対して、クラウドまたはローカルの適用を柔軟に選択可能な、アプリケーション固有のきめ細かくセキュアなアクセスを提供します。 そのアイデンティティ認識型プロキシ設計では、最小権限の原則とコンテキストに基づくインサイトを活用してデフォルトでアクセスをきめ細かなレベルで拒否し、ポリシーによって明示的に許可されている場合はアプリケーションへのアクセスを許可します。
● Cisco Secure Client(Cisco Secure Access 用の単一の統合クライアント)を介したクライアントベースのアクセス。
● クライアントレスアクセス(ブラウザ経由)は、ブラウザベースの SSH および RDP プロトコルのサポートにより、Web アプリケーション(http/https)およびプライベート アプリケーションへのトラフィックを保護します。これにより、クライアントレス ZTNA を介して保護できるアプリケーションが大幅に増えます。
● デバイスポスチャのチェック後、セッションごとにセキュアなアクセスが確立されます。
● セキュアな暗号化トンネルによってユーザーを認証するため、ユーザーはアクセス権限を持つアプリケーションのみを表示できます(攻撃者のラテラルムーブメントを防ぎます)。
● アプリケーションプロキシは、アプリケーションをインターネットに公開することなく透過的でセキュアなリモートアクセスを提供し、アプリケーションを使用するクライアントからネットワークの詳細を隠します。デバイスが侵害された場合でも、悪意のある IP 偵察を阻止します。
● デバイス固有のアクセス コントロール ポリシーを実装し、侵害されている可能性のあるデバイスはそのサービスに接続できないようにします。
● 管理者には、適切なユーザーに適切なアクセス権を厳密に割り当てるための広範なポリシー「レバー」があります。例としては、請負業者と従業員に異なる権限を割り当てる、さまざまなエンドポイントとブラウザを評価するポスチャプロファイルを作成する、などがあります。
● 可視性を向上させ、プライベートリソースの検出を合理化します。プライベート ネットワーク トラフィックをモニターし、使用パターンを分析することにより、管理者がプライベートリソースを発見して定義するのに役立つ、実用的なインサイトと直感的なワークフローが提供されます。
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VPN-as-a-Service(VPNaaS) |
ZTNA によってすべてのプライベート アプリケーションの安全が確保されるわけではありません。VPNaaS オプションを使用すると、Secure Access は ZTNA でサポートされていないアプリケーションを含む(一部だけではない)すべてのプライベート アプリケーションに対して、クラウドベースのセキュアなアクセスを提供します。VPNaaS はさらに、Web 以外のインターネットトラフィックのアクセスも保護できます。
● ユーザーの使いやすさ(常に VPN 接続、ログオン前に開始)。
● IT の簡素化(ローカル IP プール、複数の VPN プロファイル)。
● SAML、RADIUS、証明書などの複数の認証方式を使用したアイデンティティベースのアクセス制御。
● エンドポイントポスチャ評価により、アクセス制御のきめ細かさが向上します。
● ヘッドエンドまたはトンネルタイプを選択する必要がなく、接続が簡素化されます。
● Identity Services Engine(ISE)との統合により、SGT および RADIUS の認可変更(COA)を活用します。
● 機能の例:スプリットトンネリングとトンネルのすべてのサポート、ピアツーピア通信、信頼ネットワーク検出、BYO 証明書、スプリット DNS、ダイナミックスプリット DNS。
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セキュア Web ゲートウェイ(フルプロキシ) |
すべての Web トラフィック(http/https)をログに記録して検査し、透過性、制御、および保護を強化します。IPsec トンネル、PAC ファイル、プロキシチェーンを使用してトラフィックを転送し、完全な可視性、URL およびアプリケーションレベルの制御、高度な脅威からの保護を実現します。
● ポリシーやコンプライアンス規制に違反する接続先をブロックするための、カテゴリまたは特定の URL によるコンテンツフィルタリング。
● ダウンロードしたファイルをスキャンして、マルウェアやその他の脅威を検出します。
● 不明なファイルのサンドボックス分析を行います(Cisco Secure Malware Analytics の専用セクションを参照)。
