ダウンロードデータ シートCisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータCisco® 3900 シリーズ サービス統合型ルータには、シスコの 25 年に渡る技術革新および市場をリードする製品の歴史が息づいています。新しいシスコの第 2 世代サービス統合型ルータ(ISR G2)プラットフォームにより、ブランチ オフィスはさらに一歩進化します。ブランチ オフィスにリッチ メディアのコラボレーションおよびバーチャライゼーションがもたらされると同時に、運用コストは最大限に削減されます。この新しいルータは、将来のビデオ機能の拡張に備えた新しい高容量 Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)、アベイラビリティが改善された高性能サービス モジュール、マルチコア CPU、Cisco Enhanced Power over Ethernet(ePoE)対応のギガビット イーサネット スイッチング、エネルギーの可視性とコントロール機能をサポートし、システム全体のパフォーマンスを強化します。また、新しい Cisco IOS® ソフトウェアのユニバーサル イメージおよび Cisco Services Ready Engine(SRE)モジュールにより、進化するネットワーク要件に迅速に対応できる柔軟な技術基盤を提供して、ハードウェアおよびソフトウェアの個別の展開を実現します。Cisco 3900 シリーズは、市場をリードするセキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、ワイヤレス、およびアプリケーションの各サービスのインテリジェントな統合により、他に例を見ない Total Cost of Ownership(TCO; 総所有コスト)の削減および俊敏なネットワークを実現します。図 1 Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータ 製品の概要Cisco 3900 シリーズは、既存の Cisco 3800 シリーズ サービス統合型ルータのクラス最高レベルの機能に基づいて構築されており、Cisco 3945E、3925E、3945、および 3925 サービス統合型ルータの 4 つのプラットフォーム(図 1)が提供されます。 Cisco 3900 シリーズには、組み込みのハードウェア暗号化アクセラレーション、音声およびビデオ対応の DSP スロットが装備され、オプションのファイアウォール、侵入防御、呼処理、ボイスメール、およびアプリケーションの各サービスが提供されます。さらに、このプラットフォームでは、T1/E1、T3/E3、xDSL、銅線、光ファイバのギガビット イーサネットなどの業界最高クラスの幅広い有線およびワイヤレスの接続オプションをサポートします。 Cisco 3900 シリーズは、小規模企業から大企業までのオフィスで柔軟なネットワークを展開するための優れたパフォーマンスと柔軟性を提供すると同時に、業界最高クラスの投資保護を実現します。 ビジネス上の主な利点Cisco® ISR G2 ルータは、優れたサービス統合と俊敏性を提供します。これらのプラットフォームのモジュラ アーキテクチャにはスケーラビリティが備わっているため、拡大するビジネス ニーズに応じて拡張および適応が可能です。表 1 に、Cisco 3900 シリーズのビジネス上の利点を示します。 表 1 Cisco 3900 シリーズのビジネス上の利点
プラットフォームのアーキテクチャおよびモジュール性Cisco 3900 シリーズは、現在のブランチ オフィスにおけるアプリケーションのニーズを満たすように設計されており、また将来のアプリケーションにも対応する柔軟性を備えています。モジュラ アーキテクチャは、拡大する帯域要件への対応、および Time-Division Multiplexing(TDM; 時分割多重化)相互接続をサポートするように設計されています。また、802.3af PoE および Cisco ePoE をサポートするモジュールへの、完全に統合された電力供給をサポートするように設計されています。表 2 に、Cisco 3900 シリーズのアーキテクチャの機能と利点を示します。 表 2 Cisco 3900 シリーズのアーキテクチャの機能と利点
モジュール性の機能と利点Cisco 3900 シリーズでは、モジュラ機能が大幅に強化されました(表 3 を参照)。その一方、お客様の投資保護は維持されています。Cisco 3800 シリーズ サービス統合型ルータなどの前世代のシスコのルータで利用可能だったモジュールの大部分が、Cisco 3900 シリーズでもサポートされます。また、Cisco 3900 シリーズで使用されるモジュールは、シスコのサービス統合型ルータ ポートフォリオの他のルータでも簡単にサポートが可能なため、最大限の投資保護が実現されます。共通のインターフェイス カードをネットワーク全体で利用することにより、コンポーネント要件の管理、大規模なネットワーク展開の実施、およびさまざまな規模のブランチ オフィスの設定の維持に関する複雑度が大幅に軽減されます。 Cisco 3900 シリーズでサポートされる SFP のリストを含む、サポート対象モジュールを網羅した一覧については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps10536/products_relevant_interfaces_and_modules.html [英語] で参照できます。 表 3 モジュール性の機能と利点
