Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータ

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Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータ



Cisco® 2900 シリーズ サービス統合型ルータには、米国シスコ(本社:カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:CSCO、以下シスコ)の 25 年に渡る技術革新および市場をリードする製品の歴史が息づいています。新しく設計されたプラットフォームにより、ブランチ オフィスはさらに一歩進化します。ブランチにリッチ メディアのコラボレーションおよびバーチャライゼーションがもたらされる一方、運用コストが最大限に削減されます。第 2 世代サービス統合型ルータのプラットフォームは、将来も使用できるように、マルチコア CPU、将来のビデオ機能の拡張に備えた新しい高容量 DSP(Digital Signal Processor; デジタル信号プロセッサ)、アベイラビリティが改善された高性能サービス モジュール、拡張 POE 対応のギガビット イーサネット スイッチング、機器の消費電力のモニタリングとコントロール機能をサポートする一方、システム全体のパフォーマンスを強化します。また、新しい Cisco IOS® ソフトウェアのユニバーサル イメージおよび Services Ready Engine モジュールにより、進化するネットワーク要件に迅速に対応できる柔軟な技術基盤を提供して、ハードウェアおよびソフトウェアの個別展開を実現します。全体的には、市場をリードするセキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、ワイヤレス、およびアプリケーションの各サービスのインテリジェントな統合により、Cisco 2900 シリーズは他に例を見ない総所有コストの削減および俊敏なネットワークを実現します。

図 1 Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータ

図 1 Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータ
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製品概要


Cisco 2900 シリーズは、既存の Cisco 2800 シリーズ サービス統合型ルータのクラス最高レベルの機能に基づいて構築され、Cisco 2901、2911、2921、および 2951 サービス統合型ルータの 4 つのプラットフォーム(図 1)が提供されます。

Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータの全機種には、組み込みハードウェア暗号化アクセラレーション、音声およびビデオ対応したデジタル信号プロセッサ(DSP)スロットが装備され、オプションのファイアウォール、侵入防御、ボイスメール、およびアプリケーションの各サービスが提供されます。さらに、このプラットフォームでは、T1/E1、T3/E3、xDSL、銅線および GE 光ファイバなどの業界最高クラスの幅広い有線およびワイヤレスの接続オプションをサポートします。

ビジネス上の主な利点


第 2 世代サービス統合型ルータ(ISR G2)は、優れたサービス統合と俊敏性を提供します。これらのプラットフォームのモジュラ アーキテクチャにはスケーラビリティが備わっているため、ビジネス ニーズに応じて拡張および適応が可能です。表 1 に、Cisco 2900 シリーズのビジネス上の利点を示します。

表 1 Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータのビジネス上の主な利点

利点 説明
サービスの統合
  • Cisco 2900 シリーズ ISR は、音声、ビデオ、セキュリティ、ワイヤレス、モビリティ、およびデータ サービスと高いレベルでサービスを統合し、効率性とコスト削減を大幅に向上できます。
オンデマンドのサービス
  • 1 つの Cisco IOS® ソフトウェア ユニバーサル イメージが、各 ISR G2 に 1 つインストールされます。ユニバーサル イメージには、ソフトウェア ライセンスでアクティブにできる Cisco IOS テクノロジー セットがすべて含まれています。これにより、企業は新しい IOS イメージをダウンロードすることなく、高度な機能を迅速に展開できます。また、新機能をサポートするための大容量のメモリがデフォルトで内蔵されています。
  • Cisco Services Ready Engine(SRE)では、1 つの統合型のコンピューティング サービス モジュールでの必要に応じて、初期投資の削減およびさまざまなアプリケーション サービスの展開が可能な新しい運用モデルを実現します。
統合サービスによる高性能化
  • Cisco 2900 シリーズは、高速 WAN 環境で導入でき、最高 75 Mbps で複数サービスの同時実行が可能です。
  • Multi Gigabit Fabric (MGF)により、ルーティング パフォーマンスを犠牲にすることなく広帯域のモジュール間通信が可能です。
ネットワークの俊敏性
  • お客様のビジネス要件に対応するように設計されている Cisco 2900 シリーズのモジュラ アーキテクチャは、ネットワーク ニーズの拡大に合わせてキャパシティおよびパフォーマンスを向上できます。
  • モジュラのインターフェイスにより、帯域幅の拡大、接続オプションの多様性、およびネットワークの耐障害性を実現します。
エネルギー効率
  • Cisco 2900 シリーズ アーキテクチャでは、次の省エネルギー機能が提供されます。
    • Cisco 2900 シリーズでは、インテリジェントな電源管理が可能です。お客様は時刻に応じてモジュールへの電源をコントロールできます。将来は、Cisco EnergyWise テクノロジーがサポートされます。
    • 複数の機能を実行している単一のプラットフォーム上でサービスの統合とモジュール性を実現しているため、原料消費量およびエネルギー使用を最適化します。
    • プラットフォームの柔軟性とハードウェアおよびソフトウェア両方の機能の継続的な開発により、製品のより長いライフサイクルが実現されます。資材やエネルギーの使用など、あらゆる面の総所有コストが低減されます。
    • 高効率の電源とネットワークのニーズに応じたスケーラブルな電源消費を実現します。
投資保護
  • Cisco 2900 シリーズは、次のサポートにより、最大限の投資保護を行います。
    • 第 1 世代のサービス統合型ルータでサポートされていた既存の幅広いモジュールを再利用して、総所有コストを低減します。
    • 第 1 世代のサービス統合型ルータの Cisco IOS ソフトウェアの豊富な機能が引き継がれ、単一のユニバーサル イメージで提供されます。
    • ビジネス ニーズの変化に柔軟に適応します。

プラットフォームのアーキテクチャおよびモジュール性


Cisco 2900 シリーズは、今日のブランチ オフィスのアプリケーション ニーズに応えるように設計されており、将来のアプリケーションに対する設計の柔軟性を備えています。モジュラ アーキテクチャは、拡大する帯域要件、および Time-Division Multiplexing(TDM; 時分割多重化)相互接続をサポートするように設計されています。また、802.3af Power over Ethernet(PoE)および Cisco Enhanced PoE(ePoE)をサポートするモジュールへの完全統合電源の分配をサポートするように設計されています。表 2 に、Cisco 2900 シリーズのアーキテクチャ上の機能と利点を示します。

