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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、スイッチを設置し、ブート ファストを確認し、他の装置にスイッチを接続する方法について説明します。また、特に危険な環境に設置するための情報も含んでいます。
この章の内容は次のとおりです。次の順番で手順を進めてください。
n 設置の準備
n 電源への接続
n スイッチの設置
n 宛先ポートの接続
n 次の作業
設置作業を行う前に、次の環境およびラックの注意事項を参照してください。
n この装置は、汚染度 2 の産業環境、過電圧カテゴリ II アプリケーション(IEC パブリケーション 60664-1 に規定)、および最大高度 9842 フィート(3 km)(ディレーティングなし)での使用を前提としています。
n この装置は、IEC/CISPR パブリケーション 11 に従い、グループ 1、クラス A の工業設備と見なされます。適切な予防策を施さないと、伝導妨害や放射妨害により、別の環境での電磁適合性の確保が困難になる可能性があります。
n この装置は、「オープンタイプ」装置として提供されます。想定される環境条件に対応し、稼働中の部品の取り扱いによる怪我を防止できるように設計されたラック内に取り付ける必要があります。ラックには引火を防止または最小限にくい止めるための十分な難燃性がある必要があります。非金属製ラックの場合は、難燃定格 5VA、V2、V1、V0(または同等)に準拠している必要があります。ラックの内部には、工具を使わないとアクセスできないようにする必要があります。このマニュアルの後の項には、特定の製品の安全性に関する認定規格に適合するために必要な特定のラック タイプの定格に関する情報が含まれています。
注意:
シスコ機器を扱う際には、必ず静電気防止対策を行ってください。設置およびメンテナンスの担当者は、スイッチの静電破壊のリスクを回避するために、アース ストラップを使用して適切にアースする必要があります。
コンポーネントの基板上のコネクタやピンには触れないでください。スイッチ内部の回路コンポーネントに触れないように注意してください。装置を使用しないときは、静電気防止策が講じられた適切な梱包で装置を保管してください。
n 安全に関連するプログラム可能な電子システム(PES)のアプリケーションを担当する場合は、システムのアプリケーションの安全要件に留意し、システムを使用するためのトレーニングを受ける必要があります。
注意: デバイスは、EN50022 標準に準拠した DIN レールに取り付けるように設計されています。
スイッチの設置場所を決める際は、以下のガイドラインに従ってください。
n スイッチを設置する前に、まず電源を入れて LED を観察し、スイッチが動作可能であるかを確認すること。
n 10/100 ポートの場合は、スイッチから接続先装置までの最大ケーブル長が 100 m(328 フィート)を超えないこと。
n 100BASE-FX 光ファイバ ポートの場合、スイッチから接続デバイスまでの最大ケーブル長は 2 km(6562 フィート)です。
n 前面パネルおよび背面パネルに対しては、次の条件を満たすようにスペースを確保すること。
— 前面パネルの DC 電源コネクタおよびアラーム コネクタが、DC 電源に接続可能な距離にあること。
n スイッチ周囲のエアーフローが妨げられないようにする必要があります。スイッチの過熱を防止するには、少なくとも次のスペースを設ける必要があります。
注意:
スイッチを産業用ラックに設置すると、ラック内の温度がラック外の室温よりも高くなります。
ラック内の温度は、表 1で詳しく説明するデバイス仕様に従っていることを確認してください。
n 最大 18 インチポンド(2.03 N-m)の圧力を加えられるラチェット トルク マイナス ドライバ。
n 保護アース コネクタ用の、シングルまたはペアのスタッド サイズ 6 の丸端子(Hollingsworth 製、部品番号 R3456B、または同等品)。
n 圧着工具(Thomas & Bett 製、部品番号 WT4000、ERG-2001、または同等品)。
n DC 電源コネクタ用の、UL および CSA 定格の 1007 または 1569 型ツイスト ペア Appliance Wiring Material(AWM)銅線。
スイッチ モジュールの場合と同じように、DIN レール、壁、またはラックにパワー コンバータを取り付けます。
警告:
この装置は、「オープンタイプ」の装置として提供されます。想定される環境条件に対応し、稼働中の部品の取り扱いによる怪我を防止できるように設計されたラック内に取り付ける必要があります。ラックの内部には、工具を使わないとアクセスできないようにする必要があります。