Cisco IOS ソフトウェアCisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータは、業界最高レベルの Cisco IOS ソフトウェアで動作する革新的なテクノロジーを提供します。世界で最も要求が厳しい企業、アクセス プロバイダー、およびサービス プロバイダーのネットワークへの広範な展開に対応するように開発された Cisco IOS ソフトウェア リリース 15M および 15T は、リリース 12.4 および 12.4T で提供される機能などを含む、シスコのテクノロジーの包括的なポートフォリオをサポートします。リリース 15.0(1)M の技術革新は、セキュリティ、音声、ハイ アベイラビリティ、IP のルーティングおよびマルチキャスト、Quality Of Service(QoS)、IP モビリティ、Multiprotocol Label Switching(MPSL; マルチプロトコル ラベル スイッチング)、VPN、組み込みの管理機能など、複数のテクノロジー分野にまたがります。リリース 15.0(1)M は、Cisco 3900 サービス統合型ルータですぐに使用可能であり、将来サポートが拡張されたバージョンがリリースされます。リリース 15.0(1)1M の詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/ios/index.html を参照してください。 Cisco IOS ソフトウェアのライセンスおよびパッケージすべての機能が含まれた単体の Cisco IOS ユニバーサル イメージがプラットフォームとともに提供されます。ユニバーサル イメージ上のソフトウェア ライセンスをアクティブにすることにより、高度な機能を利用できます。前世代のアクセス ルータでは、これらのフィーチャ セットを利用するには、新しいソフトウェア イメージをダウンロードする必要がありました。テクノロジー パッケージおよびフィーチャ ライセンスを、シスコのソフトウェア ライセンス インフラストラクチャを使用して有効化することで、ソフトウェアの配信が簡素化され、新しい機能の導入コストが削減されます。 Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータでは、4 つの主なテクノロジー ライセンスが利用できます。ライセンスは、http://www.cisco.com/go/sa/ [英語] で説明されているシスコのソフトウェア アクティベーション プロセスによりアクティブにできます。次のライセンスを使用できます。
Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータ上の Cisco IOS ソフトウェアのライセンスとパッケージの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/3900/ にアクセスしてください。 ブランチ オフィスの主なサービス業界最高レベルのシスコのサービス統合型ルータは、これまでにないレベルのサービス統合を提供します。プラットフォームはブランチ オフィスの要件に対応するように設計されているため、音声、ビデオ、セキュリティ、モビリティ、およびアプリケーション サービスに関する完全なソリューションを提供します。企業は、すべてのニーズを満たす単体のデバイスを導入することで利点を得ることができ、CapEx と OpEx を削減できます。 ユニファイド コミュニケーション、コラボレーション、および音声ゲートウェイ サービスCisco 3900 サービス統合型ルータは、あらゆる規模のブランチ オフィスにおけるコラボレーションの基盤となり、シスコのビデオ アーキテクチャ(メディアネット)および企業のユニファイド コミュニケーション ソリューションの重要なコンポーネントです。組み込みの音声サービスおよび幅広いテレフォニー インターフェイスがサポートされる Cisco 3900 シリーズは、展開に関する最大限の柔軟性を分散型企業に提供します。ユニファイド コミュニケーションは、多様なプロトコル、メディア インターワーキング、信号およびメディアのセキュリティ、トランスコーディング、会議、QoS など、豊富なシグナリングおよびメディアの処理インフラストラクチャを使用して実現されています。シスコのサービス統合型ルータは、幅広い音声ゲートウェイ インターフェイスを特徴とし、広範なシグナリングおよび物理ネットワーク インターフェイスをサポートします。Cisco 3900 シリーズで導入されたパフォーマンスの改善点により、ブランチ オフィスの従業員は本社の従業員と同等の高い生産性の実現および幅広いサービスやアプリケーションの利用というメリットを享受できるようになります。 Cisco 3900 シリーズでは、幅広い既存および最新のビデオ サービスを利用できます。Cisco TelePresence® 会議、セキュリティ、およびセッション コントロールのサポートなどさまざまな改善が施されています。Cisco Unified Border Element により、これらの機能が企業間の TelePresence 通信用に拡張されます。 