表 2 アーキテクチャの機能と利点

アーキテクチャの機能 利点
モジュラ型プラットフォーム
  • Cisco 2900 シリーズ ISR は、数種類のモジュール スロットを備えた高度にモジュール化されたプラットフォームです。ブランチ オフィスのさまざまなネットワーク要件に応じて接続やサービスを追加できます。
  • ISR は、モジュールを使用して業界最高レベルの幅広い LAN および WAN 接続オプションを提供します。モジュールは現場でのアップグレードが可能であり、プラットフォームを入れ替えることなく将来のテクノロジーに対応することができます。
プロセッサ
  • Cisco 2900 シリーズは、高性能マルチコア プロセッサを搭載し、ブランチオフィスへの高速 WAN 接続のニーズの拡大をサポートすると同時に、複数の同時サービスも実行できます。
組み込み IPSec/SSL(IP Security with Security Sockets Layer)VPN ハードウェア アクセラレーション
  • 組み込みハードウェア暗号化アクセラレーションの強化によりスケーラビリティが向上し、オプションの Cisco IOS セキュリティ ライセンスと組み合わせることで、WAN リンク セキュリティと VPN サービス(IPSec と SSL アクセラレーションの両方)が実現します。
  • 前世代の Advanced Integration Module (AIM)の代わりに、より優れた性能を持つオンボード暗号化ハードウェアが使用されています。
    注:Cisco IOS WebVPN は、今日現在、日本語環境での動作はサポートされておりません。また、AnyConnect クライアントの日本語パッケージはサポートされておりません。
Multi Gigabit Fabric(MGF)
  • Cisco 2900 シリーズには革新的なMulti Gigabit Fabric(MGF)が採用されています。MGF により、効率的なモジュール間通信が可能になり、モジュール間の厳密なサービスの相互作用が可能になる一方、ルータ プロセッサのオーバーヘッドが削減されます。
TDM 相互接続ファブリック
  • システム アーキテクチャで TDM 相互接続ファブリックを使用することにより、ブランチ オフィス内のシスコ ユニファイド コミュニケーション サービスが飛躍的に強化され、DS-0 チャネル容量の拡張が可能になります。
統合型ギガビット イーサネット ポート
  • オンボード WAN ポートはすべて、10/100/1000 ギガビット イーサネット WAN ルーテッド ポートです。
  • Cisco 2921 および 2951 にある 3 つの 10/100/1000 イーサネット WAN ポートの 1 つは、RJ-45 ポートの代わりに Small Form- Factor Pluggable(SFP)ベースの接続をサポートし、ファイバ接続が可能です。
革新的なユニバーサルシリアルバス(USB)ベースのコンソール アクセス
  • 新しい、革新的な USB コンソール ポートは、最新のノート PC のようにシリアル ポートがないデバイスに接続して管理できます。
  • 従来のコンソールおよび補助ポートも使用可能です。
PoE およびユニバーサル DC 電源を分配するオプションの統合電源
  • オプションで内部電源装置にアップグレードすると、統合型スイッチ モジュールへのインライン パワー(802.3af 準拠 PoE およびシスコ インライン パワー)が利用できます。
  • Cisco 2911、2921、および 2951 では、将来的にオプションの DC 電源装置が利用できるようになり、セントラル オフィスや産業環境に導入を拡大できます。
オプションの外部型冗長電源(RPS)
  • Cisco 2911、2921、および 2951 では、外部 RPS デバイスによる電源の冗長性が利用でき、ネットワーク ダウンタイムを短縮し、電源の障害からネットワークを保護します。
  • Cisco 2900 シリーズの冗長電源は、Cisco RPS 2300 冗長電源システムによりサポートされます。Cisco RPS 2300 を使用すると、Cisco 2900 シリーズ ISR および Cisco Catalyst® スイッチに冗長電源を提供できます。
  • Cisco RPS 2300 を使用するには、プラットフォームを外部 RPS に接続するために外部 RPS アダプタが必要です(設定可能なオプション)。
PoE ブースト
  • 外部 RPS デバイスに接続した場合、Cisco 2911、2921、および 2951 は、冗長電源モードの代わりに PoE ブースト設定で稼働して、プラットフォームの電源容量が通常の 2 倍になり、追加の PoE ポートに電源を供給できます。
柔軟な展開が可能な設計
  • Cisco 2911 および 2951 は NEBS 環境向けに設計されています。
  • 2911 は奥行きが 30.48 cm(12 インチ)で、さまざまな環境での導入に対応するファン フィルタをオプションで利用できます。23 インチ ラックでは、前面から背面へのエアフローが可能なアセンブリも利用できます。

モジュール性の機能と利点


Cisco 2900 シリーズは、大幅に強化されたモジュラ機能を提供して(表 3 を参照)、お客様の投資を保護します。Cisco 2800 シリーズなど、これまでの世代のシスコ ルータで利用できたモジュールのほとんどが Cisco 2900 シリーズでもサポートされています。また、モジュールは、サポートされる他のシスコ プラットフォームでも使用でき、最大限に投資を保護します。共通のインターフェイス カードをネットワーク全体で利用することにより、コンポーネント要件の管理、大規模なネットワーク展開の実施、およびさまざまな規模のブランチ オフィスの設定の維持に関する複雑度が大幅に軽減されます。

Cisco 2900 シリーズでサポートされる SFP のリストを含む、サポート対象モジュールを網羅した一覧については、次の Web サイトで参照できます。http://www.cisco.com/jp/go/2900/