ラックは、IP 54 または NEMA type 4 の最小限のラック定格標準を満たしている必要があります。ステートメント 1063
注意: スイッチ アセンブリの過熱を防ぐために、他のスイッチ アセンブリとの間に十分な間隔を確保する必要があります(取り付けに関するガイドラインを参照)。
警告: この装置は必ずアース接続を行う必要があります。絶対にアース導体を破損させたり、アース線が正しく取り付けられていない装置を稼働させたりしないでください。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認してください。ステートメント 1024
警告: この装置は、放射およびイミュニティに関する要件に準拠するようにアースされていることが前提になっています。通常の使用時には、必ずスイッチのアース ラグがアースされているようにしてください。ステートメント 1064
注意: 装置を確実にアース接続するために、アース接続の手順に従い、10 ~ 12 AWG 導線に適した UL 規格の丸端子ラグ(Hollingsworth 製、部品番号 R3456B または同等品など)を使用してください。
注意: 外部アース ネジとの接続には、4 mm2(0.006 in2)以上の導体を使用してください。
アース ラグはスイッチに同梱されていません。次のオプションのうち 1 つが使用可能です。
アース ネジを使用してスイッチをアースするには、次の手順に従います。
1. 標準のプラス ドライバまたはプラスのラチェット トルク ドライバを使用して、スイッチの前面パネルからアース ネジを取り外します。後で使用できるようにアース ネジを保管しておきます。
2. 製造業者のガイドラインを使用して、剥ぎ取る導線の長さを決めます。
3. 丸端子ラグにアース線を挿入し、圧着工具を使用して端子を線に圧着します。図 5を参照してください。2 個の丸端子が使用されている場合は、2 番目のリング端子に対してこのアクションを繰り返します。
5. 前面パネルのアース ネジ用の開口部にアース ネジを差し込みます。
6. ラチェット式トルク ドライバを使用して、スイッチの上部パネルにアース ネジと丸端子を固定します。トルクは 4.5 インチポンド(0.51 N-m)を超えないようにしてください。図 6を参照してください。
7. アース線のもう一方の端をアース バス、接地された DIN レール、接地されたベア ラックなどの接地されたむき出しの金属面に取り付けます。
パワー コンバータを DC 電源に接続することもできます。複数の電源を使用できます。適切な DC 入力定格については、サポート対象の電源装置を参照してください。
注: 少なくとも温度 75 °C(167 °F)の定格の、銅製コンダクタのみを使用してください。
警告: ラック外部の周囲温度よりも 30 °C(86 °F)高い状態に適したツイストペア導線を使用してください。ステートメント 1067
1. パワー コンバータをアースに接続するのに十分な長さになるように、より銅線の単一の長さを計測します。配線色は、使用する国によって異なる場合があります。
パワー コンバータからアースへの接続の場合、シールド付きの 14 AWG より銅線を使用します。
2. パワー コンバータを DC 電源に接続するのに十分な長さになるように、ツイスト ペア銅線の長さを計測します。
パワー コンバータから DC 電源への DC 接続の場合、10 AWG ツイストペア銅線を使用します。
3. 14 ゲージ用のワイヤ ストリッパを使用して、ツイストペア線の両端とアース線を 6.3 mm(0.25 インチ) ± 0.5 mm(0.02 インチ)だけはがします。絶縁部は、0.27 インチ(6.8 mm)以上剥かないように注意してください。推奨されている長さ以上に被覆をはがすと、取り付け後に電源およびリレー コネクタからむき出しの導線がはみ出る可能性があります。
4. より銅線のもう一方の端をアース バス、アース接続された DIN レール、アース接続されたベア ラックなどのアース接続されたむき出しの金属面に取り付けます。
5. むき出しになったアース線のもう一方の端を、パワー コンバータ端末ブロックのアース線接続に挿入します。スイッチのモデルに応じてパワー コンバータの位置が異なることがあるので注意してください。
注: 8 インチポンドのトルクで締めます(10 インチポンドを超えないようにしてください)。
警告: DC 入力電源装置から露出した導線がはみ出ていると、感電を引き起こす可能性があります。DC 入力電源導線の露出部分が電源やリレー コネクタからはみ出ていないことを確認してください。ステートメント 122
