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目次
次の表は、Cisco IP Phone の一般的なトラブルシューティング情報を示しています。
要約 |
説明 |
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Cisco IP Phone から別の Cisco IP Phone への接続。 |
シスコでは、PC ポートを介した IP Phone 間の接続はサポートしていません。 各 IP Phone はスイッチ ポートに直接接続する必要があります。 電話機が PC ポートを使用して 1 つの回線にまとめて接続されている場合、それらの電話機は動作しません。 |
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長時間のブロードキャスト ストームのために、IP Phone がリセットされたり、コールの発信や応答ができなかったりすることがあります。 |
ボイス LAN 上の長時間(数分間)にわたるレイヤ 2 ブロードキャスト ストームのために、IP Phone がリセットされたり、アクティブなコールが失われたり、コールの発信や応答ができなくなることがあります。 ブロードキャスト ストームが終了するまで、電話機が起動しないことがあります。 |
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ネットワーク接続の電話機からワークステーションへの移行 |
ネットワーク接続を介して電話機に電力を供給している場合は、電話機のネットワーク接続を外して、そのケーブルをデスクトップ コンピュータに接続する際に注意する必要があります。
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電話機の設定変更 |
デフォルトでは、ネットワーク接続に影響を与える可能性のある変更をユーザが加えないように、ネットワーク設定オプションはロックされています。 ネットワーク設定オプションを設定する前に、それらをロック解除する必要があります。 詳細については、電話機パスワードの適用を参照してください。
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電話機と他のデバイスのコーデックの不一致 |
RxType 統計および TxType 統計に、この Cisco IP Phone と他のデバイスとのやり取りに使用されているコーデックが表示されます。 これらの統計情報の値は、一致している必要があります。 コーデックが一致しない場合、相手側のデバイスがコーデック会話を処理できるかどうか、またはトランスコーダがサービスを処理するように設置されているかどうかを確認します。 |
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電話機と別のデバイスの音声サンプルの不一致 |
RxSize 統計および TxSize 統計に、この Cisco IP Phone と他のデバイスとのやり取りに使用される音声パケットのサイズが表示されます。 これらの統計情報の値は、一致している必要があります。 |
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ループバック状態 |
ループバック状態は、次の条件を満たすと発生します。
この場合、電話機のスイッチ ポートが無効になり、次のメッセージがスイッチのコンソール ログに表示されます。 HALF_DUX_COLLISION_EXCEED_THRESHOLD この問題を解決するには、スイッチからポートを再度有効にします。 |
下の関連項目で説明するとおり、ネットワークに Cisco IP Phone を設置し、Cisco Unified Communications Manager に追加すると、電話機は起動します。
Cisco IP Phone をネットワーク ポートに接続したとき、電話機が関連項目で説明されている通常の起動プロセスを実行せず、電話スクリーンに情報が表示されません。
電話機が起動プロセスを実行しない場合、ケーブル不良、不正な接続、ネットワークの停止、電力の不足、または電話機が機能していないなどの原因が考えられます。
電話機が動作しているかどうかを確認するには、次の推奨事項に従って、考えられる他の問題を排除します。
電話機が起動プロセスの第 1 段階(LED ボタンが点滅する)を完了しても、引き続き電話スクリーンにメッセージが表示される場合、電話機は正常に起動していません。 電話機は、イーサネット ネットワークに接続され、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録されていない限り、正常に起動できません。
これ以外に、セキュリティ上の問題によって電話機が正常に起動しないこともあります。 詳細については、トラブルシューティング手順を参照してください。
電話機と、TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager の間のネットワークがダウンしている場合は、電話機が正しく起動できません。
電話機の IP アドレッシングおよびルーティングの設定を確認する必要があります。 DHCP を使用している場合は、DHCP サーバがこれらの値を提供します。 電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、これらの値を手動で入力する必要があります。
TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager へのアクセスに DNS を使用する場合は、DNS サーバを指定してあることを確認してください。
Cisco Unified Communications Manager または TFTP サービスが作動していない場合は、電話機が正常に起動できないことがあります。 このような状況では、システム全体にわたる障害が発生しており、他の電話機やデバイスも正しく起動できない可能性があります。