表 3 モジュール性の機能と利点

ISR モジュール 利点
シスコ サービス モジュール
  • 各サービス モジュール スロットでは、高いデータ スループット機能が提供されます。
    • ルート プロセッサへ最大 4 Gbps (集約)
    • MGF を介した他のモジュールへ最大 2 Gbps (集約)
  • サービス モジュール(SM)スロットは高度な柔軟性を備え、2 つの SM スロットを必要とするサービス モジュールである倍幅サービス モジュール(SM-D)もサポートします。Cisco 2921 および 2951 の SM-D により、高密度モジュールに対応する柔軟性が得られます。
  • サービス モジュール スロットはネットワーク モジュール スロットおよび音声/ファックス用拡張モジュール(EVM)スロットと置き換わるもので、Cisco 2911、2921、2951 ISR で提供されます。
  • アダプタ モジュールは、既存のネットワーク モジュール、拡張ネットワーク モジュール(NME)、および EVM との下位互換性を確保します。
  • サービス モジュール スロットは、ネットワーク モジュール スロットと比較して 2 倍の電源容量を提供します。より高い拡張性とパフォーマンスの向上を実現する柔軟性が提供されます。
  • サービス モジュール スロットへの電源は、Cisco EnergyWise フレームワークと同様の拡張機能で管理できます。組織はネットワーク インフラストラクチャのエネルギー消費量を削減することが可能です。将来のソフトウェア リリースでは、EnergyWise が完全にサポートされる予定です。
Cisco 拡張高速 WAN インターフェイス カード(EHWIC)
  • EHWIC スロットは、前世代の高速 WAN インターフェイス カード(HWIC)スロットを拡張すると同時に、HWIC、WAN インターフェイス カード(WIC)、音声インターフェイス カード(VIC)、および音声/WAN インターフェイス カード(VWIC)をネイティブにサポートすることにより、最大限に投資を保護します。
  • Cisco 2901、2911、2921、および 2951 にある 4 つの統合型 EHWIC スロットにより、さらに柔軟な構成が可能です。
  • 各 HWIC スロットでは、高いデータ スループット機能が提供されます。
    • ルート プロセッサへ最大 1.6 Gbps (集約)
    • MGF を介した他のモジュール スロットへ最大 2 Gbps (集約)
  • 2 つの EHWIC スロットを組み合わせることで、倍幅モジュールをサポートする柔軟性が提供されます。最大で 2 つの倍幅 HWIC(HWIC-D)モジュールがサポートされます。
Cisco Internal Services Module(ISM)
単一の ISM スロットにより、シャーシ内の内部スロットでインテリジェント サービスを統合する柔軟性が得られます。
  • 各 ISM スロットでは、高いデータ スループット機能が提供されます。
    • ルート プロセッサへ最大 4 Gbps (集約)
    • MGF を介した他のモジュール スロットへ最大 2 Gbps (集約)
  • ISM は、AIM スロットの後継で、既存の AIM モジュールは ISM スロットでサポートされません。
  • ISM スロットへの電源は、Cisco EnergyWise フレームワークと同様の拡張機能で管理できます。組織はネットワーク インフラストラクチャのエネルギー消費量を削減することが可能です。将来のソフトウェア リリースでは、EnergyWise が完全にサポートされる予定です。
マザーボード上の Cisco 高密度パケット音声デジタル信号プロセッサ(DSP)モジュール(PVDM3)スロット
  • PVDM3 スロットはネイティブで PVDM3 モジュールをサポートします。より高密度のリッチ メディア音声およびビデオのサポート機能を提供します。
  • 各 PVDM3 スロットは、MGF を介した 2 Gbps 集約リンクを通してシステム アーキテクチャに接続します。
  • アダプタ モジュールにより、PVDM2 モジュールの投資保護がサポートされます。
  • PVDM スロットへの電源は、Cisco EnergyWise フレームワークと同様の拡張機能で管理できます。組織はネットワーク インフラストラクチャのエネルギー消費量を削減することが可能です。将来のソフトウェア リリースでは、EnergyWise が完全にサポートされる予定です。
コンパクト フラッシュ スロット
  • Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータには、2 つの外部コンパクト フラッシュ スロットが装備されています。各スロットは、4 GB の密度にアップグレード可能な高速のストレージ密度をサポートできます。
USB 2.0 ポート
  • 2 つの高速 USB 2.0 ポートがサポートされます。USB ポートでは、安全なトークン機能やストレージを利用できます。

Cisco IOS ソフトウェア


Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータは、業界最高レベルの Cisco IOS ソフトウェアで動作する革新的なテクノロジーを提供します。世界でも最も要求の厳しいエンタープライズ、アクセス、およびサービス プロバイダー ネットワークでの幅広い導入に対応して開発された第 2 世代サービス統合型ルータのプラットフォームは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 15M&T でサポートされています。リリース 15.0(1)M は、ただちに入手可能であり、リリース 12.4 および 12.4T で提供された機能を含むシスコ テクノロジーの包括的なポートフォリオを提供します。15.0(1)M の技術革新はセキュリティ、音声、ハイ アベイラビリティ、IP のルーティングおよびマルチキャスト、Quality of Service(QoS)、IP モビリティ、Multiprotocol Label Switching(MPSL; マルチプロトコル ラベル スイッチング)、VPN、組み込みの管理機能など、複数のテクノロジー分野にまたがります。

Cisco IOS ソフトウェアのライセンスおよびパッケージ

すべての IOS テクノロジー セットを含む、単一の Cisco IOS ユニバーサル イメージがプラットフォームとともに提供されます。ユニバーサル イメージ上のソフトウェア ライセンスをアクティブにすることにより、高度な機能を利用できます。前世代のアクセス ルータでは、これらのフィーチャ セットを利用するには、新しいソフトウェア イメージをダウンロードする必要がありました。テクノロジーのパッケージ化およびシスコのソフトウェア ライセンス インフラストラクチャを使用して有効化される機能ごとのライセンスにより、ソフトウェアの配信が簡素化され、新しい機能の導入コストが削減されます。

Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータは、4 つの主なテクノロジー ライセンスが利用できます。ライセンスは http://www.cisco.com/go/sa で説明されているシスコのソフトウェア アクティベーション プロセスによりアクティブにできます。4 つのライセンスは次のとおりです。

  • IP Base:このテクノロジー パッケージはデフォルトで利用可能です。
  • データ
  • ユニファイド コミュニケーション
  • セキュリティ(SEC)またはペイロード暗号化なしセキュリティ(SEC-NPE)

Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータでの Cisco IOS ソフトウェア ライセンスおよびパッケージに関する関連情報および詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/2900/ を参照してください。

ブランチ オフィスの主なサービス


シスコ サービス統合型ルータは、これまでにないレベルのサービス統合を提供する業界最高レベルのプラットフォームです。ブランチ オフィスの要件に対応するように設計されているため、これらのプラットフォームは、音声、ビデオ、セキュリティ、モビリティおよびアプリケーション サービスに関する完全なソリューションを提供します。企業は、すべてのニーズに応える単一のデバイスを導入する利点が得られ、資本支出と運用支出を節約できます。

ユニファイド コミュニケーション、コラボレーション、および音声ゲートウェイ サービス


Cisco 2900 サービス統合型ルータは、小規模および中規模ブランチ オフィスでのコラボレーションの基盤であり、シスコのビデオ アーキテクチャ(Medianet)およびエンタープライズ ユニファイド コミュニケーション ソリューションの重要なコンポーネントとして機能します。組み込み音声サービスと、サポートされる幅広いテレフォニー インターフェイスにより、Cisco 2900 シリーズは、分散型エンタープライズへの導入で非常に高い柔軟性を提供します。ユニファイド コミュニケーションは、多様なプロトコル、メディア インターワーキング、信号およびメディアのセキュリティ、トランスコーディング、会議、および QoS など、豊富なシグナリングおよびメディアの処理インフラストラクチャを使用して実現されています。シスコ サービス統合型ルータは、幅広い音声ゲートウェイ インターフェイスも備えており、広範なシグナリングおよび物理ネットワーク インターフェイスをサポートします。