7. ツイスト ペア線を端末ブロック線とニュートラル接続に挿入します。リード線(図 6の番号 1)をニュートラル線接続に挿入し、リード線(図 6の番号 2)をライン接続に挿入します。コネクタからは絶縁体に覆われた導線だけが出ているようにします。図 6を参照してください。
注: 8 インチポンドのトルクで締めます(10 インチポンドを超えないようにしてください)。
9. 赤色の線を DC 電源のプラス極に接続し、黒色の線をマイナス極に接続します。各ポールに、定格 30 AMP の限流タイプのヒューズがあることを確認します。
DC 電源とスイッチの配線を行う前に、次の注意事項と警告をお読みください。
警告: 容易にアクセスできる二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。ステートメント 1022
警告: この製品は、設置する建物に短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。保護装置の定格電流が 6 A 以下であることを確認します。ステートメント 1005
警告: 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
警告: 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。ステートメント 1003
警告: この装置の設置、交換、保守は、訓練を受けた有資格者が実施してください。ステートメント 1030
注意: 電源およびアラーム コネクタに接続する場合は、UL および CSA 定格の 1007 または 1569 型ツイストペア銅機器配線用電線(AWM)(Belden 製、部品番号 9318 など)を使用する必要があります。
スイッチと DC 電源装置間を配線するには、次の手順を実行します。
1. DC-A および DC-B というラベルの付いたスイッチの前面パネルで、電源コネクタ 2 個の位置を確認します。
注: PoE 非対応の装置には、1 つの電源接続(DC-A)しかありません。
2. 電源コネクタのプラスとマイナスの位置を確認します。スイッチ パネルには、電源コネクタ DC-A と DC-B のラベルがあります(下記参照)。
3. 2 本のツイストペア銅線(16 ~ 18 AWG)が DC 電源に接続できるだけの長さであることを確認します。
4. 18 ゲージ用のワイヤ ストリッパを使用して、各 DC 入力電源に接続されている 2 本のツイストペア ワイヤを、それぞれ 0.25 インチ(6.3 mm)± 0.02 インチ(0.5 mm)だけ剥がします。6.8 mm(0.27 インチ)を超える絶縁体を導線からはがさないようにしてください。推奨されている長さ以上に被覆をはがすと、設置後に電源コネクタからむき出しの導線がはみ出る可能性があります。
5. スイッチに電源コネクタを固定している 2 本の非脱落型ネジを緩め、電源コネクタを取り外します。2 台の電源装置に接続する場合は、両方のコネクタを取り外します。図 8を参照してください。
6. 電源コネクタでは、プラス導線の露出部分を「+」というラベルが付いた接続部に挿入し、リターン導線の露出部分を「-」というラベルが付いた接続部に挿入します。リード線が見えないことを確認してください。コネクタからは絶縁体に覆われた導線だけが出ているようにする必要があります。
警告: DC 入力電源装置から露出した導線がはみ出ていると、感電を引き起こす可能性があります。コネクタまたは端子ブロックから伸びる DC 入力電源導線に露出部分がないことを確認します。ステートメント 122
7. ラチェット式トルクマイナスドライバを使用して、電源コネクタの非脱落型ネジ(取り付けた導線の上)を 2 インチポンド(0.226 Nm)のトルクで締めます。
注意: 電源コネクタの非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。トルクが 2 インチポンド(0.226 Nm)を超えないようにしてください。
8. プラス導線のもう一方の端を DC 電源のプラス端子に接続し、マイナス導線のもう一方の端を DC 電源のマイナス端子に接続します。
スイッチをテストするときは、1 つの電源接続で十分です。スイッチを設置して 2 番目の電源を使用する場合は、セカンド電源コネクタを使用して ステップ 4 ~ ステップ 8 を繰り返します。
電源コネクタをスイッチの前面パネルに取り付けるには、次の手順に従います。
1. 一方の電源コネクタをスイッチの前面パネルの DC-A レセプタクルに挿入し、もう一方の電源コネクタを DC-B レセプタクルに挿入します。図 8を参照してください。
警告: 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
