この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバには、次のモデルがあります。
Cisco UCS C200 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C210 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C220 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C240 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C250 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C260 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C460 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C420 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C3160 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C220 M4 ラックマウント サーバ
Cisco UCS C240 M4 ラックマウント サーバ
(注) | どの Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバがこのファームウェア リリースでサポートされているかを判断するには、関連するリリース ノートを参照してください。C シリーズのリリース ノートは、次の URL にあります。http://www.cisco.com/en/US/products/ps10739/prod_release_notes_list.html |
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバには Cisco IMC ファームウェアが付属しています。
Cisco IMC は、マザーボードに組み込まれている独立した管理モジュールです。専用の ARM ベースのプロセッサが、メイン サーバ CPU とは別に、Cisco IMC ファームウェアを実行します。システムには Cisco IMC ファームウェアの実行バージョンが付属しています。Cisco IMC ファームウェアは更新できますが、初期インストールは必要ではありません。
Cisco UCS C シリーズ ラック サーバは、Windows、Linux、Oracle などのオペレーティング システムをサポートします。サポートされているオペレーティング システムの詳細については、スタンドアロン C シリーズ サーバのハードウェアおよびソフトウェア相互運用性(http://www.cisco.com/en/US/products/ps10477/prod_technical_reference_list.html)を参照してください。KVM コンソールおよび vMedia を使ってサーバに OS をインストールするために、Cisco IMC を使用できます。
(注) | 使用可能な OS のインストール マニュアルには、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc で 『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』 からアクセスできます。 |
Cisco IMC は、C シリーズ サーバ用の管理サービスです。Cisco IMC はサーバ内で動作します。
(注) | Cisco IMC 管理サービスは、サーバがスタンドアロン モードで動作している場合にだけ使用されます。C シリーズ サーバが UCS システムに統合されている場合は、UCS Manager を使用してそのサーバを管理する必要があります。UCS Manager の使用方法については、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/b-series-doc の『Cisco UCS B-Series Servers Documentation Roadmap』にリストされた設定ガイドを参照してください。 |
Web ベースの GUI または SSH ベースの CLI または XML ベースの API を使用して、サーバにアクセスし、サーバを設定、管理、モニタできます。ほとんどすべてのタスクは、これらのインターフェイスのいずれでも実行できます。また、一方のインターフェイスで実行されたタスクの結果は、もう一方のインターフェイスにも表示されます。ただし、次の操作はできません。
Cisco IMC を使用すると次のサーバ管理タスクを実行できます。
サーバの電源のオン、電源のオフ、電源再投入、リセット、およびシャットダウンを行う
ロケータ LED を切り替える
サーバのブート順を設定する
サーバのプロパティとセンサーを表示する
リモート プレゼンスを管理する
ローカル ユーザ アカウントを作成して管理し、Active Directory によるリモート ユーザの認証をイネーブルにする
NIC プロパティ、IPv4、VLAN、ネットワーク セキュリティなど、ネットワーク関連の設定を行う
HTTP、SSH、IPMI Over LAN、SNMP などのコミュニケーション サービスを設定する
証明書を管理する
プラットフォーム イベント フィルタを設定する
Cisco IMC ファームウェアを更新する
障害、アラーム、およびサーバのステータスをモニタする
タイム ゾーンを設定し、ローカル タイムを表示する
Cisco IMC ファームウェアをインストールしてアクティブにする
BIOS ファームウェアをインストールしてアクティブにする
CMC ファームウェアをインストールしてアクティブにする
Cisco IMC はサーバのプロビジョニングを行うため、サーバのオペレーティング システムの下に存在します。したがって、サーバでオペレーティング システムやアプリケーションのプロビジョニングや管理を行うためにこれを使用することはできません。たとえば、次の操作を実行することはできません。
Cisco IMC ユーザ インターフェイスは、HTML5 を使用して開発された、Cisco C シリーズ サーバの Web ベースの管理インターフェイスです。Cisco IMC ユーザ インターフェイスを起動して、次の最小要件を満たしているすべてのリモート ホストからサーバを管理できます。
(注) | Cisco IMC へのログインに使用するパスワードが失効した場合やパスワードを忘れた場合は、使用しているサーバの Cisco UCS C シリーズ サーバ インストレーションおよびサービス ガイドでパスワードの回復手順を参照してください。このガイドは http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc で 『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』 から入手できます。 |