Cisco 2900 シリーズでは、幅広い既存および最新のビデオ サービスを利用できます。Cisco TelePresence® 会議、セキュリティ、およびセッション コントロールのサポートなどさまざまな改善が施されています。Cisco Unified Border Element は、これらの機能を拡張して、企業間テレプレゼンス コミュニケーションに対応します。Cisco 2900 シリーズは、音声とビデオのサポートに最適化された新しい Cisco 高密度パケット音声デジタル信号プロセッサ (DSP)モジュール(PVDM3)をサポートします。新しい PVDM3 モジュールは、以前の世代の PVDM のすべての音声ゲートウェイ機能がサポートされます。また、より高密度で強力な処理能力が追加され、最新のリッチメディア アプリケーションがサポートされます。Cisco 2900 シリーズには、2 つまたは 3 つ(プラットフォームによって異なります)のオンボード PVDM3 スロットが装備されています。

Cisco Unified Communications Manager Express および Survivable Remote Site Telephony

シスコ サービス統合型ルータは、Cisco IOS ソフトウェア内でオプションのユニファイド コミュニケーションをネイティブに提供し、ブランチ オフィスでの IT ハードウェアの設置スペースと総所有コストを最小限に抑えます。Cisco Unified Communications Manager Express(CME)は、IP Private-Branch-eXchange (PBX; 構内交換機)機能および主要なシステム機能を、小規模および中規模ブランチ オフィス向けのルータに統合して提供します。Cisco Survivable Remote Site Telephony(SRST)も、本質的に Cisco IOS ソフトウェア内で利用可能であり、Cisco 2900 シリーズのオプションとなります。これにより、中央集中型の Cisco Unified Communications Manager への接続に障害が発生しても、ブランチ オフィスの従業員はテレフォニーのサービスおよび機能を中断なく利用できるようになります。Cisco Unity® Express と組み合わせることにより、ボイスメール、自動応答機能、Interactive Voice Response (IVR; 自動音声応答)が提供されます。Cisco 2900 シリーズにより、ブランチ オフィスに幅広いユニファイド コミュニケーション サービスが提供される一方、単一のプラットフォーム内で業界最高レベルのセキュリティが提供されます。

VoiceXML アプリケーション サービス

Cisco 2900 シリーズは、標準認定済み VoiceXML ブラウザ サービスもサポートします。VoiceXML は、音声対応の Web ブラウザや IVR アプリケーションの作成に使われるオープン規格のマークアップ言語です。HTML により PC を使用したデータの取得が可能になるのと同様に、VoiceXML によって音声または Dual-Tone-Multifrequency(DTMF)テレフォニー入力を使用したデータの取得が可能になります。Cisco 2900 シリーズでは、VoiceXML ブラウザ サービスと組み合わせで、より多くの音声ゲートウェイの同時サービスが提供されます。Cisco 2951 では最大 200 セッションまで可能です。

Cisco Unified Border Element

Cisco 2900 シリーズでサポートされる Cisco Unified Border Element 機能は、企業とサービス プロバイダー ネットワーク間のブランチオフィスのユニファイド コミュニケーション用の IP 中心の相互接続での新しい要件に対応しています。Cisco Unified Border Element は、物理的および論理的な入力および出力境界ポイント、シグナリングおよびメディアのコントロール、強力なセキュリティおよび管理機能などのインテリジェントな境界要素機能を提供します。Cisco 2900 シリーズは、これまで Cisco 2800 シリーズで提供された以上の規模をサポートしており、最大 3 倍のセッション数に対応します。

データ、音声、ビデオ、およびモビリティ向けの統合ネットワーク セキュリティ


セキュリティは、ビジネスの継続性を確保しながら、また企業のリソースに時と場所を選ばずにアクセスする必要がある従業員により多くの職場の選択肢を与えながら、企業の知的財産を保護するために必要不可欠です。組織がネットワーク セキュリティ脅威を識別、防御、適応できる、シスコの SAFE アーキテクチャ フレームワークの一環として、Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータは、安全なビジネス トランザクションとコラボレーションを活性化します。

Cisco 2900 シリーズ用 Cisco IOS Software Security テクノロジー パッケージは、高度なアプリケーション インスペクションと制御、脅威に対する防御、およびスケーラビリティと管理性が向上した VPN ネットワークを実現するための暗号化アーキテクチャなど、広範囲な共通セキュリティ機能を提供します。Cisco 2900 シリーズは、オンボードのハードウェアベース暗号化アクセラレーションを利用して、ソフトウェアベースの暗号化ソリューションと比較して、少ないルート プロセッサのオーバーヘッドで、より大きい IPsec スループットを実現します。シスコ サービス統合型ルータは、ブランチ オフィスに包括的で柔軟性に富んだセキュリティ ソリューションを提供します。このソリューションには次のような特徴があります。

  • セキュアな接続性:Group Encrypted Transport VPN、Dynamic Multipoint VPN (DMVPN)、または Enhanced Easy VPN を使用した安全なコラボレーティブ コミュニケーション
  • 統合脅威コントロール:Cisco IOS ファイアウォール、Cisco IOS ゾーンベース ファイアウォール、Cisco IOS IPS、Cisco IOS コンテンツ フィルタリング、および Flexible Packet Matching (FPM; フレキシブル パケット マッチング)を使用して高度なネットワーク攻撃および脅威に対応
  • アイデンティティ管理:Authentication, Authorization, Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)および Public Key Infrastructure (PKI; 公開鍵インフラストラクチャ)などのテクノロジーを使用して、エンドポイントをインテリジェントに保護

Cisco 2900 シリーズでサポートされるセキュリティ機能やソリューションの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/routersecurity/ を参照してください。

ワイヤレスおよびモビリティ サービス


ワイヤレス LAN/WAN

Cisco Unified Wireless Architecture をサポートするシスコ サービス統合型ルータにより、リモート サイトやブランチ オフィスでの使用に最適化された、安全性と管理性に優れたワイヤレス LAN(WLAN)の導入が可能になります。高速で安全性が高いモビリティ、存続可能な認証、および管理の簡素化も実現できます。Cisco 2900 シリーズの Cisco Wireless LAN Controller モジュールを使用すると、中堅・中小企業(SMB)およびエンタープライズのブランチ オフィスは、コスト効果の高い方法で安全な WLAN を導入し管理できます。Cisco Wireless LAN Controller は、Cisco Lightweight アクセス ポイントおよび Cisco Wireless Control System(WCS)と連携して、システム全体に WLAN 機能を提供して、最大で 6、12、および 25 アクセス ポイントを管理します。

ワイヤレス WAN

シスコの第 3 世代(3G)ワイヤレス WAN (WWAN)モジュールでは、リモート管理などの従来の企業向けルータの機能、Voice over IP(VoIP)などの先進の IP サービス、およびセキュリティと 3G WAN アクセスのモビリティ機能が組み合わされています。高速の 3G ワイヤレス ネットワークを使用すると、ルータを既存の有線インフラストラクチャ(ダイアルアップ、フレームリレー、ISDN)などの補完または代替として使用できます。シスコの 3G ソリューションは、3G 標準 HSPA(High-Speed Packet Access)をサポートして、真のマルチパス WAN バックアップと主な WAN 接続を迅速に展開する能力を提供します。シスコ サービス統合型ルータ上の 3G ソリューションの詳細については、「Cisco 3G ワイヤレス WAN 高速 WAN インターフェイス カード イントロダクション」を参照してください。