● ファイルタイプごとのブロッキング(例:.exe ファイルのダウンロードのブロック)。
● TLS の全体または一部を復号することで、隠蔽された攻撃や感染から保護します。
● 一部のアプリで特定のユーザーアクティビティをブロックするためのきめ細かなアプリ制御(例:Dropbox へのファイルアップロード、Gmail へのファイル添付、Facebook での投稿/共有)。
● 完全な URL アドレス、ネットワーク アイデンティティ、許可またはブロックされたアクション、外部 IP アドレスが含まれた詳細なレポート。
● カスタマイズ可能な制御とトラフィックパスオプションを備えたインターネットベースの SaaS アプリのマルチモード保護。
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クラウド アクセス セキュリティ ブローカ(CASB) |
● 生成 AI を含む、使用中の選択したクラウドアプリケーションを検出、レポート、ブロックします。クラウドの利用を管理し、攻撃的、非生産的、高リスク、または不適切なクラウドアプリケーションの使用をブロックしてリスクを軽減します。ユーザーまたはグループのアクティビティを検出、記録、および制御するマルチモード機能を備えています。
● OAuth ベースの承認から Microsoft 365 や Google のテナントまで、リスクの高いプラグインや拡張機能の承認の検出、ブロック、および取り消しを行います。
● ベンダーカテゴリ、アプリケーション名、検出された各アプリケーションのアクティビティ量に関するレポート。
● Web レピュテーションスコア、財務状態、関連するコンプライアンス認定といったアプリの詳細やリスク情報。
● グループ/個人がアクセスできる SaaS アプリケーションのインスタンスを制御するためのテナント制限。
● 720 以上の生成 AI アプリケーションの使用状況または使用試行を検出して制御します。使用をブロックするか、これらのアプリケーションの使用方法を制御するポリシーを作成して適用します。
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データ漏洩防止(DLP) |
マルチモードのデータ損失防止(DLP)。データをインラインで分析し、組織外部へ流出する機密データを可視化および制御します。クラウドに保存されているデータのアウトオブバンド分析を行うための API ベースの機能。より効率的な管理と規制順守のための統合されたポリシーとレポート機能。
● 個人を特定できる情報(PII)に対して 77 か国にまたがる 1,200 を超える組み込みのグローバル識別子を設けて、保護医療情報(PHI)、GDPR、HIPAA、PCI などに準拠。
● クラウドサービスプロバイダー(AWS、GCP、Azure)セッションおよび API トークン、キー、およびシークレットの識別子。
● オンプレミスの DLP ソリューションとの統合により、イベント管理と修復ワークフローを一元化します。
● カスタムフレーズ(プロジェクト名など)を追加できるユーザー定義のディクショナリ。
● 機密データの使用状況の検出と報告、および不正使用の特定に役立つドリルダウンレポート。
● API ベースのコンテンツ検査機能は、Microsoft 365(SharePoint および OneDrive)、Google Drive、Webex、Box、Dropbox、Slack、および ServiceNow をサポートします。
● リアルタイム(インライン)DLP ポリシーをプライベート リソース トラフィックに拡張することにより、プライベート アプリケーションに保存されているデータを保護して、不正ダウンロードを防止し、機密データを含むファイルが不適切な場所に保存されないようにすることができます。
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AI Access |
生成された AI アプリケーションとモデルリポジトリを従業員が安全に使用できるようにします。これにより、AI の生産性を向上させてリスクを軽減できます。
● 1200 を超える LLM の可視性と制御を有効にして、シャドウ AI の使用を管理します。
● 一般的な LLM からの有毒なコンテンツとプロンプトインジェクション攻撃を軽減するためのガードレールを確立します。
● ChatGPT といった生成 AI の Web/API インターフェイスを介したソースコードの送受信を制御またはブロックします。
● 機械学習ベースの DLP は、特許出願、秘密保持契約、合併と買収などのドキュメントを識別して保護します。
● 適用前の制御を使用して、AI リポジトリから潜在的にリスクの高いモデルを特定してブロックします。