Cisco Unified Communications Manager サービスが作動していない場合は、コールを確立するためにこのサービスに依存しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。 TFTP サービスが作動していない場合は、多数のデバイスが正常に起動できません。 詳細については、サービスの開始を参照してください。
この章に記載された他の解決策を試みても解決しない問題が特定の電話機で存続する場合は、設定ファイルが破損している可能性があります。
電話機の新しい設定ファイルを作成します。 詳細については、新しい電話機設定ファイルの作成を参照してください。
Cisco IP Phone は、電話機がサーバに追加されている場合、または自動登録が有効になっている場合にのみ、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できます。 電話機の追加方法の情報と手順を見直して、電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されていることを確認します。
電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager Administration から を選択します。 MAC アドレスに基づいて電話機を検索するには、[検索(Find)] をクリックします。 MAC アドレスの確認方法については、電話機の MAC アドレスの決定を参照してください。
電話機がすでに Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されている場合は、設定ファイルが損傷している可能性があります。 解決策については、設定ファイルの破損を参照してください。
電話機が起動時に IP アドレスを取得できない場合は、その電話機が DHCP サーバと同じネットワークまたは VLAN 上に存在しないか、または電話機が接続されている先のスイッチ ポートが無効になっている可能性があります。
電話機が接続されている先のネットワークまたは VLAN が DHCP サーバにアクセスできること、およびスイッチ ポートが有効になっていることを確認します。
電話機が通話中やデスク上でアイドル状態のときにリセットされるという報告をユーザから受けた場合は、原因を調査する必要があります。 ネットワーク接続と Cisco Unified Communications Manager の接続が安定している場合は、Cisco IP Phone がリセットされることはありません。
通常は、イーサネット ネットワークまたは Cisco Unified Communications Manager への接続に問題がある場合に電話機がリセットされます。
断続的なネットワークの停止は、データ トラフィックと音声トラフィックにそれぞれ異なる影響を与えます。 ネットワークで断続的な停止が、検出されずに発生している可能性があります。 この場合、データ トラフィックでは喪失パケットを再送信し、パケットが受信および送信されたことを確認できます。 ただし、音声トラフィックでは、喪失パケットを取り戻すことはできません。 電話機は、失われたネットワーク接続を再送信するのではなく、ネットワークをリセットして再接続しようとします。 音声ネットワークでの既知の問題については、システム管理者にお問い合わせください。
電話機が DHCP を使用するように正しく設定されていることを確認します。 DHCP サーバが正しくセットアップされていることを確認します。 DHCP リース期間を確認します。 リース期間を 8 日に設定することを推奨します。
電話機にスタティック IP アドレスが割り当てられている場合は、正しい設定値が入力されていることを確認します。
ネットワーク使用量が多いときに Cisco IP Phone がリセットされるように思われる場合は、ボイス VLAN が設定されていない可能性があります。
Cisco Unified Communications Manager へのアクセス権を持つ管理者が 1 人だけではない場合は、他の管理者が意図的に電話機をリセットしていないかどうかを確認する必要があります。
Cisco IP Phone が Cisco Unified Communications Manager からリセット コマンドを受信したかどうかを確認するには、電話機の [アプリケーション(Applications)] を押し、 の順に選択します。
電話機が引き続きリセットされる場合は、DNS または接続の問題の特定の手順に従って、DNS またはその他の接続エラーを排除します。
電話機が再起動するのは、ほとんどの場合、外部電源から電源が供給されていたが、その接続が失われて PoE に切り替わったときです。 同様に、PoE を使用して電力が供給されている電話機が外部電源に接続された場合にも、電話機が再起動することがあります。
Cisco IP Phone が接続されている先のイーサネット接続が動作していることを確認します。 たとえば、電話機が接続されている先の特定のポートまたはスイッチがダウンしていないか、またスイッチが再起動中でないかどうかを確認します。 また、ケーブルの切断が存在しないことも確認してください。
ここでは、Cisco IP Phone のセキュリティ機能のトラブルシューティングに関する情報を示します。 これらの問題の任意の解決方法、およびセキュリティに関するトラブルシューティングの詳細情報については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager の証明書がないか、証明書が不正です。
不正な TFTP レコードが存在するか、電話機の信頼リストの対応する証明書によって設定ファイルが署名されていない可能性があります。
CTL ファイルに電話機の TFTP アドレスがありません。
新しい TFTP レコードを含む新しい CTL ファイルを作成した場合は、電話機上の既存の CTL ファイルには新しい TFTP サーバ用のレコードが含まれない可能性があります。