統合型 LAN スイッチング


Cisco 2900 サービス統合型ルータ(Cisco 2911 〜 Cisco 2951)は、新しい Cisco Enhanced EtherSwitch® サービス モジュールをサポートします。このモジュールは、業界最高レベルのレイヤ 2 またはレイヤ 3 スイッチング機能を、ローカルのラインレートでのスイッチングおよびルーティングを行う Cisco Catalyst 2960 および Catalyst 3650-E シリーズのスイッチで使用されているものと同じフィーチャ セットと統合することにより、ルータの機能を大幅に拡張します。

新しい Cisco Enhanced EtherSwitch サービス モジュールは、Cisco 2900 ISR で強化された電源機能を利用します。また、Cisco Enhanced EtherSwitch モジュールでは、最新の Cisco 電源イニシアチブ、Cisco EnergyWise、Cisco Enhanced Power over Ethernet(ePoE)、ポート単位の PoE 電源監視、および RPS 対応 PoE ブースを利用できます。これらのテクノロジーにより、ブランチの総合電源消費を増加させることなく、拡大するエンドポイントの電源要件に対応することが可能になります。

アプリケーション サービス


コストと複雑度を低減するために、継続的にブランチオフィスの IT インフラストラクチャを中央集中型にして統合する中で、組織は、優れたユーザ エクスペリエンスを提供し、継続的なサービス アベイラビリティを確保し、必要なときに必要な場所でビジネス関連アプリケーションを提供するという課題を抱えています。これらの課題に対応するために、Cisco 2900 シリーズはシスコ製、サードパーティ製、およびカスタムのアプリケーションを、製品ポートフォリオ上の各高性能 Cisco Services Ready Engine(SRE)モジュール上で稼動させる能力を提供します。これらのモジュールは透過的にルータに統合されます。モジュールにはホスト ルータ リソースから独立して動作する独自のプロセッサ、ストレージ、ネットワーク インターフェイス、およびメモリがあり、最大の同時ルーティングとアプリケーション パフォーマンスを確保すると同時に、物理的スペース要件の低減、消費電力の削減、管理の統合に役立ちます。

アプリケーションの高速化

Cisco 2900 シリーズは、業界最先端のセキュリティ、IOS ベースのトラフィック制御および可視性を、シスコのアプリケーション アクセラレーション ソリューションとシームレスに組み合わせます。NBAR、IP SLA、および Netflow などの Cisco IOS ソフトウェア機能では、トラフィック パターンとアプリケーション パフォーマンスの可視性やモニタリングを利用でき、同時に QoS、ACL、および PfR などの IOS 機能がインテリジェントにトラフィックを制御して、ユーザ エクスペリエンスと従業員の生産性を最大化します。ユーザ エクスペリエンスは、Cisco WAAS ネットワーク モジュールを追加してさらに強化することが可能です。このモジュールは、TCP 最適化、キャッシング、圧縮、およびアプリケーションの高速化など、より高度な WAN 最適化テクノロジーを安全に提供するために使用されます。Cisco WAAS ネットワーク モジュールと組み合わされたシスコ サービス統合型ルータは、中央のデータセンターからブランチオフィスのユーザに配信されるアプリケーションのパフォーマンスを最適化します。このソリューションは、高価なサーバ、ストレージ、およびバックアップ インフラストラクチャをデータセンターに統合すると同時に、リモート ユーザに対して LAN 同様のサービス レベルを維持します。

Cisco Services Ready Engine

Cisco Services Ready Engine ソリューションは、サービス モジュール(SM)および Internal Service Module(ISM)フォーム ファクタで入手可能です。サービス モジュール ハードウェアは、前世代のネットワーク モジュールより最大で 7 倍パフォーマンスが向上し、マルチコア x86-64 プロセッサを搭載しています。さらに、SRE モジュールは最大 1 テラバイトのストレージ、RAID 構成、ハードウェア ベースのバーチャライゼーションおよび暗号法オプションもサポートします。Cisco SRE モジュールでは、Cisco 2900 シリーズ プラットフォームでブランチオフィス アプリケーションのオンデマンド プロビジョニングが利用できるため、適切なアプリケーションを適切な時に適切な場所で導入できます。サービス対応展開モデルにより提供されるハードウェアとソフトウェアのデカップリングにより、アプリケーションはモジュールの設置時に、または後で任意のタイミングでリモートでモジュール上にプロビジョニングされます。サポートされるソリューションには、Cisco Wide Area Application Services (WAAS)、Cisco Unity Express、Cisco Application Extension Platform (AXP)、Cisco Wireless LAN Controller(WLC)、Cisco Video Surveillance、およびその他の開発中のアプリケーションが含まれます。Service Ready Engine により、新しいハードウェアを導入せずに新しいブランチ オフィス アプリケーションの迅速な展開が可能になり、さまざまな規模の組織のネットワークの将来性が保証されます。また、ブランチ オフィスのサービスの導入コストが削減されます。

サービス統合型ルータの管理


ネットワーク管理アプリケーションは、運用コストの低減に役立つだけでなく、このアプリケーションによりエンドツーエンドのネットワークの管理に関連した多くの日常業務が簡素化および自動化されるため、ネットワークのアベイラビリティが向上します。初日からのデバイス サポートにより、サービス統合型ルータの迅速な管理性がサポートされます。これにより、シスコ製およびサードパーティ製アプリケーションの迅速で簡単な展開、モニタリング、およびトラブルシューティングが可能になります。

組織は、シスコ、サードパーティおよび組織内で開発されたネットワーク管理アプリケーションを利用して、運用コストおよび生産性の目標を達成します。これらのアプリケーションの土台となるものは、すべてのサービス統合型ルータで利用可能な組み込み管理機能です。新しいサービス統合型ルータは、IP Service-Level Agreement(SLA; サービスレベル契約)、Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM)、およびいつでもネットワークのステータスを把握できる NetFlow など、広範で奥深い従来の管理性機能を維持しています。これらの機能が、SNMP(Simple Network Management Protocol)や syslog とともに、組織の管理アプリケーションの利用を可能にしています。

ネットワーク管理および Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータでの管理性サポートの詳細については、下の表 4 および 5 を参照してください。