Cisco 3900 シリーズでは、音声とビデオの同時サポートに最適化された新しいシスコ高密度パケット音声デジタル信号プロセッサ モジュール(PVDM3)のサポートが追加されています。PVDM3 モジュールでは、以前の世代の PVDM のすべての音声ゲートウェイ機能がサポートされます。また、より高密度で強力な処理能力が追加され、最新のリッチメディア アプリケーションがサポートされます。Cisco 3900 シリーズでは、最大 4 つのオンボード PVDM3 スロットをサポート可能で、最大 768 チャネルの G.729a 回線をサポートします。 Cisco Unified Communications Manager Express および Survivable Remote Site Telephonyシスコのサービス統合型ルータは、本質的に Cisco IOS ソフトウェア内でオプションのユニファイド コミュニケーション サービスを提供します。このサービスにより、サーバ ハードウェアを削減でき、ブランチ オフィスのエネルギー コストを低減できます。Cisco Unified Communications Manager Express(CME)は、IP Private-Branch-eXchange(PBX; 構内交換機)機能および主要なシステム機能をブランチ オフィス向けのルータに統合して提供します。Cisco Survivable Remote Site Telephony(SRST)も、本質的に Cisco IOS ソフトウェア内で利用可能であり、Cisco 3900 シリーズのオプションとなります。これにより、中央集中型の Cisco Unified Communications Manager への接続に障害が発生しても、ブランチ オフィスの従業員はテレフォニーのサービスおよび機能を中断なく利用できるようになります。Cisco Unity® Express と組み合わせることにより、ボイスメール、自動応答機能、Interactive Voice Response(IVR; 自動音声応答)用の統合ソリューションが提供されます。Cisco 3900 シリーズにより、ブランチ オフィスに幅広いユニファイド コミュニケーション サービスが提供される一方、単一のプラットフォーム内で業界最高レベルのセキュリティが提供されます。 Cisco Unified Border ElementCisco 3900 でサポートされる Cisco Unified Border Element 機能は、企業とサービス プロバイダー ネットワーク間の IP を中心とした相互接続(ブランチ オフィス用ユニファイド コミュニケーション)における新しい要件に対応します。Cisco Unified Border Element は、物理的および論理的な入力および出力境界ポイント、シグナリングおよびメディアのコントロール、強力なセキュリティおよび管理機能などのインテリジェントな境界要素機能を提供します。Cisco 3900 シリーズは、Cisco 3800 シリーズでこれまでに対応してきた以上の規模をサポートし、最大 2.5 倍のセッション数に対応します。 VoiceXML アプリケーション サービスCisco 3900 シリーズでは、本質的に標準規格認定の VoiceXML ブラウザ サービスが提供されます。VoiceXML は、音声対応のブラウザや IVR アプリケーションの作成に使用されるオープン規格のマークアップ言語です。HTML により PC を使用したデータの取得が可能になるのと同様に、VoiceXML によって音声または Dual-Tone-Multifrequency(DTMF)テレフォニー入力を使用したデータの取得が可能になります。Cisco 3900 シリーズでは、VoiceXML ブラウザ サービスとの組み合わせで、より多くの音声ゲートウェイの同時サービスが提供されます。Cisco 3945 では 300 セッション以上が提供されます。 データ、音声、ビデオ、およびモビリティ向けの統合ネットワーク セキュリティセキュリティは、ビジネスの継続性を確保し、また企業のリソースに時間と場所を選ばずにアクセスする必要がある従業員により多くの職場の選択肢を与えながら、企業の知的財産を保護するために必要不可欠です。企業がネットワークのセキュリティの脅威を識別、防御し、それに適応できるようにするためのアーキテクチャ フレームワークである Cisco Self-Defending Network(SDN; シスコ自己防衛型ネットワーク)の一部として、Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータは、安全性が高いデータのトランザクション処理およびコラボレーションを支援します。 Cisco 3900 シリーズ向けの Cisco IOS ソフトウェアのセキュリティ テクノロジー パッケージは、先進のアプリケーション検査とコントロール、脅威からの保護、よりスケーラブルで管理が容易な VPN ネットワークを実現する暗号化アーキテクチャなど、幅広い共通セキュリティ機能を提供します。Cisco 3900 シリーズは、オンボードのハードウェアベース暗号化アクセラレーションを利用し、ソフトウェアベースの暗号化ソリューションと比較して、少ないルータ プロセッサのオーバーヘッドでより大きい IPsec スループットを実現します。シスコのサービス統合型ルータは、ブランチ オフィス向けの包括的で柔軟性に富んだセキュリティ ソリューションを提供します。このソリューションには次のような特徴があります。