Cisco IMC GUI に初めてログインすると、ユーザ インターフェイスが次の図のように表示されます。
[Navigation] ペインは、Cisco IMC GUI の左側に表示されます。[Navigation] ペインの [Server]、[Admin]、または [Storage] タブにあるリンクをクリックすると、右側の [Work] ペインに関連付けられたタブが表示されます。
[Navigation] ペインには次の領域があります。
[Overall Server Status] 領域は、[Server]、[Admin]、および [Storage] タブの上にあります。[Work] ペインの [Server Summary] タブをリフレッシュするには、領域内のリンクをクリックします。
(注) | 別のタブが [Work] ペインに表示される場合は、このリンクをクリックすると、更新されたサーバ情報で [Server Summary] タブが再表示されます。 |
[Server] タブの各ノードは、[Work] ペインに表示される 1 つ以上のタブに続きます。これらのタブからは次の情報へアクセスできます。
[Server] タブのノード名 | [Work] ペインのタブで提供される情報 |
---|---|
変更点 |
サーバ プロパティ、ステータス、BIOS のバージョン、Cisco IMC ファームウェアのバージョン、IP アドレス、および MAC アドレス。 |
インベントリ |
インストール済みの CPU、メモリ カード、電源、PCI アダプタ、Cisco VIC アダプタ、ネットワーク アダプタ、およびストレージ アダプタ。 |
Sensor |
電源、ファン、温度、電圧、電流、LED、およびストレージ センサーの読み取り。 |
Remote Presence |
LAN 設定上の KVM、仮想メディア、およびシリアル。 |
BIOS |
インストール済みの BIOS ファームウェア バージョン、およびサーバのブート順。 |
Power Policies |
電源ポリシーの設定。 |
Faults and Logs |
障害サマリー、障害履歴、システム イベント ログ、Cisco IMC ログおよびロギング制御。 |
トラブルシューティング |
ブートストラップ プロセスの記録、クラッシュ記録、およびプレーヤー。 |
[Admin] タブの各ノードは、[Work] ペインに表示される 1 つ以上のタブに続きます。これらのタブからは次の情報へアクセスできます。
[Admin] タブのノード名 | [Work] ペインのタブで提供される情報 |
---|---|
User Management |
ローカルで定義されたユーザ アカウント、Active Directory 設定、および現在のユーザ セッション情報。 |
ネットワーク |
NIC、IPv4、VLAN、および LOM プロパティとネットワーク セキュリティ設定。 |
Communication Services |
HTTP、SSH、XML API、IPMI over LAN、および SNMP 設定。 |
Certificate Management |
セキュリティ証明書情報と管理。 |
Event Management |
プラットフォーム イベント フィルタ。 |
Firmware Management |
Cisco IMC および BIOS ファームウェア情報と管理。 |
ユーティリティ |
テクニカル サポート データ収集、システム設定のインポートおよびエクスポート オプション、出荷時の初期状態の復元設定。 |
[Storage] タブの各ノードは、Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバにインストールされた LSI MegaRAID コントローラまたは Cisco FlexFlash コントローラに対応します。各ノードは、[Work] ペインに表示される 1 つ以上のタブに続き、インストールされているコントローラに関する情報を提供します。
[Storage] タブのノード名 | [Work] ペインのタブで提供される情報 |
---|---|
Controller Info |
選択された MegaRAID コントローラまたは Cisco Flexible Flash コントローラに関する一般情報。 |
Physical Drive Info |
一般的なドライブ情報、識別情報、およびドライブのステータス。 |
Virtual Drive Info |
一般的なドライブ情報、RAID 情報、物理ドライブ情報。 |
Battery Backup Unit |
選択された MegaRAID コントローラのバックアップ バッテリ情報。 |
Storage Log |
ストレージ メッセージ。 |
ツールバーは [Work] ペインの上に表示されます。
ボタン名 | 説明 |
---|---|
Refresh |
現在のページを更新します。 |
Power On Server |
サーバの電源を投入します。 |
Power Off Server |
サーバの電源を切ります。 |
KVM コンソールを起動します |
KVM コンソールを起動します。 |
ping |
[Ping Details] ペインを開始します。 |
Help |
[Work] ペインに表示されるタブのオンライン ヘルプを表示します。 |
Info |
Cisco IMC 情報を表示します。 |
Cisco Integrated Management Controller(Cisco IMC)ソフトウェアの GUI は、左側にある [Navigation] ペインと右側にある [Work] ペインの 2 つの主要なセクションに分かれます。
このヘルプ システムは、各 Cisco IMC Cisco IMC GUI ページと各ダイアログボックスのフィールドについて説明します。
ページのヘルプにアクセスするには、次のいずれかを実行します。
Cisco IMC Cisco IMC GUI の特定のタブで、[Work] ペインの上のツールバーにある [Help] アイコンをクリックします。
ダイアログボックスで、そのダイアログボックスの [Help] ボタンをクリックします。
(注) | すべての C シリーズ マニュアルの一覧については、http://www.cisco.com/go/unifiedcomputing/c-series-doc で入手できる『Cisco UCS C-Series Servers Documentation Roadmap』を参照してください。 |
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