2. ラチェット式トルクマイナスドライバを使用して、電源コネクタの両側の非脱落型ネジを 1.6 インチポンドのトルクで締めます。
スイッチのテスト中は、電源は 1 つで十分です。スイッチを設置して 2 番めの電源を使用する場合、プライマリ電源コネクタ(DC-A)の下の 2 番目の電源コネクタ(DC-B)に対してこの手順を繰り返してください。
スイッチを設置する際は、偶発的な接触で障害が発生しないように、電源コネクタからの導線を固定します。たとえば、タイ ラップを使用して導線をラックに固定します。
警告:
この装置は、「オープンタイプ」の装置として提供されます。想定される環境条件に対応し、稼働中の部品の取り扱いによる怪我を防止できるように設計されたラック内に取り付ける必要があります。ラックの内部には、工具を使わないとアクセスできないようにする必要があります。
ラックは、IP 54 または NEMA type 4 の最小限のラック定格標準を満たしている必要があります。ステートメント 1063
警告: この装置をクラス I、ディビジョン 2 の危険場所で使用する場合は、すべての電源配線と入出力配線に適した配線方式で、適切なラックに取り付ける必要があります。配線方式は、制御電気コードに適合し、クラス I、ディビジョン 2 設置に関する Authority Having Jurisdiction に準拠するものでなければなりません。ステートメント 1066
注意:スイッチの過熱を防ぐには、次の最小スペースが必要です。
– 上下:50.8 mm(2.0 インチ)
– 露出側:25.4 mm(1.0 インチ)
– 正面:50.8 mm(2.0 インチ)
DIN レールへの取り付け用として、スイッチの背面パネルにはバネ付きのラッチが付属しています。
DIN レールにスイッチを取り付けるには、次の手順を実行します。
1. DIN レールがスイッチ上部付近の 2 つのフックと底面付近のバネ付きラッチの間のスペースに収まることを確認し、DIN レールの前面に直接、スイッチの背面パネルを配置します。
2. DIN レールから離してスイッチの底面を持ち、スイッチの背面にある 2 つのフックを DIN レールの一番上に掛けます。
3. DIN レールに向かってスイッチを押し付けると、スイッチ底面後部のバネ付きラッチが下がり、所定の位置にはめ込まれます。
スイッチを DIN レールに取り付けたら、アラーム回路の接続の説明に従い、電源とアラームの導線を接続します。
スイッチの設置が完了し、DC 電源およびアラームを接続する準備ができました。
スイッチのアース方法および DC 電源の接続方法については、スイッチのアース接続を参照してください。
スイッチには、外部アラーム用のアラーム出力リレー回路が 1 つあります。アラーム出力のリレー回路には、ノーマル オープン接点とノーマル クローズ接点があります。
アラーム信号は 3 ピン アラーム コネクタを介してスイッチに接続されます。3 つの接続端子はアラーム出力回路用です。ノーマル オープン出力、ノーマル クローズ出力および共通信号に使用されます。シングル アラーム出力回路を確立するには、アラーム出力と共通配線の接続が必要です。
スイッチ パネルにあるアラーム コネクタのラベルは、次のとおりです。
警告: 爆発の危険性:フィールド側の電源がオンになっているときに、ケーブルを接続したり取り外したりしないでください。電気アークが発生する可能性があります。これは、危険場所への設置中に爆発を引き起こす原因となります。電源が切断されているか、そのエリアが危険でないことを確認してから、作業を進めてください。ステートメント 1081
注意: アラーム出力のリレー回路の入力電圧ソースは、24 VDC、1.0 A 以下または 48 VDC、0.5 A 以下に制限された独立ソースでなければなりません。
注: 電源およびアラーム コネクタに接続する場合は、UL および CSA 定格の 1007 または 1569 型ツイストペア銅機器配線用電線(AWM)(Belden 製、部品番号 9318 など)を使用する必要があります。
スイッチと外部アラーム装置との間を配線するには、次の手順を実行します。
1. スイッチのアラーム コネクタを固定している非脱落型ネジを緩め、スイッチ シャーシからコネクタを取り外します。図 11を参照してください。
2. 2 本のツイストペア線(16 ~ 18 AWG)が外部アラーム装置に接続できるだけの長さであることを確認します。外部アラーム入力または出力回路の設定を選択します。
3. ワイヤ ストリッパを使用して、各線の両端から被覆を 0.25 インチ(6.3 mm)± 0.02 インチ(0.5 mm)だけはがします。絶縁部は、0.27 インチ(6.8 mm)以上剥かないように注意してください。推奨されている長さ以上に被覆をはがすと、取り付け後にアラーム コネクタからむき出しの導線がはみ出る可能性があります。