Cisco 3900 シリーズでサポートされるセキュリティ機能およびソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/web/JP/product/hs/security/irs/index.html を参照してください。 ワイヤレスおよびモビリティ サービスワイヤレス LANCisco Unified Wireless Architecture をサポートするシスコのサービス統合型ルータにより、リモート サイトやブランチ オフィスでの使用に最適化された、安全性と管理性に優れたワイヤレス LAN(WLAN)の導入が可能になります。高速で安全性が高いモビリティ、存続可能な認証、および管理の簡素化も実現できます。Cisco 3900 シリーズ ルータの Cisco Wireless LAN Controller モジュールを使用すると、中堅・中小企業およびエンタープライズのブランチ オフィスは、コスト効果の高い方法で安全な WLAN を導入し管理できます。Cisco Wireless LAN Controller は、Cisco Lightweight アクセス ポイントおよび Cisco Wireless Control System(WCS)と連動して、システム全体に WLAN 機能を提供し、最大で 6 台、12 台、および 25 台のアクセス ポイントを管理します。Cisco Unified Wireless Network Architecture のコンポーネントである Cisco Wireless LAN Controller を使用すると、ビジネスクラスの WLAN やモビリティ サービス(高度なセキュリティ、音声、ゲスト アクセス、ロケーションの各サービスなど)を効率的かつ安全に管理するための可視性とコントロールがネットワーク管理者に提供されます。 ワイヤレス WANシスコの第 3 世代(3G)ワイヤレス WAN(WWAN)モジュールでは、リモート管理などの従来の企業向けルータの機能、Voice over IP(VoIP)などの先進の IP サービス、およびセキュリティと 3G WAN アクセスのモビリティ機能が組み合わされています。高速の 3G ワイヤレス ネットワークを使用すると、ルータを既存の有線インフラストラクチャ(ダイアルアップ、フレームリレー、ISDN など)の補完または代替として使用できます。シスコの 3G ソリューションは、3G 標準 High-Speed Packet Access(HSPA)および Evolution Data Only/Evolution Data Optimized(EVDO)をサポートして(EVDO は日本では未対応)、真のマルチパス WAN バックアップと主な WAN 接続を迅速に展開する能力を提供します。シスコのサービス統合型ルータ上の 3G ソリューションの詳細については、「Cisco 3G ワイヤレス WAN 高速 WAN インターフェイス カード イントロダクション」を参照してください。 統合型 LAN スイッチングCisco 3900 サービス統合型ルータは、新しい Cisco Enhanced EtherSwitch® サービス モジュールをサポートします。このモジュールは、業界最高レベルのレイヤ 2 またはレイヤ 3 スイッチング機能を提供し、ラインレートでのスイッチングおよびルーティングをローカルで行います。また、Cisco Catalyst® 3560-E および Catalyst 2960 シリーズのスイッチで使用されているものと同じフィーチャ セットと統合することにより、ルータの機能を大幅に拡張します。 この新しい Cisco Enhanced EtherSwitch サービス モジュールは、Cisco 3900 シリーズ プラットフォームの増強された電源容量を利用します。また、これらのモジュールにより、Cisco EnergyWise、Cisco ePoE、ポート単位の PoE 電源監視、統合型冗長電源システム(RPS)対応 PoE ブーストなどのシスコのエネルギーおよび電源イニシアチブが利用可能になります。これらのテクノロジーにより、ブランチ オフィスの総消費電力量を増加させることなく、拡大するエンドポイントの所要電力に対応することが可能になります。 アプリケーション サービスコストと複雑度を低減するために、継続的にブランチオフィスの IT インフラストラクチャを中央集中型にして統合していく中で、組織は、適切なユーザ エクスペリエンスを提供し、継続的なサービス アベイラビリティを確保し、必要なときに必要な場所でビジネス関連アプリケーションを提供するという課題に直面しています。これらの課題に対応するために、Cisco 3900 シリーズはシスコ製、サードパーティ製、およびカスタムのアプリケーションを高性能の Cisco SRE モジュールのポートフォリオ上でホストする能力を提供します。これらのモジュールは透過的にルータに統合されます。モジュールには独自のプロセッサ、ハードディスク、ネットワーク インターフェイス、およびメモリが搭載され、これらはホスト ルータのリソースとは独立して動作します。これにより、最大限の同時ルーティングが実現され、アプリケーションのパフォーマンスが最大限に引き出される一方、物理スペースの削減、消費電力の低減、および管理の統合が可能になります。 