CTL ファイルに Cisco Unified Communications Manager サーバ用の正しい情報が含まれていません。
CTL ファイル内の Cisco Unified Communications Manager サーバの情報を変更します。
801.1X 認証の問題は、次の表で説明するカテゴリに分けることができます。
次の条件がすべて該当する場合 | 参照先 |
---|---|
この問題を解決するには、802.1X および共有秘密設定を確認します。 802.1X 認証の問題の識別を参照してください。
これらのエラーは通常、802.1X が有効である間に、電話機が工場出荷時の状態にリセットされたことを示します。 工場出荷時の状態にリセットすると、802.1X 認証とネットワーク アクセスに必要な共有秘密が削除されます。
この問題を解決するには、802.1X 認証を使用していないネットワーク環境に電話機を一時的に移動します。 電話機が正常に起動した後、802.1X 設定メニューにアクセスしてデバイス認証を有効にし、共有秘密を再入力できます。 詳しくは、802.1X 認証についてのセクションを確認してください。
DHCP IP アドレスが割り当てられていない電話機は、Cisco Unified Communications Manager に登録できません。 LCD 画面付きの電話機には、「IP を設定中(Configuring IP)」または「登録(Registering)」というメッセージが表示されます。 LCD 画面のない電話機では、ユーザがコールを発信しようとすると、ハンドセットで(ダイヤル トーンの代わりに)リオーダー音が再生されます。
ステップ 1 | Cisco IP Phone で、アプリケーションを押します。 |
ステップ 2 |
を選択して、次のオプションを確認します。
|
ステップ 3 |
DHCP を使用している場合は、DHCP サーバによって配布された IP アドレスを確認してください。 『Understanding and Troubleshooting DHCP in Catalyst Switch or Enterprise Networks』を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。 http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk361/technologies_tech_note09186a00800f0804.shtml |
ステップ 1 | 必要なコンポーネントが正しく設定されていることを確認します。 |
ステップ 2 | 電話機で共有秘密が設定されていることを確認します。 |
ステップ 1 | [アプリケーション(Applications)] を押します。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 |
また、DNS サーバに、TFTP サーバと Cisco Unified Communications Manager システムの CNAME エントリが作成されていることを確認する必要もあります。 また、DNS が逆ルックアップを実行するように設定されていることも確認する必要があります。 |
(注) |
サービスを開始または停止するには、事前にサービスをアクティブにする必要があります。 |
ステップ 1 | Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[ナビゲーション(Navigation)] ドロップダウン リストから [Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。 |
ステップ 2 | の順に選択します。 |
ステップ 3 |
[サーバ(Server)] ドロップダウン リストで、プライマリの Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。 ウィンドウに、選択したサーバのサービス名、サービスのステータス、およびサービスを停止または開始するためのサービス コントロール パネルが表示されます。 |
ステップ 4 |
サービスが停止している場合は、対応するオプション ボタンをクリックし、[開始(Start)] ボタンをクリックします。 [サービス状況(Service Status)] 記号が四角形から矢印に変わります。 |
電話機のトラブルシューティングに関する詳細については、次の Cisco Web サイトにアクセスして、目的の電話機モデルに移動してください。
目次
- トラブルシューティング
- 一般的なトラブルシューティング情報
- 起動時の問題
- Cisco IP Phone が通常の起動プロセスを実行しない
- Cisco IP Phone が Cisco Unified Communications Manager に登録されない
- 電話機にエラー メッセージが表示される
- 電話機が TFTP サーバまたは Cisco Unified Communications Manager に接続できない
- 電話機が TFTP サーバに接続できない
- 電話機がサーバに接続できない
- 電話機が DNS を使用して接続できない
- Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動
- 設定ファイルの破損
- Cisco Unified Communications Manager での電話機の登録
- Cisco IP Phone が IP アドレスを取得できない
- Cisco IP Phone のリセットの問題
- 断続的なネットワークの停止による電話機のリセット
- DHCP の設定エラーによって電話機がリセットされる
- 誤ったスタティック IP アドレスによる電話機のリセット
- ネットワーク使用量が多いときの電話機のリセット
- 意図的なリセットでの電話機リセット
- DNS エラーまたは他の接続の問題による電話機のリセット
- 電話機に電源が入らない
- 電話機が LAN に接続できない
- Cisco IP Phone のセキュリティの問題
