ディザスタ リカバリ システムと COBRAS
ディザスタリカバリ計画では、障害発生時に Cisco Unity Connection を適切にバックアップすることが不可欠です。Unity Connection のバックアップと復元には、次の 2 つのツールを使用する必要があります。
ディザスタ リカバリ システム(DRS)
ディザスタ リカバリ システム(DRS)は、[Cisco Unified Communications Manager 管理(Cisco Unified Communications Manager Administration)] から呼び出すことができるシステムで、完全なデータ バックアップおよび復元の機能を提供します。ディザスタ リカバリ システムでは、定期的にスケジュールされた自動データバックアップまたはユーザー起動のデータバックアップを実行できます。
ディザスタ リカバリ システムには、次の機能があります。
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バックアップおよび復元タスクを実行するためのユーザ インターフェイス。
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バックアップおよび復元機能を実行するための分散システム アーキテクチャ。
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バックアップのスケジューリング。
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物理テープ ドライブまたはリモート SFTP サーバへのアーカイブ バックアップ
ディザスタ リカバリ システムの詳細については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/connection/15/install_upgrade/guide/b_15cuciumg.html にある『Cisco Unity Connection のインストール、アップグレード、およびメンテナンス ガイド リリース 15』の「Cisco Unity Connection コンポーネントのバックアップと復元」の章を参照してください。
Cisco Object Backup and Restore Application Suite(COBRAS)
Cisco Objected Backup and Restore Application Suite(COBRAS)は、管理者がすべてのユーザー、コールハンドラ、インタビューハンドラ、公開配信リスト、スケジュール、およびルーティングルールの情報をバックアップし、その情報の一部またはすべてを別の Cisco Unity Connection サーバーにリストアできるように設計されたツールのセットです。これは、部分的な復元、バックアップされたものとは異なるバージョンまたは製品への復元、および複数のシステムバックアップからのデータの「マージ」を可能にするように特別に設計されています。
COBRAS の使用方法の詳細については、http://www.ciscounitytools.com/Applications/General/COBRAS/COBRAS.html にある COBRAS ヘルプを参照してください。