アプリケーションの高速化Cisco 3900 シリーズは、業界最高レベルのセキュリティ、Cisco IOS ソフトウェア ベースのトラフィック コントロール、および可視性と、シスコのアプリケーション アクセラレーション ソリューションを透過的に組み合わせます。Network-Based Application Recognition(NBAR)、IP Service-Level Agreement(IP SLA; インターネット プロトコル サービスレベル契約)、Netflow などの Cisco IOS ソフトウェア機能は、トラフィック パターンやアプリケーション パフォーマンスの可視性およびモニタリングを提供します。一方、QoS、Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)、パフォーマンス ルーティングなどの Cisco IOS ソフトウェア機能は、トラフィックをインテリジェントにコントロールして、ユーザ エクスペリエンスの品質および従業員の生産性を最大限に引き出します。ユーザ エクスペリエンスは、Cisco Wide Area Application Services(WAAS)ネットワーク モジュールを追加してさらに強化することが可能です。このモジュールは、TCP 最適化、キャッシング、圧縮、アプリケーションの高速化など、より高度な WAN 最適化テクノロジーを安全に提供するために使用されます。シスコのサービス統合型ルータと Cisco WAAS ネットワーク モジュールを組み合わせることにより、中央のデータセンターからブランチ オフィスのユーザに配信されるアプリケーションのパフォーマンスが最適化されます。このソリューションは、高価なサーバ、ストレージ、およびバックアップ インフラストラクチャをデータセンターに統合すると同時に、リモート ユーザに対して LAN 同様のサービス レベルを維持します。 Cisco Services Ready EngineCisco Services Ready Engine ソリューションは、Service Module(SM; サービス モジュール)および ISM のフォーム ファクタで入手可能です。サービス モジュール ハードウェアでは、前世代のネットワーク モジュールと比較して、最大 7 倍のパフォーマンスが提供されます。また、マルチコア x86 プロセッサが提供されます。さらに、SRE モジュールは最大 1 テラバイトのストレージ、Redundant Array of Independent Disk(RAID)構成、ハードウェア ベースのバーチャライゼーション、および暗号法オプションもサポートします。Cisco SRE モジュールでは、Cisco 3900 シリーズ プラットフォームでブランチ オフィス アプリケーションのオンデマンド プロビジョニングが利用できるため、適切なアプリケーションを適切なときに適切な場所で導入できます。サービス対応展開モデルを通して、ハードウェアとソフトウェアを個別に分離することにより、アプリケーションはモジュールの設置時に、またはその後の任意のタイミングでリモートからモジュール上にプロビジョニングできます。サポートされるソリューションには、Cisco WAAS、Cisco Unity Express、Cisco Application Extension Platform(AXP)、Cisco Wireless LAN Controller(WLC)、Cisco Video Surveillance、およびその他の開発中のアプリケーションが含まれます。SRE により、さまざまな規模の組織で、新しいハードウェアを導入せずに新しいブランチ オフィス アプリケーションの迅速な展開が可能になり、ブランチ オフィスのサービスの導入コストが削減され、ネットワーク アプリケーションの将来のバージョンとの互換性が保証されます。 サービス統合型ルータの管理ネットワーク管理アプリケーションによって OpEx が低減されるだけでなく、エンドツーエンドのネットワークの管理に関連した多くの日常業務が簡素化および自動化されるため、ネットワークのアベイラビリティが向上します。「機器設置当日からのデバイス サポート」により、サービス統合型ルータの迅速な管理性がサポートされます。これにより、シスコ製およびサードパーティ製アプリケーションの迅速で簡単な展開、モニタリング、およびトラブルシューティングが可能になります。 組織は、シスコ、サードパーティ、および組織内で開発されたネットワーク管理アプリケーションを利用して、OpEx および生産性の目標を達成します。これらのアプリケーションの土台となるものは、すべてのサービス統合型ルータで利用可能な組み込み管理機能です。新しいサービス統合型ルータは、デバイス内の幅広く強力な管理性機能を継承しています。IP SLA、Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM)、NetFlow などの機能により、常にネットワークのステータスを確認できます。これらの機能に加えて、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)および syslog のサポートにより、組織の管理アプリケーションが利用可能になります。 Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータにおける Cisco IOS ソフトウェア、ネットワーク管理、および管理性のサポートの詳細については、表 4、表 5、および表 6 を参照してください。 表 4 Cisco 3900 の Cisco IOS ソフトウェア機能およびプロトコル サポートの概要