- CTL ファイルの問題
- 認証エラー。電話機が CTL ファイルを認証できない
- 電話機が CTL ファイルを認証できない
- CTL ファイルは認証されるが、他の設定ファイルが認証されない
- ITL ファイルは認証されるが、他の設定ファイルが認証されない
- TFTP 認証が失敗する
- 電話機が登録されない
- 署名付き設定ファイルが要求されない
- 802.1X 認証の問題
- 802.1X が電話機で有効だが、電話機が認証されない
- 802.1X が有効になっていない問題
- 電話機を工場出荷時の状態にリセットすると、802.1X 共有秘密が削除される
- コールに関する一般的な問題
- コールを確立できない
- 電話機が DTMF ディジットを認識しないか、または数字が遅い
- トラブルシューティング手順
- TFTP 設定の確認
- DNS または接続の問題の特定
- DHCP 設定の確認
- 新しい電話機設定ファイルの作成
- 802.1X 認証の問題の識別
- DNS 設定の確認
- サービスの開始
- その他のトラブルシューティング情報
一般的なトラブルシューティング情報
次の表は、Cisco IP Phone の一般的なトラブルシューティング情報を示しています。
表 1 Cisco IP Phone のトラブルシューティング 要約
説明
Cisco IP Phone から別の Cisco IP Phone への接続。
シスコでは、PC ポートを介した IP Phone 間の接続はサポートしていません。 各 IP Phone はスイッチ ポートに直接接続する必要があります。 電話機が PC ポートを使用して 1 つの回線にまとめて接続されている場合、それらの電話機は動作しません。
長時間のブロードキャスト ストームのために、IP Phone がリセットされたり、コールの発信や応答ができなかったりすることがあります。
ボイス LAN 上の長時間(数分間)にわたるレイヤ 2 ブロードキャスト ストームのために、IP Phone がリセットされたり、アクティブなコールが失われたり、コールの発信や応答ができなくなることがあります。 ブロードキャスト ストームが終了するまで、電話機が起動しないことがあります。
ネットワーク接続の電話機からワークステーションへの移行
ネットワーク接続を介して電話機に電力を供給している場合は、電話機のネットワーク接続を外して、そのケーブルをデスクトップ コンピュータに接続する際に注意する必要があります。
注意 コンピュータのネットワーク カードには、ネットワーク接続を介して電力を供給できないため、接続を介して電力を供給すると、ネットワーク カードが破損する場合があります。 ネットワーク カードを保護するために、電話機からケーブルを抜いた後、10 秒以上待機してから、そのケーブルをコンピュータに接続してください。 この待機している間に、スイッチは電話機が回線に存在しなくなったことを認識し、ケーブルへの電力供給を停止することができます。
電話機の設定変更
デフォルトでは、ネットワーク接続に影響を与える可能性のある変更をユーザが加えないように、ネットワーク設定オプションはロックされています。 ネットワーク設定オプションを設定する前に、それらをロック解除する必要があります。 詳細については、電話機パスワードの適用を参照してください。
(注) 管理者パスワードが共通の電話プロファイルで設定されていない場合、ユーザはネットワーク設定を変更できます。 電話機と他のデバイスのコーデックの不一致
RxType 統計および TxType 統計に、この Cisco IP Phone と他のデバイスとのやり取りに使用されているコーデックが表示されます。 これらの統計情報の値は、一致している必要があります。 コーデックが一致しない場合、相手側のデバイスがコーデック会話を処理できるかどうか、またはトランスコーダがサービスを処理するように設置されているかどうかを確認します。
電話機と別のデバイスの音声サンプルの不一致
RxSize 統計および TxSize 統計に、この Cisco IP Phone と他のデバイスとのやり取りに使用される音声パケットのサイズが表示されます。 これらの統計情報の値は、一致している必要があります。
ループバック状態
ループバック状態は、次の条件を満たすと発生します。
- 電話機の [ネットワークの設定(Network Configuration)] メニューの [SW ポート設定(SW Port Configuration)] オプションが [10 ハーフ(10 Half)](10-BaseT/半二重)に設定されている。
- 電話機に外部電源から電力が供給されている。
- 電話機の電源が切れている(電源装置が接続されていない)。
この場合、電話機のスイッチ ポートが無効になり、次のメッセージがスイッチのコンソール ログに表示されます。
HALF_DUX_COLLISION_EXCEED_THRESHOLD
この問題を解決するには、スイッチからポートを再度有効にします。
起動時の問題
- Cisco IP Phone が通常の起動プロセスを実行しない
- Cisco IP Phone が Cisco Unified Communications Manager に登録されない
- 電話機にエラー メッセージが表示される
- Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動
- 設定ファイルの破損
- Cisco Unified Communications Manager での電話機の登録
- Cisco IP Phone が IP アドレスを取得できない
関連情報
Cisco IP Phone が通常の起動プロセスを実行しない
ソリューション
電話機が動作しているかどうかを確認するには、次の推奨事項に従って、考えられる他の問題を排除します。
関連情報
Cisco IP Phone が Cisco Unified Communications Manager に登録されない