4. アラーム入力または出力回路の設定に従い、外部アラーム装置の接続端子に導線の露出部を挿入します。
5. ラチェット式トルクマイナスドライバを使用して、アラームコネクタの非脱落型ネジ(取り付けた導線の上)を 2 インチポンド(0.226 Nm)のトルクで締めます。
注意: 電源およびアラーム コネクタの非脱落型ネジを締めすぎないように注意してください。トルクが 2 インチポンド(0.226 Nm)を超えないようにしてください。
警告: 非脱落型ネジをしっかり締めないと、コネクタが誤って取り外されたときに、電気アークが発生する場合があります。ステートメント 397
警告: 電源が入った状態で電源やアラームコネクタを接続したり取り外したりすると、電気アークが発生する可能性があります。これは、危険区域での設置中に爆発を引き起こす原因になる可能性があります。スイッチおよびその他の回路の電源がすべて切断されていることを確認してください。電源が誤ってオンにならないようにし、そのエリアが危険でないことを確認してから、作業を進めてください。ステートメント 1058
アラーム コネクタをスイッチの前面パネルに取り付けるには、次の手順を実行します。
1. スイッチの上部パネルのレセプタクルにアラーム コネクタを挿入します。
2. ラチェット式トルクマイナスドライバを使用して、電源コネクタの両側の非脱落型ネジを 1.6 インチポンド(0.181 Nm)までのトルクで締め付けます。
スイッチの 10/100 ポートは、接続先装置の速度で動作するように自動的に設定されます。接続先のポートが自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、速度およびデュプレックスのパラメータを明示的に設定できます。自動ネゴシエーション機能のない装置または手動で速度とデュプレックスのパラメータが設定されている装置に接続すると、パフォーマンスの低下やリンク障害が発生することがあります。
最大限のパフォーマンスを実現するために、次のいずれかの方法でイーサネット ポートを設定してください。
n 速度とデュプレックスの両方について、ポートに自動ネゴシエーションを実行させます。
n 接続の両側でポートの速度とデュプレックスに関するパラメータを設定します。
PoE をサポートしているモデルには、最大 8 つの PoE ポートがあります。
注意: 静電放電(ESD)による損傷を防ぐために、基板およびコンポーネントの取り扱い手順を順守してください。
10BASE-T または 100BASE-T デバイスに接続するには、次の手順を実行します。
1. ワークステーション、サーバー、ルータ、Cisco IP Phone に接続する場合は、ストレート ケーブルを前面パネルの RJ-45 コネクタに接続します。
2. 接続先装置の RJ-45 コネクタに、ケーブルのもう一方の端を接続します。スイッチと接続先装置の両方でリンクが確立されると、ポート LED が点灯します。
スパニングツリー プロトコル(STP)がトポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED は橙色に点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後ポート LED は緑色に点灯します。ポート LED が点灯しない場合は、次のことを確認します。
n ケーブルに問題があるか、または接続先装置に取り付けられたアダプタに問題がある可能性があります。
3. 必要に応じて、接続先装置を再設定してから再起動します。
ここでは、SFP モジュールの脱着方法について説明します。SFP モジュールは、スイッチの前面にある SFP モジュール スロットに挿入します。これらのモジュールは現場交換可能であり、送信(TX)と受信(RX)のアップリンク光インターフェイスを提供します。
堅牢な SFP モジュールは、任意の組み合わせで使用できます。各 SFP モジュールは、ケーブルの反対側の SFP モジュールと同じタイプでなければなりません。また、通信の信頼性を確保するために、ケーブルが規定のケーブル長を超えないようにする必要があります。
SFP モジュールの取り付け、取り外し、ケーブル接続については、SFP モジュールのマニュアルを参照してください。
警告: 電源がオンになっているときに、SFP モジュールを挿入したり取り外したりしないでください。電気アークが発生する可能性があります。これは、危険場所への設置中に爆発を引き起こす原因となります。電源が入っていないか、またはそのエリアが危険でないことを確認してから、作業を進めてください。ステートメント 1087