表 4 Cisco 2900 ISR G2 シリーズ IOS ソフトウェアの機能およびプロトコルのサポート

プロトコル IPv4、IPv6、スタティック ルート、Open Shortest Path First(OSPF)、Enhanced IGRP(EIGRP)、Border Gateway Protocol(BGP)、BGP ルータ リフレクタ、Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)、Multicast Internet Group Management Protocol(IGMPv3)、Protocol Independent Multicast sparse モード(PIM SM)、PIM Source Specific Multicast(SSM)、Distance Vector Multicast Routing Protocol(DVMRP)、IPSec、Generic Routing Encapsulation(GRE)、Bi-Directional Forwarding Detection(BFD)、IPv4/IPv6 マルチキャスト、MPLS、L2TPv3、802.1ag、802.3ah、L2 および L3 VPN
カプセル化 イーサネット、802.1q VLAN、Point-to-Point Protocol(PPP)、Multilink Point-to-Point Protocol(MLPPP)、フレーム リレー、Multilink Frame Relay(MLFR)(FR.15 および FR.16)、High-Level Data Link Control(HDLC)、シリアル(RS-232、RS-449、X.21、V.35、および EIA-530)、Point-to-Point Protocol over Ethernet(PPPoE)、および ATM
トラフィック管理 QoS、Class-Based Weighted Fair Queuing(CBWFQ)、重み付けランダム早期検出(WRED)、階層型 QoS、ポリシーベース ルーティング(PBR)、パフォーマンス ルーティング(PfR)および Network-Based Advanced Routing(NBAR)

注: Cisco IOS ソフトウェアでサポートされる機能の包括的な一覧については、Feature Navigator ツール(http://www.cisco.com/go/fn/)を参照してください。

表 5 に、Cisco IOS ソフトウェアで利用できる組み込み管理機能を示します。

表 5 Cisco IOS ソフトウェアで利用可能な組み込み管理機能

機能 説明
WSMA Web Services Management Agent(WSMA)は、ネットワーク デバイスの管理、設定データ情報の取得、および新しい設定データのアップロードと編集を行う方法を定義します。WSMA では XML ベースのデータ符号化を使用します。設定データおよびプロトコル メッセージは Simple Object Access Protocol (SOAP)を使用して転送されます。
EEM Cisco IOS Embedded Event Manager(EEM)は、Cisco IOS ソフトウェア デバイス内で直接提供される、イベントの検出および回復を行う分散型でカスタム化されたアプローチです。イベントの監視機能が提供され、イベントが発生した場合、またはしきい値に達した場合に情報提供、修正、または任意の求められた EEM アクションを実行します。
IPSLA Cisco IOS IP Service-Level Agreements (SLA; サービスレベル契約)は、IP ネットワーク内のビジネスに不可欠な新しい IP アプリケーションやデータ、音声、およびビデオを使用する IP サービスを確実に使用できるようにします。
SNMPRMONSyslogNetFlow、および TR-069 Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータは、すでに説明した組み込み管理機能の他にも、SNMP、リモート モニタリング(RMON)、syslog、NetFlow、および TR-069 をサポートします。

表 6 に示されているシスコ ネットワーク管理アプリケーションは、ダウンロードまたは購入してシスコ ネットワーク デバイスを管理できるスタンドアロン製品です。このアプリケーションは、特定の運用フェーズ専用に構築されています。ニーズに最適なアプリケーションを選択することができます。

表 6 ネットワーク管理アプリケーション

運用段階 アプリケーション 説明
デバイスのステージングおよび設定 Cisco Configuration Professional Cisco Configuration Professional は、Cisco IOS ソフトウェア ベースのアクセス ルータを対象とした GUI で操作可能なデバイス管理ツールです。このツールは、簡単に使用できるウィザードにより、ルータ、セキュリティ、ユニファイド コミュニケーション、ワイヤレス、WAN、および基本的な LAN 構成を簡素化します。
ネットワーク全体の展開、設定、モニタリング、およびトラブルシューティング CiscoWorks LMS

CiscoWorks LAN Management Solution (LMS)は、シスコのエンドツーエンド ネットワークの日常の管理業務を簡素化する統合アプリケーション スイートです。ネットワークのアベイラビリティを向上させながら運用コストを削減できます。CiscoWorks LMS は、Cisco IOS EEM Generic Online Diagnostics(GOLD; 汎用オンライン診断)など新しいツールを使用して、シスコ サービス統合型ルータの設定、管理、およびトラブルシューティングを行うための使いやすい Web ベースのインターフェイスです。

サービス統合型ルータの基本的なプラットフォーム サービスのサポートに加え、CiscoWorks は Cisco Services Ready Engine 向けに付加価値サポートも提供します。SRE へのソフトウェア イメージの配信管理を可能にし、イメージ管理に関連する時間を節約して複雑性を低減します。

ネットワーク全体でのステージング、設定、および準拠性 CiscoWorks NCM CiscoWorks Network Compliance Manager(NCM)は、マルチベンダー ネットワーク インフラストラクチャ全体で設定とソフトウェアの変更を追跡および規制します。ネットワークの変更に対する優れた可視性が提供され、多岐にわたる規制、IT ガバナンス、企業ガバナンスおよびテクノロジー要件への準拠性を追跡できます。
セキュリティのステージング、設定、およびモニタリング Cisco Security Manager Cisco Security Manager は、セキュリティを管理する、主要なエンタープライズクラスのアプリケーションです。このアプリケーションは、シスコのルータ、セキュリティ アプライアンス、およびスイッチ サービス モジュールに対してファイアウォール、VPN、および侵入防止システム(IPS)サービスのプロビジョニング機能を提供します。スイートには、モニタリングおよび移行用の Cisco Security Monitoring, Analysis and Response System (Cisco Security MARS)が含まれます。
音声の設定とプロビジョニング Cisco Unified Provisioning Manager Cisco Unified Provisioning Manager は、企業に不可欠な次世代のコミュニケーション サービスを管理するための信頼性が高くスケーラブルな Web ベースのソリューションを提供します。統合 IP テレフォニー、ボイスメールおよびメッセージング環境でユニファイド コミュニケーション サービスを管理します。
ライセンスのステージング、展開、および変更 Cisco License Manager Cisco IOS ソフトウェアおよびクライアント/サーバ アプリケーションである Cisco License Manager を備えた他のオペレーティング システムを実行している幅広いシスコ プラットフォームに対して、Cisco IOS ソフトウェアのアクティベーションとライセンスを簡単に管理します。
設定およびイメージへのステージング、展開、および変更 Cisco Configuration Engine Cisco Configuration Engine は、安全性の高いネットワーク管理製品です。中央集中型のテンプレート ベースの管理で、ゼロタッチでのイメージと設定の配布を実現します。