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ハイブリッド プライベート アクセス |
ZTNA トラフィックルーティングとポリシー適用に複数のオプション(クラウドまたはオンプレミス)が使用できるため、最適なパフォーマンスと詳細なセキュリティが、単一のシンプルなユーザーエクスペリエンスで実現します。ローカル適用は、既存のシスコファイアウォールで簡単に有効にできます。
● 最適化されたユーザーエクスペリエンス:ブランチおよびキャンパスのファイアウォールは、オフィス内の従業員にクラウドへのヘアピンニングなしでアプリケーションへのダイレクトパスを提供することで、クラウドコストを削減し、アプリケーションへの高速アクセスを提供します。
● プライバシーとコンプライアンスの統合:指定された(機密)アプリケーションへの従業員の接続は、クラウドの代わりにオンプレミスのファイアウォールを使用してローカルで検査できます。
● ビジネス継続/ディザスタリカバリ:2 つのプライベート トラフィック ルートと適用ポイントを選択する機能により、柔軟性とビジネス/セキュリティのレジリエンスが実現します。
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シスコ アイデンティティ インテリジェンス |
アイデンティティの信頼レベルは、Secure Access ダッシュボードに直接組み込まれます。この機能により、現在、管理者はアイデンティティ関連の貴重なインサイトにすぐにアクセスできます。またこの機能は、プライベート アプリケーションおよびインターネット アプリケーションにおける CII ユーザーの信頼レベルに基づいてポリシーの適用を可能にする将来の機能拡張の基礎となります。 |
クラウドマルウェアの検出 |
クラウドベースのファイル ストレージ アプリケーションからマルウェアを検出して削除します。悪意のあるファイルをエンドポイントに到達する前に検出して修復することにより、セキュリティ保護を強化します。
● セキュリティ管理者の有効性と効率を高めます。
● アクティブ化すると、クラウドベースのサービス内にあるすべてのファイルがハッシュ化され、マルウェアのスキャンを行うために自動的に送信されます。マルウェアを含むファイルにはフラグが付けられるため、セキュリティ管理者は検疫や削除などの修復処理を実行できます。
● Box、Dropbox、Webex、Microsoft 365、および Google Drive、AWS S3、Azure をサポートします。
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AI アシスタント |
生成 AI 機能は、セキュリティ管理者が時間を節約し、業務効率を向上させ、複雑さを軽減するのに役立ちます。 ポリシーアシスタントは、英語の会話フレーズを特定のセキュリティポリシーに自動的に変換します。
● 複数のユーザーがいる管理者グループは、より一貫性のある効果的なポリシーセットを作成できます。
● 大規模なポリシーセットが必要な場合は、コスト削減とリソース節約を拡大できます。
ドキュメントアシスタントは、文書の検索と理解を簡素化し、Secure Access の質問に対する回答をすばやく簡単に得られるようにします。
● 自然言語による質問を解釈し、Secure Access の文書から回答を提供します。
● 複数の文書やページを検索して包括的な応答を行う複雑なクエリを処理します。
トラブルシューティング アシスタントは、VPN または ZTNA を経由したプライベート リソース アクセスの問題に関する障害対応ワークフローを自動化し、さまざまなサブシステムからの結果を関連付けて、簡潔な分析の概要を提供します。問題を診断および解決するために必要な時間と労力を大幅に削減できるように設計されています。 |
エクスペリエンスに関するインサイト:デジタル エクスペリエンス モニタリング(DEM) |
ユーザーがリソースにアクセスする際に、エンドポイント、アプリケーション、およびネットワーク接続の正常性とパフォーマンスをモニターします。ユーザーのエンドツーエンドのエクスペリエンスの詳細を自動的にキャプチャすることで、ユーザーの生産性を最適化し、障害対応を簡素化し、インシデントの解決時間を短縮します。統合された AI 中心のインサイトは、潜在的なパフォーマンスの問題を事前に特定して軽減し、よりレジリエンスの高い環境を保証します。 主なインサイトの例:
● エンドポイントのパフォーマンス:CPU 使用状況、メモリ使用率、および Wi-Fi 信号強度。