電話機が起動プロセスの第 1 段階(LED ボタンが点滅する)を完了しても、引き続き電話スクリーンにメッセージが表示される場合、電話機は正常に起動していません。 電話機は、イーサネット ネットワークに接続され、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録されていない限り、正常に起動できません。
これ以外に、セキュリティ上の問題によって電話機が正常に起動しないこともあります。 詳細については、トラブルシューティング手順を参照してください。
電話機にエラー メッセージが表示される
Cisco Unified Communications Manager および TFTP サービスの未作動
問題
Cisco Unified Communications Manager または TFTP サービスが作動していない場合は、電話機が正常に起動できないことがあります。 このような状況では、システム全体にわたる障害が発生しており、他の電話機やデバイスも正しく起動できない可能性があります。
ソリューション
Cisco Unified Communications Manager サービスが作動していない場合は、コールを確立するためにこのサービスに依存しているネットワーク上のすべてのデバイスが影響を受けます。 TFTP サービスが作動していない場合は、多数のデバイスが正常に起動できません。 詳細については、サービスの開始を参照してください。
Cisco Unified Communications Manager での電話機の登録
ソリューション
Cisco IP Phone は、電話機がサーバに追加されている場合、または自動登録が有効になっている場合にのみ、Cisco Unified Communications Manager サーバに登録できます。 電話機の追加方法の情報と手順を見直して、電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに追加されていることを確認します。
電話機が Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されていることを確認するには、Cisco Unified Communications Manager Administration から を選択します。 MAC アドレスに基づいて電話機を検索するには、[検索(Find)] をクリックします。 MAC アドレスの確認方法については、電話機の MAC アドレスの決定を参照してください。
電話機がすでに Cisco Unified Communications Manager データベースに登録されている場合は、設定ファイルが損傷している可能性があります。 解決策については、設定ファイルの破損を参照してください。
Cisco IP Phone のリセットの問題
電話機が通話中やデスク上でアイドル状態のときにリセットされるという報告をユーザから受けた場合は、原因を調査する必要があります。 ネットワーク接続と Cisco Unified Communications Manager の接続が安定している場合は、Cisco IP Phone がリセットされることはありません。
通常は、イーサネット ネットワークまたは Cisco Unified Communications Manager への接続に問題がある場合に電話機がリセットされます。
- 断続的なネットワークの停止による電話機のリセット
- DHCP の設定エラーによって電話機がリセットされる
- 誤ったスタティック IP アドレスによる電話機のリセット
- ネットワーク使用量が多いときの電話機のリセット
- 意図的なリセットでの電話機リセット
- DNS エラーまたは他の接続の問題による電話機のリセット
- 電話機に電源が入らない
意図的なリセットでの電話機リセット
Cisco IP Phone のセキュリティの問題
ここでは、Cisco IP Phone のセキュリティ機能のトラブルシューティングに関する情報を示します。 これらの問題の任意の解決方法、およびセキュリティに関するトラブルシューティングの詳細情報については、『Cisco Unified Communications Manager Security Guide』を参照してください。
CTL ファイルの問題
コールに関する一般的な問題
トラブルシューティング手順
TFTP 設定の確認
手順
ステップ 1 電話機が使用する TFTP サーバの IP アドレスは、[アプリケーション(Applications)] を押し、次の順に選択することによって確認できます。 ステップ 2 を選択します。 ステップ 3 電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、手動で [TFTP サーバ 1(TFTP Server 1)] オプションに設定値を入力する必要があります。 ステップ 4 DHCP を使用している場合は、電話機は TFTP サーバのアドレスを DHCP サーバから取得します。 オプション 150 で、IP アドレスが設定されていることを確認します。 ステップ 5 また、電話機が代替 TFTP サーバを使用できるように設定することもできます。 このような設定は、電話機の場所を最近移動した場合などに特に役立ちます。 ステップ 6 ローカル DHCP が正しい TFTP アドレスを提供しない場合は、電話機で代替 TFTP サーバが使用できるようにします。 これは多くの場合、VPN シナリオで必要です。
DNS または接続の問題の特定
手順
ステップ 1 [設定のリセット(Reset Settings)] メニューを使用して、電話機をデフォルト値にリセットします。 ステップ 2 次の操作を実行して、DHCP および IP の設定を変更します。 ステップ 3 Cisco Unified Communications Manager サーバで、正しい IP アドレスにマッピングされている正しい Cisco Unified Communications Manager サーバ名がローカル ホスト ファイルに指定されていることを確認します。 ステップ 4 Cisco Unified Communications Manager から の順に選択し、サーバが DNS 名ではなく IP アドレスで参照されていることを確認します。 ステップ 5 Cisco Unified Communications Manager から、 をクリックします。 この Cisco IP Phone に正しい MAC アドレスが割り当てられていることを確認します。 の順に選択します。 この電話機を検索するには、[検索(Find)] ステップ 6 電話機の電源をオフ/オンにします。