まとめ


企業が、ネットワークを運用するための総所有コストを削減し、より中央集中型でコラボレーション型のネットワーク アプリケーションを使用して従業員の全体的な生産性の向上に努力するとき、さらにインテリジェントなブランチオフィス ソリューションが必要になります。Cisco 2900 シリーズは、強化されたパフォーマンスと複数のサービスをサポートする向上したモジュラ密度を実現することによりこれらのソリューションを提供します。Cisco 2900 シリーズは、多数の個別デバイスの機能を単一でコンパクトなシステムに統合するように設計されています。

表 7 Cisco 2900 サービス統合型ルータ製品仕様

Cisco 2901 Cisco 2911 Cisco 2921 Cisco 2951
サービスおよびスロット密度
組み込みハードウェア ベース暗号化アクセラレーション(IPSec + SSL) あり あり あり あり
Cisco Unified SRST セッション数 35 50 100 250
Cisco Unified CCME セッション数 35 50 100 150
合計オンボード WAN 10/100/1000 ポート数 2 3 3 3
RJ-45 ベースのポート数 2 3 3 3
SFP ベース ポート(SFP ポートを使用すると、対応する RJ-45 ポートが無効になります) 0 0 1 1
サービス モジュール スロット 0 1 1 2
倍幅サービス モジュール スロット(倍幅スロットを使用すると、2900 のシングル幅サービス モジュール スロットはすべて使用されます) 0 0 1 1
EHWIC スロット数 4 4 4 4
倍幅 EHWIC スロット数(倍幅 EHWIC スロットは 2 つの EHWIC スロットを使用) 2 2 2 2
ISM スロット数 1 1 1 1
オンボード DSP(PVDM)スロット数 2 2 3 3
メモリ DDR2 ECC DRAM - デフォルト 512 MB 512 MB 512 MB 512 MB
メモリ(DDR2 ECC DRAM) - 最大 2 GB 2 GB 2 GB 2 GB
コンパクト フラッシュ(外部) - デフォルト
スロット 0:256 MB
スロット 1:なし
スロット 0:256 MB
スロット 1:なし
スロット 0:256 MB
スロット 1:なし
スロット 0:256 MB
スロット 1:なし
コンパクト フラッシュ(外部)- 最大 スロット 0:4 GB
スロット 1:4 GB
スロット 0:4 GB
スロット 1:4 GB
スロット 0:4 GB
スロット 1:4 GB
スロット 0:4 GB
スロット 1:4 GB
外部 USB 2.0 フラッシュ メモリ スロット(タイプ A) 2 2 2 2
USB コンソール ポート数(タイプ B)(最大 115.2 kbps) 1 1 1 1
シリアル コンソール ポート 1 1 1 1
シリアル補助ポート 1 1 1 1
電源オプション AC および PoE AC、PoE、および DC* AC、PoE、および DC* AC、PoE、および DC*
RPS サポート(外部) なし Cisco RPS 2300 Cisco RPS 2300 Cisco RPS 2300
電力仕様
AC 入力電圧 100 〜 240 VAC (オート レンジ) 100 〜 240 VAC (オート レンジ) 100 〜 240 VAC (オート レンジ) 100 〜 240 VAC (オート レンジ)
AC 入力周波数 47 〜 63 Hz 47 〜 63 Hz 47 〜 63 Hz 47 〜 63 Hz
AC 入力電流範囲 AC 電源(最大) 1.5 〜 0.6A 2.2 〜 1.0A 3.4 〜 1.4A 3.4 〜 1.4A
AC 入力サージ電流 50A 未満 50A 未満 50A 未満 50A 未満
通常の消費電力(モジュールなし)(W) 40 50 60 70
AC 電源使用時の最大消費電力(W) 150 210 320 340
PoE 電源使用時の最大消費電力(プラットフォームのみ)(W) 175 250 370 405
PoE 電源からエンドポイント PoE 電源に供給可能な最大電力(W) 130 200 280 370
PoE ブースト使用時のエンドポイント PoE の最大電力容量(W) N/A 750 750 750
物理仕様
寸法(高さ × 幅 × 奥行) 1.75 x 17.25 x 17.3 インチ (44.5 x 438.2 x 439.4 mm) 3.5 x 17.25 x 12 インチ (88.9 x 438.2 x 304.9 mm) 3.5 x 17.25 x 18.5 インチ (88.9 x 438.2 x 469.9 mm) 3.5 x 17.25 x 18.5 インチ (88.9 x 438.2 x 469.9 mm)
ラックの高さ 1RU(ラック ユニット) 2RU 2RU 2RU
ラックマウント 19 インチ (48.3 cm)EIA 搭載済み 搭載済み 搭載済み 搭載済み
ラックマウント 23 インチ (58.4 cm)EIA オプション オプション オプション オプション
壁面マウント(取り付け方向については、インストレーション ガイドを参照) あり あり なし なし
AC 電源搭載時の重量(モジュールなし) 6.1 kg(13.4 ポンド) 8.2 kg(18 ポンド) 13.2 kg(29 ポンド) 13.2 kg(29 ポンド)
AC PoE 電源搭載時の重量(モジュールなし) 6.5 kg(14.3 ポンド) 8.6 kg(19 ポンド) 13.6 kg(30 ポンド) 13.6 kg(30 ポンド)
完全構成時の通常重量 7.3 kg(16 ポンド) 9.5 kg(21 ポンド) 15.5 kg(34 ポンド) 15.5 kg(34 ポンド)
エアーフロー 前面から側面へ 側面から側面へ 背面/側面から前面へ 背面/側面から前面へ
オプションのエアーフロー キット N/A 前面から背面へ N/A N/A
環境仕様
動作条件
温度:最大高度 1,800 m(5,906 フィート) 0 〜 40℃(32 〜 104°F) 0 〜 40℃(32 〜 104°F) 0 〜 40℃(32 〜 104°F) 0 〜 40℃(32 〜 104°F)
温度:最大高度 3,000 m(9,843 フィート) 0 〜 25℃(32 〜 77°F) 0 〜 40℃(32 〜 104°F) 0 〜 40℃(32 〜 104°F) 0 〜 40℃(32 〜 104°F)
温度:最大高度 4,000 m(13,123 フィート) N/A 0 〜 30℃(32 〜 86°F) 0 〜 30℃(32 〜 86°F) 0 〜 30℃(32 〜 86°F)
温度:短期(NEBS による)最大高度 1,800 m(5,906 フィート) N/A -5 〜 50℃(23 〜 122°F) N/A -5 〜 50℃(23 〜 122°F)
高度 3,000 m(10,000 フィート) 4,000 m(13,000 フィート) 3,000 m(10,000 フィート) 4,000 m(13,000 フィート)
相対湿度 10 〜 85% 5 〜 85% 10 〜 85% 5 〜 85%
短期間湿度(NEBS 規格による) N/A 5 〜 90%、ただし乾燥した空気の 0.024 kg water/kg を超えないこと N/A N/A
音響ノイズ:音圧(通常/最大) 41/53 dBA 51.8/62.9 dBA 54.4/67.4 dBA 54.4/67.4 dBA
音響ノイズ:音響出力(通常/最大) 49/61 dBA 58.5/70.3 dBA 62.6/74.5 dBA 62.6/74.5 dBA
非動作時条件
温度 -40 〜 70°C(-40 〜 158°F) -40 〜 80°C(-40 〜 176°F) -40 〜 70°C(-40 〜 158°F) -40 〜 70°C(-40 〜 158°F)
相対湿度 5 〜 95% 5 〜 95% 5 〜 95% 5 〜 95%
高度 4,570 m(15,000 フィート) 4,570 m(15,000 フィート) 4,570 m(15,000 フィート) 4,570 m(15,000 フィート)
適合規格
安全性 UL 60950-1
CAN/CSA C22.2 No. 60950-1
EN 60950-1
AS/NZS 60950-1
IEC 60950-1
UL 60950-1
CAN/CSA C22.2 No. 60950-1
EN 60950-1
AS/NZS 60950-1
IEC 60950-1
UL 60950-1
CAN/CSA C22.2 No. 60950-1
EN 60950-1
AS/NZS 60950-1
IEC 60950-1
UL 60950-1
CAN/CSA C22.2 No. 60950-1
EN 60950-1
AS/NZS 60950-1
IEC 60950-1
EMC 47 CFR、Part 15
ICES-003 Class A
EN55022 Class A
CISPR22 Class A
AS/NZS 3548 Class A
VCCI V-3
CNS 13438
EN 300-386
EN 61000(イミュニティ)
EN 55024、CISPR 24
EN50082-1
47 CFR、Part 15
ICES-003 Class A
EN55022 Class A
CISPR22 Class A
AS/NZS 3548 Class A
VCCI V-3
CNS 13438
EN 300-386
EN 61000(イミュニティ)
EN 55024、CISPR 24
EN50082-1
47 CFR、Part 15
ICES-003 Class A
EN55022 Class A
CISPR22 Class A
AS/NZS 3548 Class A
VCCI V-3
CNS 13438
EN 300-386
EN 61000(イミュニティ)
EN 55024、CISPR 24
EN50082-1
47 CFR、Part 15
ICES-003 Class A
EN55022 Class A
CISPR22 Class A
AS/NZS 3548 Class A
VCCI V-3
CNS 13438
EN 300-386
EN 61000(イミュニティ)
EN 55024、CISPR 24
EN50082-1
電気通信 TIA/EIA/IS-968
CS-03
ANSI T1.101
ITU-T G.823、G.824
IEEE 802.3
RTTE 指令
TIA/EIA/IS-968
CS-03
ANSI T1.101
ITU-T G.823、G.824
IEEE 802.3
RTTE 指令
TIA/EIA/IS-968
CS-03
ANSI T1.101
ITU-T G.823、G.824
IEEE 802.3
RTTE 指令
TIA/EIA/IS-968
CS-03
ANSI T1.101
ITU-T G.823、G.824
IEEE 802.3
RTTE 指令