● ネットワークのパフォーマンス:遅延、ジッター、パケット損失、推奨される修復などのメトリックを含む、エンドポイントから Secure Access までのセグメントの可視化。
● Outlook、Slack、Workday、SharePoint など、一般的に使用されている(上位 20)SaaS アプリケーションのパフォーマンスステータス。
● ユーザー固有のセキュリティイベント。
● 履歴データやデジタル体験スコアを含む、Webex、Zoom、Microsoft Teams などのコラボレーション アプリケーションのパフォーマンス。
● 組織全体のグローバルなエンドポイント トポロジ マップ。
● ThousandEyes エンドポイントライセンスを購入すると、エンドツーエンドの模擬テスト(任意のエンドポイントからパブリックとプライベートの両方のアプリケーションまで)をすべて Secure Access 統合ダッシュボード内で管理できます。
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セキュリティポリシー検証チェック |
設定の変更は、サービスに影響を与えるインシデントの大きな原因の 1 つです。ポリシー検証を使用すると、変更の影響をプロアクティブおよびリアクティブに評価できるため、設定エラーが削減されて、サービスの停止が最小限に抑えられ、シームレスなユーザーアクセスが維持されます。
● プロアクティブな変更管理:計画された変更が実装される前にポスチャに対する潜在的な影響を分析して、よりスムーズなロールアウトとより少ない中断を実現します。
● リアクティブインシデントの解決:設定の変更に関連するインシデントの根本原因を迅速に特定して対処し、ダウンタイムと障害対応の労力を削減します。
● 業務効率を向上させ、安全で信頼性の高い Secure Access 環境を提供します。
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サービスとしてのファイアウォール(FWaaS) および 侵入防御システム(IPS) |
すべてのポートとプロトコルにおいて、インターネット上またはお客様のプライベート インフラストラクチャ上で、ユーザーと接続先/アプリケーション間のトラフィックを完全に可視化し、包括的なセキュリティ制御を可能にします。ローミング中の、または分散拠点のキャンパスネットワークからインターネットやプライベート アプリケーションにアクセスするリモートユーザーが含まれます。
● インターネット、プライベートネットワーク、プライベート アプリケーションにアクセスするユーザー/グループ、ネットワーク、またはデバイスを保護するための L3/4 アクセス制御ルール。
● Snort 3.0 をサポートするカスタマイズ可能な IPS プロファイル。インターネットとプライベートアクセスの両方について、ルールに一致するトラフィックパターンに対してルールごとに IPS 検査を行います。
● 特定されるアプリケーションの継続的な増加に基づく、レイヤ 7 アプリケーション、アプリケーションプロトコル、およびポート/プロトコルの可視性と制御。
● 検査の前に、インターネットまたはプライベートアクセスのトラフィックを復号します。
● ユーザーとプライベート アプリケーション間のトラフィックに対する双方向のファイル検査とファイルタイプの制御。
● スケーラブルなクラウド コンピューティング リソースにより、アプライアンスのキャパシティに関する問題を解消します。
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Cisco Secure Malware Analytics |
高度なサンドボックス分析と脅威インテリジェンスを組み合わせて 1 つの統合ソリューションを提供し、マルウェアから組織を保護します。Cisco Secure Malware Analytics コンソールへのフルアクセスを提供して、Glovebox での悪意のあるファイルの実行を可能にし、ファイル実行アクションを追跡し、ファイルによって生成されたネットワークアクティビティをキャプチャします。 Investigate API と組み合わせると、セキュリティアナリストはさらに踏み込んで悪意のあるドメイン、IP、ファイルのアクションにマッピングされた ASN を検出し、攻撃者のインフラストラクチャ、戦術、およびテクニックの最も包括的なビューを取得できます。
● 隠蔽された攻撃方法を検出し、悪意のあるファイルについて報告する機能。
● セキュリティデータを強化するために XDR と一般的に使用される SIEM を統合する API。
● ファイルの性質が変更された場合(当初は良好だったが、後に悪意があると見なされた場合など)のレトロスペクティブな通知。