Cisco IOS ソフトウェアの機能の詳細については、http://www.cisco.com/go/fn/ [英語] を参照してください。 表 5 Cisco IOS ソフトウェアで利用可能な組み込み管理機能
表 6 に示されたシスコのネットワーク管理アプリケーションは、スタンドアロン製品です。購入またはダウンロードしてシスコのネットワーク デバイスを管理できます。このアプリケーションは、特定の運用フェーズ専用に構築されており、ニーズに最適なアプリケーションを選択することができます。 表 6 ネットワーク管理ソリューション
まとめ企業が必要としているのは、中央集中型でコラボレーション機能の強化されたネットワーク アプリケーションを使用して、ネットワーク運用の TCO を低減させると同時に従業員の全体的な生産性を向上させる、インテリジェントなブランチ オフィス ソリューションです。Cisco 3900 シリーズは、パフォーマンスの強化、モジュラ密度の向上による複数サービスのサポートにより、これらのソリューションを提供します。Cisco 3900 シリーズは、多くの個別のデバイスの機能を単体のシステムに統合してリモートで管理できるように設計されています。表 7 に、Cisco 3945E、3925E、3945、3925 サービス統合型ルータの仕様を示します。 表 7 Cisco 3945E、3925E、3945、3925 サービス統合型ルータの仕様
* DC 電源は 2010 年前半に発売予定 Cisco 3900 シリーズでは、業界最高レベルの多様なサービスをブランチ オフィスに提供する幅広いモジュールがサポートされます。Cisco 3900 シリーズでサポートされるモジュールの一覧については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps10536/products_relevant_interfaces_and_modules.html [英語] を参照してください。 発注情報Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータは、発注および出荷が可能です。Cisco 3900 シリーズの発注方法については、「第 2 世代サービス統合型ルータ発注ガイド」を参照してください。シスコ製品の購入方法については、「購入案内」ページおよび表 8 を参照してください。 Cisco 3900 シリーズのバンドル オファリングなど、その他の製品番号については、「Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータ価格表」 [英語] を参照するか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。シスコ製品の購入方法については、「購入案内」ページを参照してください。ソフトウェアをダウンロードするには、ソフトウェア ダウンロード ページにアクセスしてください。 表 8 Cisco 3900 発注情報
サービス統合型ルータの移行オプションCisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータは、標準の Cisco Technology Migration Program(TMP)に含まれています。このプログラムの詳細については、最寄りのシスコの代理店までお問い合わせください。 保証に関する情報Cisco 3900 シリーズ サービス統合型ルータには、90 日間の限定責任保証が付いています。 シスコおよびパートナーのブランチ向けサービスシスコおよび認定パートナーが提供するサービスは、ブランチ オフィスのエクスペリエンスを変革し、ボーダレス ネットワークによってビジネスの刷新および成長を加速させます。シスコおよびパートナーは、複製可能で最適化された分かりやすいブランチ オフィス ネットワークの構築に向けて、さまざまなテクノロジーに関する幅広い専門知識を提供します。計画および設計サービスにより、テクノロジーとビジネス目標との整合性を図り、展開の正確性、速度、および効率を向上させることができます。テクニカル サービスは、運用効率の向上、費用の削減、およびリスクの緩和に貢献します。また最適化サービスは、お客様が新しいテクノロジーを使用して成功を収められるように設計されており、パフォーマンスの向上に継続的に努めます。詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/services/ を参照してください。 Cisco 3900 シリーズの Cisco SMARTnet® テクニカル サポートは、1 回契約または年間契約でご利用いただけます。サポート オプションは、ヘルプ デスクから予防的なオンサイト コンサルティングまで多岐に渡ります。すべてのサポート契約に次の内容が含まれます。
関連情報Cisco 3900 シリーズの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/3900/ にアクセスするか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。 |
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