* DC 電源は 2010 年前半に使用可能になる予定

サポートされるモジュール


Cisco 2900 シリーズでは、業界最高レベルの多様なサービスをブランチ オフィスに提供する幅広いモジュールがサポートされます。Cisco 2900 シリーズでサポートされるモジュールの一覧については、http://www.cisco.com/en/US/products/ps10537/products_relevant_interfaces_and_modules.html を参照してください。

発注情報


Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータは、発注および出荷可能です。Cisco 2900 シリーズの発注方法については、『Cisco 2900 シリーズ発注ガイド』を参照してください。シスコ製品の購入方法については、「購入案内」および表 8 を参照してください。基本的な発注情報が記載されています。Cisco 2900 シリーズのバンドル製品などの追加の製品番号については、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。

表 8 Cisco 2900 シリーズ基本発注情報

製品名 製品の説明
CISCO2901/K9 Cisco 2901:オンボード GE x 2、EHWIC スロット x4、DSP スロット x2、ISM スロット x1、256MB CF デフォルト、512MB DRAM デフォルト、IP ベース
CISCO2911/K9 Cisco 2911:オンボード GE x 3、EHWIC スロット x4、DSP スロット x2、ISM スロット x1、256MB CF デフォルト、512MB DRAM デフォルト、IP ベース
CISCO2921/K9 Cisco 2921:オンボード GE x 3、EHWIC スロット x4、DSP スロット x3、ISM スロット x1、256MB CF デフォルト、512MB DRAM デフォルト、IP ベース
CISCO2951/K9 Cisco 2951:オンボード GE x 3、EHWIC スロット x4、DSP スロット x3、ISM スロット x1、256MB CF デフォルト、512MB DRAM デフォルト、IP ベース
SL-29-DATA-K9 Cisco 2901 〜 2951 のデータ ライセンス
SL-29-UC-K9 Cisco 2901 〜 2951 のユニファイド コミュニケーション ライセンス
SL-29-SEC-K9 Cisco 2901 〜 2951 のセキュリティ ライセンス

保証に関する情報


Cisco 2900 シリーズ サービス統合型ルータには、90 日間の限定責任保証が付いています。

サービス統合型ルータに対するシスコのサービス


シスコとシスコ認定パートナーが提供するサービスは、ブランチ オフィス展開のコスト削減と複雑さの軽減に役立ちます。ブランチ オフィス ソリューションのブループリントを設計するテクノロジー全体の豊富な経験により、企業のニーズを満たします。計画および設計により、テクノロジーとビジネス目標との整合性を取り、展開の正確性、速度、および効率性を向上することができます。テクニカル サービスは、正常な動作の維持、ソフトウェア アプリケーションの機能の強化、パフォーマンスの問題の解決、およびコストの削減に役立ちます。最適化サービスは、パフォーマンスの継続的な改善、およびお客様のチーム新しいテクノロジーを使いこなすための支援を意図しています。詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/services/ を参照してください。

Cisco 2900 シリーズの Cisco SMARTnet® テクニカル サポートは、1 回契約または年間契約ベースでご利用いただけます。サポート オプションは、ヘルプ デスクから予防的なオンサイト コンサルティングまで多岐に渡ります。すべてのサポート契約には次の内容が含まれます。

  • Cisco IOS ソフトウェアのプロトコル、セキュリティ、帯域および機能の改善に関する主要な更新
  • Cisco.com のテクニカル ライブラリにおける技術サポート、電子商取引、および製品情報に対するフル アクセス権限
  • 業界最大規模の専門テクニカル サポート スタッフの 24 時間サポート

関連情報


Cisco 2900 シリーズの詳細については、http://www.cisco.com/jp/go/2900/ アクセスするか、最寄りのシスコ代理店にお問い合わせください。