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リモートブラウザ分離(RBI) |
RBI は、ユーザーによるブラウジングアクティビティの実行をリモートのクラウドベースの仮想化ブラウザに移行することによって、ブラウザベースの脅威を阻止します。Web サイトコードは個別に実行され、その Web の安全なバージョンのみがユーザーに配信されます。エンドユーザーに対しては完全に透過的です。まだ署名が作成されていないマルウェアについて心配する必要はありません。
● ユーザーデバイスとブラウザベースの脅威との間にある Web トラフィックの隔離。
● ゼロデイ脅威からの保護。
● さまざまなリスクプロファイルの詳細な制御。
● 既存のブラウザ設定を変更せずに迅速に展開。
● オンデマンドの拡張性で追加のユーザーを簡単に保護。
● 既知の危険なインターネットサイトにアクセスする必要がある従業員を保護します。ブロッキングによって生産性が低下することはなく、ユーザーの安全性が維持されます。
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DNS レイヤセキュリティ |
DNS レイヤでフィルタ処理を行い、ネットワークやエンドポイントへの接続が確立される前に、ポートまたはプロトコル上で悪意のある不適切な接続先への要求をブロックします。
● すべてのネットワークデバイス、オフィスの場所、およびローミングユーザーやモバイルデバイスのインターネットアクセスを保護します。
● セキュリティ脅威や Web コンテンツの種類、および実行されたアクションごとに DNS アクティビティに関する詳細なレポートを提供します。
● シスコの DNS トンネリングで使用している人工知能アルゴリズムは、データ漏洩をリアルタイムで検出して阻止します。
● 数千におよぶ場所やユーザーに対して迅速に運用を開始し、即時に保護できます。
● Cisco Secure Client、仮想アプライアンス、およびサードパーティの統合を活用することで、レポートと適用されたポリシーをユーザーレベルまで可視化します。
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Talos 脅威インテリジェンス および Investigate API |
世界最大の民間の脅威インテリジェンスチームの 1 つである Cisco Talos は、その脅威データと分析の巨大なデータベースに対する AI、統計、および機械学習モデルを継続的に実行し、サイバー脅威に関するインサイトを提供してインシデント対応率を向上させます。 API を介して利用できる Investigate は Talos のデータを活用しており、セキュリティチームがこの脅威インテリジェンスにプログラムでアクセスして分析し、インシデントの調査と対応を迅速化するのに役立ちます。その例を次に示します。
● 脅威のコンテキスト(ドメインと IP の分析、脅威スコア、ドメインの分類、履歴データ)に関するインサイトを取得します。
● 攻撃を特定のドメイン、IP、ASN、およびマルウェアに関連付けることで、攻撃者のインフラストラクチャをマッピングします。
● 新たな脅威を特定し、今後の攻撃のステージを予測します。
● カスタムクエリを作成し、より詳細なコンテキストを取得して、意思決定と修復を迅速化します。
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単一の管理およびレポートコンソール |
インターネット、パブリック SaaS アプリケーション、およびプライベート アプリケーションへのアクセス全体における、インテントベースのルールを使用した統合されたセキュリティポリシーの作成と管理。広範なロギングや、企業 SOC へのログのエクスポート機能を提供します。
● あらゆるユーザーのあらゆるアプリに対するポリシーを一元的に定義。セキュリティポリシーの構築プロセスを簡素化し、組織全体でポリシー定義の一貫性を促進します。
● 統合されたソース(ユーザー、デバイス)と統合されたリソース(アプリケーション、接続先)により、アタッチポイントやアクセスするアプリケーションに関係なく、セキュリティポリシーがユーザーに対応するようになります。
● 進行中のポリシー管理アクティビティを削減します。
● 集約されたレポート作成機能により、可視化と検出までの時間が改善されます。
● SOC/セキュリティアナリストの調査プロセス全体を簡素化します。
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リソースコネクタ |