関連タスク
関連資料
DHCP 設定の確認
手順
ステップ 1 Cisco IP Phone で、アプリケーションを押します。 ステップ 2 を選択して、次のオプションを確認します。
[DHCP サーバ(DHCP Server)]:電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、[DHCP サーバ(DHCP Server)] オプションに値を入力する必要はありません。 ただし、DHCP サーバを使用している場合は、このオプションに値が指定されている必要があります。 値が見つからない場合は、IP ルーティングおよび VLAN の設定を確認してください。 『Troubleshooting Switch Port and Interface Problems』を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。
[IP アドレス(IP Address)]、[サブネット マスク(Subnet Mask)]、[デフォルト ルータ(Default Router)]:電話機にスタティック IP アドレスを割り当てている場合は、これらのオプションの設定値を手動で入力する必要があります。
ステップ 3 DHCP を使用している場合は、DHCP サーバによって配布された IP アドレスを確認してください。 『Understanding and Troubleshooting DHCP in Catalyst Switch or Enterprise Networks』を参照してください。このマニュアルは、次の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk361/technologies_tech_note09186a00800f0804.shtml
新しい電話機設定ファイルの作成
手順
(注)
- Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。 電話機の電話番号(1 つまたは複数)は、Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。 これらは、「未定義の DN」と呼ばれ、他のデバイスで使用できます。 未定義の DN を他のデバイスで使用しない場合は、Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。 ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
- 電話ボタン テンプレートのボタンを変更したり、異なる電話ボタン テンプレートを電話機に割り当てたりすると、電話機から電話番号にアクセスできなくなることがあります。 Cisco Unified Communications Manager データベースでは、引き続き電話番号が電話機に割り当てられていますが、コールに応答するためのボタンがないためです。 これらの電話番号は、電話機から消去し、必要に応じて削除してください。
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager で、 をクリックして、問題が発生している電話機を特定します。 を選択し、[検索(Find)] ステップ 2 [削除(Delete)] を選択して、電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。
(注) Cisco Unified Communications Manager データベースから電話機を削除すると、設定ファイルが Cisco Unified Communications Manager TFTP サーバから削除されます。 電話機の電話番号(1 つまたは複数)は、Cisco Unified Communications Manager データベースに残ります。 これらは、「未定義の DN」と呼ばれ、他のデバイスで使用できます。 未定義の DN を他のデバイスで使用しない場合は、Cisco Unified Communications Manager データベースから削除します。 ルート プラン レポートを使用すると、未定義の DN を表示および削除できます。 詳細については、『Cisco Unified Communications Manager Administration Guide』を参照してください。
ステップ 3 電話機を Cisco Unified Communications Manager データベースに追加し直します。 ステップ 4 電話機の電源をオフ/オンにします。
関連情報
サービスの開始
手順
ステップ 1 Cisco Unified Communications Manager の管理ページで、[ナビゲーション(Navigation)] ドロップダウン リストから [Cisco Unified サービスアビリティ(Cisco Unified Serviceability)] を選択し、[移動(Go)] をクリックします。 ステップ 2 の順に選択します。 ステップ 3 [サーバ(Server)] ドロップダウン リストで、プライマリの Cisco Unified Communications Manager サーバを選択します。 ウィンドウに、選択したサーバのサービス名、サービスのステータス、およびサービスを停止または開始するためのサービス コントロール パネルが表示されます。
ステップ 4 サービスが停止している場合は、対応するオプション ボタンをクリックし、[開始(Start)] ボタンをクリックします。 [サービス状況(Service Status)] 記号が四角形から矢印に変わります。