図 12に、ベールクラスプ ラッチ付きの SFP モジュールを示します。
注意:
ケーブルやケーブル コネクタ、または SFP モジュール内の光インターフェイスの損傷を防ぐために、光ファイバ ケーブルを接続した状態で SFP モジュールを着脱しないことを強くお勧めします。SFP モジュールを着脱する前にすべてのケーブルを外してください。
SFP モジュールは、着脱によって製品寿命が短くなることがあります。必要な場合以外には、SFP モジュールの着脱を行わないようにしてください。
SFP モジュールを SFP モジュール スロットに挿入するには、次の手順に従います。
1. 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていないアースされた金属面に取り付けます。
2. SFP モジュールは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが正しい面です。
SFP モジュールによっては、送信と受信(TX と RX)の印の代わりに、接続の方向(TX か RX か)を示す矢印が付いている場合もあります。
3. SFP モジュールの側面をスロットの開口部前面に合わせます。
4. SFP モジュールをスロットに差し込み、モジュールのコネクタがスロットの奥に装着された感触があるまで押します。
5. SFP モジュールの光ポートからダスト プラグを取り外し、あとで使用できるように保管しておきます。
注意: SFP モジュール ポートのダスト プラグ、または光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、SFP モジュール ポートおよびケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
SFP モジュールをモジュール レセプタクルから取り外すには、次の手順に従います。
1. 静電気防止用リスト ストラップを手首に巻き、ストラップの機器側を塗装されていないアース接続された金属面に取り付けます。
3. 光インターフェイスを清潔に保つために、SFP モジュールの光ポートにダスト プラグを取り付けます。
ベールクラスプ ラッチ付きのモジュールの場合は、ベールを下げて、モジュールを取り外します。ベールクラスプ ラッチが手の届きにくい場所にあり、人差し指でラッチを解除できない場合には、小型マイナス ドライバなどの細長い工具を使用してラッチを解除します。
5. 親指と人差し指で SFP モジュールを持ち、モジュール スロットからゆっくりと引き出します。
ここでは、光ファイバ SFP ポートへの接続方法について説明します。SFP モジュールの取り付けおよび取り外し手順については、SFP モジュールの取り付けおよび取り外しを参照してください。
警告: クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
警告: スイッチまたはネットワーク上のデバイスに電源が入った状態で、ケーブルをポートに接続したり、ポートから取り外したりしないでください。電気アークが発生する可能性があります。これは、危険場所への設置中に爆発を引き起こす原因となります。必ずスイッチの電源を切断して、誤って電源が入らないようにするか、そのエリアが危険でないことを確認してから作業を進めてください。ステートメント 1070
注意:
SFP モジュール ポートのゴム製プラグ、または光ファイバ ケーブルのゴム製キャップは、ケーブルを接続する準備が整うまでは取り外さないでください。これらのプラグおよびキャップは、SFP モジュール ポートおよびケーブルを汚れや周辺光から保護する役割を果たします。
SFP モジュールへの接続を行う前に、設置の準備を参照して、ポートおよびケーブル接続に関する注意事項を確認してください。
光ファイバ ケーブルを SFP モジュールに接続するには、次の手順を実行します。
1. モジュール ポートと光ファイバ ケーブルからゴム製プラグを取り外し、再使用できるように保管しておきます。
2. SFP モジュール ポートに光ファイバ ケーブルの一端を挿入します。
3. ケーブルのもう一端を、接続先装置の光ファイバ レセプタクルに取り付けます。
— スイッチと接続先装置がリンクを確立すると、LED は緑色に点灯します。
— STP がネットワーク トポロジを検出し、ループの有無を確認している間、LED は橙色に点灯します。このプロセスには 30 秒ほどかかり、その後、ポート LED は緑色に点灯します。
— ポート LED が点灯しない場合、接続先装置が起動していない、ケーブルに問題がある、接続先装置のアダプタに問題があるといった理由が考えられます。ケーブルに関する問題の解決方法については、トラブルシューティングを参照してください。