リソースコネクタは、オンプレミスのデータセンターとクラウドのどちらにあるかに関係なく、プライベート アプリケーションへのセキュアな接続を設定するための管理タスクを簡素化します。AWS、Azure、および VMWare をサポートします。さらに、Docker コンテナのリソースコネクタは、リソースコネクタを展開するためのクラウド非依存のソリューションを提供し、さまざまな環境での広範な接続を可能にします。
● デバイスおよびファイアウォールルールの変更に関するネットワークチームへの依存を軽減します。
● ダイナミックルーティングの設定やサブネットの重複といったルーティングの複雑さを解消します。
● 合併などのシナリオでは、重複する IP でネットワークが異なる状況が多く見られます。トンネルを使用すると複雑になるため、アプリケーションコネクタによってこの複雑な状況を解消します。
● プライベートアプリの場所(IP アドレス)を非表示にし、セキュリティアクセス内のゼロトラストポリシーを介した接続のみを許可することで、プライベートアプリを保護します。
● リソースとネットワークを分離することで、ラテラルムーブメントを防止します。
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デバイス サポート Cisco Secure Client は Secure Access に含まれており、追加料金はかかりません。 |
● インターネットトラフィック、ZTNA 経由のプライベートトラフィック、VPNaaS 経由のプライベートトラフィック用の Windows および MacOS 上の Secure Client。
● インターネットトラフィックおよび VPNaaS 経由のプライベートトラフィック用の Linux、iOS、Android 上の Secure Client。
● プライベートトラフィック用のクライアントレス ZTNA オプション、ブラウザベース(クライアントなし)。
● Cisco Security for Chromebook Client は、DNS および SWG 保護を適用します。Chromebook OS 全体を対象とする DNS レイヤセキュリティ。
● すべてのインターネットトラフィックをプライベートトラフィックと同じ ZTNA Secure Client モジュールを使用して送信できるため、詳細なポスチャ評価ときめ細かなポリシーの適用を利用できます。
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Chrome Enterprise ブラウザの統合 |
クラウドベースとブラウザベースのセキュリティの最適な組み合わせを有効にします。組織は、管理対象デバイスおよび管理対象外デバイスを使用するパートタイム従業員、パートナー、請負業者など外部のワークフォースに対して、より高いレベルのセキュリティとより良いユーザー体験を提供できます。
● アイデンティティに基づいた管理対象プロファイルを使用した管理対象外デバイスアクセス。
● ローカルブラウザ:コピー/貼り付け、DLP、ウォーターマーク、印刷、およびスクリーンショットの制御。
● Enterprise ブラウザと Cisco Secure Access を使用した VDI のリプレース。
● サードパーティ/コンサルタント/請負業者/パートナーによるプライベート アプリケーションへのアクセス。
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モバイルデバイスの ZTNA サポート |
シスコは Apple と Samsung の両社とのコラボレーションにより、パフォーマンスとセキュリティの利点を備えた独自の合理化された ZTNA プロセスを作成しました。シスコはその他の Android モバイルデバイスからの ZTNA もサポートしています。
● Secure Access は、登録、設定、障害対応、およびトラフィックステアリングを効率化します。
● QUIC および MASQUE プロトコルを使用してトランジットを高速化し、VPP アクセラレーションを使用してスループットを向上させます。
● iOS デバイスで完全なクライアントを導入および管理する必要がなく、展開が簡素化されます。
● iOS オペレーティングシステム内に組み込まれている機能を利用して単一レイヤの暗号化を備えた Apple の iCloud プライベートリレーを活用し、高速でセキュアなアクセスを実現します。
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Cisco SD-WAN との統合 |
Secure Access と Cisco SD-WAN、Catalyst、Meraki、および Firepower Threat Defense(FTD)間の統合および自動化により、お客様は最適なブランチ接続を選択しながら、一元化された SSE ポリシーと一貫した適用を利用できます。
● Secure Access のマルチレイヤ セキュリティ ソリューションによる脅威からの保護の強化。
● ブランチの SD-WAN ロケーションと Secure Access 間のトンネルを自動化し、IT の展開を簡素化します。
● ユーザーがローミング場所とオンプレミスの場所の間を移動するときのエクスペリエンスの一貫性が向上します。
● Secure Access の一元化されたポリシー管理、容易な拡張/縮小性、およびキャパシティの制約からの解放により、IT/セキュリティ運用を簡素化します。
● SD-WAN から送信された VPN/VRF および ISE セキュリティタグ(SGT)データを使用して、Secure Access でタグ/ラベルごとに異なるポリシーを適用できるようにし、よりきめ細かなセキュリティ保護を実現します。ブランチ全体およびクラウドでのセキュリティポリシー適用の一貫性が向上します。
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Identity Services Engine(ISE)との統合 |
ISE と Secure Access の統合により、アイデンティティベースのきめ細かな情報を提供し、ユーザーが何を、いつ、どのように行っているかを詳細に可視化します。インターネットおよび SaaS アプリケーション トラフィックのポリシー制御と適用を強化して、ネットワークの攻撃対象領域を縮小し、脅威のラテラルムーブメントの可能性を制限します。
● 適切なユーザーまたはデバイスに対して、適切なポリシーを適切なタイミングでより正確に適用できます。
● ISE を使用した認証要求の RADIUS をサポートします。
● セキュリティグループタグ(SGT)を使用してユーザーとモノを細かくセグメント化します。これはマイクロセグメンテーションとも呼ばれます。
● Secure Access と ISE のシームレスな統合エクスペリエンスは、SGT の標準的かつ一貫した表現を提供するコアプラットフォームである Security Cloud Control のコンテキストサービスを介して実現されます。
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Cisco Secure Access は、単一のサブスクリプションで提供されるフル機能の SSE ソリューションとして使用でき、単一のポリシーセットおよび一元化されたダッシュボードが含まれます。また、Secure Access は、特定のニーズに合わせたさまざまなパッケージを提供します。DNS レイヤセキュリティ用の DNS Defense、インターネットおよび SaaS アプリケーションへのアクセスを保護するための Secure Internet Access(SIA)(すべての DNS Defense 機能を含む)、セキュアなプライベートアクセス(SPA)プライベート アプリケーションへのアクセスを保護します。各パッケージは、[Essentials] 設定または [Advantage] 設定で提供されます。パッケージ間の機能を比較するには、パッケージ比較ガイドを参照してください。
Cisco Secure Access:ソフトウェア サポート サービス
Cisco Secure Access には、Software Support-Enhanced 用の個別の SKU と、Software Support Premium へのアップグレードオプションが必要です。
Cisco Software Support Enhanced
● テクニカルサポート(Cisco Cloud Security Support への 24 時間 365 日のアクセス:電話/オンライン)。
● ソフトウェアアップデート。
● ソフトウェアの専門知識を持つ主要な連絡窓口。
● 技術的なオンボーディングと導入支援。
Cisco Software Support Premium(オプションのアップグレード)
Enhanced レベルの機能に加えて、以下が含まれます。
● Enhanced サポートよりも優先的にケースを処理。
● セキュリティソフトウェアの導入と継続的な管理・最適化を成功させるために、インシデント管理、プロアクティブなコンサルティングや提案を行う専門家をアサイン。
● サポートケース分析。
セキュリティソフトウェアに関するシスコのサポートサービスの詳細については、こちらをクリックしてご確認ください。
詳細については、Cisco Secure Access をご覧ください。